JP4183975B2 - 不整地用四輪走行車 - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/01Motorcycles with four or more wheels

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、騎乗型シートを備えると共にV型エンジンを搭載した不整地用四輪走行車に関し、特にその搭載物の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の不整地用四輪走行車としては、特開平1−172083号公報に記載された従来例がある。該従来例の四輪走行車に搭載されているエンジンは、V型ではあるが、前後の気筒間で形成されるVバンクの中心線が垂直になるように形成されており、また、クランクケースの後部に常時噛合ギヤ式変速機構を内蔵しているか否かは不明である。車体フレームの形状に関しては、前後の車輪間の部分に側方から見て概ね平行四辺形状のエンジン収納空間部が形成されているが、上記V型エンジンは、上記平行四辺形状のエンジン収納空間部から機関本体が上方にはみ出すように収納されている。なお、この従来例には、四輪走行車にはリヤサスペンションは装備されておらず、ラジエターについては何等記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
不整地用四輪走行車の場合、エンジンを車体フレームの側方から組み付けることになるが、V型エンジンの場合は、直列型に較べると、側方から見た機関本体の大きさが大きく、上記公報記載の従来例のように、エンジン収納空間部よりはみ出す構造になっていると、エンジンの取付作業に手間がかかり、また、自動二輪車と異なり、エンジンメンテナンスにおける側方からの作業等にも手間がかかる。
【0004】
本願発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、車体フレームに搭載されるV型エンジン、キャブレター又は燃料噴射装置、リヤサスペンション、吸気ボックス並びに燃料タンクの形状及び配置を工夫することにより、それらをコンパクトにまとめ、かつ、リヤサスペンションの支持剛性も維持でき、また、重量バランス性も維持できる不整地用四輪走行車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願請求項1記載の発明は、騎乗型シートを備えると共にV型エンジンを搭載した不整地用四輪走行車において、前記V型エンジンは、前傾姿勢の前気筒と、後傾姿勢の後気筒と、両気筒共有のクランクケースとを備え、前記前後の気筒間で形成されるVバンクの中心線が前傾すると共に前記クランクケースの後部に常時噛合ギヤ式変速機構を内蔵しており、車体フレームは、前輪と後輪との間に車体側方から見て概ね前倒れ平行四辺形状のエンジン収納空間部を有し、該エンジン収納空間部内に、少なくとも、前記常時噛合ギヤ式変速機構を内蔵する前記クランクケース、前記前気筒及び前記後気筒がはみ出さないように、前記V型エンジンを収納し、前記前気筒とステアリングシャフトとの間であって、前記エンジン収納空間部の前上端部にラジエターを配置し、前記Vバンク内又はVバンク上方にキャブレター又は燃料噴射装置を配置し、前記エンジン収納空間部の後上隅に位置する車体フレーム部分に、リヤサスペンションの上端部を支持している。
【0006】
これにより、車体フレームの搭載物をコンパクトにまとめることができると共に、車体フレーム側方から容易にエンジンを着脱でき、エンジンの取付作業及びメンテナンスが容易になる。また、リヤサスペンションの支持剛性を維持しながらも、コンパクト化を達成できる。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の不整地用四輪走行車において、キャブレター又は燃料噴射装置の上側に吸気ボックスを配置し、リヤサスペンションの後方でシートの下に燃料タンクを配置している。
【0008】
これにより、短い吸気ダクトにより効率よく前方からの走行風を取り入れることが可能となる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の不整地用四輪走行車において、キャブレター又は燃料噴射装置の上方に燃料タンクを配置し、ステアリングシャフトの前方位置で前フェンダー内に吸気ボックスを配置している。
【0010】
これにより、車体の重量バランス性に対する燃料の増減の影響が少なくなると共に、空気の取入性能が向上する。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の不整地用四輪走行車において、リヤサスペンションの後にバッテリーを配置している。
【0012】
これにより、シートを利用してバッテリーを外部から保護できる。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の不整地用四輪走行車において、キャブレター又は燃料噴射装置の上側に燃料タンクを配置し、リヤサスペンションの後方でシートの下に吸気ボックスを配置している。
【0014】
これにより、車体の重量バランス性に対する燃料の増減の影響が少なくなると共に、吸気ボックスへの泥や水の侵入をシートを利用して防ぐことができる。
【0019】
【発明の第1の実施の形態】
[V型エンジンの構造]
図2は本願発明にかかる不整地用四輪走行車に搭載される2気筒V型エンジン21を一部切り欠いて示す左側面図であり、V型エンジン21は、前傾姿勢の前気筒22と、後傾姿勢の後気筒23と、両気筒共有のクランクケース24により機関本体を構成しており、クランクケース24の後部にはミッション室(ミッションケース部)25が一体に形成されている。両気筒22,23間で形成されるVバンクは、その中心線Eが前傾する姿勢となっており、これにより前気筒22が後気筒23よりも低い姿勢となっている。
【0020】
各気筒22,23はそれぞれシリンダ31、シリンダヘッド32及びヘッドカバー33をクランクケース24に順次締結してなり、各シリンダヘッド32上に弁駆動用のカム軸36を備えている。クランク軸38の上方には、Vバンク中心線E上にカム駆動中間軸39が配置されており、該カム駆動中間軸39はカム駆動中間チェーン機構41を介してクランク軸38に連動連結すると共に、各カム軸36にそれぞれカム駆動チェーン機構42を介して連動連結している。
【0021】
前気筒22のシリンダヘッド32の前下面と後気筒23のシリンダヘッド32の後下面にそれぞれ排気管34が接続し、前気筒22のシリンダヘッド32の後上面と後気筒23のシリンダヘッド32の前上面にそれぞれ吸気管35が接続し、両吸気管35はVバンク上方に配置されたキャブレター9の下側出口に接続している。
【0022】
ミッション室25内には、変速入力軸44、変速出力軸45、後進アイドルギヤ軸46、チェンジドラム47、シフトロッド48及びチェンジ軸49等が配置されている。
【0023】
図3は、図2のIII-III断面図であり、前気筒22及びミッション室25の内部を示している。この図3において、ミッションは常時噛合ギヤ式であり、前進5段、後進1段となっている。変速入力軸44には前進1段用から前進5段用の変速ギヤからなる前進入力側変速ギヤ群G1が、固定、嵌合あるいは軸方向移動可能にスプライン嵌合し、左端部に後進入力側変速ギヤ51が固定されている。変速入力軸44の右端部はクラッチ室54内に突出し、該突出部分に多板式クラッチ55を取り付けてあり、クラッチギヤ56はクランク軸38のクランクギヤ57に噛み合っている。
【0024】
変速出力軸45には上記前進入力側変速ギヤ群G1に常時噛み合う前進出力側変速ギヤ群G2の各変速ギヤが固定、嵌合あるいは軸方向移動可能にスプライン嵌合しており、左端部に後進出力側変速ギヤ53が嵌合している。該後進出力側変速ギヤ53は後進アイドルギヤ52を介して後進入力側変速ギヤ51に噛み合っている。変速出力軸45の左端部はミッション室25外に突出し、該突出部には後輪駆動用の出力スプロケット59が固着されている。
【0025】
図4は図2のIV-IV断面展開図であり、シフトロッド48には変速入力軸用の1本のシフトアーム61と、変速出力軸用の2本のシフトアーム62が軸芯方向移動可能に嵌合し、各シフトアーム61,62の駆動ピンがチェンジドラム47のシフト溝に係合し、チェンジドラム47の回動操作によりシフトアーム61,62を軸芯方向に移動し、両変速ギヤ群G1、G2間の噛み合いを所望の変速段に切り換えるようになっている。
【0026】
[車輌の構造]
図1は図2のV型エンジン21を搭載した不整地用四輪走行車の第1の実施の形態を示す左側面図である。車体フレーム1の前端部に左右一対の前輪2を備え、後部にスイングアーム4を介して左右一対の後輪5を備え、スイングアーム4は、前端部4aが車体フレーム1の取付ブラケット12に回動自在に支持され、途中がリンク機構16を介してリヤサスペンション3の下端部に連結されている。車体フレーム1の上部には騎乗型シート10及びバー状のハンドル11等を備え、該ハンドル11はステアリングシャフト8の上端部に固定されている。ステアリングシャフト8は少し後倒れ姿勢で配置されている。
【0027】
車体フレーム1は、上部フレーム部材1aと、下部フレーム部材1bと、後部フレーム部材1cと、前輪2の直後に位置する前部フレーム部材1dとを溶接により一体結合してなるフレーム構成体を左右1対備え、複数のクロス部材により左右のフレーム構成体を一体に結合してある。前部フレーム部材1dと後部フレーム部材1cは概ね前倒れ状に傾斜し、上部フレーム部材1aと下部フレーム部材1bは概ね水平状に配置され、上記4つのフレーム部材1a,1b,1c,1dにより、前輪2と後輪5の間に側方から見て前倒れ平行四辺形状のエンジン収納空間部を形成している。該エンジン収納空間部を側方から見た大きさ及び形状は、V型エンジン21の機関本体を側方から見た外形に概ね対応すると共に、V型エンジン21の機関本体を、はみ出すことなく完全に収納できるように構成されている。
【0028】
V型エンジン21は上記平行四辺形状のエンジン収納空間部内に側方から収納されており、クランクケース24の後端部が前記スイングアーム4の前端部4aと共に後部フレーム部材1cの取付ブラケット12に取り付けられ、クランクケース24の前方下端部が下部フレーム部材1bの取付ブラケット13に取り付けられている。
【0029】
V型エンジン21の前記出力スプロケット59は、後輪駆動チェーン63を介して後輪用スプロケット60に連動連結している。
【0030】
前気筒22の排気管34はエンジン21の右側へ湾曲して後方に延び、後気筒23の排気管34と共に共通のマフラー37に接続している。
【0031】
リヤサスペンション3の上端部は前記平行四辺形状のエンジン収納空間部の後上隅部に位置し、左右の後部フレーム部材1cの上端部同士を結合するクロス部材1eに、ブラケット14及び連結ピン15を介して回動自在に支持されている。リヤサスペンション3は側方から見て概ね後部フレーム1cに沿って前倒れ傾斜状に下方に延び、前述のようにリンク機構16を介してスイングアーム4に連結している。
【0032】
吸気ボックス6は、ステアリングシャフト8とシート10の間に配置されると共にキャブレター9の上面に接続されており、上方からカバー17で覆われている。吸気ボックス6の前面には吸気ダクト26が接続し、該吸気ダクト26は前フェンダー27内を前上方に延び、前フェンダー27に形成された空気取入孔を介して空気を取り入れるようになっている。
【0033】
ラジエター19は、前記平行四辺形状のエンジン収納空間部内の前上端部に配置され、ステアリングシャフト8と前気筒22の間に位置しており、車体フレーム1に取り付けられている。
【0034】
燃料タンク18は、シート10の下側で、リヤサスペンション3の後側に配置されている。
【0035】
上記のように、クランクケース24の後部に常時噛合ギヤ式変速機構を収納してなるV型エンジン21の形状を、Vバンク中心線Eが前傾姿勢となるように形成し、車体フレーム1に、機関本体が側方から見てすっぽりと納まる平行四辺形状のエンジン収納空間部を形成し、該エンジン収納空間部の後上隅にリヤサスペンション3の上端部を支持していることにより、車体フレーム1に対するエンジン21の取付及び側方からのメンテナンスが容易になると共に、前後輪間に配置される搭載物をコンパクトにまとめることができ、また、リヤサスペンション3の支持剛性も維持することができる。
【0036】
また、ラジエター19をステアリングシャフト8と前気筒22の間に配置することにより、車輌の重心を前後方向の中央部側に寄せることができる。
【0037】
吸気ボックス6をVバンク上方のキャブレター9の上に配置することにより、たとえば短い吸気ダクト26により効率よく前方からの走行風を取り入れることが可能となる。
【0038】
[参考例]
図5は参考例を示している。第1の実施の形態と異なる構成は、ラジエター19をステアリングシャフト8の前方位置で、前フェンダー27内に配置したことである。その他の構造は図1と同じであり、図1と同じ部品には同じ符号を付してある。勿論搭載しているエンジンは図2から図4で説明したエンジンである。
【0039】
この図5の構造は、図1の構造と比較して、ラジエターの冷却効果を重視した構造である。
【0040】
【発明の第2の実施の形態】
図6は第2の実施の形態を示している。第1の実施の形態と異なる構成は、燃料タンク18をキャブレター9の上側に配置し、吸気ボックス6をステアリングシャフト8の前方位置で、前フェンダー27内に配置し、バッテリー20をリヤサスペンション3の後側であってシート10の下に配置したことであり、その他の構造は図1と同じであり、図1と同じ部品には同じ符号を付してある。勿論搭載しているエンジンは図2から図4で説明したエンジンである。
【0041】
この図6の構造は、図1の構造と比較して、車体の重量バランス性と、空気の取入機能を重視した構造である。すなわち、燃料の増減により重量が変化する燃料タンク18をエンジン21の上方に配置することにより、車体のバランスに対する燃料の増減の影響を少なくしており、また、吸気ボックス6を前フェンダー27内に納めることにより、空気の取入れ性能を向上させている。
【0042】
【発明の第3の実施の形態】
図7は第3の実施の形態を示している。第1の実施の形態と異なる構成は、燃料タンク18をキャブレター9の上側に配置し、吸気ボックス6をリヤサスペンション3の後側であってシート10の下に配置したことであり、その他の構造は図1と同じであり、図1と同じ部品には同じ符号を付してある。勿論搭載しているエンジンは図2から図4で説明したエンジンである。
【0043】
この図7の構造は、図1の構造と比較して、車体の重量バランス性と、吸気ボックス6への泥や水の侵入を防止する機能を重視した構造である。すなわち、燃料の増減により重量が変化する燃料タンク18をエンジンの上方に配置することにより、車体の重量バランスに対する燃料の増減の影響を少なくしており、また、吸気ボックス6をリヤサスペンション3の後側でシート10の下側に配置することにより、泥や水の侵入を少なくしている。
【0044】
[別の参考例]
図8は別の参考例を示している。第1の実施の形態と異なる構成は、燃料タンク18をキャブレター9の上側に配置し、吸気ボックス6をリヤサスペンション3の後側であってシート10の下に配置し、ラジエター19をステアリングシャフト8の前方位置であって前フェンダー27内に配置したことであり、その他の構造は図1と同じであり、図1と同じ部品には同じ符号を付してある。勿論搭載しているエンジンは図2から図4で説明したエンジンである。ちなみに、図8の構造は、図7の構造と比較した場合には、ラジエターの配置が異なるだけである。
【0045】
この図8の構造は、図7の構造と同様に、図1の構造と比較して、重量バランス性と、吸気ボックスへの泥や水の侵入を防止する機能を重視した構造であると共に、ラジエターの冷却効果を重視した構造である。
【0046】
【その他の発明の実施の形態】
(1)キャブレターの代わりに燃料噴射装置を備えたV型エンジンに適用することも可能である。
【0047】
(2)V型エンジンの組付性を維持しながら車体フレームの剛性を上げるために、たとえば平行四辺形状のエンジン収納空間部を対角線状に横切る補強フレーム部材を配置し、ボルト等により車体フレームに着脱自在に取り付ける構造とすることも可能である。
【0048】
(3)キャブレター又は燃料噴射装置をVバンク内に配置したV型エンジンに適用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、(1)車体フレームで構成された側面視略平行四辺形状のエンジン収納空間部内に、Vバンク中心線が前傾すると共にクランクケースの後部に常時噛合ギヤ式変速機構を内蔵したV型エンジンを収納し、Vバンク内又はVバンク上方にキャブレター又は燃料噴射装置を配置し、エンジン収納空間部の後上隅の車体フレーム部分に、リヤサスペンションの上端部を支持しているので、車体フレームの搭載物をコンパクトにまとめることができると共に、車体フレーム側方から容易にエンジンを着脱でき、エンジンの取付作業及びメンテナンスが容易になる。
【0050】
(2)リヤサスペンションを上記エンジン収納空間部の後上隅の車体フレーム部分に支持しているので、リヤサスペンションの支持剛性を維持しながらも、コンパクト化を達成できる。
【0051】
(3)Vバンク上方に配置されたキャブレター又は燃料噴射装置の上側に吸気ボックスを配置し、リヤサスペンションの後に燃料タンクを配置すると、たとえば短い吸気ダクトにより効率よく前方からの走行風を取り入れることが可能となる。
【0052】
(4)キャブレター又は燃料噴射装置の上方に燃料タンクを配置し、ステアリングシャフトの前方位置で前フェンダー内に吸気ボックスを配置すると、車体の重量バランス性に対する燃料の増減の影響が少なくなると共に、空気の取入性能が向上する。
【0053】
(5)リヤサスペンションの後でシートの下にバッテリーを配置すると、シートを利用してバッテリーを外部から保護できると共に、シートの開閉によりバッテリーの点検も簡単に行なえる。
【0054】
(6)キャブレター又は燃料噴射装置の上側に燃料タンクを配置し、リヤサスペンションの後方でシートの下に吸気ボックスを配置すると、車体の重量バランス性に対する燃料の増減の影響が少なくなると共に、吸気ボックスへの泥や水の侵入を、シートを利用して防ぐことができる。
【0055】
(7)エンジンの前気筒とステアリングシャフトの間にラジエターを配置すると、車輌のコンパクト性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る不整地用四輪走行車の第1の実施の形態を示す左側面図である。
【図2】 図1の不整地用四輪走行車に搭載されたV型エンジンを一部切り欠いて示す側面拡大図である。
【図3】 図2のIII-III断面展開図である。
【図4】 図2のIV-IV断面展開図である。
【図5】 参考例を示す左側面図である。
【図6】 本願発明に係る不整地用四輪走行車の第2の実施の形態を示す左側面図である。
【図7】 本願発明に係る不整地用四輪走行車の第3の実施の形態を示す左側面図である。
【図8】 別の参考例を示す左側面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム
2 前輪
3 リヤサスペンション
5 後輪
6 吸気ボックス
8 ステアリングシャフト
9 キャブレター
10 騎乗型シート
18 燃料タンク
19 ラジエター
20 バッテリー
21 V型エンジン
22 前気筒
23 後気筒
24 クランクケース
25 ミッション室
27 前フェンダー

Claims (5)

  1. 騎乗型シートを備えると共にV型エンジンを搭載した不整地用四輪走行車において、
    前記V型エンジンは、前傾姿勢の前気筒と、後傾姿勢の後気筒と、両気筒共有のクランクケースとを備え、前記前後の気筒間で形成されるVバンクの中心線が前傾すると共に前記クランクケースの後部に常時噛合ギヤ式変速機構を内蔵しており、
    車体フレームは、前輪と後輪との間に車体側方から見て概ね前倒れ平行四辺形状のエンジン収納空間部を有し、
    該エンジン収納空間部内に、少なくとも、前記常時噛合ギヤ式変速機構を内蔵する前記クランクケース、前記前気筒及び前記後気筒がはみ出さないように、前記V型エンジンを収納し、
    前記前気筒とステアリングシャフトとの間であって、前記エンジン収納空間部の前上端部にラジエターを配置し、
    前記Vバンク内又はVバンク上方にキャブレター又は燃料噴射装置を配置し、
    前記エンジン収納空間部の後上隅に位置する車体フレーム部分に、リヤサスペンションの上端部を支持していることを特徴とする不整地用四輪走行車。
  2. 請求項1記載の不整地用四輪走行車において、
    前記キャブレター又は燃料噴射装置の上側に吸気ボックスを配置し、リヤサスペンションの後方でシートの下に燃料タンクを配置していることを特徴とする不整地用四輪走行車。
  3. 請求項1記載の不整地用四輪走行車において、
    前記キャブレター又は燃料噴射装置の上方に燃料タンクを配置し、前記ステアリングシャフトの前方位置で前フェンダー内に吸気ボックスを配置していることを特徴とする不整地用四輪走行車。
  4. 請求項3記載の不整地用四輪走行車において、リヤサスペンションの後にバッテリーを配置していることを特徴とする不整地用四輪走行車。
  5. 請求項1記載の不整地用四輪走行車において、前記キャブレター又は燃料噴射装置の上側に燃料タンクを配置し、リヤサスペンションの後方でシートの下に吸気ボックスを配置していることを特徴とする不整地用四輪走行車。
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