JP4181462B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコール呼出装置およびナースコールシステムに係り、更に詳しくは、例えば病院や介護施設で使用されるナースコールシステム、およびナースコールシステムにおいて、子機側から親機側に対してなされる呼出を効果的に行うために子機側に設けられた呼出装置に関するものである。
一般に、病院はナースセンタと幾つかの病室とからなり、各病室内の患者が看護師に連絡を取ったり、その逆に看護師が患者に連絡を取ったりする手段として、ナースコールシステムが用いられている。介護施設もまたナースセンタと幾つかの介護室とからなり、同様にして各介護室内の被介護者がヘルパーに連絡を取ったり、その逆にヘルパーが被介護者に連絡を取ったりするためにナースコールシステムが用いられている。
この種のナースコールシステムは、図18に示すように、ナースセンタNに設置されるナースコール親機10(以下、「親機10」と称する。)と、トイレ12や浴室14、および各病室21〜2nのベッド毎に設置される子機とから構成されている。
各子機16の構成は、図19に示すように、コード17を介して、呼出ボタン18を有するナースコール呼出装置20(以下、「呼出装置20」と称する。)が接続されている。また、図20に示すように、呼出ボタン18を有する呼出装置20が子機16と一体化されて壁に固定されているタイプのものもある。
何れの構成の子機16の場合であっても、患者または被看護者30が呼出ボタン18を操作した場合に、呼出装置20から親機10へ呼出信号が送信され、親機10から呼出音を発生させたり、呼出元の子機16を表すアイコンを変色表示させたり、表示灯を点滅または点灯させることにより呼出の発生が報知され、さらに呼出元の患者または被看護者30の氏名や属性等が親機10の表示器から表示される。
これによって看護師やヘルパーは、呼出があった場合には、ナースセンタNにおいて呼出人を認識することができる(例えば、特許文献1を参照。)。
特許第2887552号公報
しかしながら、このような従来のナースコールシステムでは、以下のような問題がある。
すなわち、ナースコールシステムを用いて患者または被看護者30からなされる呼出には様々な種類がある。例えば、生命に関わるほど極めて重要でかつ緊急性を要する対応を望むものもあれば、さほど緊急を要するものではなく、5分程度以内に看護師やヘルパーが来てくれれば良い程度のものもある。あるいは回診時間の確認や、院内の食事の献立を尋ねる程度のもので1時間程度以内に来てくれれば良い程度のものもある。
このように、ナースコールシステムを用いてなされる呼出には、様々な種類があり、その重要度および緊急度ともに千差万別である。
しかしながら、一旦子機16から親機10に対して呼出がなされてしまうと、その重要度や緊急度の内容に関わらず、親機10からは一様に呼出報知がなされてしまう。親機10と呼出元の子機16とは通話が可能であるので、看護師はこの通話機能を使用して呼出人の要求を聞き出すことができ、その上で重要度や緊急度を確認することはできる。しかしながら、忙しくて時間に余裕がない場合や、手が離せない作業に取りかかっているときに、このような確認作業を行っていては途中の作業が中断されてしまい効率が悪くなる。
したがって、さほど緊急を要しない内容の呼出については、このような通話機能を使用した確認作業をいちいち行わずとも、親機10側で把握できれば、それが便利であることは言うまでもない。
一方、患者や被看護者30にとっても、本音は呼出をしたいにもかかわらず、さほど重要でない内容であり、敢えて呼出をするのも気が引けるので、呼出をせずに遠慮している場合がある。しかしながら、上述したように、さほど緊急を要しない内容の呼出については、親機10側と通話することなくとも、呼出をした時点で親機10側がそれを把握してくれるとわかっていれば、このような遠慮はなくなり、より利便性を感じることができることも言うまでもない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、通常の呼出である通常呼出と、緊急を要さないついで呼出とを区別して行うことができ、通常呼出を行った場合にのみ親機に報知し、ついで呼出を行った場合には廊下灯のみを点灯させるようにし、もって、看護師やヘルパーの作業効率の向上を図ることが可能なナースコール呼出装置およびそれを適用したナースコールシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、病院内のナースセンタに設けられた親機と、病院内の各病室に設けられ、親機への呼出を行うことが可能な複数の子機とを備えたナースコールシステムにおいて、各子機に、異なる操作により通常呼出またはついで呼出を行う呼出釦を備えている。また、親機に、通常呼出がなされた場合には呼出音を発生し、前記ついで呼出がなされた場合には呼出音を発生しない呼出音発生手段と、通常呼出がなされた場合には点灯または点滅し、ついで呼出がなされた場合には点灯および点滅の何れも行わない呼出表示灯とを備えている。更に、病院内の廊下であって各病室の出入口近傍に設けられ、対応する病室に設けられた子機から通常呼出がなされた場合には第1の点灯パターンで点灯し、ついで呼出がなされた場合には第1の点灯パターンとは異なる第2の点灯パターンで点灯する廊下灯を備えている。
請求項の発明は、請求項1の発明のナースコールシステムにおいて、廊下灯が第2の点灯パターンで点灯している状態で、この廊下灯に対応する病室に設けられた子機から通常呼出がなされた場合には、第2の点灯パターンに代えて第1の点灯パターンで廊下灯を点灯させるようにしている。
したがって、上記したような本発明のナースコール呼出装置およびそれを適用したナースコールシステムにおいては、通常の呼出については従来技術と同様に親機および廊下灯に呼出があったことを報知することができるのに加え、さほど緊急を要しない内容の呼出については子機側でついで呼出を行うことによって、親機側には呼出が報知されず、廊下灯からのみに呼出があったことが報知される。
これによって、ついで呼出があった場合には、ナースセンタにいる看護師やヘルパーの作業を中断させることなく、廊下を歩行中の看護師やヘルパーが手の空いているときに呼出に応じることができるようになることから、子機側からの通常呼出に対する応答機能の低下をもたらすことなく、ナースセンタにいる看護師やヘルパーの作業性の向上を図ることができる。
本発明のナースコール呼出装置およびナースコールシステムによれば、通常の呼出である通常呼出と、緊急を要さないついで呼出とを区別して行うことができ、通常呼出を行った場合にのみ親機に報知し、ついで呼出を行った場合には廊下灯のみを点灯させるようにすることができる。
これによって、ついで呼出があった場合には、ナースセンタにいる看護師やヘルパーの作業を中断させることなく、廊下を歩行中の看護師やヘルパーが手の空いているときに呼出に応じることができるようになることから、子機側からの通常呼出に対する応答性の低下をもたらすことなく、ナースセンタにいる看護師やヘルパーの作業性の向上を図ることが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の各実施例の説明に用いる図中の符号は、図18乃至図20と同一部分については同一符号を付して示すことにする。
本発明の実施例1を図1から図10を用いて説明する。
図1は、実施例1に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムの一例を示す概略構成図である。なお、ここでは病院に設置される看護支援用のナースコールシステムを例にとって説明するが、本発明のナースコール呼出装置、およびこれを適用したナースコールシステムは、勿論病院に設置されるものに限定されるものではなく、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。
ナースコールシステムは、各病室21〜2nにそれぞれ設置される各室ユニット31〜3nと、ナースセンタNに設置されるセンタ装置としてのナースコール親機10(以下、「親機10」と称する。)とを備え、これらの各室ユニット31〜3nと親機10との間はそれぞれ通信線路を介して接続される。またナースコールシステムは、例えば病院内の通信センタに設置されるハンディナースコール主装置3および構内交換機(PBX:Private Branch Exchange)4を備え、ハンディナースコール主装置3には無線ユニット6が接続され、またPBX4は公衆網5に接続される。
さらに、親機10は、例えばLAN(Local Area Network)7aを介して看護支援サーバ8に接続される。看護支援サーバ8は、看護支援のための種々情報を記憶し管理する。なお、9は看護支援サーバ8に記憶されたデータをプリントアウトするために使用されるプリンタ、7bは看護支援サーバ8およびプリンタ9をLAN7aに接続するためのハブである。
各室ユニット31〜3nは、病室の天井等に設置されたマイクロホン301およびスピーカ302と、トイレ12および浴室14に設けられたナースコール呼出装置(以下、「呼出装置」と称する。)20aと、代表廊下灯304と、復旧ボタン305とを備え、これらはI/Oユニット306を介して個別情報廊下灯307に接続される。また各室ユニット31〜3nは、廊下または病室内に呼出装置20b、およびこの呼出装置20bの機能が組み込まれたハンド型子機309を備え、これらは壁に設けられた壁埋め込み型子機308に接続端子312を介して接続される。このように接続端子312を介して壁埋め込み型子機308に接続されたハンド型子機309および呼出装置20aは、壁埋め込み型子機308を介して個別情報廊下灯307に接続される。
なお、呼出装置20aと呼出装置20bとは同一の構成をしており、外形図の一例を図2に示す。図3は、呼出装置20の一例を示す機能ブロック図である。また、このような呼出装置20の機能が組み込まれたハンド型子機309の外形図の一例を図4に示す。
すなわち、呼出装置20は、通常呼出釦201と、ついで呼出釦202と、確認灯203と、通常信号生成部204と、ついで信号生成部205と、信号出力部206とを備えている。同様に、呼出装置20の機能が組み込まれたハンド型子機309もまた、親機10との通話を行うための通話部311に加えて、通常呼出釦201と、ついで呼出釦202と、確認灯203と、通常信号生成部204と、ついで信号生成部205と、信号出力部206とを備えている。
通常呼出釦201は、親機10に対して通常呼出を行うとともに、代表廊下灯304(呼出装置20aの通常呼出釦201からの呼出の場合)または個別情報廊下灯307(呼出装置20bの通常呼出釦201からの呼出の場合)を点灯させるための釦である。この通常呼出釦201は、呼出人によって押し下げられると、動作信号を確認灯203および通常信号生成部204へと出力する。
ついで呼出釦202は、親機10に対する呼出を行わずに、呼出人が代表廊下灯304(呼出装置20aの通常呼出釦201からの呼出の場合)または個別情報廊下灯307(呼出装置20bの通常呼出釦201からの呼出の場合)を点灯させることによってついで呼出を行うための釦である。ついで呼出釦202は、呼出人によって押し下げられると、動作信号を確認灯203およびついで信号生成部205へと出力する。
ここで、通常呼出とは、従来技術で説明したナースコールが既に備えている機能であり、親機10から呼出音を発生させたり、呼出元の呼出装置20またはハンド型子機309を表すアイコンを変色表示させたり、表示灯を点滅または点灯させることにより呼出の発生を報知することにより、看護師の対応を即要求するものを指している。それに対し、ついで呼出とは、緊急を要さない呼出を指している。
確認灯203は、通常呼出釦201またはついで呼出釦202から動作信号が出力されると点灯する。これによって、通常呼出釦201またはついで呼出釦202が押し下げられることによって動作信号が発せられたことを呼出人が確認できるようにしている。
通常信号生成部204は、通常呼出釦201から出力された動作信号を取得すると、自己の呼出装置20に予め付されたアドレス番号をこの動作信号に付加して通常呼出信号を生成し、生成した通常呼出信号を信号出力部206へと出力する。
ついで信号生成部205は、ついで呼出釦202から出力された動作信号を取得すると、ついで呼出信号を生成し、生成したついで呼出信号を信号出力部206へと出力する。
信号出力部206は、通常信号生成部204から通常呼出信号が出力されると、この通常呼出信号を、廊下灯および親機10へと出力する。また、ついで信号生成部205からついで呼出信号が出力されると、ついで呼出信号を、廊下灯へと出力する。
具体的には、呼出装置20aの信号出力部206の場合は、通常信号生成部204から通常呼出信号が出力されると、この通常呼出信号を、I/Oユニット306を介して代表廊下灯304へ出力するとともに、I/Oユニット306および個別情報廊下灯307を介して親機10へと出力する。また、ついで信号生成部205からついで呼出信号が出力されると、ついで呼出信号を、I/Oユニット306を介して代表廊下灯304へと出力する。
一方、呼出装置20bの信号出力部206の場合は、通常信号生成部204から通常呼出信号が出力されると、この通常呼出信号を、壁埋め込み型子機308を介して個別情報廊下灯307へ、更に個別情報廊下灯307を介して親機10へとそれぞれ出力する。また、ついで信号生成部205からついで呼出信号が出力されると、ついで呼出信号を、壁埋め込み型子機308を介して個別情報廊下灯307へと出力する。
I/Oユニット306は、呼出装置20aの信号出力部206から出力された通常呼出信号を取得すると、この通常呼出信号を代表廊下灯304、および個別情報廊下灯307を介して親機10へとそれぞれ出力する。また、呼出装置20aの信号出力部206からついで呼出信号を取得すると、ついで呼出信号を代表廊下灯304へと出力する。
壁埋め込み型子機308は、呼出装置20bの信号出力部206から出力された通常呼出信号を取得すると、この通常呼出信号を個別情報廊下灯307、更に個別情報廊下灯307を介して親機10へとそれぞれ出力する。また、呼出装置20bの信号出力部206からついで呼出信号を取得すると、ついで呼出信号を個別情報廊下灯307へと出力する。
代表廊下灯304および個別情報廊下灯307は、通常呼出信号が出力されると、予め定められた通常点灯パターンで点灯する。また、ついで呼出信号が出力されると、予め定められたついで点灯パターンで点灯する。なお、通常点灯パターンと、ついで点灯パターンとは異なるものとしている。例えば、通常点灯パターンとしては点滅表示させるようにし、ついで点灯パターンとしては点滅させず点灯させるようにする。あるいは、いずれの場合も周期的に点灯と点滅とを繰り返すものとし、点灯/点滅の周期を通常点灯パターンとついで点灯パターンとで変えるようにする。
これによって、看護師は、代表廊下灯304または個別情報廊下灯307が点灯している場合には、点灯パターンを確認することによって、通常呼出によるものなのか、ついで呼出によるものかを把握できるようにしている。
なお、上述したようについで呼出は、緊急性を要しない呼出であるので、ついで呼出による代表廊下灯304または個別情報廊下灯307は、比較的長い時間点灯されたままになる場合もある。このようについで点灯パターンで点灯されたままの状態で通常呼出信号が出力された場合には、ついで点灯パターンに代わって、通常点灯パターンで点灯する。このように通常呼出信号を優先しているのは、通常呼出はついで呼出よりも緊急性が高いことと、通常呼出に応じて看護師が該病室に赴けば、いずれにせよついで呼出を行った呼出人は、この際にこの看護婦に用事を伝えることができるからである。
マイクロホン301とスピーカ302、ハンド型子機309および壁埋め込み型子機308は、患者が呼出に対し親機10から応答した看護師と通話するために使用するもので、その通話信号は通話路を介して親機10へ送信される。通話路は、親機10において看護師が患者の呼出に対し応答操作することにより確立される。なお、復旧ボタン305は上記呼出をリセットする場合に使用される。
ハンディナースコール主装置3は、例えば構内PHS(Personal Handyphone System)対応の交換装置からなるもので、交換制御部やタイムスイッチの他に、複数の内線インタフェースと、局線インタフェースと、保守インタフェースとを備える。内線インタフェースにはそれぞれ無線ユニット6の無線基地局61,62が接続される。無線基地局61,62はそれぞれ無線エリアを形成し、この無線エリア内に存在する携帯端末71〜7mとの間で無線回線を介して接続される。局線インタフェースにはPBX4が接続される。
ところで、親機10は次のように構成される。図5はその機能構成例を示すブロック図である。
すなわち、親機10は、制御部として例えばマイクロコンピュータを使用する中央処理ユニット(CPU)100を備える。このCPU100には、プログラムメモリ101およびデータメモリ102が接続されており、さらに通信インタフェース103,104と、ネットワークインタフェース105と、通話インタフェース106と、入力表示インタフェース107がそれぞれ接続されている。
このうち通信インタフェース103は、CPU100の制御の下、各室ユニット31〜3nとの間で信号の伝送を行う。同様に通信インタフェース104は、CPU100の制御の下、ハンディナースコール主装置3との間で信号の送受信を行う。ネットワークインタフェース105は、CPU100の制御の下、LAN7aとの間で信号の送受信を行う。
通話インタフェース106には、看護師が患者との間で通話を行うために使用するマイクロホン108およびスピーカ109が接続されている。通話インタフェース106は、各室ユニット31〜3nとの間に通話路が形成された状態で、マイクロホン108から出力された話者の通話信号を符号化してCPU100へ出力すると共に、CPU100から供給された受話データを復号して受話信号を再生し、この受話信号をスピーカ109から拡声出力する。またスピーカ109は、患者から呼出が発生した時に鳴音やメロディを出力する際にも使用される。
入力表示インタフェース107には、タッチパネル/表示器110が接続される。タッチパネル/表示器110は、例えばCRTまたはLCDからなる表示器の表示画面上に透明感圧シートを貼付したもので、情報の表示機能と入力機能とを併せ持っている。入力表示インタフェース107は、CPU100から供給された表示情報をタッチパネル/表示器110に表示すると共に、タッチパネル/表示器110において入力された操作情報をCPU100に供給する。
データメモリ102には、本実施例に係る情報を記憶するデータベースとして、患者データベース102aと呼出装置データベース102bとを設けている。患者データベース102aは、その一例を図6に示すように、患者毎の氏名、性別、生年月日、患者番号、診察番号、病室、ベッド番号、救護区分、要介護状態区分、入院日、病状、緊急連絡先等の情報を格納している。呼出装置データベース102bは、その一例を図7に示すように、各呼出装置20に付されたアドレス番号と、その設置部屋、およびベッド番号とを格納している。トイレ12や浴室14のように部屋に1つしか呼出装置20を備えない場所についてはベッド番号の登録は不要である。これらデータの入力、削除、修正は、タッチパネル/表示器110からデータを表示させながら、タッチパネル/表示器110の入力機能を用いることによって行う。
プログラムメモリ101には、本実施例に係るコールセンタシステムを実現するためのプログラムである呼出処理プログラム101aを格納している。呼出処理プログラム101aは、例えば磁気ディスク等の記憶媒体から読み出されたり、あるいはインターネット等の通信ネットワークを介してダウンロードされ、プログラムメモリ101に格納される。本コールセンタシステムは、この呼出処理プログラム101aによって動作が制御されるCPU100によって実現される。
呼出処理プログラム101aは、各室ユニット31〜3nの個別情報廊下灯307を介して呼出装置20aおよび呼出装置20bから出力された通常呼出信号が、通信インタフェース103を介してCPU100によって取得されると、通常呼出信号に含まれるアドレス番号を、呼出装置データベース102bに格納されているアドレス番号と照合することによって、呼出元の呼出装置20を認識する。これによって、呼出場所を特定する。更に、この呼出場所が、ベッドに備えられた呼出装置20bからである場合にはベッド番号を特定し、特定したベッド番号に基づいて患者データベース102aと照合することにより患者を特定する。
そして、例えば図8に示すように、タッチパネル/表示器110から、特定した呼出場所と、ベッド番号と、特定した呼出人の氏名とをあわせて表示する。なお、トイレ12や浴室14に備えられた呼出装置20aからの通常呼出である場合には、呼出人を特定することはできないので、呼出場所のみを表示する。
また、呼出処理プログラム101aは、各室ユニット31〜3nの個別情報廊下灯307を介して呼出装置20aおよび呼出装置20bから送信された通常呼出信号が、通信インタフェース103を介してCPU100によって取得されると、呼出音信号を生成し、通話インタフェース106を介してスピーカ109へ出力する。これによってスピーカ109は、呼出音を発鳴する。
この呼出音によって、ナースセンタNにいる看護師は、通常呼出があったことを認識するとともに、タッチパネル/表示器110に表示された情報を見ることによって呼出場所と、更に場合によっては呼出人を把握することができる。したがって、看護師は、通常呼出があった場合には、速やかに呼出場所に赴くことができる。
また、このような通常呼出がなされた後は、親機10は呼出元の子機16との間の通話路を形成し、看護師は、マイクロホン108とスピーカ109を使うことによって、呼出人は、ハンド型子機309や壁埋め込み型子機308を使うことによって、互いに通話することもできるようにしている。
次に、以上のように構成した本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムの動作について説明する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムでは、ナースコール呼出装置20に、親機10に対して呼出を行うとともに代表廊下灯304または個別情報廊下灯307を点灯させる通常呼出を行うための通常呼出釦201と、親機10に対しては呼出を行わず、代表廊下灯304または個別情報廊下灯307を点灯させるついで呼出を行うためのついで呼出釦202とが備えられている。
まず、通常呼出時における動作について図9に示すフローチャートを用いて説明する。
呼出人が通常呼出を行う場合には、呼出装置20の通常呼出釦201を押し下げる(S1)。通常呼出釦201が押し下げられると、動作信号が通常信号生成部204および確認灯203へと出力される。そして、動作信号が出力されると確認灯203は点灯する(S2)ので、この点灯を確認することにより、通常呼出釦201から動作信号が出力されたことが、呼出人によって確認される。
一方、通常信号生成部204によって動作信号が取得されると、通常信号生成部204によって、自己の呼出装置20に予め付されたアドレス番号が動作信号に付加された通常呼出信号が生成される。そして、この通常呼出信号は信号出力部206へ出力される(S3)。
更に、信号出力部206によって、この通常呼出信号が、廊下灯および親機10へと出力される(S4)。具体的には、呼出装置20aの通常信号生成部204から通常呼出信号が出力された場合には、この通常呼出信号は、I/Oユニット306を介して代表廊下灯304へ出力されるとともに、I/Oユニット306および個別情報廊下灯307を介して親機10へと出力される。一方、呼出装置20bの通常信号生成部204から通常呼出信号が出力された場合には、この通常呼出信号は、壁埋め込み型子機308および個別情報廊下灯307を介して親機10へとそれぞれ出力される。
通常呼出信号が出力された代表廊下灯304および個別情報廊下灯307は、予め定めた通常点灯パターンで点灯される(S5)。通常点灯パターンは、ついで点灯パターンとの識別が可能なように定められている。したがって、看護師は、通常点灯パターンを見ることによって、通常呼出があったものと認識し、呼出場所へすぐに行くことができる。
一方、親機10へ出力された通常呼出信号は、通信インタフェース103を介してCPU100によって取得される。すると、呼出処理プログラム101aによって呼出音信号が生成され、通話インタフェース106を介してスピーカ109へと出力される。これによってスピーカ109から呼出音が発鳴される(S6)。
更に呼出処理プログラム101aによって、通常呼出信号に含まれるアドレス番号が、呼出装置データベース102bに格納されているアドレス番号と照合され、呼出元の呼出装置20が認識される。これによって、呼出場所が特定される(S7)。この呼出場所が、ベッドに備えられた呼出装置20bからである場合にはベッド番号が特定され、更に、このベッド番号が患者データベース102aと照合されることにより患者が特定される。
そして、例えば図8に示すように、タッチパネル/表示器110から、特定した呼出場所が表示される(S8)。特定場所に加えて、ベッド番号と、患者とが特定された場合には、特定場所に加えて、ベッド番号と、患者の氏名もあわせて表示される。
ステップS6で発鳴された呼出音によって、ナースセンタNにいる看護師は、通常呼出があったことを認識するとともに、タッチパネル/表示器110に表示された情報を見ることによって呼出場所と、更に場合によっては呼出人を把握することができる。したがって、看護師は、通常呼出があった場合には、速やかに呼出場所に赴くことができる。
また、このような通常呼出がなされた後は、親機10は呼出元の子機16との間の通話路を形成し、看護師は、マイクロホン108とスピーカ109を使うことによって、呼出人は、ハンド型子機309や壁埋め込み型子機308を使うことによって、互いに通話することもできる。
次に、ついで呼出時における動作について図10に示すフローチャートを用いて説明する。
呼出人がついで呼出を行う場合には、呼出装置20のついで呼出釦202を押し下げる(S11)。ついで呼出釦202が押し下げられると、動作信号がついで信号生成部205および確認灯203へと出力される。そして、動作信号が出力されると確認灯203は点灯する(S12)ので、この点灯を確認することにより、ついで呼出釦202から動作信号が出力されたことが、呼出人によって確認される。
一方、ついで信号生成部205によって動作信号が取得されると、ついで信号生成部205によって、ついで呼出信号が生成される。そして、ついで呼出信号は信号出力部206へ出力される(S13)。
更に、信号出力部206によって、ついで呼出信号が、廊下灯へと出力される(S14)。具体的には、呼出装置20aのついで信号生成部205からついで呼出信号が出力された場合には、ついで呼出信号は、I/Oユニット306を介して代表廊下灯304へ出力される。一方、呼出装置20bのついで信号生成部205からついで呼出信号が出力された場合には、ついで呼出信号は、壁埋め込み型子機308を介して個別情報廊下灯307へと出力される。
ついで呼出信号が出力された代表廊下灯304および個別情報廊下灯307は、ついで点灯パターンで点灯される(S15)。ついで点灯パターンは、通常点灯パターンとの識別が可能なように定められている。したがって、看護師は、ついで点灯パターンを見ることによって、ついで呼出があったものと認識し、手の空いた時間を見計らって、あるいは何かのついでに呼出場所へ行くことができる。
なお、ついで呼出は、緊急性を要しない呼出であるので、ついで呼出による代表廊下灯304または個別情報廊下灯307は、比較的長い時間点灯されたままになる場合もある。このようについで点灯パターンで点灯されたままの状態で通常呼出信号が出力された場合には、ついで点灯パターンに代わって、通常点灯パターンで点灯される。
このように、ついで呼出がなされている状態で通常呼出がなされると、ついで呼出をキャンセルし、通常呼出を優先することができるので、ついで呼出よりも緊急性の高い通常呼出に対して失念することはない。なお、ついで呼出は、通常呼出によってキャンセルされても、いずれにせよ該呼出場所には、通常呼出に応じて看護師が来るので、呼出人はその看護師に用事を伝えることができる。
上述したように、本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムにおいては、上記のような作用により、通常呼出と、ついで呼出とを区別して行うことができ、通常呼出を行った場合にのみ親機に報知し、ついで呼出を行った場合には廊下灯のみを点灯させるようにすることができる。
これによって、ついで呼出があった場合には、ナースセンタにいる看護師の作業を中断させることなく、廊下を歩行中の看護師が手の空いているときに呼出に応じることができるようになることから、子機側からの通常呼出に対する応答性の低下をもたらすことなく、ナースセンタにいる看護師の作業性の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施例2を図11から図15を用いて説明する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、実施例1におけるナースコール呼出装置の一部を変形したものである。したがって、ここでは異なる部分のみについて説明する。
図11は、図2の呼出装置20に対応する本実施例に係る呼出装置20の一例を示す外形図である。また図12は、図4のハンド型子機309に対応する本実施例におけるハンド型子機309の一例を示す外形図である。図11および図12では、図2および図4と同一部分については同一符号を付している。
すなわち、図11に示す呼出装置20は、図2に示す呼出装置20における通常呼出釦201およびついで呼出釦202の代わりに通常兼ついで呼出釦207を備えた構成としている。通常兼ついで呼出釦207は、これ1つで、実施例1における通常呼出釦201とついで呼出釦202との機能を兼ね備えている。
図13は、通常兼ついで呼出釦207を上面から見た場合の一例を示す平面図である。図13に示すように、通常兼ついで呼出釦207の表面には、図中に示すように「通常呼出」を示す矢印と、「ついで呼出」を示す矢印とを明記している。これは、通常呼出を行うときに押圧する方向と、ついで呼出を行うときに押圧する方向とをそれぞれ示している。
呼出人が通常呼出を行う場合には、「通常呼出」を示す矢印の方向にしたがって通常兼ついで呼出釦207を押圧する。すると、図14(a)の立断面図に示すように、通常呼出スイッチ208aがオンとなる。一方、呼出人がついで呼出を行う場合には、「ついで呼出」を示す矢印の方向にしたがって通常兼ついで呼出釦207を押圧する。すると、図14(b)の立断面図に示すように、ついで呼出スイッチ208bがオンとなる。
また、図15は、本実施例に係る呼出装置20の構成例を示す機能ブロック図である。すなわち、本実施例に係る呼出装置20の構成は、図3と比較してわかるように、通常呼出釦201とついで呼出釦202との代わりに通常兼ついで呼出釦207を備え、この呼出釦207と通常信号生成部204と間に通常呼出スイッチ208aを、この呼出釦207とついで信号生成部205との間についで呼出スイッチ208bをそれぞれ介挿して備えた構成としている。更に、確認灯203には通常呼出スイッチ208aおよびついで呼出スイッチ208bから動作信号が入力されるようにしている。
図14(a)に示すように通常呼出スイッチ208aがオンになると、通常呼出スイッチ208aは、通常信号生成部204および確認灯203へと動作信号を出力する。また、図14(b)に示すようについで呼出スイッチ208bがオンになると、ついで呼出スイッチ208bは、ついで信号生成部205および確認灯203へと動作信号を出力する。
このようにして動作信号が出力された通常信号生成部204、ついで信号生成部205、および確認灯203は、実施例1で説明したと同様にして動作する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、上述したように、呼出釦としては通常兼ついで呼出釦207のみしか備えていないが、釦を押圧する方向によって通常呼出とついで呼出とを区別して呼び出すことができる。これによって、呼出装置20やハンド型子機309の構成を簡素化しつつ実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の実施例3を図16から図17を用いて説明する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、実施例2におけるナースコール呼出装置の一部を変形したものである。したがって、ここでは異なる部分のみについて説明する。
本実施例に係る呼出装置20の一例を示す外形図は実施例2で説明した図11に示す通りである。また、本実施例に係る呼出装置20の機能を搭載したハンド型子機309の一例を示す外形図もまた実施例2で説明した図12に示す通りである。更に、本実施例に係る呼出装置20の構成例を示す機能ブロック図もまた実施例2で説明した図15の通りである。
また、図16および図17は、通常兼ついで呼出釦207の構成を示す部分立断面図である。図16は、図11に示す呼出装置20に適用された通常兼ついで呼出釦207に対応し、図17は、図12に示すハンド型子機309に適用された通常兼ついで呼出釦207に対応している。
図16(a)および図17(a)は、通常兼ついで呼出釦207が押し下げられていない状態を示している。そして、呼出人がついで呼出を行う場合には、図16(b)および図17(b)に示すように通常兼ついで呼出釦207を半分程度押し下げる。これによって、ついで呼出スイッチ208bがオンされるようにしている。
更に、呼出人が図16(c)および図17(c)に示すように、通常兼ついで呼出釦207を完全に押し下げると、通常呼出スイッチ208aがオンされるようにしている。
なお、この逆に、図16(b)および図17(b)に示すように通常兼ついで呼出釦207を半分程度押し下げた場合に、通常呼出スイッチ208aがオンされ、図16(c)および図17(c)に示すように通常兼ついで呼出釦207を完全に押し下げた場合に、ついで呼出スイッチ208bがオンされるようにしても良い。
通常呼出スイッチ208aがオンになると、通常呼出スイッチ208aは、通常信号生成部204および確認灯203へと動作信号を出力する。また、呼出スイッチ208bがオンになると、ついで呼出スイッチ208bは、ついで信号生成部205および確認灯203へと動作信号を出力する。
このようにして動作信号が出力された通常信号生成部204、ついで信号生成部205、および確認灯203は、実施例1で説明したと同様にして動作する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、上述したように、呼出釦としては通常兼ついで呼出釦207のみしか備えていないが、釦を押し下げるストロークの量によって通常呼出とついで呼出とを区別して呼び出すことができる。これによって、呼出装置20やハンド型子機309の構成を簡素化しつつ実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、実施例3におけるナースコール呼出装置の一部を変形したものである。したがって、ここでは異なる部分のみについて説明する。
本実施例に係る呼出装置20の一例を示す外形図は実施例2で説明した図11に示す通りである。また、本実施例に係る呼出装置20の機能を搭載したハンド型子機309の一例を示す外形図もまた実施例2で説明した図12に示す通りである。更に、本実施例に係る呼出装置20の構成例を示す機能ブロック図もまた実施例2で説明した図15の通りである。
このように、本実施例では、呼出装置20およびこの機能を搭載したハンド型子機309は、通常兼ついで呼出釦207を備えている。そして、この通常兼ついで呼出釦207の押し下げ時間によって、通常呼出と、ついで呼出とを区別するようにしている。
すなわち、呼出人が、図16(a)および図17(a)のように通常兼ついで呼出釦207が押し下げられていない状態から、図16(c)および図17(c)に示すように通常兼ついで呼出釦207を押し下げると、通常呼出スイッチ208aがオンされるようにしている。
しかしながら、呼出人が、図16(c)および図17(c)に示すように、通常兼ついで呼出釦207を押し下げた状態を、所定時間以上(例えば3秒以上)継続すると、通常呼出スイッチ208aがキャンセルされ、ついで呼出スイッチ208bがオンされるようにしている。
なお、この逆に、まず通常兼ついで呼出釦207を押し下げるとついで呼出スイッチ208bがオンされ、通常兼ついで呼出釦207を押し下げた状態を、所定時間以上(例えば3秒以上)継続すると、ついで呼出スイッチ208bがキャンセルされ、通常呼出スイッチ208aオンされるようにしても良い。
通常呼出スイッチ208aがオンになると、通常呼出スイッチ208aは、通常信号生成部204および確認灯203へと動作信号を出力する。また、呼出スイッチ208bがオンになると、ついで呼出スイッチ208bは、ついで信号生成部205および確認灯203へと動作信号を出力する。
このようにして動作信号が出力された通常信号生成部204、ついで信号生成部205、および確認灯203は、実施例1で説明したと同様にして動作する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、上述したように、呼出釦としては通常兼ついで呼出釦207のみしか備えていないが、釦の押し下げ時間によって通常呼出とついで呼出とを区別して呼び出すことができる。これによって、呼出装置20やハンド型子機309の構成を簡素化しつつ実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、実施例4におけるナースコール呼出装置の一部を変形したものであり、通常兼ついで呼出釦207の押し下げ時間によって、通常呼出と、ついで呼出とを区別するようにしている。したがって、ここでは異なる部分のみについて説明する。
本実施例では、呼出人が、図16(a)および図17(a)のように通常兼ついで呼出釦207が押し下げられていない状態から、図16(c)および図17(c)に示すように通常兼ついで呼出釦207を押し下げると、呼出装置20が呼出保留乃至監視状態になるようにしている。呼出保留乃至監視状態は所定時間(例えば、3秒間)継続し、通常呼出スイッチ208aおよびついで呼出スイッチ208bともにオンされることはないが、この所定時間内に通常兼ついで呼出釦207が再度押し下げられると、その押し下げ時間によって、通常呼出スイッチ208aまたはついで呼出スイッチ208bがオンされるようにしている。所定時間を経過した後に通常兼ついで呼出釦207が押し下げられた場合には、呼出保留乃至監視状態となる。
すなわち、呼出保留乃至監視状態において通常兼ついで呼出釦207を押し下げると、通常呼出スイッチ208aがオンされ、通常兼ついで呼出釦207が押し下げられた状態を、所定時間以上(例えば3秒以上)継続すると、通常呼出スイッチ208aがキャンセルされ、ついで呼出スイッチ208bがオンされるようにしている。
なお、この逆に、呼出保留乃至監視状態において通常兼ついで呼出釦207を押し下げると先ずついで呼出スイッチ208bがオンされ、通常兼ついで呼出釦207を押し下げた状態を、所定時間以上(例えば3秒以上)継続すると、ついで呼出スイッチ208bがキャンセルされ、通常呼出スイッチ208aオンされるようにしても良い。
通常呼出スイッチ208aがオンになると、通常呼出スイッチ208aは、通常信号生成部204および確認灯203へと動作信号を出力する。また、呼出スイッチ208bがオンになると、ついで呼出スイッチ208bは、ついで信号生成部205および確認灯203へと動作信号を出力する。
このようにして動作信号が出力された通常信号生成部204、ついで信号生成部205、および確認灯203は、実施例1で説明したと同様にして動作する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、通常呼出およびついで呼出の何れも行う場合であっても、まず通常兼ついで呼出釦207を押し下げて呼出保留乃至監視状態とした後に、通常兼ついで呼出釦207をもう一度押し下げる必要がある。これによって、誤呼出を阻止しつつ、実施例4と同様の作用効果を奏することができる。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、実施例3におけるナースコール呼出装置の一部を変形したものである。したがって、ここでは異なる部分のみについて説明する。
本実施例に係る呼出装置20の一例を示す外形図は実施例2で説明した図11に示す通りである。また、本実施例に係る呼出装置20の機能を搭載したハンド型子機309の一例を示す外形図もまた実施例2で説明した図12に示す通りである。更に、本実施例に係る呼出装置20の構成例を示す機能ブロック図もまた実施例2で説明した図15の通りである。
このように、本実施例では、呼出装置20およびこの機能を搭載したハンド型子機309は、通常兼ついで呼出釦207を備えている。そして、この通常兼ついで呼出釦207の押し下げ回数によって、通常呼出と、ついで呼出とを区別するようにしている。
すなわち、呼出人が、図16(a)および図17(a)のように通常兼ついで呼出釦207が押し下げられていない状態から、図16(c)および図17(c)に示すように通常兼ついで呼出釦207を1回押し下げると、通常呼出スイッチ208aがオンされるようにしている。
しかしながら、呼出人が、図16(c)および図17(c)に示すような通常兼ついで呼出釦207の押し下げを、所定時間(例えば1秒)以内に2回以上行った場合には、通常呼出スイッチ208aがキャンセルされ、ついで呼出スイッチ208bがオンされるようにしている。通常兼ついで呼出釦207を2回押し下げた場合であっても、1回目の押し下げ時から所定時間(例えば1秒)を経過した後に2回目の押し下げを行っても、ついで呼出スイッチ208bはオンされず、通常呼出スイッチ208aが2回オンされる。
なお、この逆に、通常兼ついで呼出釦207を1回押し下げるとついで呼出スイッチ208bがオンされ、通常兼ついで呼出釦207を所定時間以内に2回押し下げるとついで呼出スイッチ208bがキャンセルされ、通常呼出スイッチ208aオンされるようにしても良い。
通常呼出スイッチ208aがオンになると、通常呼出スイッチ208aは、通常信号生成部204および確認灯203へと動作信号を出力する。また、ついで呼出スイッチ208bがオンになると、ついで呼出スイッチ208bは、ついで信号生成部205および確認灯203へと動作信号を出力する。
このようにして動作信号が出力された通常信号生成部204、ついで信号生成部205、および確認灯203は、実施例1で説明したと同様にして動作する。
本実施例に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムは、上述したように、呼出釦としては通常兼ついで呼出釦207のみしか備えていないが、釦の押し下げ回数によって通常呼出とついで呼出とを区別して呼び出すことができる。これによって、呼出装置20やハンド型子機309の構成を簡素化しつつ実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
実施例1に係るナースコール呼出装置を適用したナースコールシステムの一例を示す概略構成図。 実施例1に係るナースコール呼出装置の一例を示す外形図。 実施例1に係るナースコール呼出装置の構成例を示す機能ブロック図。 実施例1に係るナースコール呼出装置が適用されたハンド型子機の一例を示す外形図。 ナースコール親機の構成例を示すブロック図。 患者データベースに格納されたデータの一例を示すデータテーブル。 呼出装置データベースに格納されたデータの一例を示すデータテーブル。 呼出に応じてタッチパネル/表示器から表示された画面の一例を示す模式図。 実施例1に係るナースコールシステムの通常呼出時における動作を示すフローチャート。 実施例1に係るナースコールシステムのついで呼出時における動作を示すフローチャート。 実施例2に係るナースコール呼出装置の一例を示す外形図。 実施例2に係るナースコール呼出装置が適用されたハンド型子機の一例を示す外形図。 通常兼ついで呼出釦を上側から見た場合の一例を示す平面図。 通常兼ついで呼出釦による通常呼出時およびついで呼出時におけるスイッチング動作を説明するための立断面図。 実施例2に係るナースコール呼出装置の構成例を示す機能ブロック図。 呼出装置に適用された通常兼ついで呼出釦の構成を示す部分立断面図。 ハンド型子機に適用された通常兼ついで呼出釦の構成を示す部分立断面図。 従来技術によるナースコールシステムの全体構成を示す概念図。 子機の構成例を示す外形図。 呼出装置が一体化された子機が壁に設置された状態を示す図。
符号の説明
N…ナースセンタ、3…ハンディナースコール主装置、4…構内交換機、5…公衆網、6…無線ユニット、7a…LAN、7b…ハブ、8…看護支援サーバ、9…プリンタ、10…ナースコール親機、12…トイレ、14…浴室、16…子機、17…コード、18…呼出ボタン、20,20a,20b…ナースコール呼出装置、21〜2n…病室、30…患者または被看護者、31〜3n…各室ユニット、61,62…無線基地局、71〜7m…携帯端末、100…中央処理ユニット、101…プログラムメモリ、101a…呼出処理プログラム、102…データメモリ、102a…患者データベース、102b…呼出装置データベース、103,104…通信インタフェース、105…ネットワークインタフェース、106…通話インタフェース、107…入力表示インタフェース、108,301…マイクロホン、109,302…スピーカ、110…表示器、201…通常呼出釦、202…ついで呼出釦、203…確認灯、204…通常信号生成部、205…信号生成部、206…信号出力部、207…通常兼ついで呼出釦、208a…通常呼出スイッチ、208b…ついで呼出スイッチ、304…代表廊下灯、305…復旧ボタン、306…I/Oユニット、307…個別情報廊下灯、308…壁埋め込み型子機、309…ハンド型子機、311…通話部、312…接続端子

Claims (2)

  1. 病院内のナースセンタに設けられた親機と、前記病院内の各病室に設けられ、前記親機への呼出を行うことが可能な複数の子機とを備えたナースコールシステムにおいて、
    前記各子機に、異なる操作により通常呼出またはついで呼出を行う呼出釦を備え、
    前記親機に、前記通常呼出がなされた場合には呼出音を発生し、前記ついで呼出がなされた場合には呼出音を発生しない呼出音発生手段と、前記通常呼出がなされた場合には点灯または点滅し、前記ついで呼出がなされた場合には点灯および点滅の何れも行わない呼出表示灯とを備え、
    前記病院内の廊下であって前記各病室の出入口近傍に設けられ、対応する病室に設けられた子機から前記通常呼出がなされた場合には第1の点灯パターンで点灯し、前記ついで呼出がなされた場合には前記第1の点灯パターンとは異なる第2の点灯パターンで点灯する廊下灯を備えたナースコールシステム。
  2. 請求項1に記載のナースコールシステムにおいて、
    前記廊下灯が前記第2の点灯パターンで点灯している状態で、この廊下灯に対応する病室に設けられた子機から前記通常呼出がなされた場合には、前記第2の点灯パターンに代えて前記第1の点灯パターンで前記廊下灯を点灯させるようにしたナースコールシステム。
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