JP4180781B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆網を介して通信を行う通信機能を備えた通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ローカルエリアネットワークまたはインターネットに接続され、電子メールを用いて画情報通信を行う機能と、公衆網に接続され、公衆網を介してファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりする機能を備えたネットワークファクシミリ装置が実用され、このネットワークファクシミリ装置を利用したファクシミリ通信システムも実用されている。また、このようなネットワークファクシミリ装置において、電子メールを用いて画情報を通信するための電子メール通信機能に関する技術勧告は、ITU−T勧告T.37が適用される。
【0003】
また、このようなネットワークファクシミリ装置は、専用の機種が製造される他、グループ3ファクシミリ装置にローカルエリアネットワーク接続用のオプションを装着することで実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ファクシミリ装置の機能として、待機中の消費電力を低減させる省エネルギー機能が備えられている。
【0005】
上述したネットワークファクシミリ装置のうち、グループ3ファクシミリ装置にローカルエリアネットワーク接続用のオプションを装着して構築されたものの場合、オプションのローカルエリアネットワーク接続手段が省エネルギー機能を備えておらず、十分な省エネルギー効果を得ることができないという不具合を生じていた。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、オプションを備えた通信装置の省エネルギー機能を適切に実現することのできる通信端末装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、公衆網を介して通信を行う通信機能を備えた通信端末装置において、前記公衆網とは異なるネットワークに接続し、このネットワークを介して通信を行うネットワーク通信手段を接続するとともに、本体装置と前記ネットワーク通信手段との間でデータをやりとりするための共有メモリを設け、前記本体装置および前記ネットワーク通信手段はそれぞれ省エネルギー機能を備え、独立して省エネルギー状態への移行動作を行う一方、前記本体装置は、前記共有メモリへ省エネルギー状態になっているか否かをあらわす第1のフラグ情報を保存するとともに、前記ネットワーク通信手段は、前記共有メモリへ省エネルギー状態になっているか否かをあらわす第2のフラグ情報を保存し、前記本体装置は、前記第2のフラグ情報に基づいて、前記ネットワーク通信手段が省エネルギー状態になっているか否かを判断し、前記ネットワーク通信手段は、前記第1のフラグ情報に基づいて、前記本体装置が省エネルギー状態になっているか否かを判断するとともに、前記本体装置は、省エネルギー状態から省エネルギー解除状態に移行するとき、前記ネットワーク通信手段が省エネルギー状態であれば、当該ネットワーク通信手段を省エネルギー状態から通常電源状態へ復帰させる復帰命令を前記ネットワーク通信手段へ発行し、前記ネットワーク通信手段は、省エネルギー状態から省エネルギー解除状態に移行するとき、前記本体装置が省エネルギー状態であれば、当該本体装置の省エネルギー状態を解除させる解除命令を前記本体装置へ発行するようにしたものである。
【0008】
また、前記ネットワーク通信手段は、前記本体装置から電源が供給されるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。
【0014】
同図において、ローカルエリアネットワークLANには、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXが接続されているとともに、ルータ装置RTを介してインターネットへ接続されている。したがって、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、インターネットを介し、他の適宜な端末装置との間でデータをやりとりすることができる。
【0015】
ここで、メールサーバ装置SMは、ローカルエリアネットワークLANに接続されているワークステーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、および、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに対して、周知の電子メールの収集および配布のサービスを提供するものである。
【0016】
また、ローカルエリアネットワークLANは、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続され、それにより、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、他のローカルエリアネットワーク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能である。
【0017】
また、ワークステーション装置WS1〜WSnには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力するファクシミリアプリケーションソフトウェア、および、ローカルエリアネットワークLANを介して種々のデータのやりとりを行うための種々のソフトウェアなどの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであってよい。
【0018】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやりとりするための電子メール処理機能、および、公衆網(PSTN)に接続し、この公衆網を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0019】
図2は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示している。
【0020】
同図において、このネットワークファクシミリ装置FXは、グループ3ファクシミリ装置機能を備えた本体装置MUと、ローカルエリアネットワークLANへ接続して電子メールをやりとりする機能を備えたローカルエリアネットワークユニットLUの2つのユニットを組み合わせて構築されている。
【0021】
本体装置MUにおいて、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0022】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0023】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0024】
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0025】
網制御装置11は、このネットワークファクシミリ装置FXをアナログ公衆網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0026】
また、ローカルエリアネットワークユニットLUにおいて、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21は、このネットワークファクシミリ装置FXをローカルエリアネットワークLANに接続するとともに、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものであり、電子メール処理部22は、ローカルエリアネットワークLANを介して電子メールをやりとりするためのものである。
【0027】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、および、電子メール処理部22は、内部バス13に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0028】
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0029】
ここで、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0030】
また、各端末がメールサーバ装置SMに対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求などのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
【0031】
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETFから発行されているRFC文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME(Multi Purpose
Mail Extension)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0032】
そして、ネットワークファクシミリ装置FXは、読み取った原稿画像を公衆網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエリアネットワークLAN(さらには、インターネット)を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユーザや他のネットワークファクシミリ装置FXへ送信するとともに、公衆網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、そのときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに対して、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ローカルエリアネットワークLANのワークステーションWSより(電子メールで)受信した画情報を、指定された公衆網PSTNのグループ3ファクシミリ装置へ転送する転送サービス機能等を備えている。
【0033】
また、自端末宛に受信した電子メールについては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記録出力するようにしている。
【0034】
ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含ませることができないので、所定の変換方法(例えば、Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビットのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メールに含められる。このような電子メールの本文情報の形式をMIME形式という。
【0035】
また、電子メールで運ばれるファクシミリ画情報は、元の画像データをMH符号化で圧縮し、それをTIFF−Fフォーマットへ変換したものであり、したがって、MIMEエンコードデータとしては、このTIFF−FデータをMIME変換したものが配置される。
【0036】
ここで、TIFF−Fフォーマットでは、複数ページの画像データを1つのファイルとしてまとめることができるので、1つのバイナリパート部に、複数ページからなる1つの送信画情報ファイルのデータを配置することができる。
【0037】
さて、本実施例におけるネットワークファクシミリ装置FXは、省エネルギー機能を備えている。この省エネルギー機能では、一定時間待機状態が継続したとき、あるいは、操作表示部7の省エネ(省エネルギー)キー(図示略)が操作されてユーザから省エネ状態への移行が指令された場合に省エネルギー状態へ移行する。また、省エネルギー状態で、いずれかの省エネ解除イベント、例えば、ユーザ操作や、アナログ公衆網PSTNからの着信、スキャナ5への原稿セット、電子メールの受信などを検出すると、省エネルギー状態が解除されて、通常電源状態へと復帰する。
【0038】
その省エネルギー機能にかかる電源制御系の構成の一例を図3に示す。
【0039】
同図において、本体装置MUには、電源ユニット25が設けられ、この電源ユニット25の出力は、スイッチ26を介し、通常電源PMaとして、通常電源状態で動作するシステム制御部1およびそれ以外の各種要素に加えられている。
【0040】
また、電源ユニット25からの出力は、待機電源PLとして、省エネルギー状態において制御動作や省エネ解除イベント検出等を行うスイッチ制御部27、省エネ機能を制御するためのCPU(中央処理装置)28、スキャナ5の原稿検出手段、操作表示部7の操作手段に加えられている。
【0041】
また、スイッチ制御部27は、スイッチ26のオンオフ動作を制御するものであり、CPU28からの指令によりその制御動作が制御されている。また、システム制御部1、スキャナ5、操作表示部7、網制御装置11は、CPU28との間で、省エネ機能に関する種々の情報をやりとりしている。
【0042】
また、電源ユニット25の出力は、ローカルエリアネットワークユニットLUにも印加されており、スイッチ29を介し、通常電源PMaとして、通常電源状態で動作する電子メール処理部22のCPU22a等の各種要素に加えられている。
【0043】
また、電源ユニット25の出力は、待機電源PLとして、スイッチ制御部30、本体装置MUとローカルエリアネットワークユニットLUとの間の省エネ機能に関するデータのやりとりを行うための共有メモリ22b、および、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21にそれぞれ加えられている。
【0044】
また、共有メモリ22bは、CPU28とローカルエリアネットワーク伝送制御部21との間で省エネに機能に関する情報のやりとりするために用いられる。具体的には、本体装置MUが省エネ状態になっていることをあらわす省エネフラグAと、ローカルエリアネットワークユニットLUが省エネ状態になっていることをあらわす省エネフラグBが、共有メモリ22bに記憶される。
【0045】
以上の構成で、省エネ機能について、CPU28は、図4に示すような処理を実行する。
【0046】
本実施例では、一定時間待機状態が継続したとき、あるいは、操作表示部7の省エネキーが操作されてユーザから省エネ状態への移行が指令されると、システム制御部1は、CPU28に対して、省エネモードへの移行を要求する。
【0047】
そこで、CPU28は、システム制御部1より省エネモードへの移行が要求されることを監視しており(判断101のNOループ)、システム制御部1より省エネモードへの移行が要求されて判断101の結果がYESになると、CPU28は、共有メモリ22bの省エネフラグAをセットし(処理102)、スイッチ制御部27により、スイッチ26をオフさせる(処理103)。
【0048】
これにより、スイッチ26を介して出力される通常電源PMaが遮断され、本体装置MUが省エネモードへと移行する。
【0049】
また、省エネモードでは、ユーザ操作がされると、操作表示部7からCPU28に対して省エネ解除要因発生が通知される。また、アナログ公衆網PSTNから着信が合った場合、網制御装置11からCPU28に対して省エネ解除要因発生が通知される。さらに、スキャナ5へ原稿がセットされるとスキャナ5からCPU28に対して省エネ解除要因発生が通知される。
【0050】
したがって、この省エネモードでは、いずれかの省エネ解除要因が発生することを監視しており(判断104のNOループ)、いずれかの省エネ解除要因が発生して判断104の結果がYESになると、スイッチ制御部27によりスイッチ26をオンする(処理105)とともに、共有メモリ22bの省エネフラグAをリセットする(処理106)。
【0051】
これにより、スイッチ26を介して通常電源PMaが各要素へ供給され、その結果、本体装置MUの省エネモードが解除されて通常電源状態へと復帰する。
【0052】
ここで、共有メモリ22bの省エネフラグBを調べ、ローカルエリアネットワークユニットLUが省エネモードになっているかどうかを調べる(判断107)。ローカルエリアネットワークユニットLUが省エネモードになっていない場合で、判断107の結果がNOになるときには、このときの動作を終了する。
【0053】
一方、判断107の結果がYESになるときには、ローカルエリアネットワークユニットLUを復帰させる状態になるまで待ち(判断108のNOループ)、ローカルエリアネットワークユニットLUを復帰させる状態になって判断108の結果がYESになると、復帰命令SC1をスイッチ制御部30へ送出し(処理109)、この動作を終了する。
【0054】
また、復帰命令SC1を受信したスイッチ制御部30は、スイッチ29をオンし、それにより、スイッチ29を介して通常電源PMbがCPU22aおよびそれ以外の各種要素へ印加され、ローカルエリアネットワークユニットLUの省エネモードが解除されて通常電源状態へと復帰する。
【0055】
また、ローカルエリアネットワークユニットLUでは、省エネ機能は、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21により制御されている。図5は、省エネ機能について、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21が実行する処理の一例を示している。
【0056】
まず、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21は、ローカルエリアネットワークユニットLUの待機状態が所定時間以上経過することを監視している(判断201のNOループ)。ローカルエリアネットワークユニットLUの待機状態が所定時間以上経過した場合で、判断201の結果がYESになると、共有メモリ22bの省エネフラグBをセットし(処理202)、スイッチ制御部30によりスイッチ29をオフする(処理203)。
【0057】
これにより、スイッチ29を介して出力される通常電源PMbが遮断され、ローカルエリアネットワークユニットLUが省エネモードへと移行する。
【0058】
また、この省エネモードでは、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21は、省エネ解除要因である電子メールの受信があるかどうかを監視する(判断204のNOループ)。
【0059】
例えば、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21がPOPを適用してメールサーバ装置SMに対して電子メールの受信を問い合わせている場合、その問い合わせに対してメールサーバ装置SMが電子メールを受信している旨を通知した場合、電子メールを受信していると判断する。また、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21がSMTP機能を備えている場合、上流のMTAであるメールサーバ装置SMより電子メールを受信した場合、電子メールを受信していると判断する。
【0060】
電子メールが受信された場合で、判断204の結果がYESになると、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21は、スイッチ制御部30によりスイッチ29をオンする(処理205)とともに、共有メモリ22bの省エネフラグBをリセットする(処理206)。
【0061】
これにより、スイッチ29を介して通常電源PMbがCPU22aおよびそれ以外の要素に加えられ、ローカルエリアネットワークユニットLUの省エネモードが解除されるとともに、電子メール処理部22が起動して、電子メールの受信動作を行い、電子メール処理部22のCPU22aは、共有メモリ22bの省エネフラグAを調べて、本体装置MUが省エネモードになっているかどうかを調べる(判断207)。
【0062】
本体装置MUが省エネモードになっていない場合で、判断207の結果がNOになるときには、このときの処理を終了する。
【0063】
また、本体装置MUが省エネモードになっている場合で、判断207の結果がYESになるときには、CPU22aは、CPU28に対して、省エネ解除命令SC2を出力し(処理208)、受信した電子メールの内容を本体装置MUへ送信して(処理209)、このときの動作を終了する。
【0064】
このようにして、本実施例では、本体装置MUとローカルエリアネットワークユニットLUがそれぞれ省エネモードへの移行と解除を制御するとともに、本体装置MUが省エネモードから解除されたときにローカルエリアネットワークユニットLUが省エネモードであった場合には、ローカルエリアネットワークユニットLUの省エネモードを解除させるとともに、ローカルエリアネットワークユニットLUが省エネモードから解除されたときに本体装置MUが省エネモードであった場合には、本体装置MUの省エネモードを解除させるようにしており、これにより、省エネモードに関して、本体装置MUとローカルエリアネットワークユニットLUとの間で動作の同期が取られるので、省エネモードを適切に運用することができ、ネットワークファクシミリ装置FXの全体として円滑な動作が可能となる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、公衆網を介して通信を行う通信機能を備えた通信端末装置において、前記公衆網とは異なるネットワークに接続し、このネットワークを介して通信を行うネットワーク通信手段を接続するとともに、本体装置と前記ネットワーク通信手段との間でデータをやりとりするための共有メモリを設け、前記本体装置および前記ネットワーク通信手段はそれぞれ省エネルギー機能を備え、独立して省エネルギー状態への移行動作を行う一方、前記本体装置は、前記共有メモリへ省エネルギー状態になっているか否かをあらわす第1のフラグ情報を保存するとともに、前記ネットワーク通信手段は、前記共有メモリへ省エネルギー状態になっているか否かをあらわす第2のフラグ情報を保存し、前記本体装置は、前記第2のフラグ情報に基づいて、前記ネットワーク通信手段が省エネルギー状態になっているか否かを判断し、前記ネットワーク通信手段は、前記第1のフラグ情報に基づいて、前記本体装置が省エネルギー状態になっているか否かを判断するとともに、前記本体装置は、省エネルギー状態から省エネルギー解除状態に移行するとき、前記ネットワーク通信手段が省エネルギー状態であれば、当該ネットワーク通信手段を省エネルギー状態から通常電源状態へ復帰させる復帰命令を前記ネットワーク通信手段へ発行し、前記ネットワーク通信手段は、省エネルギー状態から省エネルギー解除状態に移行するとき、前記本体装置が省エネルギー状態であれば、当該本体装置の省エネルギー状態を解除させる解除命令を前記本体装置へ発行するようにしたので、省エネモードを適切に運用することができ、通信端末装置全体として円滑な動作が可能となるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示したブロック図。
【図3】省エネルギー機能にかかる電源制御系の構成の一例を示したブロック図。
【図4】省エネ機能について、CPU28が実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図5】省エネ機能について、ローカルエリアネットワーク伝送制御部21が実行する処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
MU 本体装置
LU ローカルエリアネットワークユニット
21 ローカルエリアネットワーク伝送制御部
28 CPU(中央処理装置)
Claims (2)
- 公衆網を介して通信を行う通信機能を備えた通信端末装置において、
前記公衆網とは異なるネットワークに接続し、このネットワークを介して通信を行うネットワーク通信手段を接続するとともに、本体装置と前記ネットワーク通信手段との間でデータをやりとりするための共有メモリを設け、
前記本体装置および前記ネットワーク通信手段はそれぞれ省エネルギー機能を備え、独立して省エネルギー状態への移行動作を行う一方、
前記本体装置は、前記共有メモリへ省エネルギー状態になっているか否かをあらわす第1のフラグ情報を保存するとともに、前記ネットワーク通信手段は、前記共有メモリへ省エネルギー状態になっているか否かをあらわす第2のフラグ情報を保存し、前記本体装置は、前記第2のフラグ情報に基づいて、前記ネットワーク通信手段が省エネルギー状態になっているか否かを判断し、前記ネットワーク通信手段は、前記第1のフラグ情報に基づいて、前記本体装置が省エネルギー状態になっているか否かを判断するとともに、
前記本体装置は、省エネルギー状態から省エネルギー解除状態に移行するとき、前記ネットワーク通信手段が省エネルギー状態であれば、当該ネットワーク通信手段を省エネルギー状態から通常電源状態へ復帰させる復帰命令を前記ネットワーク通信手段へ発行し、前記ネットワーク通信手段は、省エネルギー状態から省エネルギー解除状態に移行するとき、前記本体装置が省エネルギー状態であれば、当該本体装置の省エネルギー状態を解除させる解除命令を前記本体装置へ発行することを特徴とする通信端末装置。 - 前記ネットワーク通信手段は、前記本体装置から電源が供給されることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
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