JP4180891B2 - ブラケット - Google Patents
ブラケット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4180891B2 JP4180891B2 JP2002338438A JP2002338438A JP4180891B2 JP 4180891 B2 JP4180891 B2 JP 4180891B2 JP 2002338438 A JP2002338438 A JP 2002338438A JP 2002338438 A JP2002338438 A JP 2002338438A JP 4180891 B2 JP4180891 B2 JP 4180891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- notch
- radius
- plate
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車、船舶、橋梁、建設機械、建築構造物、海洋構造物、貯槽、ペンストック等で構造部材同士をつなぐ連結部材を構造部材に取り付けるためのブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車、建設機械、建築構造物等の鋼構造物では、図6に示すように構造部材5同士は連結部材7によりつながっていることが多く、構造部材5は構造部材5に取り付けられたブラケット10とピン8を介して連結部材7に連結され、ブラケット10はその構成要素であるフランジ1が構造部材5と溶接により接合される。したがって構造部材5に発生した荷重は、構造部材5から溶接部4、ブラケット10、ピン8、連結部材7の順に伝達されるが、このうちブラケット10と構造部材5の溶接部4、特に溶接止端は応力集中が大きく、疲労き裂の発生起点となる。このため、構造部材5へのブラケット10の取り付け溶接部4についていくつかの技術が提案されている。
【0003】
例えば、特開平9−175132号公報(特許文献1)では自動車のボディとアクスルハウジングを連結するリーフスプリングを保持するスプリングブラケットを対象にして、部材に切り欠きを入れるなどして部材の幅よりも相対的に溶接長さを長くして溶接部に作用する応力を低くする構造が開示されている。
【0004】
また、実開平2−107503号公報(特許文献2)では同じく自動車のアクセルハウジングとフレームを連結するトルクロッドのブラケットを対象として、フランジの両端部を中間部より突出させて、突出した両端部に挟まれた部分を溶接することにより始終端の応力集中を低減する取り付け構造が開示されている。
【0005】
またさらに特開2000−85331号公報(特許文献3)では、同じく自動車のアクセルパイプにブラケットを溶接する際に、応力集中部での溶接を避けてブラケットの裏側に溶接部を配置するリヤサスペンションが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−175132号公報
【特許文献2】
実開平2−107503号公報
【特許文献3】
特開2000−85331号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術のうち、まず特開平9―175132号公報では、部材の幅を溶接長さより短くするように切り欠きを設ける構造が開示されているが、部材の幅と溶接長さの大小関係が規定されているのみであり、切り欠きの半径が鋭いと溶接部よりも先に切り欠きから疲労亀裂が発生する恐れがある。また切り欠きが深いと切り欠き底での応力が高くなり、これも切り欠きからの疲労亀裂発生を招く。逆に切り欠きが浅いと溶接部、特に溶接始終端の応力集中は低減せず、始終端から疲労亀裂が発生する。したがって切り欠きの形状、半径や深さを規定した本発明とは異なる。
【0008】
次に実開平2−107503号公報では、ブラケットのフランジの両端を中間部より突出させて溶接始終端の向きを変えることにより始終端の局部形状を改善しているが、依然として始終端に作用する応力そのものは変わらないため、応力集中の低減は軽微なものにとどまっている。したがって、ブラケットにおけるフランジの溶接始終端に作用する応力を低減しようとする本発明とは異なる発明である。
【0009】
また特開2000−85331号公報ではブラケットの裏側を溶接して、応力集中部である表側への溶接を回避しているが、本発明で対象としているシンプルな形状のブラケットでは裏側であっても応力集中はさほど低減されず、また裏側が溶接不可能な構造には適用不可能である。
本発明の目的は、構造部材に取り付けた場合に疲労強度の向上が安定して得られるブラケットを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の要旨とするところは、請求項1のブラケットでは、構造部材5同士をつなぐ連結部材7を構造部材5に取り付けるブラケット10であって、1つ又は2つの板状フランジ1を有し、前記板状フランジ1の端部は構造部材5に溶接して固定され、前記板状フランジ1の側面の少なくとも片側に円弧状の切り欠き2が形成され、前記板状フランジ1面にピン孔3が形成され、前記切り欠き2は構造部材5を溶接する前記板状フランジ1端部と前記ピン孔3の間に形成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項2の発明では、請求項1記載のブラケットにおいて、上記ブラケット10の円弧状切り欠き2が、下記(1)式を満足する半径r0(mm)の半円状切り欠きの一部または全部であることを特徴とする。
t≦r0≦3aW/(W+4a) −−−−−(1)
ここでt:板厚(mm)、W:ブラケットの幅(mm)、a:ピン孔の半径(mm)
【0013】
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載のブラケットにおいて、前記ブラケット10の円弧状切り欠き2の形状が、下記(2)式及び(3)式を満足する2つ以上の半径r0〜rn(mm)(r0<・・・<rn:nは自然数)で規定される切り欠きの一部または全部であることを特徴とする。
d≦3aW/(W+4a) −−−−−(2)
1≦rn/r0≦30 −−−−−(3)
ただしd:切り欠き深さ(mm)、rn:切り欠き半径の最大値(mm)、r0:切り欠き半径のうち最小値(mm)、
にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のブラケットが溶接部の疲労特性に優れているのは以下の理由による。図6に示したように構造部材5と連結部材7は、ブラケット10の構成要素である板状フランジ1の端部により溶接されており、ブラケット10と連結部材7の結合はピン8による場合が多く、ブラケットにはピンを通す孔3が設けられていることが多い。このピン8を介してブラケット10に荷重が伝わり、構造部材5とブラケット10の溶接部4を通じてさらに構造部材に荷重が伝わる。ブラケット10と構造部材5の溶接部4は通常始終端を含む溶接であることが多く、構造的に始終端に応力が集中するだけでなく、始終端の溶接止端形状に依存した応力集中が重畳して疲労き裂6が発生する。板状ブラケット10には図9に示すように連結部材7を挟むように2枚の板材から2つの板状フランジ1が形成されるもの、図10、図11のように両側の板材が1枚の板から2つの板状フランジ1として形成されているもの、図12のように連結部材7の先端が2枚に分かれているために1枚の板状フランジ1のみからブラケット10を構成するもの等があるが、いずれも板状フランジ1の端部は始終端をもつ溶接で構造部材に溶接され、これらの溶接部4の始終端で疲労破壊することが多い。
【0015】
これら始終端の応力集中を低減するには、まず始終端局部の応力集中を低減させる方法として、実開平2−107503号公報に記載しているような始終端の向きを変えるなどの構造が考えられるが、溶接のままでは始終端の止端形状は大きく変わらず、応力集中の低減はわずかである。
【0016】
したがって本発明では、構造的な応力集中を低減する構造を検討した結果、図1に示すように板状フランジ1の側面に円弧状の切り欠き2を設けることにより、連結部材7からの荷重がピン8を介してブラケット10および構造部材5に伝わる際に、構造部材5と板状フランジ1との溶接部4の始終端の止端での応力を大きく低減できることを見出した。切り欠き2はその形状が鋭いと切り欠き底から疲労き裂が発生して疲労強度が低下してしまうため、ブラケット全体の疲労強度を向上させるためには円弧状の切り欠きを少なくとも溶接始終端が配置されている側の板状フランジの側面に設ける必要があることに気づいた。切り欠き2の位置は溶接始終端の応力を大きく低減させるためには溶接端部に出来る限り近い方が好ましいが、溶接始終端の応力低減効果を得るためには少なくとも切り欠きの端と溶接端との間隔を、切り欠き深さ以下とすることが好ましい。図1ではブラケット10は2枚の板状フランジ1から構成され、溶接部4の始終端が1枚の板状フランジ1の両端に配置されているため、切り欠き2も板状フランジ1の両端に設けてあるが、板状フランジ側面の片側のみに設けても本発明の効果を得ることができる。
【0017】
ブラケットと連結部材とはピンを介して接合されることが多いため、ブラケットにはピン孔が設けられる場合も多い。したがって、ブラケットの板状フランジにピン穴を設ける場合について検討した結果、図2および図3に示すようにピン孔3と板状フランジ1の端部との間に円弧状の切り欠き2を設けることにより、板状フランジ1の下側を構造部材に溶接し、連結部材とはピンで結合した場合、図7に示すように溶接部4の始終端に応力が作用しにくくなることを知見した。このようにピン孔と板状フランジ端部の間に円弧状の切り欠きを設けることにより、図8に示す従来のブラケットに比べて溶接始終端の止端の応力集中を低減させることが可能となった。しかし単に円弧状の切り欠きを設けただけでは切り欠きでの応力集中が大きくなって疲労亀裂発生の源になる可能性が残されていることから、切り欠き深さと切り欠き半径の両方を制御することが好ましいことを知見した。
【0018】
本発明ではさらに、連結部材7を支持するためのピン8を通すピン孔3が設けられているタイプのブラケットに限定して検討を行った結果、まず図2に示すような半円状切り欠き2を導入したブラケットでは、(1)式を満たす切り欠き半径r0をもつ半円切り欠きであれば、切り欠きからの疲労亀裂発生を抑えつつ図2の下側を構造部材に溶接する場合、始終端に作用する応力を大きく低減することが可能であることを知見した。この条件式の右辺は、切り欠き先端での応力がピン孔3の縁での応力を超えない条件のもとに導いたものである。また切り欠き半径は小さくなるほど応力集中低減効果が小さくなるが、少なくとも板厚以上の半径であれば応力集中低減効果が期待できることから下限は板厚とした。
t≦r0≦3aW/(W+4a) -----(1)
ここでt:板厚(mm)、r0:半円状切り欠きの半径(mm)、W:ブラケットの幅(mm)、a:ピン孔の半径(mm)である。
【0019】
次に図3のように半円状切り欠きを2つ以上組合せた場合について検討した。半円状切り欠きを2つ以上組合せたものは、応力集中部である切り欠き底の半径を大きくし、その他の部分の半径を小さくすることで、切り欠き全体の大きさを抑えつつ、図2の単一半径の切り欠きよりも応力集中をさらに小さくすることが出来る。この場合、切り欠き2の応力集中が切り欠きの深さdおよび切り欠きの半径r0〜rn(r0<・・・・・<rn、nは自然数)に影響される。まず切り欠き深さd(mm)については、(1)式と同様にブラケット幅およびブラケットのピン孔の半径によって規定される必要があり、(2)式のように規定した。
d≦3aW(W+4a) -----(2)
【0020】
また切り欠き半径r0〜rn(r0<・・・・・<rn、nは自然数)については、板状フランジ側面から始まってまた板状フランジ側面に戻る必要があることから、非常に大きな切り欠き半径を設けるとその隣に非常に小さな半径の切り欠きを配置しなければならず、非常に小さな切り欠き半径のところで大きな応力集中が発生する。本発明では半円状切り欠きの応力集中を改善するため、半円状切り欠きと同じ深さおよび高さを前提として、応力集中部の切り欠き半径を出来る限り大きくし、その前後に半径の小さな切り欠きを配置することを検討した結果、切り欠き半径の最大値rnと最小値r0の比rn/r0は最大で30であり、これより大きな切り欠き半径を配置すると切り欠きの高さが半円より高くなること、もしくは小さい切り欠き半径のところでの応力集中が大きくなって疲労破壊の起点になることが判明した。またrn/r0が1に近づくと多数の切り欠きで構成されている切り欠きが半円状切り欠きに近づくことを意味する。このような検討から、切り欠き半径の最大値rnと最小値r0の比rn/r0は、
1≦rn/r0≦30 −−−−−(3)
と規定した。
なおここでいう半円状切り欠きは、半円の一部を含む切り欠きのことであり、その円弧が円周の半分以下の切り欠きを指し、切り欠き深さdは円の半径以下となる。
【0021】
以上は1枚の板材から形成される本発明のブラケットの形状について述べたが、ブラケットは図9〜12に示したようにピン孔3を有するものだけでも種々の形態があり、本発明のブラケットはこれらの形態に応用することができる。
【0022】
例えば図9および図12のようなブラケットには、図2または図3に記載した形状の1枚の板状フランジをそのまま用いることが出来、また図10および図11のようなブラケットに対して本発明のブラケットを用いる場合には、図4および図5のような形状となる。特に図11では、ブラケット10と構造部材は、ブラケットに沿ってコの字形に溶接され、溶接部4の始終端はフランジ1のそれぞれの片側のみに配置されるため、図5では切り欠き2も片側のみに配置している。
【0023】
また、本発明ではブラケットと構造部材の溶接方法については特に規定していないが、通常用いられる被覆アーク溶接、ガスシールドアーク溶接、サブマージアーク溶接等のアーク溶接はもとより、レーザー溶接、電子ビーム溶接、プロジェクション溶接、ガス溶接などの溶融溶接全般にも適用可能である。さらに、本発明では、ブラケットの端部に溶接始終端が配置される場合が多いことから、溶接始終端の止端での応力集中低減効果について述べたが、ブラケットの端部で溶接が折り返されるなどして溶接始終端がブラケット端部に来ない場合でも、折り返し溶接の止端で応力が集中する。本発明のブラケットはこのような折り返し溶接止端の応力集中を低減する効果も有しており疲労強度を向上することが可能である。
【0024】
(実施例)
実施例として図4に示すように、及び比較例として図10に示すように、構造部材として外寸法100mm角の鋼製箱型断面の構造部材5にブラケット(幅100mm、ピン孔直径30mm、軟鋼製)10を炭酸ガスアーク溶接により取り付け、ブラケット10のピン孔3からピン8を介して取り付けた連結部材7に引張荷重を載荷することにより、疲労試験を行った。ブラケット10は、1枚の1.2mm厚の軟鋼板を折り曲げたものであり、2箇所の溶接により構造部材5に取り付けている。したがって4箇所の溶接始終端があるため、ブラケット10にも合計4箇所に切り欠きを設けている。連結部材7は、同じく内径30mmのピン孔を有する外径50mmの鋼製円筒部および円筒部にねじで接合された直径10mmのロッドからなり、円筒部のピン孔3の位置とブラケット10のピン孔3の位置を合わせたのち直径29.5mmの鋼製ピン8を差し込み、連結部材7とブラケット10に取り付けた。
【0025】
疲労試験の模式図を図13に示す。ブラケット10の切り欠き半径および深さを12種類に変えた疲労試験体No.1〜No.12を製作した。疲労試験体と試験結果を下記表1に示す。なお、応力比Rは、連結部材7に与える引張荷重の最小荷重に対する最大荷重の比であり、応力比R=−1は引張応力と圧縮応力が同じ値であることを示す。
【0026】
【表1】
【0027】
No.1〜10は本発明例であり、No.11および12は比較例である。No.1〜3は一つの半径で表される半円状切り欠きを、No.4〜6は複数の半径で表される切り欠きであり、いずれも比較例No.11および12に比べて30%以上疲労強度が向上している。
【0028】
特に複数の切り欠き半径で構成される切り欠きを導入したNo.4〜6の疲労強度向上が大きい。No.7はNo.1〜6と同じく溶接終端の止端から疲労亀裂が発生しているが、切り欠きが浅いため本発明の中では疲労強度は低い。No.8おびNo.9は切り欠きが深く、切り欠き底から疲労破壊しており、またNo.10は切り欠き深さを抑えつつ切り欠き半径を大きくしたため、切り欠きの高さが大きくなり、切り欠きとピン孔の距離が短くなり、ピン穴での応力集中が大きくなってピン孔から疲労破壊した。
【0029】
しかし、これらNo.7〜10はいずれも溶接始終端の応力集中を低減した結果として他の部位から疲労破壊したものであり、切り欠きの無いNo.11および円弧状でなくノッチ状の切り欠き(先端半径がほぼ0)を持つNo.12に比べて高い疲労強度を示した。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は半径・深さを規定した切り欠きを導入することにより溶接始終端の止端からの疲労破壊における疲労強度を向上させているため、鋼構造物の種類、溶接方法によらずブラケットの溶接部の疲労強度を安定して向上することが可能であり、その工業的意味は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 構造部材および連結部材とブラケットとの結合状態を示す図である。
【図2】 本発明のブラケットのうち、1つの半径で表される半円状切り欠きを有するブラケットの図である。
【図3】 本発明のブラケットのうち、2つ以上の半径で表される半円状切り欠きを有するブラケットの図である。
【図4】 本発明を応用したブラケットの例である。
【図5】 本発明を応用したブラケットの別の例である。
【図6】 構造部材とブラケット、連結部材の関係を表す図である。
【図7】 本発明のブラケットおよび構造部材との溶接部における応力の流を表す図である。
【図8】 従来のブラケットおよび構造部材との溶接部における応力の流を表す図である。
【図9】 従来のブラケットおよび構造部材との溶接部の例である。
【図10】 従来のブラケットおよび構造部材との溶接部の例である。
【図11】 従来のブラケットおよび構造部材との溶接部の例である。
【図12】 従来のブラケットおよび構造部材との溶接部の例である。
【図13】 実施例における本発明のブラケットの疲労試験状況を示す図である。
【符号の説明】
1 板状フランジ
2 切り欠き
3 ピン孔
4 溶接部
5 構造部材
6 疲労亀裂
7 連結部材
8 ピン
9 応力の流れ
10 ブラケット
Claims (3)
- 構造部材(5)同士をつなぐ連結部材(7)を構造部材(5)に取り付けるブラケット(10)であって、1つ又は2つの板状フランジ(1)を有し、前記板状フランジ(1)の端部は構造部材(5)に溶接して固定され、前記板状フランジ(1)の側面の少なくとも片側に円弧状の切り欠き(2)が形成され、前記板状フランジ(1)面にピン孔(3)が形成され、前記切り欠き(2)は構造部材(5)を溶接する前記板状フランジ(1)端部と前記ピン孔(3)の間に形成されていることを特徴とするブラケット。
- 前記ブラケット(10)の円弧状切り欠き(2)が、下記(1)式を満足する半径r0(mm)の半円状切り欠きの一部または全部であることを特徴とする請求項1記載のブラケット。
t≦r0≦3aW/(W+4a) -----(1)
ここでt:板厚(mm)、W:ブラケットの幅(mm)、a:ピン孔の半径(mm)。 - 前記ブラケット(10)の円弧状切り欠き(2)が、下記(2)式及び(3)式を満足する2つ以上の半径r0〜rn(mm)(r0<・・・<rn:nは自然数)で規定される切り欠きの一部または全部であることを特徴とする請求項1または2記載のブラケット。
d≦3aW/(W+4a) -----(2)
1≦rn/r0≦30 -----(3)
ただしd:切り欠き深さ(mm)、rn:切り欠き半径の最大値(mm)、r0:切り欠き半径のうち最小値(mm)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338438A JP4180891B2 (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338438A JP4180891B2 (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | ブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169864A JP2004169864A (ja) | 2004-06-17 |
JP4180891B2 true JP4180891B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=32701669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002338438A Expired - Fee Related JP4180891B2 (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | ブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4180891B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4704888B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-06-22 | 株式会社小松製作所 | 部品支持具、部品支持構造および建設機械 |
JP5246008B2 (ja) * | 2008-12-01 | 2013-07-24 | 新日鐵住金株式会社 | ブラケット |
JP5962710B2 (ja) | 2014-06-23 | 2016-08-03 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の配管支持具 |
JP6432267B2 (ja) * | 2014-10-03 | 2018-12-05 | 新日鐵住金株式会社 | 応力集中が低減する溶接構造部材 |
JP2018091146A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | いすゞ自動車株式会社 | ブラケット |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0841837A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-13 | Nippon Steel Metal Prod Co Ltd | 防護柵支柱およびその製造方法 |
JP3519193B2 (ja) * | 1995-12-28 | 2004-04-12 | 日野自動車株式会社 | スプリング・ブラケット |
JPH11254178A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-21 | Yutani Heavy Ind Ltd | 溶接強度構造物 |
JP4180725B2 (ja) * | 1999-03-26 | 2008-11-12 | 株式会社ショーワ | ブラケット取付構造 |
-
2002
- 2002-11-21 JP JP2002338438A patent/JP4180891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004169864A (ja) | 2004-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2470989C (en) | Multiple material bumper beam | |
JP4568161B2 (ja) | テーラードブランク材の溶接構造部材 | |
US5404690A (en) | Impact beam assembly method and apparatus | |
US7531766B2 (en) | Sheet metal assembly and method to reduce weight | |
EP1967675A2 (en) | Striker apparatus for vehicle | |
JP4119919B2 (ja) | ステアリングコラムブラケット | |
EP1380455A2 (en) | Twist beam axle | |
TWI507313B (zh) | Railway vehicle frame | |
JP4180891B2 (ja) | ブラケット | |
US20030184075A1 (en) | Frame member having overlapping reinforcement sections | |
JP2016199256A (ja) | バンパリインフォースメント | |
JP6570989B2 (ja) | サスペンションのコントロールアーム | |
JP2002248941A (ja) | 自動車用構造部材 | |
JPH11278054A (ja) | アルミニウム合金製ドアビーム | |
JP2000158928A (ja) | トーションビーム式サスペンション | |
US20240025460A1 (en) | Sill Connection for Railcar Structure | |
WO2023159923A1 (zh) | 后尾座总成、车架及作业机械 | |
JP4640418B2 (ja) | リーフスプリングの支持構造 | |
JP5741300B2 (ja) | 支持構造 | |
US20230382463A1 (en) | Long structural member and blank material | |
US20040197135A1 (en) | Sheet metal assembly and method to reduce weight | |
WO2022210580A1 (ja) | サスペンションアーム | |
JP2016190573A (ja) | トーションビーム式サスペンション | |
WO2023181249A1 (ja) | 車両の下部構造 | |
JP3851953B2 (ja) | 溶接疲労強度を向上させる溶接方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080527 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080612 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080826 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080828 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4180891 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |