JP4186850B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、帯電ワイヤと、感光ドラムユニットの近傍に配設されたLED等の露光ヘッドのレンズ面とを、簡易な構成及び操作によって同時に清掃可能とした画像形成装置の感光ドラムユニットに関する。
コピー機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置に関して、外周面に光導電膜が被覆されている感光ドラムと、該感光ドラムを帯電させるための帯電器とを一体に配設した感光ドラムユニットとが、記録紙搬送経路に沿って配置されたものがすでに公知である。
この感光ドラムユニットの帯電器には、高電圧が印加されてコロナ放電を発生させる帯電ワイヤが張設されており、帯電ワイヤの表面に、装置内を浮遊しているシリカやトナーなどが放電生成物として付着すると、帯電ワイヤからのコロナ放電にむらが生じ、感光ドラムの表面を均一に帯電させることができなくなる。そして、そのことが画像形成時に濃度むらとなり、さらに画像むらや線の発生などの画像不具合となって現れていた。
一方、感光ドラムユニットの感光ドラム上に静電潜像を形成するための光記録手段として、LEDヘッドやLCDヘッド等のライン状の露光ヘッドを用いた装置が開発されており、このLEDヘッド等の露光ヘッドは焦点距離が短く、感光ドラムの表面近傍にレンズ面を配設する必要がある。そのため、露光ヘッドのレンズ面にトナー等が付着し易く、かかる場合に上述のような画像劣化を引き起こす要因となっていた。
このような課題を解決する画像形成装置として、これまでに、帯電ワイヤや露光ヘッドのレンズ面を清掃する清掃手段を感光ドラムユニットに配設したものが多く提案されており、そのような中でも、かかる清掃手段が帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面の両方を同時に清掃可能とした画像形成装置が幾つか開示されている。
例えば、特許文献1に開示される画像形成装置は、感光ドラムと帯電ワイヤが本体側フレームに配設される感光ドラムユニットにおいて、本体側フレームの一端に開閉可能に配設された一のフレームの露光ヘッドが感光ドラムに対向するように配設したものである。該画像形成装置から感光ドラムユニットを取り出した状態で、一のフレームを開口させ、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面に当接するようにクリーニング部材が配設される。そして、このクリーニング部材をドラム軸に沿って移動させて該当部分の清掃を行うものである(特許文献1参照)。
また、特許文献2に開示される画像形成装置は、露光ヘッドに隣接した帯電器が長手方向に自在に引き出し可能に構成され、帯電器の固定フレームの側壁に帯電ワイヤのワイヤ清掃部が固設されるとともに、露光ヘッドのレンズ面に摺接可能なレンズ清掃部が露光ヘッドに向けて突出された構成である。そして、帯電器を引き出し時及び収納する時に、帯電器の移動フレーム側に張設された帯電ワイヤがワイヤ清掃部に摺接して移動しつつ、帯電器の移動に連続してレンズ清掃部が露光ヘッドのレンズ面に摺接して移動されるものである(特許文献2参照)。
実開平5−81853号公報 特開平5−286206号公報
なるほど、従来の画像形成装置においては、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面をいずれも同時に清掃するので、これら帯電ワイヤ等にトナーが付着することによる上記画像劣化を防ぐことができ、また、両部材の清掃を同時に行うことで、かかる作業の手間を軽減しているものであった。
しかしながら、前記特許文献1において開示される画像形成装置では、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面を清掃するために、感光ドラムユニットに開閉回動可能な一のフレームを別途配設させる必要があり、感光ドラムユニットの構成が複雑化して製造コストがかかっていた。また、清掃を行う際には、まず装置本体の上部を覆うカバーを開口させ、次いで感光ドラムユニットの一のフレームを開口させ、その後清掃部材を取り付ける必要があったため、かかる清掃作業が煩わしかった。さらに、カバーを回動させて装置内部を開口するため、その他の塵埃が装置内部に入り込んで帯電ユニットに付着するおそれがあった。
また、特許文献2に記載される画像形成装置は、画像形成装置に対して帯電器の移動フレームを前後方向に摺動させてかかる清掃を行うものであるが、該移動フレーム側に帯電ワイヤが配設されているため、操作の度に帯電ワイヤが装置外部に引き出されて、帯電ワイヤが装置外の空気に直接触れることになり、その他の塵埃が付着する可能性があった。また、移動フレームの取り扱いを誤ると帯電ワイヤに歪み等が生じて、画像劣化の要因となっていた。さらに、帯電体において、固定フレームに移動フレームを摺動可能に取り付けるための構成が煩雑となっていた。
近年の画像形成装置においては、感光ドラムユニットを構成する部材点数を低減させ、隣接する構成部材の間隔を狭めて画像形成装置全体としてのコンパクト化が図られているところであり、かつ、簡易な操作によって清掃やメンテナンスを行えるような構成であることが好ましいのである。このような点で、特許文献1及び特許文献2で開示される装置は適した構成ではなかったといえる。
そこで、本発明においては、画像形成装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、感光ドラムユニットを簡易な構成としつつ、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面を確実に、かつ、容易な操作によって清掃可能な装置構成とすることを目的とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、感光ドラムと、該感光ドラムの外周面を帯電する帯電
ワイヤと、該帯電ワイヤを清掃する清掃部材とをフレームに配設した感光ドラムユニット
を備え、該感光ドラムがライン状の露光ヘッドにて露光されて静電潜像を形成する画像形
成装置において、前記清掃部材は、前記帯電ワイヤに当接した状態で摺動されてこれを清
掃するワイヤ清掃部と、前記露光ヘッドのレンズ面に当接した状態で摺動されてこれを清
掃するレンズ清掃部と、を備えるとともに、前記感光ドラムの長手方向に平行に延びるレ
バー部材の一端部に接続され、前記レバー部材の他端部は、前記感光ドラムユニットの一
側方から突出されて、オペレータが摺動操作する際のグリップとなっており、前記レバー
部材が感光ドラムユニットの長手方向に抜き差し操作されることにより、前記清掃部材が
摺動されて、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面を同時に清掃し、前記画像形成装置は
、フロントカバーをさらに備え、前記フロントカバーが閉じられた状態で、フロントカバ
ーの内壁が前記レバー部材の他端の先端部に当接されて、前記清掃部材がホームポジショ
ンに位置した状態で前後移動不能に位置決めされる
請求項2においては、請求項1において、前記清掃部材は、前記フレームの形状に沿うように延出して形成されるガイド部を有し、該ガイド部を介してフレームにガイドされて摺動されるものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2において、前記清掃部材は、前記ワイヤ清掃部及び前記レンズ清掃部を有する一体的な部材で成形されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、清掃部材をレバー部材の往復操作のみによって摺動させて帯電ワ
イヤ及び露光ヘッドのレンズ面を同時に清掃でき、また、清掃作業においてその他の工程
を要しないため作業効率が格段に向上する。さらに、帯電ワイヤや露光ヘッドを固定した
ままでこれらの清掃を行うことができ、各部材が損傷したり、不要な塵埃等が付着したり
するのを防ぐことができる。
また、レバー部材の他端部は、感光ドラムユニットの一側方から突出されて、オペレー
タが摺動操作する際のグリップとなっており、レバー部材の他端部をオペレータが把持し
て摺動操作を行えるため、摺動操作が容易となる。
さらに、フロントカバーが閉じた状態(通常の装置使用時)には、レバー部材が位置決
めされるため、清掃部材が摺動して画像形成装置の画像形成プロセスを妨げることはない
。一方で、フロントカバーが開けられた状態(メンテナンス時)には、レバー部材に位置
決めが開放されて、レバー部材によって清掃部材を移動自在に操作して、清掃作業を行う
ことができる。
請求項2においては、清掃部材をフレームに安定して配設することができる。
請求項3においては、ワイヤ清掃部とレンズ清掃部とを一体成形して部品点数を低減し
、また、大量生産が容易であるため製造コストを低減することができる。
次に、発明の実施の形態を図面を参照して、以下に説明する。
図1は本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図、図2は感光ドラムユニットの斜視図、図3は感光ドラムユニットの正面断面図、図4は清掃部材の摺動位置を表す感光ドラムユニットの側面図である。
なお、以下に示す画像形成装置1は、電子写真方式に構成されており、例えば、コピー機、プリンタ及びファクシミリ等に用いられるものである。
まず、画像形成装置1の全体構成について、以下に概略する。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙カセット6の上方に配置されている。画像形成装置1においては、給紙カセット6から繰り込まれた記録紙上に画像情報を顕像化したトナー画像が転写され、そのトナー画像が定着された後、記録紙が、画像形成装置1の上部に設けられる排紙トレイ7に主搬送経路11を介して排出するようにしている。主搬送経路11の外側に反転経路12が形成され、この反転経路12が該主搬送経路11と分岐・合流するような構成とされている。主搬送経路11における記録紙の搬送路に沿って、感光ドラムユニット2、露光器ユニット3、現像器ユニット4及び定着器ユニット5等が配置されている。
感光ドラムユニット2は、感光体として外周面に光導電膜を有する感光ドラム21と、感光ドラム21の外周面を帯電させる帯電器22と、クリーニング装置24等とから構成されている。帯電器22に張設される帯電ワイヤ23は、高電圧が印加されるとコロナ放電し、感光ドラム21の外周面に均一に負の電荷を付与する。クリーニング装置24にて転写プロセスにて転写されずに残ったトナー及び紙粉が回収される。
露光器ユニット3は、感光ドラム21の斜上方に配設され、本実施例においては露光器としてLEDを用いた固定走査型のものが配設されている。すなわち、露光器としてライン状に発光点が配置されている露光ヘッド31が、そのレンズ面32を感光ドラム21に対向するように感光ドラムユニット2に近設されている。露光ヘッド31が、前記帯電器22によって帯電された感光ドラム21の外周面にデジタル化された画像情報に基づいて像露光することによって、感光ドラム21上の照射部分の負電荷が除去され、静電潜像が形成される。
現像器ユニット4は、供給ローラ41と、現像ローラ42等とから構成されている。供給ローラ41は、トナーを収容するトナーケース43からトナーを負に帯電させつつこれを現像ローラ42に供給する。現像ローラ42は、潜像が形成された感光ドラム21にトナーを供給し、かかるトナーは、静電気によって感光ドラム21上の負電荷が除去されている部分にのみ付着される。
また、現像器ユニット4を通過した記録紙は、感光ドラム21の外周面と接触するように主搬送経路11を挟んで配設された転写ローラ81と感光ドラム21とのニップ部に送り込まれる。そして、感光ドラム21に密着された記録紙の裏側の転写ローラ81にバイアス電圧が印加されると、負に帯電しているトナーが感光ドラム21から記録紙へと転写される。トナーが転写された記録紙は、主搬送経路11の下流の定着器ユニット5に送られる。
定着器ユニット5は、ヒートローラ51と、ヒートローラ51の外周面に圧接するように主搬送経路11を挟んで配設されたプレスローラ52等とで構成されている。そして、該ヒートローラ51と該プレスローラ52とのニップ部に記録紙が送り込まれて、トナー転写後の記録紙が加熱・加圧されて、記録紙上のトナー画像が定着される。
次に、感光ドラムユニット2について、以下に詳述する。
図2乃至図4に示すように、感光ドラムユニット2は、下部に感光ドラム21が配設されており、上部に帯電器22、上部であって該帯電器22の側方(図3において右方)にクリーニング装置24が配設されている。フレーム20は、下方が開口されており、感光ドラム21が、帯電器22の直下方に位置するようにフレーム20の長手方向の両側壁によって回転自在に軸支されている。
帯電器22は、感光ドラム21の表面にコロナ放電する帯電ワイヤ23と、該帯電ワイヤ23によるコロナ放電を感光ドラム21の表面に均一に分布させるためのグリッド26等とで構成されている。帯電ワイヤ23は、フレーム20の下方側(感光ドラム21が配設される側)に両端をフレーム20の側壁に支持されて、該フレーム20の長手方向に沿って張設されている。帯電ワイヤ23の下方であって感光ドラム21の表面と帯電ワイヤ23との間にグリッド26がフレーム20に固定されている。
フレーム20は、クリーニング装置24の配置と逆方向(図3において右方)に、感光ドラム21の上方を覆うように延設されている。感光ドラム21の下方はフレーム20等の部材に覆われることなく外部に開放されており、この開放部分において、前記現像器ユニット4の現像ローラ42や転写ローラ81が感光ドラム21の外周面に当接されて、トナー供給や転写プロセスが行われる。
このフレーム20の延設部には、開口部25bが感光ドラム21の形状に沿って長手方向に開口され、該開口部25bから感光ドラム21の一部が露出されている。該感光ドラムユニット2の側方に露光器ユニット3の露光ヘッド31が、そのレンズ面32を該開口部25bを介して感光ドラム21の外周面に向くように配設される。すなわち、開口部25bは、露光ヘッド31からの光線が感光ドラム21の外周面に照射される経路を妨げない大きさで、フレーム20の長手方向に沿って正面視略矩形となるように開口されている。そして、感光ドラム21、帯電ワイヤ23、開口部25b(後述する開口部25a)及び露光ヘッド31のレンズ面32は、長手方向においてそれぞれ略平行となるように配設されている。
フレーム20の上面部には、感光ドラム21の形状に沿って、長手方向長さが開口部25bと略同一となるように開口部25aが開口されている。該開口部25aには、帯電ワイヤ23を清掃するための清掃部材27が摺動可能に配設されている。該清掃部材27は、帯電ワイヤ23を挟み込んだ状態で摺動されてこれを清掃するワイヤ清掃部27cと、露光ヘッド31のレンズ面32に当接した状態で摺動されてこれを清掃するレンズ清掃部27eとを有する。
清掃部材27は、開口部25aを介してフレーム20の上方と下方とに貫通するように配設され、フレーム20の外側(上方)には、短手方向の長さが開口部25aより大きい水平部27aと、該水平部27aの上面に略垂直に配設された正面視略矩形状の垂直部27bとが形成されている。フレーム20の内側(下方)には、水平部27aの下面から開口部25aを介して前記帯電ワイヤ23に当接するワイヤ清掃部27cが形成されている。なお、垂直部27bには、後述するレバー部材29が固定される。
ワイヤ清掃部27cは、下方に開口した断面略コ字状に形成され、開口部位にスポンジ等からなる清掃具28aが配設されている。該清掃具28aは、略180度折り返されて配設され、その間に帯電ワイヤ23を挟持するようにして帯電ワイヤ23の一部に当接している。帯電ワイヤ23が清掃具28aによって挟持されるため、帯電ワイヤ23の外周面に清掃具28aが密着して当接し、帯電ワイヤ23を確実にむらなく清掃することができる。
ワイヤ清掃部27cは、開口縁部がそれぞれ反対方向に開くように(すなわち、両開口縁部においてより開口するように)、弾性を有する部材から成形されている。該清掃部材27をフレーム20に取り付ける際には、ワイヤ清掃部27cの開口縁部をそれぞれ近づくように開口縁部を押圧して開口部25aを通過させ、取り付けた後にかかる押圧を開放すると、フレーム20の下側で開口縁部が開放される。こうして清掃部材27がフレーム20から上側に容易に取り外れないようにしている。なお、ワイヤ清掃部27cの構成はこれに限定されるものではなく、端部に略矩形状の清掃具28aを配設して、帯電ワイヤ23に摺接させるような構造であってもよい。
また、清掃部材27は、水平部27aの左端部からフレーム20の外側形状に沿って、かつ、感光ドラム21の軸方向に対して略垂直方向にガイド部27dが延設されている。ガイド部27dは、該フレーム20の外面上を前記開口部25bまで到達するように延設され、その端部にレンズ清掃部27eが取り付けられている。レンズ清掃部27eは、短手方向の長さが開口部25bと略同じ長さに成形されて、開口部25bの一部を遮るよう開口内に配置されている。該レンズ清掃部27eに配設される清掃具28bが、該開口部25bに向けられた露光ヘッド31のレンズ面32の一部に当接している。
ここで、本実施例における清掃部材27は、これを構成する水平部27a、垂直部27b、ワイヤ清掃部27c、ガイド部27d及びレンズ清掃部27eをそれぞれ一体的な合成樹脂部材からなるように形成されている。そのため、帯電ワイヤ23を清掃する部材と、露光ヘッド31のレンズ面32を清掃する部材とを、一体成形できるため、部品点数を低減させ、感光ドラムユニット2や露光器ユニット3の構成をコンパクトにできると共に、周辺部材のレイアウトもより密に近設させることができる。さらに、例えば、耐薬品性・耐熱性等の特性に優れた熱可塑性樹脂を成型加工することで容易に大量生産でき、製造コストを低減することができる。
また、清掃部材27は、該ガイド部27dを介してフレーム20の外側壁にガイドされて位置決めされている。上述のように、清掃部材27は、水平部27aとワイヤ清掃部27cとによって、フレーム20に形成された開口部25aに取り付けられるが、これだけでは不安定である。そこで、水平部27aから延設して形成されるガイド部27dが、フレーム20の外壁に当接されるように構成されている。そして、該ガイド部27dがフレーム20の外側壁に摺接しながら、清掃部材27がフレーム20の長手方向に沿って摺動されるように構成されている。そのため、清掃部材27をフレーム20に安定して配設することができる。また、ガイド部27dとレンズ清掃部27eとは折れ曲がって連なっているため、レンズ清掃部27eは自己のばね性によって露光ヘッド31側に付勢されることになるため、清掃具28bがレンズ面32に当接することになる。したがって、清掃部材27が摺動されても、帯電ワイヤ23や露光ヘッド31のレンズ面32と確実に当接させることができ、むらなく清掃することができる。さらに、ガイド部27dを介してレンズ清掃部27eが配設されることからレンズ清掃部27eの配設部材をも兼ねるため、部品点数を低減させ、清掃部材27をよりコンパクトに構成することができる。
なお、該清掃部材27のガイド部27dよりも外側位置には、板金90が該ガイド部27dの長手方向に沿ってフレーム20に配設されている。板金90は、通常はガイド部27dに当接せず、該ガイド部27d(清掃部材27)が傾いたりフレーム20から外れそうになったりした場合に、ガイド部27dが当接してこれをガイドするように構成されており、清掃部材27が容易に取り外れないようにしている。
また、フレーム20には、感光ドラム21の長手方向に沿って、清掃部材27を前後摺動させる操作具としてのレバー部材29が横設されている。レバー部材29は、一端部が、清掃部材27の垂直部27bに着脱可能に取り付けられ、他端部が、フレーム20の側壁20aを貫通して側方に突出されている。レバー部材29は、感光ドラム21や帯電ワイヤ23等と略平行となるように、垂直部27bと側壁20aによって支持されている。
そして、レバー部材29が感光ドラムユニット2の前後方向に摺動されると、清掃部材27がレバー部材29とともに摺動されるように構成されている。上述のように、清掃部材27は、開口部25a及びガイド部27dによって摺動方向が規制されているため、該清掃部材27に一端部が接続されるレバー部材29を前後操作して、清掃部材27をフレーム20の長手方向に沿って摺動させることができる。
図4に示すように、レバー部材29が感光ドラムユニット2内に押し込まれると、清掃部材27は、開口部25aの後方端部に当接した状態(ホームポジションP1)で停止される。レバー部材29が徐々に感光ドラムユニット2から引き出されると、清掃部材27は、レバー部材29に対して相対位置変動不能に連動して開口部25aにそって摺動される。そして、清掃部材27が開口部25aの前方端部に当接して停止された状態(エンドポジションP2)で、レバー部材29をこれ以上感光ドラムユニット2から引き出すことができないような構成として、清掃部材27が抜け落ちないようにしている。清掃部材27がホームポジションP1からエンドポジションP2まで摺動されると、清掃部材27に配設されるワイヤ清掃部27c及びレンズ清掃部27eによって、帯電ワイヤ23及び露光ヘッド31のレンズ面32がそれぞれ清掃される。
このように、本実施例に示す画像形成装置1においては、感光ドラムユニット2に配設された清掃部材27がレバー部材29の一操作のみによって摺動されて、帯電ワイヤ23及び露光ヘッド31のレンズ面32が同時に清掃され、また、かかる清掃作業においてはその他の工程を要することなく行えるため、作業効率が格段に向上されている。そして、オペレータが、レバー部材29を感光ドラムユニット2から出し引きする操作を繰り返し行って、清掃部材27をホームポジションP1とエンドポジションP2とを往復摺動させることで、帯電ワイヤ23及び露光ヘッド31のレンズ面32を効果的に清掃することができる。また、帯電ワイヤ23や露光ヘッド31の配設位置を固定したままでこれらの清掃を行うことができ、位置を変動させることで各部材が損傷したり、不要な塵埃等が付着したりするのを防ぐことができる。
さらに、本実施例においては、レバー部材29の側壁20aからの突出部29aを、オペレータがレバー部材29を摺動操作する際のグリップとして用いることができる。突出部29aをオペレータが把持して摺動操作を行えるため、清掃操作が容易となる。特に、感光ドラムユニット2が、画像形成装置1に内設された状態で、帯電ワイヤ23等の清掃を行うことができ、帯電ワイヤ23等が外気に触れて塵埃等が付着するのを防ぐことができる。
なお、レバー部材29は、画像形成装置1に内設された状態で、図示せぬフロントカバーが閉じられると、フロントカバーの内壁がレバー部材29の他端の先端部に当接されて、清掃部材27がホームポジションP1に位置した状態で、前後移動不能に位置決めするように構成してもよい。このような構成とすると、フロントカバーが閉じた状態(通常の装置使用時)には、レバー部材29が位置決めされるため、清掃部材27が摺動して画像形成装置1の画像形成プロセスを妨げることはない。一方で、フロントカバーが開けられた状態(メンテナンス時)には、レバー部材29に位置決めが開放されて、レバー部材29によって清掃部材27を移動自在に操作して、清掃作業を行うことができるのである。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図。 感光ドラムユニットの斜視図。 感光ドラムユニットの正面断面図。 清掃部材の摺動位置を表す感光ドラムユニットの側面図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 感光ドラムユニット
20 フレーム
21 感光ドラム
23 帯電ワイヤ
27 清掃部材
27c ワイヤ清掃部
27e レンズ清掃部
29 レバー部材
31 露光ヘッド
32 レンズ面

Claims (3)

  1. 感光ドラムと、該感光ドラムの外周面を帯電する帯電ワイヤと、該帯電ワイヤを清掃す
    る清掃部材とをフレームに配設した感光ドラムユニットを備え、該感光ドラムがライン状
    の露光ヘッドにて露光されて静電潜像を形成する画像形成装置において、
    前記清掃部材は、前記帯電ワイヤに当接した状態で摺動されてこれを清掃するワイヤ清
    掃部と、前記露光ヘッドのレンズ面に当接した状態で摺動されてこれを清掃するレンズ清
    掃部と、を備えるとともに、前記感光ドラムの長手方向に平行に延びるレバー部材の一端
    部に接続され、
    前記レバー部材の他端部は、前記感光ドラムユニットの一側方から突出されて、オペレ
    ータが摺動操作する際のグリップとなっており、
    前記レバー部材が感光ドラムユニットの長手方向に抜き差し操作されることにより、前
    記清掃部材が摺動されて、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面を同時に清掃し、
    前記画像形成装置は、フロントカバーをさらに備え、前記フロントカバーが閉じられた
    状態で、フロントカバーの内壁が前記レバー部材の他端の先端部に当接されて、前記清掃
    部材がホームポジションに位置した状態で前後移動不能に位置決めされることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 前記清掃部材は、前記フレームの形状に沿うように延出して形成されるガイド部を有し、
    該ガイド部を介してフレームにガイドされて摺動されることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 前記清掃部材は、前記ワイヤ清掃部及び前記レンズ清掃部を有する一体的な部材で成形さ
    れることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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