JP4187122B2 - エンジンおよびエンジンを搭載した船外機 - Google Patents

エンジンおよびエンジンを搭載した船外機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼室に空気を供給する吸気通路がシリンダヘッドに形成されているエンジンおよびそのエンジンを搭載した船外機に関し、特にカウンターフロータイプのエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンが定常運転している際には、高温となる燃焼室の熱影響を受けて、シリンダヘッドの吸気通路やシリンダは比較的高温となる。特に、エンジンがカウンターフロータイプである場合には、高温の排気ガスが流れる排気通路が、吸気通路に近接して配置されており、吸気通路の温度は、この比較的高温の排気通路の熱影響を受けて上昇する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、吸気通路の温度が高すぎると、燃焼室に供給される空気の温度が上昇し、エンジン出力が低下する。特に、エンジンがカウンターフロータイプである場合には、排気通路に挟まれた吸気通路の温度が、排気通路に挟まれていない吸気通路の温度よりも上昇する。そのため、エンジンの出力バランスが悪化する。また、シリンダの温度が低すぎると、潤滑オイルの粘性が大きくなり、ピストンの往復動が円滑に行われないことがある。一方、シリンダの温度が高すぎると、オーバーヒートして、ノッキングなどが発生し、エンジンの回転が不安定となる。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、吸気通路の温度を低く押さえるとともに、シリンダの温度を極力適度な値とすることができるエンジンおよびそのエンジンを搭載した船外機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のエンジン(13)は、ピストン(28)が摺動可能に配置されているシリンダ(26)と、このシリンダが形成されているシリンダブロック(32)と、前記シリンダの燃焼室(34)側を覆っているシリンダヘッド(36)と、このシリンダヘッドに形成されているとともに、燃焼室に空気を供給する吸気通路(41)と、前記シリンダヘッドに形成されているとともに、燃焼室から排気ガスを排気する排気通路(42)と、前記シリンダを冷却するシリンダ冷却流路(32f,36f,114,117,121,122,123)と、前記シリンダヘッドの吸気通路を冷却する吸気冷却流路(32g,36g,131,133)とを備えている。そして、サーモスタット(119)が、前記シリンダ冷却流路に配備されているとともに、前記吸気冷却流路には配備されていない。
【0006】
さらに、シリンダが複数設けられており、吸気冷却流路は、排気通路同士の間に位置する吸気通路を冷却するとともに、排気通路同士の間に位置しない吸気通路を殆ど冷却していない。
【0007】
また、エンジンがカウンターフロータイプであり、吸気通路と排気通路とが燃焼室に対して同じ側に配置されている場合がある。
【0008】
そして、前記エンジンがガイドエキゾースト(7)上に搭載されている船外機において、シリンダ冷却流路から流れ出る冷却水が、ガイドエキゾーストを通らないで、船外機外に排出されている場合がある。
【0009】
また、前記エンジンがガイドエキゾースト上に搭載されている船外機において、エンジンからの排気ガスをガイドエキゾーストの下方に導くエキゾーストパイプ(77)と、船外機の外側から冷却水が供給される冷却水上り流路(23e,93,101,111)と、エキゾーストパイプを冷却するエキゾーストパイプ冷却流路(7h,78,79)とが設けられており、そして、冷却水上り流路から、シリンダ冷却流路、吸気冷却流路およびエキゾーストパイプ冷却流路が分岐している場合がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明におけるエンジンおよびエンジンを搭載した船外機の実施の一形態を図1ないし図17を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の船外機の側面図である。図2は図1の船外機の断面図である。図3は図2の要部拡大図である。図4は船外機の上部を右側から見た一部切欠き断面図である。図5はエンジンの要部断面図である。図6は船外機の内部の平面図である。図7は船外機のエンジンの平断面図である。図8は船外機の要部断面図で、図14および図15のVIII断面図である。図9は船外機の要部断面図で、図14および図15のIX断面図である。図10は船外機の要部断面図で、図13の X-X断面図である。図11はシリンダヘッドの正面図である。図12はシリンダブロックおよびクランクケースの底面図である。図13はガイドエキゾーストの平面図である。図14はガイドエキゾーストおよびエキゾーストパイプの底面図で、(a)がガイドエキゾーストの図、(b)がエキゾーストパイプの図である。図15は連結ケースおよびエキゾーストパイプの平面図で、(a)が連結ケースの図、(b)がエキゾーストパイプの図である。図16はエキゾーストパイプの斜視図である。図17は吸気通路冷却ジャケットの説明図で、図4の要部拡大図である。なお、図5において、燃焼室冷却用連通路および燃焼室冷却用連通路と連通する分配流路の前部は本来見えないが、実線で図示されている。図8において、シリンダブロックは背面図で図示するとともに、本来見えないシリンダヘッドの吸気通路および排気通路の配置位置を2点鎖線で図示する。また、図9において、シリンダブロックの左側の部分は、ブリザー通路の部分の断面図となっている。さらに、図15(a)において、エキゾーストパイプ77の配置位置を二点鎖線で図示している。また、図17において、吸気通路冷却ジャケットの配置位置を破線で図示している。そして、この明細書においては、クランクシャフトに対してシリンダ配置側を「後側」とし、右舷側を「右側」としている。
【0011】
船外機は、取付ブラケット1で小型船舶のトランサム2などに取り付けられて固定されている。この取付ブラケット1の後部には、ピボット軸3が回動自在に設けられており、このピボット軸3は、上端部がアッパーマウント6を介してガイドエキゾースト7に、また、下端部がロワーマウント9を介してアッパーケーシング11に連結されている。そして、ピボット軸3の上端部は前方に突出して、ステアリングブラケット10が形成されている。このステアリングブラケット10にハンドル12が回動自在に取り付けられており、ハンドル12は、図1において、実線で図示されている前方に突出している使用位置と、二点鎖線で図示されている格納位置との間を回動することができる。また、ガイドエキゾースト7上には、エンジン13が載置され、ボルトなどで固定されている。アッパーマウント6は、ピボット軸3に固定されている左右一対のロッド6aと、このロッド6aが各々挿入される左右一対の筒部6bを具備する取付具6cと、筒部6bとロッド6aとの間に介在する弾性体としてのラバー6dとからなる。このアッパーマウント6の取付具6cの上面には、左右の筒部6bの間に溝6eが前後方向に延在して形成されている。
【0012】
エンジン13の外側は、アッパーカウリング16およびロワーカウリング17で覆われている。このロワーカウリング17はガイドエキゾースト7で支持されているとともに、アッパーカウリング16を支持している。なお、ハンドル12が格納位置にある際には、カウリング16,17の左側に位置している。そして、ガイドエキゾースト7の下側には、連結ケース21、アッパーケーシング11およびロワーケーシング23が順次連結されている。また、ガイドエキゾースト7および連結ケース21は、左右側面が略面一となって連結されているとともに、ガイドエキゾースト7および連結ケース21の外側は、見栄えを良好にするために、構造部材ではない樹脂製のエプロン25が覆っている。このエプロン25は、連結ケース21に適宜手段により着脱自在に取り付けられている。
【0013】
内燃機関であるエンジン13は、L型2気筒の4サイクルであり、かつ、カウンターフロータイプすなわち、吸気通路および排気通路が右側すなわち燃焼室に対して同じ側に形成されている。このエンジン13のクランクシャフト24はその軸が略垂直すなわち上下方向に設けられており、このクランクシャフト24の後方には、シリンダ26が上下方向に2個設けられている。また、クランクシャフト24には、2個のピストン28が各々コンロッド29を介して連結されており、このピストン28が各シリンダ26の内部に摺動可能に配置されている。また、エンジン13のケース31は、前述の2個のシリンダ26を形成するシリンダブロック32と、シリンダブロック32のクランクシャフト24側を覆うクランクケース33と、シリンダブロック32の燃焼室34側を覆って閉塞するシリンダヘッド36とからなっている。このエンジン13のシリンダブロック32およびクランクケース33がガイドエキゾースト7の上面に載置され固定されている。一方、シリンダヘッド36はガイドエキゾースト7には当接しておらず、ガイドエキゾースト7には取り付けられていない。この様に構成することにより、シリンダヘッド36は、シリンダブロック32およびガイドエキゾースト7の両者に取り付けられている場合に比して、シリンダブロック32と取り付けられる前面のみ高い加工精度を確保すればよく、下面の加工精度は比較的低くても問題が少なくなり、加工や組み立てが容易となる。
【0014】
そして、クランクシャフト24の下端は、エンジンケース31から突出してドライブシャフト38に連結されている。このドライブシャフト38は、連結ケース21、アッパーケーシング11およびロワーケーシング23内を上下方向に延在して配置されている。そして、ドライブシャフト38の回転は、図示しない傘歯車などを介して、ロワーケーシング23の後端部に回転自在に設けられているプロペラ39に伝達されている。
【0015】
また、シリンダヘッド36には、先端部が燃焼室34に開口してシリンダ26に空気を供給する吸気通路41と、同様に、先端部が燃焼室34に開口してシリンダ26の燃焼ガスを排気する排気通路42とがシリンダ26毎すなわち気筒毎に形成されている。この吸気通路41および排気通路42のポートは、燃焼室34の右側の部分に形成されているとともに、吸気通路41のポートは、排気通路42のポートの上方に配置されている。各ポートは弁46で開閉されている。この弁46は、ロッカーアーム47を介して、カムシャフト48で駆動されている。このカムシャフト48は上下方向に延在している。
【0016】
そして、クランクシャフト24の上端は、エンジンケース31から突出しており、このクランクシャフト24の上端部に駆動プーリ51がナットで締めつけられて固定されている。この駆動プーリ51の上側には、フライホイル52が取り付けられている。また、カムシャフト48の上端部にも被駆動プーリ54が設けられている。そして、無端伝動部材であるタイミングベルト56が、クランクシャフト24の駆動プーリ51と、カムシャフト48の被駆動プーリ54とに掛け渡されており、クランクシャフト24とカムシャフト48とは連動して回転している。シリンダヘッド36の下側には、オイルポンプ57が取り付けられており、このオイルポンプ57はカムシャフト48で駆動されている。
【0017】
そして、シリンダヘッド36の各吸気通路41の端部には、吸気管66の後端部が接続されている。この上下一対の吸気管66は合流してキャブレター67に接続され、このキャブレター67に空気吸込部68が接続されている。
【0018】
また、シリンダブロック32には、合流排気通路71が上下方向に延在して形成されており、この合流排気通路71から分岐する2本の分岐流路72が各々、シリンダヘッド36の排気通路42に接続されている。シリンダブロック32の合流排気通路71の下端は、ガイドエキゾースト7に形成されている排気通路76に接続され、さらに、ガイドエキゾースト7の排気通路76の下端にはエキゾーストパイプ77が接続されている。このエキゾーストパイプ77には、冷却水パイプ78が一体に形成されており、冷却水パイプ78の下端はエキゾーストパイプ77よりも下方に延在している。この冷却水パイプ78の上端は、ガイドエキゾースト7のエキゾーストパイプ用冷却水路79に接続されている。
【0019】
また、連結ケース21には、オイル溜め部81、排気通路用空間82、アイドル膨張室83、前側上部室84および前側下部室86が形成されている。各空間同士は隔壁87で互いに仕切られている。オイル溜め部81は上面が開口しているとともに、連結ケース21の左右側壁21a,21bにわたって形成されており、その内部にはストレーナー88が設けられている。このストレーナー88は、吸込パイプ90などを介してオイルポンプ57の吸込口に接続されている。排気通路用空間82はオイル溜め部81の後側に配置されているとともに、連結ケース21を上下に貫通して形成されている。この排気通路用空間82にエキゾーストパイプ77が配置されている。アイドル膨張室83は上面が開口しているとともに、後側の壁に排気口89が形成されている。また、連結ケース21の上面には、排気通路用空間82とアイドル膨張室83との間にアイドル排気用溝91が形成されている。ドライブシャフト用空間兼冷却水上がり用空間としての前側上部室84および前側下部室86は、隔壁87で上下に仕切られているとともに、この隔壁87を貫通して、ドライブシャフト38および冷却水上がり管93が上下方向に配置されている。前側上部室84は前面が開口している。一方、前側下部室86は、アッパーケーシング11の前部空間94と連通し、この前部空間94とともに、水溜めとなっている。このアッパーケーシング11の前部空間94には、冷却水ポンプ96が配置されている。この冷却水ポンプ96は、ドライブシャフト38で回転駆動されているとともに、その吐出口には冷却水上がり管93が接続されている。また、アッパーケーシング11には、前部空間94の後側に、隔壁を隔てて排気通路102が配置されている。
【0020】
この様に構成されている連結ケース21がガイドエキゾースト7の下面に取り付けられている状態では、ガイドエキゾースト7はオイル溜め部81の上蓋となっている。また、ガイドエキゾースト7の下面には、連結ケース21のアイドル排気用溝91に対向する位置に、アイドル排気用溝92が形成されている。そして、連結ケース21がガイドエキゾースト7に取り付けられた際には、この両アイドル排気用溝91,92でアイドル排気通路が形成されて、排気通路用空間82の排気ガスをアイドル膨張室83に導いている。さらに、ガイドエキゾースト7の下部は、後端部がシリンダヘッド36の下方に張り出して張出部7aが形成されているが、この張出部7aは、前述の様にシリンダヘッド36には固定されておらず、片持ち支持となっており、強度が低くなっている。そして、連結ケース21には、ガイドエキゾースト7の張出部7aの下方に、排気通路用空間82の一部およびアイドル膨張室83が配置され、オイル溜め部81は配置されていない。すなわち、オイル溜め部81の後端部はシリンダヘッド36よりも前方に位置している。したがって、潤滑オイルを収容して重くなるオイル溜め部81は、張出部7aで支持する必要がなくなり、張出部7aの強度を比較的低くすることができる。そのため、オイル溜め部81の前後方向の長さは短くなり、オイル溜め部81の容積を確保することが難しくなるが、オイル溜め部81は連結ケース21の左右側壁21a,21bにわたって形成されているので、極力容量を大きくすることができる。
【0021】
次に、エンジン13への冷却水の供給構造を詳述する。
ロワーケーシング23には、冷却水取入口101が形成されている。この冷却水取入口101から冷却水ポンプ96まで吸込水路23eが形成されている。この冷却水ポンプ96の吐出口には、前述の様に冷却水上がり管93が接続され、この冷却水上がり管93は上方に延在し、アッパーケーシング11の前部空間94、連結ケース21の前側下部室86および連結ケース21の前側上部室84を通り、次いで、アッパーマウント6の上面の溝6eを通って後方に延在し、分配流路111に接続されている。この分配流路111は、ガイドエキゾースト7の上面の分配溝7eと、シリンダブロック32の下面の分配溝32eとで構成されている。そして、シリンダブロック32がガイドエキゾースト7に取り付けられた状態では、ガイドエキゾースト7の分配溝7eとシリンダブロック32の分配溝32eとは互いに対向して接続され分配流路111を形成する。これら、冷却水取入口101、吸込水路23e、冷却水上がり管93、分配流路111が冷却水上り流路を構成している。
【0022】
ガイドエキゾースト7の分配溝7eには、ガイドエキゾースト7のエキゾーストパイプ用冷却水路79に連通する落水孔7hが形成されている。そして、落水孔7h、エキゾーストパイプ用冷却水路79、および冷却水パイプ78でエキゾーストパイプ冷却流路が構成されている。一方、シリンダブロック32の分配溝32eには、水抜き穴113が形成されており、シリンダブロック32のシリンダ26の周囲に形成されているシリンダ周り流路114と連通している。このシリンダ周り流路114の後面は開口している。また、シリンダブロック32の分配溝32eには、後方に延在する燃焼室冷却用連通路32fおよび吸排気冷却用連通路32gが形成されている。そして、シリンダヘッド36には、燃焼室冷却用連通路36fおよび吸排気冷却用連通路36gが形成されており、この燃焼室冷却用連通路36fおよび吸排気冷却用連通路36gが各々、シリンダブロック32の燃焼室冷却用連通路32fおよび吸排気冷却用連通路32gに接続されている。
【0023】
シリンダヘッド36の燃焼室冷却用連通路36fは、シリンダヘッド36の燃焼室34の周囲に形成されている燃焼室周り流路117に連通している。このシリンダヘッド36の燃焼室周り流路117は、前面が開口しており、シリンダブロック32のシリンダ周り流路114の後面開口に接続されている。そして、シリンダ周り流路114の上端には、サーモスタット119が設けられている。このサーモスタット119には、第1排水パイプ121が接続され、冷却水温度が設定温度(たとえば、60℃)以下の時には、シリンダ周り流路114から第1排水パイプ121への流れを略遮断し、一方、冷却水温度が設定温度を越えると、シリンダ周り流路114から第1排水パイプ121への流れを許容している。この第1排水パイプ121は、シリンダブロック32に設けられている排水流路122に接続され、さらに、この排水流路122が第2排水パイプ123に接続されている。この第2排水パイプ123は、ガイドエキゾースト7とエプロン25との間を通って下方に配設されている。そして、燃焼室冷却用連通路32f、燃焼室冷却用連通路36f、燃焼室周り流路117、シリンダ周り流路114、第1排水パイプ121、排水流路122および第2排水パイプ123が、シリンダ冷却流路を構成している。
【0024】
一方、シリンダヘッド36の吸排気冷却用連通路36gは、吸気通路冷却ジャケット131に接続されている。この吸気通路冷却ジャケット131は、側面図において(すなわち、外側から見て)、シリンダヘッド36の下段の吸気通路41および両排気通路42に重なっている状態(言い換えると、吸気通路41および排気通路42の外側を覆う状態)で配置され、冷却している。そして、上段の吸気通路41には重ならず、殆ど冷却していない。また、吸気通路冷却ジャケット131には、パイロット水用パイプ133が接続されている。これら吸排気冷却用連通路32g、吸排気冷却用連通路36g、吸気通路冷却ジャケット131およびパイロット水用パイプ133が吸気冷却流路を構成している。
【0025】
この様に構成されている船外機において、クランクシャフト24が回転すると、空気吸込部68からキャブレター67内に空気が吸い込まれ、キャブレター67で燃料が供給されて燃料混合気体となっている。この混合気体は、吸気管66およびシリンダヘッド36の吸気通路41を通り、シリンダ26の燃焼室34内に流入している。燃焼室34内に流入した燃料混合気体は、図示しない点火プラグで点火されて燃焼しており、この際に生じる排気ガスはシリンダヘッド36の排気通路42、シリンダブロック32の分岐流路72、合流排気通路71、ガイドエキゾースト7の排気通路76、エキゾーストパイプ77、連結ケース21の排気通路用空間82およびアッパーケーシング11の排気通路102などを通って、プロペラ39のボスなどから排出されている。なお、アイドル時は、連結ケース21の排気ガスは、ガイドエキゾースト7と連結ケース21との間のアイドル排気用溝91,92を通り、アイドル膨張室83に流入し、排気口89から排出されている。そして、燃料混合気体が燃焼した際の膨張力により、ピストン28が往復動し、このピストン28の往復動によりコンロッド29を介してクランクシャフト24が回転する。
【0026】
このクランクシャフト24の回転に伴って、駆動プーリ51、タイミングベルト56および被駆動プーリ54を介して、カムシャフト48が回転し、オイルポンプ57が稼働する。このオイルポンプ57の稼働により、連結ケース21のオイル溜め部81の潤滑オイルは、ストレーナー88や吸込パイプ90などを介して、オイルポンプ57に吸い込まれ、エンジン13に供給された後に、再び、オイル溜め部81に戻る。また、オイル溜め部81内のガスは、ガイドエキゾースト7のブリザー通路106およびシリンダブロック32のブリザー通路107などを通って、カムシャフト48が配置されているカム室108に流れることができる。
【0027】
また、クランクシャフト24の回転に伴って、冷却水ポンプ96が稼働する。冷却水ポンプ96は、船外機の外側の水を、ロワーケーシング23に形成されている冷却水取入口101から吸い込んで、冷却水上がり管93などを介して分配流路111に供給している。そして、分配流路111において、シリンダ冷却流路、吸気冷却流路およびエキゾーストパイプ冷却流路に分配されている。すなわち、一部の冷却水は、燃焼室冷却用連通路32f、燃焼室冷却用連通路36f、燃焼室周り流路117、シリンダ周り流路114、サーモスタット119、第1排水パイプ121、排水流路122および第2排水パイプ123を流れて排出され、エプロン25とアッパーケーシング11との隙間から船外機の外に流出している。そして、燃焼室周り流路117およびシリンダ周り流路114を流れている際に、燃焼室34およびシリンダ26を冷却している。また、他の一部の冷却水は、吸排気冷却用連通路32g、吸排気冷却用連通路36g、吸気通路冷却ジャケット131およびパイロット水用パイプ133を流れて、シリンダヘッド36の排気通路42および、排気通路42に挟まれている吸気通路41を冷却してから、船外機の外に排出されている。さらに、残りの一部の冷却水は、落水孔7h、エキゾーストパイプ用冷却水路79、および冷却水パイプ78を流れてエキゾーストパイプ77を冷却している。そして、冷却水パイプ78から流れ出た冷却水は、連結ケース21の排気通路用空間82およびアッパーケーシング11の排気通路102などを通って、プロペラ39のボスなどから排出されている。また、冷却水パイプ78の下端は、エキゾーストパイプ77よりも下方に位置しているので、冷却水パイプ78から流出した冷却水が、エキゾーストパイプ77を通って、エンジン13に流入することを極力防止することができる。
【0028】
さらに、冷却水ポンプ96は冷却水上がり管93に冷却水を吐出するとともに、冷却水ポンプ96のハウジングから冷却水が漏れて、アッパーケーシング11の水溜めとしての前部空間94に冷却水を供給している。アッパーケーシング11の前部空間94は、連結ケース21の水溜めとしての前側下部室86に連通しており、前側下部室86も冷却水で満たされ、この冷却水でオイル溜め部81の下部を冷却することができる。そして、前側下部室86と前側上部室84と仕切っている隔壁87には、ドライブシャフト38や冷却水上がり管93が貫通する孔が形成されているが、この孔を通って、前側下部室86の冷却水が前側上部室84に流入する。前側上部室84は外部に開放しているので、前側上部室84の冷却水はこの開放部から外部に排出されている。
【0029】
前述のように、実施の形態においては、冷却水上り流路から、シリンダ冷却流路、吸気冷却流路およびエキゾーストパイプ冷却流路が分岐している。そして、シリンダ冷却流路には、サーモスタット119が設けられており、アイドル時などにおいて、シリンダ26を冷却しすぎることを防止することができる。また、吸気冷却流路によりシリンダヘッド36の吸気通路41を強力に冷却することができる。特に、排気通路42に挟まれて配置されている吸気通路41は、他の吸気通路41よりも温度上昇する傾向がある。しかしながら、吸気冷却流路は、他の吸気通路41よりも、排気通路42に挟まれて配置されている吸気通路41に近接して設けられており、この吸気通路41の温度上昇を防止することができる。その結果、吸気通路41同士の温度差を極力少なくすることができる。
【0030】
また、吸気冷却流路にはサーモスタットが設けられておらず、冷却水ポンプ96からの冷却水は、常時吸気冷却流路を介して流すことができる。したがって、プレッシャーバルブを設けなくても、冷却水ポンプ96に大きな負荷が加わることを極力防止することができる。
さらに、エキゾーストパイプ冷却流路にも、冷却水上り流路の比較的温度の低い冷却水が供給されており、エキゾーストパイプ77を強力に冷却することができる。
【0031】
エンジン13はカウンターフロータイプであり、吸気通路41および排気通路42がエンジン13の一方の側である右側に配置されているので、他の側である左側に、比較的大きなスペースを確保することができる。その結果、補機などの他の部品の配置が容易となる。
【0032】
また、吸気通路冷却ジャケット131は、排気通路42および、排気通路42同士の間に位置する吸気通路41に、外側から見て重なって配置され、かつ、排気通路42同士の間に位置しない吸気通路41には、重なって配置されていない。したがって、吸気通路冷却ジャケット131は、高温となりやすい排気通路42同士の間に位置する吸気通路41を冷却することができる。その結果、吸気通路同士の温度を極力等しくすることができる。
【0033】
さらに、シリンダ冷却流路の排水路は、ガイドエキゾースト7を通らずに、船外機の外に排水されている。したがって、ガイドエキゾースト7には、排水流路を形成する必要がなく、構造が簡単となり、製造コストや材料コストを削減することができる。また、この排水路は、ガイドエキゾースト7とエプロン25との間を通っており、エプロン25で覆われて見栄えが良好となっている。
【0034】
また、ハンドル12は格納した状態では左側に、吸気通路41および排気通路42は右側に配置されている。すなわち、ハンドル12と、吸気通路41および排気通路42とが、シリンダ26を中心として左右に振り分けられて配置されている。そして、船外機を地面などに倒して置く際には、ハンドル12を下側にするので、吸気通路41および排気通路42は上側となり、吸気通路41や排気通路42に燃料や潤滑オイルが溜まることを防止することができる。
【0035】
さらに、キャブレター67などを操作するリモコンケーブル(図示しない)は、船外機が取り付けられている小型船舶の右舷側に配設されており、キャブレター67が右側に設けられていると、リモコンケーブルの取り回しが容易となる。
【0036】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)前記実施の形態においては、エンジン13はL型2気筒の4サイクルエンジンであるが、その気筒数や気筒の配置などは適宜変更可能である。たとえば、3気筒や6気筒などにしたりすることも可能である。そして、クロスフロータイプのエンジンであることも可能である。ただし、部品などを効率よく配置するためには、カウンターフロータイプにすることが好ましい。また、エンジンは船外機以外に採用することも可能である。
(2)左右方向の配置の関係は、反転させることも可能である。
(3)冷却水パイプ78の本数や配置は適宜変更可能である。たとえば、2本設けることも可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、シリンダを冷却するシリンダ冷却流路には、サーモスタットが設けられ、シリンダを冷却し過ぎることを防止している。一方、シリンダヘッドの吸気通路を冷却する吸気冷却流路には、サーモスタットが設けられておらず、吸気通路を強力に冷却することができる。
【0038】
さらに、シリンダが複数設けられており、吸気冷却流路が、排気通路同士の間に位置する吸気通路を冷却するとともに、排気通路同士の間に位置しない吸気通路を殆ど冷却していない。したがって、排気通路同士の間に位置する吸気通路は、排気通路同士の間に位置しない吸気通路よりも排気通路の熱影響を受けやすく、吸気通路同士の温度バランスが悪化するが、吸気冷却流路による冷却で、吸気通路同士の温度差を極力小さくすることができる。
【0039】
また、エンジンがカウンターフロータイプであり、吸気通路と排気通路とが燃焼室に対して同じ側に配置されている場合には、吸気通路が比較的高温の排気通路に近接して配置 されており、吸気通路の温度が上昇するが、吸気冷却流路により吸気通路の温度上昇を極力防止することができる。しかも、吸気通路および排気通路が配置されていない側に、比較的大きなスペースを確保することができ、補機などの他の部品の配置が容易となる。
【0040】
そして、前記エンジンがガイドエキゾースト上に搭載されている船外機において、シリンダ冷却流路から流れ出る冷却水が、ガイドエキゾーストを通らないで、船外機外に排出されている場合がある。この様な場合には、ガイドエキゾーストに排水路を設ける必要がなく、ガイドエキゾーストの構造が簡単となる。その結果、ガイドエキゾーストの加工コストや材料コストを削減することができる。
【0041】
また、前記エンジンがガイドエキゾースト上に搭載されている船外機において、エンジンからの排気ガスをガイドエキゾーストの下方に導くエキゾーストパイプと、船外機の外側から冷却水が供給される冷却水上り流路と、エキゾーストパイプを冷却するエキゾーストパイプ冷却流路とが設けられており、そして、冷却水上り流路から、シリンダ冷却流路、吸気冷却流路およびエキゾーストパイプ冷却流路が分岐している場合がある。この様な場合には、シリンダ冷却流路、吸気冷却流路およびエキゾーストパイプ冷却流路に、それぞれ比較的温度の低い冷却水を供給することができる。したがって、シリンダの温度管理をサーモスタットで行うとともに、吸気通路およびエキゾーストパイプを効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の船外機の側面図である。
【図2】 図2は図1の船外機の断面図である。
【図3】 図3は図2の要部拡大図である。
【図4】 図4は船外機の上部を右側から見た一部切欠き断面図である。
【図5】 図5はエンジンの要部断面図である。
【図6】 図6は船外機の内部の平面図である。
【図7】 図7は船外機のエンジンの平断面図である。
【図8】 図8は船外機の要部断面図で、図14および図15のVIII断面図である。
【図9】 図9は船外機の要部断面図で、図14および図15のIX断面図である。
【図10】 図10は船外機の要部断面図で、図13の X-X断面図である。
【図11】 図11はシリンダヘッドの正面図である。
【図12】 図12はシリンダブロックおよびクランクケースの底面図である。
【図13】 図13はガイドエキゾーストの平面図である。
【図14】 図14はガイドエキゾーストおよびエキゾーストパイプの底面図で、(a)がガイドエキゾーストの図、(b)がエキゾーストパイプの図である。
【図15】 図15は連結ケースおよびエキゾーストパイプの平面図で、(a)が連結ケースの図、(b)がエキゾーストパイプの図である。
【図16】 図16はエキゾーストパイプの斜視図である。
【図17】 図17は吸気通路冷却ジャケットの説明図で、図4の要部拡大図である。
【符号の説明】
7 ガイドエキゾースト
7h ガイドエキゾーストの落水孔(エキゾーストパイプ冷却流路)
13 エンジン
23e ロワーケーシングの吸込水路(冷却水上り流路)
26 シリンダ
28 ピストン
32 シリンダブロック
32f シリンダブロックの燃焼室冷却用連通路(シリンダ冷却流路)
32g シリンダブロックの吸排気冷却用連通路(吸気冷却流路)
34 燃焼室
36 シリンダヘッド
36f シリンダヘッドの燃焼室冷却用連通路(シリンダ冷却流路)
36g シリンダヘッドの吸排気冷却用連通路(吸気冷却流路)
41 シリンダヘッドの吸気通路
42 シリンダヘッドの排気通路
77 エキゾーストパイプ
78 冷却水パイプ(エキゾーストパイプ冷却流路)
79 ガイドエキゾーストのエキゾーストパイプ用冷却水路(エキゾーストパイプ冷却流路)
93 冷却水上がり管(冷却水上り流路)
101 冷却水取入口(冷却水上り流路)
111 分配流路(冷却水上り流路)
114 シリンダ周り流路(シリンダ冷却流路)
117 燃焼室周り流路(シリンダ冷却流路)
119 サーモスタット
121 第1排水パイプ(シリンダ冷却流路)
122 シリンダブロックの排水流路(シリンダ冷却流路)
123 第2排水パイプ(シリンダ冷却流路)
131 吸気通路冷却ジャケット(吸気冷却流路)
133 パイロット水用パイプ(吸気冷却流路)

Claims (4)

  1. ピストンが摺動可能に配置されているシリンダと、
    このシリンダが形成されているシリンダブロックと、
    前記シリンダの燃焼室側を覆っているシリンダヘッドと、
    このシリンダヘッドに形成されているとともに、燃焼室に空気を供給する吸気通路と、
    前記シリンダヘッドに形成されているとともに、燃焼室から排気ガスを排気する排気通路と、
    前記シリンダを冷却するシリンダ冷却流路と、
    前記シリンダヘッドの吸気通路を冷却する吸気冷却流路とを備え、
    かつ、サーモスタットが、前記シリンダ冷却流路に配備されているとともに、前記吸気冷却流路には配備されておらず
    前記シリンダは複数設けられており
    前記吸気冷却流路は、排気通路同士の間に位置する吸気通路を冷却するとともに、排気通路同士の間に位置しない吸気通路を殆ど冷却していないことを特徴とするエンジン。
  2. 前記吸気通路と前記排気通路とが、燃焼室に対して同じ側に配置されているカウンターフロータイプであることを特徴とする請求項1記載のエンジン。
  3. ガイドエキゾースト上に、前記請求項1または2記載のエンジンが搭載されている船外機において、
    前記シリンダ冷却流路から流れ出る冷却水は、前記ガイドエキゾーストを通らないで、船外機外に排出されていることを特徴とする船外機。
  4. ガイドエキゾースト上に、前記請求項1または2記載のエンジンが搭載されている船外機において、
    エンジンからの排気ガスをガイドエキゾーストの下方に導くエキゾーストパイプと、
    船外機の外側から冷却水が供給される冷却水上り流路と、
    エキゾーストパイプを冷却するエキゾーストパイプ冷却流路とが設けられ、
    前記冷却水上り流路から、シリンダ冷却流路、吸気冷却流路およびエキゾーストパイプ冷却流路が分岐していることを特徴とする船外機。
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