JP2003309690A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2003309690A
JP2003309690A JP2002113138A JP2002113138A JP2003309690A JP 2003309690 A JP2003309690 A JP 2003309690A JP 2002113138 A JP2002113138 A JP 2002113138A JP 2002113138 A JP2002113138 A JP 2002113138A JP 2003309690 A JP2003309690 A JP 2003309690A
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JP2002113138A
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一斉同報通信機能の使い勝手を向上できる通
信装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 他のグループ3ファクシミリ装置より中
継転送依頼されたときにも、一斉同報処理を行うように
しているので、通信時間を短縮することができるという
効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重通信機能を備
えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置等の通信装置で
は、オプション設定で一つの装置内に複数回線収容する
ことが可能になっている。このように複数回線を収容し
た通信装置では、複数の宛先に対して、同一の送信デー
タ(送信画情報)を一斉に送信する一斉同報通信機能を
備えたものがある。
【0003】この一斉同報通信機能を使用することで、
多くの宛先に対して、同一の送信画情報を短時間で送信
することができ、ネットワーク等を構成する場合に非常
に便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに一斉同報通信機能を備えたファクシミリ装置では、
従来、一斉同報通信の対象とすることができるものが、
自端末でローカルに読み取った画情報に制限されてお
り、不便であった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、一斉同報通信機能の使い勝手を向上できる通
信装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多重通信機能
を備えた通信装置において、データ受信時に複数の転送
先が指定された場合、受信データを一旦保存し、上記多
重通信機能を用いて、その保存した受信データを一斉同
報通信するようにしたものである。
【0007】また、多重通信機能を備えた通信装置にお
いて、送信待機中の送信ジョブについて、送信宛先が編
集された複数になった場合、当該送信ジョブにかかる送
信データを、上記多重通信機能を用いて一斉同報通信す
るようにしたものである。
【0008】また、多重通信機能を備えた通信装置にお
いて、ポーリング受信要求が複数宛先について同時に設
定されている場合、上記多重通信機能を用いて上記複数
の宛先へ同時に発呼し、それぞれの宛先についてポーリ
ング受信動作を行うようにしたものである。
【0009】また、多重通信機能を備えた通信装置にお
いて、上記多重通信機能を用いて一斉同報通信を行って
いるとき、それぞれの同報宛先について、送信待機中の
送信ジョブが設定されている場合、その設定されている
送信ジョブにかかる送信データを、同一の呼設定中に、
連続して送信するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。
【0012】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANには、複数のワークステーション装置WS1〜
WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワーク
ファクシミリ装置FXが接続されているとともに、ルー
タ装置RTを介してインターネットへ接続されている。
したがって、ワークステーション装置WS1〜WSn、
メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシ
ミリ装置FXは、インターネットを介し、他の適宜な端
末装置との間でデータをやりとりすることができる。
【0013】ここで、メールサーバ装置SMは、ローカ
ルエリアネットワークLANに接続されているワークス
テーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、およ
び、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに
対して、周知の電子メールの収集および配布のサービス
を提供するものである。
【0014】また、ローカルエリアネットワークLAN
は、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続
され、それにより、ワークステーション装置WS1〜W
Sn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXは、他のローカルエリアネットワー
ク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデー
タのやりとりが可能である。
【0015】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力す
るファクシミリアプリケーションソフトウェア、およ
び、ローカルエリアネットワークLANを介して種々の
データのやりとりを行うための種々のソフトウェアなど
の種々のプログラムが導入されており、特定のユーザに
より使用されるものである。ここで、特定のユーザは、
一人または複数人のユーザであってよい。
【0016】また、ネットワークファクシミリ装置FX
は、2つのアナログ公衆回線網PSTNを収容している
とともに、画情報や各種レポートなどを電子メールとし
てやりとりするための電子メール処理機能、および、ア
ナログ公衆回線網PSTNに接続し、この公衆網を伝送
路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による
画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0017】図2は、ネットワークファクシミリ装置F
Xの構成例を示している。
【0018】同図において、システム制御部1は、この
ネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御
処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構
成するものであり、パラメータメモリ3は、このネット
ワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶
するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を
出力するものである。
【0019】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0020】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0021】通信ユニット10,11は、それぞれアナ
ログ公衆回線網PSTNを収容するとともに、グループ
3ファクシミリ通信を行うためのものである。このよう
に本実施例では、2つの通信ユニット10,11を備え
ているため、2つの回線を同時に使用した一斉同報通信
を行うことができる。
【0022】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このネットワークファクシミリ装置F
XをローカルエリアネットワークLANに接続するため
のものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部
13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、
他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりす
るための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理
を実行するためのものである。
【0023】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、通信ユニット10,11、および、ロー
カルエリアネットワーク伝送制御部13は、内部バス1
4に接続されており、これらの各要素間でのデータのや
りとりは、主としてこの内部バス14を介して行われて
いる。
【0024】図3は、通信ユニット10,11の構成の
一例を示している。
【0025】同図において、グループ3ファクシミリ通
信制御部21は、アナログ公衆回線網PSTNを用い
て、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順を行い、フ
ァクシミリ通信を実現するためのものである。
【0026】グループ3ファクシミリモデム22は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0027】また、網制御装置23は、この通信ユニッ
ト10,11をアナログ公衆回線網PSTNに接続する
ためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0028】ここで、本実施例において、基本的には、
ローカルエリアネットワークLANに接続されている端
末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/I
Pと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコ
ルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み
合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行わ
れる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位
レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)と
いう通信プロトコルが適用される。
【0029】また、各端末がメールサーバ装置SMに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP
(Post Office Protocol)などを
適用することができる。
【0030】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETFから発
行されているRFC文書により規定されている。例え
ば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SM
TPはRFC821、電子メールの形式は、RFC82
2,RFC1521,RFC1522(MIME(Mu
lti PurposeMail Extensio
n)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0031】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、読み取った原稿画像を公衆網PSTNを介して他
のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエ
リアネットワークLAN(さらには、インターネット)
を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユー
ザや他のネットワークファクシミリ装置FXへ送信する
とともに、アナログ公衆回線網PSTNを介して他のグ
ループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、その
ときに指定されたサブアドレスに対応したメールアドレ
スに対して電子メールを用いて転送、あるいは、サブア
ドレスに対応した電話番号へ発呼してファクシミリ通信
により転送したり(中継転送機能)、あるいは、ローカ
ルエリアネットワークLANのワークステーションWS
より(電子メールで)受信した画情報を、指定された公
衆網PSTNのグループ3ファクシミリ装置へ転送する
転送サービス機能等を備えている。
【0032】また、送信時、同一の送信ジョブ(中継転
送にかかる送信ジョブを含む)に複数の宛先が指定され
ている場合、可能な場合には、2つの通信ユニット1
0,11を同時に使用した一斉同報通信を行うようにし
ている。
【0033】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。
【0034】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法(例えば、
Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビッ
トのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をMIME形式という。
【0035】また、本実施例では、ネットワークファク
シミリ装置FXは、おのおのの画情報の送信動作につい
て1つの送信ジョブを設定する。そして、その送信ジョ
ブを実行するために、図4(a)に示すようなジョブフ
ァイルを作成する。
【0036】このジョブファイルは、それぞれのジョブ
ファイルを識別するためのジョブファイルID、その送
信ジョブについて対象となる画情報の種別をあらわすフ
ァイル種別、宛先情報を保存している宛先ファイル(後
述)の宛先ファイルIDをあらわす先頭宛先ファイルI
D、対象となる画情報の画像蓄積装置9における記憶領
域を保存した画情報ファイルテーブル、および、列信機
能により送信する他の送信ジョブのジョブファイルID
の各項目を有する。
【0037】ここで、ファイル種別としては、画像蓄積
装置9に蓄積した画情報を送信する「メモリ送信」、画
像蓄積装置9に蓄積した画情報を転送する「メモリ転
送」、中継結果を通知する画情報を送信する「中継受信
後の送信」、電子メールにより画情報を受信したその受
信結果を通知する「メール受信後の送信」、ワークステ
ーション装置WSから指定された送信動作である「PC
からの依頼送信」、および、Fコードで指定されたボッ
クスに保存されている画情報を指定された送信宛先へ送
信する「Fコードバック送信」などがある。
【0038】また、列信機能による送信が設定されてい
ない場合には、次ジョブファイルIDには、データがな
い旨をあらわす特定の値がセットされる。
【0039】また、宛先ファイルは、図4(b)に示す
ように、当該宛先ファイルを識別するための宛先ファイ
ルID、次の宛先に指定されている宛先を示す次宛先フ
ァイルID、この宛先ファイルを参照するジョブファイ
ルのIDがセットされる親ジョブファイルID、宛先種
別に応じて電話番号(ファクシミリ番号)またはメール
アドレスのいずれかがセットされる宛先情報、および、
使用する回線が通信ユニット10,11のいずれである
かを指定するための使用回線の各項目を有する。
【0040】ここで、その宛先ファイルが最終の宛先を
保存するものである場合には、次宛先ファイルIDとし
て、データがない旨をあらわす特定の値がセットされ
る。
【0041】また、画情報ファイルテーブルは、図4
(c)に示すように、画像蓄積装置9における1ページ
分の画情報の蓄積領域をあらわす画情報領域情報を、ペ
ージ順序に保存してなる。
【0042】さて、本実施例では、2つの通信ユニット
10,11を同時に使用した一斉同報通信を行う。その
一斉同報通信の対象となるジョブのファイル種別は、自
端末のスキャナ5を用いて読み取って得た画情報を送信
する「メモリ送信」のみならず、例えば、「メモリ転
送」、「中継受信後の送信」、「メール受信後の送
信」、「PCからの依頼送信」、および、「Fコードバ
ック送信」を含む。
【0043】図5は、いずれかの通信ユニット10,1
1が着信検出したときの処理の一例を示している。
【0044】着信検出すると(処理101)、着信応答
し(処理102)、所定の伝送前手順を行って、相手端
末との間で伝送機能等の交渉および設定を行う(処理1
03)。
【0045】この伝送前手順において、相手端末より中
継転送が指示されたかどうかを調べ(判断104)、判
断104の結果がNOになるときには、所定の画情報受
信動作を行い(処理105)、回線を復旧して(処理1
06)、そのときの着信時の動作を終了する。
【0046】また、相手端末より中継転送が指示された
場合で、判断104の結果がYESになるときには、指
定された転送先を認識し(処理107)、各転送先につ
いて上述した宛先ファイルを作成し(処理108)、所
定の受信手順を実行して画情報を受信するとともに、そ
の受信した画情報を画像蓄積装置9に蓄積する(処理1
09)。このとき、上述したジョブファイルも作成す
る。
【0047】そして、画情報の受信を終了すると、回線
を復旧して(処理110)、ジョブファイルのジョブフ
ァイルIDを指定した状態で、転送処理を起動する(処
理111)。
【0048】転送処理の一例を図6に示す。
【0049】まず、指定されたジョブファイルIDのジ
ョブファイルを取得して、ファイル種別を判定し(処理
201)、そのファイル種別の内容が、上述した一斉同
報可能なファイル種別に含まれているかどうかを調べる
(判断202)。
【0050】判断202の結果がYESになるときに
は、そのジョブファイルに関連づけて保存されている宛
先ファイルの宛先情報が、全てファクシミリ番号である
かどうかを調べる(判断202)。そして、判断202
の結果がYESになるときには、そのときのジョブファ
イルのジョブファイルIDを指定した状態で、一斉同報
処理を起動する(処理203)。
【0051】一方、判断202の結果がNOになるとき
には、宛先ファイルの宛先情報が、全てメールアドレス
であるかどうかを調べる(判断204)。そして、判断
204の結果がYESになるときには、そのときのジョ
ブファイルのジョブファイルIDを指定した状態で、電
子メール送信処理を起動する(処理205)。
【0052】また、判断204の結果がNOになるとき
には、宛先として、ファクシミリ番号とメールアドレス
が混在している場合である。そこで、この場合には、そ
のときのジョブファイルのジョブファイルIDを指定し
た状態で、一斉同報処理を起動するとともに(処理20
6)、そのときのジョブファイルのジョブファイルID
を指定した状態で、電子メール送信処理を起動する(処
理207)。
【0053】一斉同報処理の一例を図7に示す。
【0054】まず、指定されたジョブファイルIDのジ
ョブファイルを読み出して、宛先ファイルを1つ選択し
(処理301)、その宛先情報がファクシミリ番号であ
るかどうかを調べる(判断302)。判断302の結果
がYESになるときには、通信ユニット10,11のい
ずれかが未使用になるまで待つ(判断303,304の
NOループ)。
【0055】通信ユニット10が未使用状態になってお
り、判断303の結果がYESになるときには、リソー
スとして通信ユニット10を獲得し、そのときに選択し
ている宛先ファイルの使用回線の内容に通信ユニット1
0をセットする(処理305)。
【0056】次いで、宛先ファイルと送信モード(この
場合は、通常送信モードか、ポーリング受信モードのい
ずれか)をしていした状態で、送信処理を起動する(処
理306)。そして、全ての宛先ファイルについて処理
を終了したかどうかを調べ(判断307)、判断307
の結果がNOになるときには、処理301へ戻り、次の
宛先ファイルについて処理を行う。
【0057】また、通信ユニット11が未使用状態にな
っており、判断304の結果がYESになるときには、
リソースとして通信ユニット11を獲得し、そのときに
選択している宛先ファイルの使用回線の内容に通信ユニ
ット11をセットする(処理308)。
【0058】次いで、宛先ファイルと送信モード(この
場合は、通常送信モードか、ポーリング受信モードのい
ずれか)をしていした状態で、送信処理を起動する(処
理309)。そして、判断307へ移行し、それ以降の
処理を行う。
【0059】また、全ての宛先ファイルについて処理を
終了した場合で、判断307の結果がYESになるとき
には、このときの一斉同報処理を終了する。
【0060】発呼時処理の一例を図8および図9に示
す。
【0061】まず、指定された宛先ファイルを取得し
(処理401)、指定された通信ユニット10,11を
用いて、宛先へ発呼する(処理402)。次いで、その
ときの送信モードがポーリング受信であるかどうかを調
べ(判断403)、通常送信モードの場合で判断403
の結果がNOになるときには、所定の伝送前手順処理を
行って、相手端末との間で伝送機能等を交渉および設定
する(処理404)。
【0062】次に、宛先ファイルの親ジョブファイルI
Dのジョブファイルを取得し、そのジョブファイルを起
点として、その時点で送信対象となっているジョブファ
イルの画情報ファイルテーブルを選択する(処理40
6;列信送信が発生する場合があるから)。
【0063】そして、選択した画情報ファイルテーブル
より送信ページを選択し(処理406)、選択したペー
ジの画情報を画像蓄積装置9より読み出して宛先へ送信
する(処理407)。
【0064】1ページ分の画情報送信を終了すると、次
のページがあるかどうかを調べ(判断408)、判断4
08の結果がYESになるときには、伝送後信号として
信号MPSを送出し(処理409)、相手端末より応答
信号を受信すると(処理410)、処理406へ戻り、
残りのページの送信を行う。
【0065】また、1つのジョブファイルについて全て
の画情報ページの送信を終了した場合で、判断408の
結果がNOになるときには、そのときに選択しているジ
ョブファイルの次ジョブファイルIDに有効なデータが
保存されており、列信機能による送信を行う場合である
かどうかを調べる(判断411)。
【0066】判断411の結果がYESになるときに
は、次のジョブファイルを取得して、その宛先ファイル
に、そのときの送信対象となっている宛先のファクシミ
リ番号が含まれているかどうかを調べる(判断41
2)。
【0067】判断412の結果がYESになるときに
は、次に送信する画情報ファイルテーブルを選択し(処
理413)、処理406へ移行し、次のジョブファイル
の画情報の各ページを送信する。
【0068】また、列信機能による送信動作を含めて、
全てのページの送信が終了した場合で、判断411の結
果がNOになる場合、および、判断412の結果がNO
になる場合には、伝送後信号として信号EOPを送出し
(処理414)、相手端末より応答信号を受信すると
(処理415)、回線を復旧し(処理416)、そのと
きに使用した通信ユニット10,11を未使用状態に設
定した後に(処理417)、この発呼時処理(送信処
理)を終了する。
【0069】一方、ポーリング受信モードが指定されて
いる場合で、判断403の結果がYESになるときに
は、所定のポーリング受信モードの伝送前手順処理を行
い(処理420)、相手端末より画情報を受信し(処理
421)、画情報受信が終了すると、回線を復旧し(処
理422)、そのときに使用した通信ユニット10,1
1を未使用状態に設定した後に(処理423)、この発
呼時処理を終了する。
【0070】列信機能により送信する送信ファイルを追
加する際に行う処理の一例を図10に示す。この処理
は、図8,9に示した発呼時処理の送信動作の実行中に
行われるものである。
【0071】まず、そのときに待機中になっている送信
ジョブが発生しているかどうかを調べる(判断501の
NOループ)。待機中の送信ジョブがある場合で、判断
501の結果がYESになるときには、その待機中の送
信ジョブを1つ選択し(処理502)、そのときに送信
中の相手端末と同一のファクシミリ番号であるかどうか
を調べ(判断503)、判断503の結果がYESにな
るときは、送信中と同一ファイル属性であるかどうかを
調べる(判断504)。
【0072】判断504の結果がYESになるときに
は、送信中のジョブファイルの次ジョブファイルIDの
リンクの一番最後に、そのときに選択した送信ジョブの
ジョブファイルIDを追加する(処理505)。
【0073】次に、送信終了するまでの間に別の待機中
の送信ジョブが発生しているかどうかを調べ(判断50
6,507のNOウープ)、別の待機中の送信ジョブが
発生した場合で、判断507の結果がYESになると、
処理502へ戻り、発生した送信ジョブを列信機能を適
用するファイルとして登録する。
【0074】また、判断506の結果がYESになると
きには、この処理を終了する。また、判断503の結果
がNOになるとき、および、判断504の結果がNOに
なるときには、判断506へ移行し、それ以降の処理を
実行する。
【0075】図11は、電子メール送信処理の一例を示
している。
【0076】まず、指定されたジョブファイルIDのジ
ョブファイルを取得して、その宛先ファイルのリンクか
ら登録されているメールアドレスを全て取得し(処理6
01)、その取得した全てのメールアドレスを宛先にセ
ットするとともに、他のフィールドに適切な内容をセッ
トした電子メールのヘッダ情報を作成する(処理60
2)。
【0077】次に、ジョブファイルの画情報ファイルテ
ーブルを参照して、それぞれのページの画情報を読み出
し、所定のMIME処理等を適用して電子メールの本文
情報を作成する(処理603)。
【0078】そして、処理602で作成したヘッダ情報
と、処理603で作成した本文情報からなる電子メール
をメールサーバ装置SMへ送信して(処理604)、こ
の処理を終了する。
【0079】図12は、ポーリング受信設定時の処理の
一例を示している。
【0080】ユーザがポーリング受信設定操作を行うと
(処理701)、ポーリング受信を要求する1つ以上の
宛先を操作入力させる(処理702)。そして、この宛
先の操作入力で、複数の宛先が操作入力されたかどうか
を調べ(判断703)、判断703の結果がYESにな
るときには、複数の宛先情報(ファクシミリ番号)とポ
ーリング受信モードを指定した状態で一斉同報処理を起
動し(処理704)、このときの処理を終了する。
【0081】また、宛先の操作入力で、1つの宛先のみ
が操作入力された場合で、判断703の結果がNOにな
るときには、宛先を指定した状態でポーリング受信処理
を起動し(処理705)、このときの処理を終了する。
【0082】このようにして、本実施例では、他のグル
ープ3ファクシミリ装置より中継転送依頼されたときに
も、一斉同報処理を行うようにしているので、通信時間
を短縮することができる。
【0083】また、他の蓄積ファイルのファイル種別で
あっても、一斉同報通信機能を適用した通信を行う場合
があるので、このネットワークファクシミリ装置FXが
ファクシミリ通信を行うために占有される時間をより短
縮することができる。
【0084】また、本実施例では、複数のポーリング受
信が同時に設定された場合、一斉同報通信機能と同様
に、2つの通信ユニット10,11を用いたポーリング
受信動作を行うことができるので、ポーリング受信動作
に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0085】ところで、ユーザがネットワークファクシ
ミリ装置FXを用いてメモリ送信を行う場合、後から宛
先を追加したいという要求を生じることがある。その場
合、例えば、ユーザは送信待機中のジョブファイルを呼
び出し、そのジョブファイルの宛先ファイルとして、追
加を希望する宛先を追加することができるようにする。
【0086】また、その結果、送信待機中のジョブファ
イルが一斉同報通信の対象となるので、2つの通信ユニ
ット10,11を同時に使用した一斉同報通信が行われ
る可能性が発生し、ユーザが指定した送信動作をより迅
速に終了することができることとなる。
【0087】図13は、ユーザがメモリ送信を設定する
際に、ネットワークファクシミリ装置FXが行う処理の
一例を示している。
【0088】まず、ユーザは、送信原稿をスキャナ5に
セットし(処理801)、1つ以上の宛先を操作入力し
(処理802)、スタートキーを押し下げて送信開始を
指令する(判断803の結果がYES)。
【0089】それにより、スキャナ5により1ページ分
の送信原稿画像を読み取り(処理804)、それによっ
て得た1ページ分の画像データを符号化複号化部8で符
号化圧縮し、それによって得た1ページ分の画情報を画
像蓄積装置9に蓄積する(処理805)。
【0090】1ページ分の原稿読取、符号化、蓄積を終
了すると、次ページの送信原稿がスキャナ5にセットさ
れているかどうかを調べ(判断806)、判断806の
結果がYESになるときには、処理804へ戻り、次の
送信原稿の読み取り動作を行う。
【0091】また、全てのページの読み取り動作を終了
した場合で、判断806の結果がNOになるときには、
ジョブファイルおよび宛先ファイルを作成し(処理80
7)、このときの処理を終了する。
【0092】図14は、ユーザが送信待機中のジョブフ
ァイルに宛先を追加する際の処理の一例を示している。
【0093】まず、そのときに蓄積されている全ての送
信待機中のジョブファイルを読み出し(処理901)、
ユーザに対して、所定の送信待機ファイルの選択操作を
行わせる(処理902)。
【0094】次いで、ユーザが指定した送信待機中のジ
ョブファイルを読み出し、任意の編集作業を行わせる。
この編集作業には、宛先の追加やファイル種別の変更な
どが含まれる(処理903)。
【0095】処理903の編集作業が終了すると、この
ときに宛先の追加がされたかどうかを調べ(判断90
4)、判断904の結果がYESになるときには、一斉
同報処理を起動して(処理905)、このときの処理を
終了する。また、判断904の結果がNOになるときに
は、その時点で、このときの処理を終了する。
【0096】なお、上述した実施例では、アナログ公衆
回線網PSTNを用いて通信する通信ユニットを2つ
と、ローカルエリアネットワークLANを介して通信す
るための通信手段を備えた場合について説明したが、ア
ナログ公衆回線網PSTNを用いて通信する通信ユニッ
トと、デジタル公衆回線網ISDNを用いて通信するユ
ニットを備えた場合についても、本発明を同様にして適
用することができる。また、通信ユニットの装備数が2
以上の場合についても本発明を同様にして適用すること
ができる。
【0097】また、上述した実施例では、通信装置とし
てネットワークファクシミリ装置について本発明を適用
した場合について説明したが、それ以外の同様な通信機
能を備えた通信装置についても、本発明を同様にして適
用することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他のグループ3ファクシミリ装置より中継転送依頼され
たときにも、一斉同報処理を行うようにしているので、
通信時間を短縮することができるという効果を得る。
【0099】また、他の蓄積ファイルのファイル種別で
あっても、一斉同報通信機能を適用した通信を行う場合
があるので、通信装置の通信に占有される時間をより短
縮することができるという効果も得る。
【0100】また、複数のポーリング受信が同時に設定
された場合、一斉同報通信機能と同様に、複数の通信ユ
ニットを用いたポーリング受信動作を行うことができる
ので、ポーリング受信動作に要する時間を大幅に短縮す
ることができるという効果も得る。
【0101】また、送信待機中のジョブファイルに宛先
を追加した場合、一斉同報通信機能を用いて送信動作を
行っているので、通信装置の通信に占有される時間をよ
り短縮することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を
示したブロック図。
【図3】通信ユニット10,11の構成の一例を示した
ブロック図。
【図4】ジョブファイル、宛先ファイル、および、画情
報ファイルテーブルの一例を示した概略図。
【図5】いずれかの通信ユニット10,11が着信検出
したときの処理の一例を示したフローチャート。
【図6】転送処理の一例を示したフローチャート。
【図7】一斉同報処理の一例を示したフローチャート。
【図8】発呼時処理の一例を示したフローチャート。
【図9】発呼時処理の一例を示したフローチャート(続
き)。
【図10】列信機能により送信する送信ファイルを追加
する際に行う処理の一例を示したフローチャート。
【図11】電子メール送信処理の一例を示したフローチ
ャート。
【図12】ポーリング受信設定時の処理の一例を示した
フローチャート。
【図13】ユーザがメモリ送信を設定する際に、ネット
ワークファクシミリ装置FXが行う処理の一例を示した
フローチャート。
【図14】ユーザが送信待機中のジョブファイルに宛先
を追加する際の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置 1 システム制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 10,11 通信ユニット 21 グループ3ファクシミリ通信制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重通信機能を備えた通信装置におい
    て、 データ受信時に複数の転送先が指定された場合、受信デ
    ータを一旦保存し、上記多重通信機能を用いて、その保
    存した受信データを一斉同報通信することを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】 多重通信機能を備えた通信装置におい
    て、 送信待機中の送信ジョブについて、送信宛先が編集され
    た複数になった場合、当該送信ジョブにかかる送信デー
    タを、上記多重通信機能を用いて一斉同報通信すること
    を特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 多重通信機能を備えた通信装置におい
    て、 ポーリング受信要求が複数宛先について同時に設定され
    ている場合、上記多重通信機能を用いて上記複数の宛先
    へ同時に発呼し、それぞれの宛先についてポーリング受
    信動作を行うことを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 多重通信機能を備えた通信装置におい
    て、 上記多重通信機能を用いて一斉同報通信を行っていると
    き、それぞれの同報宛先について、送信待機中の送信ジ
    ョブが設定されている場合、その設定されている送信ジ
    ョブにかかる送信データを、同一の呼設定中に、連続し
    て送信することを特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303488A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Casio Comput Co Ltd ファクス文書転送装置およびプログラム
JP2008193494A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Sharp Corp データ転送システム

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