JP4181073B2 - テープカートリッジ - Google Patents

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本発明は、非使用時にブレーキロック部材によりリールハブの回転が制限され、使用時にそのロックが解除されるテープカートリッジに関する。
1リールタイプのテープカートリッジは単一のリールハブ部を内部に有し、そのハブ周囲にテープ状記録媒体が巻回されており、コンピュータ用のバックアップデータ保存等のために使用されている。かかるテープカートリッジがコンピュータ用の磁気記録再生装置に装着されると、リールハブ部のハブ周囲に巻回されたテープ状記録媒体が引き出されて磁気記録再生装置側のリールハブ部に巻回されて両者間でテープ状記録媒体が走行することで、記録・再生が行われる。
上述のような従来のテープカートリッジ(図7)では、非使用時において上ケース120と下ケース220とからなるケース内に回転可能に収容されるリールハブ部130に巻回されるテープ状記録媒体の弛みを防止するために、リールハブ部130の不要な回転を制限することが必要である(例えば、下記特許文献1参照)。このために、図7(a)のように、非使用時にブレーキロック部材150の歯151がリールハブ部130の歯135と噛み合うことでリールハブ部130を回転しないようにロックする。使用時には、ブレーキ解除部材160が接触面でブレーキロック部材150の軸受部152と当接してブレーキロック部材150を図7(b)の上方に移動させることでブレーキロック部材150によるロックが解除される。なお、ブレーキロック部材150は先端が略曲面の凸状の軸受部152を有しており、対向するブレーキ解除部材160の面は平面である。ブレーキロック部材150は図示しない付勢力手段(ばね)によりブレーキ解除部材160の方向に付勢されており、ブレーキ解除部材160はリールハブ部130とともに回転する構造である。
特開2002−343058公報
ブレーキロック部材150と上ケース120は、組み込みクリアランスを設けているので、ブレーキロック部材150が傾き、この傾きが大きいとブレーキロック部材150の歯151とリールハブ部130の歯135とが当り、異音が発生したり削れてしまうという問題が発生するおそれがあった。
また、コンピュータ用のバックアップデータ保存等に使用される上述のようなテープカートリッジに対しては記憶容量の更なる増大が求められており、データの転送レートが速くなるのでテープの送り速度が速くなり、このため、使用時にリールハブ部130の回転速度が速くなる。使用時においては図7(b)のようにリールハブ部130の回転にともなってブレーキ解除部材160も回転する。この場合、回転するブレーキ解除部材160が平面であり、回転しないブレーキロック部材150の軸受部152は略曲面の凸状であるため、回転の中心軸であるブレーキ解除部材160の中心軸と固定部であるブレーキロック部材150の軸受部152の中心軸とがずれる場合がある。外周方向にずれると半径方向において周速度差が発生し、ブレーキロック部材150がこの影響を受けて外周方向に移動しようとする力を受ける。しかし、ばねによる付勢力があるので逆に元の位置に戻ろうとする力が働く。これが繰り返されることで振動し、振動音が発生する。更に、回転摩擦力を大きく受け固定されているブレーキロック部材150の軸受部152が摩耗するおそれがある。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、リールハブ部が大容量化による高回転速度で回転する使用時またはリールハブ部がテープ状記録媒体の巻き取りのために高回転速度で回転する生産時にブレーキロック部材における異音発生や歯の削れ及び振動音の発生や摩耗の発生を防止できるテープカートリッジを提供することを目的とする。
本発明によるテープカートリッジは、ケース内に回転可能に収容されるとともにテープ状記録媒体がその周囲に巻回される単一のリールハブ部と、非使用時に前記リールハブ部の回転を制限するために前記リールハブ部の被係合部と係合する係合部と略中心部に設けられた凸状の軸受部とを有するブレーキロック部材と、使用時に前記ブレーキロック部材の係合部と前記リールハブ部側の被係合部との係合を解除するように前記ブレーキロック部材を移動させるブレーキ解除部材と、前記ブレーキロック部材の凸状の軸受部が前記ブレーキ解除部材の接触面と当接するように前記ブレーキロック部材を付勢する付勢部材と、を備え、前記ブレーキロック部材は、前記ブレーキ解除部材が前記リールハブ部とともに回転するときの回転中心軸に対し、前記軸受部の中心軸をずらして設けられていることを特徴とする。
このテープカートリッジによれば、非回転側のブレーキロック部材には、軸受部の中心軸が回転側のブレーキ解除部材の回転中心軸に対しずれることで軸受部の中心軸から外側に移動しようとする力が加わる一方、付勢部材による付勢力で戻ろうとする力が働くため、両者がバランスすることで、使用時や生産時にリールハブ部が高回転速度で回転しても、ブレーキロック部材が安定し、移動したり傾くことがない。このため、ブレーキロック部材の係合部とリールハブ部側の被係合部との接触を防止でき使用時や生産時における異音発生・削れを防止できるとともに、ブレーキロック部材における振動音の発生及び摩耗の発生を防止できる。
上記テープカートリッジにおいて前記軸受部の中心軸は前記ブレーキ解除部材の回転中心軸に対しほぼ平行に設定されるように構成される。
また、前記軸受部の中心軸の前記ブレーキ解除部材の回転中心軸に対するずれ量が0.1乃至1.5mmに設定されることが好ましく、0.2乃至1.5mmであることが更に好ましい。ずれ量が0.1mm以上、好ましくは0.2mm以上であると、高回転速度であってもびびり音等の振動音が発生せず、また1.5mm以下であると、高回転速度により周速が大きくなっても軸受部の接触面で摩耗が発生し難い。
また、前記凸状の軸受部は前記中心軸を中心にして設けられ前記接触面と接触する曲面部を有し、前記曲面部の半径は10乃至30mmの範囲内に設定されていることが好ましい。これにより、ケースとブレーキロック部材の組み込みクリアランスによるブレーキロック部材の傾きを抑えることができるため、ブレーキロック部材が軸受部で安定することができ、異音発生を確実に防止できるとともに、ブレーキロック部材における振動音の発生及び摩耗の発生を確実に防止できる。
本発明のテープカートリッジによれば、リールハブ部が大容量化による高回転速度で回転する使用時またはリールハブ部がテープ状記録媒体の巻き取りのために高回転速度で回転する生産時においてブレーキロック部材が安定し移動せず大きく傾くことがなく異音発生・削れを防止できるとともに、ブレーキロック部材における振動音の発生及び摩耗の発生を防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態によるテープカートリッジの分解斜視図、図2は図1のテープカートリッジでリールハブ部がロックされている状態を示す縦断面図、図3は同じくリールハブ部がロック解除されている状態を示す縦断面図である。
図1に示すテープカートリッジ100は、上ケース1と下ケース2とからなる1リールタイプのテープカートリッジに構成され、テープ状記録媒体である磁気記録テープ(以下、単に「テープ」という場合もある。)を巻回するリールハブ部3を内部に有し、記録再生装置に装着されたときに、リールハブ部3が回転可能になるように構成されている。上ケース1と下ケース2は、組み合わされて矩形または略正方形の平面状のケースを構成し、それぞれ樹脂材料から成形により製造できる。
リールハブ部3は、上フランジ31と、下フランジ33と、下フランジ33と一体に形成されその周面に磁気記録テープを巻回するハブ32とを備える。また、図1〜図3のように、ハブ32の下面32a側には軟磁性体よりなる円形状の金属板34が一体に設けられている。金属板34の周囲には記録再生装置側の駆動部材85(図3)の歯部と係合する係合歯34aが円周方向に三分割して設けられており、各係合歯34aの間には複数の孔34bが下面32aの反対面に貫通して形成されている。金属板34、係合歯34a及び複数の孔34bは下ケース2の貫通孔21を通して外部に露出する。
また、ハブ32の内側であって下面32aの反対面にはブレーキロック部材5の歯部51と噛み合い係合するように多数の歯が円形状に並んだ歯部35が円周方向に複数に分割して設けられている。歯部35はポリカーボネート(PC)等の樹脂材料から成形で製造できるが、この場合、ガラス繊維を混入することで強度を高めるようにしてもよい。
図1〜図3のように、ブレーキロック部材5は、ハブ32の内側に配置され、ハブ32の歯部35と噛み合い係合するように多数の歯が円形状に並んだ歯部51と、歯部51よりも小径の円筒端面に形成された十字状の係合穴5aと、十字状の穴5aの周囲の端部5bと、歯部51の裏面側にブレーキロックスプリング4の端部4bが収まるように形成されたリング状溝5cとを備える。ブレーキロック部材5はPOM(ポリアセタール)等の樹脂材料から成形で製造できる。
ブレーキロック部材5は、図1,図2のように、その十字状の穴5aに上ケース1の内面1aに直立して設けられた複数の係合突起部1cが入り込んで図の上下方向に移動可能に係合して上ケース1に取り付けられる。ブレーキロックスプリング4は、その先端4aが上ケース1の内面1aのリング状溝1bにはまり込むようになっており、上ケース1のリング状溝1bとブレーキロック部材5のリング状溝5cとの間に位置し、ブレーキロック部材5を図2の方向Bに常時付勢して、歯部51とハブ32の歯部35とが噛み合い係合することでリールハブ部3の回転を妨げてブレーキ状態にする。
ブレーキ解除部材6は、ハブ32とブレーキロック部材5との間に配置され、主板6aと、主板6aの周囲の複数箇所から図の下方に突き出た複数の脚部6bとを備える。複数の脚部6bは、ハブ32の下面の複数の孔34bに挿入され、テープカートリッジが記録再生装置に装着されると、ブレーキ解除部材6の脚部6bが図の下から押されて上方に持ち上げられる。これにより、図3のようにブレーキロック部材5がブレーキ解除部材6の平面状の当て板61を介して中心の凸状の軸受部52でブレーキロックスプリング4の付勢力に抗して上方へ持ち上げられて端部5bが内面1aに接近するように非ロック位置に移動するようになっている。
また、図1のリールハブ部3に巻回された磁気記録テープの先端(図示省略)がリーダ部材8に固定される。リーダ部材8では、磁気記録テープの先端がピン部材81に巻きつけられ、その上からクランプ部材82が嵌め込まれることで固定される。テープカートリッジが記録再生装置に装着されると、リーダ部材8が装置側の保持部材に係合し保持されてテープ引き出し開口73(図1)を通して装置側に引き出されるようになっている。
また、テープ引き出し開口73はドア部材7によって開閉され、ドア部材7は、ばね部材10により常時テープ引き出し開口73を閉鎖する方向へ付勢されており、記録再生装置に装着されると、装置側の開放部材(図示省略)によりばね部材10の付勢力に抗して開放されるようになっている。
図1〜図3に示すテープカートリッジは、保管時等の非使用時にはブレーキロック部材5がブレーキロックスプリング4により付勢されて図2のようにロック位置まで移動し、ブレーキロック部材5の歯部51の各歯54とリールハブ部3のハブ32の歯部35の各歯とが噛み合い係合することで、リールハブ部3がブレーキ状態となって回転できず、不要な回転が防止され磁気記録テープの緩みを防止できる。
次に、ブレーキロック部材5の軸受部52について図4,図5を参照して説明する。図4は図1乃至図3のブレーキロック部材の軸受部とブレーキ解除部材の当て板との接触部分を示す要部縦断面図である。図5は図4を更に拡大して示す要部縦断面図である。
図1乃至図3に示すブレーキロック部材5は図4の中心軸mの軸対象に形成されており、図4のように凸状の軸受部52は、中心軸mを中心とした曲面を有しブレーキ解除部材6の当て板61と接触する曲面部52aを有する。
図4のように、ブレーキロック部材5は、ブレーキ解除部材6がリールハブ部3とともに回転するときの回転中心軸nに対し中心軸mがほぼ平行であるようにずれて配置されている。このずれ(オフセット)量(n−m)は、0.1乃至1.5mmが好ましく、0.2乃至1.5mmが更に好ましい。
なお、上述の中心軸mと回転中心軸nとずれ(オフセット)量は、上ケース1の内面1aに直立して設けた複数の係合突起1c(図2)の位置を所定位置にずらして設けることで設定することができる。
次に、テープカートリッジが記録再生装置に装着された場合を図6を更に参照して説明する。図6は記録再生装置において図1〜図3のテープカートリッジから引き出されたテープの走行経路を概念的に示す正面図である。
図6に示す装置200は、図3に示す駆動部材85を有し、ハブ32の係合歯34aに係合する歯部88がその外周に形成され、歯部88の内周側にリング状のマグネット87が埋め込まれている。
図6のように、テープカートリッジ100が記録再生装置200に装着されると、図3のように、装置200側の駆動部材85とテープカートリッジ100とが相対的に接近し、駆動部材85が下ケース2の貫通孔21をとおり、駆動部材85のマグネット87がハブ32の下面32a側の軟磁性体よりなる金属板34に接近し金属板34を磁気的に吸引し、駆動部材85の歯部88がハブ32の係合歯34aに係合する。そして、駆動部材85の歯部88の突起によりブレーキ解除部材6が脚部6bで図2の方向B’(方向Bと反対方向)に移動することで、ブレーキロック部材5がブレーキロックスプリング4の付勢力に抗して一定のストロークだけ移動し、図3のように非ロック位置に至り、歯部51と歯部35との間に隙間ができて両者の噛み合いが解除される。この結果、駆動部材85の駆動軸86の回転によりリールハブ部3が回転できるようになる。
次に、ドア部材7が記録再生装置200側の開放部材(図示省略)により開放され、リーダ部材8が装置200側の保持部材(図示省略)に係合し保持された状態で磁気記録テープを引っ張りながらテープ引き出し開口73を通して装置200側に引き出され、磁気記録テープTがリールハブ部204のハブ周囲に巻回される。
そして、テープカートリッジ100のリールハブ部3と記録再生装置200のリールハブ部204とが回転駆動されることで、図6のように、磁気記録テープTが図の水平方向Xまたはその反対の水平方向X’に記録再生ヘッド202の両側でガイド201,203にガイドされて走行しながら記録再生ヘッド202により磁気記録テープTに対し記録または再生が行われる。
図4,図5を参照して、上述の記録または再生のとき、ブレーキ解除部材6が回転しながら当て板61においてブレーキロック部材5の凸状の軸受部52と接触するが、リールハブ部3が大容量化のため高回転速度で回転した場合に、非回転側のブレーキロック部材5には、軸受部52の中心軸mが回転側のブレーキ解除部材6の回転中心軸nに対しずれることで中心軸mから外側方向k(図4)に移動しようとする力が加わる一方、ブレーキロックスプリング4の付勢力により内側方向k’(図4)に戻ろうとする力が働くため、両者がバランスすることで、ブレーキロック部材5が安定し、移動し難くかつ傾きが生じ難くなる。
具体的には、軸受部52の中心軸mのブレーキ解除部材6の回転中心軸nに対するずれ量(n−m)が0.1mm以上、好ましくは0.2mm以上であると、かかるびびり音等の振動音の発生を確実に防止できる。また、ずれ量が1.5mm以下であると、高回転速度により周速が大きくなっても軸受部52の曲面部52a及び当て板61において摩耗が発生し難くなる。
図2,図4,図5を参照して、軸受部52の曲面部52aの半径Rを大きくすることで上ケース1とブレーキロック部材5の組み込みクリアランスによるブレーキロック部材5の傾きを抑えることができるため、各歯54と歯部35との接触を防止できる。しかし、半径Rが30mm以上になると摩耗が発生し易くなる。従って、半径Rを10〜30mmの範囲内に設定することでブレーキロック部材5の傾きを抑えることができ、各歯54と歯部35との接触を防止することができる。そして摩耗が発生することもない。
従って、高回転速度での使用時に、または磁気記録テープTを高速でリールハブ部3に巻き取るテープカートリッジの生産時に、従来のような異音や歯の削れの発生がない。
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明する。下記表1のように、実施例1乃至6として、テープ幅12.65mmの図1のような1リールタイプのテープカートリッジを、図4のオフセット量(n−m)をそれぞれ、0.1,0.2,0.3,0.5,1.0,1.5mmに変えて作製した。また、ブレーキロック部材5の曲面部52aの半径Rを8,10,15,25,30,35mmに変えた。また、比較例1としてオフセット量なしの同様のテープカートリッジを作製した。また、比較例2としてオフセット量が2mmの同様のテープカートリッジを作製した。更に、比較例3としてオフセット量0〜1.5mmとし、ブレーキロック部材5の曲面部52aの半径Rを35mmに変えた。
Figure 0004181073
実施例1乃至6、及び比較例1,2,3の各テープカートリッジについて比較的高回転速度の一定速度で回転させることで次の項目について観察し、その結果を表1に示す。表1で、○(丸)印は項目(1)〜(3)のすべてが良好な結果であることを示し、△(三角)印は良好とはいえないが実用上問題なしの結果を示し、(1)〜(3)が示されている例は、その項目が良好ではなかったことを示す。
(1)振動音の発生頻度
(2)歯と歯との当たりによる異音の発生頻度
(3)曲面部の摺動面における摩耗状態
表1の結果から、オフセット量を0.1乃至1.5mmとし、曲面部の半径Rを10mm乃至30mmとすることで、すべての場合に項目(1)〜(3)のすべてが良好な結果であった。一方、オフセットしない比較例1では曲面部の半径Rが大きい場合、振動音の発生頻度が増す結果となった。オフセット量が2mmの比較例2では曲面部の半径Rが大きくなるに従い、曲面部の摺動面における摩耗量が増える結果となった。また、比較例3では、曲面部の半径Rが35mmと大きくなると、オフセット量が小さい場合は振動音の発生頻度が増え、オフセット量が大きくなると、曲面部の摺動面における摩耗量が増える結果となった。
以上のように本発明を実施の形態及び実施例により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。
本実施の形態によるテープカートリッジの分解斜視図である。 リールハブ部がロック位置でロックされている状態の図1のテープカートリッジの縦断面図である。 リールハブ部が非ロック位置でロック解除されている状態の図1のテープカートリッジの縦断面図である。 図1乃至図3のブレーキロック部材の軸受部とブレーキ解除部材の当て板との接触部分を示す要部縦断面図である。 図4を更に拡大して示す要部縦断面図である。 図1〜図3のテープカートリッジから記録再生装置に引き出されたテープの走行経路を概念的に示す正面図である。 従来の1リールタイプのテープカートリッジを示す図であり、非使用時にブレーキロック部材の歯がリールハブ部の歯と噛み合いリールハブ部がロックした状態を示す要部縦断面図(a)、使用時にブレーキロック部材によるロックが解除された状態を示す要部縦断面図(b)、及びリールハブ部の高速回転時にブレーキロック部材が傾いた状態を示す要部縦断面図(c)である。
符号の説明
100 テープカートリッジ
1 上ケース
2 下ケース
3 リールハブ部
32 ハブ
35 歯部
4 ブレーキロックスプリング(付勢部材)
5 ブレーキロック部材
51 歯部
52 軸受部
52a 曲面部
54 歯
6 ブレーキ解除部材
61 当て板
R 曲面部52aの半径
T 磁気記録テープ(テープ状記録媒体)
m ブレーキロック部材の中心軸
n ブレーキ解除部材の回転中心軸

Claims (4)

  1. ケース内に回転可能に収容されるとともにテープ状記録媒体がその周囲に巻回される単一のリールハブ部と、
    非使用時に前記リールハブ部の回転を制限するために前記リールハブ部の被係合部と係合する係合部と略中心部に設けられた凸状の軸受部とを有するブレーキロック部材と、
    使用時に前記ブレーキロック部材の係合部と前記リールハブ部側の被係合部との係合を解除するように前記ブレーキロック部材を移動させるブレーキ解除部材と、
    前記ブレーキロック部材の凸状の軸受部が前記ブレーキ解除部材の接触面と当接するように前記ブレーキロック部材を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記ブレーキロック部材は、前記ブレーキ解除部材が前記リールハブ部とともに回転するときの回転中心軸に対し、前記軸受部の中心軸をずらして設けられていることを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 前記軸受部の中心軸は前記ブレーキ解除部材の回転中心軸に対しほぼ平行に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  3. 前記軸受部の中心軸の前記ブレーキ解除部材の回転中心軸に対するずれ量が0.1乃至1.5mmに設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。
  4. 前記凸状の軸受部は前記中心軸を中心にして設けられ前記接触面と接触する曲面部を有し、前記曲面部の半径は10乃至30mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のテープカートリッジ。
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