JP4187492B2 - スポーツラケットの2ピースグロメット組立体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポーツラケットに関するものである。特に、本発明はストリング(又はガット)が早く破断する危険性を減少するとともに、ラケットの全体的なフィール(打撃感)を向上させることができるスポーツラケットのための2ピース構成のグロメット組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スポーツラケット、例えば、テニス用、ラケットボール用、スカッシュ用、及びバドミントン用のラケットとはよく知られており、ハンドル組立体に結合したヘッド部分を設けたフレームを有する。ヘッド部分は内側面及び外側面を有するフープ部と、多数のグロメット孔とにより形成され、ヘッド部分の内側面及び外側面にこれらグロメット孔をドリルで貫通形成するのが一般的である。グロメット組立体はフープの外側面の少なくとも一部分にわたり延在し、グロメット孔に整列して突入する互いに離れて内方に突出する複数個のバレルを有する。ラケットストリングはグロメット組立体のバレルに貫通する。グロメット組立体はラケットストリングとフープ部との間の直接的な接触を防止し、ヘッド部分がラケットストリングを支持できるようにする。
【0003】
既存のラケットは、プラスチック又はナイロン製のグロメットを使用してストリング(又はガット)を張る。これらナイロン又はプラスチック材料は通常は硬いもので、ショアD硬さのスケールで50以上の範囲の硬度計値を有するのが一般的である。この硬いグロメット材料は耐摩耗性があり、早期のストリング破断を防止するのに有用である。しかし、一般的な硬いグロメット組立体は、ラケットにボールが当たったことにより生ずる大きな衝撃及び振動を減衰することがほとんどできない。このような衝撃は一般的に衝撃波を生じ、ラケットのヘッド部分からハンドルに達し、手、腕、及び肩まで遡上する。この衝撃及び振動は苦痛を伴って不快であり、ユーザーにとって有害でさえもある。最低でも、衝撃及び振動はユーザーのラケットのフィール(使用感)に悪影響を与え、ラケットに対してよくない印象を与える。グリップによりクッション効果又は緩衝効果を与えるが、グリップ単独ではユーザーが感じる衝撃及び振動を大幅に減少することはできない。
【0004】
フレームに伝わる前にストリングにおけるこの衝撃及び振動を減少しようとする試みとして、若干のラケットは、熱塑性ゴムのようなショアA硬さのスケールが柔らかい材料でグロメットを形成するものがあった。これら柔らかい材料は、衝撃及び振動を減衰する上でより一層効果的であるが、ストリングに加わる応力及びストリングの移動がグロメット組立体を摩耗させてストリングとフレームの粗い端縁との間の接触を生ぜしめ、最終的には早いストリング破断を招くことになる。
【0005】
他の試みとしては、衝撃減衰特性を有する改良したグロメット組立体を設けるものがあった。これらグロメット組立体は、比較的硬い材料で形成し、かつやはり硬い材料で形成して内方に突出する複数個のスリーブを設けたベースストラップと、各スリーブの末端に突入する個別の柔らかい管状のインサートとを有している。この形態は、ストリングがフレームの外側面に接触するのを防止するが、柔らかい管状のインサートはフレームが硬いベースストラップ及びスリーブに接触するのを阻止しない。この結果、インサートは、ボールが当たったときにラケットに発生する衝撃及び振動をより減少することにはならない。
【0006】
衝撃減衰特性を有する改良したグロメット組立体を提供する他の試みとして、グロメット組立体にベースストラップと、内方に突出する複数個のスリーブと、外側ストラップを設けるものがある。ベースストラップ及びスリーブは、ナイロンを主成分とする材料により形成する。外側ストラップをベースストラップの外側面に配置し、スリーブの基端部に突入させる。外側ストラップはベースストラップにも貫通し、スリーブ間の位置でフレームの外側面に接触する。しかし、 ヘッドストラップ及びスリーブのナイロンを主成分とする材料は、衝撃及び振動減衰特性が低い。更に、硬い外側ストラップとフレームとの間の接触は、グロメット組立体における衝撃及び振動を減衰する能力を制限する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ボールが当たったときにユーザーが感じる衝撃及び振動の量を減少するグロメット組立体に対する要望は依然として存在する。更に、ユーザーに向上したフィール(打撃感)を与え、また使用中に一層心地よい音響的応答を与える改良したグロメット組立体を有するスポーツラケットに対する要望も依然としてある。更に求められているのは、フレームと接触することによるストリングの損傷が早まる危険性を減少又は排除するグロメット組立体である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スポーツラケットにおける2ピース構成のグロメット組立体を提供する。スポーツラケットは、複数個のグロメット孔を設けたフレームと、少なくとも1個のラケットストリングを有する。グロメット組立体は、第1グロメット部材及びだ2グロメット部材を有する。第1グロメット部材は、第1細条と、少なくとも2個の互いに離れたバレルとを有する。第1細条は、フレームに接触する第1内側面と、第1外側面とを有する。バレルは第1内側面からほぼ直交するように突出する。各バレルは、このバレルの長手方向軸線に沿って延在する第1ストリング孔を有する。各バレルはフレームにおける個別のグロメット孔に貫入する形状にする。第2グロメット部材は、第2細条と、少なくとも2個の互いに離れたペグを有する。第2細条は、第2内側面と第2外側面とを有する。ペグは第2内側面からほぼ直交するように突出する。各ペグは第2ストリング孔を有する。第2内側面は第1外側面に接触し、ペグはバレル内に突入して第1ストリング孔と第2ストリング孔とがほぼ同軸状に整列する。第1グロメット部材は、例えば、天然ゴム、合成ゴム、熱塑性ウレタン、弾性ポリマー材料又はこれらの組み合わせの第1材料で形成する。第1グロメット部材は、第1細条及び少なくとも1個のバレルを有する。第1細条は第1内側面と第1外側面とを有する。少なくとも1個のバレルは第1内側面からほぼ直交するよう突出させる。各バレルはフレームの個別のグロメット孔に貫入する形状にする。第1グロメット部材は第1材料で形成する。第2グロメット部材は、第2細条と少なくとも2個の互いに離れたペグを有する。第2細条は第2内側面及びだ2外側面を有する。ペグは第2内側面からほぼ直交するよう突出させる。各ペグは第2ストリング孔を有する。第2内側面は第1外側面に接触し、ペグはバレル内に突入して第1ストリング孔と第2ストリング孔とがほぼ同軸状に整列する。第1材料は、ショアA硬さ又はショアD硬さのスケールにおける第2材料の硬度計値よりも小さいショアA硬さのスケールでの硬度計値を有するものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面につき本発明の好適な実施の形態を説明し、同一の参照符号は同一部分を示すものとする。
【0010】
図1において、スポーツラケットを参照符号10で示す。図1のラケット10は、テニスラケットとして構成するが、本発明は他のタイプのスポーツラケットとしても構成することができ、例えば、ラケットボール用、スカッシュ用、又はバドミントン用のラケットとすることができる。ラケット10は、フレームと、2ピースのグロメット組立体12とを有する。フレームは、ヘッド部分14と、スロート領域16と、及びハンドル組立体18を画定する。ヘッド部分14は、格子構造(図示せず)を緊張状態に支持するほぼ楕円形状の開口20を画定する管状構体である。ヘッド部分14は、外側に対向する外側面22と、内側に対向する内側面24と、並びに内側面24及び外側面22に貫通する複数個のグロメット孔26(図10参照)とを有する。スロート領域16は、ヘッド部分14から外方に突出し、かつハンドル組立体18に合流する1対の管状のシャフト28を有する。スロート領域16はヘッド部分14をハンドル組立体18に結合する。好適な実施例においては、1対の管状シャフト28をヘッド部分14及びハンドル組立体18に一体に形成する。他の好適な実施例では、スロート領域16に、1対の管状シャフト28とヘッド部分14との間に配置したエラストマー製のインシュレータ(図示せず)を設けることができる。ハンドル組立体18はスロート領域16に連結し、かつこのスロート領域16から外方に突出させる。
【0011】
グロメット組立体12は2ピース構成とし、ヘッド部分14の少なくとも一部に着脱自在に取り付ける可撓性の細長構体とする。グロメット組立体12は、ラケットストリング30の支持を容易にするため、少なくとも1個のラケットストリング30を収容し(図10参照)、かつグロメット孔26でラケットストリング30とヘッド部分14における一般的に粗い仕上げの端縁との直接的な接触を防止する構造にする。グロメット組立体12は、第1グロメット部材32及び第2グロメット部材34を有する。好適な実施例においては、2個のグロメット組立体12は、開口20の正面からラケット10を全体的に見て、しかもハンドル組立体18がヘッド部分14のほぼ6時の位置に下方に突出するとき、ラケット10のヘッド部分14のほぼ3時と9時の位置に配置する。
【0012】
図2〜図6に示す他の好適な実施例では1個又はそれ以上のグロメット組立体12をラケット10のヘッド部分14の周囲の種々の位置に配置する。図2においては、グロメット組立体12をヘッド部分14のほぼ6時及び12時の位置に配置する。図3の実施例においては、グロメット組立体12をヘッド部分14のほぼ6時の位置にのみ配置する。図4においては、グロメット組立体12をヘッド部分14のほぼ3時と、6時と、12時の位置に配置する。図5の実施例においては、グロメット組立体をヘッド部分14のほぼ3時、6時、9時及び12時の位置に配置する。特に好適な実施例では、グロメット組立体12をヘッド部分14のほぼ3時と9時の位置に配置し、各グロメット組立体には10個の個別のグロメット又はバレルを設ける。更に、特別な好適な実施例においては、ヘッド部分の6時及び12時の位置に配置したグロメット組立体12は個別のグロメット又はバレルを設ける。他の好適な実施例においては、グロメット組立体は、1個又はそれ以上の個別のグロメット又はバレルを設けることができる。図6において、グロメット組立体12はヘッド部分14のほぼ3時、12時、及び9時の位置に設けて示す。
【0013】
図7及び図8には、グロメット組立体12の第1グロメット部材32を詳細に示す。第1グロメット部材32は、第1細条36と少なくとも1個のバレル38を有する。第1細条36は、第1内側面40及び第1外側面42を有するほぼ平面状のバンドである。少なくとも1個のバレル38は、第1細条36の第1内側面40から内方にかつほぼ直交するよう突出する。好適な実施例においては、第1細条36は複数個のバレル38有し、これらバレル38は第1細条36に沿って、ラケット10のヘッド部分14におけるグロメット孔26(図11参照)の間隔に対応して互いに離して配置する。好適な実施例においては、第1細条36はバレル38に一体に形成する。他の好適な実施例にては、バレル38を他の手段、例えば、スナップ嵌合、熱結合、機械的結合、及び接着結合で第1細条36に取り付けることができる。各バレル38は、第1細条36に取り付けた基端部44と、ラケット10のグロメット孔26の各個に貫入する形状の末端部46とを有するほぼ円筒形の細長体である。第1ストリング孔48を第1グロメット部材32の各バレル38に画定する。各第1ストリング孔48を第1細条36からバレル38の末端部46まで長手方向に貫通させる。
【0014】
第1グロメット部材32は弾性を有した比較的柔らかい第1部材、好適には、合成ゴムにより形成する。他の好適な実施例においては、第1グロメット部材32を他の材料例えば、天然ゴム、ウレタン、弾性ポリマー材料、又はそれらの組み合わせのものにより形成することができる。第1材料は、ショアA硬さのスケールで90以下の硬度計測定値(ショアD硬さのスケールでは約39以下に相当する)を有するものとして構成すると好適である。
【0015】
図9及び図10に、グロメット組立体12の第2グロメット部材34を詳細に示す。第2グロメット部材34は、第2細条50と、少なくとも1個のペグ52を有する。第2細条50は第2内側面54及び第2外側面56を有する平面状のバンドである。少なくとも1個のペグ52は、第2細条50の第2内側面54から内方にかつ直交して突出するほぼ円筒体である。好適な実施例においては、少なくとも1個のペグ52は、第2細条50に沿って第1グロメット部材32のバレル38の間隔に対応するよう離して配置した複数個のペグとする。好適な実施例においては、第2細条50をペグ52に一体に形成する。他の好適な実施例においては、ペグ52は第2細条50に対して、他の手段、例えば、スナップ嵌合、熱結合、機械的結合、及び接着結合で取り付けることができる。第2ストリング孔58を第2グロメット部材34の各ペグ52に画定する。各第2ストリング58は第2細条50からペグ52まで第2グロメット部材34に貫通させる。
【0016】
第2グロメット部材34には、更に、第2外側面56から外方に突出するラクダこぶ状のセグメント60を複数個設けると好適である。第2細条50のペグ52間の各セグメントは、ラケットストリング30(図11参照)を案内する形状の互いにほぼ平行な2個のラクダこぶ状のセグメント60とし、ストリング30(図11参照)の側方移動を制限するようにすると好適である。ラクダこぶ状のセグメント60は、グロメット部材34に対して剛性及び曲げ抵抗を付加する形状にする。
【0017】
第2グロメット部材34は、耐磨耗性がありかつ比較的硬い第2材料により形成する。好適には、第2材料をナイロンとする。特に好適な実施例では、第2材料は、フランスのアトフィナ社によって製造され、登録商標「Rilsan」の商標名の下で市販されているポリアミドとする。他の好適な実施例においては、第2グロメット部材34を他の材料、例えば、ほぼ剛性の高いポリマー又はナイロンにより形成することができる。耐磨耗性がある第2材料は、使用中に第2グロメット部材34の第2外側面56に加わるストレス及びラケットストリング30の移動に基因する第2グロメット部材34の磨耗を排除、若しくは相当減少する。第2グロメット部材34の磨耗の大幅な減少又は排除により、グロメット組立体12は、フレームのヘッド部分14にストリングが直接接触することに基因する時期尚早の破断の危険性を大幅に減少することができる。第2材料は、ショアA硬さのスケールで95以上の硬度計測定値(ショアD硬さのスケールでは約46以上に相当する)を有するものとして構成すると好適である。
【0018】
好適な実施例においては、第1材料の硬度計測定値は、ショアA硬さのスケールで、第2材料の硬度計測定値よりも10インクリメント(単位)下回る(即ち、10インクリメント柔らかい)ものとする。特に好適な実施例では、第1材料はショアA硬さのスケールで65と75との間の硬度計測定値とし、第2材料はショアD硬さのスケールで50と65との間の硬度計測定値とする。更に、第1グロメット部材32及び第2グロメット部材34は同一の又は異なる色で形成することができ、また第1及び第2のグロメット部材32,34はそれぞれ単色部材又は多色部材とすることができる。他の好適な実施例においては、第1及び第2のグロメット部材32,34のための第1及び第2の材料は、それぞれ同一タイプの材料とし、第1材料の硬さは第2材料の硬さよりも小さいものとする。
【0019】
図11は、フレームのヘッド部分14及びグロメット組立体12をより詳細に示す。第1グロメット部材32のバレル38は、ヘッド部分14のグロメット孔26で着脱自在に挿入し、外側面22、及び内側面24に貫通する。バレル38は、ヘッド部分の外側面22及び内側面24にわたり、グロメット孔26を十分填隙する寸法とする。バレル38は、バレル38の末端部46が内側面24を貫通して内方に突出するに十分な長さの寸法とすると好適である。他の好適な実施例においては、バレル38は、ヘッド部分14の外側面22からのみ突出する寸法とする。バレル38の第1ストリング孔48は、バレル38の基端部44に形成した大径部64と、バレル38の末端部に形成した小径部66とよりなる段差付きの孔とする。ストリング孔48の各大径部64は、第2グロメット部材34の1個のペグ52を着脱自在に収容する形状にする。
【0020】
第2グロメット部材34のペグ52は、ストリング孔48の大径部64に着脱自在に挿入し、第1及び第2のストリング孔48,58が互いに同軸状となるようにする。第1及び第2のストリング孔48,58が互いに同軸状に整列することにより、ストリング30をグロメット組立体12に容易に貫通させることができる。第2細条50の第2内側面54は第1細条40の第1外側面42に接触する。第2細条50の第2外側面56に溝68を形成し、ストリング30を収容し、またグロメット組立体12間でヘッド部分14の外側面22上に延在するときストリング30を支持する。ラクダこぶ状のセグメント60はストリング30の両側に互いに離して配置し、ストリング30の側方移動を第2グロメット部材34内に制限する。
【0021】
使用中にラケットストリング30にボールが当ったとき、ストリング30に加わる軸線方向及び側方の荷重は、部分的に第1グロメット部材32の比較的柔らかい第1材料によって吸収される。更に、ボールが当ったときの衝撃及び振動荷重は、第1グロメット部材32によって減衰される。第1グロメット部材32は、実質的に第2グロメット部材34がヘッド部分14に接触するしないように隔離し、ラケット10にボールが当ったときに生ずる衝撃及び振動エネルギを減衰し、また消散させる。
【0022】
図12において、更に、詳細にヘッド部分14及びグロメット組立体12を示す。図12はラケット10のヘッド部分14の一部の縦断面である。図12は、ストリング30が第1及び第2のストリング孔48,58を抜け出て、第2グロメット部材34の溝68に接触するとき、約90°曲がる状態を示す。ストリング30は隣接のバレル38の第1ストリング孔48に再び進入するとき、約90°曲がる。ストリング30のこれらの曲げ部又は移行部は、一般的には使用中に高い応力が加わり、ストリング破断の部位となることがよくある。第2グロメット部材34の比較的硬い耐磨耗性がある材料は、ストリング30が第2グロメット部材34で磨耗するのを防止し、また特に、外側面22及びグロメット孔26の粗い端縁でヘッド部分14に接触するのを防止することによって、これらの曲げ部又は移行部でストリング30が破断する危険性を相当減少又は排除する。このようにして、第2グロメット部材34は、グロメット組立体12の最も磨耗が激しい部位でグロメット組立体12が磨耗するのに耐えることができる。第1グロメット部材32のバレル38は、内側面24でグロメット孔26から抜け出て、ヘッド部分14からストリング30を突出させる。
【0023】
更に、グロメット組立体12は、第2グロメット部材34の第2内側面54及びペグ52をフレームのヘッド部分14から分離又は隔絶することによって衝撃及び振動の減衰を行う。ヘッド部分14からの第2グロメット部材34の分離はグロメット孔26間のセグメントにも存在する。第2グロメット部材34の第2内側面54は、グロメット孔26間のいかなる部分でもヘッド部分14には直接接触しない。この分離又は隔絶は、第1グロメット部材32を第2グロメット部材34とヘッド部分14との間に配置することによって達成される。第1グロメット部材32の比較的柔らかい弾性材料は、ストリング30からラケット10のフレームに伝達される衝撃及び振動エネルギを減少するよう選択すると有利である。第1グロメット部材32の材料は、ラケットストリング30にボールが当ったときに発生する衝撃及び振動エネルギの一部を吸収及び/又は消散させる。更に、グロメット組立体12の衝撃及び振動減衰特性は、ユーザーのフィール(打球感)を向上させ、一層快適にする。更に、グロメット組立体12は、ラケット10の使用中に一層好ましい打撃音を発生し、ラケット10の体感を向上することができる。
【0024】
図13に、グロメット組立体12をより一層詳細に示す。第2グロメット部材34のペグ52を第2細条50に沿って互いに離して配置し、ペグ52が第1グロメット部材32のバレル38の位置にほぼ整列するようにする。ペグ52はバレル38の第1ストリング孔48の大径部64に着脱自在に挿入可能とし、第1及び第2のストリング孔48,58が同軸状に整列し、第1及び第2の細条36,50が互いに接触するようにする。他の実施例においては、第1及び第2の部材32,34を射出成形加工によって形成することができ、第1及び第2の部材32,34を単一成形プロセスで又は別個の成形プロセスで成形することができる。他の好適な実施例においては、第2グロメット部材34を第1グロメット部材32に他の手段、例えば、スナップ嵌合又は接着結合により掛合することができる。
【0025】
本発明の好適な実施例のついて説明したが、当業者であれば種々の変更に想到することができるであろう。従って、本発明は上述した記載に限定されることなく、特許請求の範囲及び精神によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例によるラケットの分解した正面図である。
【図2】 本発明の他の好適な実施例によるラケットの分解正面図である。
【図3】 本発明の更に他の好適な実施例によるラケットの分解した正面図である。
【図4】 本発明の更に他の好適な実施例によるラケットの分解した正面図である。
【図5】 本発明の更に他の好適な実施例によるラケットの分解した正面図である。
【図6】 本発明の更に他の好適な実施例によるラケットの分解した正面図である。
【図7】 図1のラケットの第1グロメット部材の側面図である。
【図8】 図6の第1グロメット部材の平面図である。
【図9】 図1のラケットの第2グロメット部材の側面図である。
【図10】 図9の第2グロメット部材の平面図である。
【図11】 図1のラケットのヘッド部分の一部の横断面図である。
【図12】 図1のラケットのヘッド部分の縦断面図である。
【図13】 図1のグロメット組立体の部分的に分解しようとした状態の側面図である。
【符号の説明】
10 ラケット
12 グロメット組立体
14 ヘッド部分
16 スロート領域
18 ハンドル組立体
20 開口
22 外側面
24 内側面
26 グロメット孔
28 シャフト
30 ストリング
32 第1グロメット部材
34 第2グロメット部材
36 第1細条
38 バレル
40 第1内側面
42 第1外側面
44 基端部
46 末端部
48 第1ストリング孔
50 第2細条
52 ペグ
54 第2内側面
56 第2外側面
58 第2ストリング孔
60 ラクダこぶ状のセグメント
64 大径部
66 小径部
68 溝

Claims (26)

  1. 複数個のグロメット孔及び少なくとも1個のラケットストリングを有するフレームを設けたスポーツラケットの2ピースのグロメット組立体において、
    前記フレームに接触する第1内側面及び第1外側面を有する第1細条、並びに前記第1内側面からほぼ直交して突出する互いに離れた少なくとも2個のバレルを設けた第1グロメット部材であって、各バレルにはこのバレルの長手方向軸線に沿って延在する第1ストリング孔を設け、各バレルを前記フレームの個別のグロメット孔に嵌挿する形状とした第1グロメット部材と、
    第2内側面及び第2外側面を有する第2細条、並びに前記第2内側面からほぼ直交して突出する互いに離れた少なくとも2個のペグを設けた第2グロメット部材であって、各ペグには第2ストリング孔を設け、前記第2内側面を前記第1外側面に接触して前記ペグが前記バレルに突入し、前記第1及び第2のストリング孔がほぼ同軸状に整列し、前記第1グロメット部材が前記ペグ及び前記第2内側面を前記フレームからほぼ隔絶する構成とした第2グロメット部材と
    を具え
    前記第1及び第2のグロメット部材を、それぞれ第1材料及び第2材料により形成し、前記第1材料を前記第2材料よりも柔らかい材料とし
    ことを特徴とするグロメット組立体。
  2. 前記第1材料を、ショアA硬さのスケールで90以下の硬度計測定値を有し、前記第2材料を、ショアA硬さのスケールで95以上の硬度計測定値を有するものとして構成した請求項1記載のグロメット組立体。
  3. 前記第1材料の硬度計測定値は、ショアA硬さのスケールで、前記第2材料の硬度計測定値よりも10インクリメント下回るものとした請求項記載のグロメット組立体。
  4. 前記第1材料はショアA硬さのスケールで65と75との間の硬度計測定値を有し、前記第2材料はショアD硬さのスケールで50と65との間の硬度計測定値を有するものとした請求項記載のグロメット組立体。
  5. 各バレルは末端部及び基端部を有し、各バレルの第1ストリング孔は、前記バレルの基端部における大径部と、前記バレルの末端部における小径部を有し、前記大径部は1個のペグをほぼ収容する寸法とした請求項1記載のグロメット組立体。
  6. 前記第2外側面には、ラケットストリングを収容する溝を設けた請求項1記載のグロメット組立体。
  7. 前記第1グロメット部材を、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン、弾性ポリマー材料、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択した材料で形成した請求項1記載のグロメット組立体。
  8. 前記第2グロメット部材を、ナイロン、ほぼ堅固なポリマー、ポリイミド、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択した材料で形成した請求項1記載のグロメット組立体。
  9. 前記第1及び第2のグロメット部材を、それぞれ第1の色及び第2の色で形成し、前記第1及び第2の色を、同一の色、及び異なる2つの色よりなるグループから選択した請求項1記載のグロメット組立体。
  10. スポーツラケットにおいて、
    外側面及びほぼ楕円形のストリング張り領域を画定する内側面を有するヘッド部分を含み、前記ヘッド部分は複数個のグロメット孔を有し、各グロメット孔が前記外側面から孔軸線に沿って内側面まで貫通させたフレームと、
    前記ヘッド部分に連結した2ピースのグロメット組立体と
    を具え、前記グロメット組立体を、
    前記ヘッド部分の前記外側面に接触する第1内側面及び第1外側面を有する第1細条、並びに前記第1内側面からほぼ直交して突出する互いに離れた少なくとも2個のバレルを設けた第1グロメット部材であって、各バレルは前記ヘッド部分の個別のグロメット孔に貫通し、各バレルにはこのバレルの基端部から末端部まで延在する第1ストリング孔を設けた第1グロメット部材と、
    第2内側面及び第2外側面を有する第2細条、並びに前記第2内側面からほぼ直交して突出する互いに離れた少なくとも2個のペグを設けた第2グロメット部材であって、各ペグには第2ストリング孔を設け、前記第2内側面を前記第1外側面に接触して前記ペグが前記バレルに突入し、前記第1及び第2のストリング孔がほぼ同軸状に整列し、前記第1グロメット部材が前記ペグ及び前記第2内側面を前記フレームからほぼ隔絶する構成とした第2グロメット部材と、
    前記第1及び第2のストリング孔に貫通する少なくとも1個のストリングと
    を具え
    前記第1及び第2のグロメット部材を、それぞれ第1材料及び第2材料により形成し、前記第1材料を前記第2材料よりも柔らかい材料としたことを特徴とするスポーツラケット。
  11. 前記第1材料を、ショアA硬さのスケールで90以下の硬度計測定値を有し、前記第2材料を、ショアA硬さのスケールで95以上の硬度計測定値を有するものとして構成した請求項10記載のスポーツラケット。
  12. 前記第1材料の硬度計測定値は、ショアA硬さのスケールで、前記第2材料の硬度計測定値よりも10インクリメント下回るものとした請求項11記載のスポーツラケット。
  13. 前記第1材料はショアA硬さのスケールで65と75との間の硬度計測定値を有し、前記第2材料はショアD硬さのスケールで50と65との間の硬度計測定値を有するものとした請求項11記載のスポーツラケット。
  14. 各バレルは末端部及び基端部を有し、各バレルの第1ストリング孔は、前記バレルの基端部における大径部と、前記バレルの末端部における小径部を有し、前記大径部は1個のペグをほぼ収容する寸法とした請求項10記載のスポーツラケット。
  15. 前記第2外側面には、ラケットストリングを収容する溝を設けた請求項10記載のスポーツラケット。
  16. 前記第1グロメット部材を、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン、弾性ポリマー材料、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択した材料で形成した請求項10記載のスポーツラケット。
  17. 前記第2グロメット部材を、ナイロン、ほぼ堅固なポリマー、ポリイミド、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択した材料で形成した請求項10記載のスポーツラケット。
  18. 前記第1及び第2のグロメット部材を、それぞれ第1の色及び第2の色で形成し、前記第1及び第2の色を、同一の色、及び異なる2つの色よりなるグループから選択した請求項10記載のスポーツラケット。
  19. 複数個のグロメット孔及び少なくとも1個のラケットストリングを有するフレームを設けたスポーツラケットの2ピースのグロメット組立体において、
    天然ゴム、合成ゴム、熱塑性ウレタン、弾性ポリマー材料、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択した第1材料により形成した第1グロメット部材であり、また第1内側面及び第1外側面を有する第1細条、並びに前記第1内側面からほぼ直交して突出する互いに離れた少なくとも2個のバレルを設けた第1グロメット部材であって、各バレルにはこのバレルの長手方向軸線に沿って延在する第1ストリング孔を設け、各バレルを前記フレームの個別のグロメット孔に嵌挿する形状とした第1グロメット部材と、
    第2内側面及び第2外側面を有する第2細条、並びに前記第2内側面からほぼ直交して突出する互いに離れた少なくとも2個のペグを設けた第2グロメット部材であって、各ペグには第2ストリング孔を設け、前記第2内側面を前記第1外側面に接触して前記ペグが前記バレルに突入し、前記第1及び第2のストリング孔がほぼ同軸状に整列し、前記第1材料は、ショアA硬さのスケールで第2材料の硬度計測定値より小さい硬度計測定値を有するものとして構成した第2グロメット部材と
    を具えたことを特徴とするグロメット組立体。
  20. 前記第1材料を、ショアA硬さのスケールで90以下の硬度計測定値を有し、前記第2材料を、ショアA硬さのスケールで95以上の硬度計測定値を有するものとして構成した請求項19記載のグロメット組立体。
  21. 前記第1材料の硬度計測定値は、ショアA硬さのスケールで、前記第2材料の硬度計測定値よりも10インクリメント下回るものとした請求項20記載のグロメット組立体。
  22. 前記第1材料はショアA硬さのスケールで65と75との間の硬度計測定値を有し、前記第2材料はショアD硬さのスケールで50と65との間の硬度計測定値を有するものとした請求項20記載のグロメット組立体。
  23. 少なくとも1個のバレルは、前記グロメット孔の間隔にほぼ対応して2個又はそれ以上の個数の互いに離れたバレルにより構成した請求項19記載のグロメット組立体。
  24. 各バレルは末端部及び基端部を有し、各バレルの第1ストリング孔は、前記バレルの基端部における大径部と、前記バレルの末端部における小径部を有し、前記大径部は1個のペグをほぼ収容する寸法とした請求項19記載のグロメット組立体。
  25. 前記第2外側面には、ラケットストリングを収容する溝を設けた請求項19記載のグロメット組立体。
  26. 前記第1及び第2のグロメット部材を、それぞれ第1の色及び第2の色で形成し、前記第1及び第2の色を、同一の色、及び異なる2つの色よりなるグループから選択した請求項19記載のグロメット組立体。
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