JP2006145589A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃部材による清掃効率を高めて、感光ドラムユニットに配設される帯電ワイヤを十分に清掃して、帯電ワイヤの汚れによる画像不良を低減させることを目的とする。
【解決手段】感光ドラム21、感光ドラム21の外周面を帯電する帯電ワイヤ23、及び該帯電ワイヤ23を清掃する清掃部材27をフレーム20に配設した感光ドラムユニット2と、該感光ドラムユニット2とは別ユニットに構成した現像器ユニット4とを備えてなる画像形成装置1において、前記清掃部材27は、前記感光ドラム21の長手方向に平行に延びるレバー部材29の一端部に配設され、該レバー部材29の操作によって摺動されて前記帯電ワイヤ23を清掃し、該レバー部材29は、前記現像器ユニット4と磁石94及び磁石95を介して同一方向の端部で係合され、該現像器ユニット4が装置本体1aの一側部から水平に着脱される際に連動して操作される。
【選択図】図5

Description

本発明は、コロナ放電方式を採用した電子写真式の画像形成装置に関し、より詳細には、感光ドラムユニットに形成される帯電ワイヤの清掃技術に関する。
コピー機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置は、外周面に光導電膜が被覆されている感光ドラムと、該感光ドラムを帯電させるための帯電器とを一体に配設した感光ドラムユニットが配置されている。この感光ドラムユニットの帯電器には、高電圧が印加されてコロナ放電を発生させる帯電ワイヤが張設されている。帯電ワイヤの表面に、装置内を浮遊しているシリカやトナーなどが放電生成物として付着すると、帯電ワイヤからのコロナ放電にむらが生じ、感光ドラムの表面を均一に帯電させることができなくなる。そして、そのことが画像形成時に濃度むらとなり、さらに画像むらや線の発生などの画像不具合となって現れる。
帯電ワイヤを清掃する手段として、例えば、特許文献1及び特許文献2には、放電部材(帯電ワイヤ)を有する帯電器を備えた感光ドラムユニットが、感光ドラムの軸方向に沿って装置本体に挿脱される際に、これと連動して該放電部材に摺接する清掃部材を設けた画像形成装置が提案されている。これらの画像形成装置は、感光ドラムユニットを挿脱する度に清掃部材によって放電部材が清掃できるため、放電部材の清掃が容易であり、またオペレータ等の手間がかからない(特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平6−149022号公報 特開平8−6464号公報
確かに、帯電ワイヤを清掃する際に、オペレータが手動で清掃部材を摺動操作等させる構成であれば、かかる清掃作業が煩わしく、オペレータが清掃を忘れたり、帯電ワイヤの全長に渡って十分に清掃されない場合があったりする。上記の特許文献1及び特許文献2に記載されるように、装置本体から他の構成部材を取り出す際に、これに連動して帯電ワイヤの清掃が行われる構成とすることは帯電ワイヤの清掃効率や作業性の向上という観点からは好ましい。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載される画像形成装置は、感光ドラムユニットを交換するために装置本体から挿脱する際に、これに連動して帯電ワイヤの清掃が行われる構成であるが、感光ドラムユニットに配設される感光ドラムの寿命は、現像器におけるトナー欠による寿命等と比べても長く、これが交換される頻度は低い。そのため、感光ドラムの寿命を待って帯電ワイヤの清掃を行うような構成では、帯電ワイヤを十分に清掃することはできず、ひいては、上述の画像不具合が生じる場合があった。
特に、特許文献2に記載される画像形成装置は、感光ドラムユニットが、感光ドラム及び帯電ワイヤに加えて現像器やクリーニング器等を一つのユニット体としたカートリッジとして組み付けられ、このカートリッジの挿脱に連動して、清掃部材によって帯電ワイヤが清掃されるように構成されている。そのため、現像器のトナーを交換するために装置本体からカートリッジごと取り出す必要があり、トナー欠に合わせて使用状態にある感光ドラムも交換されることになって使用効率が悪かった。
さらに、特許文献2に記載される装置は、カートリッジに配設された清掃部材が、カートリッジが挿脱される際に係合部材に係合し、帯電ワイヤに対して相対的に摺動移動することで清掃が行われるように構成されており、清掃部材と係合部材との間の係合状態は、単に両部材が接触して係合するものであった。そのため、カートリッジを挿脱する際に、両部材の接触状態が解除されて清掃部材が摺動されず、帯電ワイヤを十分に清掃できない場合があった。
そこで、本発明においては、画像形成装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、清掃部材による清掃効率を高めて、感光ドラムユニットに配設される帯電ワイヤを十分に清掃して、帯電ワイヤの汚れによる画像不良を低減させることを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、感光ドラム、感光ドラムの外周面を帯電する帯電ワイヤ、及び該帯電ワイヤを清掃する清掃部材をフレームに配設した感光ドラムユニットと、該感光ドラムユニットとは別ユニットに構成した現像器ユニットとを備えてなる画像形成装置において、前記清掃部材は、前記感光ドラムの長手方向に平行に延びるレバー部材の一端部に配設され、該レバー部材の操作によって摺動されて前記帯電ワイヤを清掃し、該レバー部材は、前記現像器ユニットと磁石部材を介して同一方向の端部で係合され、該現像器ユニットが装置本体の一側部から水平に着脱される際に連動して操作されるものである。
請求項2においては、前記磁石部材は、前記レバー部材及び現像器ユニットのうち、少なくともいずれか一方の端部に設けられた弾性部材に取り付けられるものである。
請求項3においては、前記清掃部材は、露光ヘッドのレンズ面に当接した状態で摺動されてこれを清掃するレンズ清掃部を備え、前記レバー部材の操作によって摺動して、該露光ヘッドのレンズ面を同時に清掃するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す構成としたので、現像器ユニットの挿脱の際に同時かつ自動的に帯電ワイヤの清掃を行うことがでるので、清掃し忘れることがなく、また、帯電ワイヤの清掃頻度を十分に確保することができ、帯電ワイヤの汚れに起因する画像不良等を防止できる。また、現像器ユニットのみを感光ドラムユニットと分離して取り外して、感光ドラムユニットを構成する部材を継続して使用できるため、各部材の使用効率がよい。さらに、レバー部材及び現像器ユニットは、磁石部材を介して係合されるため、係合状態を維持して、清掃部材を確実に摺動操作でき、帯電ワイヤの清掃効率を高めることができる。
請求項2に示す構成としたので、現像器ユニットを勢いよく操作しても、弾性部材が弾性変形して衝撃を吸収し、レバー部材及び現像器ユニット等の損傷を防ぐことができる。
請求項3に示す構成としたので、一つの操作によって、帯電ワイヤ及び露光ヘッドのレンズ面を同時に清掃でき、その他の清掃工程が不要となって作業効率が格段に向上できる。また、帯電ワイヤや露光ヘッドを固定したままで清掃できるため、各部材が損傷したり、塵埃等が付着したりするのを防ぐことができる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図、図2は感光ドラムユニットの斜視図、図3は感光ドラムユニットの正面断面図、図4は感光ドラムユニット及び現像器ユニットの側面図、図5は係合部の側面図、図6は現像器ユニットの挿脱操作とこれに連動するレバー部材の状態を示す図、図7は別実施例における係合部の側面図、図8は同じく別実施例における係合部の側面図である。
まず、本実施例における画像形成装置1の全体構成について、以下に概略する。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙カセット6の上方に配置されている。画像形成装置1においては、給紙カセット6から繰り込まれた記録紙上に画像情報を顕像化したトナー画像が転写され、そのトナー画像が定着された後、記録紙が、画像形成装置1の上部に設けられる排紙トレイ7に主搬送経路11を介して排出するようにしている。主搬送経路11の外側に反転経路12が形成され、この反転経路12が該主搬送経路11と分岐・合流するような構成とされている。主搬送経路11における記録紙の搬送路に沿って、感光ドラムユニット2、露光器ユニット3、現像器ユニット4及び定着器ユニット5等が配置されている。
感光ドラムユニット2は、感光体として外周面に光導電膜を有する感光ドラム21と、感光ドラム21の外周面を帯電させる帯電器22と、クリーニング装置24等とから構成されている。帯電器22に張設される帯電ワイヤ23は、高電圧が印加されるとコロナ放電し、感光ドラム21の外周面に均一に負の電荷を付与する。クリーニング装置24にて転写プロセスにて転写されずに残ったトナー及び紙粉が回収される。
露光器ユニット3は、感光ドラム21の斜上方に配設され、本実施例においては露光器としてLEDを用いた固定走査型のものが配設されている。すなわち、露光器としてライン状に発光点が配置されている露光ヘッド31が、そのレンズ面32を感光ドラム21に対向するように感光ドラムユニット2に近設されている。露光ヘッド31が、前記帯電器22によって帯電された感光ドラム21の外周面にデジタル化された画像情報に基づいて像露光することによって、感光ドラム21上の照射部分の負電荷が除去され、静電潜像が形成される。
現像器ユニット4は、供給ローラ41と、現像ローラ42及びトナーケース43等とから構成されている。供給ローラ41は、トナーを収容するトナーケース43からトナーを負に帯電させつつこれを現像ローラ42に供給する。現像ローラ42は、潜像が形成された感光ドラム21にトナーを供給し、かかるトナーは、静電気によって感光ドラム21上の負電荷が除去されている部分にのみ付着される。
この現像器ユニット4は、感光ドラム21の軸心方向に沿って挿脱可能に構成されており、装置前側の側壁45から引き出し用の把持部44が突設され、この把持部44を持って挿脱作業を行えるように構成されている(図4及び図5参照)。なお、側壁45は、平行に対向する側壁(図略)の間に供給ローラ41や現像ローラ42等を軸支している。
現像器ユニット4を通過した記録紙は、感光ドラム21の外周面と接触するように主搬送経路11を挟んで配設された転写ローラ81と感光ドラム21とのニップ部に送り込まれる。そして、感光ドラム21に密着された記録紙の裏側の転写ローラ81にバイアス電圧が印加されると、負に帯電しているトナーが感光ドラム21から記録紙へと転写される。トナーが転写された記録紙は、主搬送経路11の下流の定着器ユニット5に送られる。
定着器ユニット5は、ヒートローラ51と、ヒートローラ51の外周面に圧接するように主搬送経路11を挟んで配設されたプレスローラ52等とで構成されている。そして、該ヒートローラ51と該プレスローラ52とのニップ部に記録紙が送り込まれて、トナー転写後の記録紙が加熱・加圧されて、記録紙上のトナー画像が定着される。
また、装置本体1aの一側部である前面部には、メンテナンス用の開閉カバー10が設けられており、該開閉カバー10は装置本体1aの下部位置を中心に上下回動可能に取り付けられている(図6参照)。装置本体1a内部の感光ドラムユニット2や現像器ユニット4などをメンテナンスする場合には、この開閉カバー10を開いて装置本体1aの前面側を開放して内部を露出させ、該感光ドラムユニット2及び現像器ユニット4を装置本体1aに対して記録紙搬送方向と直交する水平方向(以下、X方向とする)に着脱するように構成されている。そして、感光ドラムユニット2に配設されたレバー部材29と現像器ユニット4は、同一方向端部において係合部9を介して係合され、現像器ユニット4が装置本体1aから挿脱される際に、レバー部材29が連動するように構成されている。詳細は、後述する。
次に、感光ドラムユニット2の構成について、以下に詳述する。
図2及び図3に示すように、感光ドラムユニット2は、下部に感光ドラム21が配設されており、上部に帯電器22、上部であって該帯電器22の側方(図3において右方)にクリーニング装置24が配設されている。フレーム20は、下方が開口されており、感光ドラム21が、帯電器22の直下方に位置するようにフレーム20の長手方向の両側壁によって回転自在に軸支されている。帯電器22には、感光ドラム21の表面にコロナ放電する帯電ワイヤ23が、フレーム20の下方側(感光ドラム21が配設される側)に両端を支持されて、該フレーム20の長手方向に沿って張設されている。
感光ドラム21の下方は、フレーム20等の部材に覆われることなく外部に開放されており、この開放部分において、前記現像器ユニット4の現像ローラ42や転写ローラ81が感光ドラム21の外周面に当接されて、トナー供給や転写プロセスが行われる。フレーム20は、感光ドラム21の円周面に沿って延設され、この延設部の長手方向に開口部25bが開口され、該開口部25bから感光ドラム21の一部が露出される。感光ドラムユニット2の側方には、露光器ユニット3の露光ヘッド31が配設され、レンズ面32は開口部25bを介して感光ドラム21の外周面に向けられている。
フレーム20の上面部には、開口部25aが開口され、この開口部25aには、帯電ワイヤ23を清掃するための清掃部材27が摺動可能に取り付けられている。本実施例の清掃部材27は、帯電ワイヤ23を挟み込んだ状態で摺動されて清掃するワイヤ清掃部27cと、露光ヘッド31のレンズ面32に当接した状態で摺動されて清掃するレンズ清掃部27eとを有する。
清掃部材27は、開口部25aを介してフレーム20の上下方向に貫通して配設され、フレーム20の外側(上方)に、略垂直に立設された垂直部27bが形成され、フレーム20の内側(下方)に、水平部27aの下面から開口部25aを介して帯電ワイヤ23に当接するワイヤ清掃部27cが形成されている。垂直部27bには、レバー部材29が固定されている。ワイヤ清掃部27cは、端部にスポンジ等からなる清掃具28aが配設されて、清掃具28aは、間に帯電ワイヤ23を挟持するようにして略180度折り返されて、帯電ワイヤ23の一部に当接している。
清掃部材27は、フレーム20の外側形状に沿って感光ドラム21の軸方向に対して略垂直方向にガイド部27dが延設されている。ガイド部27dは、前記開口部25bまで到達され、端部にレンズ清掃部27eが取り付けられている。レンズ清掃部27eは、開口部25bの一部を遮るよう開口内に配置され、このレンズ清掃部27eに配設される清掃具28bが、該開口部25bに向けられた露光ヘッド31のレンズ面32の一部に当接している。
フレーム20には、感光ドラム21の長手方向に沿って、清掃部材27を前後摺動させる操作具としてのレバー部材29が横設されている。レバー部材29の一端部が、前記垂直部27bに着脱可能に取り付けられ、他端部が、フレーム20の側壁20aを貫通して側方に突出されている。このように、垂直部27bと側壁20aによって感光ドラム21や帯電ワイヤ23等と略平行に支持されている。このレバー部材29の他端部には、レバー部材29の軸半径よりも大きくなるように形成されたノブ部29bが配設され、このノブ部29bを把持等することで、オペレータはレバー部材29を容易に摺動操作できる。
レバー部材29が感光ドラムユニット2の前後方向に摺動されると、清掃部材27がレバー部材29とともに摺動されるように構成されている。レバー部材29を感光ドラム21に対して相対操作することで、清掃部材27が、ワイヤ清掃部27cとレンズ清掃部27eによって帯電ワイヤ23と露光ヘッド31のレンズとを同時に清掃しながら摺動することができる。
レバー部材29が感光ドラムユニット2内に押し込まれると、清掃部材27は、開口部25aの後方端部に当接した状態(ホームポジション)で停止される。レバー部材29が徐々に感光ドラムユニット2から(X方向に)引き出されると、清掃部材27は、レバー部材29に対して相対位置変動不能に連動して開口部25aに沿って摺動される。そして、清掃部材27が開口部25aの前方端部に当接して停止された状態(エンドポジション)で停止される。
以上のように構成することで、感光ドラムユニット2に配設された清掃部材27がレバー部材29の一操作のみによって摺動されて、帯電ワイヤ23及び露光ヘッド31のレンズ面32を同時に清掃でき、その他の清掃工程が不要となって作業効率が格段に向上されている。また、帯電ワイヤ23や露光ヘッド31を固定したままで清掃できるため、各部材が損傷したり、塵埃等が付着したりするのを防ぐことができる。
なお、レバー部材29は、ノブ部29bを設けて、オペレータによる手動操作が可能な構成としているが、レバー部材29を手動で操作できない構成としてもよい。また、清掃部材27の形状は、これに限定されず、例えば、帯電ワイヤ23又は露光ヘッド31のレンズ面32のいずれか一方のみを清掃可能とした構成としてもよい。
次に、係合部9の構成について、以下に詳述する。
図4乃至図6に示すように、本実施例における画像形成装置1は、レバー部材29と現像器ユニット4とは、係合部9によって連動可能に連結されて、現像器ユニット4が装置本体1aから挿脱される際に、レバー部材29が連動して摺動されるように構成されている(図4参照)。すなわち、上述のように、清掃部材27は、レバー部材29が感光ドラム21の軸心方向に沿って前後方向に操作されることによって、帯電ワイヤ23等を摺動して清掃するように構成されており、さらに、このレバー部材29は、現像器ユニット4(トナーケース43)がトナー欠となって装置本体1aから挿脱される際に、係合部9を介してこれに連動して摺動操作されるように構成される。
図5に示すように、係合部9は、レバー部材29及び現像器ユニット4の開閉カバー10側の端部に形成されており、具体的には、レバー部材29のノブ部29bの後側面から下方向に向けて支持部材91が延設され、該支持部材91の下端部に磁石部材として磁石94が取り付けられており、一方、現像器ユニット4の側壁45には、磁石95が取り付けられている。磁石94及び磁石95は、レバー部材29の摺動方向に対して対向し、かつ、略同一平面上に位置するように配設されている。支持部材91は、ノブ部29bの後側面に別体として着設され、この支持部材91の着設手段はノブ部29bに対して相対位置変動不能に固定される方法であれば、公知の技術を用いることができる。
磁石部材としての磁石94及び磁石95は、N極及びS極のうち対向する極がそれぞれ異なるように、支持部材91及び現像器ユニット4の側壁45に取り付けられる。すなわち、係合部9は、両磁石94及び磁石95が引き付けあうことで、レバー部材29と現像器ユニット4とが係合され、レバー部材29と現像器ユニット4とが連動して移動するように構成される。ただし、磁石94及び磁石95は、一方が磁石で他方が鉄やニッケル等の磁性体で構成することも可能である。
係合部9の構成、具体的には、支持部材91の構成や磁石94及び磁石95の配置構成等は、上記実施例に限定されず、後述するように、支持部材91を設けることなく磁石94をレバー部材29のノブ部29bに直接配設するとともに、現像器ユニット4の側壁45から上方に延出された支持部材92を設け、上端部に磁石95を配設してもよい(図7参照)。また、支持部材91及び支持部材92をそれぞれ設けるとともに、該支持部材91の下端部に磁石94を、支持部材92の上端部に磁石95をそれぞれ配設してもよい(図8参照)。
図6(a)に示すように、感光ドラムユニット2及び現像器ユニット4は、装置本体1aに形成された主搬送経路11等に対して垂直方向に配置されるとともに、該感光ドラムユニット2に配設される感光ドラム21のドラム軸や現像器ユニット4に配設される現像ローラ42のローラ軸等が相互に略平行となるように配置されている。かかる状態では、前記係合部9では、磁石94及び磁石95の接着の有無は問わない。
次いで、図6(b)に示すように、現像器ユニット4が装置本体1aの開閉カバー10が装着された正面からX方向に引き出される際に、レバー部材29に配設された磁石94と現像器ユニット4に配設された磁石95とが引き付けらることによって、レバー部材29が連動して同じくX方向に摺動操作される。このとき、レバー部材29の一端部には前記清掃部材27が配設されているため、該レバー部材29が摺動操作されることによって、帯電ワイヤ23や露光ヘッド31のレンズ面32が清掃される。すなわち、現像器ユニット4がX方向に移動される際に、同時に、レバー部材29を介して清掃部材27が連動して移動されて、帯電ワイヤ23等の清掃が行われる。
図6(c)に示すように、現像器ユニット4が装置本体1aから引き抜かれると、現像器ユニット4の前部が下方に傾斜して、やがて磁石94及び磁石95が引き離されて、係合状態が解消され、レバー部材29は清掃部材27が前記エンドポジションに位置した状態で停止する。清掃部材27をエンドポジションにまで到達させることで、帯電ワイヤ23を全長に渡って隈なく清掃することができる。また、磁石94及び磁石95を引き離して、レバー部材29を単独で引き出すことにより清掃を行うことができる。すなわち、画像が汚れた場合等で、任意に清掃作業することが可能に構成されている。
上述のように、レバー部材29は、主に現像器ユニット4を装置本体1aから取り外す際に連動するように構成されるが、これに限定されない。特に、本実施例に示すように、係合部9を磁石94及び磁石95を配設して構成することで、現像器ユニット4を装置本体1aに取り付ける際にも、磁石94及び磁石95が引き付けられて、レバー部材29を連動して摺動操作して、清掃部材27をホームポジションまで移動させることができる。このように、本実施例では、簡易な構成によって、現像器ユニット4の挿脱操作に連動して清掃部材27を前後方向に摺動操作することができる。
一般に、現像器ユニット4のトナーケース43に収容されるトナーの交換寿命は、感光ドラム21の交換寿命よりも短く、すなわち、現像器ユニット4は、感光ドラムユニット2に比して交換頻度が高い。本実施例では、この現像器ユニット4のトナーの交換頻度に着目して、現像器ユニット4を装置本体1aに挿脱する際に、清掃部材27を連動して移動させて、帯電ワイヤ23等を清掃するように構成したものである。このように構成することで、オペレータにおいてレバー部材29を逐一摺動操作して帯電ワイヤ23等を清掃することが不要となり、トナー交換の際に同時に、かつ自動的に清掃を行うことがでるので、帯電ワイヤ23等を清掃し忘れることがない。そして、トナー交換の際に帯電ワイヤ23等を清掃するように構成することで、帯電ワイヤ23等の清掃頻度を十分に確保することができ、帯電ワイヤ23の汚れに起因する画像不良等を防止できる。
また、本実施例では、感光ドラムユニット2及び現像器ユニット4を別体に構成して、このうち現像器ユニット4を感光ドラムユニット2に対して相対的に引き出すことで、レバー部材29を操作するように構成している。そのため、現像器ユニット4(トナーケース43)のトナーが欠乏した際に現像器ユニット4のみを感光ドラムユニット2と分離して取り外して、感光ドラムユニット2を構成する部材を継続して使用できるため、使用効率がよい。
特に、本実施例では、磁石94及び磁石95をそれぞれレバー部材29及び現像器ユニット4に配設して、この磁石94及び磁石95が引き付けられることによってレバー部材29が現像器ユニット4に連動して操作されるように構成しているため、現像器ユニット4を装置本体1aに挿脱する最中に、レバー部材29との係合状態が解除されたり、ずれたりすることがない。すなわち、係合部9の係合状態を維持して清掃部材27を確実に摺動操作でき、帯電ワイヤ23の清掃効率を高めることができる。また、係合部9を解除する際にも僅かな力を加えるだけでよく、現像器ユニット4の取り外しを妨げない。
図7に示す実施例は、上記実施例(図6参照)のように支持部材91を設けることなく、磁石94をレバー部材29のノブ部29bに直接取り付けるとともに、現像器ユニット4の側壁45から上方に延出された支持部材92を設け、上端部に磁石95を配設するように構成される。支持部材92は、側壁45に別体として着設され、この支持部材92の着設手段は側壁45に対して相対位置変動不能に固定される方法であれば、公知の技術を用いることができる。
また、図8に示す実施例は、支持部材91及び支持部材92をそれぞれ設けるとともに、該支持部材91の下端部に磁石94を、支持部材92の上端部に磁石95をそれぞれ配設するように構成される。具体的には、係合部9は、レバー部材29のノブ部29bの後側面から下方向に向けて延出された支持部材91と、現像器ユニット4の側壁45から上方向に向けて延出された支持部材92とから構成され、支持部材91の下端部に磁石94が、支持部材92の上端部に磁石95がそれぞれ配設される。そして、この磁石94及び磁石95が、レバー部材29の摺動方向に対して対向し、かつ、略同一平面上に位置するように配設される。つまり、支持部材91及び支持部材92は正面視において少なくとも磁石配置部が重複する位置に配置され、支持部材91が前側に、支持部材92がその後側に配置される。
このように、係合部9の構成は、レバー部材29及び現像器ユニット4とを磁石94及び磁石95を介して係合させるような構成であればよく、支持部材91及び支持部材92や磁石94及び磁石95等の配置構成を、適宜変更することできる。なお、トナーケース43を交換してトナーを補給するような構成の場合には、トナーケース43より前記同様に支持部材等を突出する構成として同様の作用が得られる構成とすることもできる。
上記実施例において、支持部材91及び支持部材92は、弾性部材により形成することが好ましい。弾性部材としては、板バネや弾性力のある樹脂等を用いることができる。支持部材91等を弾性部材により形成することで、現像器ユニット4を勢いよく挿脱操作しても、支持部材91等が弾性変形してかかる衝撃を吸収し、支持部材91等、レバー部材29及び現像器ユニット4等が損傷するのを防ぐことができる。また、現像器ユニット4を装置本体1aから取り外す際にも、支持部材91等を弾性変形させれば、係合部9が邪魔になることがない。上記実施例のように(図8参照)、レバー部材29及び現像器ユニット4の両方に支持部材91及び支持部材92を設けた場合には、少なくともいずれか一方を弾性部材により形成すればよい。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図。 感光ドラムユニットの斜視図。 感光ドラムユニットの正面断面図。 感光ドラムユニット及び現像器ユニットの側面図。 係合部の側面図。 現像器ユニットの挿脱操作とこれに連動するレバー部材の状態を示す図。 別実施例における係合部の側面図。 同じく別実施例における係合部の側面図。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 装置本体
2 感光ドラムユニット
4 現像器ユニット
9 係合部
20 フレーム
21 感光ドラム
27 清掃部材
29 レバー部材
91、92 支持部材
94、95 磁石(磁石部材)

Claims (3)

  1. 感光ドラム、感光ドラムの外周面を帯電する帯電ワイヤ、及び該帯電ワイヤを清掃する清掃部材をフレームに配設した感光ドラムユニットと、該感光ドラムユニットとは別ユニットに構成した現像器ユニットとを備えてなる画像形成装置において、
    前記清掃部材は、前記感光ドラムの長手方向に平行に延びるレバー部材の一端部に配設され、該レバー部材の操作によって摺動されて前記帯電ワイヤを清掃し、
    該レバー部材は、前記現像器ユニットと磁石部材を介して同一方向の端部で係合され、該現像器ユニットが装置本体の一側部から水平に着脱される際に連動して操作されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記磁石部材は、前記レバー部材及び現像器ユニットのうち、少なくともいずれか一方の端部に設けられた弾性部材に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記清掃部材は、露光ヘッドのレンズ面に当接した状態で摺動されてこれを清掃するレンズ清掃部を備え、前記レバー部材の操作によって摺動して、該露光ヘッドのレンズ面を同時に清掃することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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