JP4186012B2 - 機械式ブレーキ作動装置 - Google Patents

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Description

本発明はブレーキケーブルの外脱防止が容易な機械式ブレーキ作動装置に関するものである。
この種のブレーキ作動装置は、板状の操作レバーと、操作レバーを内部に収容して回動自在に枢支したストラットと、枢支ピンとから成る機械的作動機構を具備していて、この機械的作動機構が一対のブレーキシュー間に配置され、操作レバーに接続したブレーキケーブルを牽引操作することで操作レバーとストラットが相対回転すると共に、双方が相互に反対方向に拡張する機構になっている。
そして、ストラットの開口部から突出して露出した操作レバーのブレーキケーブル連結孔に連結ピンを連結して、操作レバーにブレーキケーブルを接続した後、略コ字形に屈曲して形成したクリップをストラットに外装して取着し、クリップの両側内面に形成した窪み部をストラットの両側外面に形成した突起に係合させ、このクリップにより操作レバーをストラットの空間内に位置決めする構成になっている。
(特許文献1の段落0015,0016、図2−4参照)
また、上述の構造に代えて、クリップをストラットに回動可能に取着して一体化したものもある。(特許文献1の段落0020−0023、図5−8参照)
特開2001−349360号公報(第4,5頁、図2−8)
本発明が解決しようとする問題はつぎの点である。
(1)別体のクリップは、取り扱いが面倒なばかりか、紛失したり、組付けを忘れたりするおそれがある。
(2)クリップをストラットに一体化した場合は、ストラットの両外側面に回動軸を設ける必要があり、コストが嵩む。
(3)ストラットに突起や回動軸を形成するために、突起や回動軸の形成に高い精度(同軸度)を持たせなければならないことから高い加工精度が求められる。
(4)少なくともクリップの板厚分は、ストラットに近接したシューリターンスプリング等の近接部品に干渉しやすくなる。
そのため、クリップをストラットに装着する作業性が悪くなったり、近接部品に干渉してクリップの装着が出来なくなるおそれがある。
(5)クリップはストラットに外装できるように幅広に形成する必要がある。
そのため、クリップの材料費が嵩むうえに、クリップの窪み部や回動軸も高い精度(同軸度)を持たせて加工しなければならないから、クリップの加工費が嵩む。
(6)別体のクリップは、クリップをストラットに装着する際、ストラットの突起を乗り越えるまでクリップの側板を指で強く押し広げた状態を維持し、ストラットの両側の突起にクリップの窪み部を夫々位置合わせして嵌め込まなければならず、クリップの装着作業性が極めて悪い。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものでその目的とするところは、装置全体の小型化と部品コストの低廉化を図れる機械式ブレーキ作動装置を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、クリップの装着作業性を著しく改善できる機械式ブレーキ作動装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明による機械式ブレーキ作動装置は、一方のブレーキシューに係合すると共に橋絡部で連結した対向片を有するストラットと、他方のブレーキシューに係合する板状の操作レバーとを備え、操作レバーをストラットの対向片間の空間内に収容すると共にその基端部を回動可能に枢支して、操作レバーの遊端部に連結ピンで接続したブレーキケーブルを牽引すると、操作レバーとストラットが相対回転すると共に、双方が相互に反対方向に拡張する機械式ブレーキ作動装置であって、操作レバーの反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限するクリップを装着した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップは、前記ストラットの橋絡部に装着され、該橋絡部は前記ストラットを位置決めする第1の位置および第2の位置を有し、前記クリップが前記橋絡部の第1の位置で位置決めされているときは、前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が可能で、かつ、前記クリップが前記橋絡部の第2の位置で位置決めされているときは、操作レバーの反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限することを特徴とする。
本発明にあっては、小さなサイズのクリップをストラットの橋絡部に装着するだけで、操作レバーが反ケーブル牽引方向へ回動するのを制限して、ブレーキケーブルの外れを確実に防止することができる。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、クリップは一対の挟着片を有しており、この挟着片をストラットの橋絡部に対し挟着させたことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、クリップをストラットの橋絡部に対し抱持させたことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、挟着片の一部に操作レバーに当接することで操作レバーの反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限する位置決め部を具備したことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、クリップをストラットの橋絡部に対しスライド可能に挟着させたことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、クリップはその挟着片の一部と、挟着片が接面するストラットの橋絡部に相互に嵌合可能な凹凸を夫々形成し、この凹凸の嵌合位置が変わるようにクリップをスライドさせてストラットの橋絡部に対するクリップの挟着位置を変更可能に構成したことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップが後退位置にあるときは、前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が可能で、かつ、前記クリップが前進位置にあるときは、前記クリップにより操作レバーの回動を制限されて前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が不能となすように構成したことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップを前記ストラットの橋絡部に対し回動可能に装着させたことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップと前記ストラットの橋絡部に相互に嵌合可能な凹凸を夫々形成し、この凹凸を嵌合させて前記ストラットの橋絡部に対し前記クリップを装着したことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップを前記ストラットの橋絡部の前後端縁に挟着させたことを特徴とする。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップが反ケーブル牽引方向側に位置するときは、前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が可能で、かつ、前記クリップがケーブル牽引方向側に位置するときは、前記クリップにより操作レバーの回動を制限されて前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が不能となすように構成したことを特徴とする。
本発明はつぎのような効果を得ることができる。
(1)操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を制限するためのクリップをストラットに装着するに際し、ストラットの両外側面に突起物を設けることが不要となるので、ストラットの全体幅を小さくできる。
(2)ストラットの橋絡部にクリップを装着するので、クリップがストラットに近接した部品と干渉するおそれがない。
(3)クリップをストラットの橋絡部に装着するだけの簡単な作業で、クリップの装着作業性が著しく向上する。
(4)ストラットの橋絡部に装着させたままクリップをスライド操作、または回動操作するだけで、操作レバーを位置決めするクリップの位置決め部の位置を変更できるので、ケーブルエンドと操作レバーの連結作業と解除作業を簡易に行うことができる。
(5)クリップはストラットの橋絡部に装着させるのでクリップを小型化でき、しかも簡単な折曲加工で製作できるため、クリップの材料費と加工コストを低減できる。
(6)クリップをストラットの橋絡部に抱持させた場合は、ストラットに一切の追加加工が不要となる。
(7)クリップをストラットの橋絡部に回動可能に装着させた場合は、クリップを更に小型化でき、しかも簡単な折曲加工で製作できるため、クリップの材料費と加工コストを低減できる。
更に、ストラットの橋絡部に装着したクリップを指で回動操作して操作レバーの反ケーブル牽引方向の回動を制限する際に、嵌合音と共に指に嵌合完了の振動が伝わって聴覚と触覚の両方で知覚できるので、クリップのセット作業を確実に行える。
以下、本発明に係わる機械式ブレーキ作動装置について説明する。
図1は機械式ブレーキ作動装置を装備したドラムブレーキの一例を示す平面図、図2はその断面図、図3は前述した機械的作動機構の分解斜視図である。図面を参照しながら、本発明の実施例1について説明する。
車体の不動部10に固定されるバックプレート11上に、一対のブレーキシュー12,13がシューホールド機構(図示せず)で以って可動的に装架されており、その一方隣接端が後述するアンカー16の立設部16aに支承され、図示しない他方隣接端が連結部材で結合されている。
両ブレーキシュー12,13間に張設した一対のシューリターンスプリング(片方のシューリターンスプリング19のみを図示する)により、両ブレーキシュー12,13の両端部と連結部材およびアンカー16との当接状態が保たれている。
両ブレーキシュー12,13の一方隣接端を拡張作動する機械的作動機構22はストラット23と、操作レバー24と、枢支ピン25および止めワッシャ26とから構成され、アンカー16の立設部16aに隣接して両ブレーキシュー12,13間に介挿されている。
又、ストラット23は、操作レバー24を囲むように内部に空間が形成され、その対向片23b,23bを連結する橋絡部23aには操作レバー24の回動を制限するクリップ30が取付けられている。
機械的作動機構22の構成部材であるストラット23は1枚の板体から成り、長手方向の両端間に橋絡部23aを設けると共に、コ字形に折曲して対向片23b,23bを形成している。
更に、相対向する対向片23b,23bの一方側を重合して溶接等で以って密着接合し、長手方向の両端間に幅広の空間(隙間)23cが形成されていると共に、この空間23cより幅狭の空間(隙間)23dが他方に連設されている。
対向片23b,23bの一方の重合部にはシュー係合溝23eが形成され、他方には枢支孔23f,23fが穿設されている。
対向片23b,23bの上方を跨って連結した橋絡部23aは、幅広の空間23cの一部を封鎖している。橋絡部23aと操作レバー24は、操作レバー24の遊端部24eに形成したブレーキケーブル連結孔24fの全てがストラット23の幅広の空間23c内から露出するまでは、操作レバー24が橋絡部23aに当接しないように関係付けられている。
この構造により、ドラムブレーキの運搬中においてインナケーブル41の端部に固着したケーブルエンド42が操作レバー24から物理的に外れることがない。
図4に拡大して示すように、後述するクリップ30の装着部となる橋絡部23aの外面と内面には、突部23iと凹部23kが形成されている。これらの突部23iと凹部23kは、クリップ30を位置決めするために機能する。
突部23iと凹部23kを橋絡部23aの同軸線上に形成すると一回のプレス加工で両方を同時に成形できるが、突部23iと凹部23kの形成位置は必ずしも同軸線上に限定されず、ストラット23の長手方向にずらして形成してもよい。
機械的作動機構22の構成部品のひとつである操作レバー24は1枚の板体から成り、ストラット23の空間23c,23d内に挟持されるように収容される。
操作レバー24の基部24aにシュー係合溝24bが形成されると共に、このシュー係合溝24bを画成する一方の突起部24cには、枢支ピン25を挿通する枢支孔24dが穿設され、ストラット23および操作レバー24の枢支孔23f,24d,23fに挿通した枢支ピン25の先端に止めワッシャ26を取着して、ストラット23に対して操作レバー24が回動可能に枢支されている。
操作レバー24はその端面がストラット23の橋絡部23a、又は橋絡部23aに装着したクリップ30に当接することで図2における時計回りの回転が制限される。
操作レバー24の遊端部24eには、後述するブレーキケーブル40を構成するインナケーブル41の端部に固着したケーブルエンド42を、連結ピン43を介して接続し得るブレーキケーブル連結孔24fが形成されている。
尚、機械的作動機構22を構成するストラット23と操作レバー24は、そのケーブル牽引方向側の夫々の突起部23g,24hが、図2に示す取付けボルト20,21の頭部上に摺動可能に当接している。
クリップ30は操作レバー24が図2における時計回り方向に回転するのを制限する部材で、ストラット23の橋絡部23aにスライド可能に挟着される。
図5に示すように、本例のクリップ30は、ストラット23の橋絡部23aの横断幅よりもやや幅狭の一枚の帯板状ばね鋼をU字形又はコ字形に折曲加工し、ストラット23の橋絡部23aを弾性的に挟持するように形成される。
相対向する一対の挟着片31,32のうち、橋絡部23aの外面に当接する一方の挟着片31には、前述したストラット23の突部23iに遊嵌合する位置決め孔31aが穿設される。
橋絡部23aの内面に当接する他方の挟着片32には、一方の挟着片31へ向けて突出して前述したストラット23の凹部23kに嵌入する係合突起32aと、端部近くを屈曲加工して一方の挟着片31から離隔する方向に大きく突出した位置決め部32bが形成されている。
クリップ30の係合突起32aと位置決め部32bは、ストラット23の橋絡部23aの内外面に形成した凹部23kと突部23iに夫々個別に嵌合することで、橋絡部23aに対して異なる位置でクリップ30を位置決めできるようになっている。
クリップ30の係合突起32aをストラット23の橋絡部23aの内面に形成した凹部23kに嵌合させてクリップ30を挟着したとき、操作レバー24の端面がストラット23の橋絡部23aに直接当接して操作レバー24の回動を制限する。
又クリップ30をスライドさせて位置決め孔31aをストラット23の橋絡部23aの外面に形成した突部23iに嵌合するように挟着したとき、操作レバー24の端面がクリップ30の位置決め部32bに当接して操作レバー24の回動を制限するようになっている。
すなわち、本例ではストラット23の橋絡部23aに挟着させたクリップ30を前後にスライドさせることで、操作レバー24が反ケーブル牽引方向へ向けて回動する許容位置(回動角度)を二段階に変更できるようになっている。
殊に、クリップ30の係合突起32aを橋絡部23aの内面に形成した凹部23kに嵌合させて操作レバー24の回転を制限した場合は、操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全てがストラット23の幅広の空間23c内から露出するようになっており、クリップ30の位置決め孔31aをストラット23の橋絡部23aの外面に形成した突部23iに嵌合させて操作レバー24の回転を制限した場合は、連結ピン43が抜け出ないように操作レバー24の遊端部24eに形成したブレーキケーブル連結孔24fの一部がストラット23の幅広の空間23c内に位置するようにクリップ30の位置決め部32bの突出量と操作レバー24が関係付けられている(図8参照)。
クリップ30の開口部をストラット23の橋絡部23aの側端に円滑に差し込みできるように両挟着片31,32の端部は外方に折り返して形成しておくとよいが、必須ではない。
図2,3に示したブレーキケーブル40はインナケーブル41やアウタケーシング44等から構成されている。
次にブレーキケーブルの接続方法について説明する。
図6はブレーキケーブル40を操作レバー24に接続した直後の機械的作動機構22の状態を示し、図7はブレーキケーブル40を操作レバー24に接続する前の機械的作動機構22の状態を拡大して示す。
クリップ30は一対の挟着片32,31がストラット23の橋絡部23aの内外面に挟着されていて、その係合突起32aが橋絡部23aの内面に形成した凹部23kに嵌合して位置決めされている。
クリップ30の位置決めは係合突起32aと凹部23kの嵌合箇所だけでなく、他方の挟着片32の両側縁が橋絡部23aの両側の裾部に軽く当接して横ブレが拘束されるので、安定した位置決めが成される。
クリップ30の位置決め部32bは橋絡部23aの凹部23kに接近した位置まで後退しているので、位置決め部32bが操作レバー24に干渉することはない。
したがって、クリップ30がストラットの橋絡部23aに対して後退した位置で位置決めされた状態においては、操作レバー24の反ケーブル牽引方向へ向けた回動範囲は、操作レバー24の中程がストラット23の橋絡部23aに当接する位置で制限される。(図7参照)
このとき操作レバー24の遊端部24eは、ストラット23の幅広の空間23cの開口部から反ケーブル牽引方向側に突出し、ブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部からすべて露出した状態となっている。(図7参照)
インナケーブル41を指で抓んでガイドパイプ45内に挿入すると、インナケーブル41の端部に固着したケーブルエンド42がストラット23の幅広の空間23cを通って操作レバー24の遊端部24eに至る。ケーブルエンド42に形成した一対の耳片42b,42b間に操作レバー24の遊端部24eを収容させ、連結孔42c,24f,42cを一致させた状態で、連結ピン43を差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を接続する。
ケーブルエンド42を操作レバー24に接続したら、図8に示すようにクリップ30の右方の後端部を操作レバー24の遊端部24eに接近する方向に指で押し込むと、クリップ30は係合突起32aとストラット23の橋絡部23aの内面に形成した凹部23kとの嵌合が解除される。
クリップ30をさらに押し込むと、クリップ30に開設された位置決め孔31aがストラット23の橋絡部23aの上面に形成した突部23iに嵌合して、クリップ30が橋絡部23aに対して前進した位置で位置決めされる。
最後にアウタケーシング44のケーシングキャップ44aをガイドパイプ45の他端に止めリング46で以って止着する(図2参照)。
クリップ30をスライドさせて操作レバー24の遊端部24eに接近した位置に挟着位置を変更したことに伴い、位置決め部32bも操作レバー24の遊端部24eへ接近する。
したがって、これ以降は操作レバー24が反ケーブル牽引方向に向けて回動しようとすると、操作レバー24がクリップ30の位置決め部32bに当接してそれ以上の回動が制限される。(図8参照)
このときの操作レバー24の回動許容範囲は、図7に示した操作レバー24がストラット23の橋絡部23aに当接した場合よりも小さい。
そのため、連結ピン43は常にストラット23の幅広の空間23c内に位置することになって、ケーブルエンド42が操作レバー24から物理的に外れることがない。
尚、ブレーキケーブル40の交換等により、ケーブルエンド42と操作レバー24の接続の解除が必要な場合は、ストラット23の橋絡部23aに挟着させたままクリップ30を図7に示す状態まで操作レバー24の枢支側へ後退させた後、操作レバー24を反ケーブル牽引方向へ回動させれば、連結ピン43を簡単に抜き取ることができる。
本例にあっては、ストラット23の橋絡部23aに簡単なプレス加工で以って突部23iと凹部23kを形成するだけで済み、ストラット23の製造時に従来のような高い加工精度が要求されない。
又、クリップ30をストラット23の橋絡部23aに装着するため、従来のようにストラットに近接したシューリターンスプリング等の近接部品に干渉することがなく、ストラットの全体幅を薄幅に設計することができる。そのため、クリップ30の装着作業性が著しく向上する。
さらに、クリップ30を形成するためのばね鋼の使用量を少なくできて経済的である。
次に図9〜11を基に実施例2に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
本実施例2で使用するクリップ50は、図9に示すようにストラット23の橋絡部23aの外面に当接する一方の挟着片51に、矩形の第1位置決め孔51aおよび円形の第2位置決め孔51bをクリップ50の長手方向に沿って所定の距離を隔てて形成したものである。
第2位置決め孔51b側の第1位置決め孔51aの内縁は、切り起し加工により湾曲したガイド片51cが形成されている。
第1位置決め孔51aの内縁に形成したガイド片51cは、クリップ50を押し込んだときにストラット23の橋絡部23aの外面の突部23iがガイド片51cに誘導されて第1位置決め孔51aから円滑に抜け出るために機能するもので、ガイド片51cに代えて第1位置決め孔51aの内周面に丸みを付してもよい。
このガイド片51cにより、クリップ50のスライドが簡単になる。
クリップ50の装着方法は、既述した実施例1と同様にストラット23の橋絡部23aの操作レバー枢支孔方向から挟み込むように押し込み、クリップ50の弾性力を利用してストラット23の橋絡部23aに挟持させて取付ける。
装着後のクリップ50は、橋絡部23aの外面の突部23iに対して、クリップ50の第1位置決め孔51aを嵌合させてストラット23を位置決めする。これにより操作レバー24の反ケーブル牽引方向へ向けた回動可能範囲は操作レバー24が橋絡部23aと当接する位置で制限される(図10参照)。
操作レバー24を橋絡部23aに当接させたとき、操作レバー24の遊端部24eに穿設したブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部からすべて露出するように予め設定されているから、連結ピン43を差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を接続することが容易である。
操作レバー24とケーブルエンド42の接続を完了したら、クリップ50をさらに押し込んでクリップ50の第2位置決め孔51bを橋絡部23aの外面の突部23iに嵌合させてクリップ50の挟着位置を操作レバー24の遊端部24eの接近位置に変更する(図11参照)。
クリップ50の挟着位置を変更したことに伴い、クリップ50の位置決め部52bも操作レバー24の遊端部24eに接近することになり、その結果、操作レバー24の回動可能範囲は操作レバー24が他方の挟着片52の端部に形成した位置決め部52bと当接する位置で制限される。
したがって、これ以降は操作レバー24の回動がクリップ50の位置決め部52bにより制限されるから、連結ピン43が常にストラット23の幅広の空間23c内に位置することになってケーブルエンド42が操作レバー24から物理的に外れることがない。
本例にあっては前述した実施例1と同様の利点が得られることに加えて、ストラット23の橋絡部23aに突部23iのみを形成するだけの加工で済むから、ストラット23の加工がより簡単になるという利点がある。
図12,13を基に実施例3に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。本例では、1枚のばね鋼を折曲加工して形成したクリップ60をストラット23の橋絡部23aの上下面に圧着させるだけでなく、橋絡部23aを囲繞するように抱持させて装着した例を示す。
本例のクリップ60は一対の装着片61,62がストラット23の橋絡部23aの横断幅より長い全長を有し、一方の装着片61にはストラット23の橋絡部23aを跨いだその端部近くを屈曲加工して折り返し部61dが形成されている。
他方の装着片62にはストラット23の橋絡部23aを跨いだその端部近くを屈曲加工して折り返し、一方の装着片61から離隔する方向に長く延出し、この延出した範囲を位置決め部62bとして形成されている。
本例のクリップ60は位置決め部62bが折り返し部61dと協働してストラット23の橋絡部23aに抱持する機能だけでなく、操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限するストッパ部材としての機能も併有する。
したがって、ストラット23の橋絡部23aにクリップ60を抱持させた状態において、操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部から露出しない位置で位置決め部62bが操作レバー24に干渉して反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限できるように、位置決め部62bの延出量と操作レバー24が関係付けられている。
本例にあっては、クリップ60を装着する前に連結ピン43を差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を接続するか、或いは図12に示すように操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部から露出する位置に、クリップ60をストラット23の橋絡部23aに所定量だけ挟持させて取付けておいた状態で、ケーブルエンド42を操作レバー24に接続する。
連結ピン43を差し込んでケーブルエンド42を操作レバー24に接続したら、図13に示すようにクリップ60をストラット23の橋絡部23aの奥深くまで押し込んで抱持させて取付ける。装着後のクリップ60はその位置決め部62bが操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限できるから、連結ピン43は常にストラット23の幅広の空間23c内に位置してケーブルエンド42が操作レバー24から物理的に外れることがない。
本例にあっては前述した実施例1と同様の利点が得られることに加えて、ストラット23に一切の加工を必要としないだけでなく、クリップ60は穿孔加工が不要であり屈曲加工のみで製作できるので加工工数を少なくできるという利点がある。
図14を基に実施例3の変形例に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
本例のクリップ60は他方の装着片62を屈曲せずに操作レバー24の遊端部24eへ向けて延出して位置決め部62bを形成すると共に、一方の装着片61に屈曲して形成した折り返し部61dを越えて延出させた位置決め部62bを操作レバー24の遊端部24eの外周面に当接させて、ケーブルエンド42を操作レバー24に接続した以降の操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限するようにしたものである。
本例にあっては、先の実施例3と同様に一対の装着片61,62のばね力で以ってストラット23の橋絡部23aに圧着するだけでなく、一方の装着片61に屈曲して形成した折り返し部61dが橋絡部23aを跨いで端面に当接することでクリップ60がストラット23の橋絡部23aに抱持される。
本例ではクリップ60の位置決め部62bを操作レバー24の遊端部24eの外周面に当接させる場合を説明したが、他方の装着片62の延長線上に延出して形成した位置決め部62bを操作レバー24の中程に当接させるようにしてもよい。
又、既述した実施例はクリップをストラット23の橋絡部23aの操作レバー枢支孔方向から挿入して挟着させた場合について説明したが、反対に橋絡部23aのストラット重合方向から挿入して挟着させてもよい。
図15を基に実施例4に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
図15に示したクリップ60は、一対の装着片61,62がストラット23の橋絡部23aの横断幅より長い全長を有すると共に、両装着片61の両端部近くを屈曲加工して夫々形成した折り返し部61d、62cと、装着片61,62の一方、又は両方に形成した位置決め突起61eとによりストラット23の橋絡部23aに位置決め可能に形成されている。さらにクリップ60には位置決め突起61eから左方に延出した一対の装着片61,62のうち、他方の装着片62の延出部が位置決め部62bとして形成されている。
クリップ60の全長をストラット23の橋絡部23aの横断幅の略二倍の長さに設定し、その中間に位置決め突起61eを形成すると、ストラット23の橋絡部23aに対してクリップ60を図面の左方又は右方に偏倚させて位置決めすることが可能となる。
クリップ60をストラット23の橋絡部23aに挟着する場合は、一対の装着片61,62をストラット23の橋絡部23aに対し左方から挿入し、位置決め部62bが橋絡部23aの内面に当接するようにクリップ60を奥深くまで差し込み(図15の二点鎖線で示したクリップ60を参照)、位置決め突起61eを橋絡部23aの右方の側端面に当接させて抱持する。
ストラット23の橋絡部23aに対してクリップ60を図面の左方に偏倚させたとき、操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部から露出しない位置で位置決め部62bが操作レバー24に干渉して反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限できるように、位置決め部62bの延出量と操作レバー24が関係付けられている。
又、ストラット23の橋絡部23aに対してクリップ60を図面の右方に偏倚させたとき、連結ピン43を差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を接続できるように、操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部からすべて露出するように、クリップ60とストラット23の橋絡部23aが関係付けられている。
操作レバー24とケーブルエンド42の接続を完了したら、図15の実線で示すようにクリップ60を図面の左方に押し込んでスライドさせて両装着片61,62の両端部の折り返し部61d,62cと位置決め突起61eとによりストラット23の橋絡部23aに位置決めをする。
クリップ60をスライドさせてストラット23の橋絡部23aに位置決めしたことにより、クリップ60に形成した位置決め部62bが操作レバー24の遊端部24e側に向けて突出するので、操作レバー24はクリップ60に形成した位置決め部62bに干渉して操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動が制限される。
図16,17を基に実施例5に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
本例はクリップ70をストラット23の橋絡部23aに対し回動可能に装着した例を示し、クリップ70が反ケーブル牽引方向側に位置するときは、ブレーキケーブル40と操作レバー24と連結ピン43を連結する作業が可能で、かつ、クリップ70がケーブル牽引方向側に位置するときは、クリップ70により操作レバー24の回動を制限してブレーキケーブル40と操作レバー24と連結ピン43とを連結する作業が不能となすように構成したものである。
言い換えれば、クリップ70が反ケーブル牽引方向側に位置するときに、ブレーキケーブル40と操作レバー24と連結ピン43を一旦連結すると、クリップ70がケーブル牽引方向側に位置するときには、三者の連結が解除されることがない構成である。
より具体的に説明すると、図16,17に示したクリップ70は、相対向する一対の装着片71,72のうち、橋絡部23aの内面に当接する他方の装着片72を一方の装着片71より短く形成し、この他方の装着片72には、橋絡部23aの内面に形成した突部23iに凹凸嵌合させて位置決めする位置決め孔72dが穿設される。
一方の装着片71は橋絡部23aを越える長さに延出し、この延出した範囲を屈曲して橋絡部23aの前端(図の左端)に当接可能な折り返し部71dを形成すると共に、折り返し部71dを越えて延出させた位置決め部71eを形成している。この位置決め部71eを操作レバー24の遊端部24eの外縁に当接させて、ケーブルエンド42を操作レバー24に接続した以降における操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限するようにしたものである。
クリップ70を橋絡部23aに装着する場合は、一対の装着片71,72を橋絡部23aに対し後方(図の右方)から挿入して、クリップ70を奥深くまで差し込み、他方の装着片72の位置決め孔72dを、橋絡部23aの内面に形成した突部23iに凹凸嵌合させてクリップ70を位置決めする。
クリップ70に形成された一方の装着片71の全長は、強制的な押し付け力を加えない限り、その自由端に形成された折り返し部71dが橋絡部23aの前端(図の左端)に当接して一方の装着片71が反ケーブル牽引方向側に位置する状態を維持できる長さに設定されている。
前記折り返し部71dは、一方の装着片71に強制的に押し付け力を加えて回動したとき、一方の装着片71の直線部と折り返し部71dの間で橋絡部23aの前端(図の左端)を挟着できるように形成されている。
したがって、折り返し部71dの弾性変形力がクリップ70の挟着力となる。
又、クリップ70の一方の装着片71が反ケーブル牽引方向側に位置する状態のときに、操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部からすべて露出するように、クリップ70の位置決め部71eの延出量と橋絡部23aが関係付けられている。
一方の装着片71を橋絡部23aの外面に接近するように強制的に押し付けて、クリップ70の一方の装着片71がケーブル牽引方向側に位置する状態のときに、位置決め部71eを操作レバー24の遊端部24eの外縁に当接させて、ケーブルエンド42を操作レバー24に接続した以降における操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限できるように、位置決め部71eの延出量と操作レバー24が関係付けられている。
本例にあっては前述した実施例1と同様の利点が得られることに加えて、クリップ70を更に小型化でき、しかも簡単な折曲加工で製作できるため、クリップ70の材料費と加工コストを低減できる。
更に、ストラット23の橋絡部23aに装着したクリップ70を指で回動操作して操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限する際に、嵌合音と共に指に嵌合完了の振動が伝わって聴覚と触覚の両方で知覚できるので、クリップ70のセット作業を確実に行えるという利点がある。
図18,19を基に実施例5の変形例に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
本例はクリップ70をストラット23の橋絡部23aに対して回動可能に橋絡部23aの前後端縁に挟着させて装着した例を示し、クリップ70が反ケーブル牽引方向側に位置するときは、ブレーキケーブル40と操作レバー24と連結ピン43を連結する作業が可能で、かつ、クリップ70がケーブル牽引方向側に位置するときは、クリップ70により操作レバー24の回動を制限されてブレーキケーブル40と操作レバー24と連結ピン43を連結する作業が不能となすように構成したものである。
より具体的に説明すると、図18,19に示したクリップ70は、相対向する一対の装着片71,72間に係合部73を形成している。橋絡部23aの内面に当接する他方の装着片72を一方の装着片71より短く形成することは前述の実施例5と同様であるが、位置決め孔72dを設ける必要がなく、より短くできる。
橋絡部23aを越える長さに延出した一方の装着片71の自由端には、波形に屈曲して第1、第2折り返し部71d,71fが連続して形成されており、クリップ70が、ストラット23の橋絡部23aの前後端縁(図の左右端縁)に前記係合部73との協働で以って段階的に挟着されている。第1、第2折り返し部71d,71fの弾性変形力が橋絡部23aの前後端縁(図の左右端縁)に対するクリップ70の挟着力となる。
本例では第2折り返し部71fが、操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限するための位置決め部を兼ねている。
図18に示すように、クリップ70の第2折り返し部71fが橋絡部23aの前端縁(図の左端縁)に係合されたときには、操作レバー24のブレーキケーブル連結孔24fの全体がストラット23の開口部からすべて露出するように、クリップ70とストラット23の橋絡部23aが関係付けられている。
又、図19のようにクリップ70の一方の装着片71をストラット23の橋絡部23aの外面に接近するように強制的に押し付けて、クリップ70の第1折り返し部71dが橋絡部23aの前端縁(図の左端縁)に係合されたときには、位置決め部を兼ねた第2折り返し部71fを操作レバー24の遊端部24eの外縁に当接させて、ケーブルエンド42を操作レバー24に接続した以降における操作レバー24の反ケーブル牽引方向の回動を制限できるように、第2折り返し部71fの延出量と操作レバー24が関係付けられている。
又、前述した本発明によるクリップ30,50,60,70は、ばね鋼に限定されるものではなく、例えば、樹脂製等でもよく、要はストラットの橋絡部に装着できればよい。
実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置を装備したドラムブレーキの一例を示す平面図 図1のII−II断面図 実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置の分解斜視図 一部を省略したストラットの橋絡部の斜視図 実施例1に係わる一部を破断したクリップの斜視図 実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの遊端部がストラットの空間の開口部から反ケーブル牽引方向側に露出している状態を示す図 実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの遊端部がストラットの空間の開口部から反ケーブル牽引方向側に露出している状態を示す拡大図 実施例1に係わる機械的作動機構部の作用説明図であって、クリップにより操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図 実施例2に係わるクリップの斜視図 実施例2に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの遊端部がストラットの空間の開口部から反ケーブル牽引方向側に露出している状態を示す拡大図 実施例2に係わる機械的作動機構部の作用説明図であって、クリップにより操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図 実施例3に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの遊端部がストラットの空間の開口部から反ケーブル牽引方向側に露出している状態を示す拡大図 実施例3に係わる機械的作動機構部の作用説明図であって、クリップにより操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図 実施例3の変形例に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、クリップにより操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図 実施例4に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図 実施例5に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの遊端部がストラットの空間の開口部から反ケーブル牽引方向側に露出している状態を示す拡大図 実施例5に係わる機械的作動機構部の作用説明図であって、クリップにより操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図 実施例5の変形例に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、操作レバーの遊端部がストラットの空間の開口部から反ケーブル牽引方向側に露出している状態を示す拡大図 実施例5の変形例に係わる機械式ブレーキ作動装置の構成説明図と作用説明図を兼ねる図であって、クリップにより操作レバーの反ケーブル牽引方向への回動を不能となしている状態を示す拡大図
符号の説明
10 車体の不動部
11 バックプレート
12,13 ブレーキシュー
16 アンカー
16a 立設部
19 シューリターンスプリング
20,21 取付けボルト
22 機械的作動機構
23 ストラット
23a 橋絡部
23b 対向片
23c 幅広の空間
23d 幅狭の空間
23e シュー係合溝
23f 枢支孔
23g 突起部
23i 突部
23k 凹部
24 操作レバー
24a 基部
24b シュー係合溝
24c (一方の)突起部
24d 枢支孔
24e 遊端部
24f ブレーキケーブル連結孔
24h 突起部
25 枢支ピン
26 止めワッシャ
30,50,60,70 クリップ
31,32,51,52 挟着片
31a 位置決め孔
32a 係合突起
32b,52b,62b 位置決め部
51a 第1位置決め孔
51b 第2位置決め孔
51c ガイド片
61,62 装着片
61d 折り返し部
61e 位置決め突起
62c 折り返し部
71,72 装着片
71d 折り返し部(第1折り返し部)
71e 位置決め部
71f 第2折り返し部
72d 位置決め孔
73 係合部
40 ブレーキケーブル
41 インナケーブル
42 ケーブルエンド
42a 基部
42b 耳片
42c 連結孔
43 連結ピン
44 アウタケーシング
44a ケーシングキャップ
45 ガイドパイプ
46 止めリング

Claims (11)

  1. 一方のブレーキシューに係合すると共に橋絡部で連結した対向片を有するストラットと、他方のブレーキシューに係合する板状の操作レバーとを備え、操作レバーをストラットの対向片間の空間内に収容すると共にその基端部を回動可能に枢支して、操作レバーの遊端部に連結ピンで接続したブレーキケーブルを牽引すると、操作レバーとストラットが相対回転すると共に、双方が相互に反対方向に拡張する機械式ブレーキ作動装置であって、操作レバーの反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限するクリップを装着した機械式ブレーキ作動装置において、
    前記クリップは、前記ストラットの橋絡部に装着され、
    該橋絡部は前記クリップを位置決めする第1の位置および第2の位置を有し、
    前記クリップが前記橋絡部の第1の位置で位置決めされているときは、前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が可能で、かつ、前記クリップが前記橋絡部の第2の位置で位置決めされているときは、操作レバーの反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限することを特徴とする、
    機械式ブレーキ作動装置。
  2. 請求項1において、前記クリップは一対の挟着片を有しており、この挟着片を前記ストラットの橋絡部に対し挟着させたことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記クリップを前記ストラットの橋絡部に対し抱持させたことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  4. 請求項2において、前記挟着片の一部に操作レバーに当接することで前記操作レバーの反ケーブル牽引方向へ向けた回動を制限する位置決め部を具備したことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  5. 請求項2において、前記クリップを前記ストラットの橋絡部に対しスライド可能に挟着させたことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  6. 請求項5において、前記クリップはその挟着片の一部と、前記挟着片が接面する前記ストラットの橋絡部に相互に嵌合可能な凹凸を夫々形成し、この凹凸の嵌合位置が変わるようにクリップをスライドさせてストラットの橋絡部に対するクリップの挟着位置を変更可能に構成したことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  7. 請求項5又は請求項6において、前記クリップが後退位置にあるときは、前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が可能で、かつ、前記クリップが前進位置にあるときは、前記クリップにより操作レバーの回動を制限されて前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が不能となすように構成したことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  8. 請求項1又は請求項2において、前記クリップを前記ストラットの橋絡部に対し回動可能に装着させたことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  9. 請求項8において、前記クリップと前記ストラットの橋絡部に相互に嵌合可能な凹凸を夫々形成し、この凹凸を嵌合させて前記ストラットの橋絡部に対し前記クリップを装着したことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  10. 請求項8において、前記クリップを前記ストラットの橋絡部の前後端縁に挟着させたことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  11. 請求項8乃至請求項10のいずれかにおいて、前記クリップが反ケーブル牽引方向側に位置するときは、前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が可能で、かつ、前記クリップがケーブル牽引方向側に位置するときは、前記クリップにより操作レバーの回動を制限されて前記ブレーキケーブルと前記操作レバーと前記連結ピンを連結する作業が不能となすように構成したことを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
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