JP4187629B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場に設置して使用されるパチンコ機などの弾球遊技機に関するものである。
本明細書中では、遊技球としてパチンコ球、また、遊技盤面に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とする。
弾球遊技機の一つであるパチンコ機では、本体基部に遊技盤が着脱自在に取り付けられ、さらに、遊技盤の遊技領域を透視可能にする窓部が取り付けられている。また、遊技盤の背面には、遊技の際に作動される駆動装置の作動を制御する作動制御装置やパチンコ球の球通路などが取り付けられている。設置されているパチンコ機を遊技性の異なるパチンコ機へ交換する場合には、新たな機種のパチンコ機と設置されているパチンコ機との本体基部が交換されるか、又は、本体基部を据え置きとして遊技盤のみが交換される。
ところで、パチンコ機は機種に関わらず多くの共通部品が使用されているが、本体基部を交換してしまうと、共通部品も同時に交換することになって共通部品をリユースできなくなり、機種交換に伴うコストが高くなってしまう。また、遊技盤のみを交換した場合、パチンコ機の外観のデザインに変化がないため、外観から新たな機種のイメージが遊技者に伝わりにくい。
このため、本体基部に遊技盤及び窓部を支持可能な支持部材を着脱自在に取り付け、機種交換の際に遊技盤及び窓部とともに支持部材を交換可能とすることによって、本体基部の共通部品のリユースを可能にしながら、パチンコ機の外観のイメージに変化を加えることが検討されている。
しかしながら、機種交換の作業は一般に作業者一人で行われるが、機種交換の際に支持部材を交換する場合、遊技盤、窓部、作動制御装置、球通路などの重量が支持部材に加わるため、作業者一人で支持部材の本体基部からの取り外し、支持部材の本体基部への取り付け、支持部材の持ち運びなどの作業を行うと、作業者への負担が大きくなり、その重量も重くなるため、支持部材を落下させてしまうおそれがある。このことが、支持部材や遊技盤や窓部などの破損の原因や作業者の怪我の原因、支持部材の交換に伴う作業の効率が低下する原因となることが考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技盤や窓部を支持する支持部材を交換する作業を安全かつ効率良く行うことができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技盤をその内部に支持し、上部に持ち運び時に把持される取っ手が設けられた枠状の支持部材と、前記支持部材が着脱自在に取り付けられる本体基部とを備え、前記本体基部から前記支持部材の取り付けを解除したときに、支持部材の上部が前面側に倒れないように仮固定する仮固定装置が設けられた弾球遊技機において、前記取っ手は、左右水平方向に延びた棒状部材の両端部からそれぞれ直交する略下方向に延びる脚部を含むコ字状に形成されるとともに、前記脚部のそれぞれの先端部から脚部に直交して水平方向外向きに突出した第1軸を備えている。前記仮固定装置は、前記支持部材の上部に左右方向に間隔を空けて固定され、それぞれ前記支持部材に固定される底板部と、この底板部の左右に略直角に立ち上がるように連設された内壁部と外壁部とを有するコ字形状に形成され、各々の外壁部には円弧状のガイド溝が設けられた一対のブラケットと、前記一対のブラケットに、それぞれの後端側で左右方向に水平な第2軸により回動自在に軸着された略板状部材で構成され、前端側に前記取っ手の第1軸がそれぞれ挿入される第1軸挿入孔が設けられるとともに中間部には前記第2軸と平行に延びて前記ガイド溝に挿通される支持軸が設けられ、前記後端側に設けられた第1バネにより、前記支持軸をガイド溝内で変位させながら前端側が上方に移動するように回動付勢された一対の取っ手付勢部材と、前記一対のブラケットにそれぞれ前記第2軸と平行な第3軸により軸着され、前記各々の取っ手付勢部材の外側に隣接する位置で、倒伏した係止解除位置と起立した係止位置との間で回動自在であり、前記係止解除位置における後端部に上方に突出した係止部を有するとともに前端部には前記取っ手付勢部材の回動とともに前記ガイド溝に沿って変位する前記支持軸が当接する当接面を有し、後端側を上方へと付勢する第2バネによって前記係止解除位置から係止位置に起立する方向に付勢された一対の係止部材と、前記一対の取っ手付勢部材のそれぞれの上面に接触するように前記本体基部に設けられ、本体基部の背面側から前面側に向かって高さが異なる傾斜面を有し、本体基部に対して前記支持部材の上部が手前に傾けられたときに、前記傾斜面との係合位置を変えることに伴って前記第1バネの付勢による前記一対の取っ手付勢部材の回動を規制する一対の付勢規制部材と、前記本体基部の前面上部から下向きに突出し、前記一対の係止部材が前記係止位置に起立した状態で前記支持部材がその上部を手前に傾けるように変位したときに、前記支持部材の変位とともに移動する前記係止部材の移動経路内に突出した一対の係止面とから構成される。
そして上記構成により、前記本体基部との間の固定を解除し、前記支持部材がその上部を前方に傾けるように変位したときに、前記付勢規制部材との係合位置が変わることに伴って前記第1バネの付勢により前記取っ手付勢部材が回動することに連動して前記係止部材を第2バネの付勢により前記係止解除位置から前記係止位置に起立させ、係止位置に起立した係止部材と前記係止面とを係止させることにより支持部材の上部が前方に傾かないように仮固定し、また、前記支持部材の上部が前方に傾いて前記付勢規制部材による前記取っ手付勢部材との係合が断たれることにより、前記取っ手付勢部が前記第1バネの付勢により回動してその前端側の上方への移動とともに前記取っ手を上方に突出させ、さらに、把持した前記取っ手が引き上げられることに連動して前記取っ手付勢部材に設けられた支持軸を前記係止部材の当接面に当接させ、前記係止部材を前記第2バネの付勢に抗して前記係止解除位置まで回動させることによって、前記係止部と前記係止面との係止を解いて前記支持部材の仮固定を解除することができる。
なお、前記支持部材を前記本体基部に取り付けるときに前記取っ手付勢部材と当接し、前記支持部材の前記本体基部に取り付ける方向への変位に伴って、前記取っ手付勢部材を前記取っ手の付勢方向とは反対の方向に移動させる付勢規制部材を前記本体基部に設けることが好ましい。
以上のように、本発明の弾球遊技機では、把持することが可能な形状に形成された取っ手と、取っ手を、支持部材を本体基部に取り付ける方向と略直交する方向に変位可能に保持するとともに、前記略直交する方向に付勢する取っ手付勢部材と、支持部材を本体基部から取り外す方向に変位させた際に、取っ手付勢部材による付勢によって本体基部に設けられた係止部に係止する係止位置と、この係止を解除する係止解除位置との間で回動自在な係止部材とを支持部材に設けたので、支持部材を本体基部から取り外す際に支持部材を本体基部に仮固定することが可能になり、また、取っ手を把持することによって支持部材の持ち運びを行いやすくすることが可能になるので、支持部材を交換する際の作業を安全かつ効率良く行うことができる。さらには、支持部材を本体基部から取り外す際に、取っ手を把持することによって、支持部材を保持する部分を支持部材に設けなかった場合に比べて支持部材を本体基部から引き出しやすくなり、また、支持部材を取り外した際の支持部材の持ち運びも容易になって、支持部材を交換する際の作業を効率良くすることができる。
また、支持部材を本体基部に取り付けるときに取っ手付勢部材と当接し、支持部材の本体基部に取り付ける方向への変位に伴って、取っ手付勢部材を取っ手の付勢方向とは反対の方向に回動させる付勢規制部材を本体基部に設けたので、支持部材を本体基部に取り付ける際に、取っ手を取っ手の付勢方向と反対方向に押圧して支持部材を本体基部に取り付ける作業を行わずに、支持部材を本体基部に仮固定可能又は固定可能な状態とすることができるので、支持部材を交換する際の作業を効率良く行うことができる。なお、仮固定とは、支持部材を本体基部から取り外す作業の過程で支持部材が本体基部に保持されている状態を示し、固定とは支持部材の本体基部への取り付けが完了した状態を示す。
図1及び図2に示す本実施形態のパチンコ機10は、本体基部11、遊技盤12、ガラス枠ユニット13から構成されている。遊技盤12及びガラス枠ユニット13は本体基部11に着脱自在に取り付けられている。
本体基部11は、上部と下部の2つに区画された矩形の枠形状に形成されており、その下部には下部ユニット11aが取り付けられている。下部ユニット11aには、操作ハンドル11b、後述する受皿21、パチンコ球発射装置などが設けられている。
遊技盤12の背面には、メイン制御基盤(メイン制御装置)11c及びサブ制御基盤(サブ制御装置)11dが設けられている。メイン制御基盤11cは、機種に応じた遊技の実行処理を行い、さらに、サブ制御基板11dに対して命令を行うための制御を行う。サブ制御基盤11dは、後述する図柄表示装置14の表示制御、ランプ11eの点灯制御、スピーカー11fから出力される音声制御などの各駆動装置の作動を制御する。
遊技盤12の前面側には遊技領域が設けられており、この遊技領域には、図柄表示装置14、始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17、アタッカ18、アウト口19が設けられている。図示は省略してあるが、遊技盤12の遊技領域にはその他複数の障害釘や風車などが適宜箇所に設けられている。
操作ハンドル11bが操作されると、パチンコ球の発射装置によってパチンコ球が遊技盤12の遊技領域に打ち出され、打ち出されたパチンコ球が始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17、アウト口19のいずれかに入る。始動入賞口15にパチンコ球が入賞すると当たり又はハズレを決定する抽選が行われるとともに図柄表示装置14が作動される。図柄表示装置14では、図柄の可変表示及び抽選の結果に応じた演出処理などが行われる。そして、図柄が停止表示されたときに、予め定められた図柄の組み合わせが表示されていると当たりとなり、通常状態から遊技者にとって有利となる当たり状態へと所定期間移行される。
当たり状態となると、アタッカ18が、一回につき、その奥に設けられている大入賞口を所定時間又はパチンコ球が所定個数入賞するまで開放するように回動され、これが所定回数繰り返される。始動入賞口15、通常入賞口16、大入賞口にパチンコ球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じて所定個数のパチンコ球が払い出し口20から受皿21に払い出される。一方、始動入賞口15、通常入賞口16、大入賞口に入賞しなかったパチンコ球はアウト口19に入ってハズレ球として回収される。
図2に示すように、ガラス枠ユニット13は、支持部材22と窓部23とを備えている。本体基部11には、支持部材22の外周よりも一回り大きく凹ませた支持部材取付部11gが形成されている。支持部材取付部11gには支持部材22が着脱自在に取り付けられる。
支持部材22は遊技盤12及び窓部23を支持可能な構造となっている。支持部材22は、矩形の枠形状に形成され、その前面側から遊技盤12が着脱自在に取り付けられる。窓部23は支持部材22に対して回転自在で、かつ着脱自在に取り付けられている。窓部23を回転させると、支持部材22の前面側を開閉することが可能になる。窓部23の前面には、ランプ11eやスピーカー11fなどが取り付けられている。
窓部23にはガラス窓24が取り付けられている。ガラス窓24は、ガラス枠24aとガラス24bとから構成されている。ガラス24bはガラス枠24aに嵌め込まれている。ガラス枠24aは、窓部23に対して回転自在でかつ着脱自在に取り付けられている。窓部23は遊技盤12の前面側に配置されているため、窓部23が支持部材22の前面を閉じた状態のとき、ガラス24bを通して遊技盤12の遊技領域が透視可能となる。
図3に示すように、支持部材22の上部には、支持部材22を本体基部11に仮固定し、本体基部11で下部が支持された状態の支持部材22を、その上部が前方に倒れて本体基部11から脱落することを防ぎ、また、仮固定を解除して支持部材22を本体基部11から分離してその持ち運びができるようにする仮固定装置30が設けられている。なお、図3では図の煩雑化を防ぐために、株ユニット11a、遊技盤12、窓部23は図示を省略している。
図4に示すように、仮固定装置30は、把持することが可能な取っ手31、取っ手31が一体に固定された一対の取っ手付勢部材32、本体基部11に係止する一対の係止部材33、取っ手付勢部材32及び係止部材33が取り付けられ、断面が略コの字形状となるように形成された一対のブラケット34を備えている。
取っ手31は、取っ手31を把持することが可能なコの字形状に形成されている。取っ手31の一対の脚部31aには、脚部31aに連なるように軸31b(第1軸)が形成されている。軸31bは脚部31aと直交し、かつ、外向きに突出するように形成されている。
取っ手付勢部材32は、板状に形成されており、その長手方向の両端が円弧状になっている。取っ手付勢部材32には、取っ手付勢部材32の長手方向の端部を幅方向に沿って中央部まで略円弧状に切り欠いた切り欠き32aが形成されており、切り欠き32a内の内壁32bには取っ手付勢部材32の側面に連なる図示しない孔が形成されている。内壁32bの孔(第1軸挿入孔)は軸31b(第1軸)を挿通可能な大きさに形成されており、軸31bが切り欠き32aの内壁に形成された孔から挿通されると、軸31bの先端が取っ手付勢部材32の外側の側面に形成された孔から突出する。軸31bの突出部分にはキャップ35が取り付けられている。キャップ35が軸31bに取り付けられると、キャップ35が取っ手付勢部材32の側面に引っ掛かり、軸31bが取っ手付勢部材32から抜け落ちることが防止される。取っ手31は軸31bを中心に矢印Aの示す方向で回動自在となるが、取っ手31を回動させると、脚部31aは切り欠き32aの縁部32cに当接するため、脚部31aが回動する範囲は一定の範囲内に規制される。
取っ手付勢部材32の側面のうち、切り欠き32aが形成される面には、切り欠き32aとは反対の端部側に位置するように水平な軸32d(第2軸)が設けられている。軸32dはブラケット34の側面から突出するようにブラケット34に取り付けられている。これにより、取っ手付勢部材32は軸32dを中心に矢印Bの示す方向に回動自在となり、取っ手31は、支持部材22を本体基部11に取り付ける方向(図2の矢印Cに示す方向)に略直交する方向(矢印Dの示す方向)の示す方向に変位可能となる。軸32dの突出部分にはキャップ35が取り付けられている。キャップ35は軸32dがブラケット34から抜け落ちることを防止する。
取っ手付勢部材32の軸32dが設けられている面とは反対側の側面には、切り欠き32aとは反対の端部側に位置するように軸32eが設けられている。軸32eはその先端部が、ブラケット34の軸取付部34aに取り付けられている。軸取付部34aは、その内部が軸32eの直径よりも一回り大きく形成されており、軸32eが軸取付部34aに取り付けられると軸32eは回動自在となる。軸32eにはトーションバネ36(第1バネ)が取り付けられている。取っ手付勢部材32は、トーションバネ36によって切り欠き32aが形成されているほうの端部が上方に付勢されている。このため、取っ手31は矢印Dに示す方向のうちの上方に付勢される。
また、取っ手付勢部材32の軸32dが設けられている面とは反対側の側面には、略中央に位置するように支持軸32fが設けられている。支持軸32fの先端はブラケット34に形成されたガイド溝34bへと突出しており、支持軸32fの突出部分にはキャップ35が取り付けられている。キャップ35は支持軸32fがブラケット34から抜け落ちることを防止する。ガイド溝34bは取っ手付勢部材32の回動する経路に沿うように形成されており、取っ手付勢部材32が回動すると、支持軸32fがガイド溝34b内を変位する。取っ手31を矢印Dの示す方向のうち上方向に変位させると、支持軸32fがガイド溝34bの端部に係止するため、取っ手31を把持することによって支持部材22を保持することが可能になる。
図5に示すように、支持部材22を本体基部11に取り付けたときに、それぞれの取っ手付勢部材32の上方に位置するように、本体基部11には一対の付勢規制部材11hが設けられている。付勢規制部材11hは、支持部材22を本体基部11に取り付ける方向へ変位させたときに、取っ手付勢部材32の上面に接触して取っ手付勢部材32が回動する範囲を規制する。付勢規制部材11hは、本体基部11への取付部分から先端にかけて(本体基部11の背面側から前面側への方向)高さ方向の幅が除々に細くなるように縦断面の形状が略三角形状に形成されており、さらに、その先端部は高さ方向に揺動可能となるように弾性を有する材料で形成されている。このため、支持部材22を本体基部11から取り外すときに、支持部材22の移動に伴い、取っ手付勢部材32が付勢規制部材11hから剥離するにしたがって除々に回動される。また、支持部材22を本体基部11から取り外すときに、作業者が取っ手付勢部材32が付勢規制部材11hの下方に位置する状態から取っ手31を上方に変位させた場合、取っ手付勢部材32が付勢規制部材11hに負荷をかけるように接触しても付勢規制部材11hはその弾性によって負荷を緩和すべく撓むため、付勢規制部材11hが破損してしまうことを防止できる。
図6に示すように、係止部材33は、その底面に取り付けられたバネ37(第2バネ)を介してブラケット34に取り付けられている。バネ37は、係止部材33が図6中上方に突出する方向に係止部材33を付勢している。また、係止部材33の両側面で、その前端側には軸32d(第2軸)と平行な一対の軸33a(第3軸)が設けられている。軸33aはブラケット34の軸支持部34c,34dを貫通するように取り付けられており、係止部材33は軸33aを中心に回動自在となっている。軸33aの先端側の軸支持部34c,34dから突出した部分には前述したキャップ35が取り付けられている。係止部材33の前面は支持軸32fが当接する当接面33bとなっている。支持軸32fが図4の矢印Bで示す方向のうちの上方向に回動されると、当接面33bに支持軸32fが当接し、係止部材33はバネ37の付勢力に抗して図5の矢印Eに示す方向に回動する。すなわち、支持軸32fは取っ手31に連動して変位するため、取っ手31を図4の矢印Dの示す方向のうちの上方向に変位させると係止部材33が矢印Eに示す方向に回動する。
また、係止部材33の後端には係止部33cが形成され、係止部33cは係止面33dを備えている。係止面33dはバネ37の付勢によって係止部材33が傾斜した状態で、係止面11iと略平行となるように形成(図10参照)されており、支持部材22が本体基部11から取り外される方向に変位すると、取っ手付勢部材32の当接面33bへの当接による回動の規制が解除されて、バネ37の付勢力が働くようになり係止面33cは係止面11iに係止する。係止部材33は、支持部材22が本体基部11から取り外される方向に変位すると係止面33cが係止面11iに係止する係止位置(図8に示す位置)と、取っ手31の変位に伴う支持軸32fの変位によって係止面33cと係止面11iとの係止が解除される係止解除位置(図9に示す位置)との間で軸33aを中心に回動される。
ブラケット34には取付片34eが設けられている。取付片34eの略中央部にはネジ挿通用の孔が形成されており、詳しくは図示しないが支持部材22のブラケット34を取り付ける部分には取付片34eの孔に対応するようにネジ孔が形成されている。そして、取付片34の孔からネジを挿通させることによってブラケット34は支持部材22に位置決め及び固定される。
次に、上記のように構成されたパチンコ機10の作用について説明する。図7に示すように、ガラス枠ユニット13の交換の際に支持部材22を本体基部11から取り外す方向(図中F方向)に変位させると、図8に示すように、係止部材33の係止面33cと本体基部11の係止面11iとが係止し、支持部材22が本体基部11に仮固定された状態となる。これにより、支持部材22の取り外しを段階的に行うことが可能になり、作業者の怪我を防止し、作業を安全に行うことができるようになる。また、支持部材22を本体基部11から取り外す方向へ変位させると、取っ手付勢部32と付勢規制部材11hとの接触部分が付勢規制部材11hの先端に向かって変位するため、付勢規制部材11hの形状に沿って取っ手付勢部32の回動範囲が広くなる。これにより、取っ手付勢部32はトーションバネ36の付勢により軸32eを中心に図中時計方向(図中G方向)に除々に回動し、取っ手31が上方に突出する。そして、図9に示すように、作業者が取っ手31をさらに上方に変位させて支持軸32fを変位させることによって、係止部材33が係止位置から係止解除位置(図5中H方向)に回動し、係止部材33と本体基部11との係止が解除される。図5に示すように、この状態を保ったまま、取っ手31を把持しながら支持部材22を本体基部11から分離する。取っ手31を把持すると、支持部材22を保持する部分を支持部材22に設けなかった場合に比べて、支持部材22の本体基部11からの取り外しや支持部材22の持ち運びが容易になる。
支持部材22を本体基部11に取り付ける場合、作業者が支持部材22の側端部を保持しながら取っ手31を把持して上方に変位させると、係止部材33の当接面33bは支持軸32fと当接し、係止部材33はバネ37の付勢力に抗して係止解除位置に変位する。この状態を保ったまま、支持部材22を本体基部11に取り付ける方向(図5中I方向)に変位させると、取っ手付勢部32の上面が付勢規制部材11hに当接して軸32eを中心に図中反時計方向(図5中H方向)に回動し、取っ手31が下方に変位する。このとき、作業者は取っ手31を把持することを中止する。そして、図10に示すように、作業者が係止部材33の規制を解除した状態で、支持部材22を本体基部11の支持部材取付部11gへと押し当てるようにすると、取っ手31が図5中H方向へとさらに変位して本体基部11内に収納される。なお、支持部材22と本体基部11とを固定する方法はビスによる固定や嵌合による固定など適宜の方法にしてよい。
上記実施形態では、取っ手31、取っ手付勢部32、係止部材33をブラケット34に回動自在となるように取り付けたが、支持部材22に回動自在となるように直接取り付けてもよい。
本発明を実施したパチンコ機の前面側の斜視図である。 本体基部からガラス枠ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 本体基部から支持部材を取り外すときの状態を示す斜視図である。 仮固定装置の斜視図である。 本体基部から支持部材が分離された状態を示す縦断面図である。 係止部材の構成を示す斜視図である。 本体基部から支持部材の取り外しを開始したときの状態を示す縦断面図である。 本体基部から支持部材を取り外すときに支持部材が仮固定された状態を示す縦断面図である。 本体基部から支持部材を取り外すときに支持部材の仮固定が解除された状態を示す縦断面図である。 本体基部に支持部材が取り付けられている状態を示す縦断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機
11 本体基部
11h 付勢規制部材
12 遊技盤
13 ガラス枠ユニット
22 支持部材
30 仮固定装置
31 取っ手
32 取っ手付勢部材
33 係止部材
34 ブラケット

Claims (1)

  1. 遊技盤をその内部に支持し、上部に持ち運び時に把持される取っ手が設けられた枠状の支持部材と、前記支持部材が着脱自在に取り付けられる本体基部とを備え、前記本体基部から前記支持部材の取り付けを解除したときに、支持部材の上部が前面側に倒れないように仮固定する仮固定装置が設けられた弾球遊技機において、
    前記取っ手は、左右水平方向に延びた棒状部材の両端部からそれぞれ直交する略下方向に延びる脚部を含むコ字状に形成されるとともに、前記脚部のそれぞれの先端部から脚部に直交して水平方向外向きに突出した第1軸を備え、
    前記仮固定装置は、
    前記支持部材の上部に左右方向に間隔を空けて固定され、それぞれ前記支持部材に固定される底板部と、この底板部の左右に略直角に立ち上がるように連設された内壁部と外壁部とを有するコ字形状に形成され、各々の外壁部には円弧状のガイド溝が設けられた一対のブラケットと、
    前記一対のブラケットに、それぞれの後端側で左右方向に水平な第2軸により回動自在に軸着された略板状部材で構成され、前端側に前記取っ手の第1軸がそれぞれ挿入される第1軸挿入孔が設けられるとともに中間部には前記第2軸と平行に延びて前記ガイド溝に挿通される支持軸が設けられ、前記後端側に設けられた第1バネにより、前記支持軸をガイド溝内で変位させながら前端側が上方に移動するように回動付勢された一対の取っ手付勢部材と、
    前記一対のブラケットにそれぞれ前記第2軸と平行な第3軸により軸着され、前記各々の取っ手付勢部材の外側に隣接する位置で、倒伏した係止解除位置と起立した係止位置との間で回動自在であり、前記係止解除位置における後端部に上方に突出した係止部を有するとともに前端部には前記取っ手付勢部材の回動とともに前記ガイド溝に沿って変位する前記支持軸が当接する当接面を有し、後端側を上方へと付勢する第2バネによって前記係止解除位置から係止位置に起立する方向に付勢された一対の係止部材と、
    前記一対の取っ手付勢部材のそれぞれの上面に接触するように前記本体基部に設けられ、本体基部の背面側から前面側に向かって高さが異なる傾斜面を有し、本体基部に対して前記支持部材の上部が手前に傾けられたときに、前記傾斜面との係合位置を変えることに伴って前記第1バネの付勢による前記一対の取っ手付勢部材の回動を規制する一対の付勢規制部材と、
    前記本体基部の前面上部から下向きに突出し、前記一対の係止部材が前記係止位置に起立した状態で前記支持部材がその上部を手前に傾けるように変位したときに、前記支持部材の変位とともに移動する前記係止部材の移動経路内に突出した一対の係止面とから構成され、
    前記本体基部との間の固定を解除し、前記支持部材がその上部を前方に傾けるように変位したときに、前記付勢規制部材との係合位置が変わることに伴って前記第1バネの付勢により前記取っ手付勢部材が回動することに連動して前記係止部材を第2バネの付勢により前記係止解除位置から前記係止位置に起立させ、係止位置に起立した係止部材と前記係止面とを係止させることにより支持部材の上部が前方に傾かないように仮固定し、
    また、前記支持部材の上部が前方に傾いて前記付勢規制部材による前記取っ手付勢部材との係合が断たれることにより、前記取っ手付勢部が前記第1バネの付勢により回動してその前端側の上方への移動とともに前記取っ手を上方に突出させ、
    さらに、把持した前記取っ手が引き上げられることに連動して前記取っ手付勢部材に設けられた支持軸を前記係止部材の当接面に当接させ、前記係止部材を前記第2バネの付勢に抗して前記係止解除位置まで回動させることによって、前記係止部と前記係止面との係止を解いて前記支持部材の仮固定が解除されることを特徴とする弾球遊技機。
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