JP2006317820A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ファン部によって装置内に気流が生じた場合であっても良好な画像形成処理を実行できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成ユニット2は、感光ドラム21、帯電部22、清掃部材27、およびカバー部材85を有する。帯電部22は、放電室22aに収容されており、感光ドラム21に電荷を付与する。放電室22aの感光ドラム21側には開口部25cが、感光ドラム21と逆側であってファン部側には開口部25aが、それぞれ形成される。清掃部材27は、開口部25aを摺動可能とされている。カバー部材85は、空間29aの上部略全面を覆い、開口部25aを閉鎖する。また、画像形成ユニット2の上方にはファン部が設けられる。これにより、感光ドラム21付近から放電室22aへ流入する気流を遮断でき、感光ドラム21付近の雰囲気に含まれるトナーや紙粉が帯電部22に付着することを抑制できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関するもので、特に、画像形成ユニットの改良に関する。
従来より、ケーシング内に帯電ワイヤと、この帯電ワイヤを清掃する清掃部材とを配設したコロナ放電器が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1のコロナ放電器では、感光体と逆側の開口部を閉鎖するために、第1被覆部材が設けられている。
実開昭62−184562号公報
ここで、内部にコロナ放電器を有する画像形成装置において、装置内の雰囲気を外部に排気するための排気ファンが設けられている場合、装置内には排気ファンに向かう気流が形成される。この気流によって装置内を浮遊するトナーや紙紛が巻き上げられる。
したがって、排気ファンによる気流の形成位置と特許文献1のコロナ放電器との位置関係によっては、感光体側の開口部からケーシング内にトナーや紙紛が進入する。例えば、排気ファンによって巻き上げられたトナーや紙紛が、落下するとともに、感光体側の開口部からケーシング内に侵入する。その結果、ケーシング内の帯電ワイヤにトナーや紙紛が付着し、感光体に対して均一な電荷を付与できないという問題が生ずる。
そこで、本発明では、ファン部によって装置内に気流が生じた場合であっても良好な画像形成処理を実行できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、画像形成装置であって、感光体と、放電室内に配設されており、前記放電室の開口部のうち前記感光体側に形成された第1開口部を介して前記感光体に電荷を付与する帯電部と、前記放電室内に配設されており、前記帯電体を清掃する清掃部と、前記放電室の開口部のうち、前記感光体と逆側に設けられた第2開口部を閉鎖するカバー部材と、前記放電室の前記第2開口部側に設けられており、前記装置内の雰囲気を前記装置外に排気するファン部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、画像形成装置であって、感光体と、放電室内に配設されており、前記放電室の開口部のうち前記感光体側に形成された第1開口部を介して前記感光体に電荷を付与する帯電部と、前記放電室内に配設されており、前記帯電体を清掃する清掃部と、前記放電室の開口部のうち、前記感光体と逆側に設けられた第2開口部側に設けられており、前記装置内の雰囲気を前記装置外に排出するファン部と、前記放電室の第2開口部の少なくとも一部を閉鎖することにより、前記第1開口部から流入して前記第2開口部から流出する気流を遮断するカバー部材と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記ファン部は、前記放電室の上方に配設されており、前記感光体は、前記放電室の下方に配設されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記帯電部は、前記感光体に沿って張設された帯電ワイヤにより、前記感光体に電荷を付与することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記第1開口部には、前記感光体の長手方向に形成された複数のスリットを有するグリッドが配設されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記清掃部は、前記第2開口部と前記カバー部材との間に設けられたレバー部材の進退動作に応じて、前記帯電部に沿って移動可能とされていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、カバー部材によって第2開口部を閉鎖することができる。これにより、感光体付近から放電室内へ流入する気流を遮断することができる。そのため、感光体付近から放電室内へ流入する気流に含まれる汚染物質が帯電部に付着することを抑制でき、良好な放電処理が可能となる。また、帯電部に汚染物質が付着した場合であっても、清掃部によってこの汚染物質を除去できるため、良好な放電処理を維持することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、カバー部材によって第2開口部の少なくとも一部を閉鎖することにより、第1開口部から放電室内へ流入して第2開口部から流出する気流を遮断することができる。そのため、請求項1の発明と同様に、感光体付近から流入する気流に含まれる汚染物質が帯電体に付着することを抑制できる。また、帯電部に汚染物質が付着した場合であっても、清掃部によってこの汚染物質を除去でき、良好な放電処理を維持することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、ファン部が作動することによって形成される気流により、汚染物質が巻き上げられ、この巻き上げられた汚染物質が放電室の上方に落下した場合であっても、カバー部材によって放電室内に汚染物質が進入することを防止できる。そのため、感光体付近の雰囲気に含まれる汚染物質が帯電部に付着することをさらに抑制できる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、感光体と帯電部との間に複数のスリットを有するグリッドを設けることにより、感光体に付与される電荷を均一にすることができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、カバー部材を取り外すことなくレバー部材を進退動作させることができ、カバー部材を取り外すことなく帯電部の清掃を行うことができる。そのため、カバー部材が装着されている場合であっても作業効率を低下させることなく清掃作業を行うことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置1の構成の一例を示す正面断面図である。画像形成装置1は、スキャナ、プリンタ、複写機、ファクシミリ、またはこれらの機能を複合させた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、主として、画像形成ユニット2、露光ユニット3、現像ユニット4、および定着ユニット5を備えており、各ユニット2〜5は、給紙カセット6の上方に配置されている。
ここで、画像形成装置1による画像形成処理の概略について説明する。給紙カセット6から記録紙が繰り込まれると、画像形成ユニット2の感光ドラム21に形成されたトナー画像が記録紙に転写される。次に、定着ユニット5によって転写されたトナー画像が記録紙上に定着させられる。そして、定着処理が完了した記録紙は主搬送路11を経由して排紙トレイ7に排出される。
なお、本実施の形態において記録紙に両面印刷処理が実行される場合、一方の面の印刷処理が完了した記録紙は、反転経路12を経由させられて、画像形成ユニット2に再供給される。そして、画像形成ユニット2では記録紙の他方の面に画像形成プロセスが実行される。
画像形成ユニット2は、トナー画像を形成するとともに、給紙カセット6から繰り込まれる記録紙上にトナー画像を転写させる要素である。図1に示すように、画像形成ユニット2は、主として、感光体として使用される感光ドラム21と、感光ドラム21の外周面に負の電荷を付与する帯電部22と、クリーニング部24と、を有する。なお、画像形成ユニット2の詳細については後述する。
露光ユニット3は、露光ヘッド31を有しており、図1に示すように、感光ドラム21の斜め上方であって、露光ヘッド31のレンズ面32が感光ドラム21の外周面と近接するように配置されている。また、露光ヘッド31は、略線状に配置された複数の発光部(例えば、LED(Light Emitting Diode):図示省略)を有している。
これにより、記録紙に印刷される画像データに基づき、各発光部の点灯制御(露光処理)が実行されると、帯電部22によって帯電させられた感光ドラム21の外周面のうち露光ヘッド31の光が照射された部分の負の電荷が除去される。すなわち、感光ドラム21の外周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像ユニット4は、図1に示すように、主として、供給ローラ41と、現像ローラ42と、トナーケース43とを有しており、感光ドラム21の外周面に非磁性体のトナーを供給する。すなわち、供給ローラ41は、トナーケース43に収容された非磁性体のトナーに負の電荷を付与するとともに、この負に帯電したトナーを現像ローラ42に供給する。
現像ローラ42は、静電潜像が形成された感光ドラム21に対して負に帯電したトナーを供給する。これにより、現像ローラ42から感光ドラム21に供給されるトナーは、感光ドラム21の外周面のうち負の電荷が除去された部分に付着する。
転写ローラ81は、主搬送路11を挟んで感光ドラム21と逆側に配設されている。転写ローラ81にはバイアス電圧が印加されており、転写ローラ81は正に帯電している。これにより、記録紙が感光ドラム21と転写ローラ81との間を通過すると、感光ドラム21の外周面上の負に帯電したトナーは、転写ローラ81側に移動しようとする。そのため、記録紙には、感光ドラム21のトナー画像が転写される。そして、トナー画像が転写された記録紙は、定着ユニット5に搬送される。
定着ユニット5は、図1に示すように、主として、ヒートローラ51と、プレスローラ52とを有する。ヒートローラ51は熱伝導性のよい金属(例えば、アルミニウム)によって形成されており、その内部には、例えばハロゲンランプによって構成されるヒータ(図示省略)が配置されている。また、プレスローラ52は、主搬送路11を挟んでヒートローラ51と逆側に配設されている。これにより、記録紙がヒートローラ51およびプレスローラ52のニップ部に搬送されると、この記録紙が加熱および加圧される。そのため、転写されたトナー画像が記録紙に焼き付けられて定着させられる。
ファン部15は、画像形成ユニット2および定着ユニット5の上方に配設されており、画像形成装置1内の雰囲気(例えば、定着ユニット5で発生した熱や、画像形成装置1内の空気)を装置1外に強制排気する。
<2.画像形成ユニットの構成>
図2は、画像形成ユニット2の斜視図である。図3は、画像形成ユニット2の正面図である。図4は、清掃部材27の摺動位置を表す画像形成ユニット2の側面図である。図5は、カバー部材85の展開図である。ここでは、画像形成ユニット2の詳細構成について説明する。
図1ないし図4に示すように、画像形成ユニット2は、主として、感光ドラム21と、帯電部22と、クリーニング部24と、清掃部材27と、カバー部材85とを有しており、各部21、22、24、および清掃部材27はフレーム20によって一体的に構成されている。
感光ドラム21は、その外周面に光導電膜を有しており、電子写真の感光体として使用される。図1および図3に示すように、感光ドラム21は、画像形成ユニット2の下部付近に配設されている。また、感光ドラム21は、その下側が外部に露出するようにフレーム20に収容されている。したがって、感光ドラム21につきフレーム20から露出する部分と、現像ユニット4の現像ローラ42、および転写ローラ81とが当接することにより、トナー供給や転写プロセスの実行が可能となる。
クリーニング部24は、フレーム20内に収容されており、感光ドラム21から転写されずに残留するトナーや感光ドラム21に付着した紙紛を回収する。そのため、画像形成ユニット2では、残留トナーや紙粉の影響を受けず、良好な画像形成プロセスを実行することができる。
帯電部22は、図3に示すように、フレーム20の壁20aによって囲まれる放電室22aに収容されており、感光ドラム21に負の電荷を付与する帯電ワイヤ23を有する。帯電ワイヤ23は、感光ドラム21の上方に、この感光ドラム21の長手方向(前後方向)に沿って張設されている。また、帯電ワイヤ23の両端は、フレーム20の壁20aに支持されている。これにより、帯電ワイヤ23に高電圧が印加されてコロナ放電が生ずると、感光ドラム21の外周面には負の電荷が付与される。
なお、本実施の形態の放電室22aには2つの開口部25a、25cが形成されている。すなわち、感光ドラム21側であって放電室22aの下部には開口部25a(第2開口部)が、ファン部15側であって放電室22aの上部には開口部25c(第1開口部)が、それぞれ形成されている。
図3に示すように、放電室22aの開口部のうち、感光ドラム21側に形成された開口部25cにはグリッド26が設けられている。グリッド26は、感光ドラム21の長手方向に延設された部材であり、フレーム20の壁20aに固定されている。また、感光ドラム21と対向するグリッド面26aには、感光ドラム21の長手方向に伸びる複数のスリットが形成されている。このようなグリッド26が感光ドラム21と帯電ワイヤ23との間に設けられることにより、コロナ放電の際に感光ドラム21の外周面に付与される負の電荷を均一にすることができる。
図3に示すように、フレーム20の壁20aのうち、露光ヘッド31のレンズ面32と対向する部分には正面視略矩形となる開口部25bが形成されている。また、図4に示すように、開口部25bは感光ドラム21と略平行となるように設けられている。さらに、開口部25bの長手方向および幅方向の大きさは、露光ヘッド31から照射された光が壁20aで遮断されることなくフレーム20内に到達できるように設定されている。したがって、露光ヘッド31の取り付け姿勢を調整することにより、露光ヘッド31から照射される光は、開口部25bを介して感光ドラム21の外周面に到達することになる。
清掃部材27は、帯電ワイヤ23および露光ヘッド31のレンズ面32を清掃する部材である。図3に示すように、清掃部材27は、主として、ワイヤ清掃部27cと、レンズ清掃部27eと、レバー部材29とを有する。
ワイヤ清掃部27cは、放電室22aに収容されており、帯電ワイヤ23を清掃する要素である。図3に示すように、ワイヤ清掃部27cは、下方に開口した断面略コ字形状の枠体を有し、その枠体内には清掃具28aが設けられている。
清掃具28aは、略直方体のスポンジ等を屈曲させたものであり、この屈曲させられた略直方体の内側には帯電ワイヤ23が挟み込まれる。すなわち、清掃具28aと帯電ワイヤ23の外周面とは当接する。したがって、ワイヤ清掃部27cが前後方向に帯電ワイヤ23に沿って移動することにより、帯電ワイヤ23に付着した汚染物質(例えば、このトナーや紙紛等)は清掃具28aによって清掃される。
また、ワイヤ清掃部27cの上部には水平部27aが設けられている。水平部27aは、図3に示すように、放電室22aの開口部のうち、感光ドラム21と逆側に形成された開口部25aに嵌挿されており、開口部25aを摺動可能とされている。すなわち、水平部27aは、開口部25aに沿って前後方向に移動可能とされる。さらに、水平部27aの上部には、垂直部27bが配設されている。
レンズ清掃部27eは、露光ヘッド31のレンズ面32を清掃する要素であり、清掃具28bを有する。図3に示すように、レンズ清掃部27eは、露光ヘッド31からの光の経路となる開口部25bに設けられている。また、レンズ清掃部27eの清掃具28bは、露光ヘッド31のレンズ面32の一部と当接するように配設されている。さらに、レンズ清掃部27eは、水平部27aの左端部からフレーム20の外側形状に沿って開口部25bまで延設されるガイド部27dの下端部に設けられている。したがって、ガイド部27dが前後方向に移動することにより、清掃具28bはレンズ面32に沿って移動し、露光ヘッド31のレンズ面32に付着した汚染物質は清掃具28bによって清掃される。
フレーム20から見てガイド部27dよりも外側には、板金90が配設されている。例えば、ガイド部27dが傾いたりフレーム20から脱落しそうになる等のように清掃部材27の摺動が不安定となる場合、ガイド部27dは、板金90と当接して、板金90に案内される。したがって、板金90を設けることにより、清掃部材27の摺動性を安定させることができる。
ここで、本実施の形態における清掃部材27は、水平部27aと、垂直部27bと、ワイヤ清掃部27cと、ガイド部27dと、レンズ清掃部27eとを、例えば合成樹脂によって一体成形したものである。これにより、画像形成装置1の部品点数を低減させることができるとともに、画像形成装置1の製造コストを低減させることができる。
レバー部材29は、清掃部材27を帯電ワイヤ23および感光ドラム21に沿って摺動させる操作具である。図2ないし図4に示すように、レバー部材29は、その一端部が垂直部27bに着脱可能に取り付けられている。また、レバー部材29の他端部は、フレーム20の壁20aを貫通してフレーム20の外部に突出する。すなわち、レバー部材29は、垂直部27bと壁20aに設けられた貫通孔とにより支持されている。
ここで、レバー部材29による清掃部材27の動作について説明する。図4に示すように、画像形成装置1の使用者(以下、単に、「使用者」と呼ぶ)や画像形成装置1の修理やメンテナンスを行う作業者(以下、単に、「作業者」と呼ぶ)によって、レバー部材29が画像形成ユニット2内に押し込まれると、清掃部材27の水平部27aは、開口部25aに沿って前側から後側に向けて摺動させられる。そして、この水平部27aは、開口部25aの後方端部に当接した状態(ホームポジションP1)で停止する。
一方、レバー部材29が画像形成ユニット2から引き出されると、清掃部材27の水平部27aは開口部25aに沿って後側から前側に向けて摺動させられて、前方端部に当接した状態(エンドポジションP2)で停止する。
したがって、清掃部材27の水平部27aがホームポジションP1からエンドポジションP2まで摺動させられると、(1)ワイヤ清掃部27cの清掃具28aは、帯電ワイヤ23を挟み込みつつ、帯電ワイヤ23に沿って移動する。また、(2)レンズ清掃部27eの清掃具28bは、露光ヘッド31のレンズ面32に当接しつつ、レンズ面32に沿って移動する。そのため、帯電ワイヤ23は清掃具28aによって、レンズ面32は28bによって、確実にむらなく清掃される。
このように、画像形成装置1では、使用者や作業者によってレバー部材29が操作されることにより、ワイヤ清掃部27cおよびレンズ清掃部27eを同時に進退運動させることができ、帯電ワイヤ23およびレンズ面32の清掃を同時に実行することができる。そのため、帯電ワイヤ23およびレンズ面32の清掃の作業効率を向上させることができる。
また、帯電ワイヤ23およびレンズ面32の清掃作業は、画像形成ユニット2が画像形成装置1から取り出されることなく、画像形成装置1に装着された状態で実行することができる。すなわち、この清掃作業は、画像形成装置1のフロントカバー(図示省略)が開放され、レバー部材29が進退動作させられることによって実行される。そのため、使用者および作業者は、この清掃作業を容易に実行することができる。また、画像形成ユニット2を画像形成装置1外に取り出す必要がないため、清掃作業時において、外気に含まれる塵埃等が帯電ワイヤ23およびレンズ面32に付着することを抑制できる。
なお、本実施の形態において、フロントカバーが閉鎖されると、フロントカバーの内壁がレバー部材29を押し込み、清掃部材27の水平部27aは開口部25aの後方端部(ホームポジションP1)に当接する。すなわち、フロントカバーが閉鎖された状態では、清掃部材27は、画像形成ユニット2の奥側の退避位置に位置決めされる。そのため、清掃部材27は、露光ヘッド31による露光処理や帯電ワイヤ23による放電処理に影響を与えることなく、良好に画像形成プロセスを実行できる。
カバー部材85は、図2および図3に示すように、レバー部材29が進退する空間であって、板金90とフレーム20の外側とで囲まれる空間29aの上部略全面を覆う部材である。図5に示すように、カバー部材85は、主として、右方折曲部86と、後方折曲部87と、上面部88と、接着部88aとを有する。
各部86〜88、88aは、図5に示すように、略矩形形状を呈しており、右方折曲部86および後方折曲部87は、それぞれ上面部88の右端部および後方端部に配置されている。また、上面部88の左端部付近の裏面には、カバー部材85を板金90に固定する際に使用される接着部88aが配置されている。
したがって、右方折曲部86および後方折曲部87が下方向に折り曲げられた状態でフレーム20の開口部25a上方に配設されるとともに、接着部88aが板金90上の適切な位置に配置されることにより、板金90およびフレーム20の外側で囲まれる空間29aは画像形成ユニット2外側の空間と隔離される。そのため、開口部25aは、画像形成ユニット2外側の空間に対して閉鎖されることになる。
ここで、放電室22aの開口部25aについて、清掃部材27の水平部27aが嵌挿された部分を除いては、閉鎖されることなく開放されている。また、放電室22aと空間29aとは開口部25aを介して連通している。
したがって、画像形成ユニット2にカバー部材85が装着されていない場合においてファン部15が作動すると、感光ドラム21付近の雰囲気は、開口部25cを介して放電室22aに流入する。また、放電室22aの雰囲気は開口部25aを介して空間29aに流入する。さらに、空間29aの雰囲気はファン部15によって画像形成装置1外部に排出される。このように、ファン部15が作動すると、画像形成ユニット2内には、開口部25c、放電室22a、開口部25a、および空間29aを経由する気流が生ずる。
この気流が発生すると、感光ドラム21付近の雰囲気に含まれるトナーや紙粉等の汚染物質もあわせて放電室22aに流入し、汚染物質が帯電ワイヤ23に付着する。その結果、帯電ワイヤ23によるコロナ放電にムラが生じ、感光ドラム21に外周面に均一に負の電荷を付与することができなくなる。
これに対して、画像形成ユニット2にカバー部材85が装着されている場合、開口部25aは閉鎖されることになる。これにより、開口部25a側に設けられたファン部15が作動しても、帯電部22の配置される放電室22aには感光ドラム21付近の雰囲気が流入しにくくなる。すなわち、感光ドラム21付近から放電室22aへの気流が遮断される。
また、図1および図3に示すように、ファン部15は放電室22aの上方に配設されており、感光ドラム21は放電室22aの下方に配設されている。これにより、画像形成装置1内に形成されて気流によってトナーや紙紛が巻き上げられ、その巻き上げられたトナーや紙紛が画像形成ユニット2の上方に落下した場合であっても、カバー部材85によって放電室22aにトナーや紙紛が進入することを防止できる。
そのため、感光ドラム21付近の雰囲気に含まれるトナーや紙粉が帯電ワイヤ23に付着することを抑制することができ、良好な放電処理が可能となる。
また、上述のように、帯電ワイヤ23の清掃は、レバー部材29によりワイヤ清掃部27cを帯電ワイヤ23に沿って移動させることにより実行される。すなわち、カバー部材85によって帯電ワイヤ23の上側が閉鎖されていても、帯電ワイヤ23を清掃することができる。
そのため、カバー部材85を取り外す等の工程を経ることなくカバー部材85が装着された状態で帯電ワイヤ23の清掃を行うことができる。すなわち、カバー部材85を装着した場合であっても作業効率を低下させることなく清掃作業を実行できる。
<3.本実施の形態の画像形成装置の利点>
以上のように、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成ユニット2にカバー部材85が設けることにより、感光ドラム21付近から放電室22aへ流入する気流を遮断することができる。そのため、感光ドラム21付近の雰囲気に含まれるトナーや紙紛が帯電ワイヤ23に付着することを抑制でき、良好な放電処理が可能となる。
また、放電室22aの開口部25aは、放電室22aの上方に設けられたファン部15側に形成されており、カバー部材85によって閉鎖されている。これにより、トナーや紙紛等の汚染物質が、画像形成装置1内に形成された気流によって巻き上げられ、画像形成ユニット2の上方に落下した場合であっても、カバー部材85によって放電室22aに汚染物質が進入することを防止できる。そのため、感光ドラム21付近の雰囲気に含まれる汚染物質が帯電ワイヤ23に付着することをさらに抑制できる。
さらに、本実施の形態の画像形成装置1において、帯電ワイヤ23の清掃は放電室22aを前後方向に移動するワイヤ清掃部27cによって実行される。すなわち、カバー部材85を取り外すことなく帯電ワイヤ23の清掃作業を実行できる。そのため、カバー部材85によって帯電ワイヤ23の上側が閉鎖されていても、作業効率を低下させることなく帯電ワイヤ23の清掃作業を実行できる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
本実施の形態において、カバー部材85は、板金90とフレーム20の外側とによって囲まれる空間29aの上部略全面を覆うように設けられているが、これに限定されるものでない。例えば、カバー部材85を装着せずにファン部15を作動させた場合において生ずる気流が開口部25cの一部を通過する場合、この一部を通過する気流の流路を遮断するようにカバー部材85を設けてもよい。すなわち、放電室22aの開口部25aの少なくとも一部を閉鎖することにより、開口部25cから流入して開口部25aから流出する気流を遮断するようにカバー部材85を設けてもよい。この場合も、感光ドラム21付近から放電室22aへの気流が遮断されて、帯電ワイヤ23に汚染物質が付着することを抑制できる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の構成の一例を示す正面断面図である。 画像形成ユニットの斜視図である。 画像形成ユニットの正面断面図である。 清掃部材の摺動位置を表す画像形成ユニットの側面図である。 カバー部材の展開図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成ユニット
3 露光ユニット
4 現像ユニット
5 定着ユニット
6 給紙カセット
7 排紙トレイ
15 ファン部
20 フレーム
21 感光ドラム
22 帯電部
22a 放電室
23 帯電ワイヤ
24 クリーニング部
25a、25b、25c 開口部
26 グリッド
26a グリッド面
27 清掃部材
27c ワイヤ清掃部
27e レンズ清掃部
28a、28b 清掃具
29 レバー部材
31 露光ヘッド
32 レンズ面
81 転写ローラ
85 カバー部材
86 右方折曲部
87 後方折曲部
88 上面部
88a 接着部
90 板金

Claims (6)

  1. 画像形成装置であって、
    (a) 感光体と、
    (b) 放電室内に配設されており、前記放電室の開口部のうち前記感光体側に形成された第1開口部を介して前記感光体に電荷を付与する帯電部と、
    (c) 前記放電室内に配設されており、前記帯電体を清掃する清掃部と、
    (d) 前記放電室の開口部のうち、前記感光体と逆側に設けられた第2開口部を閉鎖するカバー部材と、
    (e) 前記放電室の前記第2開口部側に設けられており、前記装置内の雰囲気を前記装置外に排気するファン部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置であって、
    (a) 感光体と、
    (b) 放電室内に配設されており、前記放電室の開口部のうち前記感光体側に形成された第1開口部を介して前記感光体に電荷を付与する帯電部と、
    (c) 前記放電室内に配設されており、前記帯電体を清掃する清掃部と、
    (d) 前記放電室の開口部のうち、前記感光体と逆側に設けられた第2開口部側に設けられており、前記装置内の雰囲気を前記装置外に排出するファン部と、
    (e) 前記放電室の第2開口部の少なくとも一部を閉鎖することにより、前記第1開口部から流入して前記第2開口部から流出する気流を遮断するカバー部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記ファン部は、前記放電室の上方に配設されており、
    前記感光体は、前記放電室の下方に配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記帯電部は、前記感光体に沿って張設された帯電ワイヤにより、前記感光体に電荷を付与することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記第1開口部には、前記感光体の長手方向に形成された複数のスリットを有するグリッドが配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記清掃部は、前記第2開口部と前記カバー部材との間に設けられたレバー部材の進退動作に応じて、前記帯電部に沿って移動可能とされていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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