JP4176500B2 - 遊戯装置及びメダルゲーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊戯装置及びメダルゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、固定テーブル上をスライドテーブルが往復移動することにより、固定テーブル上の景品を押し出して払い出すプッシャー型の遊戯装置が知られている。この遊戯装置は、プレーヤによるゲームの開始指示に応じて、回転するターンテーブル上に載置された景品をショベルで掬い上げ、掬い上げた景品を固定テーブル上に落下させ、固定テーブル上を往復移動するスライドテーブルによる景品の押し出し動作により景品獲得口に落ちた景品が、プレーヤに払い出される構成となっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、上記したようなプッシャー型の遊戯装置においては、景品のペイアウト率を可変させるようにしたものが知られている。具体的には、例えば、スライドテーブルによる押し出し動作に応じて押し出される景品がさらにその前方に載置されている景品を押し出すため、景品の移動方向が左右に分散されてしまい、景品が固定テーブルの側縁から落下してしまう場合があるが、この側縁から落下する景品の量を可変させるようにしてペイアウト率を変更する。
【0004】
例えば、コインを払い出すプッシャーゲーム機において、コイン押動部材の進退方向と平行なフィールドの端辺部に、当該フィールドに対して位置調節可能なコインフェンスを設け、側縁からコインが落下し過ぎないように、ペイアウト率を調整する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
実公平3−45751号公報
【特許文献2】
実用新案登録第2593458号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した遊戯装置においては、固定テーブル上に載置される景品の分布に応じてどの景品が払い出されるかが大体決まってしまう。また、例えば、特許文献2で開示されているプッシャーゲーム機は、予めコインフェンスの設置位置を調節することにより、当該プッシャーゲーム機自体のペイアウト率を調整するものである。このため、興趣性に欠け、プレーヤは、景品が払い出される前にゲームに飽きてしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記した従来の事情に鑑みて為されたものであり、ゲーム性を向上させて、プレーヤの遊戯意欲を高めることができるような遊戯装置及びメダルゲーム装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための第1の発明は、
景品を載置する載置台(例えば、図6に示す固定テーブル12)と、
前記載置台に載置された景品を押して移動させる押出部材(例えば、図6に示すスライドテーブル14)と、
を備え、
前記押出部材によって前記景品を押して移動させて前記載置台から景品獲得口へ落下させるようにした遊戯装置において、
所定条件を満たしたときに、前記景品獲得口へ向かわない状態となった前記景品を再び前記景品獲得口へ向かう状態に移動させる復帰手段(例えば、図6に示す景品保持テーブル18,保持テーブル駆動機構19)を備える遊戯装置である
【0009】
景品とは、ゲームプレイで所定の条件をクリアした場合に払い出される褒美品や賞品といったもののことであり、本明細書においては、例えば、小袋分けされた飴や菓子、遊戯媒体であるメダル、おもちゃ、装飾品、各種グッズ、カプセル等を総称して景品と呼ぶ。
【0010】
この第1の発明によれば、載置台上で押出部材により押される景品の内、景品獲得口へ向かわない状態となった景品の移動方向を、所定条件を満たした場合に、景品を払い出すための景品獲得口に向かう方向に変更させることができる。
【0011】
また、第2の発明は、第1の発明の遊戯装置であって、
前記復帰手段は、前記景品を前記景品獲得口へ向かう状態に移動させた後は、前記景品の移動する方向を規制する遊戯装置である
【0012】
この第2の発明によれば、押出部材により押されて移動する景品の移動方向を、景品を払い出すための景品獲得口へ向かう方向に規制することができる。
【0013】
また、第3の発明は、
景品を載置する載置台と、
前記載置台上を移動して、当該載置台上の景品を押し出す押出部材と、
第1位置に位置することで前記載置台上に載置された景品の所定方向への移動を防止するとともに、第2位置に位置することで当該防止部材の一側面と前記載置台の上面とが連接した略同一の平面を形成する防止部材(例えば、図6に示す景品保持テーブル18,18)と、
前記防止部材を、少なくとも前記第1位置と前記第2位置に移動させる移動制御手段(例えば、図8に示す制御装置50)と、
を備える景品押出装置である
【0014】
この第3の発明によれば、景品押出装置の第1位置への移動が可能に構成された防止部材を備え、防止部材が第1位置に位置する場合には、当該防止部材により、載置台上を移動する押出部材による景品の所定方向への移動を防止することができる。また、防止部材が第2位置に位置する場合には、防止部材の一側面と載置台の上面とが連接して略同一平面を形成する。これにより、載置台の面積を、防止部材の一側面の面積分広くすることができ、押出部材により載置台上から押し出された景品を、当該防止部材の一側面上に保持しておくことができる。
【0015】
また、第4の発明は、第3の発明の景品押出装置であって、
前記押出部材は前記載置台上を往復移動し、
前記防止部材が第1位置に位置することで、前記押出部材の往復移動方向に景品を案内する景品押出装置である
【0016】
この第4の発明によれば、防止部材が第1位置に位置する場合に、押出部材の往復移動により押し出される景品を、当該押出部材の往復方向に移動させることができる。
【0017】
また、第5の発明は、第3又は第4の発明の景品押出装置であって、
前記防止部材は、前記載置台の一端部で軸支されており、
前記移動制御手段は、前記防止部材を軸回転させることにより第1位置に移動させる景品押出装置である
【0018】
この第5の発明によれば、載置台の一端部において防止部材を支持する軸を回転させることにより、当該防止部材を、景品の移動方向を制限するための第1の位置に移動させることができる。
【0019】
そして、第6の発明は、第3又は第4の発明の景品押出装置であって、
前記防止部材は、前記一側面と前記載置台の上面との成す角度が変更可能なように前記載置台の一端部で軸支されている景品押出装置である
【0020】
この第6の発明によれば、防止部材の一側面と、載置台の上面との成す角度を変更することができるので、防止部材上に保持される景品を載置台上に移動させることができる。
【0021】
そして、第7の発明は、第5又は第6の発明の景品押出装置であって、
前記移動制御手段は、前記防止部材の軸回転量を段階的に制御する景品押出装置である
【0022】
この第7の発明によれば、防止部材の一側面と、載置台の上面との成す角度を段階的に変更することができる。
【0023】
また、第8の発明は、第3第7の何れかの発明の景品押出装置と、当該景品押出装置の一端側から落下した景品を外部に送出する景品獲得口(例えば、図4に示す景品獲得口60)とを備えた遊戯装置である。
【0024】
この第8の発明によれば、遊戯装置において、当該遊戯装置の備える景品押出装置により、第3第7の何れか発明と同様の効果を奏することができる。例えば、所定のタイミングで第1位置に防止部材を移動させ、当該防止部材により、押出部材により押し出された景品の移動方向を制限し、景品獲得口側に落下させることができる。
【0025】
第9の発明は、
景品を載置する載置台(例えば、図13に示す固定テーブル12)と、
前記載置台に載置された景品を押して移動させる押出部材(例えば、図13に示すスライドテーブル14)と、
を備え、
前記押出部材によって前記景品を移動させて前記載置台から景品獲得口へ落下させるようにした遊戯装置において、
第1位置に位置することで前記載置台上に載置された景品の所定方向への移動を防止する防止部材(例えば、図14に示す防止部材220)と、
前記防止部材を、前記第1位置に移動させる移動制御手段(例えば、図17に示す制御装置300)と、
を備える遊戯装置である
【0026】
この第9の発明によれば、第1位置への移動が可能な防止部材を備えることにより、防止部材が第1位置に位置する場合に、当該防止部材により、載置台上を移動する押出部材による景品の所定方向への移動を防止することができる。
【0027】
また、第10の発明は、
第9の発明の遊戯装置において、
前記押出部材は前記載置台上を往復移動し、
前記防止部材が前記第1位置に位置することで、前記押出部材の往復移動方向に景品を案内する遊戯装置である
【0028】
この第10の発明によれば、防止部材が第1位置に位置する場合に、押出部材の往復移動により押し出される景品を、当該押出部材の往復移動方向、即ち、景品獲得口に向かう方向に案内することができる。
【0029】
そして、第11の発明は、
第9又は第10の発明の遊戯装置において、
前記防止部材は、前記第1位置に位置することにより、前記押出部材の往復移動方向に沿って、前記載置台の上面に対して略起立した状態となる遊戯装置である
【0030】
この第11の発明によれば、防止部材は、第1位置に位置することにより、押出部材の往復移動方向に沿って載置台の上面に対して略起立した状態となる。従って、載置台上の景品の、押出部材の往復移動方向と直交する方向への移動を防止することができるとともに、押出部材の往復移動により押し出される景品を、当該押出部材の往復移動方向、即ち、景品獲得口に向かう方向に案内することができる。
【0031】
そして、第12の発明は、
第9第11の何れかの発明の遊戯装置において、
前記防止部材は、前記載置台の上面に対して略垂直な軸を中心として回動可能に軸支され、
前記移動制御手段は、前記防止部材を軸回転させることにより第1位置に移動させる遊戯装置である
【0032】
この第12の発明によれば、載置台の上面に対して略垂直に設けられて防止部材を支持する軸を回動させることにより、防止部材を、景品を前記所定方向に移動させるための第1位置に移動させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図を参照して、本発明を適用した第1の実施の形態について説明する。図1は本発明を適用した遊戯装置1の外観図であり、図2は遊戯装置1の平面図であり、図3は遊戯装置1の1つのステーションに係る要部正面図であり、図4は遊戯装置1の1つのステーションに係る要部縦断面図である。この遊戯装置1は、いわゆるプッシャー型ゲーム機と呼ばれる遊戯装置である。
【0034】
遊戯装置1は、平面視略六角形の形状を成しており、略六角形の各辺でプレーヤが遊戯するためのステーションが6つ配設され、同時に6人のプレーヤが遊べるように構成されている。遊戯装置1は、プッシャーテーブル部10と、掬い上げ装置20と、ジャックポット(以下、「JP」という。)用の景品払出装置(以下、「JP用払出装置」という。)30と、景品補充装置40と、制御装置50とを主に備えて構成され、制御装置50は、遊戯装置1の動作を統括的に制御する。以下、遊戯装置1の1つのステーションに着目して、遊戯装置1の構成及び動作を簡単に説明する。説明上、上下方向は図1,3,4に向かって上下の方向とし、同図の上を上、下を下として説明する。また奥行き方向は、図3に向かって前後(手前/奥)の方向とし、スライドテーブル14が景品獲得口60に近づく向きを前又は手前、遠ざかる向きを後又は奥として説明する。
【0035】
ターンテーブル70は、景品Gが多数積載されたリング状の受け皿であり、遊戯装置1内を、一定方向に軸回転するように構成されている。
【0036】
プッシャーテーブル部10は、固定テーブル12と、固定テーブル12上を前後方向に摺動するスライドテーブル14と、固定テーブル12の前面端部に設置されたスイッチ16とを備えて構成される。スライドテーブル14が前後方向にスライドするため、スライドテーブル14の前面によって固定テーブル12上に載置された景品Gが移動する。固定テーブル12上に載置された景品Gの密度が高いと、景品Gが玉突き状態となって、固定テーブル12の前面端部から景品Gが落下し、景品獲得口60から景品Gが払い出される。一方、固定テーブル12上に載置された景品Gの密度が低いと、固定テーブル12上の隙間を埋めるように景品Gが移動することとなる。また、詳細は後述するが、本第1の実施の形態において、固定テーブル12の左右両脇には、当該固定テーブル12と連接して略同一平面を形成する景品保持テーブル18,18がそれぞれ配される。
【0037】
景品Gは、固定テーブル12上の密度や他の景品Gの移動状態の影響を受けながら移動するため、景品獲得口60の方向へ必ずしも移動するわけではなく、中には固定テーブル12上(景品獲得口60へ向かう状態)から押し出されて景品保持テーブル18上(景品獲得口60へ向かわない状態)へ移動してしまい、その後も景品獲得口60の方向へ向かうことなく、景品保持テーブル18上に留まったり、ターンテーブル70へ落下してしまったりする。
【0038】
スイッチ16は、景品Gの重力によって可動する棒状の検知バーを備えており、固定テーブル12の前面端部から落下する景品Gが接触するように検知バーが設置されている。検知バーの可動によって景品Gの払い出しを検知すると、スイッチ16は、検知信号を制御装置50に出力する。
【0039】
掬い上げ装置20は、2本のアーム22,23と、ショベル24と、JPルーレット26と、JPメーター27とを備えて構成される。2本のアーム22,23とショベル24とにより所定のリンク機構が構成され、ターンテーブル70上に載置された景品Gをショベル24が掬い上げ、掬い上げた景品Gをプッシャーテーブル部10に落下させるように構成されている。JPルーレット26とJPメーター27とは、ショベル24を軸支するアーム22の前面に設置されている。遊戯装置1の操作部80からプレーヤによる操作入力がなされると、掬い上げ装置20による掬い上げ動作が開始される。尚、プレーヤによる操作入力は、原則、この掬い上げ装置20に対する掬い上げ動作指示のみである。
【0040】
JPルーレット26は、スイッチ16により景品Gの払い出しが検知された場合に、制御装置50からの制御によって起動する電子式のルーレットであり、“1”,“2”,“3”の何れかの目(以下、「ポイント」という。)を指示する。JPメーター27は、JPルーレット26によって指示されたポイントの数を累積的に表示する表示器であり、現在のポイント数を棒グラフ状に表示する。遊戯装置1は、このポイント数に応じて、「小当たり」、「中当たり」、「大当たり(JP)」の3種類の特典動作を起動するように構成されている。
【0041】
JP用払出装置30は、予め景品Gが収納されたバスケット32と、バスケット32を支持する支持アーム34とを備えて構成される。バスケット32は、支持アーム34の一端に軸支されており、支持アーム34の他端を軸中心として支持アーム34が手前側に回転する(プレーヤに向かって倒れてくる)ことにより、バスケット32の上面開口部から景品獲得口60へ景品Gが落下するよう構成されている。この支持アーム34の回転動作は、ポイント数が「大当たり(JP)」となった時に起動される。
【0042】
景品補充装置40は、透明な樹脂等により円柱形状に形成されたシリンダー42と、シリンダー42内に集積された景品Gを下から押し上げるピストン44と、シリンダー42の上部開口部から斜め下方に傾斜した傾斜板46とを備えて構成され、平面視略六角形の遊戯装置1内の頂点位置に配置される。また、傾斜板46は、図2に示すように、プッシャーテーブル部10の端部と、ターンテーブル70との間に、傾斜板46の端面が来るように配設されており、ピストン44によって押し上げられ、シリンダー42の開口部より放出される景品Gが、プッシャーテーブル部10或いはターンテーブル70に落下するように構成されている。このピストン44の上昇動作は、所定のタイミングで実行される。
【0043】
本第1の実施の形態は、上述した現在のポイント数が所定値に達したことにより「小当たり」となった時に起動される特典動作に関するものである。具体的には、制御装置50は、現在のポイント数を監視し、「小当たり」に対応するポイント数に達したと判断した際に、「小当たり」モードを設定して該当する特典動作を起動する。
【0044】
図5は、「小当たり」となった時に起動される特典動作を説明するための図である。(a)は景品保持テーブル18,18の定常状態(第2位置)、(b)は景品落下防止状態(第1位置)、をそれぞれ示している。同図(a)に示すように、定常状態において、景品保持テーブル18,18上には、スライドテーブル14がスライドすることにより固定テーブル12上から押し出された景品G´が保持(載置)される。
【0045】
この景品保持テーブル18,18は、「小当たり」となった時に、同図(b)に示すように、スライドテーブル14のスライド方向に沿って起立するようになっている。そして、景品保持テーブル18,18は、例えば、「小当たり」となった時から所定時間が経過して「小当たり」モードが解除された際に、図5(b)に示す景品落下防止状態から、(a)に示す定常状態に戻るようになっている。
【0046】
従って、固定テーブル12と連接して略同一平面を形成している景品保持テーブル18,18(定常状態)により、固定テーブル12上から押し出された景品Gをターンテーブル70にすぐに落下させずに保持しておくことができる。そして、「小当たり」となった時に、景品保持テーブル18,18上に保持された景品G´を固定テーブル12上に復帰させることができる。即ち、景品獲得口60へは向かわなくなった景品Gを再び固定テーブル12上、実際には固定テーブル12上の中央付近に移動するようにしたので、またそれら景品Gが景品獲得口60へ向かう可能性が出てくる。
【0047】
また、「小当たり」モードが解除されるまでの間、景品保持テーブル18,18は、スライドテーブル14のスライド方向に沿って起立した状態を維持するので(景品落下防止状態)、固定テーブル12の左右両脇からターンテーブル70への景品Gの落下を防止し、固定テーブル12の前面に向かって景品Gが移動する規制ガイドの役割を果たす。
【0048】
これによれば、「小当たり」時の景品のペイアウト率を高めることが可能となるため、ゲーム性を向上させることができ、プレーヤの遊戯意欲を高めることができる。
【0049】
次に、本第1の実施の形態におけるプッシャーテーブル部10の構成について説明する。図6は、プッシャーテーブル部10の平面図であり、図7は、当該プッシャーテーブル部10の要部正面図である。尚、図7においては、左側に定常状態における保持テーブル駆動機構19、右側に景品落下防止状態における保持テーブル駆動機構19をそれぞれ図示しているが、実際には、左右の保持テーブル駆動機構19,19は、景品保持テーブル18,18の定常状態と景品落下防止状態とを同時に切り替えるように動作制御される。
【0050】
図6に示すように、景品保持テーブル18,18は、固定テーブル12の長手方向に沿って配された軸部材A1,A2を有する。軸部材A1,A2は、固定テーブル12の側端部(側縁部)の略中央部分に設置された支持部材191,191によってそれぞれ支持される。
【0051】
また、固定テーブル12の側端部(側縁部)の後側下方には、軸部材A1,A2を回転させることにより景品保持テーブル18,18の定常状態と景品落下防止状態を切り替える保持テーブル駆動機構19,19を備えている。この保持テーブル駆動機構19,19を軸部材A1,A2の後側端部に設置することにより、景品が積載されるターンテーブル70やプッシャーテーブル部10等を遊戯装置1内に配置する際の自由度を高めることができる。
【0052】
具体的には、軸部材A1,A2の後側端部には、図7に示すように、それぞれ、モータ192を駆動源とする第1アーム193の一端部が連結されている。また、第1アーム193の他端部には、ばね部材195が連結されている。ばね部材195は、第1アーム193を、景品保持テーブル18が起立状態(景品落下防止状態)となる方向に付勢している。
【0053】
モータ192の駆動軸には、一端部にローラ196を設けた第2アーム194の他端部が連結されている。図7中に示す、一点鎖線の円弧は、第2アーム194がモータ192により回転駆動された際のローラ196の軸の軌跡を示している。図7の左側のモータ192は図中時計回りに回転駆動し、右側のモータ192は反時計回りに回転駆動する。同図中左側の保持テーブル駆動機構19は、ローラ196が第1アーム193に当接して、ばね部材195の付勢に抗して第1アーム193を回転させている状態を示している。この第1アーム193の回転により、景品保持テーブル18は、起立状態(景品落下防止状態)から倒伏状態(定常状態)に切り替えられる。
【0054】
そして、第2アーム194がさらに回転すると、第1アーム193の回転端部からローラ196が外れるので、第1アーム193は、ばね部材195により再び引張られて、景品保持テーブル18が起立するようになっている(モータの回転方向が逆であるが、図7の右側の状態となる。)。
【0055】
また、保持テーブル駆動機構19は、モータ192の近傍に、ローラ196が第1アーム193の回転端部から外れる直前の位置を検知するための原点センサ197を備えて構成され、当該原点センサ197による検出位置でモータ192の回転駆動を停止させることにより、定常状態を維持させることができるようになっている。
【0056】
次に、「小当たり」に対応する特典動作に係る制御装置50の動作について、図8に示す機能ブロックを参照して説明する。制御装置50は、モータ192に駆動信号を出力してモータ192の回転動作を制御することにより、景品保持テーブル18の定常状態/景品保持状態を切り替える。また、上述したように、制御装置50には、原点センサ197から検知信号が入力される。
【0057】
具体的には、制御装置50は、現在のポイント数に応じて「小当たり」モードを設定し、先ず、モータ192に駆動信号を出力して第2アーム194を回転させることにより、景品保持テーブル18を起立させる。また、制御装置50は、モータ192を駆動してから所定時間(例えば、5秒)が経過した際に、駆動信号の出力を中止して第2アーム194の回転を停止させる。
【0058】
また、制御装置50は、例えば、「小当たり」モードを設定してからの経過時間を監視し、所定時間(例えば、1分)が経過した際に、「小当たり」モードを解除する。即ち、制御装置50は、モータ192に駆動信号を出力して第2アーム194を回転させ、原点センサ197から入力される検知信号に応じて駆動信号の出力を中止して第2アーム194の回転を停止させることにより、景品保持テーブル18を倒伏させる。これにより、景品保持テーブル18を倒伏させた状態(定常状態)を維持することができる。
【0059】
尚、固定テーブル12の左右両脇に配された景品保持テーブル18,18を両方駆動することとして説明したが、何れか一方を駆動することとしても構わない。
【0060】
以上、本発明を適用した第1の実施の形態例について説明したが、本発明は、上記したものに限らず適宜変更可能である。
【0061】
例えば、上記した実施の形態においては、固定テーブル12の左右両脇に、当該固定テーブル12と連接して略同一平面を形成することにより、固定テーブル12から押し出された景品Gを保持する景品保持テーブル18,18を備え、当該景品保持テーブル18,18を「小当たり」時に起立させる場合について説明したが、景品保持テーブル18,18は固定テーブル12と連接した略同一平面を形成していなくてもよい。
【0062】
例えば、景品保持テーブル18,18は定常状態では固定テーブル12より所定高さだけ低い位置に維持されていて、固定テーブル12から押し出されて落ちた景品Gを保持するようにしておけばよい。そして、「小当たり」時には景品保持テーブル18,18が固定テーブル12より高い位置に上昇して、その上に保持されていた景品Gを固定テーブル12上に戻すようにすれば、同様に、景品獲得口60へ向かわない状態にあった景品Gを再び景品獲得口60へ向かう状態に移動させることができる。固定テーブル12より高い位置に上昇した景品保持テーブル18,18はその位置を維持することで景品の移動方向を規制する役割も同様に果たす。
【0063】
尚、このように景品保持テーブル18,18は上記した起立した状態以外に、位置の上下、又は景品Gを寄せるように位置移動するようにしてもよい。また、景品保持テーブル18,18を「小当たり」時に起立させる場合について説明したが、現在のポイント数に応じて、景品保持テーブル18,18を段階的に起立させることとしてもよい。
【0064】
図9は、特典動作の変形例を説明するための図である。例えば、現在のポイント数が“α”以上となった場合を「小当たり」とし、“β”以上となった場合を「中当たり」とする。図9(b)に示すように、「小当たり」となった時に、景品保持テーブル18,18の上面と固定テーブル12の上面との成す角度が所定角度θとなるように景品保持テーブル18,18を回転させる。さらに、図9(c)に示すように、「中当たり」となった時に、景品保持テーブル18,18の上面と固定テーブル12の上面との成す角度が所定角度θ´(略直角)となるように景品保持テーブル18,18を回転させる。
【0065】
具体的には、例えば、図7に示して説明したモータ192として、正/逆方向に回転可能なモータを用い、さらに、景品保持テーブル18の上面と固定テーブル12の上面との成す角度が所定角度θ及びθ´となる位置を検知するためのセンサをそれぞれ備える。ここで、例えば、モータ192の回転の正方向を、景品保持テーブル18を起立させる方向とし、モータ192の回転の逆方向を、景品保持テーブル18を倒伏させる方向とする。
【0066】
制御装置50は、「小当たり」となった時に、正方向にモータ192を回転させ、上記した所定角度θを検知するためのセンサからの検知信号に応じてモータ192を停止させ、「中当たり」となった時に、さらに正方向にモータ192を回転させ、所定角度θ´を検知するためのセンサからの検知信号に応じてモータ192を停止させる。また、制御装置50は、「中当たり」モードを解除する際に、逆方向にモータ192を回転させ、原点センサ197からの検知信号に応じてモータ192を停止させる。
【0067】
従って、当該景品保持テーブル18,18の上面と固定テーブル12の上面との成す角度が、現在のポイント数に応じた角度となるように、景品保持テーブル18,18の回転量を制御することができる。これによれば、スライドテーブル14の移動により固定テーブル12から押し出されて景品保持テーブル18,18上に保持される景品G´の内、固定テーブル12上に復帰させる数を、現在のポイント数、即ち「小当たり」か「中当たり」かに応じて調整することができる。
【0068】
また、例えば、現在のポイント数が「小当たり」のポイント数に満たない状態で所定時間が経過した場合や、ゲームオーバー時等において、景品保持テーブル18,18を下向きに傾斜させることとしてもよい。具体的には、例えば、図7に示して説明した、ローラ196が第1アーム193の回転端部から外れる直前の位置において、景品保持テーブル18の上面と固定テーブル12の上面との成す角度が180度以上となるように構成する。
【0069】
これによれば、スライドテーブル14により固定テーブル12上から景品保持テーブル18,18上に押し出され、当該景品保持テーブル18,18上で保持されている景品G´を、ゲームオーバー時等において、ターンテーブル70に落下させることができる。
【0070】
また、景品保持テーブル18,18は固定テーブル12内に設けてもよい。この場合、景品保持テーブル18,18を設ける位置は、スライドテーブル14がスライドしても、ほとんど動かずに固定テーブル12上に留まっている景品が多いところ(滞留するところ)に設けると効果的である。そうすると、「小当たり」時には同様に、景品獲得口60へ向かわない状態にあった景品Gを再び景品獲得口60に向かう状態に移動させることになる。
【0071】
また、上記した実施の形態において説明した景品保持テーブル18,18に換えて、固定テーブル12の左右両脇に起立して固定テーブル12からの景品Gの落下を防止する景品落下防止状態と、当該景品落下防止状態から退避した定常状態とを切替可能に構成された防止部材を備えることとしてもよい。
【0072】
図10(a)は、防止部材90,90の定常状態、(b)は景品落下防止状態をそれぞれ示している。遊戯装置1本体内には、防止部材90,90の定常状態と景品落下防止状態とを切り替えるためのモータ等で構成される落下防止部材駆動機構(図示略)が設置され、防止部材90,90は、モータの駆動等により固定テーブル12の左右側面に設けられたガイドレール92に沿って移動可能に構成されている。即ち、「小当たり」となった時に、図10(b)に示すように、防止部材90,90が固定テーブル12の手前側まで移動し、「小当たり」モードが設定されている間、当該防止部材90,90が固定テーブル12の側壁として機能する。
【0073】
また、「小当たり」モードが解除された場合には、防止部材90,90が固定テーブル12の奥側に移動して、図10(a)に示す定常状態に戻るようになっている。
【0074】
これによれば、「小当たり」モードが設定されている間、防止部材90,90により、固定テーブル12の左右両脇からターンテーブル70への景品Gの落下を防止することができるので、固定テーブル12上に載置された景品を特典として確実に払い出すことができる。
【0075】
図11は、防止部材の定常状態と景品落下防止状態とを切り替えることによる「小当たり」時の特典動作の変形例を説明するための図である。(a)は防止部材100,100の定常状態、(b)は景品落下防止状態をそれぞれ示している。防止部材100,100は、固定テーブル12の後面に沿って配された軸部材A10の端部でそれぞれ支持され、防止部材100,100の定常状態と景品落下防止状態とを切り替えるための落下防止部材駆動機構(図示略)により、軸部材A10を軸中心として回動駆動されて、定常状態と景品落下防止状態とが切り替えられるようになっている。
【0076】
また、図11においては、防止部材100を薄板状な部材として図示・説明したが、図12に示すように、所定の厚さ方向の長さを有する部材としてもよい。その場合には、図12(a)の状態において、防止部材100の上面と、固定テーブル12の上面とが連接した略同一の平面を成すように構成し、防止部材100の上面でも景品を載置可能なように構成してもよい。
【0077】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。図13は、第2の実施の形態における遊戯装置1aの1つのステーションを示した要部平面図である。尚、以下では、第1の実施の形態で説明した構成と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。また、第1の実施の形態と同様に、スライドテーブル14が景品獲得口60に近づく向きを前、遠ざかる向きを後として説明する。
【0078】
同図に示す遊戯装置1aにおいて、プレーヤは、操作パネル81に配置された操作部82に対して操作入力を行うことにより、掬い上げ装置20に対する掬い上げ動作を指示する。この操作パネル81には、ルーレット84が配置される。
【0079】
ルーレット84は、複数のランプ86(図13では7個)を備えて構成され、このルーレット84の動作は、制御装置300(図17参照)により制御される。具体的には、ルーレット84は、掬い上げ装置20による掬い上げ動作の開始前に、制御装置300の制御で起動され、各ランプ86を点灯させる。制御装置300は、所定の確率に従って「当たり」モード又は「外れ」モードを設定する。「当たり」モードが設定される確度(確率)は、プレーヤの連続プレイ数に応じて変動するようになっている。そして、設定されたモードに応じた点灯パターンで各ランプ86を明滅させ、「当たり」となったこと、或いは「外れ」となったことをプレーヤに明示する。
【0080】
また、詳細は後述するが、本第2の実施の形態において、固定テーブル12の左右両脇に、当該固定テーブル12上に載置された景品Gの落下を防止する落下防止機構200,200を備える。
【0081】
本第2の実施の形態は、「当たり」モードが設定された際に起動される特典動作に関するものである。図14は、「当たり」モードが設定された際に起動される特典動作を説明するための図である。(a)は落下防止機構200,200の定常状態、(b)は景品落下防止状態(第1位置)、をそれぞれ示している。
【0082】
同図に示すように、落下防止機構200,200は、固定テーブル12と垂直な垂直軸210に支持された平板状の防止部材220,220を備えており、防止部材220,220が、垂直軸210を中心に、固定テーブル12に接近する方向及び固定テーブル12から離れる方向に往復揺動することにより、落下防止機構200,200の定常状態(a)と、景品落下防止状態(b)とが切り替えられるようになっている。
【0083】
具体的には、「当たり」モードが設定された場合に、防止部材220,220が固定テーブル12の左右両脇に接近し、当接面220a,220aが、スライドテーブル14の側面に当接或いは最近接する位置(第1位置)に移動することで、スライドテーブル14のスライド方向に沿って、固定テーブル12を挟むような位置に移動する。そして、例えば、「当たり」モードが設定されてから所定時間経過時に「当たり」モードを解除する際に、防止部材220,220は、固定テーブル12の左右両脇から離れて、(a)に示す定常状態に戻る。また、防止部材220,220は、その高さ方向の長さが、固定テーブル12の厚さ方向の長さより十分大きく、第1位置に位置した際に、最も高い位置が固定テーブル12の高さより十分に高い位置にくるように配設されている。
【0084】
これによれば、「当たり」モードが設定されている間、落下防止機構200,200は、固定テーブル12に接近している状態(景品落下防止状態)を維持するので、固定テーブル12の左右両脇からターンテーブル70への景品Gの落下を防止し、景品獲得口60に続く固定テーブル12の前面に向かって景品Gが移動する規制ガイドの役割を果たす。従って、「当たり」時の景品のペイアウト率を高めることが可能となるため、ゲーム性を向上させることができ、プレーヤの遊戯意欲を高めることができる。
【0085】
次に、落下防止機構200の構成について説明する。図15は、景品獲得口60周辺の構成の平面図であり、図16は、その縦断面図である。
【0086】
落下防止機構200は、出力軸の回転角度制御が可能なモータ230と、固定テーブル12の前端部側の角付近に設けられた垂直軸210と、この垂直軸210に支持され、モータ230を駆動源として揺動する防止部材220と、モータ230の回転動作を揺動動作に変換して防止部材220に伝達する伝達機構240と、モータ230の回転角度制御を行うための基準位置を検出するセンサ250とを備えて構成される。
【0087】
伝達機構240は、モータ230の回転駆動力で回転する支持部材241と、支持部材241の一端で支持され、図15中の一点鎖線で示す円弧上を周回するローラ242と、ローラ242に当接して揺動する断面L字状の揺動体243と、ローラ242と揺動体243との当接状態を維持するばね244とを備える。
【0088】
揺動体243は、ローラ242の外周に当接する側壁部を備え、ローラ242が周回動作を行うことにより往復揺動を行う。この揺動体243は垂直軸210に支持されており、ローラ242の周回動作に応じて防止部材220とともに揺動する。即ち、モータ230が回転駆動することにより、ローラ242と揺動体243を介して防止部材220を往復揺動させることができる。
【0089】
また、支持部材241の他端部にはセンサ250による被検出板245が設けられている。センサ250は、発光素子と受光素子とからなり、これらの間を支持部材241に設けられた被検出板245が通過するように配置されている。従って、センサ250は、被検出板245の通過位置を基準位置として所定角度モータ230を回転駆動することにより、防止部材220の景品落下防止状態と定常状態とを切り替えることができる。
【0090】
次に、「当たり」に対応する特典動作に係る遊戯装置1aの動作について説明する。図17は、遊戯装置1aの内部構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、制御装置300は、ルーレット84の動作を制御し、「当たり」モードを設定した場合に、モータ230に駆動信号を出力してモータ230の回転動作を制御することにより、防止部材220の定常状態/景品落下防止状態を切り替える。また、上記したように、制御装置300には、フォトセンサ250から検知信号が入力される。
【0091】
具体的には、制御装置300は、「当たり」モードを設定した場合に、モータ230に駆動信号を出力して、支持部材241を回転させる。そして、制御装置300は、フォトセンサ250から入力される検知信号に応じて駆動信号の出力を中止して支持部材241の回転を停止させる。
【0092】
また、制御装置300は、「当たり」モードを設定してからの経過時間を監視し、所定時間(例えば、1分)が経過した際に、「当たり」モードを解除する。即ち、制御装置300は、モータ230に駆動信号を出力して支持部材241を回転させて、防止部材220を景品落下防止状態から定常状態に戻した後、駆動信号の出力を中止して支持部材241の回転を停止させる。
【0093】
これによれば、「当たり」モードが設定されている間、落下防止機構200,200の景品落下防止状態を維持することができ、固定テーブル12の左右両脇からターンテーブル70への景品Gの落下を防止することができるので、固定テーブル12上に載置された景品Gを特典として確実に払い出すことができる。
【0094】
以上、本発明を適用した2つの実施の形態として、景品を獲得する遊戯装置を例にとって説明したが、本発明は、固定テーブル上を往復移動するスライドテーブルにより押し出されるメダルが払い出される、いわゆるプッシャー型のメダルゲームに適用することも可能である。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明を適用した景品押出装置によれば、景品押出装置の第1位置への移動が可能に構成された防止部材を備え、当該防止部材が第1位置に位置する場合には、押出部材により載置台上を移動する景品の所定方向への移動を防止することができる。さらに、当該押出部材により押し出される景品を、遊戯装置外部に景品を送出する景品獲得口側に移動させることができる。
【0096】
また、防止部材が第2位置に位置する場合には、防止部材の一側面と載置台の上面との連接して略同一平面を形成する。これにより、載置台の面積を、防止部材の一側面の面積分広くすることができ、押出部材により載置台上から押し出された景品を、当該防止部材の一側面上に保持しておくことができる。
【0097】
そして、防止部材の一側面と、載置台の上面との成す角度を変更することができるので、防止部材上に保持される景品を載置台上に移動させることができる。また、防止部材の一側面と、載置台の上面との成す角度を段階的に変更することも可能である。
【0098】
また、本発明を適用した景品押出装置によれば、第1位置への移動が可能な防止部材を備えることにより、防止部材が第1位置に位置する場合に、当該防止部材により、載置台上を移動する押出部材による景品の所定方向への移動を防止することができる。
【0099】
そして、防止部材が第1位置に位置する場合に、押出部材の往復移動により押し出される景品を、当該押出部材の往復移動方向、即ち、景品獲得口に向かう方向に案内することができる。
【0100】
また、防止部材が第1位置に位置することにより、前記防止部材は押出部材の往復移動方向に沿って載置台の上面に対して略起立した状態となるので、載置台上の景品の、押出部材の往復移動方向と直交する方向への移動を防止することができるとともに、押出部材の往復移動により押し出される景品を、当該押出部材の往復移動方向、即ち、景品獲得口に向かう方向に案内することができる。
【0101】
また、防止部材は、載置台の上面に対して略垂直に設けられて防止部材を支持する軸を回動させることによって、景品を前記所定方向に移動させるための第1位置に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態における遊戯装置の外観図の一例を示す図である。
【図2】遊戯装置の平面図の一例を示す図である。
【図3】遊戯装置の1つのステーションに係る要部正面図の一例を示す図である。
【図4】遊戯装置の1つのステーションに係る要部縦断面図の一例を示す図である。
【図5】特典動作を説明するための図である。
【図6】プッシャーテーブル部の平面図の一例を示す図である。
【図7】プッシャーテーブル部の要部正面図の一例を示す図である。
【図8】遊戯装置の機能ブロックの一例を示す図である。
【図9】特典動作の変形例を説明するための図である。
【図10】特典動作の変形例を説明するための図である。
【図11】特典動作の変形例を説明するための図である。
【図12】防止部材の変形例を説明するための図である。
【図13】遊戯装置の1つのステーションに係る要部正面図の一例を示す図である。
【図14】特典動作を説明するための図である。
【図15】景品獲得口周辺の構成の平面図の一例を示す図である。
【図16】景品獲得口周辺の構成の縦断面図の一例を示す図である。
【図17】遊戯装置の機能ブロックの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊戯装置
10 プッシャーテーブル部
12 固定テーブル
14 スライドテーブル
16 スイッチ
18a,18b 景品保持テーブル
A1,A2 軸部材
19a,19b 保持テーブル駆動機構
191 支持部材
192 モータ
193 第1アーム
194 第2アーム
195 ばね部材
196 ローラ
197 原点センサ
20 掬い上げ装置
30 JP用払出装置
40 景品補充装置
50 制御装置
60 景品獲得口
70 ターンテーブル
80 操作部
G,G´ 景品

Claims (8)

  1. 景品を載置する載置台と前記載置台上を移動して、当該載置台上の景品を押し出す押出部材とを備え、プレーヤの操作入力に従ってショベルで掬い上げた景品を前記載置台の上方から落下させ、前記押出部材によって押されて前記載置台から景品獲得口に落下した景品を払い出す遊戯装置であって、
    第1位置に位置することで前記載置台上に載置された景品の所定方向への移動を防止するとともに、第2位置に位置することで当該防止部材の一側面と前記載置台の上面とが連接した略同一の平面を形成する防止部材と、
    前記防止部材を、少なくとも前記第1位置と前記第2位置に移動させる移動制御手段と、
    を備えた遊戯装置
  2. 請求項に記載の遊戯装置であって、
    前記押出部材は前記載置台上を往復移動し、
    前記防止部材が第1位置に位置することで、前記押出部材の往復移動方向に景品を案内する遊戯装置
  3. 請求項又はに記載の遊戯装置であって、
    前記防止部材は、前記載置台の一端部で軸支されており、
    前記移動制御手段は、前記防止部材を軸回転させることにより第1位置に移動させる遊戯装置
  4. 請求項又はに記載の遊戯装置であって、
    前記防止部材は、前記一側面と前記載置台の上面との成す角度が変更可能なように前記載置台の一端部で軸支されている遊戯装置
  5. 請求項又はに記載の遊戯装置であって、
    前記移動制御手段は、前記防止部材の軸回転量を段階的に制御する遊戯装置
  6. 請求項1〜3の何れか一項に記載の遊戯装置であって、
    前記移動制御手段は、前記防止部材を前記第1位置へ移動させて所定時間の後に前記第2位置へ移動させる遊戯装置。
  7. 請求項6に記載の遊戯装置であって、
    所定の抽選処理を行って特典動作を行うか否かを決定する抽選処理手段を更に備え、
    前記移動制御手段は、前記抽選処理手段によって特典動作をすると決定された場合に、前記防止部材を前記所定時間の間前記第1位置へ位置させる遊戯装置。
  8. メダルを載置する載置台と、前記載置台上を移動して、当該載置台上のメダルを押し出す押出部材とを備え、前記押出部材によって押されて前記載置台から獲得口に落下したメダルを払い出すプッシャー型のメダルゲーム装置であって、
    第1位置に位置することで前記載置台上に載置されたメダルの所定方向への移動を防止するとともに、第2位置に位置することで当該防止部材の一側面と前記載置台の上面とが連接した略同一の平面を形成する防止部材と、
    前記防止部材を、少なくとも前記第1位置と前記第2位置に移動させる移動制御手段と、
    を備えたメダルゲーム装置。
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