JP4179328B2 - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫に新温度帯冷凍室もしくは切替え室の一温度帯に新温度帯冷凍室を設けた冷凍冷蔵庫および使いやすい少スペースでコンパクトな使い勝手の良い冷凍冷蔵庫に関するものである。
冷凍冷蔵庫は、外箱と内箱の間に断熱材を発泡充填して形成される庫内を複数の温度帯で区切って各食品の温度に適した複数の貯蔵室を設けている。従来、図26に示したように、上段に冷凍室200、中段に冷蔵室100、下段に野菜室500を設けたトップフリーザー形態が主流であったが、近年冷凍冷蔵庫のレイアウトが変化している。例えば、図27は特開平5−223431号に示されたような上段が開閉ドアを備えた冷蔵室100、中段に2段に分かれて配置される引出ドアを備えた冷凍室200、250、下段に引出ドアを備えた野菜室500を配置したミッドフリーザー形態であり、図28は特開平9−113111号に示された、上段が開閉ドアを備えた冷蔵室100、中段に引出ドアを備えた野菜室500、下段に2段に分かれて配置される引出ドアを備えた冷凍室200,250を配置したまんなか野菜形態である。さらに、図29は特願平11−080666666に示された上段に開閉ドアを備えた冷蔵室100、中段を左右に分割し、引出ドアを備えた貯氷室600と切替え室330を並べ、その下に引出ドアを備えた野菜室500、最下段に引出ドアを備えた冷凍室200を配置したセレクト形態など、多種多様なレイアウトが提案されている。
これらの冷蔵庫の形態の多様化は、ユーザーがどの食品を中心に使うかのライフスタイルの違いに対応したものである。従来のトップフリーザー形態は、元々冷気は暖気より重く、上方から下方に自然対流することから、最も温度の低い冷凍室を上方に配置することが効率が良いと言う技術的背景に基づく形態であった。これに対し、ユーザーの使用頻度の最も多い冷蔵室を上方に配置したのが近年の冷蔵庫の形態である。ユーザーは背中を曲げることなく、冷蔵室の扉を開けて食品を出し入れすることができ、また目の前にあるため食品がどこに収納しているか捜す時間も短縮できる。
市場に多種多様に供給される冷凍食品類、あるいは共働きの家庭の増加に伴う食品のまとめ買いによる冷凍保存の必要性の高まりに伴い、冷蔵室の下段の使いやすい高さに引出扉を備えた冷凍室を配置したのがミッドフリーザー形態である。逆に、ミッドフリーザー形態では最下段になる野菜室の使用頻度の高いユーザーには、まんなか野菜形態が適している。両形態とも冷蔵室についで使用頻度の高い食品を、ユーザーが腰をかがめることなく取出せる高さに収納したことが特徴となっている。当然のことながら一長一短があり、まんなか野菜形態では冷凍室内に収納している氷の取出しやすさを損なうことになる。
これに対し、冷凍室の一部である貯氷室を冷蔵室と野菜室の間に配置し、貯氷室の幅が冷蔵庫全幅必要ないことから貯氷室の横に独立の引出扉を有する切替え室を設けたのがセレクト形態である。腰をかがめずに食品の出し入れが出来る高さに、冷蔵室、貯氷室、野菜室を備え、更にユーザーの必要に応じて温度設定できる切替え室をも配置したことにより、ユーザーの食品の使用頻度の違いに対応出来る冷蔵庫の形態となっている。
ここまでは、冷蔵庫の形態について述べたが、次に食品の保存温度帯について述べる。図30は、例えば特願平11−080666に示された冷蔵庫の形態及び風路を表した透視図である。図において、1は冷蔵庫本体、100は冷蔵室、600は貯氷室、330は切替え室、500は野菜室、200は冷凍室である。また、700は冷蔵室100内に配置された氷温室である。
野菜室500と冷凍室200の後方に収納された冷却器4により冷却された冷気は、冷却器4上方に配置された庫内送風機5により各室へと送風される。貯氷室600と冷凍室200には、庫内送風機5から直接冷気を送風し、冷蔵室100については冷蔵室後方に配置された冷蔵室用冷気供給量調節器6Xを介して冷気を送風し、切替え室330についても切替え室後方に配置された切り替え室用冷気供給量調節器6Yを介して冷気を送風している。また、野菜室500については、冷蔵室100を冷却した冷気の戻りを野菜室500内に循環させた後、冷却器4に戻す風路構造をとることで、冷却を行っている。
各貯蔵室の温度帯は例えば、冷凍室及び貯氷室が−18℃〜−20℃、冷蔵室は3℃〜5℃、氷温室(チルド室またはパーシャル室)は0℃〜−3℃、野菜室は3℃〜7℃に設定されており、主に食品の保存期間と種類を考慮して温度帯が決められている。切替え室はその各温度が設定可能となっている。特に、氷温室は冷蔵室や野菜室に比べ保存期間が長く約1週間の保存が可能となる。さらに冷凍室においては凍結させることにより約1ヶ月程度の長期保存も可能となる。
また、近年、二人世帯以下の増加や少子化傾向に伴う女性の就業割合が増加してきており、家事労働のさらなる軽減が望まれていることからも、前記氷温室や冷凍室の使用頻度が高まっている。
しかしながら、例えば氷温室においてはその温度帯が0℃〜−3℃であり、その温度は食品中の水分が凍り始める温度で物質の変化が起きやすく不安定な状態の最大氷結晶生成帯である−1℃〜−5℃に含まれる可能性が十分にあることを考えると長期的な食品保存に対して適切な温度とは言えない。
また、前記のように女性の就業率が増加したことにより週末のまとめ買いの割合も増えてきている。このような場合、例えば肉や魚を1週間分購入することが十分考えられるが、急な予定変更や使う量の変更等により使い切る予定であった肉や魚が1週間では使いきれない場合が往々にして出てくる。このような時、氷温室での1週間保存では十分でなく、安全を考慮して冷凍室へ食品を収納することが多くなる。
一方、冷凍室では食品を凍結させることで前記氷温室よりも十分長い保存期間を有することができるが、−18℃まで温度を下げることにより、食品の水分を完全に凍結させてしまうため、食品の表面を傷めてしまったり味が落ちてしまう場合もある。
さらに、食品を完全に凍結させるため、調理時に解凍をすることが必要となる。
この場合、自然解凍もしくは電子レンジ等により解凍を行うことが多いが、自然解凍の場合1時間以上の時間が必要となる場合も多く、解凍に非常に手間がかかる。また、電子レンジによる解凍においては時間は早いものの食品表面から徐々に解凍していくため、食品の中央が解凍するころには表面に熱が加わり過ぎて失敗するケースもよくある。また、このように解凍する場合、食品を凍結させる前に次に使う分を小分けしておかないと凍結させてからでは堅くて小分けできないためすべてを一度解凍する必要がある。
このように、使わない分を一旦解凍して再度凍結させるような手順を繰り返すことにより食品の鮮度が劣化するのはもちろんのこと、解凍や調理に非常に手間がかかり、家事労働の軽減に対しては相反することになってしまう。
そこで、氷温室よりも食品の保存期間が長く、食品の劣化が少なく保存ができるような新温度帯冷凍の温度設定を切替え室330に持たせている。
特開平5−223431号公報 特願平11−080666号公報
新温度帯冷凍室は上記のように、ユーザーの家事効率化に大きく貢献する機能ではあるが、従来の冷凍室の機能をすべて満足するものではない。例えば、新温度帯冷凍室の温度(−7℃)では製氷速度が著しく遅くなるため、貯氷室においては従来の冷凍温度(−18℃)が必要とされること、その他の食品においても冷凍食品やアイスクリームは冷凍保存(−18℃)によって品質を維持することが必要とされること、が挙げられる。また、食品の1ヶ月などの長期保存には冷凍温度帯がふさわしいことは前述の通りである。
このため従来の冷蔵庫では、冷凍室、貯氷室とは独立の切替室でしかも貯氷室の横で冷蔵庫本体に対して全幅を有しない構成のもののみに新温度帯冷凍室が設定されていた。従って新温度帯冷凍室の機能を持つ冷蔵庫は、5ドアの構成が主となり、350リットル以上の大容量の高価格機種に限られていた。また、従来の冷蔵庫では冷却器、冷気供給量調節器が大きく必要であり冷蔵庫内の容量が大きくできなかった。逆に冷蔵庫内の容量を大きくとると設置スペースが広く必要となり台所の狭い家庭では設置することができなかった。また、従来の中・小形冷蔵庫では、各貯蔵室の温度帯を変更することができないので使い勝手が悪かった。
この発明は前記のような問題点を解決するためになされたもので、新婚、あるいはシルバー層などの小人数世帯に対応した350リットル以下の中・小形形機種に、収納量の大きい新温度帯冷凍室の機能を付与することを目的とする。また設置スペースの小さい使い勝手の良い、ユーザーの家事効率化に貢献する冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。また、信頼性の高い冷凍冷蔵庫を得ることを目的とする。また、信頼性の高い冷蔵庫の冷気循環方法を提供することを目的とする。
この発明の第一の発明に係わる冷凍冷蔵庫は、上部に冷蔵室、下部に冷凍室を配置する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室と前記冷凍室との間に、約−7℃で肉・魚類等を解凍せずに包丁や人間の手で小分けできる程度に切断可能な凍結状態で凍結保存することができる最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室と、冷却器の縦軸中心に対して側方に設けられた冷蔵室戻り風路と、前記冷却器の縦軸中心に対して前記冷蔵室戻り風路とは反対側に設けられた新温度帯冷凍室戻り風路と、前記冷蔵室戻り風路の出口と前記新温度帯冷凍室戻り風路の出口位置よりも前記冷却器の縦軸中心に対して外側から前記冷却器に吸い込ませるように設けられた冷凍室戻り風路と、を備え、前記冷却器の中心部から着霜を成長させるようにしたものである。
また、この発明の第二の発明に係わる冷凍冷蔵庫は、新温度帯冷凍室を冷凍温度帯から野菜室温度帯に切り替え可能な切替室とし、前記切替室の戻り冷気を前記冷却器の縦軸中心に対して中心近傍から前記冷却器に吸い込ませるようにしたものである。
また、この発明の第三の発明に係わる冷凍冷蔵庫は、圧縮機を有する機械室、冷蔵庫本体内を循環する冷気を冷却する冷却器、冷気を循環させる送風機、冷気を分配する冷気供給量調整器を冷蔵室より下方に配設し、前記冷蔵室の上方には冷蔵室用冷気吹き出し風路のみを設けたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、複数の貯蔵室のうち少なくとも1つの貯蔵室には側部を支持された開閉扉を有し前記開閉扉を有する貯蔵室内に温度帯の異なる収納ケースを配設し、前期収納ケースを独立に温度制御する専用の温度検出手段と冷気供給量調整器を配設し、前記収納ケースを冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度、ワイン保存室温度のうちの少なくとも1つと新温度帯冷凍室の少なくとも2つ以上に温度を切替え可能としたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、前記複数の貯蔵室のうち少なくとも1つの貯蔵室には側部を支持された開閉扉を有し、前記開閉扉を有する貯蔵室内に温度帯の異なる収納ケースを配設し、前記収納ケース周囲に断熱材を設けたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、開閉扉を有する貯蔵室内の下部にこの貯蔵室の温度帯とは異なる温度帯で冷却される収納ケースを配設し前記収納ケースの天面の棚および前記収納ケースの前面に断熱材を設けたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室を設け、前記新温度帯冷凍室の温度を前記新温度帯冷凍室に貯蔵した食品を解凍せずに分けられる温度としたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、設定温度帯に切替可能な切替室を設け、前記切替室を新温度帯温度、冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度またはワイン保存室温度の少なくとも一つに切替え可能な貯蔵室にしたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室内下方に設けられた前記冷蔵室内とは温度帯の異なる収納ケースの下方の冷蔵室床を構成する仕切壁面と前記収納ケース後方の冷蔵室冷却風路のカバー面の少なくとも一方に、冷蔵室の冷気戻り風路の吸込み口を設け、前記収納ケースの摺動レールを前記仕切壁面に設け、前記摺動レールの延長線上近傍には冷気戻り風路の吸込み口を設けないようにしたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室の温度設定を氷温設定に切り変え可能としたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室、新温度帯冷凍室もしくは切替室を設け、前記冷蔵室には側部が支持された開閉ドアを配設し、前記冷凍室および前記新温度帯冷凍室もしくは前記切替室には収納ケースとともに冷蔵庫本体に対して前後に移動可能な引出しドアを設けたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室内に設けられたランプカバーに少なくとも一つ以上の前記ランプカバー内への冷気吸い込み口と少なくとも一つ以上の前記ランプカバーからの冷気吹き出し口を設けたものである。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、前記新温度帯冷凍室を前記冷蔵庫に対してほぼ全幅を有したものである。
この発明の第一の発明に係わる冷凍冷蔵庫は、上部に冷蔵室、下部に冷凍室を配置する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室と前記冷凍室との間に、約−7℃で肉・魚類等を解凍せずに包丁や人間の手で小分けできる程度に切断可能な凍結状態で凍結保存することができる最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室と、冷却器の縦軸中心に対して側方に設けられた冷蔵室戻り風路と、前記冷却器の縦軸中心に対して前記冷蔵室戻り風路とは反対側に設けられた新温度帯冷凍室戻り風路と、前記冷蔵室戻り風路の出口と前記新温度帯冷凍室戻り風路の出口位置よりも前記冷却器の縦軸中心に対して外側から前記冷却器に吸い込ませるように設けられた冷凍室戻り風路と、を備え、前記冷却器の中心部から着霜を成長させるようにしたので、冷凍室に比べ湿度が高く着霜量の多い冷蔵室戻り冷気による冷却器への着霜を冷却器中心部から成長させることで、均一な着霜状態を得ることができ、着霜に対する冷却能力の低下を軽減できる。また、取り出してすぐに切断できると言うことが使い勝手上において家事労働時間低減の効果があり、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯の貯蔵量や貯蔵期間および調理の生活パターンに対応した使いやすい冷蔵庫を得ることができる。また、新温度帯冷凍室を備えているので、冷蔵室解凍や室温解凍では、それぞれ解凍時間が必要である為あらかじめ取り出しておくなど、手間と時間がかかるが、本発明の場合には取り出してすぐに食品の切断が可能であるため待ち時間としてはゼロである。
また、この発明の第二の発明に係わる冷凍冷蔵庫は、新温度帯冷凍室を冷凍温度帯から野菜室温度帯に切り替え可能な切替室とし、前記切替室の戻り冷気を前記冷却器の縦軸中心に対して中心近傍から前記冷却器に吸い込ませるようにしたので、使い勝手が良く、合理的に活用できる冷蔵庫を新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に提供することが出来る。また、冷凍室に比べ湿度が高く着霜量の多い新温度帯冷凍室の戻り冷気による冷却器への着霜を冷却器中心部から成長させることで、均一な着霜状態を得ることができ、着霜に対する冷却能力の低下を軽減できる。
また、この発明の第三の発明に係わる冷凍冷蔵庫は、圧縮機を有する機械室、冷蔵庫本体内を循環する冷気を冷却する冷却器、冷気を循環させる送風機、冷気を分配する冷気供給量調整器を冷蔵室より下方に配設し、前記冷蔵室の上方には冷蔵室用冷気吹き出し風路のみを設けたので、冷蔵室の奥行を広く使える、コンパクトで容量の大きな、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯において使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、複数の貯蔵室のうち少なくとも1つの貯蔵室には側部を支持された開閉扉を有し前記開閉扉を有する貯蔵室内に温度帯の異なる収納ケースを配設し、前期収納ケースを独立に温度制御する専用の温度検出手段と冷気供給量調整器を配設し、前記収納ケースを冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度、ワイン保存室温度のうちの少なくとも1つと新温度帯冷凍室の少なくとも2つ以上に温度を切替え可能としたので、引出式の切替え室の温度設定に加え、冷蔵室内の収納ケースの温度設定も自由に設定でき、ユーザーの食品収納の利便性が更に改善され、食品の収納に対し、自由に温度設定を選べる多様な使い方が出来る中形以下の冷蔵庫を提供できる。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、前記複数の貯蔵室のうち少なくとも1つの貯蔵室には側部を支持された開閉扉を有し、前記開閉扉を有する貯蔵室内に温度帯の異なる収納ケースを配設し、前記収納ケース周囲に断熱材を設けたので、収納ケース内の設定温度を確実に保持でき信頼性の高い冷凍冷蔵庫を得ることができる。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、開閉扉を有する貯蔵室内の下部にこの貯蔵室の温度帯とは異なる温度帯で冷却される収納ケースを配設し前記収納ケースの天面の棚および前記収納ケースの前面に断熱材を設けたので、収納ケース内と収納ケース外との温度差による収納ケースおよび棚への着露を防止することができる。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室を設け、前記新温度帯冷凍室の温度を前記新温度帯冷凍室に貯蔵した食品を解凍せずに分けられる温度としたので、新温度帯冷凍室を設け、新温度帯冷凍室の温度を新温度帯冷凍室に貯蔵した食品を解凍せずに分けられる温度としたので、冷蔵庫から取り出して直ぐに小分けが容易にできるという使いやすさ、家事効率化を新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に提供することが出来る。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、設定温度帯に切替可能な切替室を設け、前記切替室を新温度帯温度、冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度またはワイン保存室温度の少なくとも一つに切替え可能な貯蔵室にしたので、使い勝手が良く、合理的に活用できる冷蔵庫を新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に提供することが出来る。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室内下方に設けられた前記冷蔵室内とは温度帯の異なる収納ケースの下方の冷蔵室床を構成する仕切壁面と前記収納ケース後方の冷蔵室冷却風路のカバー面の少なくとも一方に、冷蔵室の冷気戻り風路の吸込み口を設け、前記収納ケースの摺動レールを前記仕切壁面に設け、前記摺動レールの延長線上近傍には冷気戻り風路の吸込み口を設けないようにしたので、野菜くずや、水滴など冷蔵室床面に落ちた異物を、野菜等を保存する収納ケースの摺動により冷蔵室床面に設けた吸込み口に落とすことを防止することができる。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室の温度設定を氷温設定に切り変え可能としたので、切替え室を新温度帯冷凍室設定で使用した際にも、食品を冷蔵室内で氷温温度帯で保存することができ、ユーザーの食品収納の利便性が改善され、多様な使い方が出来る冷蔵庫を提供できる。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室、新温度帯冷凍室もしくは切替室を設け、前記冷蔵室には側部が支持された開閉ドアを配設し、前記冷凍室および前記新温度帯冷凍室もしくは前記切替室には収納ケースとともに冷蔵庫本体に対して前後に移動可能な引出しドアを設けたので、ユーザーが背中を曲げることなく、あるいは背の低い女性やシルバー層の人が背伸びをするようなこともなく、自然な姿勢で目視・操作することが出来る。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、冷蔵室内に設けられたランプカバーに少なくとも一つ以上の前記ランプカバー内への冷気吸い込み口と少なくとも一つ以上の前記ランプカバーからの冷気吹き出し口を設けたので、ランプカバー内のランプを冷却できるとともに冷気吹き出し口の数をランプカバーに設けた分だけ増やせることになり、冷蔵室内を均一に冷却でき温度分布が改善される。
また、この発明に係わる冷凍冷蔵庫は、前記新温度帯冷凍室を前記冷蔵庫に対してほぼ全幅を有したので、従来よりも収納量の大きい新温度帯冷凍室を得ることができるとともに新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。また、取り出してすぐに切断できると言うことが使い勝手上において家事労働時間低減の効果があり、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯の貯蔵量や貯蔵期間および調理の生活パターンに対応した使いやすい中・小形冷蔵庫を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図を用いて、説明する。
図1はこの発明の実施の形態1を示す冷蔵庫の正面図であり、図2は、発明の実施の形態1における風路の構成を示す冷蔵庫本体の側面断面図である。図1、図2において、1は冷蔵庫本体であり、冷蔵庫本体1の上部には開閉ドア101を備えた冷蔵室100を配置し、下部には引出ドア201を備えた冷凍室200を配置し、冷蔵室100と冷凍室200の間には引出ドア301を備えた冷蔵庫本体1に対してほぼ全幅を有した最大氷結晶生成帯(−1℃〜−5℃)以下で冷凍温度帯(−18℃〜−20℃)より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室300が配置されている。
また、202は冷凍室200に設けられた引出ドア201を有する冷蔵庫本体1に対し前後に摺動する収納ケースであり、食品を収納することができる。特に冷凍室200は比較的長期の保存を目的とした冷凍食品、肉や魚の素材食品や、−15℃以下での保存を推奨されているアイスクリーム類などを収納するのに適している。
203は貯氷ケースであり収納ケース202の上部に配置され、前後に摺動することが出来る。204は貯氷ケース203の上部に設けられた製氷皿である。
302は新温度帯冷凍室300に設けられた引出ドア301を有する冷蔵庫本体1に対し前後に摺動する収納ケースであり、食品を収納することが出来る。
また、冷蔵室100の下部には、開閉ドア101を開けた状態において、冷蔵庫本体1に対し前後に摺動する野菜等を保存する収納ケース102が配置されており、冷蔵室上部と異なる温度帯の貯蔵室であり例えば冷蔵室100の温度帯よりも高い温度で保存するべき食品、野菜類などを収納することが出来る。
従って、従来機種では5ドア機種のように350リットル以上の大容量機種でしかも貯氷室などの横にしか設けられなかった新温度帯冷凍室を、比較的安価な350リットル以下の中・小形機種において冷蔵室、冷凍室に加えて冷蔵庫本体のほぼ全幅を有する大きさで設けたので、従来よりも収納量の大きい新温度帯冷凍室を得ることができるとともに新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
さらに、冷蔵室には側部が支持された開閉扉と、内部に野菜等を収納する収納ケースを設け、冷蔵室と冷凍室との間に、最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室を備えたので、比較的安価な350リットル以下の中・小形機種において冷蔵室、冷凍室および冷蔵庫のほぼ全幅を有する新温度帯冷凍室に加えて野菜室も備えることができ、また、氷温室に保存した食品よりも長期間保存が可能となると共に料理の手間が省けるという家事効率化を新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
また、冷蔵室、冷凍室、新温度帯冷凍室を設け、冷蔵室には側部が支持された開閉ドアを配設し、冷凍室および新温度帯冷凍室もしくは切替室には収納ケースとともに冷蔵庫本体に対して前後に移動可能な引出しドアを設けたので、ユーザーが背中を曲げることなく、あるいは背の低い女性やシルバー層の人が背伸びをするようなこともなく、自然な姿勢で目視・操作することが出来る。また、新温度帯冷凍室は下段の冷凍室に対し、高い位置に配置されており、引出ドアを引き出した状態で、腰をかがめることなく食品を取出すことができ、使用頻度が高い用途に対応している。
ここで新温度帯冷凍室300の温度は最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯(−9〜−5℃)に設定しているので氷温室温度(チルド室(約0℃)やパーシャル室(約−3℃))に保存した時よりも長く保存可能であり2〜3週間の間に消費することを意図された肉・魚類等を、解凍せずに切り分けられる状態で保存することができる。また、冷凍温度帯で保存した時のように水分を完全に凍結させないので食品の表面をいためることもなく、また味が落ちることも無い。従って水分の多い食品(たとえばカレー、シチュー、大根おろし、焼きなす等)もカチカチに冷凍されることも無くなり、スカスカになって風味や歯ごたえが台無しになることも無い。
ここで、新温度帯冷凍室につき詳細に説明する。
図3は食品の表面色の変化の度合い(メト化)の反応速度と保存温度の関係を示す図である。縦軸はメト化の反応速度で、横軸は食品保存温度を示している。横軸の下には、食品の保存期間と食品の解凍の手間を示している。メト化の反応速度は、食品中の水分が凍り始める温度である−1℃〜−5℃の最大結晶生成帯にて最大になり、この温度帯では、食品の物質変化が起きやすく不安定な状態となり、表面色が悪くなる、すなわち、食品の細胞が傷んでしまい味が落ちる。
この最大結晶生成帯を避けて食品を保存するため、新温度帯冷凍室の温度は−5℃以下に設定してある。また、冷凍温度帯(−18℃以下)では保存期間は長いが、解凍の手間は非常にかかるので、冷凍温度帯を避けて食品を保存するために、例えば−15℃より上に設定してある。
以上より、新温度帯冷凍室の食品は、例えば−5℃〜−15℃で保存されるため、冷凍室での保存食品のようにカチカチに堅く凍らず、包丁や人間の手等で小分けができる程度にやわらかく凍り(ソフトフリージング、やわらか冷凍、切れちゃう冷凍)、また、食品の保存期間を1週間以上とし、氷温室よりも食品を良い状態で長持ちさせることができる。
図4、図5は食品の温度と切断荷重の関係を表した図で、実際に人間が食品を包丁等で切断した時の感覚(やや硬い、ちょうど良い、やわらか過ぎ)との関係を含め示したものである。図4は食品がマグロ肉、図5は食品が豚肉の結果であるが、多くの食品について温度が−5℃〜−7℃でちょうど良い硬さ、若しくはちょっと硬い硬さの切断可能な凍結状態となることが分かった。そして、その荷重は5〜6kg程度である。
図6は各保存温度の保存室における各食品の保存可能期間を示す図である。保存室はチルド室(約0℃)、パーシャル室(約−3℃)、新温度帯室(約−7℃)の例を示している。
図6は、刺身用の魚(マグロ刺身用)、加熱調理用の魚(マグロ加熱調理用)、加熱調理用の肉(ひき肉加熱調理用)、ブランチング済みの(茹でた)野菜(ブロッコリ)、缶詰等の加工品(ミートソース)の各判定基準における保存可能期間(日)を示している。判定基準は、官能評価点基準(1腐敗、2異臭・変色あり、3可食限界、4わずかに異臭・変色あり、5異臭・変色無し)、K値基準、表面菌数基準、生菌数基準のうち必要なものを用いる。通常、K値においては20%以内が生食可能で60%以内が加熱処理にて可食限界、表面菌数について104個が可食限界、生菌数については106個が可食限界であると判断されるため、その限界値までの日数を求めた。尚、K値とはATP(アデノシン3リン酸)関連物質比で、食品の鮮度指標である。
マグロ刺身用の保存可能期間は、判定基準が官能評価点4、K値20%の時の各保存温度における日数を示している。また、マグロ加熱調理用の保存可能期間は、判定基準が官能評価点3、K値60%、表面菌104個の時の各保存温度における日数を示している。また、ひき肉加熱調理用、ブランチング済みのブロッコリ、市販缶詰を再加熱したミートソースの保存可能期間は、判定基準が官能評価点3、生菌数106個の時の各保存温度における日数を示している。表1の下線部は、各判定基準での保存可能期間(日数)を比べ最も短いものであり、例えばマグロ刺身用の新温度帯室では官能評価点基準で14日、K値基準では30日となり、最短保存可能期間(下線部)は14日となる。
以上より、新温度帯(約−7℃)で、刺身用などの生食用で2週間以上、加熱食用では3週間以上と、2〜3週間は十分に保存が可能であると判断された。
また、新温度帯の保存期間もチルドの温度帯よりも3倍以上、パーシャルの温度帯よりも2倍以上の日数が保存可能であり優位であることが確認された。尚、野菜や加工品については、共に35日以上となっているが、実使用においては、その食品の初期品質についてさまざまなためより低温である新冷凍温度帯での保存が、小分け、解凍などの使い勝手面および保存面において優位性があることは言うまでもない。
次に冷凍食品の解凍時間について示す。
図7は−18℃で保存した食品が切断可能になるまでに必要な時間を解凍方法(冷蔵室、室温、レンジ)別に示した図であり、図8は−7℃で保存した食品と−18℃で保存した食品をレンジで解凍した時の食品表面温度を示した図である。
図7に示すように、冷蔵室解凍や室温解凍では、それぞれ解凍時間が必要である為あらかじめ取り出しておくなど、手間と時間がかかる。また、レンジ解凍の場合は手間だけ必要で時間はかからない。本発明の−7℃で保存した場合には取り出してすぐに食品の切断が可能であるため待ち時間としてはゼロである。
図8に示すように、−7℃で保存した食品はレンジ解凍時の食品表面温度も最高値が0℃であり、−18℃で保存した食品のレンジ解凍時の温度3℃、6℃、9℃に比べはるかに低く、解凍したことによる食品劣化が少ない。
図9は−7℃で保存した食品を室温に取り出した場合の食品の表面温度分布を表した図、図10は−18℃で保存した食品を電子レンジで解凍した場合の食品の表面温度分布を表した図である。図9では肉の全面が同じ色になっており食品表面温度が全体に同じである。図10では色がばらついてムラがあり、食品表面温度の分布幅も大きくなっている。また図9に比べると全体的に温度が高く、ひき肉の電子レンジ解凍では、脂肪の部分が選択的に加熱され易いため、その部分の温度が高くなっている。尚、同じ食品であっても保存温度により解凍後の表面温度分布は変わってくる。
以上より、−7℃で保存した食品は電子レンジ等を使用せず解凍できる(解凍しなくてもそのまま使える)ので、−18℃で保存したものをレンジ解凍する時の温度ムラや、解凍し過ぎによる失敗はない。
以上は切断可能な温度に解凍するまでの時間について、その優位性を示したが、取り出してすぐに切断が可能であるということは、例えばひき肉などを取り出して細かく切断することで空気に触れる面積が拡大し、より解凍が促進されるという効果があるため、さらに生の状態まで解凍する際にも、取り出してすぐに切断できると言うことが使い勝手上において家事労働時間低減の効果があると言える。
本実施の形態では、各貯蔵室の内容積比率を冷蔵室はほぼ70%、冷凍室はほぼ20%、新温度帯冷凍室はほぼ10%に構成しているので、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯の貯蔵量や貯蔵期間および調理の生活パターンに対応した使いやすい中・小形冷蔵庫を得ることができる。
以上のような新温度帯冷凍の食品保存は、前述のように就業しており家事労働の軽減が必要な女性や、食品のまとめ買いをするが、食品を一度に大量に消費しない、シルバー層のユーザーにおいても有用であり、よって本実施の形態のように新温度帯冷凍室を冷蔵庫本体のほぼ全幅を有する大きさで設けたので、従来よりも収納量の多い食品を保存することができ、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
次に風路構成及び冷却方法について説明する。図2において、2は冷蔵室100と前記冷蔵室100の下部に配設された新温度帯冷凍室300との間に設けられた断熱材を有する第一の仕切壁、3は新温度帯冷凍室300と新温度帯冷凍室300の下部に配設された冷凍室200との間に設けられた断熱材を有する第二の仕切壁である。
400は冷蔵庫本体1の背面下部に配設された圧縮機401を収納する機械室、4は機械室400の上方で、かつ冷凍室200の後方に配設された冷却器、5は冷却器4の上方で、かつ新温度帯冷凍室300の後方に配設された送風機、6は送風機5の側方に配設された冷気供給量調節器である。機械室401、冷却器4、送風機5、冷気供給量調整器6は第一の仕切り壁2の下方の配置されている。
冷却器4により冷却された冷気は送風機5により冷蔵庫本体1内を循環されるが、冷蔵室100及び新温度帯冷凍室300には、送風機5の側方に配置された冷気供給量調整器6を介して、冷気が分配されている。
従って冷凍室及び新温度帯冷凍室の背面でしかも第一の仕切り壁の下方位置に冷却ユニットが集中するため、デッドスペースが少なくすることができる。特に冷蔵室の奥行を広く使えるのでコンパクトで容量の大きな、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯において、使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
また、ユーザーの使用頻度の最も多い冷蔵室を上方に配置するとともに側部が支持された開閉ドアを冷蔵室の前部に配設し、収納ケースとともに冷蔵庫に対して前後に移動可能な引出しドアを有する冷凍室および新温度帯冷凍室を配設したので、ユーザーは背中を曲げることなく、冷蔵室の扉を開けて食品を出し入れすることができ、また目の前にあるため食品がどこに収納しているか捜す時間も短縮できる。さらに冷蔵室についで使用頻度の高い新温度帯冷凍室を、収納ケースとともに冷蔵庫に対して前後に移動可能な引出しドアを有する形態にしたのでユーザーが腰をかがめることなく取出せる。
また、冷凍室200内には、例えば天面に温度検出手段205が配置され、検出された温度が設定範囲内になるように、圧縮機401及び送風機5の運転・停止を制御し、冷凍室200の冷却を行っている。
また、冷気供給量調整器6は2つの冷気吹出し口を備え、冷蔵庫本体1に対し、前後方向に配置されおり、冷蔵室100内に冷蔵室温度検出手段103を、新温度帯冷凍室内300内に新温度帯冷凍室温度検出手段303を配設し、各々の温度が設定温度範囲内を保つように、後述する冷気供給量調整器6の2つの冷気吹出し口7,8が開閉して、各室に冷気を供給することで、冷蔵室100及び新温度帯冷凍室300の冷却を行っている。
次に風路の詳細について図を用いて説明する。図11は、この発明の実施の形態1の送風機5と冷気供給量調整器6の部分拡大図である。図において、5は送風機、6は冷気供給量調整器、7は冷気供給量調整器6に設けられ冷蔵庫本体1に対して後方側に配置された冷気吹き出し口、8は冷気供給量調整器6に設けられ冷蔵庫本体1に対して前方側に配置された冷気吹き出し口、9は送風機5により冷蔵庫内を循環する冷気、10は冷凍室用風路、11は冷気供給量調整器用風路である。
矢印で表された冷気9は、送風機5により前方に吹出され、下方に設けられた冷凍室用風路10と、送風機5の側方に設けられた冷気供給量調整器側風路11に分配され、更に冷蔵庫本体1に対して前後方向に配置された2つの冷気吹き出し口7,8を供えた冷気供給量調整器6において、後方の冷気吹出し口7は冷蔵室100に、前方の吹出し口8は新温度帯冷凍室300に分配される。
次に、冷気供給量調整器の構成を図において詳細に説明する。
図12はこの発明の実施の形態1の冷気供給量調整器6の構成を説明した図である。図9において、17は冷気供給量調整器6の二つの吹出し口7,8を開閉するバッフル、18は冷気供給量調整器6の二つの吹出し口7,8の間に設けられた前記バッフル17を開閉させるモーターを備えた駆動部であり、2つの吹出し口7,8と駆動部18を合せた寸法6Aが駆動部18及びバッフル17の幅寸法6Bに対して大きい形態となっている。
図13はこの発明の実施の形態1の新温度帯冷凍室の風路構成を示した断面図、図14は、この発明の実施の形態1の風路の構成を示す冷蔵庫本体1の正面図である。図13、図14において1は冷蔵庫本体、100は冷蔵室、200は冷凍室、300は新温度帯冷凍室、2は冷蔵室100と新温度帯冷凍室300との間に設けられた断熱材を有する第一の仕切壁、3は新温度帯冷凍室300と冷凍室200との間に設けられた断熱材を有する第二の仕切壁である。
4は機械室400の上方で、かつ冷凍室200の後方に配設された冷却器、5は冷却器4の上方で、かつ新温度帯冷凍室300の後方に配設された送風機である。5は送風機、6は冷気供給量調整器、7は冷気供給量調整器6に設けられ冷蔵庫本体1に対して後方側に配置された冷気吹き出し口、8は冷気供給量調整器6に設けられ冷蔵庫本体1に対して前方側に配置された冷気吹き出し口、9は冷蔵庫内を循環する冷気、10は冷凍室用風路、11は冷気供給量調整器用風路である。
12は冷蔵室100背面に設けられた冷蔵室用冷気吹出し風路、13は冷蔵室100床面を形成する仕切壁2に設けられた冷蔵室用戻り風路、13Aは冷蔵室用戻り風路13の上部に設けられた冷蔵室用戻り風路入り口、13Bは冷蔵室用戻り風路13の下部に設けられた冷蔵室戻り風路出口、14は仕切壁2内に配設された新温度帯冷凍室用吹出し風路、15は新温度帯冷凍室300の床面を形成する仕切壁3に設けられた新温度帯冷凍室用戻り風路、15Aは前記新温度帯冷凍室用戻り風路15の上部に設けられた新温度帯冷凍室戻り風路入り口、15Bは新温度帯冷凍室用戻り風路15の下部に設けられた新温度帯冷凍室戻り風路出口である。
130は冷蔵室内を照らすランプを内部に有するランプカバー、131はランプカバー130の下部に設けられた冷気吸い込み口、132はランプカバー130の側方および上部に複数個設けられた冷気吹き出し口である。
冷却器4により冷却された冷気9は送風機5により冷蔵庫本体1内を循環するが、冷蔵室100及び新温度帯冷凍室300には、送風機5の側方に配置された冷気供給量調整器6を介して冷気が分配されている。
冷蔵室用吹出し口7を通過した冷気9は、仕切壁2を通過し、冷蔵室100背面に設けられた冷蔵室用冷気吹出し風路12へと送風され、冷蔵室背面、側面、もしくは天面の少なくとも一つに配置された冷気吹出し口120より吹出され、冷蔵室100を冷却する。また、冷蔵室用冷気吹き出し風路12より分岐された冷気の一部はランプカバー130の下部の冷気吸い込み口よりランプカバー130内へ吸い込まれランプカバー130の側方および上部に複数個設けられた冷気吹き出し口よりランプカバー130外の冷蔵室100内に吹き出され冷蔵室100内を冷却する。冷蔵室100内に吹出された冷気9は、冷蔵室上部及び扉棚部を冷却した後、冷蔵室100床面を形成する仕切壁2に設けられた冷蔵室用戻り風路13へと吸込まれる。この戻りの冷気により冷却されるため、冷蔵室100下部の野菜等を保存する収納ケース102は冷蔵室上部よりも高い温度を保つことが出来る。
図13において、新温度帯冷凍室用吹出し口8を通過した冷気9は仕切壁2内に配設された新温度帯冷凍室吹出し風路14へと送風され、新温度帯冷凍室300を冷却した後、新温度帯冷凍室300の床面を形成する仕切壁3に設けられた新温度帯冷凍室戻り風路15へと吸込まれる。なお、新温度帯冷凍室吹出し風路14と新温度帯冷凍室300の間には断熱材16を配置している。
図13に示した冷蔵庫本体1の送風機5の後背面壁51と新温度帯冷凍室300の庫内側断熱材16の送風機5前面側端面161との距離5Aは、冷気供給量調整器6の長手寸法6A(図12)より大きいため、冷気供給量調整器6を、新温度帯冷凍室300の庫内容積を減ずることなく、冷蔵庫本体1に対し奥行方向に長手寸法6Aを沿わせるように、すなわち2つの吹出し口7,8を前後方向に並べて配置している。言い換えれば、図14に示したように送風機5の側部に冷気供給量調整器6を小さい幅寸法6Bの方向に配置したので、冷蔵庫本体1の幅方向に対し、コンパクトな送風経路を構成することができる。
従って、冷気供給量調整器6の2つの冷気吹出し口7,8を冷蔵庫本体1に対して前後方向に配置したことにより冷却ユニットの幅方向を小さくすることができる。よって、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯において、使いやすい新温度帯冷凍室を有するコンパクトな、幅の狭い(幅寸法600mm前後)中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
また、冷気供給量調整器6の後方の吹き出し口7を冷蔵室へ分配するようにしたので、冷蔵室背面に設けた冷蔵室への冷気供給風路12が冷気供給量調整器6の後方の吹出し口7から背面沿いにつながるため薄く出きる。よって冷蔵室の奥行を広く使える、コンパクトで容量の大きな、新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯において使いやすい中形以下の冷蔵庫を提供することが出来る。
また、新温度帯冷凍室吹出し風路14と新温度帯冷凍室300の間には断熱材16を配置しているので新温度帯冷凍室300の天井面の露つき、着霜を防止することが出来る。
更に、従来、冷蔵室100下部後背面に配置されていた冷蔵室用冷気供給量調整器6が、新温度帯冷凍室300後背部に配置されているため、冷蔵室100背面には冷気風路のみが配設されることになり、奥行方向での寸法を冷気供給量調整器6の短い幅寸法6Bよりも小さく設定することによって、従来に比較して冷蔵室用吹出し風路12を薄くすることができ、冷蔵室100の容積を大きくすることが出来る。従って、冷蔵室100内の下部に設けられた野菜等を保存する収納ケース102の後背面を、新温度帯冷凍室300の収納ケース302の後背面より奥にすることができ、収納量の大きな野菜等を保存する収納ケース102を得ることが出来る。
また、冷蔵室用冷気吹き出し風路12より分岐された冷気の一部はランプカバー130の下部の冷気吸い込み口よりランプカバー130内に吸い込まれランプカバー130の側方および上部に複数個設けられた冷気吹き出し口よりランプカバー130外の冷蔵室100内に冷気を吹き出し冷蔵室100内を冷却するようにしたので、ランプカバー130内のランプを冷却できるとともに冷蔵室100内への冷気吹き出し口がランプカバー130に設けられた分だけ増やせることになり、冷蔵室100内を均一に冷却でき温度分布が改善される。
図14において、冷蔵室戻り風路13の入り口13Aは冷却器4の縦軸中心に対し側方に、新温度帯冷凍室戻り風路15の入り口15Aは冷却器4の縦軸中心に対し冷蔵室戻り風路13の入り口13Aとは反対側の側方に配設され、冷凍室200背面を通過する際に、冷蔵室戻り風路13および新温度帯冷凍室戻り風路15は冷却器4の中心よりに誘導され、冷蔵室戻り風路13の出口13Bおよび新温度帯冷凍室戻り風路15の出口15Bは冷却器4の中心部近傍に配設され、冷却器4の下部中心部近傍から冷蔵室戻り冷気125および新温度帯冷凍室戻り冷気325を吸込む構造となっている。
また、冷凍室200を冷却した戻り冷気230は冷蔵室戻り風路13の出口13Bおよび新温度帯冷凍室戻り風路15の出口15Bよりも冷却器4の縦軸中心に対して中心より外側下部から吸込む構造となっている。冷凍室200の戻り冷気230よりも湿度の高い冷蔵室100の戻り冷気125及び新温度帯冷凍室300の戻り冷気325を冷却器4の縦軸中心に対して外側近傍から吸い込ませると、冷却器4の外側より着霜し冷却器4の外側端部近傍に着霜が固まり、溶けにくいため冷却能力が低下することがあった。
しかしながら、冷凍室200に比べて湿度の高い冷蔵室100の戻り冷気125及び新温度帯冷凍室300の戻り冷気325を、冷却器4の縦軸中心に対して下部中心部近傍から吸い込ませることで、冷却器4における着霜を冷却器4の中心部から成長させることができるので、着霜が固まり、溶けにくくなり冷却能力が低下することがなくなる。
よって均一な着霜状態を得ることが出きるので、着霜に対する冷却能力の低下を軽減できる。この実施の形態では冷蔵室100の戻り冷気125及び新温度帯冷凍室300の戻り冷気325、冷凍室200の戻り冷気230を、冷却器4の縦軸中心に対して下部中心近傍から吸い込ませているが別に下部近傍でなくて上部近傍でも良く吸い込みと吹き出しが行える位置であれば良い。
実施の形態2.
図15はこの発明の実施の形態2における冷蔵庫の側断面図であり、図16は図15における温度調節器の詳細説明図である。図において、19は温度調節器、104は冷蔵室100内に複数配置された食品収納棚、105は棚104の前端部、350は冷蔵庫本体1の上部に配置された冷蔵室100と下部に配置された冷凍室200との間の設けられた切替室、352は引き出しドア351とともに前後に摺動する収納ケースである。温度調節器19には、冷蔵室ダイヤル20、冷凍室ダイヤル21及び切替え室ダイヤル22が配置されており、ユーザーがダイヤル20,21,22の位置を動かすことにより、実施の形態1で示した風路構成と同様な風路構成とすることで各部屋の温度設定を変更することが出来る。
図において、温度調節器19は冷蔵室100庫内の側面前側に配置されている。冷蔵庫本体1の高さ寸法として、例えば1000mm以上1500mm以下の位置に配置することで、ユーザーが背中を曲げることなく、あるいは背の低い女性やシルバー層の人が背伸びをするようなこともなく、自然な姿勢で目視・操作することが出来る。
図において特に、温度調節器19は、冷蔵室100に複数配置された食品収納棚104の間の高さで、かつ食品収納棚104の食品を積載できる前端部105よりも前側に位置している。このため、食品収納棚104に食品を収納した状態でも、ユーザーは温度調節器19に食品に妨げられることなく、ダイヤル20,21,22の位置の目視による確認及び操作による設定変更を容易に行うことが出来る。
また、温度調節器19における各室のダイヤル20,21,22の配置は、縦並び、横並びが可能だが、図15のように棚間の配置寸法の中で、操作性改善を狙ってダイヤルを大きくするために、前に2つ、後ろに1つ配置しても良い。この場合、ユーザーの操作頻度の高い、冷蔵室ダイヤル20、切替え室ダイヤル22を前方に、冷凍室ダイヤル21を後方に配置することで、操作性がよい温度調節器19が得られる。
切替室ダイヤル22の設定を変更することによって切替室350内の温度設定を必要に応じて冷凍室温度(−20〜−18℃)、新温度帯冷凍室温度(−9〜−5℃)、冷蔵室温度(3〜5℃)、氷温室温度(−3〜0℃)、野菜室温度またはワイン室温度(5〜10℃)に変更することができる。
従って、切替室を、冷凍室温度、新温度帯冷凍室温度、冷蔵室温度、氷温室温度、野菜室温度またはワイン室温度の少なくとも一つに切替可能な貯蔵室として使用できるので、使い勝手が良く、合理的に活用できる冷蔵庫を新婚・あるいはシルバー層の小人数世帯に提供することが出来る。
発明の実施の形態3.
図17は、この発明の実施の形態3の食品収納の一例を表す冷蔵庫の側面断面図である。図において、100は冷蔵室、102は冷蔵室100下部に設けられた野菜等を保存する収納ケース、101は冷蔵室100の前面に設けられた開閉ドア、106は開閉ドア101に設けられた扉棚、352は切替室350に配設された収納ケースである。扉棚106には1.5リットルのペットボトル23などを立てて収納することができるようにその幅寸法Cは決められている。
送風機5及び冷気供給量調整器6の収納部の奥行寸法Aと前記冷蔵室吹出し風路12の奥行寸法Bにおいて、A≒B+Cとなるように前記A寸法を決めているので、野菜等を保存する収納ケース102の奥行寸法Pと切替え室350に配設された収納ケース352の奥行寸法Qをほぼ同じにすることができ、例えば野菜等を保存する収納ケース102、収納ケース352の両方に1.5リットルのペットボトル23を寝かせて収納する構成を得ることも可能である。
従ってこの発明における冷凍冷蔵庫は、冷蔵室内下方に冷蔵室内温度帯と異なる高い温度帯で野菜等を保存する収納ケースを配設し、収納ケースは冷蔵庫に対して前後方向に摺動可能に構成され、収納ケースの後背面が、新温度帯冷凍室内の収納ケース後背面よりも後方に有るように構成したので、野菜等を保存する収納ケースの食品収納量の大きな、使いやすい冷蔵庫を提供することが出来る。
また、野菜等を保存する収納ケース102と切替え室収納ケース352の奥行寸法をほぼ同じにすることで、部品の共通化が図れ、共通のケース部品を複数の収納場所に使用することが可能となり、部品の共通化によるコストダウンをはかることができる。
発明の実施の形態4.
実施の形態4における発明を図18、図19、図20、図21を用いて説明する。図18は冷蔵室下部の野菜等を保存する収納ケース102周りの構成を示した図であり、図19は図15におけるZ−Z断面における冷蔵室下部の野菜等を保存する収納ケース下部のレール構造説明図、図20は野菜等を保存する収納ケースを引き出した場合の冷蔵庫本体の側断面図である。
図において、101は冷蔵室100の前面に設けられた開閉ドア、102は冷蔵室100下部に設けられた野菜等を保存する収納ケース、106は開閉ドア101に設けられた扉棚、107は野菜等を保存する収納ケース102の下面に設けられた凸形状摺動部材であり野菜等を保存する収納ケース102の左右に2個所に設けられている。108は冷蔵室100の床面を形成する仕切壁2に設けられた前記野菜等を保存する収納ケース102の凸形状摺動部材107を受ける凹形状のレール部材であり、野菜等を保存する収納ケース102を冷蔵庫本体1に対して前後に摺動するのを支持している。レール部材108の前面端位置は、野菜等を保存する収納ケース102の前面とほぼ同位置にあり、扉棚106と干渉しない配置となっている。
また、野菜等を保存する収納ケース102の側面上端には補強部材109が設けられており、補強部材109の上方相当位置に転倒防止部材110が設けられている。図17に示すように前記野菜等を保存する収納ケース102を食品の出し入れの目的で冷蔵庫本体1に対し前方に引き出した場合、野菜等を保存する収納ケース102の前端は前記レール部材108から外れるため、食品もしくは野菜等を保存する収納ケース102の重量により、収納ケース102が前側に傾こうとする。この時、収納ケース102の補強部材109が、転倒防止部材110に当接することにより、収納ケース102の傾きが防止され、スムーズな摺動を行うことが出来る。
また、図21は冷蔵庫本体の野菜等を保存する収納ケース摺動部周りの斜視図である。図21において108は凹形状をしたレール部材、2は冷蔵室100の床面を構成する仕切り壁、13は冷蔵室100の冷気戻り風路である。冷蔵室100の床面を構成する仕切壁2には、冷蔵室の冷気戻り風路13が設けられているが、レール部材108の延長線上には、冷蔵室の冷気戻り風路13の開口部を設けず、側方に設けている。
従ってレール部材108の延長線上には、冷蔵室戻り風路13の開口部を設けず、側方に設けたので、野菜等を保存する収納ケース102を引き出した状態でレール部材108の上に落ちた野菜屑のような食品や水滴などを、前記収納ケース102の前後の摺動時に収納ケース102の下部側面に2箇所設けられた凸形状摺動部材107で掻き込み、冷蔵室戻り風路13の中に落とすことが無くなる。
発明の実施の形態5.
図22は、この発明の実施の形態5における、切替え室(もしくは新温度帯冷凍室)を引き出した状態を示した側面断面図である。図において、101は冷蔵室100の前面に設けられた開閉ドア、350は切替室、351は切替室350の前面に設けられた引出しドア、352は切替室350内に設けられたの収納ケースである。
図より本実施の形態では切替室350を最大に引き出した状態で、収納ケース352の後背面と冷蔵室開閉ドア101前面との水平距離を120mm以内で収納ケース352を支持できる長さにしてある。
従ってユーザーが腰をかがめることなく、収納ケース352の奥まで見渡すことが容易になり、視認性のよいケース構造を得ることが出来る。視認性の改善は食品の出し入れを改善するばかりでなく、切替室350の引き出しドア351の開時間を短縮することにつながり、新温度帯冷凍室収納食品の引き出しドアの引き出しによる温度上昇を少なくする効果がある。
発明の実施の形態6.
図23は発明の実施の形態6について説明する冷蔵庫の側断面図であり、図24は図23における温度調節器の詳細説明図である。図において、819は温度調節器であり、冷蔵室100庫内の側面前側に配置されている。温度調節器819には冷蔵室ダイヤル820、冷凍室ダイヤル821及び切替え室ダイヤル822が配置されており、ユーザーが前記ダイヤルの位置を動かすことにより、各部屋の温度設定を変更することが出来るようになっている。また、100は冷蔵室、102は冷蔵室下部に設けられた野菜等を保存する収納ケース、103は冷蔵室100の後背面に設けられた冷蔵室温度検出手段、111は野菜等を保存する収納ケース下方の仕切り壁2の表面近傍に設けられた保温ヒータである。
図に示すように冷蔵室ダイヤル820には従来の強、中、弱の表示に加えて氷温設定を追加している。冷蔵室ダイヤル820を必要な温度に設定することにより冷蔵室温度検出手段103で検出した検出温度を設定温度に合せるように、冷蔵室用冷気供給量調整器6の冷気吹き出し口を開閉して、冷蔵室100の温度を氷温温度帯(−3〜0℃)に制御する。
この時、冷蔵室100を冷却した後の戻り冷気にて冷却している野菜等を保存する収納ケース102の温度が下がりすぎるという問題が生じる。これに対し、収納ケース102の下方の仕切壁2に保温ヒーター111を配設し、冷蔵室ダイヤル20の設定が氷温設定になった時に保温ヒーター111に通電することで、野菜等を保存する収納ケース102の温度を0℃以上に保ち食品の氷結を防止する。保温ヒーター111の通電率は、冷蔵室内設定温度及び冷蔵庫周辺温度により設定されている。
従って、切替え室350を新温度帯設定(−9〜−5℃)とした場合、氷温設定(−3〜0℃)の食品収納が出来なくなってしまい、一週間以内に食べる予定の刺し身などの食品を保存するのに不具合が生じることがあったが、冷蔵室100の温度設定を冷蔵室設定(1〜5℃)だけでなく、氷温設定(−3〜0℃)にも設定できるようにしたので、切替え室300を新温度帯冷凍室設定で使用した際にも、食品を冷蔵室100内で氷温温度帯で保存することができ、ユーザーの食品収納の利便性が改善され、多様な使い方が出来る使い勝手の良い冷蔵庫を提供できる。
発明の実施の形態7.
図25は本実施の形態7を説明する図であり、冷蔵室の側断面図である。図において102は冷蔵室100の下部に設けられた収納ケース、12は収納ケース102の後背部の冷蔵室冷気吹き出し風路、112は冷蔵室冷気吹き出し風路12表面に設けられた温度検出手段、113は冷気吹き出し風路12内に設けられた冷気供給量調整器、114は冷蔵室100内に設けられた収納ケース102の天面となる最下段の棚、115は棚114の下面に設けられた断熱層、116は、収納ケース102の前面に設けられた第二の断熱層である。
図22に示したように、本実施の形態の冷蔵庫では冷蔵室冷気吹出し風路12の表面に温度検出手段112を配設し、冷気吹出し風路12内に冷気供給量調整器113を設け、収納ケース102の温度を他の部屋と独立に制御する構造とし、冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度、ワイン保存室温度のうち少なくとも1つと新温度帯冷凍室温度に温度切替え可能としている。特に冷凍室温度および新温度帯冷凍室温度に設定可能とした場合には、収納ケース102の天面となる棚114に断熱層115を設け、また収納ケース102前面にも第二の断熱層116を設けている。
従って従来は、冷蔵室100下部の収納ケース102を野菜等を保存する収納ケースとしてのみしか設定できない冷蔵庫の場合、切替え室350を新温度帯設定(−9〜−5℃)とすると、氷温設定(−3〜0℃)の食品収納が出来なくなってしまうという問題が発生し、収納ケース102を除く冷蔵室100を氷温設定に切り替える仕様にして対応した場合には逆に冷蔵温度帯の最適な食品(豆腐など)の収納に不具合が発生していた。
しかし本発明の実施の形態であれば、収納ケース102の温度を他の部屋と独立に制御する構造としているため、冷蔵室内の温度変化の影響を受けずに収納ケース内の温度が維持でき、収納ケース102の温度を冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度、ワイン保存室温度のうち少なくとも1つと、新温度帯冷凍室温度に温度切替え可能としたので、引出式の切替え室の温度設定に加え、冷蔵室内の収納ケースの温度設定も自由に設定でき、ユーザーの食品収納の利便性が更に改善され、食品の収納に対し、自由に温度設定を選べる多様な使い方が出来る中形以下の冷蔵庫を提供できる。
また、収納ケース102の温度を冷凍室温度および新温度帯冷凍室温度に設定可能とした場合でも、収納ケース102の天面となる棚114に断熱層115を設け、また収納ケース102前面にも第二の断熱層116を設けたので、収納ケース102内と収納ケース102外との温度差による収納ケース102および棚114への着露を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態における冷凍冷蔵庫の正面図。 本発明の第1の実施の形態における冷凍冷蔵庫の側面断面図。 新温度帯冷凍室の設定概念図。 新温度帯冷凍室における食品(マグロ肉)の切断荷重図。 新温度帯冷凍室における食品(豚肉)の切断荷重図。 各保存温度の保存室における各食品の保存可能期間を示す図。 図7は−18℃で保存した食品が切断可能になるまでに必要な時間を解凍方法別に示した図。 図8は−7℃で保存した食品と−18℃で保存した食品をレンジで解凍した時の食品表面温度を示した図。 図9は−7℃で保存した食品を室温に取り出した場合の食品の表面温度分布を表した図。 −18℃で保存した食品を電子レンジで解凍した場合の食品の表面温度分布を表した図。 本発明の実施の形態1における送風機と冷気供給量調整器の部分構成図。 本発明の実施の形態1における冷気供給量調整器の詳細図。 本発明の実施の形態1における冷蔵庫内の風路構成図。 本発明の実施の形態1における新温度帯冷凍室の風路構成断面図。 本発明の実施の形態2における冷蔵室側断面図。 図15における冷蔵室に設けられた温度調節器の詳細説明図。 本発明の実施の形態3における部分側断面図。 本発明の実施の形態4における野菜等を保存する収納ケース周りの側断面図。 図18におけるZ−Z断面の野菜等を保存する収納ケース下部のレール構造説明図。 本発明の実施の形態4における野菜等を保存する収納ケース引出時の側断面図。 本発明の実施の形態4における野菜等を保存する収納ケースレール構造周りの斜視図。 本発明の実施の形態5における冷蔵庫の側断面図。 本発明の実施の形態6における冷蔵室の側断面図。 図23における冷蔵室に設けられた温度調節器の詳細説明図。 本発明の実施の形態7における冷蔵室の側断面図。 従来のトップフリーザー形態の冷蔵庫の正面図。 従来のミッドフリーザー形態の冷蔵庫の正面図。 従来のまんなか野菜形態の冷蔵庫の正面図。 従来のセレクト形態の冷蔵庫の正面図。 従来の新温度帯冷凍室を有する冷蔵庫の風路構成図。
符号の説明
1 冷蔵庫本体、2 仕切壁、3 第2の仕切壁、4 冷却器、5 送風機、5A 送風機収納奥行寸法、6 冷気供給量調整器、6X 冷蔵室用冷気供給量調整器、6Y 新温度帯冷凍室用冷気供給量調整器、6A 冷気供給量調整器長手寸法、6B 冷気供給量調整器短手寸法、7 冷蔵室用冷気吹出し口、8 新温度帯冷凍室用冷気吹出し口、9 冷気、10 冷凍室用風路、11 冷気供給量調整器用風路、12 冷蔵室用吹出し風路、13 冷蔵室戻り風路、13A 冷蔵室戻り風路入り口、13B 冷蔵室戻り風路出口、14 新温度帯冷凍室用吹出し風路、15 新温度帯冷凍室戻り風路、15A 新温度帯冷凍室戻り風路入り口、15B 新温度帯冷凍室戻り風路出口、16 断熱材、17 バッフル、18 駆動部、19 温度調節器、20 冷蔵室ダイヤル、21 冷凍室ダイヤル、22 切替え室ダイヤル、23 ペットボトル、100 冷蔵室、101 開閉ドア、102 野菜等を保存する収納ケース、103 冷蔵室温度検出手段、104 食品収納棚、105 食品収納可能前端部、106 扉棚、107 野菜等を保存する収納ケース摺動用凸形状摺動部材、108 凹形状レール部材、109 補強部材、110 転倒防止部材、111 保温ヒーター、112 収納ケース用温度検出手段、113 収納ケース用冷気供給量調整器、114 収納ケース天面棚、115 断熱層、116 収納ケース断熱層、120 冷蔵室戻り冷気、125 冷蔵室戻り冷気、130 ランプカバー、131 冷気吸い込み口、132 冷気吹き出し口、200 冷凍室、201 冷凍室引出扉、202 冷凍室収納ケース、203 貯氷ケース、204 製氷皿、205 冷凍室温度検出手段、230 冷凍室用戻り冷気、250 第二の冷凍室、300 新温度帯冷凍室、301 新温度帯冷凍室引出扉、302 新温度帯冷凍室収納ケース、303 新温度帯冷凍室温度検出手段、325 新温度帯冷凍室戻り冷気、330 切替室、350 切替室、351 切替室引出しドア、352 切替室収納ケース、400 機械室、401 圧縮機、500 野菜室、600 貯氷室、700 氷温室、819 温度調節器、820 冷蔵室ダイヤル、821 冷凍室ダイヤル、822 切替え室ダイヤル。

Claims (13)

  1. 上部に冷蔵室、下部に冷凍室を配置する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室と前記冷凍室との間に、約−7℃で肉・魚類等を解凍せずに包丁や人間の手で小分けできる程度に切断可能な凍結状態で凍結保存することができる最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室と、冷却器の縦軸中心に対して側方に設けられた冷蔵室戻り風路と、前記冷却器の縦軸中心に対して前記冷蔵室戻り風路とは反対側に設けられた新温度帯冷凍室戻り風路と、前記冷蔵室戻り風路の出口と前記新温度帯冷凍室戻り風路の出口位置よりも前記冷却器の縦軸中心に対して外側から前記冷却器に吸い込ませるように設けられた冷凍室戻り風路と、を備え、前記冷却器の中心部から着霜を成長させるようにしたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 新温度帯冷凍室を冷凍温度帯から野菜室温度帯に切り替え可能な切替室とし、前記切替室の戻り冷気を前記冷却器の縦軸中心に対して中心近傍から前記冷却器に吸い込ませるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 圧縮機を有する機械室、冷蔵庫本体内を循環する冷気を冷却する冷却器、冷気を循環させる送風機、冷気を分配する冷気供給量調整器を冷蔵室より下方に配設し、前記冷蔵室の上方には冷蔵室用冷気吹き出し風路のみを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、複数の貯蔵室のうち少なくとも1つの貯蔵室には側部を支持された開閉扉を有し前記開閉扉を有する貯蔵室内に温度帯の異なる収納ケースを配設し、前記収納ケースを独立に温度制御する専用の温度検出手段と冷気供給量調整器を配設し、前記収納ケースを冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度、ワイン保存室温度のうちの少なくとも1つと新温度帯冷凍室の少なくとも2つ以上に温度を切替え可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか冷凍冷蔵庫。
  5. 複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、前記複数の貯蔵室のうち少なくとも1つの貯蔵室には側部を支持された開閉扉を有し、前記開閉扉を有する貯蔵室内に温度帯の異なる収納ケースを配設し、前記収納ケース周囲に断熱材を設けたことを特徴とする請求項に記載の冷凍冷蔵庫。
  6. 開閉扉を有する貯蔵室内の下部にこの貯蔵室の温度帯とは異なる温度帯で冷却される収納ケースを配設し前記収納ケースの天面の棚および前記収納ケースの前面に断熱材を設けたことを特徴とする請求項または請求項に記載の冷凍冷蔵庫。
  7. 最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯の貯蔵室である新温度帯冷凍室を設け、前記新温度帯冷凍室の温度を前記新温度帯冷凍室に貯蔵した食品を解凍せずに分けられる温度としたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
  8. 設定温度帯に切替可能な切替室を設け、前記切替室を新温度帯温度、冷凍室温度、氷温室温度、冷蔵室温度、野菜室温度またはワイン保存室温度の少なくとも一つに切替え可能な貯蔵室にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
  9. 冷蔵室内下方に設けられた前記冷蔵室内とは温度帯の異なる収納ケースの下方の冷蔵室床を構成する仕切壁面と前記収納ケース後方の冷蔵室冷却風路のカバー面の少なくとも一方に、冷蔵室の冷気戻り風路の吸込み口を設け、前記収納ケースの摺動レールを前記仕切壁面に設け、前記摺動レールの延長線上近傍には冷気戻り風路の吸込み口を設けないようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
  10. 冷蔵室の温度設定を氷温設定に切り変え可能としたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
  11. 冷蔵室、冷凍室、新温度帯冷凍室もしくは切替室を設け、前記冷蔵室には側部が支持された開閉ドアを配設し、前記冷凍室および前記新温度帯冷凍室もしくは前記切替室には収納ケースとともに冷蔵庫本体に対して前後に移動可能な引出しドアを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
  12. 冷蔵室内に設けられたランプカバーに少なくとも一つ以上の前記ランプカバー内への冷気吸い込み口と少なくとも一つ以上の前記ランプカバーからの冷気吹き出し口を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
  13. 前記新温度帯冷凍室を前記冷蔵庫に対してほぼ全幅を有したことを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。
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