JP3773174B2 - 感熱プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱プリンタに関し、更に詳しくは記録紙のほぼ側縁まで画像を記録する感熱プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数の発熱素子が主走査方向にライン状に配列されたサーマルヘッドに対して直交する副走査方向に記録紙を搬送し、この記録紙の搬送中にサーマルヘッドの各発熱素子を発熱させて熱記録を行う感熱プリンタがある。この感熱プリンタには、サーマルヘッドと記録紙との間に挟み込んだインクシートを加熱してインクシートのインクを記録紙に転写する熱転写記録式と、熱により発色する感熱発色層が設けられた感熱記録紙を用いる感熱記録式とがある。
【0003】
上記いずれの感熱プリンタにおいても、記録紙の幅いっぱいにプリントを行って側縁の余白をなくすことが望まれていた。そこで、特開平9−272217号公報に記載されているように、記録紙の幅よりも長く発熱素子を配列したサーマルヘッドを使用した感熱プリンタが提案されている。この感熱プリンタでは、記録紙の側縁より外側に位置する発熱素子が過熱することがないように、記録紙の側縁を検出するセンサを設けて、記録紙の側縁より外側に位置する発熱素子を強制的に非駆動状態にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような感熱プリンタでは、記録紙の側縁に近づくにしたがってプリント画像の発色濃度が所望の発色濃度より徐々に下降し、プリント画像のプリント品質が低下するという問題がある。
【0005】
他方、記録紙の側縁が発熱素子にかかっている場合には、徐々に低下した濃度が、この発熱素子の位置で急激に上昇し、側縁が黒くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するものであり、記録紙の側縁近傍における発色濃度の低下を防ぎ、プリント品質の低下を防止する感熱プリンタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の感熱プリンタは、複数の発熱素子が主走査方向に記録紙の幅より長くライン状に配列されているサーマルヘッドを用い、副走査方向に搬送される記録紙に画像を記録する感熱プリンタにおいて、記録紙の側縁位置を検出する検出手段と、この検出手段で検出した記録紙の側縁位置に基づいて、記録紙と対面する発熱素子のうち、側縁近傍に位置する発熱素子に対応した画像データに所定の補正処理を行うデータ補正手段とを備えるものである。
【0008】
データ補正手段は、側縁近傍に位置する所定個数,例えばN個の発熱素子に対応した画像データを記録紙の側縁に近づくにしたがって発熱素子の発熱エネルギーが徐々に大きくなる印画データに置き換える。また、側縁と対面する発熱素子に対しては、非印画データを与えることにより、側縁の急激な濃度上昇を防いでいる。データ補正手段は、側縁の間近に位置する数個の,例えばM個(M<N)の発熱素子に対応した画像データを非印画データに置き換える。
【0009】
検出手段は、主走査方向に複数の発熱素子と略同一のピッチで配列された複数のラインセンサである。また、検出手段は、複数の発熱素子の温度をそれぞれ測定する温度測定手段と、この温度測定手段を用いてそれぞれの発熱素子が所定の温度に達するまでの加熱時間を測定する加熱時間測定手段と、発熱素子のそれぞれの加熱時間から記録紙の側縁の位置を算出する側縁位置算出手段とを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。カラー感熱プリンタ10は、第1、第2、第3搬送ローラ対11,12,13、ラインセンサ14、サーマルヘッド15、フォトセンサ16、光定着器17、システムコントローラ18等から構成されている。第1、第2、第3搬送ローラ対11,12,13は、パルスモータ19により正逆両方向に回転駆動され、ロール状に巻かれたカラー感熱記録紙20を挟持して往復搬送する。パルスモータ19は、モータドライバ21を介してシステムコントローラ18により回転が制御される。
【0011】
パルスモータ19への駆動パルスは、パルスカウンタ22でカウントされ、これに基づいてシステムコントローラ18は、プリント開始位置、記録紙戻し位置、カット位置等を特定する。パルスカウンタ22は、パルスモータ19の正転時には駆動パルスをアップカウントし、パルスモータ19の逆転時には駆動パルスをダウンカウントする。
【0012】
カラー感熱記録紙20は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、発光波長のピークが420nmの近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、発光波長のピークが365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。
【0013】
第1及び第2搬送ローラ対11,12の間には、サーマルヘッド15が配置されている。図2に示すように、サーマルヘッド15は、多数の発熱素子15aを主走査方向にライン状に配列した発熱素子アレイ15bを備える。発熱素子アレイ15bは、カラー感熱記録紙20に余白のない画像をプリントするため、記録紙の幅より僅かに長く形成されている。そして、発熱素子アレイ15bの一端と、後述するガイド部材にガイドされたカラー感熱記録紙20の側縁20bとが一致するようにして配置されている。
【0014】
図1において、カラー感熱記録紙20の搬送経路を挟んで発熱素子アレイ15bと対峙する位置には、カラー感熱記録紙20を支持するプラテンローラ24が配置されている。サーマルヘッド15は、軸25を支点にして揺動自在であり、プラテンローラ24上のカラー感熱記録紙20を押圧するプリント位置と、プラテンローラ24から離れて上方に退避する退避位置との間で揺動する。
【0015】
システムコントローラ18は、ヘッドドライバ26を介してカラー感熱記録紙20が給紙方向に搬送される際に、発熱素子アレイ15bの各発熱素子15aを後述するプリントデータに応じて所定の温度に発熱させ、カラー感熱記録紙20に熱エネルギーを供給して各感熱発色層を選択的に発色させる。プラテンローラ24は、カラー感熱記録紙20の搬送に応じて従動回転し、カラー感熱記録紙20と発熱素子アレイ15bとの接触状態を安定させる。
【0016】
図2において、サーマルヘッド15の周辺には、カラー感熱記録紙20の一方の側縁20aを押す付勢部材27が設けられている。この付勢部材27の付勢力によって、カラー感熱記録紙20の他方の側縁20bを、常にガイド部材28に押し当てている。また、サーマルヘッド15に対し給紙方向の上流側であり、かつカラー感熱記録紙20の側縁20a側には、カラー感熱記録紙20の側縁を検出するラインセンサ14が配置されている。このラインセンサ14には、サーマルヘッド15に配列した発熱素子15aと略同じピッチで複数のCCD素子14aを配列したCCDアレイ14bが用いられる。ラインセンサ14は、所定のタイミングで搬送中のカラー感熱記録紙20の側縁20aの位置を検出し、その側縁位置データをシステムコントローラ18に送る。
【0017】
図1において、第2及び第3搬送ローラ対12,13の間には、フォトセンサ16と光定着器17とが配置されている。フォトセンサ16は、カラー感熱記録紙20の搬送経路の下方に配置される投光素子16aと、その上方で投光素子16aと対面する位置に配置される受光素子16bとからなる。カラー感熱記録紙20が搬送されて投光素子16aと受光素子16bとの間に入り込むと、投光素子16aから放射されていた光がカラー感熱記録紙20で遮られて受光素子16bに入射しなくなる。受光素子16bは、光が入射しなくなると検出信号をシステムコントローラ18に送る。
【0018】
光定着器17は、リフレクタ30、イエロー用紫外線ランプ31、マゼンタ用紫外線ランプ32からなる。イエロー用紫外線ランプ31は、発光波長のピークが420nmの近紫外線を放射し、マゼンタ用紫外線ランプ32は、発光波長のピークが365nmの紫外線を放射する。そして、これらの紫外線ランプ31,32は、ドライバ33を介してシステムコントローラ18によってそれぞれ点灯され、記録済みのイエロー感熱発色層及びマゼンタ感熱発色層が再度加熱されても発色しないように定着する。
【0019】
図3は、カラー感熱プリンタ10の電気的構成を示すブロック図である。システムコントローラ18には、前述した各センサ14,16や、各ドライバ21,26及びパルスカウンタ22等の他に、メモリコントローラ35、プリントデータ形成部36等が接続されている。
【0020】
また、図示しないが、カラー感熱プリンタ10には、各種外部機器が取り付け可能なI/Oポートが設けられており、このI/OポートにはI/O回路37が接続されている。I/O回路37には、I/Oポートに接続されたデジタルカメラ38、コンピュータ39等からR、G、Bの各色画像データが入力される。入力された画像データは、I/O回路37を介してフレームメモリ40に記憶される。I/Oポートには、ビデオ出力端子も設けられており、テレビ等のディスプレイ41にプリント画像を表示する。
【0021】
システムコントローラ18は、図2に示すように、ラインセンサ14で検出されたカラー感熱記録紙20の側縁20aの側縁位置データに基づいて、各発熱素子15aのうちカラー感熱記録紙20の両側縁20a,20bより内側に位置してカラー感熱記録紙20と対面する発熱素子列15cと、側縁20aより外側に位置してカラー感熱記録紙20と対面しない発熱素子列15dとを特定する。
【0022】
フレームメモリ40に記憶されている各色画像データは、システムコントローラ18に制御されるメモリコントローラ35によって、プリントデータ形成部36に適宜読み書きされる。プリントデータ形成部36は、各色画像データに基づいてサーマルヘッド15の各発熱素子15aを駆動するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色プリントデータを形成する。プリントデータは、発熱素子15aをバイアス熱エネルギーを越えて発熱させないで、各感熱発色層を発色させることのない画像データが『0』となる非印画データと、画像データに応じて発熱素子15aを所定の温度に発熱させる印画データ及び画像データに所定のデータ補正処理を行った補正印画データとから構成されている。
【0023】
プリントデータ形成部36では、ラインセンサ14で検出した側縁位置データに基づいて、発熱素子列15dの各発熱素子15aに対して非印画データを作成し、発熱素子列15cの各発熱素子15aに対して印画データを作成する。さらに、カラー感熱記録紙20の側縁20a、20b近傍にある所定個数(N個)の発熱素子に割り当てられる画像データに対して、発色濃度の下降を防止するデータ補正処理を行った補正印画データを作成する。
【0024】
例えば、画像データが『128』の均一のベタ画像を記録する際、図4に示すように、側縁20aより外側に位置する5個の発熱素子15a(アドレス−1〜−5)に対しては非印画データが作成され、側縁20aより内側の12個の発熱素子15a(アドレス0〜11)に対しては、アドレス0の発熱素子に向かって徐々に発熱エネルギーが大きくなるような補正印画データが作成される。このように端に向かって徐々に熱エネルギーを高くするため、端に向かって濃度が低下するのが防止される。
【0025】
これらの印画データ、補正印画データ及び非印画データとから形成されたプリントデータは、図3に示すように、ヘッドドライバ26に入力される。ヘッドドライバ26は、システムコントローラ18に制御され、入力されたプリントデータに応じてサーマルヘッド15の各発熱素子15aを発熱させてカラー感熱記録紙20の各感熱発色層に熱記録を行う。こうして、カラー感熱記録紙20の幅いっぱいに画像のプリントを行うとともに、側縁20a、20b近傍の発色濃度46の下降を防止する。
【0026】
次に、上記構成の作用について説明する。本発明のカラー感熱プリンタ10を用いてカラー感熱記録紙20に熱記録を行う場合、まず、デジタルカメラ38あるいはコンピュータ39等から画像データを入力する。入力した画像データは、I/O回路37を介してフレームメモリ40に各色毎に記憶される。
【0027】
カラー感熱プリンタ10のプリント開始操作をすると、システムコントローラ18がモータドライバ21を介してパルスモータ19を正転駆動する。パルスモータ19は、第1、第2、第3搬送ローラ対11,12,13を給紙方向に回転させて、カラー感熱記録紙20を給紙方向に搬送する。このとき、サーマルヘッド15はカラー感熱記録紙20の搬送の障害にならないように退避位置にセットされている。また、付勢部材27の押圧により、カラー感熱記録紙20の側縁20bは常にガイド部材28に押し付けられながら搬送される。
【0028】
ラインセンサ14は、カラー感熱記録紙20の側縁20aの位置を検出し、その側縁位置データをシステムコントローラ18に送る。システムコントローラ18は、この側縁位置データに基づいて、カラー感熱記録紙20と対面する発熱素子列15cと、対面しない発熱素子列15dとを特定する。カラー感熱記録紙20の先端がフォトセンサ16で検出されると、サーマルヘッド15がプリント位置にセットされ、イエロー感熱発色層の熱記録が開始される。
【0029】
プリントデータ形成部36では、フレームメモリ40からの各色画像データに基づき、発熱素子列15cの各発熱素子15aを所定温度に発熱させるイエローの印画データと、カラー感熱記録紙20の側縁20a,20bに向かって発色濃度が徐々に下降するの防止する補正処理を行ったイエローの補正印画データと、発熱素子列15dの各発熱素子15aにバイアス熱エネルギー(発色直前まで加熱する熱エネルギー)を与えるイエローの非印画データとを作成する。これらの印画データ、補正印画データ、非印画データから形成されたイエローのプリントデータは、ヘッドドライバ26に入力される。
【0030】
ヘッドドライバ26は、入力されたイエローのプリントデータに応じて各発熱素子15aを発熱させてイエロー感熱発色層を所望の濃度に発色させる。1ラインの記録が終わるとカラー感熱記録紙20が1ライン分搬送され、次のラインの熱記録が同様にして行われる。こうして、イエロー画像の記録が終わるまで熱記録とカラー感熱記録紙20の搬送が繰り返される。そして、イエロー画像が熱記録された部分が光定着器17に達すると、ドライバ33を介してシステムコントローラ18により点灯されたイエロー用紫外線ランプ31によって、イエロー感熱発色層が光定着される。
【0031】
イエロー感熱発色層の光定着が終わると、第1、第2及び第3搬送ローラ対11,12,13が逆転してカラー感熱記録紙20をマゼンタ画像の記録開始位置まで戻し方向に搬送する。そして、イエロー画像の熱記録時と同様に、プリントデータ形成部36は、側縁位置データに基づく印画データの補正処理、プリントデータの形成を行い、ヘッドドライバ26にマゼンタのプリントデータを入力する。
【0032】
ヘッドドライバ26は、入力されたマゼンタのプリントデータに応じて、各発熱素子15aをカラー感熱記録紙20の送りに同期させて発熱させ、マゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を記録する。そして、マゼンタ画像が熱記録された部分が光定着器17に達すると、ドライバ33を介してシステムコントローラ18により点灯されたマゼンタ用紫外線ランプ32によって、マゼンタ感熱発色層が光定着される。
【0033】
マゼンタ感熱発色層の光定着が終わると、第1、第2及び第3搬送ローラ対11,12,13が再び逆転してカラー感熱記録紙20をシアン画像の記録開始位置まで戻し方向に搬送する。そして、イエロー画像の熱記録時と同様に、プリントデータ形成部36は、側縁位置データに基づく印画データの補正処理、プリントデータの形成を行い、ヘッドドライバ26にシアンのプリントデータを入力する。
【0034】
ヘッドドライバ26は、入力されたシアンのプリントデータに応じて、各発熱素子15aを発熱させてマゼンタ画像と同様にしてシアン画像を熱記録する。シアン感熱発色層は、通常の保管状態では発色することがないように構成されているため、光定着性は与えられていない。しかし、シアン記録時にもマゼンタ記録時と同じようにマゼンタ用紫外線ランプ32が点灯され、黄色味を帯びた未記録エリアが漂白される。
【0035】
各感熱発色層への熱記録及び光定着が終了した後もカラー感熱記録紙20は搬送され、各プリント画像のカット位置が不図示のカッタに達すると、カッタが作動してプリント画像毎に切断される。ここで、カラー感熱記録紙20は、各搬送ローラ対11,12,13に挟持されて搬送されることから、プリント画像の先端や後端には余白が発生してしまうので、システムコントローラ18は各プリント画像の先端及び後端位置をカット位置に設定してカラー感熱記録紙20のカッタへの位置決めを行い、これらの余白も切断する。このようにして、周囲に余白のない縁なしプリントが得られる。切断された熱記録済みのプリント画像は、プリンタ外部に排出される。
【0036】
カラー感熱記録紙20の側縁と、発熱素子の端とが一致しないときには、側縁が発熱素子上を通過することになる。この場合に、側縁が接する発熱素子を補正印画データで駆動すると、側縁の濃度が極端に上昇して、黒すじとなることが実験で確認された。製造時の切断によって、カラー感熱記録紙20の端面には、3色の感熱発色層が露出しているので、この部分の熱感度が本来の値よりも高い。また、側縁がカールしているので、端面の一部が発熱素子に接触しやすい。これらの理由から、端面部分にある3色の感熱発色層が発色して黒くなるものと推測される。
【0037】
図5に示す実施例では、カラー感熱記録紙20の側縁20aが、アドレス「−1」の発熱素子上に位置している。この場合には、アドレス「−1」の発熱素子には、非印画データを与えることで、側縁20aに黒筋が発生するのを防止する。もちろん、アドレス「11」〜「0」の発熱素子には、熱エネルギーが徐々に増大する補正印画データが与えられる。
【0038】
カラー感熱記録紙20は、製造時に所定の幅に切断される。この切断によって、1枚のカラー感熱記録紙であっても、側縁の位置が僅かながら変化する。他方、発熱素子の幅は、120〜150μ程度である。したがって、1枚のカラー感熱記録紙の記録中に、側縁の位置が微妙に変化する。そこで、側縁に黒筋が発生するのを確実に防止するには、図6に示すように、アドレス「0」の発熱素子に対しても非印画データを与えるのがよい。すなわち、アドレス「0」の発熱素子は、その全体が側縁の内側に位置しているが、安全を見込んで、非印画データが与えられる。
【0039】
1個の発熱素子に対して非印画データを与えているが、この個数は適宜決められる。いずれにしても、カラー感熱記録紙20の側縁近傍に位置している発熱素子の個数をNとし、側縁の間近にある発熱素子の個数Mとすると、N>Mである。図6に示す例では、Nがアドレス「11」〜「0」の12個の発熱素子であり、Mがアドレス「0」の1個の発熱素子である。
【0040】
上記実施形態では、カラー感熱記録紙20の一方の側縁20aを付勢部材27で押して、他方の側縁20bをガイド部材28に押し付けて位置決めを行う。そして、側縁20a位置をラインセンサ14によって検出し、その側縁位置データに基づいて画像データの補正処理を行うようにしている。しかし、図7に示すように、ラインセンサ50,51をカラー感熱記録紙20の両側縁20a,20bにそれぞれ設け、それぞれの側縁位置データに基づいて画像データのデータ補正処理を行うようにしてもよい。
【0041】
上記実施形態では、カラー感熱記録紙20の側縁の位置検出にラインセンサを用いているが、カラー感熱記録紙20と接触している発熱素子と、接触していない発熱素子とで目標温度に到達するまでの通電時間に差があるので、この通電時間の差により側縁位置を検出するようにしてもよい。図8は、この場合のカラー感熱プリンタの要部構成を示す概略図である。
【0042】
各発熱素子60には、電流検出抵抗61、トランジスタ62、ANDゲート63が接続されるとともに、一定電圧のヘッド電圧Vthが印加されている。プリントデータ形成部64で形成されたシリアル信号のプリントデータは、クロック信号(Clock)に同期してシフトレジスタ65に入力する。シフトレジスタ65では、入力したプリントデータをパラレル信号に変換してラッチ回路66に出力する。ラッチ回路66は、ラッチ信号(Latch)に同期してこれを格納する。ストローブ回路67にラッチ信号(Latch)が入力されると、ストローブ回路67は、ANDゲート63の一方の入力端子に『H』レベルのストローブ信号を出力する。そして、ストローブ信号は、各色の記録毎に駆動パルス幅が変えられる。ANDゲート63の他方の入力端子がラッチ回路66の出力信号により『H』レベルになると、これら入力端子のアンド出力によりANDゲート63の出力端子が『H』レベルになりトランジスタ62がオンするので、発熱素子60は通電されて発熱する。
【0043】
発熱素子60と電流検出抵抗61の接続点は、セレクタ68を介してA/Dコンバータ69に接続されている。各発熱素子60の温度は、発熱素子60の持つ抵抗値温度依存特性から電気抵抗の変化による電圧値の変化で検出する。すなわち、各発熱素子は、温度が高くなると抵抗が小さくなる特性を有する。このため、接続点の電圧は、発熱素子60の温度が高くなると、低下する。接続点の電圧は、A/Dコンバータ69でデジタル信号に変換されてから、比較器70に入力される。
【0044】
設定レジスタ71には、各発熱素子60毎の到達温度を電圧値に換算した目標電圧値E0がセットされている。比較器70は電圧値Eと目標電圧値E0とを比較して、E<E0のときは出力信号を『L』レベルとし、E≧E0のときは出力信号を『H』レベルとする。この出力信号は、ストローブ回路67とカウンタ72とに入力される。上記電流検出抵抗61、セレクタ68、A/Dコンバータ69、比較器70、設定レジスタ71により、各発熱素子の温度測定部75が構成される。
【0045】
ストローブ回路67は、測定すべき発熱素子60をON状態にすると同時に、スタート信号(Start)をカウンタ72に送る。このカウンタ72は、クロック信号をカウントして通電時間の測定を開始し、比較器70からストップ信号(Stop)が入力されると測定を終了する。こうして、セレクタ68を切り換えながら発熱素子を1つずつ測定する。測定した各発熱素子60の通電時間はシステムコントローラ76に入力される。システムコントローラ76では、各発熱素子60の通電時間の差からカラー感熱記録紙20の側縁20a,20bの位置を算出し特定する。すなわち、カラー感熱記録紙20に接触している発熱素子60ではカラー感熱記録紙20に熱が伝達されるため、接触していない発熱素子60に比べて一定温度に達するまでの通電時間が長くなる。この通電時間の差からカラー感熱記録紙20の側縁20a,20bの位置が特定される。
【0046】
このカラー感熱記録紙20の側縁位置の検出は、プリントを開始する前に行われる。すなわち、1ライン目の記録位置の前に、ダミープリントラインを1ライン設け、このダミープリントラインに対して、イエロー感熱発色層が発色することのないダミー印画データをシフトレジスタ65に送って、各発熱素子60が一定温度に達するまでの通電時間を各発熱素子毎に求める。そして、通電時間が切り替わる発熱素子部分を検出し、この切り替わる発熱素子の境界をカラー感熱記録紙20の側縁20a,20bの位置として特定する。このため、ストローブ回路67は、カラー感熱記録紙20の側縁位置の検出処理では、ダミープリントに際して、各発熱素子60を1個ずつ順次駆動するように、各ANDゲート63毎に『H』レベルのストローブ信号を切り替えて出力する。そして、このときの各発熱素子60の一定温度に到達するまでの通電時間を各発熱素子毎に順番に求める。
【0047】
このようにして求めた側縁位置データは、プリントデータ形成部64に入力され、これに基づいて、1ライン目以降の画像データに対して上記実施形態と同じようなデータ補正処理が行われる。
【0048】
なお、上記実施形態では、ダミープリントラインを設け、イエロー感熱発色層が発色することのない温度域まで加熱して記録紙の側縁位置を検出しているが、これに代えて、第1ライン目の記録の際の一定温度に達するまでの通電時間の相違から、記録紙の側縁位置を検出してもよい。
【0049】
発熱素子は、バイアス駆動と階調駆動とによって、1個のドットを記録する。バイアス駆動は、発色直前の熱エネルギーを発生するものであり、階調駆動は発色濃度に応じた階調熱エネルギーを与えるものである。本発明では、非印画データとしては、バイアス駆動だけをするデータを用いているが、バイアス駆動もせずに不作動となる印画データを用いても良い。
【0050】
上記実施形態では、長尺の記録紙を使用して画像をプリントするようにしているが、予めシート状にカットされているカット記録紙を使用してもよい。また、カラー感熱記録紙は、イエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、シアン感熱発色層の他に、ブラック感熱発色層を設けた4層構造としてもよい。
【0051】
上記実施形態では、1個のサーマルヘッドで各色の熱記録を行う感熱プリンタを例に説明しているが、各色毎にサーマルヘッドを設けて、1回の搬送で記録紙にフルカラー画像をプリントする感熱プリンタに本発明を適用してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明の感熱プリンタによれば、記録紙の側縁位置を検出するラインセンサと、このラインセンサで検出した記録紙の側縁位置に基づいて、記録紙と対面する発熱素子のうち側縁近傍に位置する発熱素子に対応する画像データに所定の補正処理を行うデータ補正手段とを備えているので、記録紙の幅いっぱいに画像をプリントする場合においても、側縁近傍の発色濃度が側縁に向かって所望の発色濃度より徐々に下降することがなく、プリント品質の低下が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱プリンタの構成を示す概略図である。
【図2】サーマルヘッド周辺の構成を示す平面図である。
【図3】感熱プリンタの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態のデータ補正処理方法を示すグラフである。
【図5】第2実施形態のデータ補正処理方法を示すグラフである。
【図6】第3実施形態のデータ補正処理方法を示すグラフである。
【図7】2つのラインセンサを用いてカラー感熱記録紙の両側縁位置を検出する方法を示す平面図である。
【図8】発熱素子への通電時間の差によりカラー感熱記録紙の両側縁位置を検出する方法を示す概略図である。
【符号の説明】
10 カラー感熱プリンタ
14 ラインセンサ
15 サーマルヘッド
16 フォトセンサ
17 光定着器
18 システムコントローラ
19 パルスモータ
20 カラー感熱記録紙
22 パルスカウンタ
27 付勢部材
28 ガイド部材
35 メモリコントローラ
36 プリントデータ形成部
40 フレームメモリ
45,47,48 画像データ
46 発色濃度

Claims (6)

  1. 複数の発熱素子が主走査方向に記録紙の幅より長くライン状に配列されているサーマルヘッドを用い、副走査方向に搬送される前記記録紙に画像を記録する感熱プリンタにおいて、
    画像データに基づいて前記発熱素子を駆動するためのプリントデータを形成するプリントデータ形成手段と、
    前記サーマルヘッド内の複数の発熱素子のうち、前記記録紙と対面する発熱素子と、前記記録紙の側縁よりも外側にあり前記記録紙と対面しない発熱素子とを特定するために、前記記録紙の側縁位置を検出する検出手段とを備えており、
    前記プリントデータ形成手段は、前記記録紙と対面する発熱素子のうち、前記側縁位置の近傍に位置するN個の発熱素子の発熱エネルギーが前記記録紙の側縁に近づくにしたがって徐々に大きくなるように、前記側縁位置の近傍に位置するN個の発熱素子に割り当てられる前記画像データに対して補正処理を施すことを特徴とする感熱プリンタ。
  2. さらに、前記プリントデータ形成手段は、前記記録紙と対面しない発熱素子に対して、前記プリントデータとして、前記記録紙を発色させない非印画データを与えることを特徴とする請求項1記載の感熱プリンタ。
  3. さらに、前記プリントデータ形成手段は、前記側縁位置の近傍に位置するN個の発熱素子のうち、前記側縁と対面する発熱素子に対しては、前記非印画データを与えることを特徴とする請求項2記載の感熱プリンタ。
  4. さらに、前記プリントデータ形成手段は、前記側縁位置の近傍に位置するN個の発熱素子のうち、前記側縁と対面する発熱素子に加えて、前記側縁と対面する発熱素子の間近にあるM個の発熱素子に対して、前記非印画データを与えることを特徴とする請求項3記載の感熱プリンタ。
  5. 前記検出手段は、主走査方向に前記複数の発熱素子と略同一のピッチで配列された複数のラインセンサであることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の感熱プリンタ。
  6. 前記検出手段は、前記複数の発熱素子の電圧値を検知して、この電圧値に基づいて前記各発熱素子の温度を間接的に測定する温度測定手段と、この温度測定手段を用いて発熱素子がそれぞれ所定の温度に達するまでの加熱時間を測定する加熱時間測定手段と、各発熱素子の加熱時間から記録紙の側縁の位置を算出する側縁位置算出手段とを有することを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の感熱プリンタ。
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