JP4175324B2 - 印字装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に画像を印字する印字装置及びその制御方法に係り、特に用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、印字がずれることなく用紙に画像を印字することができる印字装置及びその制御方法に関する。
一般に、昇華式印字装置は、用紙を搬送方向に搬送しながら、昇華染料が塗布されたインクリボンを用紙の搬送方向と直交する方向に配置されたサーマルヘッドの複数の発熱体をそれぞれ発熱させて、インクリボンに塗布された昇華染料を用紙に転写して画像を印字するようになっている。しかし、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合、斜めに挿入された用紙が搬送方向に傾いたまま搬送されて画像が印字され、用紙に印字された画像が斜めになるという問題点があった。また、反射型ホトセンサ、透過型ホトセンサ等により、用紙の傾きを検出して用紙を搬送しなおすようにしたものがある。しかし、用紙の傾きを検出するために反射型ホトセンサ、透過型ホトセンサ等を用いると、印字装置のコストを低減することができないという問題点があった。
背景技術としては、用紙の幅方向に配列されたサーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値を検出し、検出された抵抗値に基づき用紙の幅方向における端部の位置を特定して、端部の位置を反映させて各発熱抵抗体に対する通電を制御するようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、用紙の搬送中に、ラインセンサにより用紙の側縁の複数箇所の主走査方向の位置を検出し、検出位置からサーマルヘッドに対する用紙の記録領域の相対位置を算出して、記録領域に重なり合う部分に印字し、記録領域と重なり合わない周辺部分に印字しないようにしたものがあった(例えば、特許文献2参照)。
また、反射型ホトセンサにより用紙の搬送方向と垂直な方向の用紙端位置を基準の位置からの距離として検出し、反射型ホトセンサにより一定量の用紙送りをした後再び用紙端位置を検出して、先に検出した用紙端位置と後で検出した用紙端位置との差と用紙の送り量から用紙の傾きを検出するようにしたものがあった(例えば、特許文献3参照)。
また、サーマルヘッドに近接して設けられたイメージセンサにより用紙上の記録を検出し、イメージセンサの出力信号によりサーマルヘッドの複数の発熱抵抗体の通電画素数は変化させずに、マーキング信号部分の検出位置の変化によって通電領域を変化させるようにしたものがあった(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−63047号公報 特開2001−30532号公報 特開平4−344275号公報 特開昭62−189174号公報
しかしながら、背景技術で述べたもののうち特許文献1記載のものにおいては、用紙の幅方向に配列されたサーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値を検出し、検出された抵抗値に基づき用紙の幅方向における端部の位置を特定して、端部の位置を反映させて各発熱抵抗体に対する通電を制御することができたが、用紙の端部を検出し、用紙のない部分はサーマルヘッドに通電しないようにして、サーマルヘッドの発熱体の異常温度上昇を防止するようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、特許文献2記載のものにおいては、用紙の搬送中に、ラインセンサにより用紙の側縁の複数箇所の主走査方向の位置を検出し、検出位置からサーマルヘッドに対する用紙の記録領域の相対位置を算出して、記録領域に重なり合う部分に印字し、記録領域と重なり合わない周辺部分に印字しないようにすることができたが、ラインセンサにより用紙の側縁を検出して、検出位置から用紙の記録領域の相対位置を算出し、搬送時の用紙の傾きに合わせて印字データを作成して、作成された印字データを記録領域に印字するようにしたものであって、用紙の記録領域の相対位置を算出した後に、記録領域に記録する印字データの作成をしなければならず、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、特許文献3記載のものにおいては、反射型ホトセンサにより用紙の搬送方向と垂直な方向の用紙端位置を基準の位置からの距離として検出し、反射型ホトセンサにより一定量の用紙送りをした後再び用紙端位置を検出して、先に検出した用紙端位置と後で検出した用紙端位置との差と用紙の送り量から用紙の傾きを検出することができたが、反射型ホトセンサにより用紙の傾きを検出して用紙のない部分への印字を防止するようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、特許文献4記載のものにおいては、サーマルヘッドに近接して設けられたイメージセンサにより用紙上の記録を検出し、イメージセンサの出力信号によりサーマルヘッドの複数の発熱抵抗体の通電画素数は変化させずに、マーキング信号部分の検出位置の変化によって通電領域を変化させることができたが、第1色目の印字を行う場合に印字と同時にマーキングを印字し、第2色目以降の印字ではマーキング部分をイメージセンサにより検出しながらサーマルヘッドの通電を制御して多色印字がずれないようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
本発明は、背景技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、用紙の傾きに合わせて印字データを作成しなおさなくても、その用紙の傾きに応じて画像を印字することができ、印字が用紙からはみ出すことなく、用紙に対して傾きのない画像を印字することができる印字装置及び印字方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため本発明においては、用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列された複数の発熱体を有するサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する印字装置であって、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に1本目の線を印字し、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に2本目の線を印字する線印字手段と、前記線印字手段が用紙に1本目の線を印字したとき、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出し、前記線印字手段が用紙に2本目の線を印字したとき、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された第1、第2の用紙端と前記線印字手段により印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とに基づいて用紙の傾きを算出する算出手段と、画像メモリに格納されている画像データの中から、前記算出手段により算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを順次読み出してサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する画像印字手段とを備える。
前記検出手段は、サーマルヘッドの複数の発熱体の温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して用紙端を検出するようにするとよい。
前記算出手段は、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と前記線印字手段により印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出するようにするとよい。
前記線印字手段は、用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白に線を印字するようにするとよい。
これらの手段により、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、用紙の傾きに合わせて印字データを作成しなおさなくても、その用紙の傾きに応じて画像を印字することができ、印字が用紙からはみ出すことなく、用紙に対して傾きのない画像を印字することができる。
請求項1記載の発明に係る印字装置によれば、用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列されたサーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白に1本目の線を印字し、サーマールヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出し、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白に2本目の線を印字し、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出し、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出して、画像メモリに格納されている画像データの中から、算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを順次読み出してサーマルヘッドにより用紙に画像を印字するようにしているので、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、用紙の傾きに合わせて印字データを作成しなおさなくても、その用紙の傾きに応じて画像を印字することができ、印字が用紙からはみ出すことなく、用紙に対して傾きのない画像を印字することができる。
請求項2記載の発明に係る印字装置によれば、用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列されたサーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に1本目の線を印字し、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出し、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に2本目の線を印字し、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出し、検出された第1、第2の用紙端と印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とに基づいて用紙の傾きを算出し、画像メモリに格納されている画像データの中から、算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを順次読み出してサーマルヘッドにより用紙に画像を印字するようにしているので、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、用紙の傾きに合わせて印字データを作成しなおさなくても、その用紙の傾きに応じて画像を印字することができ、印字が用紙からはみ出すことなく、用紙に対して傾きのない画像を印字することができる。
請求項3記載の発明に係る印字装置によれば、用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列されたサーマルヘッドの複数の発熱体の温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して用紙端を検出するようにしているので、サーマルヘッドに配列された発熱体の間隔で用紙端を検出することができる。
請求項4記載の発明に係る印字装置によれば、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と前記線印字手段により印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出するようにしているので、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合に、用紙の傾きを容易に算出することができる。
請求項5記載の発明に係る印字装置によれば、用紙端を検出するための線を用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白に印字するようにしているので、画像が印字されない用紙の余白を有効利用することができる。
請求項6記載の発明に係る印字装置の制御方法によれば、用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列されたサーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に1本目の線を印字して、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出し、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に2本目の線を印字して、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出し、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と1本目の線が印字された位置から2本目の線が印字された位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出して、画像メモリに格納されている画像データの中から、算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを読み出し、サーマルヘッドの複数の発熱体をそれぞれ発熱させて用紙に画像を印字するようにしているので、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、用紙の傾きに合わせて印字データを作成しなおさなくても、その用紙の傾きに応じて画像を印字することができ、印字が用紙からはみ出すことなく、用紙に対して傾きのない画像を印字することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を詳述する。図1は本発明の一実施例の印字装置の構成を示すブロック図であり、図2は本発明の一実施例の印字装置の用紙の傾きの検出動作を示す説明図であり、図3は本発明の一実施例の印字装置の印字動作を示す説明図であり、図4は本発明の一実施例の印字装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図1の本発明の一実施例の印字装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
印字装置1は、用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列された複数の発熱体(図示せず)をそれぞれ発熱させて、インクリボン(図示せず)に塗布された昇華染料を用紙に転写して用紙に画像を印字するサーマルヘッド2と、サーマルヘッド2の複数の発熱体を駆動して、複数の発熱体の発熱を制御する制御回路3と、用紙を搬送方向に搬送する搬送部4と、搬送部4を動作させるパルスモータの搬送モータ5と、パルス信号のパルス数により搬送モータ5を駆動する駆動回路6と、サーマルヘッド2の複数の発熱体のそれぞれの温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出する検出回路7と、検出回路7により検出された複数の発熱体のそれぞれのアナログ信号の電圧をデジタル信号に変換するAD変換回路8と、印字装置1のシステム全体を制御するマイコン9と、用紙に印字する画像データを格納する画像メモリ10とで構成されている。
以上のように構成された印字装置について、以下その動作について説明する。
用紙11が印字装置1に挿入されて印字が指令されると、マイコン9は、駆動回路6に制御信号を送出して、搬送モータ5を駆動して搬送部4を動作させ、印字装置1に挿入された用紙11を搬送方向に搬送する。そして、用紙11が用紙11の先端とミシン目Bとの間の切り取り可能な余白Aの所定位置まで搬送されると(図2(a)参照)、マイコン9は、駆動回路6に制御信号を送出して、搬送モータ5の駆動を停止させ、制御回路3に制御信号を送出して、サーマルヘッド2の複数の全発熱体を発熱させ、用紙11の先端側に設けられた切り取り可能な余白Aに1本目の線Pを印字して(図2(a)参照)、サーマールヘッド2の複数の発熱体(図2(b)参照)の中で用紙11に接触していて温度上昇が低い発熱体と用紙11に接触していなくて温度上昇が高い発熱体とのそれぞれの温度変化S(図2(c)参照)を検出回路7により抵抗値の変化による電圧変化として検出し、AD変換回路によりデジタル信号に変換された電圧信号を判別して、用紙11の用紙端に位置するサーマルヘッド2の発熱体を検出して第1の用紙端pを検出する(図2(a)参照)。
用紙11の第1の用紙端pを検出すると、マイコン9は、駆動回路6に制御信号を送出して、搬送モータ5に所定のパルス数のパルス信号を印加して搬送部4を動作させ、用紙11を搬送方向に所定の搬送量L搬送する(図2(a)参照)。そして、用紙11が所定の搬送量L搬送されると、マイコン9は、駆動回路6に制御信号を送出して、搬送モータ5の駆動を停止させ、制御回路3に制御信号を送出して、サーマルヘッド2の複数の全発熱体を発熱させ、用紙11の余白Aに2本目の線Qを印字して(図2(a)参照)、サーマルヘッド2の複数の発熱体(図2(b)参照)の中で用紙11に接触していて温度上昇が低い発熱体と用紙11に接触していなくて温度上昇が高い発熱体とのそれぞれの温度変化T(図2(c)参照)を検出回路7により抵抗値の変化による電圧変化として検出し、AD変換回路によりデジタル信号に変換された電圧信号を判別して、用紙11の用紙端に位置するサーマルヘッド2の発熱体を検出して第2の用紙端qを検出する(図2(a)参照)。
第1の用紙端pと第2の用紙端qとを検出すると(図2(a)参照)、マイコン9は、第1の用紙端pに位置するサーマルヘッド2の発熱体と第2の用紙端qに位置するサーマルヘッド2の発熱体との間の距離Dと1本目の線を印字した位置から2本目の線を印字した位置までの用紙の所定のパルス数のパルス信号による搬送量Lとから、用紙の傾きθを、θ=tan−1(D/L)により算出する(図2(a)参照)。そして、マイコン9は、用紙11を1ライン分ずつ搬送して、画像メモリ10に格納されている画像データの中から、算出された用紙の傾きθ(図3(a)参照)に応じたアドレスの画素データ、例えば、1ライン目を印字するときは、a1、a2のアドレスの画素データを、2ライン目を印字するときは、b1、b2、a3、a4、a5、a6のアドレスの画素データを、3ライン目を印字するときは、c1、c2、b3、b4、b5、b6、a7、a8、…のアドレスの画素データを順次読み出して(図3(b)参照)。なお、図3(b)では、画素データを読み出すアドレスを説明するため、画像メモリ10を傾けて示している)、読み出された画素データに対応したサーマルヘッド2の複数の発熱体をそれぞれ発熱させ、印字が用紙11からはみ出さないように用紙幅に合わせて、ミシン目Bに続く用紙11の後端側の印字領域に画像Cを印字する(図3(a)参照)。これにより、用紙が印字装置に斜めに挿入された場合であっても、用紙の傾きに合わせて印字データを作成しなおさなくても、その用紙の傾きに応じて画像を印字することができ、印字が用紙からはみ出すことなく、用紙に対して傾きのない画像を印字することができる。
印字が終了すると、マイコン9は、駆動回路6に制御信号を送出して、搬送モータ5を駆動して搬送部4を動作させ、用紙11を印字装置1から排出する。
また、図4の本発明の一実施例の印字装置の動作を示すフローチャートを基に説明する。用紙が印字装置に挿入されて印字が指令されると、ステップS1からステップS2に進み、ステップS2で、印字装置に挿入された用紙が搬送方向に搬送され、ステップS3に進む。
ステップS3で、用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白まで搬送されたか否かが判断され、用紙の切り取り可能な余白まで搬送された場合、ステップS4に進み、用紙の切り取り可能な余白まで搬送されていない場合、ステップS2に戻って、ステップS2からのステップを繰り返す。
ステップS4で、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙の切り取り可能な余白に1本目の線が印字されて、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化が抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体が検出されて第1の用紙端が検出され、ステップS5に進む。
ステップS5で、用紙が搬送方向に搬送されて、ステップS6に進む。
ステップS6で、用紙の切り取り可能な余白内で用紙が所定量搬送されたか否かが判断され、用紙の切り取り可能な余白内で用紙が所定量搬送された場合、ステップS7に進み、用紙の切り取り可能な余白内で用紙が所定量搬送されていない場合、ステップS5に戻って、ステップS5からのステップを繰り返す。
ステップS7で、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙の切り取り可能な余白に2本目の線が印字されて、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化が抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体が検出されて第2の用紙端が検出され、ステップS8に進む。
ステップS8で、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と1本目の線が印字された位置から2本目の線が印字された位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きが算出されて、ステップS9に進む。
ステップS9で、ミシン目に続く用紙の後端側の印字領域に用紙が搬送方向に搬送され、ステップS10に進む。
ステップS10で、用紙が1ライン分搬送されたか否かが判断され、用紙が1ライン分搬送された場合、ステップS11に進み、用紙が1ライン分搬送されていない場合、ステップS9に戻って、ステップS9からのステップを繰り返す。
ステップS11で、画像メモリに格納されている画像データの中から、算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データが読み出され、読み出された画素データに対応したサーマルヘッドの複数の発熱体がそれぞれ発熱されて用紙に画像が印字され、ステップS12に進む。
ステップS12で、印字が終了したか否かが判断され、印字が終了した場合、ステップS13に進み、印字が終了していない場合、ステップS9に戻って、ステップS9からのステップを繰り返す。
ステップS13で、用紙が印字装置から排出されて、ステップS14に進んで処理を終了する。
以上、本発明を実施するための最良の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能である。例えば、複数の発熱体が配列されたサーマルヘッドを有する昇華式印字装置について用紙が斜めに挿入された場合に、その用紙の傾きに応じて画像を印字することを説明したが、本発明は、複数の発熱体が配列されたサーマルヘッドを有する感熱式印字装置にも適用できることはいうまでもない。
本発明の一実施例の印字装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例の印字装置の用紙の傾きの検出動作を示す説明図である。 本発明の一実施例の印字装置の印字動作を示す説明図である。 本発明の一実施例の印字装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 印字装置
2 サーマルヘッド
3 制御回路
4 搬送部
5 搬送モータ
6 駆動回路
7 検出回路
8 AD変換回路
9 マイコン
10 画像メモリ
11 用紙

Claims (6)

  1. 用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列された複数の発熱体を有するサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する印字装置であって、
    サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙の切り取り可能な余白に1本目の線を印字し、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白に2本目の線を印字する線印字手段と、前記線印字手段が用紙に1本目の線を印字したとき、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出し、前記線印字手段が用紙に2本目の線を印字したとき、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出する検出手段と、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と前記線印字手段により印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出する算出手段と、画像メモリに格納されている画像データの中から、前記算出手段により算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを順次読み出してサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する画像印字手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列された複数の発熱体を有するサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する印字装置であって、
    サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に1本目の線を印字し、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に2本目の線を印字する線印字手段と、前記線印字手段が用紙に1本目の線を印字したとき、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出し、前記線印字手段が用紙に2本目の線を印字したとき、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された第1、第2の用紙端と前記線印字手段により印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とに基づいて用紙の傾きを算出する算出手段と、画像メモリに格納されている画像データの中から、前記算出手段により算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを順次読み出してサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する画像印字手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  3. 前記検出手段は、サーマルヘッドの複数の発熱体の温度変化を抵抗値の変化による電圧変化として検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して用紙端を検出する検出手段であることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 前記算出手段は、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と前記線印字手段により印字された1本目の線の位置から2本目の線の位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出する算出手段であることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  5. 前記線印字手段は、用紙の先端とミシン目との間の切り取り可能な余白に線を印字する印字手段であることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  6. 用紙の搬送方向と略直交する方向に用紙幅よりも長く所定の間隔で配列された複数の発熱体を有するサーマルヘッドにより用紙に画像を印字する印字装置の制御方法であって、
    サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に1本目の線を印字し、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第1の用紙端を検出するステップと、用紙を搬送方向に所定量搬送して、サーマルヘッドの複数の全発熱体を発熱させて用紙に2本目の線を印字し、サーマルヘッドの複数の発熱体のそれぞれの温度変化を検出することにより用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体を検出して第2の用紙端を検出するステップと、第1の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体と第2の用紙端に位置するサーマルヘッドの発熱体との間の距離と1本目の線が印字された位置から2本目の線が印字された位置までの用紙の搬送量とから用紙の傾きを算出するステップと、画像メモリに格納されている画像データの中から、算出された用紙の傾きに応じたアドレスの画素データを読み出して、サーマルヘッドの複数の発熱体をそれぞれ発熱させて用紙に画像を印字するステップとを備えたことを特徴とする印字装置の制御方法。
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