JP4183937B2 - スタータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの回転を減速して出力軸に伝達する遊星歯車減速装置を備えた減速型スタータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、例えば特開平7-293404号公報に記載された減速型スタータがある。このスタータは、モータの回転を減速して出力軸に伝達する遊星歯車減速装置を有し、この減速装置を介してモータ回転軸と出力軸とが同軸線上に配置されている。
また、モータ回転軸と対向する出力軸の後端部には、自身の軸中心部に収納孔が凹設され、この収納孔にモータ回転軸の先端部が軸受を介して挿入され、且つ収納孔の軸方向端面(収納孔の底面)とモータ回転軸の先端面との間にスラスト荷重を受けるボールが保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のスタータは、出力軸の後端部に外径が拡大する鍔部を有し、この鍔部に設けられたピン挿入孔に減速装置の遊星ギヤを支持するピンを圧入して固定しているため、出力軸に熱処理を施すことが困難である。つまり、ピン挿入孔を有する鍔部に熱処理が入っていると、ピンを圧入する際に、ピン挿入孔の周囲に亀裂が入る可能性がある。このため、通常、出力軸に熱処理を実施することはなく、その代わりに、例えば高周波焼入れによって必要な箇所だけ焼入れを行うことが多い。
【0004】
ところが、仮に高周波焼入れを実施しても、出力軸に凹設された収納孔の内部までは焼入れが及ばないため、スタータの作動回数が増加するに従って、ボールと接触している収納孔の接触部が摩耗してくる。この摩耗が進むと、出力軸全体がモータ側へ移動するため、遊星ギヤを支持しているピンが、モータと減速装置との間に設置される仕切板に干渉してモータの回転に支障を来す虞があった。
【0005】
また、収納孔のボールとの接触部が摩耗すると、ボールの挙動が不安定となるため、ボールを介してモータ回転軸と出力軸との軸芯を合わせることが困難となる。その結果、モータ回転軸と出力軸との間で互いの軸芯がずれることにより、遊星歯車減速装置に偏荷重が加わり、回転ロスが生じるため、スタータ性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、出力軸のボールとの接触部が摩耗しても、モータの回転に支障を来すことがなく、且つ遊星歯車減速装置に加わる偏荷重を最小限に抑えることのできるスタータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明は、回転力を発生するモータと、このモータ回転軸と同軸線上に配置される出力軸と、モータの回転を減速して出力軸に伝達する遊星歯車減速装置と、軸方向に対向するモータ回転軸の軸中心と出力軸の軸中心との間に保持され、モータ回転軸と出力軸とに当接して両軸間のスラスト荷重を受けると共に、両軸の相対回転を許容するボールとを備えたスタータにおいて、
モータ回転軸と出力軸は、互いの軸中心より径方向外側で軸方向に一定の隙間を開けて対向する対向面を有し、モータ回転軸の対向面と出力軸の対向面との間にスラスト受け部材が配置され、このスラスト受け部材の板厚が、前記対向面同士の間に有する一定の隙間より小さく設定されていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、出力軸のボールとの接触部が摩耗しても、モータ回転軸の対向面と出力軸の対向面との間隔がスラスト受け部材の板厚より小さくなることはない。従って、出力軸のボールとの接触部が摩耗した場合に、出力軸全体がモータ側へ移動する量を制限できるので、モータの回転に支障を来すことはなく、正常にモータを作動させることができる。
【0008】
また、モータ回転軸の対向面と出力軸の対向面との間にスラスト受け部材を配置したことにより、ボールと接触する出力軸の摩耗が進行することを抑制できるので、モータ回転軸の軸中心と出力軸の軸中心との間にボールを安定して保持することができる。その結果、モータ回転軸と出力軸との間で互いの軸芯が大きくずれることがなく、遊星歯車減速装置に加わる偏荷重を最小限に抑えることができるので、回転ロスを低減でき、スタータ性能の低下を抑制できる。
更に、スラスト受け部材の板厚が、モータ回転軸と出力軸との対向面同士の間に有する一定の隙間より小さく設定されているので、出力軸のボールとの接触部が摩耗して、モータ回転軸の対向面と出力軸の対向面との隙間がスラスト受け部材の板厚と一致するまでは、ボールによってモータ回転軸と出力軸との間のスラスト荷重を受けることができる。つまり、スラスト受け部材がモータ回転軸の対向面と出力軸の対向面の両者からスラスト荷重を受けることがないので、摺動ロスを最小限に抑えることができる。
【0010】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、
出力軸は、モータ回転軸と対向する後端部の軸中心部に、自身の軸前方へ向かって凹設された収納孔を有し、この収納孔の内部に、ボールと共にモータ回転軸の先端部が軸受を介して挿入されている。
この構成によれば、モータ回転軸と出力軸とを軸方向に突き合わせる必要がなく、モータ回転軸の先端部を出力軸の収納孔に挿入できる分だけ、スタータの軸長を短くできる。また、収納孔の内部で軸受を介してモータ回転軸の先端部を支持することにより、両軸間の芯出しを容易に行うことができる。
【0011】
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、
スラスト受け部材は、特別な専用の部品を準備する必要はなく、機械部品として広く用いられている一般的な円環状の平ワッシャを使用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はスタータ1の全体図(一部断面を含む)である。
本実施例のスタータ1は、図1に示す様に、回転力を発生するモータ2、このモータ2の通電電流をON/OFF制御する電磁スイッチ3、モータ2の回転を減速する減速装置(後述する)、この減速装置を介してモータ2の回転力が伝達される出力軸4、この出力軸4上に配置される一方向クラッチ5、この一方向クラッチ5を介して出力軸4の回転が伝達されるピニオンギヤ6等より構成される。
【0013】
モータ2は、周知の直流電動機であり、電磁スイッチ3によりモータ2の通電回路が閉じると、バッテリ7から給電されてアーマチャ8に回転力が発生する(図3参照)。
電磁スイッチ3は、図3に示す様に、IGキー9の投入により通電される励磁コイル10と、この励磁コイル10の内周に摺動自在に嵌装されるプランジャ11とを有し、励磁コイル10が発生する磁力を受けてプランジャ11が吸引されると、プランジャ11に具備される可動接点12が一組の固定接点13に当接して両固定接点13間を導通することにより、モータ2の通電回路を閉成する。
【0014】
減速装置は、モータ回転軸(アーマチャシャフト8a)に形成されたサンギヤ14と、このサンギヤ14の径方向外周に配置されるリング状のインターナルギヤ15、及びサンギヤ14とインターナルギヤ15とに噛み合う複数個の遊星ギヤ16とで構成される遊星歯車減速装置である。
この減速装置は、アーマチャ8が回転すると、サンギヤ14の回転を受けて遊星ギヤ16が回転(自転運動)しながらサンギヤ14の周囲を公転運動し、その公転運動が回転動力として出力軸4に伝達される。
【0015】
出力軸4は、減速装置を介してアーマチャシャフト8aと同軸線上に配置され、フロント軸受(図示しない)とリヤ軸受17とを介してハウジング18に回転自在に支持されている。なお、リヤ軸受17には、自身の内周面から外周面まで板厚方向に貫通する貫通孔17aが周方向等間隔に複数箇所設けられている(図2参照)。
出力軸4の減速装置側端部(図1の右側端部)には、外径が拡大する鍔部4aが設けられ、この鍔部4aに複数本のキャリアピン19が圧入されている。各キャリアピン19には、それぞれ軸受20を介して遊星ギヤ16が回転自在に組付けられている。
【0016】
出力軸4の後端中央部には、軸方向に凹設された収納孔4bが設けられており、この収納孔4bの内部に軸受21を介してアーマチャシャフト8aの先端軸部8bが挿入されている(図2参照)。
また、収納孔4bの軸方向端面(収納孔の底面)と先端軸部8bの先端面との間には、出力軸4とアーマチャシャフト8aとの間でスラスト荷重を受けると共に、両軸の相対回転を許容するボール22が配置されている。なお、先端軸部8bの先端面中央部には、円錐状に窪む凹部8cが設けられ、この凹部8cにてボール22を軸心上に保持している(図2参照)。
【0017】
一方向クラッチ5は、スタータ1に多く用いられているローラ式クラッチであり、フロント軸受とリヤ軸受17との間で出力軸4の外周にヘリカルスプライン嵌合して軸方向に移動可能に設けられ、レバー23を介して電磁スイッチ3のプランジャ11に連結されている。なお、一方向クラッチ5の構造は極めて周知であり、説明は省略する。
ピニオンギヤ6は、一方向クラッチ5と一体に軸方向に移動可能に設けられ、エンジン始動時に出力軸4上を軸前方(図1の左方)へ移動してエンジンのリングギヤ24に噛み合い、モータ2の回転力をリングギヤ24に伝達する。
【0018】
ハウジング18は、エンジンへの取付け用フランジ18aを有し、このフランジ18aより前側(図1の左側)にピニオンギヤ6の外周を覆うノーズ部18bが設けられている。そのノーズ部18bには、ピニオンギヤ6とリングギヤ24との噛み合いを行うための窓部18cが開口している。
このハウジング18は、図2に示す様に、リヤ軸受17を保持する保持部18dを有し、この保持部18dの内周面にリング状の溝部18eが周方向に凹設され、その溝部18eにリヤ軸受17の貫通孔17aが連通している。
【0019】
また、ハウジング18の保持部18dには、図2に示す様に、リヤ軸受17のピニオンギヤ6側(図2の左側)にシール部材25が配置され、出力軸4の外周面に摺接している。このシール部材25は、例えばオイルシールであり、リヤ軸受17から軸方向に所定の間隔(約0.5〜3mm)だけ離れて配置され、ハウジング18の保持部18dに圧入により固定されている。
【0020】
上記のアーマチャシャフト8aと出力軸4は、両軸間にボール22が挟持された状態で、図2に示す様に、互いの軸中心より径方向外側で軸方向に一定の隙間を開けて対向する対向面を有し、アーマチャシャフト8aの対向面(第1対向面と呼ぶ)と出力軸4の対向面(第2対向面と呼ぶ)との間に、所定の板厚を有するスラスト受け部材26が配置されている。
このスラスト受け部材26は、例えば、機械部品として広く用いられている一般的な円環状の平ワッシャであり、その板厚が第1対向面と第2対向面との間に有する隙間より若干小さく設定されている(図2参照)。
【0021】
次に、スタータ1の作動を説明する。
ユーザがIGキー9を投入して電磁スイッチ3の励磁コイル10に通電されると、プランジャ11が磁力を受けて吸引され、そのプランジャ11の移動がレバー23を介して一方向クラッチ5に伝達される。これにより、一方向クラッチ5がピニオンギヤ6と一体に軸前方へ押し出されて、ピニオンギヤ6がリングギヤ24に当接する。
【0022】
その後、更にプランジャ11が吸引され、可動接点12が一組の固定接点13に当接してモータ2の通電回路が閉じると、バッテリ7からモータ2に給電されてアーマチャ8に回転力が発生する。このアーマチャ8の回転が減速装置で減速されて出力軸4に伝達されると、出力軸4の回転が一方向クラッチ5を介してピニオンギヤ6に伝達されるため、ピニオンギヤ6がリングギヤ24と噛み合い可能な位置まで回転してリングギヤ24に噛み合い、出力軸4の回転がピニオンギヤ6からリングギヤ24に伝達されてエンジンをクランキングさせる。
【0023】
エンジン始動後、IGキー9のOFF 操作により励磁コイル10への通電が停止して吸引力が消滅すると、それまで吸引されていたプランジャ11が押し戻されて可動接点12が一組の固定接点13から離れるため、モータ2への給電が停止してアーマチャ8の回転が停止する。
一方、プランジャ11の移動がレバー23を介して一方向クラッチ5に伝達されると、一方向クラッチ5が軸後方へ引き戻されるため、ピニオンギヤ6がリングギヤ24から離脱して、一方向クラッチ5と一体に始動前の位置(図1に示す位置)に復帰する。
【0024】
(本実施例の作用及び効果)
本実施例のスタータ1は、アーマチャシャフト8aに設けられる第1対向面と、出力軸4に設けられる第2対向面との間にスラスト受け部材26が配置されている。この場合、出力軸4のボール22との接触部(収納孔4bの軸方向端面)が、熱処理を実施しないことから摩耗しても、第1対向面と第2対向面との間隔がスラスト受け部材26の板厚より小さくなることはない。つまり、収納孔4bのボール22との接触部が摩耗した場合に、出力軸4全体がモータ2側へ移動する量を制限できる。その結果、遊星ギヤ16を支持しているキャリアピン19が、モータ2と減速装置との間に設置される仕切板27(図2参照)に干渉することがないので、アーマチャ8の回転に支障を来すことはなく、正常にモータ2を作動させることができる。
【0025】
また、第1対向面と第2対向面との間にスラスト受け部材26を配置したことにより、ボール22と接触する収納孔4bの摩耗が進行することを抑制でき、アーマチャシャフト8aの軸中心と出力軸4の軸中心との間にボール22を安定して保持することができる。これにより、ボール22によってアーマチャシャフト8aと出力軸4との芯出しを行うことができる(アーマチャシャフト8aの軸芯と出力軸4の軸芯とが一致する)ので、収納孔4bの内部でアーマチャシャフト8aの先端軸部8bを支持している軸受21が摩耗した場合でも、遊星歯車減速装置に加わる偏荷重を最小限に抑えることができる。その結果、回転ロスを低減でき、スタータ性能の低下を抑制できる。
【0026】
また、スラスト受け部材26は、自身の板厚が、第1対向面と第2対向面との間に有する隙間より小さく設定されているので、収納孔4bのボール22との接触部が摩耗して、第1対向面と第2対向面との隙間がスラスト受け部材26の板厚と一致するまでは、ボール22によってアーマチャシャフト8aと出力軸4との間のスラスト荷重を受けることができる。つまり、スラスト受け部材26が第1対向面と第2対向面の両者からスラスト荷重を受けることがないので、摺動ロスを最小限に抑えることができ、スタータ1の性能低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの全体図(一部断面を含む)である。
【図2】遊星歯車減速装置とその周辺の拡大断面図である。
【図3】スタータの電気回路図である。
【符号の説明】
1 スタータ
2 モータ
4 出力軸
4b 収納孔
8a アーマチャシャフト(モータ回転軸)
8b 先端軸部(モータ回転軸の先端部)
21 軸受
22 ボール
26 スラスト受け部材
Claims (3)
- 回転力を発生するモータと、
このモータ回転軸と同軸線上に配置される出力軸と、
前記モータの回転を減速して前記出力軸に伝達する遊星歯車減速装置と、
軸方向に対向する前記モータ回転軸の軸中心と前記出力軸の軸中心との間に保持され、前記モータ回転軸と前記出力軸とに当接して両軸間のスラスト荷重を受けると共に、前記両軸の相対回転を許容するボールとを備えたスタータにおいて、
前記モータ回転軸と前記出力軸は、互いの軸中心より径方向外側で軸方向に一定の隙間を開けて対向する対向面を有し、
前記モータ回転軸の対向面と前記出力軸の対向面との間にスラスト受け部材が配置され、このスラスト受け部材の板厚が、前記対向面同士の間に有する一定の隙間より小さく設定されていることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載したスタータにおいて、
前記出力軸は、前記モータ回転軸と対向する後端部の軸中心部に、自身の軸前方へ向かって凹設された収納孔を有し、
この収納孔の内部に、前記ボールと共に前記モータ回転軸の先端部が軸受を介して挿入されていることを特徴とするスタータ。 - 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
前記スラスト受け部材は、円環状の平ワッシャであることを特徴とするスタータ。
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