JP2007062092A - プリンタおよびプリント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録紙の側縁に発生するジャギーをなるべく目立たないようにする。
【解決手段】感熱記録紙10の側端縁の主走査方向位置の検出が終了すると、システムコントローラ41は、データメモリ64に記憶された各ラインの側端縁の主走査方向位置に基づいて、カラー感熱記録紙10の斜行が生じているライン番号Kを特定する。ライン番号Kの近傍にあるラインが奇数ラインの場合には、ライン画像の全部を印画するように印画データを作成する。偶数ラインの場合には、側縁画素が印画されないように画像データを補正して、印画データを作成する。このプリントデータ形成部53で作成された印画データに基づいて、サーマルヘッド20が駆動されて、画像が1ラインずつ記録される。こうすると、記録紙10の側縁の斜行によって生じる余白とプリント画像の端部との境界が波状にぼやかされ、ジャギーが目立たなくなる。
【選択図】 図10

Description

本発明は縁なしプリントを行うプリンタに関する。
従来の感熱プリンタの中には、縁なしプリントを得るために、記録紙の側端に余白を残すことなく記録紙の幅いっぱいに画像を記録するモデルがある。感熱プリンタを用いて縁無しプリントした場合、記録紙の側端に印画する画像データの濃度に応じてサーマルヘッドからの熱が記録紙の側端面(裁断面)からも伝わり、記録紙の側端の濃度が上昇してこげてしまう現象、いわゆるオーバー加熱が生じるという問題がある。
このため、たとえば特許文献1に記載されている発明では、記録紙の側縁を検出する側縁検出センサを設けて、検出した端縁位置よりも外側に位置する発熱素子の駆動を停止する。
特開平9−272217号公報
ところで、カラー感熱記録紙の幅方向でのズレや斜行が発生した場合、端縁位置よりも外側に位置する発熱素子の駆動を停止すると、カラー感熱記録紙の端部で、記録紙の一方の側端にジャギー(不連続な段差)が発生し、プリント品質が低下してしまう(図11を参照)。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、記録紙の側縁に発生するジャギーをなるべく目立たないようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、副走査方向に搬送される記録紙の側端縁の主走査方向位置をラインセンサで1ラインずつ検出し、複数の印画素子を主走査方向にライン状に配列した印画ヘッドで側端縁の主走査方向位置の内側に1ラインずつ印画を行なうプリンタにおいて、ラインセンサの検出した各ラインの側端縁の主走査方向位置に基づいて記録紙の斜行が発生しているラインを特定する斜行位置特定部と、斜行位置特定部の特定した斜行の発生しているラインの近傍のラインにおける側端縁の主走査方向位置に対応する印画素子の駆動を所定のライン間隔で停止するよう制御する制御部と、を設ける。
この発明によると、記録紙の斜行に伴って記録紙の側縁に所定の間隔で空白が設けられるので、記録紙の側縁の斜行によって生じる余白とプリント画像の端部との境界が波状にぼやかされ、従来のように急激な余白が発生せず、ジャギーが目立たなくなる。
また、本発明は、副走査方向に搬送される記録紙の側端縁の主走査方向位置をラインセンサで1ラインずつ検出し、複数の印画素子を主走査方向にライン状に配列した印画ヘッドで側端縁の主走査方向位置の内側に1ラインずつ印画を行なうプリント方法において、ラインセンサの検出した各ラインの側端縁の主走査方向位置に基づいて記録紙の斜行が発生しているラインを特定するステップと、特定された斜行の発生しているラインの近傍のラインにおける側端縁の主走査方向位置に対応する印画素子の駆動を所定のライン間隔で停止するよう制御するステップと、を含める。
この発明によると、記録紙の斜行に伴って記録紙の側縁の画素は所定ラインおきに印画されるので、側縁の斜行によって生じる余白とプリント画像の端部との境界が波状にぼやかされ、従来のように急激な余白が発生せず、ジャギーが目立たなくなる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。このカラー感熱プリンタでは、記録媒体として長尺のカラー感熱記録紙10が用いられる。カラー感熱記録紙10は、ロール状に巻かれた記録紙ロール11の形態でカラー感熱プリンタにセットされる。記録紙ロール11は、外周に当接された給紙ローラ12によって回転され、カラー感熱記録紙10の送り出しと巻き戻しとが行なわれる。
周知のように、カラー感熱記録紙10は、支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに、発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。
記録紙ロール11の送出し方向の下流側には、カラー感熱記録紙10を挟み込んで搬送する搬送ローラ対15が配置されている。この搬送ローラ対15は、搬送モータ16によって回転駆動されるキャプスタンローラ17と、このキャプスタンローラ17に圧接するピンチローラ18とからなる。カラー感熱記録紙10は、搬送ローラ対15によって図中左方の送出し方向(給紙方向)と、図中右方の巻戻し方向(印画方向)とに往復搬送される。
搬送ローラ対15の送出し方向の下流側には、サーマルヘッド20とプラテンローラ21とがカラー感熱記録紙10の搬送経路を挟むように配置されている。サーマルヘッド20は、熱伝導性のよい金属で形成されたヘッド基板22の下面に、多数の発熱素子23−1、23−2..がカラー感熱記録紙10の搬送方向と直交する主走査方向に沿ってライン状に配列された発熱素子アレイ23が形成されている。この発熱素子アレイ23は、カラー感熱記録紙10の幅方向の全域に印画を行なうために、カラー感熱記録紙10の幅寸法より長く設けられている。
プラテンローラ21は、発熱素子アレイ23に対面する位置で搬送経路の下方に配置されている。また、プラテンローラ21は、上下方向で移動自在とされており、図示しないバネによってサーマルヘッド20に圧接する方向に付勢されている。
サーマルヘッド20は、搬送ローラ対15によって巻戻し方向に搬送されるカラー感熱記録紙10に圧接し、発熱素子アレイ23の各発熱素子23aを発熱させて各感熱発色層を発色させる。プラテンローラ21は、カラー感熱記録紙10の搬送に応じて従動回転して、カラー感熱記録紙10と発熱素子アレイ23との摺接を補助する。
搬送ローラ対15とプラテンローラ21との間には、給紙時にカラー感熱記録紙10の送出し方向先端を検出する先端検出センサ25が配置されている。この先端検出センサ25には、例えば、カラー感熱記録紙10の先端に検査光を照射する投光部と、カラー感熱記録紙10に反射した検査光を受光する受光部とを備えたフォトインタラプタが用いられている。
図2は搬送経路の平面図である。サーマルヘッド20の送出し方向の下流側で、カラー感熱記録紙10の搬送経路の下方には、カラー感熱記録紙10の両側の側端縁の主走査方向位置をそれぞれ検出する側端縁検出センサ27,28が配置されている。側端縁検出センサ27は、カラー感熱記録紙10の側端縁に検査光を照射するライン状のLED29と、検査光によって照らされたカラー感熱記録紙10の側端縁を1ラインずつ撮像するCCDラインセンサ30とが一つの基板上に平行に設置されて一体化されたものである。
CCDラインセンサ30は、主走査方向に配列された複数個の撮像素子30−1、30−2..からなる。また、CCDラインセンサ30の撮像素子30−1等と発熱素子アレイ23の各発熱素子23−1等とは、主走査方向における配列が同ピッチにされている。そのため、発熱素子単位でカラー感熱記録紙10の側端縁の主走査方向位置を検出することができる。なお、側端縁検出センサ28は、側端縁検出センサ27と同構成なので、詳しい説明は省略する。
カラー感熱記録紙10の一つの記録エリア10a内に記録される画像の画素数は、例えば、副走査方向(L)×主走査方向(W)=1024×768である。これは、768個の発熱素子からなる発熱素子アレイにより、1024ラインの印画を行なうことを意味している。なお、発熱素子アレイ23の発熱素子23aの実際の個数は、768+α個である。αは、カラー感熱記録紙10の主走査方向での搬送ズレや斜行を考慮して、カラー感熱記録紙10の幅寸法よりも発熱素子アレイ23の主走査方向長さを長くするために付加された個数を表す。
副走査方向における発熱素子アレイ23の印画位置と、CCDラインセンサ30の検出位置との間隔Nは、例えば200ライン分となっている。
再び図1を参照すると、サーマルヘッド20の送出し方向の下流側には、光定着器を構成するイエロー用定着ランプ35と、マゼンタ用定着ランプ36とが配置されている。イエロー用定着ランプ35は、発光ピークが420nmの近紫外線を放射して、カラー感熱記録紙10のイエロー感熱発色層を定着する。マゼンタ用定着ランプ36は365nmの紫外線放出してマゼンタ感熱発色層を定着する。
イエロー用定着ランプ35の送出し方向の下流側には、長尺のカラー感熱記録紙10を記録エリアごとにカットするカッター38が設けられている。カッター38の下流側には、カットされたシート状のカラー感熱記録紙10を排出する排紙口39が配置されている。
図3は、カラー感熱プリンタの電気的構成を示すブロック図である。本実施形態のカラー感熱プリンタは、システムコントローラ41によって全体が制御されている。システムコントローラ41は、例えば、CPUと、プログラムROMと、ワークRAM等からなる。CPUは、プログラムROMに記憶されている制御プログラムに従ってプリンタの各部を制御し、その時々に生じる一時的なデータをワークRAMに記憶してプリンタの制御に利用する。
システムコントローラ41には、メモリコントローラ43とインターフェースコントローラ44とが実装されたIC45が接続されている。メモリコントローラ43は、プリンタ外部に設けられたメモリカードスロットに装填されたメモリカード47と、画像メモリ48とを制御し、画像データの読み出し及び書き込みを行なう。インターフェースコントローラ44は、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等との接続に用いられるPCインターフェース49と、外部のモニタ50への映像出力を行なう映像出力回路51等を制御する。
例えば、メモリカードスロットに装填されたメモリカード47に記録されている画像データをモニタ50上に表示する場合には、メモリコントローラ43がメモリカード47から画像データを読み出し、インターフェースコントローラ44がこの画像データを映像出力回路51に入力する。映像出力回路51は、RGB形式の画像データをNTSC等のコンポジット信号に変換し、モニタ50に出力する。
また、メモリカード47に記録されている画像データをプリントする場合には、メモリコントローラ43がメモリカード47から画像データを読み出し、画像メモリ48に記録する。画像メモリ48に記録された画像データは、メモリコントローラ43を介してプリントデータ形成部53に読み込まれる。
プリントデータ形成部53は、読み込んだRGB形式の画像データをYMC形式のプリントデータに変換する。このプリントデータは、各色ごとに1ラインずつヘッドドライバ54に入力される。ヘッドドライバ54は、1ライン分のプリントデータを駆動信号に変換して、サーマルヘッド20の各発熱素子23−1等を駆動する。
システムコントローラ41には、モータドライバ56とランプドライバ57とが接続されている。モータドライバ56は、システムコントローラ41からの制御信号により、ステッピングモータである搬送モータ16を駆動する駆動パルスを発生する。モータドライバ56で生成された駆動パルスは、システムコントローラ41にてカウントされ、カラー感熱記録紙10の搬送量の検出に用いられる。
ランプドライバ57は、システムコントローラ41からの制御信号により、イエロー用定着ランプ35とマゼンタ用定着ランプ36とを点灯及び消灯させ、イエロー感熱発色層とマゼンタ感熱発色層とを定着する。
CCDラインセンサ30は、カラー感熱記録紙10に対面している撮像素子30−1,30−2..のいずれか(例えば図4では撮像素子30−4)がHレベルの信号を出力し、カラー感熱記録紙10に対面していないその他の撮像素子30−1,30−2..はLレベルの信号を出力する。一般的なCCDラインセンサの使用方法では、撮像素子の個数と同じ段階数で位置検出を行なっている。CCDラインセンサ33についても同様であるため説明は省略する。
システムコントローラ41と側端縁検出センサ27,28とには、CCDラインセンサ30,33の撮像結果、すなわちカラー感熱記録紙10のラインごとの側端縁の主走査方向位置として、Hレベルの信号を出力したCCDラインセンサ30の素子番号が記憶されるデータメモリ64が接続されている。このデータメモリ64は、Lライン分の主走査方向位置を記憶する記憶容量を備えている。
例えば図4では、第N番目のライン(「Nライン」あるいは「ライン番号Nのライン」と表すこともある)の側端縁の撮像素子30−4がHレベルの信号を出力するから、データメモリ64には、Nラインの側端縁の主走査方向位置として側端縁の撮像素子30の素子番号「4」が記憶される。Nラインの側端縁の主走査方向位置ないし素子番号をE(N)で表す。
図4に示すように、印画開始時には、カラー感熱記録紙10の記録エリア10aの印画方向先端(第1ライン)10bが、側端縁検出センサ27の検出位置まで給紙される。そして、カラー感熱記録紙10を巻戻し方向に搬送し、この搬送中に側端縁検出センサ27でカラー感熱記録紙10の側端縁の主走査方向位置M1〜M1024が1ラインずつ検出され、この検出結果がデータメモリ64に順次記憶される。
図5に示すように、記録エリア10aの第1ライン10bが発熱素子アレイ23の印画位置まで到達すると、Nライン前に側端縁検出センサ27によって検出された第1ライン10bの側端縁の主走査方向位置M1が、データメモリ64から読み出される。この主走査方向位置M1に基づいて、記録エリア10aの第1ライン10bに印画が行なわれる。なお、側端縁検出センサ28によるカラー感熱記録紙10の反対側の側端縁の検出も同様の手順で行なわれるので、説明は省略する。
次に、図6〜図8のフローチャートを参照しながら、上記実施形態の作用について、説明する。図3に示すように、メモリカード47に記録されている画像データは、メモリコントローラ43によって読み出され、映像出力回路51によってモニタ50に表示される。ユーザーは、モニタ50上に表示される画像を選択してプリント指示を行なう。
プリント指示を受けたシステムコントローラ41は、モータドライバ56を制御して搬送モータ16の回転を開始させる。
図1に示すように、搬送モータ16は、給紙ローラ12を図中反時計方向に回転させる。給紙ローラ12の外周に当接する記録紙ロール11は、図中時計方向に回転してカラー感熱記録紙10の先端を搬送経路に向けて給紙する(S1)。
カラー感熱記録紙10の先端が搬送ローラ対15のキャプスタンローラ17とピンチローラ18との間に到達すると、先端検出センサ25が検出信号をシステムコントローラ41に入力する。先端検出センサ25の検出信号を受けたシステムコントローラ41は、モータドライバ56から搬送モータ16に入力されている駆動パルスのカウントを開始する。駆動パルスのカウント数によって、カラー感熱記録紙10の搬送量を特定するためである。
駆動パルスのカウントにより、カラー感熱記録紙10の先頭の記録エリア10a(図2中のハッチング範囲)の第1ライン10bが側端縁検出センサ27,28の検出位置まで到達すると、システムコントローラ41は搬送モータ16の回転を停止し、カラー感熱記録紙10の給紙を終了する。
カラー感熱記録紙10の搬送停止中に、ピンチローラ18は図示しないシフト機構によって移動し、キャプスタンローラ17との間でカラー感熱記録紙10を挟み込む。プラテンローラ21は、図示しないシフト機構によって移動し、発熱素子アレイ23との間でカラー感熱記録紙10を挟み込む。
図7に示すように、システムコントローラ41は、側端縁検出センサ27,28のLED29,32を点灯し、CCDラインセンサ30,33により撮像して、第1ライン10bの側端縁の主走査方向位置を検出する(A1)。検出された主走査方向位置は、データメモリ64に記憶される(A2)。搬送モータ16の回転により、1ライン分のカラー感熱記録紙10が巻戻し方向に搬送される(A4)。
側端縁検出センサ27,28の検出位置と、発熱素子アレイ23の印画位置との間のNライン分の側端縁の主走査方向位置の検出が終了するまで(A3で“Y”)、上述した側端縁の主走査方向位置の検出と1ライン搬送とが繰り返される。
側端縁の主走査方向位置の検出が終了すると(A3で“Y”)、システムコントローラ41は、データメモリ64に記憶された各ラインの側端縁の主走査方向位置に基づいて、カラー感熱記録紙10の斜行が生じているライン番号を特定する(A5)。具体的には、システムコントローラ41は、相前後するライン番号(KラインとK+1ライン)についての側端縁の素子番号E(K)とE(K+1)を比較し、両者が異なる場合(E(K)≠E(K+1)の場合)は、第K番目のラインが斜行の生じているライン番号として特定する。
そして、カラー感熱記録紙10の記録エリア10aの第1ライン10bが印画位置に到達し、検出位置にN+1ライン(例えば201ライン)が到達すると、システムコントローラ41によってデータメモリ64から第1ライン10bの側端縁の主走査方向位置M1が読み出され、ヘッドドライバ54に入力される(A6)。
システムコントローラ41は、メモリコントローラ43によって、メモリカード47からプリントする画像データを読み出して画像メモリ48にいったん記録し、プリントデータ形成部53に入力する。プリントデータ形成部53は、RGB形式の画像データをYMC形式のプリントデータに変換し、各色ごとに1ラインずつヘッドドライバ54に入力する。
ヘッドドライバ54は、1ライン分のプリントデータを駆動信号に変換する。そして、システムコントローラ41から入力された第1ライン10bの側端縁の主走査方向位置M1からはみ出さないように、各発熱素子30を駆動して1ラインのイエロー画像を印画する(A7)。
図8は処理ステップA7の詳細を示す。ここでは、まず、印画位置に到達しているラインのライン番号(J)が、A5で特定された、斜行の生じているライン番号Kの近傍にあるか否かを判断する(B1)。例えば、K−Z≦J≦K+Z(Zは所定の定数。例えばZ=5)であれば、印画位置に到達しているラインのライン番号が斜行の生じているライン番号Kの近傍にあると判断する。印画位置に到達しているラインのライン番号が斜行の生じているライン番号Kの近傍にある場合はB2に移行し、ライン番号Kの近傍にない場合はB3に移行する。
図9は斜行の生じているライン番号の近傍が印画位置に到達している状態を例示している。この図では一例として、側端縁の主操作方向位置が、「1」から「2」に切り替わるライン番号Kの前後5ラインK−5〜K+5を、ライン番号Kの近傍にあると判断する。以下、斜行の生じているライン番号Kの近傍にあるラインを、斜行発生ラインと呼ぶ。
B2では、斜行の生じているライン番号Kの近傍にあるラインが奇数ラインの場合には、ライン画像の全部を印画するように印画データを作成する。偶数ラインの場合には、側縁画素が印画されないように画像データを補正して、印画データを作成する。逆に、偶数ラインではライン画像の全部を印画するように印画データを作成し、奇数ラインでは側縁画素が印画されないように画像データを補正するようにしてもよい。
このプリントデータ形成部53で作成された印画データに基づいて、サーマルヘッド20が駆動されて、画像が1ラインずつ記録される。この印画データに基づいてサーマルヘッドが駆動されると、側端縁の印画位置に対応する発熱素子30の駆動が停止し、空白が生じる。1ライン分の記録が終了すると、カラー感熱記録紙10が1ライン分搬送される。
一方、B3では、側縁画素が印画されないような画像データの補正は行わず、従来と同様、システムコントローラ41から入力された第1ライン10bの側端縁の主走査方向位置M1からはみ出さないように、各発熱素子30を駆動して1ラインのイエロー画像を印画する。
図10に示すように、カラー感熱記録紙10の斜行に伴ってカラー感熱記録紙10の側縁の画素は1ラインおきに印画されるので、側縁10dの斜行によって生じる余白とプリント画像の端部との境界が波状にぼやかされ、従来のように急激な余白が発生せず、ジャギーが目立たなくなる。
図7を参照すると、1ラインのイエロー画像の印画が完了すると、カラー感熱記録紙10が巻戻し方向に1ライン分搬送される(A9)。そして、新たなラインの側端縁の主走査方向位置の検出及びデータメモリ64への記録と、データメモリ64からの主走査方向位置の読出し及び1ライン印画とが繰り返し行なわれる。
上述した側端縁の主走査方向位置の検出,データメモリ64への記録及び読出し,1ライン印画が記録エリア10aの最後端の第L(1024)ライン10cまで終了すると(A8で“Y”)、記録エリア10aの全域に対するイエロー画像の印画が完了する(S2)。システムコントローラ41は、図示しないシフト機構によってプラテンローラ21を移動し、カラー感熱記録紙10の挟み込みを解除する。
システムコントローラ41は、搬送モータ16を回転させてカラー感熱記録紙10を送出し方向に搬送する。この搬送開始と同時に、ランプドライバ57を制御してイエロー用定着ランプ35を点灯し、印画済みのイエロー感熱発色層を定着する(S3)。
記録エリア10aの第1ライン10bまで紫外線が照射され、イエロー感熱発色層の定着が完了すると、システムコントローラ41はカラー感熱記録紙10の搬送を停止し、イエロー用定着ランプ35を消灯する。
イエロー感熱発色層の定着が完了すると、システムコントローラ41はカラー感熱記録紙10を巻戻し方向に搬送する。そして、記録エリア10aの第1ライン10bが側端縁検出センサ27,28の検出位置に到達すると、カラー感熱記録紙10の巻戻し方向への搬送を停止する。
カラー感熱記録紙10の搬送停止中に、プラテンローラ21はカラー感熱記録紙10に圧接する。イエロー画像の印画時と同様に、第1ライン10b〜第Lライン10cまでの側端縁の主走査方向位置の検出(A1)及びデータメモリ64への記憶(A2)と、斜行ラインの特定(A5)、データメモリ64からの主走査方向位置の読出し(A6)及び1ライン印画(A7),1ライン搬送(A9)とが繰り返し行なわれ、記録エリア10a内に縁無しのマゼンタ画像が印画される(S4)。
記録エリア10aへのマゼンタ画像の印画が完了すると、カラー感熱記録紙10の巻戻し方向への搬送が停止される。また、プラテンローラ21によるカラー感熱記録紙10の挟み込みが解除される。次いで、カラー感熱記録紙10を送出し方向に搬送し、マゼンタ用定着ランプ36を点灯させて印画済みのマゼンタ感熱発色層を定着する。マゼンタ感熱発色層の定着が完了すると、カラー感熱記録紙10の搬送が停止され、マゼンタ用定着ランプ36が消灯される(S5)。
カラー感熱記録紙10の搬送停止中に、プラテンローラ21はカラー感熱記録紙10に圧接する。また、イエロー画像及びマゼンタ画像の印画と同様に、カラー感熱記録紙10の側端縁の主走査方向の内側で、記録エリア10aの全域にシアン画像が印画される(S6)。
シアン画像の印画が終了すると、カラー感熱記録紙10は送出し方向に搬送され、カッター38でシート状に切り離される。シート状のカラー感熱記録紙は、排紙口39からカラー感熱プリンタの外に排出される(S7)。
なお、上記実施形態はカラー感熱プリンタを例に説明したが、その他の印画形式のラインプリンタ等にも利用することができる。
また、上記実施形態では、側縁画素を1ラインおきに印画する例で説明したが、複数ライン分の間隔を空けて印画するようにしてもよい。
本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図 カラー感熱記録紙の搬送経路の平面図 カラー感熱プリンタの構成を示すブロック図 第1ラインの側端縁の主走査方向位置を検出時の搬送経路の平面図 第Nラインの側端縁の主走査方向位置を検出時の搬送経路の平面図 プリント動作の全体の流れを示すフローチャート 1色の印画順序を示すフローチャート 処理ステップA7の詳細な処理内容を示すフローチャート 斜行の生じているライン番号の近傍が印画位置に到達している状態を例示している図 カラー感熱記録紙の斜行に伴って側縁の画素が1ラインおきに印画された状態を例示する図 カラー感熱記録紙の斜行に伴って生じるジャギーを例示している図
符号の説明
10 カラー感熱記録紙
15 搬送ローラ対
20 サーマルヘッド
25 先端検出センサ
27,28 側端縁検出センサ
29,32 LED
30,33 CCDラインセンサ
64 データメモリ

Claims (2)

  1. 副走査方向に搬送される記録紙の側端縁の主走査方向位置をラインセンサで1ラインずつ検出し、複数の印画素子を主走査方向にライン状に配列した印画ヘッドで側端縁の主走査方向位置の内側に1ラインずつ印画を行なうプリンタにおいて、
    前記ラインセンサの検出した各ラインの側端縁の主走査方向位置に基づいて記録紙の斜行が発生しているラインを特定する斜行位置特定部と、
    前記斜行位置特定部の特定した斜行の発生しているラインの近傍のラインにおける側端縁の主走査方向位置に対応する印画素子の駆動を所定のライン間隔で停止するよう制御する制御部と、
    を備えるプリンタ。
  2. 副走査方向に搬送される記録紙の側端縁の主走査方向位置をラインセンサで1ラインずつ検出し、複数の印画素子を主走査方向にライン状に配列した印画ヘッドで側端縁の主走査方向位置の内側に1ラインずつ印画を行なうプリント方法において、
    前記ラインセンサの検出した各ラインの側端縁の主走査方向位置に基づいて記録紙の斜行が発生しているラインを特定するステップと、
    特定された斜行の発生しているラインの近傍のラインにおける側端縁の主走査方向位置に対応する印画素子の駆動を所定のライン間隔で停止するよう制御するステップと、
    を含むプリント方法。
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