JP4183705B2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、GMR効果またはトンネル効果を利用して膜厚方向に電流が流れる検知素子を使用した磁気ヘッド装置に係り、特に電流経路の構成を容易にし且つ絶縁効果を高めた磁気ヘッド装置に関する。
GMR効果(巨大磁気抵抗効果)を利用した検知素子、またはトンネル効果を利用した検知素子を使用した磁気ヘッド装置として、電流が検知素子の膜厚方向に与えられるCPP(Current Perpendicular to the Plane)方式で使用されるものがある。
CPP方式の磁気ヘッド装置は、検知素子の下側に軟磁性材料で形成された下部シールド層が設けられ、検知素子の上側に軟磁性材料で形成された上部シールド層が設けられ、両シールド層の中間において磁気記録媒体からの漏れ磁束が前記検知素子で検出されて、磁気記録媒体に記録された磁気情報が読み取られる。CPP方式の磁気ヘッド装置において、検知素子に対しその膜厚方向に電流を与える方式として、検知素子を前記下部シールド層と前記上部シールド層に導通させ、両シールド層を介して検知素子に電流を与えるものがある。
この構成では、記録媒体との対向面よりも奥側の位置に、下部シールド層と上部シールド層に電流を与える導通層(リード層)を設ける必要がある。
以下の特許文献1に記載の磁気ヘッド装置では、下部シールド層および上部シールド層のそれぞれの一部を後方に連続して延ばすことにより、前記導通層(リード層)が形成されている。以下の特許文献2に記載の磁気ヘッド装置では、下部シールド層を上部シールド層よりも大きな面積に形成して、下部シールド層の後部を上部シールド層よりも後方に延ばし、下部シールド層と上部シールド層の双方の上にビアホール導体が設けられ、下部シールド層を覆う絶縁層の上面に、各ビアホール導体に導通する導通層(リード層)が設けられている。
特開2001−307307号公報 特開2002−25017号公報
下部シールド層と上部シールド層は、記録媒体からの磁束を透過させて検知素子以外の領域に漏れるのを防止し、また検知素子で読み取るべき磁気信号を線方向で制限する機能を有している。最近のハードディスクなどの記録媒体は、記録密度が高く、また記録媒体に記録されている信号の再生速度も速く、再生信号の周波数が高くなっているため、下部シールド層と上部シールド層のそれ自体が持つ磁気抵抗効果(MR効果)により、検知素子の読み取り精度が低下しあるいは読み取り信号にノイズが重畳するおそれがある。そのため、下部シールド層と上部シールド層は、可能な限り面積が小さく、またその形状も単純であることが好ましい。
前記特許文献1に記載の磁気ヘッド装置は、下部シールド層と上部シールド層のそれぞれを後方へ向けて一体に延ばして導通層を形成したものであるため、下部シールド層と上部シールド層の平面形状が複雑になり、ノイズ発生の要因になりやすい。また下部シールド層と上部シールド層は、Ni・Fe合金(ニッケル・鉄合金)などの軟磁性材料で形成されているため、直流抵抗が高く、抵抗変化率から求められる検出出力を相対的に低下させる要因になる。
前記特許文献2に記載の磁気ヘッド装置は、上部シールド層よりも下部シールド層を十分に大きくしているため、下部シールド層と上部シールド層とのシールド効果のバランスが崩れやすく、検知素子の読み取り精度に影響を与えやすい。また、大きく複雑な形状の下部シールド層の磁気抵抗効果によりノイズの発生原因となるおそれがある。また、下部シールド層と上部シールド層の双方にビアホール導体が設けられ、下部シールド層に導通するリード層と、上部シールド層に導通するリード層とが、それぞれ上部シールド層よりも高い位置に形成されるため、磁気ヘッド装置全体の薄型化を阻害することになる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、下部シールド層と上部シールド層の双方を小型で簡単な形状にしてノイズを低減できるようにし、且つ全体を薄型構成にし、また十分な絶縁を確保して電極層を形成できる磁気ヘッド装置を提供することを目的としている。
第1の本発明は、その内面どうしが互いに間隔を空けて対向し共に軟磁性材料で形成された第1のシールド層および第2のシールド層と、前記両シールド層の間に配置されて、その層の厚み方向に電流が与えられる検知素子とを有し、前記両シールド層が前記電流の通過経路とされている磁気ヘッド装置において、
前記第1のシールド層に導通される第1の導通電極と、前記第2のシールド層に導通される第2の導通電極とが設けられ、
前記第2のシールド層のいずれかの端面が、前記第1のシールド層の端面よりも外側に突出しており、
前記第2の導通電極が、前記第1のシールド層の内面と重ならない位置で且つ第2のシールド層の内面と重なる位置に配置されており、
前記第2の導通電極と前記第2のシールド層との間に絶縁層が設けられ、この絶縁層に形成された欠損部を介して、前記第2の導通電極と前記第2のシールド層とが導通されており、
前記第1の導通電極と前記第2の導通電極とが、同じ平面上に形成されていることを特徴とするものである。
第1の本発明は、前記第1の導通電極は、前記第1のシールド層と前記第2のシールド層の双方の内面と重なる位置に設けられ、前記第1の導通電極と前記第2のシールド層との間に絶縁層が設けられているものである。
第1の本発明の磁気ヘッド装置では、第1のシールド層の内面と第2のシールド層の内面との間に、第1の導通電極のみが配置され、第2の導通電極は、両シールド層の内面どうしの対面領域から外れた位置にある。したがって、第1のシールド層と第2のシールド層との対向間隔が狭くても、第2の導通電極と第1のシールド層との電気的絶縁との電気的絶縁を確保しやすい。
また、第1のシールド層と第2のシールド層を四角形などの単純な形状にできるため、両シールド層がノイズの原因となりにくい。また、第1の導通電極と第2の導通電極は、第1のシールド層と第2のシールド層との間の高さ位置に形成されて、両シールド層の外部に引き出せるため、導通部を上部側のシールド層の上面に持ち上げて配置することが不要になり、磁気ヘッド装置の上に形成される記録用の磁気ヘッド装置と導通部とが干渉することがなくなる。そのため、両シールド層を比較的小さい面積で形成することが可能になり、シールド層がノイズの原因となりにくくなる。
第1の本発明では、前記第1の導通電極は、前記第1のシールド層の内面に密着して形成されていることが好ましい。
第1の導通電極が第1のシールド層の内面に密着していると、第1の導通電極と第2のシールド層との絶縁を保ちやすくなり、よって、第1のシールド層と第2のシール層とが接近した薄型のものであっても容易に構成することができる。
第1の導通電極と第2の導通電極とが同じ平面に形成されていると、両導通電極を同じ工程で同時に形成することが可能となる。
例えば、第1の本発明は、前記第2のシールド層の前記端面は、前記第1のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面から離れる奥側へ突出しているものである。ただし、前記第2のシールド層の前記端面が、前記第1のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面と平行な方向へ突出しているものであってもよい。
第2の本発明は、その内面どうしが互いに間隔を空けて対向し共に軟磁性材料で形成された第1のシールド層および第2のシールド層と、前記両シールド層の間に配置されて、その層の厚み方向に電流が与えられる検知素子とを有し、前記両シールド層が前記電流の通過経路とされている磁気ヘッド装置において、
前記第1のシールド層に導通される第1の導通電極と、前記第2のシールド層に導通される第2の導通電極とが設けられ、
前記第2のシールド層のいずれかの端面が、前記第1のシールド層の端面よりも外側に突出し、前記第1のシールド層のいずれかの端面が、前記第2のシールド層の端面よりも外側へ突出しており、
前記第1の導通電極が、前記第2のシールド層の内面と重ならない位置で且つ第1のシールド層の内面と重なる位置に配置され、前記第2の導通電極が、前記第1のシールド層の内面と重ならない位置で且つ第2のシールド層の内面と重なる位置に配置されており、
前記第2の導通電極と前記第2のシールド層との間に絶縁層が設けられ、この絶縁層に形成された欠損部を介して、前記第2の導通電極と前記第2のシールド層とが導通されており、
前記第1の導通電極と前記第2の導通電極とが、同じ平面上に形成されていることを特徴とするものである。
第2の本発明の磁気ヘッド装置では、第1のシールド層の内面と第2のシールド層の内面とが対面する領域内に、第1の導通電極と第2の導通電極のどちらも存在していないため、第1のシールド層と第2のシールド層とが接近している構造であっても、両導通電極と両シールド層との電気的絶縁を十分に確保できるようになる。
また第2の本発明は、前記第1のシールド層の前記端面が、前記第2のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面と平行な方向へ突出しており、前記第2のシールド層の前記端面が、前記第1のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面と平行な方向へ突出しているものとして構成できる。
なお、第2の本発明では、第1のシールド層の端面が、第2のシールド層の端面よりも、記録媒体との対向面と平行な方向へ突出し、第2のシールド層の端面が、第1のシールド層の端面よりも、記録媒体との対向面から離れる方向へ突出しているものであってもよい。
第1の本発明および第2の本発明は、前記第1のシールド層が下部シールド層であり、前記第2のシールド層が上部シールド層であってもよいし、前記第1のシールド層が上部シールド層であり、前記第2のシールド層が下部シールド層であってもよい。
本発明の磁気ヘッド装置では、第1のシールド層と第2のシールド層との対向間隔を狭くしても、第1の導通電極と第2の導通電極とを、前記両シールド層の中間の高さ位置に形成できる。よって磁気ヘッド装置を薄型に構成できる。また、第1のシールド層と第2のシールド層の双方を平坦で単純な形状にすることができ、シールド層の磁気抵抗効果によるノイズを低減できるようになる。
図1は参考例1の形態の磁気ヘッド装置を示す部分切断斜視図、図2は、図1の磁気ヘッド装置をII−II線で切断した断面図、図3は、図1の磁気ヘッド装置をIII−III線で切断した断面図である。図7は、検知素子を記録媒体との対向側から示した正面図である。
磁気ヘッド装置1は、スライダ2のトレーリング側端面3に薄膜プロセスによって形成されている。スライダ2は、Al・TiC(アルミナ・チタンカーバイト)のセラミック材料などで形成されており、対向面4が、ハードディスクなどの磁気記録媒体に対向する。スライダ2は、対向面4と逆側の面が、弾性変形可能なフレキシャ(図示せず)に固定され、さらに弾性変形可能なロードビームと称される支持体(図示せず)の先端部に支持されている。記録媒体が回転すると、記録媒体の表面と対向面4との間に流れる空気流(エアベアリング)により、対向面4が記録媒体の表面から浮上し、磁気ヘッド装置1と記録媒体の表面との間に微小な距離が設定される。記録媒体に記録された磁気信号からの漏れ磁束は、磁気ヘッド装置1で検出される。
図1ないし図3では、Y方向が記録媒体の移動方向であるが、以下ではY方向を上下方向と呼ぶ。X方向は、記録媒体に記録されている磁気信号の記録トラック幅方向であるが、以下ではX方向を幅方向または左右方向と呼ぶ。Z方向は、記録媒体からの漏れ磁束が向かう方向であるが、以下ではZ方向を奥行き方向または前後方向と呼ぶ。なお、記録・再生兼用のスライダ2では、磁気ヘッド装置1の上方に、薄膜プロセスで形成された記録用の磁気ヘッド装置が重ねられて形成されるが、図1以下では記録用の磁気ヘッドの図示を省略している。
磁気ヘッド装置1には検知素子10が設けられている。図7は、検知素子10をZ方向から見た正面図である。前記検知素子10は、幅方向(X方向)での中央部に位置する検知部11と、その左右両側に位置するバイアス部12,12とを有している。
図7に示すように、検知部11は、下側(スライダ2側)から順に、反強磁性材料層13、固定磁性層14、非磁性材料層15、フリー磁性層16および保護層17が重ねられて形成されている。それぞれの層は、厚みがnm(ナノメータ)単位またはA(オングストローム)単位の薄膜である。反強磁性材料層13は、Ir・Mn合金(イリジウム・マンガン合金)や、Pt・Mn(白金・マンガン合金)などで形成されている。固定磁性層14は下からCo・Fe合金(コバルト・鉄合金)、Ru(ルテニウム)、Co・Fe合金が重ねられた積層フェリ構造であり、反強磁性材料層13とこれに密着している下側のCo・Fe合金との間の反強磁性結合により、下側のCo・Fe合金の磁化方向が奥行き方向(Z方向)へ固定されている。また、Ruを介してのRKKY結合により、上側のCo・Fe合金の磁化の方向が奥行き方向(Z方向)で且つ下側のCo・Fe合金の磁化の方向と逆向きに固定されている。
非磁性材料層15は、巨大磁気抵抗効果を利用したCPP−GMR素子を構成する場合には、Cu(銅)などの非磁性導電層であり、トンネル効果を利用したTMR素子を構成する場合には、Alなどの非磁性絶縁層である。フリー磁性層16は、Ni・Fe合金などで形成されており、保護層17は、Taなどの導電性金属材料で形成されている。
バイアス部12は、それぞれCo・Pt合金(コバルト・白金合金)などの硬磁性材料層18と、その下側に形成されたAlなどの非磁性絶縁層19aと、硬磁性材料層18の上側に形成されたTaなどの非磁性層19bで形成されている。硬磁性材料層18で保磁する磁力によって、フリー磁性層16の磁化は幅方向(X方向)へ単磁区化される。記録媒体からの漏れ磁界によって、フリー磁性層16の磁化方向が変化させられ、このフリー磁性層16の磁化方向と、固定磁性層14に固定されている磁化の方向との相対関係に応じて、検知部11の電気抵抗が変化する。検知部11には膜厚方向(Y方向)へ検知電流が与えられ、この検知電流と前記電気抵抗の変化とによる電圧変化を検出することにより、記録媒体からの漏れ磁界の信号が検知される。
図1ないし図3に示すように、参考例1の磁気ヘッド装置1の構造は、スライダ2のトレーリング側端面3に、第1のシールド層である下部シールド層21が設けられている。下部シールド層21はNi・Fe合金やCo・Fe合金などの軟磁性材料を用いメッキプロセスで形成されている。図示省略するが、スライダ2のトレーリング側端面3には、Al2O3などの非磁性材料の絶縁層が形成され、その上にNiなどの金属のメッキ下地膜がスパッタで成膜されて、前記メッキ下地膜の上に前記下部シールド層21がメッキで形成される。
下部シールド層21は、その上表面が対向内面21aであり、この対向内面21aが平坦面であって、スライダ2のトレーリング側端面3と平行である。また、下部シールド層21の膜厚はその全域で均一である。下部シールド層21の前側面21bは、スライダ2の対向面4と同一面であり、下部シールド層21の奥側端面21cは前側面21bと平行である。下部シールド層21の右側端面21dと左側端面21eは、互いに平行で且つ奥側端面21cおよび前側面21bと直交しており、下部シールド層21をY方向の上方から見たときの平面形状は四角形である。前記検知素子10は下部シールド層21の前側面21bの内側において、前記対向内面21aに密着して形成されており、下部シールド層21と前記検知部11の反強磁性材料層13とが電気的に導通されている。
下部シールド層21の奥側端面21cよりも奥側、および右側端面21dよりも右外側ならびに左側端面21eよりも左外側には、下部絶縁層22が形成されている。下部絶縁層22は、AlやSiOなど非磁性の無機材料でスパッタプロセスで形成されており、下部絶縁層22の上表面22aと下部シールド層21の対向内面21aは同一平面上に形成されている。また、下部絶縁層22の前側面22bは、前記スライダ2の対向面4および下部シールド層21の前側面21bと同一面に形成されている。
図1および図2と図3に示されるように、前記検知素子10を構成する検知部11および各バイアス部12,12の奥側には、AlやSiOなど非磁性の無機材料で形成された第1の絶縁層23がスパッタプロセスで形成されている。第1の絶縁層23の後縁部23bは、前記検知素子10よりもやや奥側後方まで延びている。また、第1の絶縁層23は、検知素子10の左右両側部にも形成されており、この第1の絶縁層23の前側面23aは、検知素子10の左右両側で、前記スライダ2の対向面4と同一面に現れている。
図1と図2に示すように、下部シールド層21の上には、第1の導通電極である下部導通電極24が設けられている。下部導通電極24は、下部シールド層21を構成する軟磁性材料よりも比抵抗の小さい導電性材料であり、Cu(銅)、Au(金)、W(タングステン)などで形成されている。下部導通電極24は、メッキプロセスやスパッタなどで形成される。下部導通電極24は、互いに同一面上に形成された下部シールド層21の対向内面21aから下部絶縁層22の上表面22aにかけて、所定幅で形成されている。下部導通電極24は、下部シールド層21の対向内面21aに直接に密着して形成されているとともに、下部シールド層21の奥側端面21cよりも後方へ向けて延びている。
前記第1の絶縁層23よりも奥側には、第2の絶縁層25が形成されている。第2の絶縁層25は、Al2O3やSiO2など非磁性の無機材料によりスパッタプロセスで形成されているものであり、下部シールド層21の対向内面21aの上および下部絶縁層22の上表面22aの上に所定の膜厚で形成されている。また、前記第1の導通電極である下部導通電極24は第2の絶縁層25で覆われている。また、第2の絶縁層25は、前記第1の絶縁層23の後縁部23bに連続して形成されている。図2および図3に示すように、この形態では、第2の絶縁層25の膜厚が第1の絶縁層23の膜厚とほぼ同じである。ただし、第2の絶縁層25の膜厚が、第1の絶縁層23よりも大きいか、または第1の絶縁層23よりも小さくてもよい。
図3に示すように、第2の絶縁層25の上表面25aには、第2の導通電極である上部導通電極26が形成されている。上部導通電極26は、下部導通電極24と同じ導電性材料で、下部導通電極24と同種のプロセスにより形成されている。
第2の絶縁層25の上表面25aの上には、第2のシールド層である上部シールド層28が設けられている。この上部シールド層28は、下部シールド層21と同じ軟磁性材料によりメッキプロセスで形成されている。すなわち、Niなどのメッキ下地膜がスパッタにより形成され、その上に軟磁性材料をメッキ成長させることにより、上部シールド層28が形成されている。
上部シールド層28は、下部シールド層21とY方向に間隔を空けて、下部シールド層21と平行に形成されている。すなわち、上部シールド層28の下表面である対向内面28aは、下部シールド層21の対向内面21aと平行であり、上部シールド層28の膜厚は、その全域において均一である。
上部シールド層28の前側面28bは、下部シールド層21の前側面21bと同一面上に位置しており、この前側面21bの内側において、対向内面21aが、検知部11の保護層17に密着しており、上部シールド層28と検知部11とが電気的に導通されている。上部シールド層28の奥側端面28cは、前側面28bと平行であり、上部シールド層28の左側端面28eと右側端面は、前記前側面28bおよび奥側端面28cと直交している。上部シールド層28は、Y方向の上方から見た平面形状が四角形である。
上部シールド層28の左側端面28eと下部シールド層21の左側端面21eは、X方向において同じ位置にあり、上部シールド層28の右側端面は下部シールド層21の右側端面21dと、X方向において同じ位置にある。上部シールド層28の奥側端面28cは、下部シールド層21の奥側端面21cよりも、対向面4から離れる奥側に位置しており、上部シールド層28の奥側部分が、下部シールド層21の奥側端面21cよりも奥側へ突出している。図3に示すように、上部シールド層28における下部シールド層21の奥側端面21cよりも突出する部分が、前記上部導通電極26を覆っており、上部シールド層28と上部導通電極26とが密着し、電気的に導通している。
図3に示すように、第2の導通電極である上部導通電極26は、第2のシールド層である上部シールド層28の対向内面28aと重なる位置にあるが、第1のシールド層である下部シールド層21の対向内面21aとは重ならない位置にある。すなわち、上部導通電極26は、下部シールド層21と上部シールド層28とが対面している領域内に存在していない。一方、第1の導通電極である下部導通電極24は、下部シールド層21の対向内面21aと上部シールド層28の対向内面28aの双方と重なる位置にあり、下部導通電極24は、下部シールド層21と上部シールド層28との対面領域内に位置している。
上部導通電極26と下部シールド層21とが重ならない位置にあるため、上部導通電極26と下部シールド層21は、電気的に絶縁されている。下部導通電極24と上部シールド層28との間には第2の絶縁層25が位置しており、下部導通電極24と上部シールド層28は、前記第2の絶縁層25を介して電気的に絶縁されている。
前記上部シールド層28および第2の絶縁層25の上に上部絶縁層29が形成されている。上部絶縁層29は、前記下部絶縁層22、第1の絶縁層23および第2の絶縁層25と同じ材料で同種のプロセスで形成されている。さらに、前記上部絶縁層29の上に、記録用の磁気ヘッド装置が重ねて形成される。
この磁気ヘッド装置1では、電流が、下部導通電極24−下部シールド層21−検知部11−上部シールド層28−上部導通電極26の経路で流れ、検知部11では、その膜厚方向(Y方向)へ電流が流れる。下部導通電極24と上部導通電極26は、下部シールド層21と上部シールド層28との中間の高さ位置に形成されており、下部導通電極24と上部導通電極26は、下部シールド層21の奥側端面21cおよび上部シールド層28の奥側端面28cよりも後方へ所定距離空けた位置まで延びている。
下部導通電極24と上部導通電極26とが、下部シールド層21と上部シールド層28との間の高さ位置において後方へ延びているため、下部シールド層21と上部シールド層28のそれ自体を変形させて外部へ電流を引き出すための構造とすることが不要となり、下部シールド層21と上部シールド層28とを単純な形状、すなわち互いに四角形で共に平坦な形状にできる。
また、下部シールド層21や上部シールド層28から上方へバンプなどを形成して電流経路を立ち上げることが不要である。下部シールド層21と上部シールド層28への電流供給経路が上部シールド層28よりも上方に位置していないため、上部絶縁層29の上に記録用の磁気ヘッド装置を薄膜プロセスで形成する際に、下部導通電極24と上部導通電極26が記録用の磁気ヘッド装置の積層を妨げることがない。そのため、下部シールド層21と上部シールド層28を、奥側(対向面4から離れる側)へ広く形成して記録用の磁気ヘッド装置よりも奥側で導通電極を接続するという構造を採用するする必要がない。よって、下部シールド層21の奥側端面21cと、上部シールド層28の奥側端面28cを対向面4に近い位置に配置でき、下部シールド層21と上部シールド層28の面積を小さくできる。
また下部シールド層21と上部シールド層28は、共に四角形でY方向の上方から見たときの、平面形状が同じ四角形であり、さらに共に平坦であり、その形状が複雑ではない。
下部シールド層21と上部シールド層28は、Ni・Fe合金やCo・Fe合金などの軟磁性材料で形成されているため、それ自体が磁気抵抗効果を発揮するが、下部シールド層21と上部シールド層28を可能な限り小さくでき、且つ形状を単純にできるため、下部シールド層21と上部シールド層28の磁気抵抗効果に起因するノイズを抑制できるようになる。また下部シールド層21と上部シールド層28の寸法が小さく形状が単純であるため、これらシールド層を形成する際にメッキの欠陥が形成されにくく、下部シールド層21と上部シールド層28のシールド効果を効果的に発揮できるようになる。
また、図3に示すように、上部導通電極26が、下部シールド層21と重ならない位置にあるため、上部導通電極26と下部シールド層21との電気的絶縁を確実に確保できる。さらに、下部導通電極24が下部シールド層21の対向内面21aに密着しているため、下部シールド層21と上部シールド層28との間に位置する第2の絶縁層25の存在によって、下部導通電極24と上部シールド層28との間の電気的絶縁を十分に確保できる。
そのため、下部シールド層21の対向内面21aと上部シールド層28の対向内面28aとのY方向の間隔を狭くしても、下部導通電極24と上部シールド層28との電気的絶縁、および下部シールド層21と上部導通電極26との間の電気的絶縁を十分に確保できる。すなわち、平坦な形状の下部シールド層21と平坦な形状の上部シールド層28との対向間隔を狭くして、両シールド層21,28を、小型の検知部11の下面と上面とに直接に接触させることができる。その結果、磁気ヘッド装置1を薄型に構成でき、且つシールド層21,28と導通電極24,26との電気的絶縁を確保できる。また、小型のシールド層21,28が小型で平坦であるため、シールド層21,28に起因するノイズを低減することが可能である。
図4は、実施の形態である磁気ヘッド装置1Aを示すものであり、図3の断面図(図1のIII−III線での断面図)に相当している。図4に示す断面の構造以外の部分での磁気ヘッド装置1Aの構造は、図1ないし図3に示した形態と同じであるため、同じ符号を付して、詳しい説明を省略する。
この磁気ヘッド装置1Aでは、第2の導通電極である上部導通電極26が、下部導通電極24と同じ高さ位置に形成されている。すなわち、上部導通電極26は、下部シールド層21の対向内面21aと重ならない位置において、下部絶縁層22の上表面22a上に形成されている。なお、磁気ヘッド装置1Aにおける下部導通電極24の形成箇所は、参考例1の形態の磁気ヘッド装置1Aと同じである。よって、磁気ヘッド装置1Aでは、下部導通電極24と上部導通電極26の形成高さ位置が同じであり、下部導通電極24と上部導通電極26とを、同じプロセスで同時に形成することが可能である。
図4に示すように、上部導通電極26は、上部シールド層28の対向内面28aと重なる位置にあり、上部導通電極26と上部シールド層28との間には、第2の絶縁層25が存在している。そして、第2の絶縁層25の一部にスルーホールである欠損部25bが形成されており、この欠損部25b内に、上部シールド層28の一部が入り込んで、上部導通電極26と上部シールド層28とが導通されている。
この磁気ヘッド装置1Aでも、上部導通電極26が、下部シールド層21と重ならない位置に形成されているため、上部導通電極26と下部シールド層21との電気的絶縁を確保でき、さらに、下部導通電極24と上部導通電極26とを、同じプロセスで同時に形成できるため、製造工程を簡単にできる。
なお、参考例1の磁気ヘッド装置1および本実施の形態の磁気ヘッド装置1Aでは、第2のシールド層である上部シールド層28の奥側端面28cが、下部シールド層21の奥側端面21cよりも奥側に突出しているが、これに代えて、第2のシールド層である上部シールド層28の左側端面28eが、下部シールド層21の左側端面21eよりもX方向へ突出して形成され、上部導通電極26が、下部シールド層21の左側端面21eよりも外側で、且つ上部シールド層28と重なる位置に形成されていてもよい。
さらに、上記磁気ヘッド装置1および磁気ヘッド装置1Aでは、下部シールド層21が第1のシールド層、上部シールド層28が第2のシールド層、下部導通電極24が第1の導通電極、上部導通電極26が第2の導通電極であるが、これとは逆に、上部シールド層28が第1のシールド層、下部シールド層21が第2のシールド層、上部導通電極26が第1の導通電極、下部導通電極24が第2の導通電極であってもよい。この場合、下部シールド層21の奥側端面21cが、上部シールド層28の奥側端面28cよりも奥側に突出し、下部導通電極26が、上部シールド層28の対向内面28aと重ならない位置で、且つ下部シールド層21の対向内面21aと重なる位置に形成される。
あるいは、下部シールド層21の左側端面21eが、上部シールド層28の左側端面28eよりもX方向へ突出し、下部導通電極24が、上部シールド層28と重ならない位置で、且つ下部シールド層21と重なる位置に形成される。
図5は参考例2の形態の磁気ヘッド装置100を示し、図6は実施の形態の磁気ヘッド装置100Aを示している。図5と図6は、共に磁気ヘッド装置100および100Aを、記録媒体との対向側(Z側)から見た正面図である。図5と図6では、前記参考例1の磁気ヘッド装置1と同じ構造部分には同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図5に示す参考例2の形態の磁気ヘッド装置100は、第1のシールド層である下部シールド層21の右側端面21dが、第2のシールド層である上部シールド層28の右側端面28dよりも突出し、上部シールド層28の左側端面28eが下部シールド層21の左側端面21eよりも突出している。第1の導通電極である下部導通電極24は、上部シールド層28の対向内面28aと重ならない位置で、且つ下部シールド層21の対向内面21aと重なる位置にあり、記録媒体との対向面4から奥側へ離れた位置で、下部導通電極24が、下部シールド層21と密着している。第2の導通電極である上部導通電極26は、下部シールド層21の対向内面21aと重ならない位置で且つ上部シールド層28の対向内面28aと重なる位置にあり、記録媒体との対向面4から離れた位置で、上部導通電極26と上部シールド層28とが密着している。
この磁気ヘッド装置100では、下部シールド層21の対向内面21aと上部シールド層28の対向内面28aとが対面する領域内に、下部導通電極24と上部導通電極26の双方が存在していないため、平坦な下部シールド層21と平坦な上部シールド層28との対向間隔を接近させたとしても、下部導通電極24と上部シールド層28との電気的絶縁と、上部導通電極26と下部シールド層21との電気的絶縁を確実に確保できる。よって、下部シールド層21と上部シールド層28とが接近した狭ギャップ構造の磁気ヘッド装置を構成できる。
図6に示す磁気ヘッド装置100Aは、下部シールド層21と上部シールド層28の構造が図5の磁気ヘッド装置100と同じであり、下部導通電極24の位置も図5に示す磁気ヘッド装置100と同じである。ただし、図6の変形例では、上部導通電極26が、下部シールド層21の対向内面21aと重ならない位置にあり、下部導通電極24と同じ高さ位置で、下部絶縁層22の上表面22a上に形成されている。また、第2の絶縁層25にスルーホールである欠損部25cが形成され、上部シールド層28の一部が欠損部25c内に位置し、欠損部25cを介して、上部導通電極26と上部シールド層28とが導通されている。
図6の変形例では、下部導通電極24と上部導通電極26を同じプロセスで同時に形成することが可能である。
参考例1の形態の磁気ヘッド装置を示す部分断面斜視図、 図1に示す磁気ヘッド装置をII−II線で切断した断面図、 図1に示す磁気ヘッド装置をIII−III線で切断した断面図、 実施の形態の磁気ヘッド装置を示すものであり、図3と同じ部分の断面図、 参考例2の形態の磁気ヘッド装置を、記録媒体との対向側から見た正面図、 実施の形態の磁気ヘッド装置を、記録媒体との対向側から見た正面図、 検知素子と下部シールド層および上部シールド層を記録媒体との対向側から示す正面図、
符号の説明
1,1A,100,100A 磁気ヘッド装置
2 スライダ
3 トレーリング側端面
4 対向面
10 検知素子
11 検知部
12 バイアス部
21 下部シールド層
22 下部絶縁層
23 第1の絶縁層
24 下部導通電極
25 第2の絶縁層
25b,25c 欠損部
26 上部導通電極
28 上部シールド層
29 上部絶縁層

Claims (8)

  1. その内面どうしが互いに間隔を空けて対向し共に軟磁性材料で形成された第1のシールド層および第2のシールド層と、前記両シールド層の間に配置されて、その層の厚み方向に電流が与えられる検知素子とを有し、前記両シールド層が前記電流の通過経路とされている磁気ヘッド装置において、
    前記第1のシールド層に導通される第1の導通電極と、前記第2のシールド層に導通される第2の導通電極とが設けられ、
    前記第2のシールド層のいずれかの端面が、前記第1のシールド層の端面よりも外側に突出しており、
    前記第2の導通電極が、前記第1のシールド層の内面と重ならない位置で且つ第2のシールド層の内面と重なる位置に配置されており、
    前記第2の導通電極と前記第2のシールド層との間に絶縁層が設けられ、この絶縁層に形成された欠損部を介して、前記第2の導通電極と前記第2のシールド層とが導通されており、
    前記第1の導通電極と前記第2の導通電極とが、同じ平面上に形成されていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 前記第1の導通電極は、前記第1のシールド層と前記第2のシールド層の双方の内面と重なる位置に設けられ、前記第1の導通電極と前記第2のシールド層との間に絶縁層が設けられている請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  3. 前記第1の導通電極は、前記第1のシールド層の内面に密着して形成されている請求項2記載の磁気ヘッド装置。
  4. 前記第2のシールド層の前記端面は、前記第1のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面から離れる奥側へ突出している請求項1ないしのいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  5. その内面どうしが互いに間隔を空けて対向し共に軟磁性材料で形成された第1のシールド層および第2のシールド層と、前記両シールド層の間に配置されて、その層の厚み方向に電流が与えられる検知素子とを有し、前記両シールド層が前記電流の通過経路とされている磁気ヘッド装置において、
    前記第1のシールド層に導通される第1の導通電極と、前記第2のシールド層に導通される第2の導通電極とが設けられ、
    前記第2のシールド層のいずれかの端面が、前記第1のシールド層の端面よりも外側に突出し、前記第1のシールド層のいずれかの端面が、前記第2のシールド層の端面よりも外側へ突出しており、
    前記第1の導通電極が、前記第2のシールド層の内面と重ならない位置で且つ第1のシールド層の内面と重なる位置に配置され、前記第2の導通電極が、前記第1のシールド層の内面と重ならない位置で且つ第2のシールド層の内面と重なる位置に配置されており、
    前記第2の導通電極と前記第2のシールド層との間に絶縁層が設けられ、この絶縁層に形成された欠損部を介して、前記第2の導通電極と前記第2のシールド層とが導通されており、
    前記第1の導通電極と前記第2の導通電極とが、同じ平面上に形成されていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  6. 前記第1のシールド層の前記端面が、前記第2のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面と平行な方向へ突出しており、前記第2のシールド層の前記端面端が、前記第1のシールド層の前記端面よりも、記録媒体との対向面と平行な方向へ突出している請求項記載の磁気ヘッド装置。
  7. 前記第1のシールド層が下部シールド層であり、前記第2のシールド層が上部シールド層である請求項1ないしのいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  8. 前記第1のシールド層が上部シールド層であり、前記第2のシールド層が下部シールド層である請求項1ないしのいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
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