JP2005056492A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 リールの軸線方向の位置決めを、リールギヤの噛み合いに依らず確実に行なうことができる記録テープカートリッジを得る。
【解決手段】 記録テープカートリッジ10では、ケース12内に収容されたリール28は、リールハブ32の外周部に磁気テープTが巻き回されると共に、該リールハブ32の端面にリールギヤ42が同軸的かつ環状に設けられている。また、リールハブ32の端面からは環状凸部50が同軸的に突設されており、環状凸部50の端面はリール28の軸心と直交する基準面50Aとされている。磁気テープTを使用する際にリール28は、基準面50Aがドライブ装置の位置決め面92に当接し軸線方向に位置決めされケース12内で浮上すると共に、リールギヤ42に噛み合わされた駆動ギヤ86の駆動力によって軸線廻りに回転する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁気テープ等の記録テープが巻装されたリールをケース内に回転可能に収容した記録テープカートリッジに関する。
コンピュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリールをケース内に回転可能に収容した所謂1リールの記録テープカートリッジが採用されている。
このような記録テープカートリッジでは、リールにおける記録テープが巻き回されたハブの端面にリールギヤが環状に設けられており、リールギヤはドライブ装置の駆動ギヤと噛み合い可能にケースのギヤ開口から露出している。そして、記録テープをケースから引き出して使用する際には、リールは、リールギヤが駆動ギヤに噛み合わされた状態で軸線方向に位置決めされてケース内で浮上し、駆動ギヤの回転により駆動力が伝達されて回転駆動されるようになっている。
このリールは、リールギヤと駆動ギヤとの噛み合いによって軸線方向の位置決めが為されるようになっている。具体的には、図13に示される如く、リールギヤ200の歯202と駆動ギヤ204の歯206とは互いの噛合面がテーパ状に形成されており、リールは、各歯202と歯206とをバックラッシュがないように噛み合わせた状態で軸線方向に位置決めされるようになっている。このため、リールのドライブ装置内(回転駆動時)における軸線方向の基準面Dは、例えば歯202と歯206との噛み合いピッチ面である仮想面とされていた。また、リールは、歯202と歯206との噛み合い状態で、矢印Rにて示す回転方向に回転駆動されるようになっている。
このような記録テープカートリッジでは、リールギヤ200と駆動ギヤ204とを噛み合わせて得る基準面Dを基準にして各部の寸法が決められるため、リールギヤ200と駆動ギヤ204とには高い寸法精度が要求されていた。しかも、基準面Dが多数の歯202、206の噛み合い状態で形成されるため、リールギヤ200と駆動ギヤ204とに高い精度が要求されているのにも拘わらず、これらの寸法精度の評価が困難であった。すなわち、例えばあるリールギヤ200と駆動ギヤ204とが適正に噛み合わない等の場合に、これらのリールギヤ200と駆動ギヤ204との何れに問題があるのかを見極めることが困難であった。
そこで、リールのハブ端面にリールギヤとは別個に基準面を設け、リールギヤにはリールの位置決め機能を関与させない構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。この構成では、ハブ端面における環状に形成されたリールギヤの径方向外側部分から周方向に等間隔に3つの基準用凸部を突設し、各基準用凸部におけるリール軸線との直交面である基準面をドライブ装置における駆動ギヤを有する回転シャフトの位置決め面に当接させることで、リールが軸線方向に位置決めされるようになっている。このように、リール軸線との直交面を基準面とすることで、記録テープカートリッジは各部の寸法管理が容易となる。なお、この構成では、リールギヤと駆動ギヤとは、上記構成と同様にテーパ面で互いに噛み合うように構成されているが、基準凸用部の基準面と位置決め面とが当接することにより、リールギヤと駆動ギヤとの間にはバックラッシュが生じる。
しかしながら、この構成では、リール側の基準凸用部について、剛性等の面でなお改善の余地がある。また、バックラッシュを極力小さくしようとすると、基準部よりも先にリールギヤと駆動ギヤとが互いのテーパ面で当接してしまう恐れがあり、リールが軸線方向に正確に位置決めされないことが懸念される。
また、上記従来の各構成では、リールギヤと駆動ギヤとがテーパ面で噛み合うため、駆動ギヤのトルクが上記互いの噛み合い面によって該リールギヤと駆動ギヤとを離間させる方向のスラスト力に変換されて、リールが軸線方向にガタつくことが懸念される。リールがガタつくと、該リールのハブに巻き回された記録テープがうねりながら引き出されまたは巻き戻されるため、記録テープの情報の記録または再生に悪影響が生じる。
米国特許第6273352号明細書
本発明は、上記事実を考慮して、リールの軸線方向の位置決めを、リールギヤの噛み合いに依らず確実に行なうことができる記録テープカートリッジを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る記録テープカートリッジは、外周部に記録テープが巻き回されたハブを有し、ケース内に収容されたリールと、前記リールと同軸的な環状に形成されて前記ハブの端面に設けられ、ドライブ装置の駆動ギヤに噛み合い可能なリールギヤと、を備え、前記記録テープを使用する際に、前記リールが、軸線方向に位置決めされて前記ケース内で浮上した状態で、前記リールギヤに噛み合わされた前記駆動ギヤの駆動力によって軸線廻りに回転する記録テープカートリッジであって、前記ハブの端面から環状凸部を同軸的に突設し、該環状凸部の端面を前記ドライブ装置の位置決め部と当接して前記リールの軸線方向の位置決めを行なう基準面とした、ことを特徴としている。
請求項1記載の記録テープカートリッジでは、記録テープを使用する際にドライブ装置に装填されると、リールのハブに設けた基準面がドライブ装置の位置決め部に当接して該リールが軸線方向に位置決めされる。この状態でリールは、そのリールギヤがドライブ装置の駆動ギヤに噛み合わされると共に、ケース内で浮上して該ケースと非接触で回転可能になっている。駆動ギヤが回転してリールギヤに駆動力が伝達されると、リールはケース内で回転し、記録テープが引き出されまたは巻き戻されつつ使用される。
ここで、リールにおける環状凸部の端面である基準面がドライブ装置の位置決め部に当接して位置決めされるため、従来の如くリールギヤと駆動ギヤとの噛み合いによって決まる仮想面が基準面となることがなく、記録テープカートリッジ各部の寸法管理が容易である。そして、基準面が形成される環状凸部は、ハブと同軸的な環状に形成されて閉断面を成しているため、複数の凸部を周方向に等間隔に設ける構成と比較して剛性が高く、位置決め部との当接によって変形し難い。このため、基準面による位置決め精度に対する信頼性が向上する。
このように、請求項1記載の記録テープカートリッジでは、リールの軸線方向の位置決めを、リールギヤの噛み合いに依らず確実に行なうことができる。
請求項2記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項1記載の記録テープカートリッジにおいて、前記環状凸部は、前記リールギヤの径方向内端または外端において該リールギヤを構成する各歯を連結している、ことを特徴としている。
請求項2記載の記録テープカートリッジでは、ハブの端面から同軸的かつ環状に突設された環状凸部が、該ハブの端面に同軸的かつ環状に設けられたリールギヤの各歯を、径方向内端または外端において連結している。このため、環状凸部はリールギヤの各歯によって補強され、その剛性が一層向上する。
請求項3記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項1または請求項2記載の記録テープカートリッジにおいて、前記リールギヤを構成する各歯は、前記駆動ギヤから駆動力が伝達される噛合面が前記リールの軸線と略平行に形成されている、ことを特徴としている。
請求項3記載の記録テープカートリッジでは、リールギヤを構成する各歯における駆動ギヤとの噛合面(駆動力の伝達面)がリールの軸線方向に対し略平行となっているため、リールが軸線廻りに回転駆動される際にリールギヤと駆動ギヤとを離間させる方向のスラスト力(駆動力の分力)が作用することがない。このため、リールは、基準面が位置決め部と当接して軸線方向に正確に位置決めされた状態を維持しつつ、安定して回転する。これにより、例えば、走行中の記録テープにうねりが生じることが防止される。
請求項4記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項3記載の記録テープカートリッジにおいて、前記リールギヤを構成する各歯は、歯先部が前記駆動ギヤの歯を誘い込むテーパ状に形成されている、ことを特徴としている。
請求項4記載の記録テープカートリッジでは、リールギヤを構成する各歯の歯先部が駆動ギヤの歯を誘い込むテーパ状に形成されているため、上記噛合面をリールの軸線方向と平行にしても、リールギヤと駆動ギヤとが軸線方向の相対移動によって確実に噛み合う。
以上説明したように本発明に係る記録テープカートリッジは、リールの軸線方向の位置決めを、リールギヤの噛み合いに依らず確実に行なうことができるという優れた効果を有する。
本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジ10について、図1乃至図10に基づいて説明する。
(記録テープカートリッジの全体構成)
図1(A)には記録テープカートリッジ10を斜め上方から見た斜視図が示されており、図1(B)には記録テープカートリッジ10を斜め下方から見た斜視図が示されている。また、図2には、記録テープカートリッジ10の断面図が示されている。なお、各図に適宜示す矢印Aは、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を示しており、説明の便宜上、矢印Aにて示す側を前側とする。また、矢印Bにて示す方向を上側とする。
これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、ケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略箱状に形成されている。
このケース12には、そのドライブ装置への装填方向先頭側の角隅部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、該装填方向に対し傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、該底板16Aを貫通する円形状のギヤ開口20が設けられており、後述するリールギヤ42の露出用とされている。底板16Aにおけるギヤ開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており、後述するリール28の位置決め用とされている。
さらに、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め孔24、26が開口している。一対の位置決め孔24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、上記装填方向に直交する仮想線上で互いに離間して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め孔24は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、位置決め孔26は、上記仮想線に沿って長手でかつ幅が位置決めピンの直径に対応する長孔とされている。
これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて位置決め孔24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、該記録テープカートリッジ10がドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされるようになっている。
さらに、底板16Aにおける位置決め孔24、26廻りの部分は、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め面24A、26Aとされている。位置決め面24A、26Aは、位置決め孔24、26に位置決めピンが挿入されたときに該位置決めピン廻りに設けられたドライブ装置の位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めも為される構成である。
以上説明したケース12内には、図2に示される如く、後に詳述するリール28が回転可能に収容されている。リール28は、1つだけ設けられている。このリール28には、記録テープとしての磁気テープTが巻装されており、磁気テープTの先端には引出部材としてのリーダブロック30が取り付けられている。
リーダブロック30は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されるようになっている。この状態で、リーダブロック30は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵芥等の侵入を阻止している。また、リーダブロック30は、その先端に係合凹部30Aが形成されており、ドライブ装置内で磁気テープTを引き出す際には、係合凹部30Aに係合する引出手段によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リールに誘導されるようになっている。さらに、リーダブロック30は、その係合凹部30Aとは反対側の端面が円弧面30Bとされており、上記巻取リールに嵌入されて磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
(リール等の構成)
次いでリール28について説明する。図2及び図3に示される如く、リール28は、その軸心部を構成するハブとしてのリールハブ32を備えている。リールハブ32は、外周面に磁気テープTが巻装される円筒部34と、該円筒部34の下部を閉塞する底部36とを有する略有底円筒状に形成されている。リールハブ32の底部36側端部(下端部)の近傍には、下フランジ38がその径方向外側に同軸的かつ一体に延設されている。
一方、リールハブ32の上端部には、下フランジ38に対応して形成された上フランジ40が接合されている。これにより、リール28は、下フランジ38と上フランジ40との対向面間において、リールハブ32の円筒部34の外周面に磁気テープTが巻き回されるようになっており、円筒部34は上方に開口している。
また、図4及び図5にも示される如く、リールハブ32の底部36の下端面(外面)には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成されたリールギヤ42が設けられている。リールギヤ42は、ドライブ装置の回転シャフト80(後述)の先端に設けられた駆動ギヤ86と噛み合い可能とされている。さらに、底部36の下端面からは、環状凸部50がリール28と同軸的に突設されており、環状凸部50の端面は基準面50Aとされている。リールギヤ42及び環状凸部50の詳細構成については後述する。
さらに、図2及び図3に戻り、リールハブ32の底部36の上面(内面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成された係合ギヤ44が設けられている。係合ギヤ44は、後述するブレーキ部材54の制動ギヤ58と噛合可能とされている。さらにまた、底部36には、その軸心部を板厚(上下)方向に貫通する貫通孔46が設けられている。なお、図4、図6、図8では、係合ギヤ44の図示を省略している。
以上説明したリール28における上フランジ40を除く部分は、樹脂成形によって一体に形成されている。そして、リールハブ32の底部36の下面におけるリールギヤ42の内側には、磁性材料より成るリールプレート52がインサート成形により同軸的かつ一体に設けられている。リールプレート52の軸心部は透孔52Aとされており、透孔52Aの内径は貫通孔46の内径よりも若干小とされている。
このリール28は、ケース12に収容されて不使用時には環状リブ22上に載置されるようになっている。具体的には、リール28は、底部36における環状凸部50の外側部分(下フランジ38の内縁近傍)が環状リブ22の上端面に当接する(図2参照)ようになっており、環状リブ22の内側に環状凸部50を入り込ませることで径方向の移動が規制されている。
この状態で、リール28は、全体としてケース12内に位置してリールギヤ42、リールプレート52をギヤ開口20から露出させている(図1(B)参照)。すなわち、リールギヤ42は、底板16Aの外面(下面)から突出することなく、ギヤ開口20からケース12外に臨んでいる。これにより、ケース12の外部からのリール28の操作、すなわちチャッキング(保持)及び回転駆動が可能とされている。
また、リール28は、不使用時にはケース12に対する回転が阻止されるようになっている。具体的には、リールハブ32の円筒部34内にはブレーキ部材54が挿設されている。ブレーキ部材54は、略円板状に形成された本体部56の下面外周部に、係合ギヤ44と噛み合い可能な制動ギヤ58が設けられている。さらに、本体部56の下面軸心部からは、解除突起60が突設されている。
一方、本体部56の上面からは、平面視十字形状の係合溝62Aが形成された十字突起62が突設されており、十字突起62の係合溝62Aには天板14Aから突設された十字リブ64が入り込んでいる。これにより、ブレーキ部材54は、ケース12に対し回転不能で、かつ十字リブ64にガイドされつつ上下方向にスライド可能とされている。また、ブレーキ部材54の本体部56上面と天板14Aとの間には圧縮コイルスプリング66が圧縮状態で配設されている。
この圧縮コイルスプリング66に付勢力によって、ブレーキ部材54が下方に付勢され、制動ギヤ58が係合ギヤ44に噛み合わされる構成である。この制動ギヤ58と係合ギヤ44との噛み合いによって、リール28はケース12に対する回転が阻止されたロック状態とされるようになっている。また、リール28は、圧縮コイルスプリング66の付勢力によって環状リブ22に当接するようになっている。
一方、リール28は、ドライブ装置に装填されリールギヤ42に回転シャフト80の駆動ギヤ86が噛み合う動作によって、ブレーキ部材54によるロック状態が解除されるようになっている。
回転シャフト80は、回転軸82の先端に設けられた円板状の回転テーブル84の上面に駆動ギヤ86が同軸的な環状に形成されて構成されている。駆動ギヤ86は、リールギヤ42に対応して複数の歯88を有して構成されており、各歯88は、径方向内端部が回転テーブル84上面から突設されたリング部90によって連結されることで補強されている。
また、回転テーブル84の上面における駆動ギヤ86の径方向外側部分は、リール28の基準面50Aが当接する位置決め面92とされている。さらに、回転テーブル84上面には、その軸心部からリール28の貫通孔46、透孔52Aに進入可能な解除押圧部94が突設されると共に、該解除押圧部94と駆動ギヤ86との間にマグネット96が取り付けられている。マグネット96は、リール28のリールプレート52を非接触で吸着保持するようになっている。
そして、リール28は、リールギヤ42を駆動ギヤ86に噛み合わせる動作に伴って、解除突起60が解除押圧部94に押圧されてブレーキ部材54が上方に押し上げられると、係合ギヤ44と制動ギヤ58との噛み合いが解除されてケース12に対し回転可能となる。また、リール28は、ケース12に対し所定位置まで軸線方向に近接した回転シャフト80の位置決め面92に基準面50Aが当接した状態で、ケース12内で位置決めされつつ浮上し環状リブ22から離間するようになっている。これにより、リール28は、図3に示される如く、ケース12に対し非接触で軸線廻り回転可能となる構成である。
(基準面及びリールギヤの構成)
図4及び図5に示される如く、環状凸部50は、短円筒状に形成され、リールハブ32の底部36の下端面における外周近傍から同軸的に突設されている。本実施の形態では、環状凸部50の下端面である基準面50Aは、リール28の軸線と直交する平坦面とされている。このため、基準面50Aの位置決め時の相手方である回転シャフト80の位置決め面92は、回転シャフト80の軸線と直交する平坦面とされている。
また、リールハブ32の底部36は、環状凸部50の径方向内側部分が外側部分(下フランジ38に連続する部分)よりも上方に凹んでいる。そして、底部36における環状凸部50の内面には、これと同軸的に設けられたリールギヤ42を構成する複数の歯70が連設されている。すなわち、各歯70は、それぞれの上端が底部36に連続すると共に、リール径方向外端が環状凸部50に連続している。リールギヤ42は、その歯数を45本以上とすることが好ましく、本実施の形態では60本とされている。
図6にも示される如く、各歯70は、環状凸部50に連続するリール径方向外端から所定の歯高とされた内端へ向けて連続的に歯高(底部36下端面からの高さ)が小さくなるように、側面視で上記内外端が平行となる略台形状に形成されている。また、各歯70は、リール径方向外端から所定の歯幅とされた内端へ向けて連続的に薄肉(細幅)となるように、平面視で両テーパ形状に形成されている。
さらに、図7にも示される如く、各歯70は、その歯先部(歯末)72が歯先74を頂部とする両テーパ状に形成されている。また、歯先部72の上側には噛合部76が連続しており、噛合部76の上側には底部36に至る根元部(歯元)78が連続している。根元部78は、噛合部76との境界から底部36との境界にかけて連続的に歯幅が広がるように両テーパ状に形成されている。
以上により、各歯70は、歯幅方向中心線に対し対称に形成されており、隣接する歯70との間に形成される歯溝(トラフ)79を該歯70(ピーク)と似た形状に形成するようになっている。また、各歯70は、根元部78よりも歯先部72が大きく形成されており、図8及び図9に示される如く該歯70と略相似形状とされた駆動ギヤ86の歯88が歯溝79に入り込んで適正に噛み合っているときに、歯先部72や根元部78が歯88との間に十分な隙間を確保するようになっている(図10参照)。すなわち、歯70は、噛合部76以外の部分が歯88に当接することが確実に防止されており、このため基準面50Aと位置決め面92との当接を阻害しないようになっている。
さらに、各歯70の噛合部76は、リールギヤ42の周方向両側面である各噛合面76Aが、リール28の軸線方向と略平行とされている。すなわち、リールハブ32は上記の通り樹脂によりリールギヤ42が一体に形成されるが、噛合面76Aには抜き勾配が殆ど設定されない構成となっている。これに対応して、回転シャフト80の歯88は、噛合面76Aと噛み合いする噛合面88Aが回転シャフト80の軸線と略平行とされている。すなわち、図10に示される如く、噛合面76A、88Aは、矢印Rにて示すリール28の回転方向に対し側面視で略直交するように構成されている。
これにより、図8乃至図10に示される如く、リールギヤ42と駆動ギヤ86とは、各歯70、88が噛合面76A、噛合面88Aにおいて互いに噛み合いつつ回転するときに、リール28の軸線廻りの回転に伴ってスラスト力(回転シャフト80の駆動力の軸線方向に作用する分力)を生じさせない構成となっている。また、リールギヤ42は、上記歯70の形状、配置、歯数により、駆動ギヤ86と噛み合う動作に伴って、回転シャフト80に対し心出し(センタリング)されるようになっている。
また、本実施の形態ではリールハブ32(底部36)は直径略40mmとされており、リールギヤ42は底部36における外周近傍に設けられている。これは、リールギヤ42の径を小さくすると、リール28を回転駆動するドライブ装置側に高トルクが要求されて回転シャフト80に連結される駆動モータが高価になってしまうため、リールギヤ42が極力大きな径を確保できるようにするためである。
さらに、本実施の形態では、底部36における環状凸部50及びリールギヤ42の配置及び大きさは、図5に示される如く、リールギヤ42の内半径をr1、環状凸部50の外半径をr2、リールハブ32の外半径をr3としたときに、r12>r32−r22となるように決められている。これは、環状凸部50の外側よりもリールギヤ42の内側の方が大型のリールプレート52を設けることができることを示している。なお、上記の通りインサート成形されるリールプレート52は、リールハブ32の径方向外側まで張り出して設けると下フランジ38を薄肉化させるため、環状凸部50の外側に配置する場合であっても、その外径をr3よりも大きく設定することは考慮しない。
そして、実際には、半径r1を、リールギヤ42の内半径ではなく、リールプレート52の有効径として上記式を満たすように各部の寸法が決められている。ここに、リールプレート52の有効径とは、該リールプレート52におけるマグネット96に吸着可能に対向する範囲から透孔52Aやインサート成形用の埋没部36A(図5参照)を除いた面積を有効面積とし、該有効面積を円周率で除し平方根をとったものである。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成の記録テープカートリッジ10では、磁気テープTの不使用時にリール28は、その係合ギヤ44に噛み合っているブレーキ部材54によって不用意な回転を防止されたロック状態とされている。また、開口18はリーダブロック30によって閉塞されている。
一方、磁気テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10をドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。記録テープカートリッジ10がバケットに装填されると、該バケットが下降し、ドライブ装置の回転シャフト80がケース12に下側から相対的に接近する(ケース12に対し上方に移動する)。すると、回転シャフト80の解除押圧部94がブレーキ部材54の解除突起60を押圧し、該ブレーキ部材54を圧縮コイルスプリング66の付勢力に抗して上方に押し上げる。これにより、ブレーキ部材54によるリール28の回転ロック状態が解除される。
回転シャフト80がさらに上方に移動するとリールギヤ42の歯70間(歯溝79)に駆動ギヤ86の歯88が入り込み、リール28の基準面50Aに回転シャフト80の位置決め面92が当接すると回転シャフト80はリール28と共にさらに上方へ移動する。そして、バケットが設定ストロークだけ下降して停止すると、回転シャフト80のケース12に対する移動が停止し、リール28は、その軸線方向において、その基準面50Aが位置決め面92に当接すると共にケース12内で浮上した回転可能位置に位置決めされる。また、リールギヤ42が駆動ギヤ86に噛み合うことで、リール28は、回転シャフト80に対し心出しされている。この状態で、リール28は、マグネット96がリールプレート52を吸着する吸着力によって、回転シャフト80に保持されている。
また、上記バケットすなわち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め孔24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むと共に、ケース12の各位置決め面24A、26Aにドライブ装置の位置決め面が当接する。これにより、ケース12がドライブ装置に対し、水平方向及び鉛直方向に位置決めされる。
すると、ドライブ装置の引出手段が、その引出ピン(図示省略)をリーダブロック30の係合凹部30Aに係合させつつ、該リーダブロック30をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。さらに、リーダブロック30は、巻取リールに嵌入されて円弧面30Bが磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。この状態で、リーダブロック30が巻取リールと一体に回転すると、磁気テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ開口18を通じてケース12から引き出される。
このとき、記録テープカートリッジ10のリール28は、リールギヤ42に噛み合う駆動ギヤ86によって伝達される回転シャフト80の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって、磁気テープTへの情報の記録、または磁気テープTに記録された情報の再生が為される。
一方、磁気テープTがリール28に巻き戻されてリーダブロック30がケース12の開口18近傍に保持されると、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットを上昇させる。すると、リールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合い状態が解除されると共に解除突起60と解除押圧部94との当接が解除され、ブレーキ部材54が圧縮コイルスプリング66の付勢力によって制動ギヤ58を係合ギヤ44に噛み合わせる回転ロック位置に復帰する。また、圧縮コイルスプリング66の付勢力によってリール28も下方へ移動してその下フランジ38を環状リブ22に当接させつつリールギヤ42をギヤ開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10は、バケットから排出される。
ここで、リール28は、その環状凸部50の下端面である基準面50Aが回転シャフト80の位置決め面92に当接して位置決めされるため、従来の如くリールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合いによって決まる仮想面が基準面となることがない。このため、記録テープカートリッジ10は、単体で、基準面50Aを基準として各部の寸法を検査等することが可能となり、各部の寸法管理が容易である。
そして、基準面50Aが形成される環状凸部50は、リールハブ32と同軸的な環状に形成されて閉断面を成しているため、剛性(機械的強度)が高い。このため、環状凸部50は回転シャフト80の位置決め面92に勢いよく当接する際に変形し難く、基準面50Aによる位置決め精度に対する信頼性が向上する。特に、樹脂成形によって環状凸部50が一体に形成されたリールハブ32では、上記の通り環状凸部50の剛性が高いことにより、長期間使用に対する信頼性が向上する。さらに、環状凸部50がリールギヤ42の各歯70を径方向外端において連結しているため、環状凸部50はリールギヤ42の各歯70がリブとして機能することによって補強され、その剛性が一層高く位置決め精度に対する信頼性が一層向上する。
このように、本実施の形態に係る記録テープカートリッジ10では、リールの軸線方向の位置決めを、リールギヤの噛み合いに依らず確実に行なうことができる。
またここで、リールギヤ42を構成する各歯70における噛合面76Aがリール28の軸線方向に対し略平行とされているため、リール28が軸線廻りに回転駆動される際にリールギヤ42と駆動ギヤ86とを離間させる方向のスラスト力が生じることが防止される。このため、リール28は、基準面50Aが位置決め面92と当接して軸線(上下)方向に正確に位置決めされた状態を維持しつつ、安定して回転する。これにより、走行中の磁気テープTにうねりが生じることが防止される。また、上記スラスト力すなわち駆動力の分力を生じさせることがないため、回転シャフト80からリール28へ効率的にトルクが伝達される。このため、ドライブ装置側の駆動モータの負荷を低減することでき、該駆動モータの消費電力の低減や小型化を図ることが可能となる。
さらに、リールギヤ42を構成する各歯70の歯先部72が、駆動ギヤの歯を誘い込むように歯先74を頂部とするテーパ状に形成されているため、上記の如く噛合面76Aをリール28の軸線方向と略平行にしても、リールギヤ42と駆動ギヤ86とが軸線方向の相対移動によって確実に噛み合う。また、抜き勾配が殆ど設定されない噛合部76の上下高が比較的小さくなるため、樹脂による成形性が悪化することが防止される。
さらにまた、リールギヤ42の歯数が45本以上である60本と多く設定されているため、歯数が45未満と少ない構成(例えば、2リールのビデオテープのような8本程度の構成)と比較して、該リールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合い時の位相ずれ解消に伴うリール28の回転量が小さい。これにより、該噛み合い時にリール28の回転に伴って生じる磁気テープTの巻き緩みが抑制され、磁気テープTを引き出す際にトルク管理を行なうことができないドライブ装置において、該磁気テープTを適正に引き出すことが可能である。
また、リールギヤ42の歯数が多いため、歯数が少ない構成と比較して歯70と歯88との間のバックラッシュが小さくなる。これにより、リールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合い動作に伴うリール28の心出し性(センタリング機能)が、歯数が少ない構成と比較して良好となる。さらに、リールギヤ42は、歯数が多いことにより駆動ギヤ86から伝達されるトルクが各歯70に分散されるため、各歯70を小さくすることができる。すなわち、各歯70の歯底(リールハブ32の底部36下端面)から歯先74までの高さが小さくなる。これにより、リールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合いに必要な相対移動のストローク(バケットの下降量)を小さくすることができ、ドライブ装置の小型化を図ることが可能となる。
なお、上記の実施の形態では、環状凸部50の端面である基準面50Aがリール28の軸線と直交する平坦面である好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図11及び図12に示す変形例に係る構成としても良い。
図11に示されるリール100のリールハブ102は、環状凸部50に代えて環状凸部104を備える点でリール28のリールハブ32とは異なる。環状凸部104の下端面は、径方向外側部分が内側部分よりも下方に突出するように傾斜したテーパ面(円錐面)とされ、この下端面が基準面104Aとされている。環状凸部104は、環状凸部50と同様にリールギヤ42を構成する各歯70の径方向外端部を連結している。一方、回転シャフト110は、回転テーブル84の上面外周部が基準面104Aに対応するテーパ面である位置決め面112とされている点で回転シャフト80とは異なる。そして、図12に示される如く、リール28は、基準面104Aが位置決め面112に当接することで、軸線方向に位置決めされるようになっている。
本変形例に係るリール100を備えた記録テープカートリッジ10によっても、上記実施の形態と全く同様の効果を得ることができる。また、本変形例に係る構成では、互いに対応するテーパ面である基準面104Aと位置決め面112とが互いに嵌合しつつ当接するため、リール100が回転シャフト110に対し確実に心出しされる。すなわち、位置決め面112に当接する基準面104Aが、リール100を軸線(鉛直)方向だけではなく、該軸線に直交する方向(水平方向)にも位置決めし、リールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合いに伴う心出し機能をサポートするようになっている。なお、基準面104Aと位置決め面112とは、基準面104Aが位置決め面112に内嵌するようなテーパ形状とされても良い。
また、上記の実施の形態及び変形例では、環状凸部50、104がリールギヤ42の各歯70の外端部を連結する好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、環状凸部50等が各歯70の内端部を連結しても良く、環状凸部50がリールギヤ42とは独立して設けられていても良い。
さらに、上記の実施の形態及び変形例では、歯70がリール28の軸線と略平行な噛合部76、歯88を誘い込むテーパ形状の歯先部72を有する好ましい構成としたが、本発明は、基準面50A、104Aが位置決め面92、112と当接してリール28、100の軸線方向の位置が決まるようにリールギヤ42と駆動ギヤ86とが噛み合えば(適正な噛み合い状態のリールギヤ42と駆動ギヤ86との間にバックラッシュが生じる設定であれば)足り、歯70の上記好ましい形状によって限定されることはない。また、本発明は、歯70の歯数が60本である好ましい構成に限定されることはない。但し、歯70の歯数は、45本以上とすることが好ましい。
さらにまた、上記の実施の形態及び変形例では、リールギヤ42がリールハブ32の外周近傍に設けられた好ましい構成としたが、本発明は、リールギヤ42が回転シャフト80、110との軸線方向の相対移動によって駆動ギヤ86と噛み合い可能であれば足り、リールギヤ42の大きさ(内外径)や配置によって限定されることはない。したがって、例えば、リールギヤ42の径方向外側にリールプレート52を配置する(駆動ギヤ86の径方向外側にマグネット96を配置する)構成とすることも可能である。
さらに、上記の実施の形態及び各変形例では、ブレーキ部材54によって不使用時のリール28、100の回転がロックされる構成を例示したが、本発明はリール28等の回転ロック機構の有無や構成によって限定されることはない。したがって、例えば、ブレーキ部材54と底部36との間にロック解除用の解除部材を設けた構成としても良く、下フランジ38に係合してリール28等の回転をロックするロック機構を設けても良い。
さらにまた、上記の実施の形態及び各変形例では、記録テープカートリッジ10がリーダブロック30を有する構成を例示したが、本発明は、ケース12の形状、磁気テープTの引出構造(リーダ部材の構成)、開口18の開閉構造等によって限定されることはない。したがって、例えば、記録テープカートリッジ10は、磁気テープTの先端にリーダ部材として小円柱状のリーダピンが取り付けられた構成としても良く、開口18を開閉する遮蔽部材(所定の直線または円弧に沿って移動するスライドドア等)を有する構成としても良い。
さらに、上記の実施の形態及び各変形例では、記録テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの外観を示す図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの不使用時時の断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転可能状態の断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールハブをカットして見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールハブの断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールギヤの歯を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールギヤの歯を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールギヤとドライブ装置の駆動ギヤとの噛み合い状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールギヤとドライブ装置の駆動ギヤとの噛み合い状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールギヤとドライブ装置の駆動ギヤとの噛み合い状態を示す模式的な要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する基準面の変形例示す図4に対応する斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する基準面の変形例を示す図8に対応する断面図である。 従来のリールギヤと駆動ギヤとの噛み合い状態を示す模式的な断面図である。
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
28 リール
32 リールハブ
42 リールギヤ
50 環状凸部
50A 基準面
70 歯(リールギヤを構成する歯)
72 歯先部
76A 噛合面
80 回転シャフト(ドライブ装置)
86 駆動ギヤ
100 リール
102 リールハブ
104 環状凸部
104A 基準面
T 磁気テープ(記録テープ)

Claims (4)

  1. 外周部に記録テープが巻き回されたハブを有し、ケース内に収容されたリールと、
    前記リールと同軸的な環状に形成されて前記ハブの端面に設けられ、ドライブ装置の駆動ギヤに噛み合い可能なリールギヤと、
    を備え、前記記録テープを使用する際に、前記リールが、軸線方向に位置決めされて前記ケース内で浮上した状態で、前記リールギヤに噛み合わされた前記駆動ギヤの駆動力によって軸線廻りに回転する記録テープカートリッジであって、
    前記ハブの端面から環状凸部を同軸的に突設し、該環状凸部の端面を前記ドライブ装置の位置決め部と当接して前記リールの軸線方向の位置決めを行なう基準面とした、
    ことを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記環状凸部は、前記リールギヤの径方向内端または外端において該リールギヤを構成する各歯を連結している、ことを特徴とする請求項1記載の記録テープカートリッジ。
  3. 前記リールギヤを構成する各歯は、前記駆動ギヤから駆動力が伝達される噛合面が前記リールの軸線と略平行に形成されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の記録テープカートリッジ。
  4. 前記リールギヤを構成する各歯は、歯先部が前記駆動ギヤの歯を誘い込むテーパ状に形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の記録テープカートリッジ。
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