JP4177616B2 - 超塑性成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超塑性成形方法に関係しており、より詳細には、相互に隣接又は少なくとも一部が相互に重ねられた複数の超塑性材料素材を含むテーラードブランクを使用した超塑性成形方法に関係している。
【0002】
【従来の技術】
複雑な形状や構造をし組み立てが煩雑又は困難な構造体を容易に製造するための成形方法として、超塑性成形方法が広く知られている。
【0003】
従来の超塑性成形方法では:第1に、所望の面形状及び寸法を有した型表面部を含む成形型と、所定の温度条件下及び所定の圧力条件下でいわゆる超塑性変形可能な超塑性材料素材と、が準備され;そして第2に、成形型の型表面部を覆うよう超塑性材料素材が配置された後に、所定の温度条件下及び所定の圧力条件下で超塑性材料素材が成形型の型表面部に押圧されて成形型の型表面部の所望の面形状及び寸法が超塑性材料素材に転写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の超塑性成形方法では、超塑性変形後の超塑性材料素材は、成形型の型表面部の底面に対応する部分(即ち、最も超塑性成形の度合いが大きな部分)の厚さが最も薄くなり、型表面部の入口から上記底面までの周面に対応した部分は上記底面に対応した位置から上記型表面部の入口に対応した位置に向うにつれて超塑性成形の度合いが小さくなるので上記底面に対応した位置から上記型表面部の入口に対応した位置に向うにつれて厚さが薄くなる度合いが小さくなる。
【0005】
従って、超塑性変形後の超塑性材料素材において成形型の型表面部の底面に対応する部分は超塑性変形後の超塑性材料素材において最も強度が弱い部分になる。このことは、超塑性変形後の超塑性材料素材においてこの最も強度が弱い部分に所望の強度(即ち、所望の厚さ)を得ようとすると、型表面部の上記周面に対応した部分は所望の強度よりも大きな強度(即ち、所望の厚さよりも大きな厚さ)を得るようになることを意味している。
【0006】
この結果として、従来の超塑性変形後の超塑性材料素材は、その全体に所望の強度(即ち、所望の厚さ)を得るようにした時に、上記全体の一部にはこの一部に必要な強度(即ち、厚さ)を過剰に上回る強度(即ち、過剰な厚さ)が与えられるようになる。このことは、上記全体に所望の強度を得た従来の超塑性変形後の超塑性材料素材には、材料の無駄及び重量の無駄が存在していることを意味している。
【0007】
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、超塑性変形後の所望の領域に所望の強度を得ることが出来て全体に所望の強度を得る為に材料の無駄及び重量の無駄を無くすことが出来るばかりでなく高品質の超塑性変形が可能な超塑性成形方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述したこの発明の目的を達成するために、本願の請求項1に記載の超塑性成形方法は:
厚さの異なる複数の超塑性材料素材を用意し、用意された複数の超塑性材料素材を相互に隣接して面状に配置し、隣接している複数の超塑性材料素材を摩擦攪拌接合により互いに接合して、テーラードブランクを形成する第1の工程と;そして、
所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型を用意し、前記テーラードブランクの複数の超塑性材料素材を超塑性変形させて型表面部に押し当てて複数の超塑性材料素材に型表面部の所望の面形状及び寸法を転写する第2の工程と;
を備えている。
【0009】
この超塑性成形方法によれば、厚さの異なる複数の超塑性材料素材が相互に隣接して面状に配置された後に、隣接している複数の超塑性材料素材が摩擦攪拌接合により互いに接合されてテーラードブランクが形成される。また、所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型が準備される。
【0010】
そして、前記テーラードブランクの複数の超塑性材料素材が超塑性変形されて型表面部に押し当てられ、複数の超塑性材料素材に型表面部の所望の面形状及び寸法が転写される。
【0011】
テーラードブランクの形成に使用される複数の超塑性材料素材の夫々の厚さは、超塑性変形後の超塑性材料素材において成形型の型表面部の所望の面形状及び寸法中の所定の部分に対応する部分に求められる所望の厚さ(即ち、所望の強度)が得られるよう予め設定しておくことが可能になっている。
【0012】
この為、超塑性変形後の超塑性材料素材は、超塑性変形された領域の所望の部分に所望の強度を与えることが可能になり、上記全体の全ての部分に最小限度の必要にして十分な強度(即ち、厚さ)を与えることが可能になる。このことは、超塑性変形された領域の所望の部分に所望の強度を与えることが出来て上記全体に所望の強度を得た超塑性変形後の超塑性材料素材には、材料の無駄及び重量の無駄が存在しないことを意味している。
【0013】
しかも、相互に隣接して面状に配置された厚さの異なる複数の超塑性材料素材を互いに接合してテーラードブランクを形成する時に、隣接している複数の超塑性材料素材を摩擦攪拌接合により互いに接合している。
【0014】
この為、隣接している複数の超塑性材料素材の接合部分の超塑性性質を隣接している複数の超塑性材料素材の夫々の超塑性性質と容易に実質的に一致させることが出来る。その結果、テーラードブランクの隣接して相互に接合されている複数の超塑性材料素材が超塑性変形された時には上記接合部分もまた隣接して相互に接合されている複数の超塑性材料素材と実質的に同じに超塑性変形可能になっていて、複数の超塑性材料素材は上記接合部分も含めて高品質に超塑性変形される。
【0015】
上述したこの発明の目的を達成するために、本願の請求項2に記載の超塑性成形方法は:
複数の超塑性材料素材を用意し、用意された複数の超塑性材料素材を少なくとも一部が互いに重なり合うよう配置し、互いに重なり合う少なくとも一部を含む複数の超塑性材料素材を摩擦攪拌接合により互いに接合して、テーラードブランクを形成する第1の工程と;
所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型を用意し、前記テーラードブランクの互いに重なり合う少なくとも2枚を含む複数の超塑性材料素材を超塑性変形させて型表面部に押し当ててテーラードブランクの複数の超塑性材料素材に型表面部の所望の面形状及び寸法を転写する第2の工程と;
を備えている。
【0016】
この超塑性成形方法によれば、用意された複数の超塑性材料素材が少なくとも一部は互いに重なり合うよう配置され、その後、互いに重なり合う少なくとも一部を含む複数の超塑性材料素材が摩擦攪拌接合により互いに接合されてテーラードブランクが形成される。また、所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型が準備される。
【0017】
そして、前記テーラードブランクの互いに重なり合う少なくとも一部を含む複数の超塑性材料素材が超塑性変形されて型表面部に押し当てられ、これら複数の超塑性材料素材に型表面部の所望の面形状及び寸法が転写される。
【0018】
テーラードブランクの形成に使用される複数の超塑性材料素材は、超塑性変形後の超塑性材料素材において成形型の型表面部の所望の面形状及び寸法中の所定の部分に対応する部分に求められる所望の厚さ(即ち、所望の強度)が得られるよう予め少なくとも一部を互いに重ね合わせておくことが可能になっている。
【0019】
この為、超塑性変形後の超塑性材料素材は、超塑性変形された領域の所望の部分に所望の強度を与えることが可能になり、上記全体の全ての部分に最小限度の必要にして十分な強度(即ち、厚さ)を与えることが可能になる。このことは、超塑性変形された領域の所望の部分に所望の強度を与えることが出来て上記全体に所望の強度を得た超塑性変形後の超塑性材料素材には、材料の無駄及び重量の無駄が存在しないことを意味している。
【0020】
しかも、少なくとも一部を相互に重ね合わせて配置された複数の超塑性材料素材を互いに接合してテーラードブランクを形成する時に、少なくとも一部を相互に重ね合わせて配置された複数の超塑性材料素材を摩擦攪拌接合により互いに接合している。
【0021】
この為、少なくとも一部を相互に重ね合わせて配置されている複数の超塑性材料素材の接合部分の超塑性性質を隣接している複数の超塑性材料素材の夫々の超塑性性質と容易に実質的に一致させることが出来る。その結果、テーラードブランクの少なくとも一部を相互に重ね合わせて接合されている複数の超塑性材料素材が超塑性変形された時には、上記接合部分もまた少なくとも一部を相互に重ね合わせて接合されている複数の超塑性材料素材と実質的に同じに超塑性変形可能になっていて、複数の超塑性材料素材は上記接合部分も含めて高品質に超塑性変形される。
【0022】
本願の請求項1又は2に記載の超塑性成形方法においては、前記テーラードブランクは、前記複数の超塑性材料素材の少なくとも1枚に対し面状に隣接して配置され隣接して配置された少なくとも1枚の超塑性材料素材に対し接合された超塑性変形しない素材をさらに含むことが出来る。
【0023】
また、本願の請求項1又は2に記載の超塑性成形方法においては、前記テーラードブランクは、前記複数の超塑性材料素材のみを含んでいることが出来る。
【0024】
さらに、本願の請求項3又は4に記載の超塑性成形方法においては、前記第1の工程で前記テーラードブランクを形成するときの前記複数の超塑性材料素材の厚さ、形状及び配置は、前記第2の工程で、超塑性変形する前記複数の超塑性材料素材の所望の部分が前記型表面部の所望の面形状の部分に夫々押し当てられ、かつ所定の厚さになるよう選定される。
【0025】
以下、この発明の種々の実施の形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
まず最初に、図1乃至図5を参照しながら、この発明の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法について詳細に説明する。
【0027】
この実施の形態では、複数枚の超塑性材料素材を組み合わせて作られたテーラードブランクに、所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型から上記型表面部の所望の面形状及び寸法が転写される。
【0028】
上記テーラードブランク及び上記成形型については後で詳細に説明するが、図5には、上記実施の形態に従った超塑性成形方法により上記テーラードブランクから上記成形型を使用して一体成形された後の製品10の外観が示されている。
【0029】
製品10は、湾曲面部12と、湾曲面部12中に上記成形型を使用して超塑性成形により成形された後の角張った8の字形状の底面14(分かりやすくする為に、図5において多数の点が付されている)を含む所望の面形状及び寸法を有している凹部(逆にいえば突部)16と、を備えている。
【0030】
凹部(逆にいえば突部)16の所望の面形状には、角張った8の字形状の底面14の外周縁14aと湾曲面部12において上記外周縁14aに対応した外側内周縁12aとの間に延びる外周面16aと、角張った8の字形状の底面14の2つの内周縁14bと湾曲面部12において上記2つの内周縁14bに対応した2つの内側内周縁12bとの間に延びる2つの内周面16bと、が含まれている。
【0031】
そして、湾曲面部12は、外側内周縁12aから外側に向かい湾曲面部12の外周縁まで拡がっている外周領域12cと、2つの内側内周縁12bにより囲まれている2つの囲まれ領域12dと、を含んでいる。
【0032】
この実施の形態に従った超塑性成形方法により成形された後の製品10では、超塑性成形により成形された後の凹部(逆にいえば突部)16において、湾曲面部12の外周領域12cや2つの囲まれ領域12dから最も遠い角張った8の字形状の底面14の厚さが、外周面16aや2つの内周面16bの夫々の所定の厚さよりも大きな所定の厚さに設定されている。
【0033】
製品10を、この実施の形態に従った超塑性成形方法により得るには、先ず、図1中に示されている如く、4角形の環状の第1の超塑性材料素材20と、角張った8の字形状の第2の超塑性材料素材22と、4角形の2つの第3の超塑性材料素材24と、が用意される。
【0034】
第1の超塑性材料素材20は、後述する成形型を使用した塑性変形後に製品10の湾曲面部12の外周領域12cの面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有する外側領域20aと、後述する成形型を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の外周面16aの面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有した内側領域20bと、を含んでいる。
【0035】
第2の超塑性材料素材22は、後述する成形型を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の底面14の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有している。
【0036】
そして、2つの第3の超塑性材料素材24の夫々は、後述する成形型を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の2つの内周面16bの夫々の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有した輪郭領域24aと、後述する成形型を使用した超塑性変形後に製品10の湾曲面部12の2つの囲まれ領域12dの夫々の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有した中心領域24bと、を含んでいる。
【0037】
そして、第1の超塑性材料素材20,第2の超塑性材料素材22,そして2つの第3の超塑性材料素材24の夫々の厚さh1,h2,h3は、これらが上記成形型を使用して所望の塑性変形あるは超塑性変形された後に所望の厚さとなるよう予め設定されている。
【0038】
この実施の形態では、第1の超塑性材料素材20と2つの第3の超塑性材料素材24の夫々の厚さh1,h3は相互に等しく、第2の超塑性材料素材22の厚さh3は第1の超塑性材料素材20と2つの第3の超塑性材料素材24の夫々の厚さh1,h3よりも大きく設定されている。
【0039】
次に、これら相互に厚さの異なる第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24を、上記成形型を使用して所望の超塑性成形を含む塑性成形させた後に所望の面形状及び寸法を有するよう、図2の(A)及び(B)中に示されている如く、相互に隣接して面状に所望の配列に配置する。
【0040】
さらに、このように相互に隣接して配置された第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24を摩擦攪拌接合により互いに接合することにより、テーラードブランク30が形成される。
【0041】
なお、図2の(A)は、このように配置され接合されることによりテーラードブランク30を形成している第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24の平面図であり;図2の(B)は、図2の(A)のB−B線に沿った断面図である。
【0042】
摩擦攪拌接合により互いに接合された第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24は、接合部分において夫々の超塑性性質を変化させることがなく、実質的に連続した1枚の超塑性材料素材のようになる。
【0043】
また、所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型が準備されている。この成形型について、以下に図3を参照しながらより詳細に説明する。
【0044】
この実施の形態に従った超塑性成形方法において使用される成形型40は、第1の成形型部40aと、これに組み合わされて使用される第2の成形型部40bと、を含んでいる。
【0045】
第1の成形型部40aは、図5中に示されている製品10の湾曲面部12の外周領域12cの面形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を有する外周湾曲面領域42aと、製品10の湾曲面部12の2つの囲まれ領域12dの夫々の面形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を有する2つの囲まれ湾曲面領域42bと、を含む湾曲形成面42を備えている。
【0046】
第1の成形型部40aはさらに、湾曲形成面42に開口し、図5中に示されている製品10の凹部(逆にいえば突部)16の所望の面形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を含む型表面部44を備えている。
【0047】
型表面部44は、凹部(逆にいえば突部)16の外周面16aの面形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を有する外周面44aと、角張った8の字形状の底面14の面形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を有した底面44bと、2つの内周面16bの夫々の面形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を有した内周面44cと、を含んでいる。
【0048】
第2の成形型部40bは、第1の成形型部40aの湾曲形成面42の形状及び寸法に対応した面形状及び寸法を有した湾曲形成面46を備えている。
【0049】
第1の成形型部40aと第2の成形型部40bとには、加熱手段48が設けられている。加熱手段48は、成形型40を使用して第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24を含むテーラードブランク30を所望の形状及び寸法を有した超塑性成形する為に必要な温度を、成形型40の第1の成形型部40aと第2の成形型部40bとを介して、テーラードブランク30に与えることが出来る。
【0050】
第2の成形型部40bにはさらに、湾曲形成面46において第1の成形型部40aの型表面部44に対応した位置に上記超塑性成形する為に必要な圧力を負荷する為の加圧手段50が設けられている。
【0051】
上述した如く構成されている成形型40の第1の成形型部40a及び第2の成形型部40bに対しては、テーラードブランク30の角張った8の字形状の第2の超塑性材料素材22を第1の成形型部40aの型表面部44の底面44bに対向させるとともにテーラードブランク30の第1の超塑性材料素材20を第1の成形型部40aの湾曲形成面42上に載置し、さらに第2の成形型部40bの湾曲形成面46によりテーラードブランク30の第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24を第1の成形型部40aの湾曲形成面42上に押圧させる。この状態が、図3中に示されている。
【0052】
そして、加熱手段48により加熱されている成形型40の第1の成形型部40a及び第2の成形型部40bを介して、第1乃至第3の超塑性材料素材20,22,24を含むテーラードブランク30に対し所望の形状及び寸法を有した超塑性成形する為に必要な温度を与える
さらに加圧手段50により、第2の成形型部40bの湾曲形成面46において第1の成形型部40aの型表面部44に対応した位置に上記超塑性成形する為に必要な圧力を負荷すると、図4中に示されている如く、テーラードブランク30において型表面部44に対応している部分が型表面部44の所望の面形状(即ち、外周面44a,底面44b,そして内周面44c)に沿うよう超塑性変形して上記所望の面形状(即ち、外周面44a,底面44b,そして内周面44c)及びその寸法が転写される、図5中に示されている製品10となる。
【0053】
そして、上記超塑性変形においては、型表面部44において型表面部44の入口から最も遠く超塑性変形の程度が最も大きくなる部分である底面44bに対応したテーラードブランク30の第2の超塑性材料素材22の厚さh2が、型表面部44の入口から底面44bよりも近く超塑性変形の程度がより小さくなる部分である外周面44aや内周面44cに対応したテーラードブランク30の第1及び第3の超塑性材料素材20,24の厚さh1,h3よりも大きく設定されているので、図5中に示されている製品10において、上記超塑性変形により形成された後の凹部(逆にいえば突部)16は、湾曲面部12の外周領域12cや2つの囲まれ領域12dから最も遠い角張った8の字形状の底面14の厚さが、外周面16aや2つの内周面16bの夫々の所定の厚さよりも大きな所定の厚さに設定することが出来た。
【0054】
[第2の実施の形態]
次に、図6を参照しながら、この発明の第2の実施の形態に従った超塑性成形方法について詳細に説明する。
【0055】
この実施の形態でも、図1乃至図5を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法の場合と同様に、複数枚の超塑性材料素材を組み合わせて作られたテーラードブランクに、所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型から上記型表面部の所望の面形状及び寸法が転写される。
【0056】
より詳細に説明すると、第2の実施の形態に従った超塑性成形方法はそこで使用するテーラードブランクの形成方法が前述の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用するテーラードブランク30の形成方法と異なっているのみで、第2の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用される成形型は前述の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用された成形型40と同じである。
【0057】
さらに、第2の実施の形態に従った超塑性成形方法において、そこで使用するテーラードブランクから第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用された成形型40と同じ成形型を使用して超塑性変形されることにより形成された製品は、第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用された成形型40によりそこで使用されるテーラードブランク30から形成された図5中に示されている製品10と同じである。
【0058】
従って、以下に図6の(A),(B),(C)を参照しながら詳細に説明する第2の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用される成形型40の説明は、第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用された成形型40を説明する為に付されている参照符号と同じ参照符号を付すことにより、簡略にされる。
【0059】
製品10を、第2の実施の形態に従った超塑性成形方法により得るには、先ず、図6の(A)中に示されている如く、4角形状の第1の超塑性材料素材60と、角張った8の字形状の第2の超塑性材料素材62と、が用意される。
【0060】
第1の超塑性材料素材60は、後述する成形型40を使用した塑性変形後に製品10の湾曲面部12の外周領域12cの面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有する外側領域60aと、後述する成形型40を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の外周面16aの面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有した第1の内側領域60bと、後述する成形型40を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の底面14の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有している第2の内側領域60cと、後述する成形型40を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の2つの内周面16bの夫々の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有した第3の内側領域60dと、後述する成形型40を使用した超塑性変形後に製品10の湾曲面部12の2つの囲まれ領域12dの夫々の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有した2つの中心領域60eと、を含んでいる。
【0061】
第2の超塑性材料素材62は、後述する成形型40を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の底面14の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有している。
【0062】
そして、第1の超塑性材料素材60の厚さh1は、第1の超塑性材料素材60が単独で後述する成形型40を使用した塑性変形後又は超塑性変形後に所望の厚さになるよう予め設定されていて、第2の超塑性材料素材62の厚さh2は、第2の超塑性材料素材62が第1の超塑性材料素材60の一部と重ね合わされて後述する成形型40を使用した超塑性変形後に所望の厚さになるよう予め設定されている。
【0063】
次に、これら第1及び第2の超塑性材料素材60,62を、後述する成形型40を使用した所望の超塑性成形を含む塑性成形させた後に所望の面形状及び寸法を有するよう、図6の(B)中に示されている如く、少なくとも一部を重ね合わせるよう所望の配列に配置する。
【0064】
この実施の形態では、第1の超塑性材料素材60において、後述する成形型40を使用した超塑性変形後に製品10の凹部(逆にいえば突部)16の底面14の面形状及び寸法となる平面形状及び寸法を有している第2の内側領域60c上に、第2の超塑性材料素材62が重ね合わされる。
【0065】
さらに、このように少なくとも一部を相互に重ね合わせるよう配置された第1及び第2の超塑性材料素材60,62を摩擦攪拌接合により互いに接合することにより、図3の(B)に断面図が示されているテーラードブランク64が形成される。
【0066】
摩擦攪拌接合により互いに接合された第1及び第2の超塑性材料素材60,62は、接合部分において夫々の超塑性性質を変化させることがなく、実質的に連続した1枚の超塑性材料素材のようになる。
【0067】
テーラードブランク64は、成形型40の第1の成形型部40a及び第2の成形型部40bに対しては、テーラードブランク64の角張った8の字形状の第2の超塑性材料素材62を第1の成形型部40aの型表面部44の底面44bに対向させるとともにテーラードブランク64の第1の超塑性材料素材60を第1の成形型部40aの湾曲形成面42上に載置し、さらに第2の成形型部40bの湾曲形成面46によりテーラードブランク64の第1の超塑性材料素材60を第1の成形型部40aの湾曲形成面42上に押圧させる。この状態が、図6の(C)中に示されている。
【0068】
そして、加熱手段48により加熱されている成形型40の第1の成形型部40a及び第2の成形型部40bを介して、第1及び第2の超塑性材料素材60,62を含むテーラードブランク64に対し所望の形状及び寸法を有した超塑性成形する為に必要な温度を与える
さらに加圧手段50により、第2の成形型部40bの湾曲形成面46において第1の成形型部40aの型表面部44に対応した位置に上記超塑性成形する為に必要な圧力を負荷すると、図4中に示されている第1の実施の形態の超塑性成形方法に従った場合の如く、テーラードブランク64において型表面部44に対応している部分が型表面部44の所望の面形状(即ち、外周面44a,底面44b,そして内周面44c)に沿うよう超塑性変形して上記所望の面形状(即ち、外周面44a,底面44b,そして内周面44c)及びその寸法が転写される、図5中に示されている製品10となる。
【0069】
そして、上記超塑性変形においては、型表面部44において型表面部44の入口から最も遠く超塑性変形の程度が最も大きくなる部分である底面44bに対応したテーラードブランク64の第1及び第2の超塑性材料素材60,62が重なり合わされた部分の厚さが、型表面部44の入口から底面44bよりも近く超塑性変形の程度がより小さくなる部分である外周面44aや内周面44cに対応したテーラードブランク64の第1の超塑性材料素材60の厚さよりも大きく設定されているので、図5中に示されている製品10において、上記超塑性変形により形成された後の凹部(逆にいえば突部)16は、湾曲面部12の外周領域12cや2つの囲まれ領域12dから最も遠い角張った8の字形状の底面14の厚さが、外周面16aや2つの内周面16bの夫々の所定の厚さよりも大きな所定の厚さに設定することが出来た。
【0070】
なおこの発明の趣旨は、超塑性材料素材のブランクを超塑性成形して製品を形成した場合に、超塑性成形の程度とは無関係に、超塑性成形後の製品の所望の部分を所望の厚さ(即ち、強度)にすることが出来て全体の所望の部分の厚さ(即ち、強度)を所定の厚さ(即ち、強度)に自在に高品質に設定することが出来ることである。
【0071】
そして、その為に、上述した第1の実施の形態に従った超塑性成形方法においては、種々の厚さを有した複数の超塑性材料素材を相互に隣接して平面状に所望の配列に配置した後に摩擦攪拌接合により互いに接合して形成したテーラードブランクを使用している。そして、複数の超塑性材料素材の夫々の厚さは、夫々が所定の程度の超塑性変形された後に所望の厚さになるように選定される。
【0072】
また、上述した第2の実施の形態に従った超塑性成形方法においては、複数の超塑性材料素材を少なくとも一部が重なり合うよう所望の配列に配置した後に摩擦攪拌接合により互いに接合して形成したテーラードブランクを使用している。そして、複数の超塑性材料素材の少なくとも一部の重なり合った厚さや、重なり合わなかった部分の厚さは、上記少なくとも一部や重なりあわなかった部分が所定の程度の超塑性変形された後に所望の厚さになるように選定される。
【0073】
また、この発明の超塑性成形方法において使用されるテーラードブランクは、超塑性変形が行なわれない部分に超塑性変形しない素材を接合しておくことも出来る。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したことから明らかなように、この発明に従った超塑性成形方法においては、超塑性変形された領域の所望の部分に所望の強度を得ることが出来るので全体に所望の強度を得る為に材料の無駄及び重量の無駄を無くすことが出来るばかりでなく高品質の超塑性変形が可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用されるテーラードブランクを形成する為に用意された種々の高さの種々の形状寸法の第1乃至第3の複数の超塑性材料素材を概略的に示す斜視図である。
【図2】(A)は、図1の第1乃至第3の複数の超塑性材料素材が相互に隣接して平面状に所望の配列に配置され相互に摩擦攪拌接合されて形成されたテーラードブランクを示す平面図であり;そして、(B)は、(A)のB−B線に沿った断面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用されるテーラードブランクが超塑性成形の為に成形型の所定の位置に配置された状態を示す断面図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において、図3の成形型の所定の位置に配置されたテーラードブランクが成形型の所望の面形状及び寸法を有している型表面部に所定の温度条件下で圧力を負荷され押し当てられて超塑性変形されたことにより、型表面部の所望の面形状及び寸法が転写されて製品となった状態の一部を拡大して示す断面図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態に従った超塑性成形方法において、図2の(A)及び(B)中に示されているテーラードブランクから図3中に示されている成形型により超塑性変形されたことにより、成形型の型表面部の所望の面形状及び寸法が転写された製品を示す斜視図である。
【図6】(A)は、この発明の第2の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用されるテーラードブランクを形成する為に用意された種々の形状寸法の第1及び第2の複数の超塑性材料素材を概略的に示す斜視図である。
(B)は、図6の(A)の第1及び第2の複数の超塑性材料素材が少なくとも一部が重なり合うよう配置され相互に摩擦攪拌接合されて形成されたテーラードブランクを示す平面図であり;そして、
(c)は、この発明の第2の実施の形態に従った超塑性成形方法において使用される図2の(B)中に示されているテーラードブランクが超塑性成形の為に成形型の所定の位置に配置された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
20 第1の超塑性材料素材
22 第2の超塑性材料素材
24 第3の超塑性材料素材
30 テーラードブランク
40 成形型
44 型表面部
44a 外周面
44b 底面
44c 内周面
60 第1の超塑性材料素材
62 第2の超塑性材料素材
64 テーラードブランク

Claims (5)

  1. 厚さの異なる複数の超塑性材料素材を用意し、用意された複数の超塑性材料素材を相互に隣接して面状に配置し、隣接している複数の超塑性材料素材を摩擦攪拌接合により互いに接合して、テーラードブランクを形成する第1の工程と;そして、
    所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型を用意し、前記テーラードブランクの複数の超塑性材料素材を超塑性変形させて型表面部に押し当てて複数の超塑性材料素材に型表面部の所望の面形状及び寸法を転写する第2の工程と;
    を備えている超塑性成形方法。
  2. 複数の超塑性材料素材を用意し、用意された複数の超塑性材料素材を少なくとも一部が互いに重なり合うよう配置し、互いに重なり合う少なくとも一部を含む複数の超塑性材料素材を摩擦攪拌接合により互いに接合して、テーラードブランクを形成する第1の工程と;
    所望の面形状及び寸法を有している型表面部を含む成形型を用意し、前記テーラードブランクの互いに重なり合う少なくとも一部を含む複数の超塑性材料素材を超塑性変形させて型表面部に押し当ててテーラードブランクの複数の超塑性材料素材に型表面部の所望の面形状及び寸法を転写する第2の工程と;
    を備えている超塑性成形方法。
  3. 前記テーラードブランクは、前記複数の超塑性材料素材の少なくとも1枚に対し面状に隣接して配置され隣接して配置された少なくとも1枚の超塑性材料素材に対し接合された超塑性変形しない素材をさらに含む請求項1又は2に記載の超塑性成形方法。
  4. 前記テーラードブランクは、前記複数の超塑性材料素材のみを含む請求項1又は2に記載の超塑性成形方法。
  5. 前記第1の工程で前記テーラードブランクを形成するときの前記複数の超塑性材料素材の厚さ、形状及び配置は、前記第2の工程で、超塑性変形する前記複数の超塑性材料素材の所望の部分が前記型表面部の所望の面形状の部分に夫々押し当てられ、かつ所定の厚さになるよう選定されている請求項3又は4に記載の超塑性成形方法。
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