JP2001223991A - マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法 - Google Patents
マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法Info
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Abstract
グルやマルチストーリーの2つ以上のシーンを同時に再
生することが出来ない。 【解決手段】ストリームID付け替え回路101によ
り、ストリームIDをアングル番号に応じたものに付け
替える。各MPEGデコーダ102は、それぞれ異なる
アングル番号の信号をデコードする。
Description
チアングル映像やマルチストーリーといった同時進行す
るイベントの複数の映像等のデータをMPEGにより圧
縮して記録した光ディスクや光磁気ディスクや半導体等
の記録媒体から、これらのデータを再生するマルチシー
ン記録媒体の再生装置及び方法に関する。
信号を、直径12cmの光ディスクに約2時間分記録出
来るシステムとして、DVD(Digital Versatile Dis
c)が知られている。DVDでは、NTSC等の映像デ
ータを、MPEGで圧縮してディスクに記録している。
その他にも音声や字幕情報なども各種の圧縮方式によっ
て圧縮された後、システムレベルでMPEGのストリー
ムにして記録している。これらのディスクには、通常、
1つの映像とそれに対応した音声や字幕が記録されてい
る。
置から撮影した複数の映像が記録されていて、ユーザー
の好みによりその中から1つの映像を選択して見ること
が出来るような箇所を含むこともある。このような箇所
をマルチアングルと呼んでいる。マルチアングルでは、
多くの場合、同じシーンを異なった角度から撮影してい
るので、映像に対応する音声は共通で、所要時間も同じ
になっている。
り、映像に加え、音声や所要時間も異なってくるものも
ある。これは、マルチストーリーと呼ばれており、ユー
ザーが選択した映像により、話の展開や結末が異なって
くるというものである。
マルチストーリーを総称してマルチシーンと記す。
は、ディスクドライブの再生速度の制約や再生回路の処
理能力の制約から、DVDプレーヤーやパソコンでは2
つ以上の場面のデータを十分再生できなかったこともあ
り、マルチシーン部分では1つの映像を選択して見てい
た。
は再生装置の能力により、マルチシーンについては、そ
の中の1つのシーンしか同時に見られないが、ユーザー
によっては「纏めて全部のシーンを見てしまいたい。」
とか「最初にざっと全てのシーンの内容を見て、より気
に入ったシーンを決めたい」という要望が出ることは容
易に想像される。
は、特開平10−93908号公報「マルチシーン記録
媒体の再生装置及び方法」に開示されている。現在パソ
コン用にn倍速以上(n≧2)のDVDドライブが登場し
ているので、再生回路をn個用意して接続すれば上記特
許に示された様に能力的にはn個のシーンを再生可能で
ある。
映像のストリームIDが全てE0になっているため、2
つ以上のシーンを再生しようとした場合には、各MPE
Gデコーダは自分のデコードすべき映像データの区別が
出来るようにする工夫が必要である。例えばパソコンの
拡張ユニットに3枚のMPEGデコーダボードを実装
し、各拡張ユニット(各再生回路)のパソコン上のI/O
アドレスをA番地・B番地・C番地の様に変えておき、
ディスクからデータを読み出す際に各拡張ユニット用の
データのみを読み出して、対応する拡張ユニットだけに
供給する必要がある。当然のことながら、連続してデー
タが読めないため、n倍速のドライブでも再生出来るス
トリーム数はかなり減ってしまう。更に、各ユニットへ
の映像データの交通整理をパソコン側で行なう必要があ
るため、パソコンのパワーもかなり必要である。
ード能力の高いデコーダでは、その高いデコード能力を
生かして複数のMP@ML画像をデコード出来る様にな
ると考えられる。このようなデコーダを用いる場合に
は、1つの拡張ユニット内で1本のストリームのまま受
け取って複数のシーンを処理してしまうため、ユニット
のI/Oアドレスで区別することもできず、折角の高い
デコード能力も生かすことができない。
し、複数のMP@MLデコーダを使えば、マルチシーン
を同時にデコードできそうだが、実際にマルチシーンを
同時再生する具体的な方法までは考えられていなかっ
た。
な点に鑑みてなされたもので、DVDディスクやDVD
−RAMやメモリーなどの各種媒体から連続して読み取
った、マルチアングルやマルチストーリーの2つ以上の
シーンを同時に再生することが可能なマルチシーン記録
媒体の再生装置及び方法を提供することを目的とするも
のである。
に、本発明のマルチシーン記録媒体の再生装置は、同時
進行するイベントのマルチシーンを記録した記録媒体か
ら前記マルチシーンのデータを読み出して再生する装置
において、前記マルチシーンを記録した前記記録媒体か
ら読み出したストリームを出力する読出手段と、前記ス
トリームが入力され、マルチシーン番号に応じて前記ス
トリームのストリームIDを付け替えるストリームID
付替手段と、前記ストリームIDを付け替えたストリー
ムからマルチシーンを再生する再生手段とを備えたこと
を特徴とする。
のマルチシーン記録媒体の再生装置は、同時進行するイ
ベントのマルチシーンを記録した記録媒体から前記マル
チシーンのデータを読み出して再生する装置において、
前記マルチシーンを記録した前記記録媒体から読み出し
たストリームを出力する読出手段と、前記ストリームが
入力され、マルチシーン番号に応じて前記ストリームに
識別フラグを付加する識別フラグ付加手段と、前記スト
リームIDを付加したストリームからマルチシーンを再
生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
のマルチシーン記録媒体の再生方法は、同時進行するイ
ベントのマルチシーンを記録した記録媒体から前記マル
チシーンのデータを読み出して再生する方法において、
読出手段により、前記マルチシーンを記録した前記記録
媒体から読み出したストリームを出力するステップと、
前記ストリームが入力され、ストリームID付替手段に
よりマルチシーン番号に応じて前記ストリームのストリ
ームIDを付け替えるステップと、再生手段により、前
記ストリームIDを付け替えたストリームからマルチシ
ーンを再生するステップとを備えたことを特徴とする。
のマルチシーン記録媒体の再生方法は、同時進行するイ
ベントのマルチシーンを記録した記録媒体から前記マル
チシーンのデータを読み出して再生する方法において、
読出手段により、前記マルチシーンを記録した前記記録
媒体から読み出したストリームを出力するステップと、
前記ストリームが入力され、識別フラグ付加手段により
マルチシーン番号に応じて前記ストリームに識別フラグ
を付加するステップと、再生手段により、前記ストリー
ムIDを付加したストリームからマルチシーンを再生す
るステップとを備えたことを特徴とする。
明細書中では、これらマルチアングルやマルチストーリ
ーを総称してマルチシーンと記す。
の形態について図1を用いて詳細に説明する。
MPEGエンコーダにより圧縮符号化された後、マルチ
シーンなどの各種機能や、他の情報(音声・字幕・各種
制御情報など)を付加してプログラムストリームにさ
れ、ECC(エラー訂正;Error Correction Code)処
理を経て、変調して記録用データが出来上がる。このデ
ータをDVD−ROMに製版したり、DVD−RAMに
記録したりして、DVDディスクが出来上がる。
高倍速のDVDドライブで再生される。
ンのデータが再生される。このときDVDドライブはn
個のシーンを全て再生出来るだけの速度が必要なことは
いうまでもない。DVDドライブが非常に速く、n個よ
り多くのシーンを再生可能な場合には、全てのシーンの
データ或いはn個より多いシーンのデータを再生して、
その中からデコードしたいn個のシーンだけを後で選ん
でも良い。
スクから全てのシーンのデータを連続して読み取った場
合の例である。DVDドライブで復調およびECC(エ
ラー訂正)を経て出力されてきたストリームが、図のA
地点におけるストリームになる。このストリームは映像
部分のみについて書いているが、実際には図示されてな
い箇所に音声・副映像(字幕)などのデータが存在するこ
ともある。A地点のストリームには、再生した全てのマ
ルチシーンのデータが含まれているが、どのデータもス
トリームIDがE0になっている。ストリームIDはM
PEGの規格で決められているフラグで、映像データの
場合E0〜EFまで計16個の値を設定することが可能
となっている。そして映像のMPEGデコーダは、この
ストリームIDによってデコードするストリームを選択
する様になっている。従ってこのままでは、どの部分の
データをデコードすれば良いの分からない。本発明では
MPEGデコーダの前に、ストリームID付け替え回路
101を置いて、マルチシーンの各シーンのデータが異
なるストリームIDになる様にした。
路101は、入力されたマルチアングルのストリーム
(ストリームIDはいずれも“E0”)をアングル番号
に応じてストリームIDを付け替えて、アングル番号が
1はストリームIDをE0、アングル番号が2はストリ
ームIDをE1、アングル番号が3はストリームIDを
E2として複数のMPEGデコーダ102へ出力する。
各MPEGデコーダはそれぞれ異なる識別フラグの映像
信号を再生することにより、複数のアングルを同時に再
生することが出来る。
1について図2を用いて更に詳細に説明する。
図中A地点のどのデータが、どのアングル(シーン)のも
のなのかを知る必要がある。この情報は、ディスクから
特定のシーンのデータを読み出しているDVDドライブ
のピックアップ制御回路が知っている。例えば、アング
ル番号1のデータを読み出すためには、ピックアップ制
御回路はピックアップの位置を制御し、ディスク上のア
ングル番号1のデータが記録されている箇所から、アン
グル番号1のデータを読み出す必要があるわけで、当然
読み出しているデータがどのアングル番号のものなのか
を把握しているわけである。或いはピックアップ制御回
路がセクター番号といったディスク上の位置しか把握し
てない場合には、ディスクの情報を管理しているMPU
等がディスク上の位置とそこに記録されているデータの
アングル番号を把握している。
するまで該当データを見失わない様にしておけば、A地
点の各データに対するアングル番号が分かる。
を用いたが、同様な機能を司っていれば他の回路であっ
ても良いことはいうまでもない。例えば装置全体を制御
しているシステムMPUでピックアップの制御まで行な
っていることもあり、その場合にはシステムMPUが該
当する。
ル番号が分かったら、ストリームID付け替え回路10
1で、実際にデータの中のストリームIDを付け替え
る。いま、アングル番号1のデータのストリームIDを
E0、アングル番号2のデータのストリームIDをE
1、アングル番号3のデータのストリームIDをE2に
付け替える場合について説明する。
トリームID付け替え回路101の実施例を図2に示
す。
像・音声・その他のパックの集合体になっている。また
映像自体も沢山のパックから構成されている。1パック
の大きさは2048バイトになっている。各パックの先
頭は、4バイトのPack#Start#Code、すなわち000001BAh
で始まる。この値は映像をはじめ、音声やその他のパッ
クでも同じ値であり、この値によりパックの先頭位置が
把握出来る。
tart#Codeの値である000001BAhを検出している。パック
の先頭には、パックヘッダーが14バイト存在し、続い
てパケットヘッダーが存在する。パケットヘッダーの先
頭は、3バイトのPacket#Start#Code#Prefix、すなわち
000001hがあり、その後に1バイトのストリームIDが
続く。このストリームIDの値は、映像や音声やその他
のパックによって異なるので、映像パックだけを選び出
すことが出来る。
検出回路201からパックの先頭を示すパック先頭情報
が入力されると、このパックが映像パックか否か検出
し、映像パックのときには映像パック検出情報を出力す
る。映像パックの場合、ストリームIDは、EO〜EF
にするようにMPEGで決められている。このストリー
ムIDが、今回問題となっているストリームIDのこと
で、DVDの場合、映像は全てE0になっている。
トリームIDをピックアップ制御回路から得たアングル
番号情報により、例えばアングル番号1のパックならス
トリームIDをE0→E0に、アングル番号2のパック
ならストリームIDをE0→E1に、アングル番号3の
パックならストリームIDをE0→E2に置き換えて出
力する。
番号1・・E0→E0(付け替えなし)、アングル番号2
・・E0→E1、アングル番号3・・E0→E2、のように
付け替えたが、特にこれに限定するものではない。例え
ば、ユーザーが選択した順番にE0,E1,E2,・・
・と割り振ってもいいし、画面上の表示位置とストリー
ムIDを関連づけて、例えば4画面なら左上E0,右上
E1,左下E2,右下E3,の様に割り振ってもいい。
更に、ストリームIDと表示画面数を関連づけて、スト
リームID数が4つ以下なら4画面表示とし、9つ以下
なら9画面表示、16個以下なら16画面表示の様に表
示画面数を切り替えてもよい。
数が満たない場合、例えば3シーンしか選択しなかった
場合は、残りの1画面を黒画面やミュートしたり、ユー
ザーへ各種情報を提供するのに使うことが考えられる。
このような場合にも、デコーダ自体が黒画面等の圧縮デ
ータを内蔵したり、ストリームID付け替え回路などか
ら内蔵の圧縮データを供給することにより、画面上も柔
軟な表示が可能になる。また、MPUから指定された内
容のデータをストリームID付け替え回路から出力して
も良く、表示データの圧縮はMPU側で行なっても、ス
トリームID付け替え回路などで簡易的に圧縮してMP
EGデータにしても良い。
るマルチシーンのデータはストリームIDで区別出来る
様になるので、複数のマルチシーン映像のデコードが可
能になる。
の形態について図3を用いて詳細に説明する。
タと同じものなので説明は省略する。
別フラグ付加回路301を配置し、連続して読み取った
マルチシーンの各シーンのデータがサブストリームID
等のストリーム中に付加したフラグにより識別出来る様
にした。
は、入力されたマルチシーンのストリーム(ストリーム
IDはいずれも“E0”)をアングル番号に応じて識別
フラグを付加し、複数の識別フラグ認識機能付MPEG
デコーダ302へ出力する。この識別フラグ認識機能付
MPEGデコーダ302は、第1の実施の形態と比較
し、識別フラグを認識することができる機能を有してい
る点が異なる。各MPEGデコーダはそれぞれ異なるス
トリームIDの映像信号を再生することにより、複数の
アングルを同時に再生することが出来る。
て図4を用いて更に詳細に説明する。
上サブストリームIDと呼ぶことにする。
リームIDを00、アングル番号2のデータのサブスト
リームIDを01、アングル番号3のデータのサブスト
リームIDを02にする場合についての動作について図
4を用いて説明する。なお、MPEGストリームの構造
は図15を参照のこと。
E0のパックとして検出することが出来る。パケットヘ
ッダーは、3バイトのPacket#Start#Code#Prefixに続
き、1バイトのストリームIDが続く。その後にパケッ
ト長や各種のフラグが5バイトほど続き、オプション領
域が来る。オプション領域は、図15の点線で囲った領
域で、先程の各種フラグで指定した項目が存在する。通
常、PTS,DTSに続き、前述のフラグで指定した各
種データが続き、User#DATA領域となる。この領域にユ
ーザーが決めたフラグ類を置くことが出来る。例えば、
このような領域にサブストリームIDの様な識別フラグ
を入れてストリームを送り出せば良い。
が変わる場合には、それに関連したビットの変更も必要
になってくるが、これはMPEG規格に準拠して適宜直
せば良い。これらを盛り込んだのが、B’地点のストリ
ームに相当する。このストリームは映像のMPEGデコ
ーダに供給される。通常のMPEGデコーダの使い方で
は、ストリームIDだけしか見ないため、複数の映像を
共通バスで送った場合、目的のシーンだけをデコードす
ることはできない。そこで識別フラグ(サブストリーム
ID)を読み取ってデコードするMPEGデコーダを用
意するか、或いは識別フラグをMPU等で読みとって、
デコードするストリームやパックを決めるようなシーケ
ンスを取り入れ、各シーンのデコードを行なう。
#Codeの値である000001BAhを検出している。
検出回路201からパックの先頭を示すパック先頭情報
が入力されると、このパックが映像パックか否か検出
し、映像パックのときには映像パック検出情報を出力す
る。
3は、ピックアップ制御回路から得たアングル番号情報
により、例えばアングル番号1のパックならE0、アン
グル番号2のパックならE1、アングル番号3のパック
ならE2のストリームIDをオプション領域に挿入す
る。
るマルチシーンのデータはサブストリームID等の識別
フラグによって区別出来る様になるので、複数のマルチ
シーン映像のデコードが可能になる。
の形態について図5を用いて詳細に説明する。
のA地点のデータと同じ内容なので説明は省略する。
MUX回路501を配置し、連続して読み取ったマルチ
シーンの各シーンのデータを予め分離してから、図に示
す信号形式で各MPEGデコーダ502に供給する様に
した。
6を用いて更に詳細に説明する。
情報を把握している回路からは、アングル番号を表す信
号(ANGLE[1..0])が送られてくるものとする。例え
ば、アングル番号1のデータ期間中1、アングル番号2
のデータ期間中2、アングル番号3のデータ期間中3、
それ以外の期間は0が送られて来るものとする。
成されたDEMUX回路501を通すことにより、MP
EGデコーダへはB”〜D”の様な各シーン用のストリ
ームだけが出力されていく。ここでは回路の遅延時間が
ない理想的な状態で回路例を記載したが、遅延時間が無
視できない場合には、各信号間の時間を合わせる必要が
あることはいうまでもない。
デコーダはデコードするストリームIDがE0のまま
で、それぞれのシーンのデータだけをデコードすること
が出来る。
必要なストリームをそれらデコーダに供給するようにし
たので、複数のマルチシーン映像のデコードが可能にな
る。
の形態について図7を用いて詳細に説明する。
述のA地点のデータと同じ内容なので説明は省略する。
UX回路701を配置し、マルチシーンの各シーンのデ
ータに合わせて、それぞれDATA#VALID信号を作成し、各
MPEGデコーダにストリームと同時に供給する様にし
た。
り込む際にVALID信号を併用するものが多く、図示した
様な複数のシーンを含むデータでもVALID信号を供給す
れば、それぞれのシーンのデータだけを取り込める様に
なる。
る。またVALID信号を使用しないタイプのMPEGデコ
ーダの場合には、このVALID信号により転送CLKを止
めることにより、必要なシーンのデータだけが取り込ま
れる。そしてどちらの場合も、各MPEGデコーダはデ
コードするストリームIDがE0のままで、それぞれの
シーンのデータだけをデコードすることが出来る。
8(VALID信号生成)を用いて詳細に説明する。
ングル番号を表す信号(ANGLE[1..0])が送られてくる
ものとする。例えば、アングル番号1のデータ期間中
1、アングル番号2のデータ期間中2、アングル番号3
のデータ期間中3、それ以外の期間は0が送られて来る
ものとする。これを図8に示す論理回路により構成され
たDEMUX回路701を通して各シーンに対応したVA
LID信号を得る。一方、ストリームについては、A'''地
点のままのストリームをMPEGデコーダに送れば良
い。ここでは回路の遅延時間がない理想的な状態で回路
例を記載したが、遅延時間が無視できない場合には、各
信号間の時間を合わせる必要があることはいうまでもな
い。
図9(転送CLK制御)の構成としても良い。
ば図9に示す構成とすれば良い。この様な回路により入
力された転送CLK自体は連続なクロックだが、各MP
EGデコーダに送られる転送CLKは、デコードするシ
ーンのデータの時だけ転送CLKが送られる様になるの
で、必要なシーンのデータだけがMPEGデコーダに取
り込まれる。
の形態について図10および図11を用いて詳細に説明
する。
ビット内容は、図1の例と同じものとして説明する。
力で独立に持っているか同時に転送出来る場合は図1と
同じで良いが、入出力を共通バスで行なう場合には、入
力と出力を時分割で行なうために、図10に転送レート
を高くするためのメモリ、FIFO−A,FIFO−B
が必要になる場合もある。
作を説明する。
から1Byte読み込む。次にステップ1102にて直
近4Byteが000001BAか否かが判断される。ステップ
1101にて直近4Byteが000001BAと判断された場
合には次のステップ1104へ進み、されなかった場合
にはステップ1103にて読み込んだ値を1Byte出
力しステップ1101へ戻る。ステップ1104では読
み込んだ値を1Byte出力し、次にステップ1105
では入力ストリームから10Byte読み込むと共に出
力する。次にステップ1106にて入力ストリームから
1Byte読み込む。
が000001E0か否かが判断される。ステップ1107にて
直近4Byteが000001E0と判断された場合には次のス
テップ1109へ進み、されなかった場合にはステップ
1108にて読み込んだ値を1Byte出力しステップ
1106へ戻る。
ならストリームIDをE0からE0に、アングル番号が
2ならストリームIDをE0からE1に、アングル番号
が3ならストリームIDをE0からE2に置きかえる。
次にステップ1110にて読み込んだ値を1Byte出
力しステップ1101へ戻る。
11のフローチャートによる動作により、マルチシーン
のデータのストリームIDが付け替えられて、ストリー
ムが各MPEGデコーダに供給される。図11は、本発
明のストリームIDの付け替え箇所についてのみフロー
チャートを記した。MPEGのデコードは、図10に示
されないハードウェアで行なっても良いし、外部のMP
EGデコーダにストリームを送らずに引き続きCPU1
001でMPEGデコード用のソフトウェアで行なって
も良い。
の形態について図10および図12を用いて詳細に説明
する。
ビット内容は、図3のA',B'と同じである。
力で独立に持っているか同時に転送出来る場合は、図3
と同じで良いが、入出力を共通バスで行なう場合には、
前の実施例と同様、メモリFIFOが必要になる場合も
ある。
作を説明する。
から1Byte読み込む。次にステップ1202にてパ
ックの先頭か(直近4Byteが000001BAか)否かが判
断される。ステップ1201にてパックの先頭と判断さ
れた場合には次のステップ1204へ進み、されなかっ
た場合にはステップ1203にて読み込んだ値を1By
te出力しステップ1201へ戻る。ステップ1204
では読み込んだ値を1Byte出力し、次にステップ1
205では入力ストリームから1Byte読み込む。
の最後か否かが判断される。ステップ1206にて最後
と判断された場合には次のステップ1208へ進み、さ
れなかった場合にはステップ1207にて読み込んだ値
を1Byte出力しステップ1205へ戻る。
が1ならオプション領域にE0に、アングル番号が2な
らE1に、アングル番号が3ならE2を追加する。次に
ステップ1209にて読み込んだ値と追加したオプショ
ン領域の2Byteを出力しステップ1201へ戻る。
12のフローチャートによる動作により、マルチシーン
のデータにサブストリームIDが付加された後、ストリ
ームが各MPEGデコーダに供給される。図12は、本
発明のサブストリームIDの追加箇所についてフローチ
ャートを記した。この他に、オプション領域の有無やサ
イズ等が変わる場合には、関連するビットをMPEG規
格に従って修正することになる。またMPEGのデコー
ドは、図示されないハードウェアで行なっても良いし、
CPU1001でMPEGデコード用のソフトウェアで
行なっても良い。
の形態について図10および図13を用いて詳細に説明
する。
ビット内容は、図5のA”,B”〜D”と同じである。
転送タイミングは、データバスが入力1系統・出力n系
統で独立に持っているか同時に転送出来る場合は、図5
と同じで良いが、入出力を共通バスで行なう場合には、
前の実施例と同様、メモリFIFOが必要になる場合も
ある。本発明では、CPU1001に示したようなフロ
ーチャートによって、マルチシーンのデータの分離が行
なわれて、ストリームが各MPEGデコーダに供給され
る。
作を説明する。
から1パック読み込む。
がE0か否かが判断される。ステップ1302にてスト
リームIDがE0と判断された場合には次のステップ1
304へ進み、されなかった場合にはステップ1303
にて読み込んだ1パックを出力しステップ1301へ戻
る。
1か否かが判断される。ステップ1304にてアングル
番号が1と判断された場合にはステップ1305にて読
み込んだ1パックをアングル番号1用のデコーダに出力
しステップ1301へ戻り、されなかった場合には次の
ステップ1306へ進む。
2か否かが判断される。ステップ1306にてアングル
番号が2と判断された場合にはステップ1307にて読
み込んだ1パックをアングル番号2用のデコーダに出力
しステップ1301へ戻り、されなかった場合には次の
ステップ1308へ進む。
3か否かが判断される。ステップ1308にてアングル
番号が3と判断された場合にはステップ1309にて読
み込んだ1パックをアングル番号3用のデコーダに出力
しステップ1301へ戻り、されなかった場合には次の
ステップ1310へ進む。
ックを出力し、ステップ1301へ戻る。
すフローチャートとしても良い。
作を説明する。
から1パック読み込む。
がE0か否かが判断される。ステップ1402にてスト
リームIDがE0と判断された場合には次のステップ1
404へ進み、されなかった場合にはステップ1403
にて読み込んだ1パックを出力しステップ1401へ戻
る。
1か否かが判断される。ステップ1404にてアングル
番号が1と判断された場合にはステップ1405にて読
み込んだ1パックとVALID信号をアングル番号1用のデ
コーダに出力しステップ1401へ戻り、されなかった
場合には次のステップ1406へ進む。
2か否かが判断される。ステップ1406にてアングル
番号が2と判断された場合にはステップ1407にて読
み込んだ1パックとVALID信号をアングル番号2用のデ
コーダに出力しステップ1401へ戻り、されなかった
場合には次のステップ1408へ進む。
3か否かが判断される。ステップ1408にてアングル
番号が3と判断された場合にはステップ1409にて読
み込んだ1パックとVALID信号をアングル番号3用のデ
コーダに出力しステップ1401へ戻り、されなかった
場合には次のステップ1410へ進む。
ックを出力し、ステップ1401へ戻る。
ビット内容は、図7のA''',B'''〜C'''と同じであ
る。転送タイミングは、データバスが入力・出力で独立
に持っているか同時に転送出来る場合は、図7と同じで
良いが、入出力を共通バスで行なう場合には、前の実施
例と同様、メモリFIFOが必要になる場合もある。
なフローチャートによって、マルチシーンの各データに
対応したVALID信号が生成され、ストリームとVALID信号
が各MPEGデコーダに供給される。
路に関するところについてのみフローチャートを記し
た。MPEGのデコードは、図示されないハードウェア
で行なっても良いし、CPU1001でMPEGデコー
ド用のソフトウェアで行なっても良い。
の形態を実行するハードウェアは、図10の様な計算機
を例に書いたが、記述したような処理が実行できれば、
この構成以外でも良く、特にハードウェアを限定するも
のではない。また、図10のFIFO−Bは映像用MP
EGデコーダに内蔵されているバッファ1601(図1
6参照)で兼用しても良い。
フローチャートでは一例を記載したが、同様な結果が得
られれば、これ以外のアルゴリズムを用いても良いこと
はいうまでもなく、特にこのアルゴリズムに限定するも
のではない。また各フローチャートは、主にストリーム
ID変換やストリーム分離の所を中心に動作を記載した
ものであり、細部に関しては、一般的に行なわれている
図示されてないサブルーチンにより処理が行なわれる。
また実際に復号化をする場合には、図示されてないMP
EGデコード用のハードウェア、或いは一般的に用いら
れている復号化動作を行なう図示されてない各種サブル
ーチンにより、復号動作は行われる。
に図や説明を記載してあるが、特に映像に限定するもの
ではなく、音声やプライベートストリーム等が一緒に入
っていても良い。また、この場合には、図中には記載さ
れてないが、映像以外のデコード回路も必要なことはい
うまでもない。
総数が3シーンのディスクを、約3倍速のドライブで全
シーンを再生し、3個のMPEGデコーダに供給する場
合を例に述べたが、各実施例とも記録されたシーンの総
数・ドライブの速度・読み出しシーン数・選ぶシーンの
数やMPEGデコーダ数を限定しているわけではなく、
これらの諸条件が違う場合にも同様にして考えていけば
良い。また、マルチアングルを例に図を書いたが、マル
チストーリーの場合には、各シーンの記録間隔がもっと
増える傾向があるが、基本的な考え方は同様である。ま
た各実施例では特にことわっていないが、各デコーダの
STCの設定についても、ほぼ同じ値にしている。音声
信号に関しては、マルチアングルの場合には選んだシー
ンに関係なく共通なので特に考慮する必要はない。マリ
チストーリーの場合には、各シーンと音が対応している
ので、選択したシーンの中から音を選ぶことになる。
数個記載してあるが、MP@HLデコーダ等の高速なデ
コード能力を活用したマルチSDデコード機能などを用
いても良く、その場合には1つのIC内に仮想的なデコ
ーダが複数存在することになる。
置や画面数や無画面処理をストリームIDと関連付ける
例についても述べたが、第2以降の実施の形態でも、画
面表示位置や画面数や無画面処理を、サブストリームI
D,ストリームID,デコーダ等と関連づけてもいいこ
とはいうまでもない。
実施例だけに限定するものではなく、1台のTV画面内
に分割して表示しても良いし、複数台のTV等の表示装
置に1シーンずつ表示してもいい。更に例えば16画面
の場合なら、1台の表示装置に4画面ずつ表示し、4台
で計16画面表示するなど、両者を併用してもよい。
を例に説明したが、特にDVD−ROMに限定するもの
ではなく、同様な考え方でストリームを記録すれば、D
VD−RAMや半導体メモリーや磁気記録媒体といった
他の記録媒体でも同様なことがいえる。
したが、特にMP@MLに限定するものではなく、もっ
と画素数の少ないものやMP@HLの様に画素数の多い
ものであっても良い。
シーンを記録した記録媒体から、複数のシーンを連続し
て読み出し、同時にデコードし表示することが可能にな
る。
す図。
示す図。
よる動作を示すフローチャート。
よる動作を示すフローチャート。
よる動作を示すフローチャート。
よる動作を示すフローチャート。
2,702…MPEGデコーダ、201,401…パッ
ク先頭検出回路、202,402…映像パック検出回
路、203…ストリームID処理回路、301…識別フ
ラグ付加回路、302…識別フラグ認識機能付MPEG
デコーダ、403…オプション領域Substream#ID付加回
路、501,701…DEMUX回路、1001…CP
U。
Claims (5)
- 【請求項1】 同時進行するイベントのマルチシーンを
記録した記録媒体から前記マルチシーンのデータを読み
出して再生する装置において、 前記マルチシーンを記録した前記記録媒体から読み出し
たストリームを出力する読出手段と、 前記ストリームが入力され、マルチシーン番号に応じて
前記ストリームのストリームIDを付け替えるストリー
ムID付替手段と、 前記ストリームIDを付け替えたストリームからマルチ
シーンを再生する再生手段とを備えたことを特徴とする
マルチシーン記録媒体の再生装置。 - 【請求項2】 同時進行するイベントのマルチシーンを
記録した記録媒体から前記マルチシーンのデータを読み
出して再生する装置において、 前記マルチシーンを記録した前記記録媒体から読み出し
たストリームを出力する読出手段と、 前記ストリームが入力され、マルチシーン番号に応じて
前記ストリームに識別フラグを付加する識別フラグ付加
手段と、 前記ストリームIDを付加したストリームからマルチシ
ーンを再生する再生手段とを備えたことを特徴とするマ
ルチシーン記録媒体の再生装置。 - 【請求項3】 前記再生手段は、MPEGフォーマット
により圧縮されたマルチシーンのストリームをデコード
することを特徴とする請求項1記載のマルチシーン記録
媒体の再生装置。 - 【請求項4】 同時進行するイベントのマルチシーンを
記録した記録媒体から前記マルチシーンのデータを読み
出して再生する方法において、 読出手段により、前記マルチシーンを記録した前記記録
媒体から読み出したストリームを出力するステップと、 前記ストリームが入力され、ストリームID付替手段に
よりマルチシーン番号に応じて前記ストリームのストリ
ームIDを付け替えるステップと、 再生手段により、前記ストリームIDを付け替えたスト
リームからマルチシーンを再生するステップとを備えた
ことを特徴とするマルチシーン記録媒体の再生方法。 - 【請求項5】 同時進行するイベントのマルチシーンを
記録した記録媒体から前記マルチシーンのデータを読み
出して再生する方法において、 読出手段により、前記マルチシーンを記録した前記記録
媒体から読み出したストリームを出力するステップと、 前記ストリームが入力され、識別フラグ付加手段により
マルチシーン番号に応じて前記ストリームに識別フラグ
を付加するステップと、 再生手段により、前記ストリームIDを付加したストリ
ームからマルチシーンを再生するステップとを備えたこ
とを特徴とするマルチシーン記録媒体の再生方法。
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JP2000035159A JP4095221B2 (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001223991A5 JP2001223991A5 (ja) | 2006-01-19 |
JP4095221B2 JP4095221B2 (ja) | 2008-06-04 |
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ID=18559400
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-
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- 2000-02-14 JP JP2000035159A patent/JP4095221B2/ja not_active Expired - Lifetime
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