JP4175237B2 - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP4175237B2
JP4175237B2 JP2003363794A JP2003363794A JP4175237B2 JP 4175237 B2 JP4175237 B2 JP 4175237B2 JP 2003363794 A JP2003363794 A JP 2003363794A JP 2003363794 A JP2003363794 A JP 2003363794A JP 4175237 B2 JP4175237 B2 JP 4175237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backrest
movable
deformation
shell
chair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003363794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005124832A (ja
Inventor
伸行 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2003363794A priority Critical patent/JP4175237B2/ja
Publication of JP2005124832A publication Critical patent/JP2005124832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175237B2 publication Critical patent/JP4175237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

本発明は、着座時のホールド感を向上させた椅子に関するものである。
背凭れ部及び座部を備えた椅子において、座部への着座時における着座者の体側部を好適に保持するようにしたものとして、背凭れ部における両側端部の開き角度を調整できるようにした椅子が考えられている(例えば、特許文献1参照)。同文献に記載のものは、椅子の一種である自動車のシートに関するものであるが、シートの背凭れ部フレームの両側部にそれぞれサイドフレームを回動可能に取り付けるとともに、これら両サイドフレームを一つの調節レバーを操作することで同期させて両サイドフレーム間の距離を拡縮できるように構成されている。
実開昭60−155358号公報
上述のように、比較的長時間に亘って一定の安定した着座姿勢が求められる自動車用シートの場合には、上述した構成によって着座者の体側部を左右のサイドフレームで均等にサポートすることは有効であると考えられる。ところが、机に向かって作業するような事務用椅子の場合には、着席離席が頻繁に行われることに加えて、着座者それぞれに好みの着座姿勢や体格の差があり、さらに作業内容によっても着座姿勢が変化するため、前記の自動車シートのように着座姿勢が固定されてしまうと却って不自然な姿勢を着座者に強要してしまうことになりかねない。
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、特に事務用椅子のようなタイプの椅子において、着座者の体格や好みの着座姿勢、執務状況に応じた着座姿勢に柔軟に対応して着座者の胴体に対するフィット感を簡便に向上することができる椅子を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の椅子は、着座者の背中を後方から支持する背凭れ部と、着座者が腰をかける座部とを具備してなり、背凭れ部の左右両側端部に各々独立して変形し得る左変形要素及び右変形要素からなるサイドサポート部を形成し、このサイドサポート部を、左右の両変形要素の前面がそれぞれ座部に腰掛けた着座者の背中に沿って正面を向く開成位置と、左右の両変形要素が着座者の体側部に沿って前方乃至斜め前方へ突出する突出位置との間で動作し得るものとしていることを特徴とするものである。
このような構成の椅子を特に事務用椅子に適用した場合には、背凭れ部に設定したサイドサポート部において、当該背凭れ部の左側端部に位置付けられる左変形要素と右側端部に位置付けられる右変形要素とを前記開成位置から突出位置までの範囲で個別に動作させることができる。そのため、この椅子に座り机に向かって執務する着座者の体格や好みの姿勢に対応して着座者の背中や体側部に沿って左右の変形要素が相互に対称又は非対称に開くように適宜の位置に移動させることで、背凭れ部を着座者の胴体に対して好適にフィットさせることができることとなる。すなわち斯かる構成によって、着座者の体格や姿勢を問わず、フィット感の優れた椅子を提供することができる。具体的には、例えば着席離席を頻繁に繰り返すような場合には、この椅子の左右のうち離着席する側の変形要素を開成位置に位置付けておけば着座者は離着席動作をスムーズに行うことができ、長時間に亘ってこの椅子に座り続ける場合には、両方の変形要素を突出位置に位置付けておけば着座者の体側部に対するホールド感が高められる。
上述のような作用を奏する好適な背凭れ部の構成としては、着座者の背中を支持する背凭れシェルと、この背凭れシェルに取り付けられる背凭れクッション及び背凭れ部の表面を覆う張り地と、背凭れ部に取り付けられる可動装置とを背凭れ部に設け、さらに前記可動装置に背凭れシェルに対して前後方向に動作可能な左右一対の可動部を配置し、この左右の可動部と、それらに対応する背凭れクッション及び張り地の一部とを前記左変形要素及び右変形要素としたものが挙げられる。
この場合、左右の可動部の動作を簡易な構成でスムーズに行い得るようにするためには、これら左右一対の可動部を、前記開成位置と突出位置との間で背凭れシェルに対して各々独立に回動動作可能とすることが望ましい。
さらに、左右の変形要素を適宜に移動させた状態での着座者に対するフィット感を好適に維持するには、上記可動装置に、左右一対の可動部それぞれの開成位置と突出位置との間の任意の位置において前記左変形要素及び右変形要素の形状を保持し、その保持力を調節可能な保持力調節機構を設けるとよい。
また、前記可動部を収容するスペースを背凭れシェルに効率的に形成するには、背凭れシェルの左右両側端部に、前記一対の可動部をそれぞれ収容し得る凹部を左右一対に形成することが望ましい。
また、左右の可動部を配置するために背凭れシェルに形成された前記凹部の存在によって着座者の背中に違和感が生じないようにするとともに、左右の変形要素の如何なる位置においても好適なフィット感を維持するためには、背凭れシェルに、その凹部内に延出するとともに端部を可動部に取り付けられ且つ左変形要素及び右変形要素の一部を構成する左右一対の補助変形部を一体に設け、これら補助変形部を、各可動部の動作に追従して変形し得るものとすることが好ましい。
このように、補助片形部は背凭れシェルと一体のものとする以外に、前記凹部に配置される背凭れシェルとは別体の部材を用いることによって、それらの両端部をそれぞれ背凭れシェル及び前記可動部に取り付けるようにしてもよい。
本発明の椅子は、背凭れ部に形成したサイドサポート部が、背凭れ部の左右の両側端部において各別に変形可能な左変形要素及び右変形要素を備えており、これら左右の変形要素をそれらの前面が正面側を向く開成位置と前方乃至斜め前方へ突出する突出位置との間で動作可能としたものである。したがって、このような椅子を事務用椅子として使用した場合、着座者の体格の大小に応じて左右の変形要素の開き角度を当該着座者の胴体に沿うように調節してフィット感、ホールド感を向上することができるだけでなく、まっすぐ座ったり斜に座るなどの着座時の姿勢の癖や執務姿勢、離着席の方向などの使用態様に応じて左右の変形要素を個別に動作させてフィット感、ホールド感の調節を行うことも可能である。以上のことから、本発明によって、着座者の体格や姿勢などの如何を問わずに着座者の体を好適にサポートすることができる優れた椅子を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す本実施形態の椅子1は、着座者(図示省略)の体(胴)の側部にフィットして快適な着座感が得られるようにした背凭れ部3にサイドサポート部7を備えた事務用回転椅子(以下、「椅子」と称する)である。すなわちこの椅子1は、椅子本体2における背凭れ部3に取り付けられ保持力調節機構を備えた可動装置8(同図、網掛けを付した部位)の動作に伴ってサイドサポート部7を適宜の状態に変形させ得るようにしている。なお、サイドサポート部7は、背凭れ部3の左側端部に形成される左変形要素7lと右側端部に形成される右変形要素7rとから構成される。
まず椅子本体2は、椅子1の全体的な概略形状を規定するものであり、背凭れシェル31、背凭れクッション(図示省略)及び背凭れカバー32(同図、破線部)を具備する背凭れ部3と、座シェル(図示省略)、座クッション(図示省略)及び座カバー41を具備する座部4と、脚支柱51、脚羽根52及びキャスタ53を具備する脚部5と、左右一対の肘掛け部6とから構成される。
特に背凭れシェル31は、正面視概略瓢箪型をなす合成樹脂素材の一体成形品であり、その外縁部を形作るシェルフレーム31fと、このシェルフレーム31fの内側において保形性及び補強性の向上のために縦横に配置された複数本のリブ31rとを主体とするものである。このような形状のため、背凭れシェル31において着座者Pの背中から肩口の範囲を支持する上半部における両側端部と背中から腰の範囲を支持する下半部の両側端部との間には、側方に向かって開放された凹部31aが形成されることになる。そして、この凹部31a内に向けて突出するように、背凭れシェル31の上半部の左右両側部からそれぞれ補助変形部たる補助サポート板31b、31bと、背凭れシェル31の下半部の左右両側部からそれぞれ補助サポート板31c、31cとを、シェルフレーム31fと一体に形成している。これら各補助サポート板31b、31cは、いずれも背凭れシェル31の一部を構成するものでもあり、可撓変形可能な薄板状をなしている。
なお、座部4の前端部には、図示しないラチェット機構を配置しており、図7(a)に示すように着座者Pがその前端部を手で持って上下に動かせて同図(b)に示すように角度を調節することができるようにすることで、座部4の奥行き寸法を着座者Pの体格や姿勢等に応じて調整することが可能となっている。
サイドサポート部7を構成する左変形要素7l及び右変形要素7rは、背凭れ部3の両側端部に対をなして設定してある。すなわち各変形要素7l、7rは、背凭れクッションの両側端部と、背凭れカバー32のうち背凭れクッションの両側端部を包囲する部位(両側端部)32a、32aと、後述する左右の可動部82、82とから構成される。背凭れクッションは、例えばウレタン等の柔軟な素材からなるものであり、背凭れカバー32の両側端部32a、32aは他の部位よりも伸縮自在な織り方を施すことにより、サイドサポート部7の変形に対応し得るようにしている。
可動装置8は、図3、図4及び図5に示すように、サイドサポート部7の変形をサポートし、着座者Pの所望の位置で固定するものである。本実施形態において可動装置8は、背凭れシェル31に取り付けられる取付部81と、左右一対の可動部82、82と、これら可動部82、82を動作させるとともに適宜の位置で固定する可動機構並びに保持力調節機構として、各可動部82を取付部81に対して回動動作させるための回動軸83、83と、適宜の回動位置で回動軸83、83にそれぞれ当接してその回動動作を停止させる摩擦部材84、84と、各摩擦部材84と回動軸83との間の摩擦力を調節する調節部85を主体として構成される。取付部81は、上下に離間して配置される板状部材811、811から構成され、これら板状部材811、811を背凭れシェル31に対して背面側からビス止め又は溶接等により取り付けている。可動部82、82は、取付部81の両側端部において羽根状をなして配置したものであり、起立姿勢(厳密に鉛直方向とは限らない)で取付部81の両側端部と各可動部82、82の内側端部との間に配置した可動軸83、83回りに回動可能としている。摩擦部材84、84は、上下の板状部材811、811の間においてそれらの両側端部に配置したゴム等の摩擦係数の大きな素材からなるものであり、外側端84a、84aを対応する回動軸83、83の軸周面に当接させてある。
ここで、背凭れシェル31と可動部82、82との間に大きな隙間が生じて背凭れクッション及び背凭れカバー32によって着座者Pの体を十分にサポートできなくなる不具合を防止するべく、各可動部82と背凭れシェル31の上端部及び下端部との間には、補助変形部たる補助サポート部9を形成している。具体的にこの補助サポート部9は、背凭れシェル31の上端部側両側部からそれぞれ前記凹部31a、31a内に突出するように設けた前記補助サポート板31b、31bと、背凭れシェル31の下端部側両側部からそれぞれ前記凹部31a、31a内に突出するように設けた前記補助サポート板31c、31cとから構成される。そして、上側の各補助サポート板31bの下端部と、各補助サポート板31cの上端部をそれぞれ対応する前記可動部82に取り付けている。具体的に説明すると、各可動部82には外側端部側において上下方向へ開口するスリット82aが形成されており、上側の補助サポート板31bを上方から前記スリット82aに挿入し、下側の補助サポート板31cを下方から前記スリット82aに挿入した状態で、当該スリット82a内において各補助サポート板31b、31cを重ね合わせて可動部82に対して共通のピン82bを用いて固定している。このようにすることで、各補助サポート板31b、31cは、可動部82の動きに追従して撓みつつ変形し、それに応じてこれら補助サポート板31b、31cの周囲の背凭れクッションや背凭れカバー32を変形させるようにしている。
調節部85は、外力を入力して調節部85を機能させるための操作部86と、この操作部86の操作によって所定方向へ動作して摩擦部材84、84を対応する回動軸83、83と接離する方向へ移動させる駆動部材87とを備えている。操作部86は、下端部に操作リング86aを形成したネジ軸86bからなるものである。駆動部材87は、中央部において上下方向に前記ネジ軸86bを挿通させた板状をなす部材であり、前記上下の板状部材811、811の間において両側端部の摩擦部材84、84に挟まれる格好で配置されている。駆動部材87の内部においては、ネジ軸86bと螺合させたナット87aが組み込まれており、ネジ軸86bの回転によってナット87aごと駆動部材87が上下何れかに移動するように構成している。なお、ネジ軸86bの回転動作を容易なものとするために、操作リング86aには操作桿86cを引っ掛けており、この操作桿86cを回転させることでネジ軸86bが回転するようにしてある。また、駆動部材87と摩擦部材84、84との間には、駆動部材87の動作を摩擦部材の動作に変換するための動作変換手段88を形成している。具体的には動作変換手段88として、駆動部材87の両側端面を下向きに内寄りとなるテーパ面87b、87bとする一方、摩擦部材84、84の各内側端面も駆動部材87に対応するテーパ面84b、84bとすることにより、対応するテーパ面87b、84b同士を当接させた構成を採用している。すなわち、図5に示すように操作桿86cに対する回転操作を通じてネジ軸86bを回転させて駆動部材87を下方へ移動させると、そのテーパ面87bに摩擦部材84が押圧されて回動軸83に強く当接する結果、摩擦部材84と回動軸83との間の摩擦力が大きくなり、その抵抗で回動軸83が回動動作しにくくなくなる。反対に、図4に示すように駆動部材87が上方に位置しているときには、摩擦部材84と回動軸83との間の摩擦力はそれほど大きくないので、若干の抵抗に抗して回動軸83を回動させることができる。すなわち、この可動装置8において保持力調節機構は、摩擦部材84の回動軸83に対する押圧力を限度として可動部材82の位置及び左右の変形要素7l、7rの形状を保持することができ、さらにその保持力の調節を行う際には、操作桿86cへの操作を通じてネジ軸86bを回動させるとともに駆動部材87を上下移動させて摩擦部材84の回動軸に対する押圧力を変化させるように構成さてていることになる。
本実施形態の椅子1は以上のような構成を有しているため、背凭れ部3におけるサイドサポート部7を構成する左右の変形要素7l、7rを個別に変形することができる。すなわち、左変形要素7l又は右変形要素7rを図6(a)に示すように着座者Pが手で持って同図(b)に示すように背凭れシェル31と略平行であり背凭れ部3の前面が略前方を向く開成位置から、背凭れ部3の側端部が前方乃至斜め前方へ突出する突出位置までの範囲で、回動軸83を中心として可動部82と共に回動動作して変形する。そして、サイドサポート部7の適宜の変形位置で操作桿86cを回転させると、駆動部材87に押圧された摩擦部材84が回動軸83に強く当接して大きな摩擦力が生じると、可動部82及びサイドサポート部7がその位置で固定されることになる。
このため、本実施形態の椅子1においては、着座者Pの体型、体格、姿勢、好み等の状況に対応して、サイドサポート部7の左右の変形要素7l、7rを単独で適宜の形状に変形させて体側部にフィットさせることで、快適な着座感を得ることができるものである。特に、一定の着座姿勢を維持することが多い場合には、図1に示したように左右のサイドサポート部7、7を相寄るように前方へ回動させた状態で固定することが好ましく、着席離席を頻繁に繰り返すような場合には、離着席する側の変形要素7l又は7rを拡げた状態で固定しておくことが好ましい。
また、サイドサポート部7は、背凭れシェル31に取り付けた可動装置8における両側端部の可動部82、82を個別に動作させることで、背凭れクッションと背凭れカバー32とを変形させることができる構成であるので、このような可変式のサイドサポート部7を簡易に形成することが可能である。
特に可動装置8は、両可動部82、82の前記開成位置と突出位置との間における任意の位置における左右の変形要素7l、7rの形状を保持し、その保持力を調節することができる保持力調節機構を含むものであるため、着座者Pによるフィット感の調節を簡易なものとすることができる。そのうえ、背凭れシェル31においては両可動部82、82を収容状態で配置するための凹部31a、31aを左右対にして設けてあるので、可動装置8を設けたことによる嵩張りを低減してコンパクト化を図ることもできる。
また背凭れシェル31には、可動部82、82の動きに追従して動作し変形する補助変形部たる補助サポート部9が設けてあるため、前記凹部31a、31aの存在によっても違和感のない座り心地が得られ、サイドサポート部7の如何なる変形状態においても常に良好なフィット感を維持することが可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。例えば補助変形部として機能する前記補助サポート板は、背凭れシェルと別体の部材として、背凭れシェルと可動部とに固定することで、可動部の動作に追従させることができる。
また操作部には、図8及び図9に変形例として示すようなユニバーサルジョイント86j'を利用して、操作効率の向上を図ることも可能である。すなわち、操作部86'において斯かるユニバーサルジョイント86j'は、ネジ軸86b'の下端部に貫通孔86as'を有する取付部86a'を形成する一方、操作桿86c'の上端部に前記取付部86a'を挿入し得る二股部86d'を形成し、この二股部86d'に形成した長孔86ds'と前記取付部86a'の貫通孔86as'とに挿入した状態で固定したピン86e'とによって構成される。そして、操作桿86c'を回転させる操作によってネジ軸86b'を回転させると、上述した実施形態と同様に左右の変形要素7l、7rを個別に変形させた状態で固定することができるようになる。
この他、上述した実施形態では、摩擦部材を回動軸に対して一方向から当接させる構成を採用したが、回動軸の周囲全体を取り囲むような摩擦部材や、回動軸に対して対向するに方向から当接するような摩擦部材を採用することも可能であり、その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る椅子の一状態を示す斜視図。 同椅子の他の状態を示す斜視図。 同実施形態における可動装置を拡大して示す斜視図。 同可動装置の一状態を示す縦断面図。 同可動装置の他の状態を示す縦断面図。 同実施形態における背部の動作説明図。 同実施形態における座部の動作説明図。 同実施形態に適用可能な可動装置の変形例を示す斜視図。 同変形例を図4に対応して示す縦断面図。
符号の説明
1…椅子
3…背凭れ部
4…座部
7…サイドサポート部
7l…左変形要素
7r…右変形要素
8…可動装置(可動装置、保持力調節機構)
31a…凹部
31b、31c…補助変形部(補助サポート板)
82…可動部

Claims (7)

  1. 着座者の背中を後方から支持する背凭れ部と、着座者が腰をかける座部とを具備する椅子であって、
    前記背凭れ部は、着座者の背中を支持する背凭れシェルと、背凭れシェルの変形を惹起する可動装置とを要素に有し、
    前記背凭れシェルは、左右両側にそれぞれ外側方に向かって開放された凹部が形成されて外縁部が正面視概略瓢箪型をなすシェルフレームと、シェルフレームの上半部の左右両側部から前記凹部内に向けて突出した可撓変形可能な上側補助変形部と、シェルフレームの下半部の左右両側部から前記凹部内に向けて突出した可撓変形可能な下側補助変形部とを備え、
    前記可動装置は、取付部と、取付部の左右に対をなし取付部に対して前方乃至斜め前方へ突出する動作が可能な可動部と、可動部を取付部に対する適宜の位置で固定する機構とを備え、
    可動装置の取付部をシェルフレームに取り付け、左方の可動部を左方の上側補助変形部及び下側補助変形部に取り付け、かつ右方の可動部を右方の上側補助変形部及び下側補助変形部に取り付けており、
    可動部の動作に追従して上側補助変形部及び下側補助変形部が撓みつつ変形することを特徴とする椅子。
  2. 前記背凭れ部が、前記背凭れシェルに取り付けられる背凭れクッション及び背凭れ部の表面を覆う張り地とをさらに備えており、
    前記可動装置の左右の可動部とそれらに対応する背凭れクッション及び張り地の一部とを各々独立して変形する左変形要素及び右変形要素とし、
    各変形要素を、その前面が着座者の背中に沿って正面を向く開成位置と、着座者の体側部に沿って前方乃至斜め前方へ突出する突出位置との間で動作し得るものとしている請求項1記載の椅子。
  3. 一対の可動部を、開成位置と突出位置との間で背凭れシェルに対して各々独立に回動動作可能としている請求項2記載の椅子。
  4. 可動装置が、前記一対の可動部それぞれの開成位置と突出位置との間の任意の位置において前記左変形要素及び右変形要素の形状を保持し、その保持力を調節可能な保持力調節機構を具備している請求項2又は3記載の椅子。
  5. 上側補助変形部の下端部と下側補助変形部の上端部とが対応する可動部に接続している請求項1、2、3又は4記載の椅子。
  6. 上側補助変形部及び下側補助変形部をシェルフレームに一体成形している請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
  7. 上側補助変形部及び下側補助変形部をシェルフレームの凹部内に位置づけた上、それらの端部をシェルフレームに取り付けている請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
JP2003363794A 2003-10-23 2003-10-23 椅子 Expired - Fee Related JP4175237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003363794A JP4175237B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003363794A JP4175237B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005124832A JP2005124832A (ja) 2005-05-19
JP4175237B2 true JP4175237B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=34643008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003363794A Expired - Fee Related JP4175237B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4175237B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5156967B2 (ja) * 2007-10-01 2013-03-06 コクヨ株式会社 椅子の身体支持部

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005124832A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004097821A (ja) 椅子のバックレスト
WO2006033339A1 (ja) リクライニング椅子における背凭れの傾動装置
JP4301014B2 (ja) シートバックのサイドサポート構造
WO2007080667A1 (ja) 座席構造
JP4175237B2 (ja) 椅子
JP4735966B2 (ja) 背支持装置、座支持装置及び椅子
JP4185754B2 (ja) 椅子の背もたれ構造
JP4185992B2 (ja) 椅子
JP2001180343A (ja) 中折れシートバック
JP7295627B2 (ja) 椅子
JP6078290B2 (ja) 椅子
JPS6122501Y2 (ja)
JP4960689B2 (ja) 椅子
JP2624096B2 (ja) シート装置
JP7312010B2 (ja) 折り畳み式椅子
KR102104759B1 (ko) 요추전만 자세를 유지할 수 있는 각도조절식 의자용 좌판
JP6812201B2 (ja) 椅子
JP7382179B2 (ja) 椅子
JP6812200B2 (ja) 椅子
JP5118400B2 (ja) 車両用シート装置
JP4378839B2 (ja) 車両用シート
JPH059868Y2 (ja)
JP2023142101A (ja) 車両用シート
JPH07257248A (ja) 車両用中折れシート
JP2549333Y2 (ja) 車両用シートのアームレスト構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees