JP4165621B2 - コンストラクションキー装置付カップ錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的なシリンダ錠よりも鍵の差込み方向の寸法を小さくすると共に、コンストラクションキー装置を合鍵で解除できるようにした新規なカップ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばディスクシリンダ錠のような複数のタンブラを備えたシリンダ錠の施解錠に用いられる細長い板状の鍵(合鍵)においては、鍵の抜き差しに際し、楔作用を利用してタンブラーをその長さ方向に押動する為、鍵溝の前後には傾斜案内部を必要としている。
【0003】
その為、隣り合う二つのタンブラー間の距離を大きく取らなければならないことになり、従って該シリンダ錠の鍵の差込み方向の寸法(錠の軸線方向の寸法)を大きくとらなければならない。
【0004】
鍵の取付対象物がかばん類やシャッタ(よろい戸)である場合、その取付部分が極く薄いので不都合を生じることがある。通常このような場合、タンブラー数を減らした錠前を使用するが、タンブラーの数を減らせば必然的に鍵違いが減少するので好ましくない。
【0005】
又、錠の取付対象物が住居の一部である場合には、施工業者はコンストラクションキー(工事専用錠)という特殊の鍵で錠前の施解錠を行い高じ完了後にコンストラクションキー装置を解除すればコンストラクションキーが使用不能となり施主が所有する合鍵だけが使用できるようになった錠が知られている。
【0006】
ここで合鍵とは、いわゆるスペアーキー(予備の鍵)のことではなく、一つの錠前を解除するための正規の鍵形状を有する鍵をいう。
【0007】
従来のコンストラクションキー装置は、工事完了後においてコンストラクションキー装置を解除するのに業者が特殊な工具を用いて行っており、施主が単独で出来ないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明のカップ錠は、従来のシリンダ錠よりもタンブラー数を減少させることなく、鍵の差込み方向の寸法、すなわち、錠の軸線方向の寸法を小さくすると共に、コンストラクションキー装置を具備し、コンストラクションキー装置を解除するのに特殊工具を使用することなく、合鍵により行えるようにするために開発されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、短い円筒の母線に沿って、かつ中心軸線に関して対称的に一対のスリットを形成すると共に、その円周の一方の開口を覆うように取付対象物に固定される前面板を一体に結合してなるカップ状の内筒と、内筒とほぼ同じ長さの有底のカップ状の円筒体で、開口を相互に対向させるようにして、内筒の外側に回動可能に被嵌され、内筒のスリットと同幅のスリットの2対を90°の角度間隔を保って形成した外筒と、上記前面板の中央部を貫通するように、かつ回動可能に装着されると共に、鍵孔を開口させた内筒と同軸のキーガイドと、内筒の直径方向に延在する細長い板状体で、その板厚方向を内筒の軸線方向に一致させた状態で軸線方向に沿って積層して配設され、中央部に鍵のシャンクが遊嵌できる差込み穴を形成すると共に、長さ方向に移動可能に案内されてさ長さ方向に付勢された複数枚のタンブラーと、外筒の底板に配設され、キーガイドに差込まれた鍵の先端部を係合するクラッチ手段とを有し、上記タンブラーの長さを内筒と外筒との間のシアーラインの直径に等しく設定すると共に、差込み穴の開口端縁の一部を鍵溝の谷部に当接する当接部とし、また、上記差込み穴の形状を、鍵の挿入時にこれと干渉せずに鍵の挿入を許容しかつ鍵の回動を許すと共に、鍵の所定方向への90°の回動時、鍵溝の谷部がタンブラーの付勢力に抗して当接部を押動して各タンブラーの両端をシアーラインに揃えるように設定し、一方、外筒のクラッチ手段は、鍵の最初の90°の回動時内筒及び外筒を残して鍵のみ遊動させ、鍵の更なる回動時、固定の内筒を残して鍵及び外筒を連結して一体に回動できるような構造とし、一方、上記タンブラー群のうち、少なくとも1個のタンブラーを休止タンブラーとして指定し、この休止タンブラーはその一端に係止スロットが形成されて、工事専用のコンストラクションキーが使用されている間は、内筒内部に装着された係止片と係合して常時休止タンブラーの両端がシアーラインに揃っており、他方、タンブラー群のうち上記休止タンブラーを除いて少くとも1個を解除タンブラーとして指定し、この解除タンブラーはその一端に板カムが形成されており、コンストラクションキー使用時には、解除タンブラーの長さ方向の移動が行われず、合鍵を初めて使用した時、合鍵のシャンクが解除タンブラーを長さ方向に移動させることにより、前記板カムが前記係止片を押動して係止片と休止タンブラーの係止スロットとの係合を解くようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基いて、この発明について説明する。
図1乃至図4において、符号10はかばん類又はシャッタ(よろい戸)等のこの発明に係るカップ錠の取付対象物、符号1は短い有底円筒状の内筒を示し、この内筒1は、前面板11の一部をなすフランジ部12を通る鋲又は止めねじ9等で取付対象物10にに固定される。
【0011】
また、図1において、符号2は内筒1の外周に回動可能に装着された有底円筒状の外筒、符号23は内筒1のフランジ部12の背面に対し裏側から外筒2のフランジ部22を可動な状態で押さえつけてある段付き柱状をなす押え片である。
【0012】
前記の前面板11は内筒1に対し図示のように一体としてもよいし、別体として固設してもよい。また、押さえ片23は図示のものに限らないことはいうまでもない。
【0013】
前述の固定の内筒1の前面板11の中央部には、該内筒1の中心軸線の回りに回動可能なキーガイド4が装着してある。このキーガイド4は、例えば段付きの円板状をなし、正面から見て中央部には鍵孔41が穿設されている(図3参照)。
【0014】
一方、図3において、符号42は鍵孔41に設けられたウォードで、図11及び図12に示すコンストラクションキー5A及び合鍵5Bの凹溝として形成されたウォード53に対応させて、凸条として形成してある。
【0015】
また、内筒1の中央部に嵌め込まれた可動のキーガイド4は、内筒1の前面板11にかしめ付けされたカバー板13によって離脱できないように押さえつけてある。
【0016】
後述するように、この発明におけるキーガイド4は、その鍵孔41に差込まれたコンストラクションキー5A或いは合鍵5Bにより固定の内筒1に対し180°の角度範囲で回動されることになるが、その回動の両端部でコンストラクションキー或は合鍵が抜き出された後に、キーガイド4が内筒1に対し回動方向にずれ動くと、次にコンストラクションキー或は合鍵を差込む時にキーガイド4に続く後述のタンブラー6に対する差込みにおいて支障を来たすことがある。
【0017】
そこで、キーガイド4は内筒1の前面板11との間にクリック手段(図示しない)を設けるを可とする。クリック手段としては、板ばねを用いたもの、小球と圧縮コイルばねの組合せでなるもの等を採用することができる。
【0018】
更に、内筒1の内側には、その中心軸線と直交するようにして、細長い薄い板状の係止片であるタンブラー6が複数枚設けてあり、これらのタンブラー6、6は板厚方向を内筒の軸線方向に一致させた状態で軸線方向に沿って積層されている。
【0019】
この発明においては、これら複数のタンブラーのうち、少くとも1個を休止タンブラーとして指定し、また休止タンブラーを除いて少なくとも他の1個を解除タンブラーとして指定する。
【0020】
この実施例においては、図1において、前面板11の方から数えて3番目乃至6番目のタンブラー6−3〜6−6を休止タンブラーとして指定し、同じく8番目のタンブラー6−8を解除タンブラーとして指定する。
【0021】
休止タンブラー6−3〜6−6及び解除タンブラー6−8を除いた他のタンブラー6−1、タンブラー6−2及びタンブラー6−7を図6及び図7に示す。
【0022】
又、休止タンブラー6−3〜6−6を図8及び図9に示す。図示のように、休止タンブラーの側端縁部には幅方向に突出する一対の突起66が一体的に形成され、これら一対の突起66、66の間には係止スロット67が形成されている。
【0023】
一方、図10に示すように、解除タンブラー6−8の側端縁部には、これと斜交し、タンブラーの長さ方向に延在する端縁69を有する板カム68が一体的に形成されている。
【0024】
上記したそれぞれのタンブラー6には長さ方向に沿って前後二つの案内長孔64が一直線上で開口しており、内筒1の前面板11にかしめ付け等により固設された一対の保持棒71、71(図5参照)により保持案内されている。
【0025】
そして、板厚方向において相互に隣接する2つのタンブラー6、6が互いに平行な位置関係を保ち、適当な間隔を隔てて保持されるようにするため、これらタンブラー6、6の間における保持棒71に形成された溝にE−リング等のスペーサ72が嵌込まれる。
【0026】
このようにして、各タンブラー6はその長さ方向においては保持棒71と案内長孔64の係合により長さ方向の移動の範囲が適切に制限され、厚さ方向においてはスペーサ72によってタンブラー6、6間の間隙が適切に設定されて長さ方向の移動の円滑さが保証されている。
【0027】
また、図示例のカップ鍵においては、2つで対をなすようにして装着した1組のタンブラー6、6間に共通のタンブラーばね65としての引張りコイルばねが掛け渡してあり、左右で互いに逆向きに装着した各タンブラー6の一端6aが外筒2の胴部に向かうように付勢させてある。
【0028】
但し、タンブラーばね65は一対のタンブラー6、6で共通のものとはせずに格別に設けてもよく、ばねの種類も圧縮コイルばね等他の種類のものとしてもよい。
【0029】
タンブラーばね65をタンブラー6に対し格別に設けるときは、そのばねの一端はタンブラーに係止させ、他端は内筒1内に固定した取付棒等に係止させるとよい。
【0030】
隣り合う2組(2対)のタンブラー6、6及び6、6は、互いにタンブラーばね65の位置を高さ方向にずらせてあるが、このように構成した理由は、タンブラー間の間隔に比較してタンブラーばねのコイル直径が大きく、よって隣り合うタンブラーばね65、65どうしが相互に干渉していないようにするためである。
【0031】
また、1組のタンブラー6、6において、それらを左右で互いに逆向きに装着した理由は、図11及び図12に示すように細長い板状のコンストラクションキー5A及び合鍵5Bのシャンク51における両側辺に鍵溝52、52を設けたためである。
【0032】
図示はしないが、シャンク51の一側辺にのみ鍵溝52を設けた場合は、全てのタンブラーを内筒1内で同じ向きに装着する。
【0033】
更に、各タンブラー6の中央部には、図6乃至図10に明示するように、コンストラクションキー或いは鍵が差込まれる例えばD字形の差込み穴61が開口しており、その差込み穴61は、コンストラクションキー或いは合鍵の回動操作時それらのシャンク51の回動方向の移動軌跡と干渉しないように形成された逃がし部62及び該シャンク51の一側辺又は他側辺に設けた鍵溝52の谷部52aと当接する直線状の当接部63から形成されている。
【0034】
一方、キーガイド4に挿入されるコンストラクションキー5A或は合鍵5Bの側面に現れる鍵溝52の形状は、図11に示すコンストラクションキー及び図12に示す合鍵に見られるように、タンブラー6の板厚よりもやや幅広の矩形の溝となる。
【0035】
図11及び図12から明らかなように、この発明によるカップ錠の鍵は、従来の通常の鍵のように鍵溝の両側に傾斜部を形成する必要がないので、その分長さが短くなる。
【0036】
前記のように谷部52aを円弧面に形成した鍵5によれば、この円弧面とタンブラーの当接部63とが相互に当接して係合した状態では、鍵5の僅かの左右方向への回動に対して当接部63、すなわちタンブラー6は動かないので、後述の外筒2の回動がスムーズになる。
【0037】
次に、この発明のカップ錠における錠前としての機能的構造について説明する。便宜上、コンストラクションキー5Aを使用しての説明は後述することとし、先ず合鍵5Bを使用する場合について説明する。
【0038】
解除タンブラー6−8を除いて、タンブラー6−1〜6−7は、固定の内筒1と可動の外筒2との間に形成されるシアーラインS(図14参照)の直径分に相当する長さを有している。
【0039】
なお、この場合、各タンブラー6−1〜6−7の両端は、円弧状のシアーラインに合わせて円形の円弧の一部をなすように成形するを可とする。
【0040】
また、各タンブラー6−1〜6−7は合鍵5Bを差込んでいない自由状態においては(この際、カップ錠としては解錠状態であっても施錠状態であってもよい)、一端6aを内筒1に180°の角度間隔を隔てて設けた2つの貫通スリット15、15の一つを通じ、外筒2に90°の角度間隔を隔てて設けた4つの係合スリット25、25の一つに係合させてある(図13参照)。
【0041】
更にまた、合鍵5Bの90°の回動操作時、該タンブラーの両端6a、6bがシアーラインSに合致して、係合スリット25に対するタンブラーの係合(係止)
が解かれるように設定されている。(図14参照)
【0042】
次に、上記構造について更に詳細に説明する。
【0043】
すなわち、各タンブラー6−1〜6−7の差込み穴61の形状大きさを固定すると共に、差込み穴61及び案内長孔64、64の相対関係位置を固定し、タンブラーが内筒に装着され、タンブラーばね65により付勢された状態において、合鍵5Bの回動中心点Rが差込み穴61内に存在し、しかもこの点Rと当接部63との距離が合鍵のシャンクの板厚の半分よりもやや大きくなるように設定する(図13参照)。
【0044】
このようにしたタンブラーを左右対称にして内筒に装着すると、図2及び図13に示すように、内筒軸線方向に列設された当接部63、63の端縁が合鍵5Bのシャンク51のガイド孔すなわち従来のシリンダ錠の鍵孔と同様の機能を発揮し、合鍵5Bの差込みをスムーズにする。
【0045】
そして、対応する鍵溝52の深さに応じて、合鍵5Bが90°回動した時タンブラーの両端がシアーラインSに合致するように当接部63と一端の基準点Qとの距離を定め、次いでタンブラーの他端の端縁位置をシアーラインSの直径分だけ離間するように定める。(図14参照)
【0046】
または、タンブラーの外形を同形にすると製作上及び管理上便利であるとの考えから出発すれば、その外形を固定し、対応する鍵溝52の深さに応じて差込み穴61、案内長孔64、64の総体一関係を固定した状態で、これらを左右にずらせて開口させる。
【0047】
これら2つのタンブラー設定方法は結局同じであって、この場合当接部63を鍵孔の一部として使用できる。
【0048】
また、タンブラーの外形及びこのタンブラーの外形輪郭に対する案内長孔64、74の相対関係位置を一定にし、鍵溝52の深さに応じて差込み穴61の位置のみを変化させてもよい。
【0049】
上記のようにタンブラーを形成することにより、差込まれた合鍵5Bを当初の第1位置(図13参照)から例えば矢印Aのように右回りに90°回動させると、タンブラー6はタンブラーばね65の弾力に抗して図14に示すように変位し、各タンブラーの両端6a、6bが内筒1と外筒2との間のシアーラインSに共に合致することになる。
【0050】
ところで、キーガイド4を通じてカップ錠に差し込まれた合鍵5Bのシャンク51における先端は、内筒1及び複数のタンブラーを貫通し、外筒2の後方側の底板21に設けたクラッチ手段8に嵌め込まれている。
【0051】
図示例のクラッチ手段8は、図4に明示するように、外筒2の底板21に穿設しただるま状のクラッチ穴でそのクラッチ穴は合鍵5Bの回動操作においてシャンク51の先端を逃がす遊動部81及びシャンク51の側面が当接する衝合部82からなる。
【0052】
そこで、合鍵を第1位置から図14に示す第2位置に回動させる間は、シャンク51の先端は外筒に対してはそのクラッチ手段8の遊動部81の存在により空動きすることになるので、シャンク51はその鍵溝52において内筒1内のタンブラーのみを作動させ、タンブラー6の両端6a,6bをシアーラインSに合致させることになる。
【0053】
従って、タンブラー6の端部を介しての内筒1及び外筒2の相互の係合が解け、可動の外筒2は固定の内筒1に対して相対回動が可能となる。
【0054】
そこで、前記の合鍵5B(図14参照)から更に矢印Bのように右回りに90°の角度を回動させると、シャンク51の先端における側面でクラッチ手段8の衝合部82が押されることになり、外筒1は同方向に回動し、第3位置(当初の第1位置から180°回動した位置)において、シャンク51の鍵溝52は各タンブラーとの嵌まり合いの状態から完全に外れることになる。
【0055】
従って、内筒1内のタンブラー6の一端6aは、タンブラーばね65の弾力により該内筒1の貫通スリット15から再び突出し、外筒2の係合スリット25に係合するので、外筒2は内筒1に対し回動不能に係止される。そして合鍵5Bはこの第3位置で抜き出される。
【0056】
また、合鍵5Bを第2位置から第3位置に回動させてる間に、合鍵5Bのシャンク51の先端又は外筒2に設けた図示しない作用部材等に連係させた図示しない錠機構によって取付対象物10は施解錠される。
【0057】
前記のように谷部52aを円弧面に形成した合鍵5Bによれば、その合鍵5Bの回動によりシアーラインSに位置するタンブラー6の一方の端部6aを外筒2の係合スリット25の一つに係合させるとき、その初動のわずかな回動範囲では各タンブラーを静止させることになるので、突出する一端6aが外筒2の係合スリット25の縁部に衝突したりすることがなく、この折のタンブラーの動きをスムーズにすることができる。
【0058】
以上の説明は、合鍵5bを使用してこの発明のカップ錠を施解錠操作するときの構造説明であるが、次にコンストラクションキー5Aを使用して施解錠操作するときの構造について説明する。
【0059】
前記したように、この発明のカップ錠においては少くとも1個の休止タンブラーが指定され、また、休止タンブラーのほかに少くとも1個の解除タンブラーが指定されている。
【0060】
しかして、この実施例では、4個のタンブラー6−3〜6−6を休止タンブラーとして、タンブラー6−8を解除タンブラーとして設定している。
【0061】
コンストラクションキー5Aは、合鍵5Bが使用される前の時点(例えば錠の取付対象物が施主に引き渡される前)において使用されるが、この時点においては、休止タンブラーは下記に示す方法により施解錠を制御するというタンブラーとしての機能が休止されている。
【0062】
図15及び図16に示すように内筒1の前面板11の内側面には止めねじ32によりL形断面のブラケット31が固定され、このブラケット31には止めねじ33及び皿ばね34により略矩形の係止片3が内筒1の半径方向に摺動可能に装着されている。
【0063】
図示の実施例では、この係止片3は板状をなし、その板面は内筒1の中心線に平行で中心線に向かって装着され、皿ばね34の弾力によりブラケット31の表面に強く圧接されている。従って、小さな外力や振動等によっては容易に動かないように取付けられる。
【0064】
一方、前述したように休止タンブラー6−3〜6−6の一端には係止スロット67が形成され、係止片3が内筒1の中心に向かって近接した位置において係止スロット67と係止片3とは相互に係合し、休止タンブラーはその長さ方向の動きが拘束される。
【0065】
しかして、カップ錠の製作に当っては、図15及び図16に示すように、係止片3を内筒1の中心方向に近接させ、係止片を休止タンブラー6−3〜6−6の係止スロット67内に挿入し係合させておく。
【0066】
なお、各休止タンブラー6−3〜6−6の外形に対する係止スロット67の位置関係は、上記係合状態にある時、各係止タンブラーの両端6a、6bがシアーラインSに合致するように設定されている。(図16参照)
【0067】
よって、各休止タンブラーの一端6aは、この状態においては、常時、外筒2の係合スリット25に挿入されることなく、施解錠を制御するというタンブラーとしての機能が休止される。
【0068】
一方、解除タンブラー6−8は、前記したように、その一端に斜縁69を有する板カム68が形成されている。更にこの解除タンブラーは他の各タンブラーとは異なり、その両端6a、6b間の長さが短く、長さ方向のどちら側に移動しても常時その両端6a、6bは外筒2の係合スリット25とは係合しない長さに設定されていて、施解錠を制御するためのタンブラーとしての機能は有しないものとなっている。
【0069】
コンストラクションキー5Aは、図11に示すように、タンブラー6−1〜6―2及びタンブラー6−7と係合する位置にある鍵溝52は合鍵5Bと全く同じ形状であり、休止タンブラー6−3〜6−6及び解除タンブラー6−8と係合する位置にある鍵溝52はシャンク中心部に近くまで深くカットされている。
【0070】
よって、このコンストラクションキー5Aのシャンク51を鍵孔42に挿入して回動させた時、タンブラー6−1〜6−2及びタンブラー6−7に関しては合鍵5Bを使用したときと同様の作用が行われ、一方、休止タンブラー6−3〜6―6はタンブラーとしての機能が休止されており、解除タンブラー6−8はタンブラーとしての機能が休止されており、解除タンブラー6−8はタンブラーとしての機能は有していないから、施解錠が支障なく行われることとなる。
【0071】
このとき、解除タンブラー6−8と係合する位置にある鍵溝52は深くカットされているから、解除タンブラーの動きには何らの影響を与えることもない。
【0072】
次に、コンストラクションキー5Aを使用しての施解錠操作が不要となり(例えば錠の取付対象物が施行業者から施主に引き渡された場合)、合鍵5Bを初めて使用する場合について説明する。
【0073】
合鍵5Bの構造については先に説明した通りであるが、図12に示したように解除タンブラー6−8と係合する位置にある鍵溝52はカットされておらず合鍵5Bを鍵孔41に挿入したときシャンク51の側縁が解除タンブラー6−8と係合する。
【0074】
すなわち、合鍵5Bを初めて鍵孔41に挿入した右回りに90°回動させると、シャンクの側縁が解除タンブラー6−8の差込み穴61の当接部63を押動して解除タンブラーを長さ方向に移動させる。(図18参照)
【0075】
解除タンブラー6−8の長さ方向への移動は解除タンブラーに一体的に形成された板カム68と同方向に移動させ、板カムの斜縁69と接触している係止片3を楔作用により、係止片とブラケット31との間の摩擦力に抗して外方向へ押動する。
【0076】
このとき、係止片3の移動量は休止タンブラー6−3〜6−6と係止片3との係合を解くに充分なだけの長さに設定されいるものとし、この結果、休止タンブラー6−3〜6−6は係止片3から解放されて長さ方向への移動が可能になる。
【0077】
しかして、合鍵5Bを更に90°回動させてから鍵孔41から抜いたあとも、係止片3はブラケット31との間の摩擦力により外方へ移動した位置に保持され、休止タンブラー6−3〜6−6は施解錠を制御するという本来のタンブラーとしての機能を獲得するに至る。
【0078】
次にこの発明のカップ錠の作用について説明する。
図15は合鍵5Bが使用される前のカップ錠の側面図を示す。但し、内筒1及び内筒2は中心線に沿っての断面図を示す。
【0079】
内筒1に対し、タンブラー6―1〜6―2及びタンブラー6―7をもって回動可能な外筒2が係止されており、一方、休止タンブラー6−3〜6−6は係止片3と係合して施解錠を制御する機能が休止され、又、解除タンブラー6−8は施解錠を制御する機能は有していない。
【0080】
この外筒2が係止された状態では、カップ錠の取付対象物10は解錠状態であっても施錠状態であってもよいが、説明の都合上、図15の状態は取付対象物10が解錠状態にあるものとしてその施錠作用について以下に述べる。
【0081】
図17及び図19は図15の錠における可動のキーガイド4の鍵孔41に対しコンストラクションキー5Aを単に差し込んだ状態を示している。前述したように、コンストラクションキーの鍵溝52には図11に示すようにタンブラーをスムーズに誘導するための傾斜案内部を要しない。
【0082】
コンストラクションキー5Aが差し込まれた当初の位置である第1位置では、シャンク51は全タンブラー6の差込み穴61に挿通され、シャンク51の先端は外筒2の底板21に設けたクラッチ手段8に差込まれている。
【0083】
この第1位置にあるコンストラクションキー5Aを例えば図13の矢印Aのように時計方向に回動させると、シャンク51の先端は不動な状態に係止された外筒2の底板21におけるクラッチ手段8によって遊動する一方で、シャンク51の基部は鍵溝52の溝をもって各タンブラーの差込み穴61における当接部63部分に櫛のように差し込まれる。
【0084】
コンストラクションキー5Aが第1位置から90°回動された第2位置に至る間に、鍵溝52の各谷部52aは休止タンブラー6−3〜6−6及び解除タンブラー6−8を除く、夫々対応するタンブラーの差込み穴61における直線的な当接部63を押圧する。
【0085】
そして、図20に示すように、コンストラクションキー5Aが時計方向に回動して第2位置に達すると、タンブラーばね65に抗して押し動かされた各タンブラーが両端6a、6bを共にシアーラインSに合致させ、各タンブラーによる外筒2の係合スリット25に対する係合が解かれるので、外筒2は内筒1に対し回動可能な状態となる。
【0086】
第2位置にあるコンストラクションキー5Aを図14の矢印Bで示すように更に時計方向に回動させると、シャンク51の先端はクラッチ手段8を介して接続されている回動可能な外筒2と共に回動し、コンストラクションキー5Aが更に90°回動された第3位置においては、タンブラーばbね65の付勢力により、休止タンブラー6−3〜6−6及び解除タンブラー6−8を除いた各タンブラーの一端6aが再び外筒2の係合スリット25に係合する。
【0087】
コンストラクションキー5Aを第2位置から第3位置に回動操作させる間に、コンストラクションキー5Aのシャンク51の先端又はコンストラクションキ―と共に回動する外筒2により、錠機構(図示しない)が作動し、もって取付対象物10が施錠される。施錠後は、コンストラクションキーをキーガイド4から抜き取る。
【0088】
また、施錠状態にある取付対象物10を解錠させるには、キーガイド4の鍵孔41を通じて、コンストラクションキー5Aを差込み、そこにおいて、第3位置を占めるコンストラクションキー5Aを施錠時とは逆向きの左回りに180°回動させると、コンストラクションキー5Aは第2位置を経て第1位置に至るので、そこでコンストラクションキーを抜き出せばよい。この間に各部材は施錠時に準じて作動し、図19の解錠状態に復帰する。
【0089】
取付対象物10の工事が終了して、施主が施解錠を行う時には、コンストラクションキー5Aに代えて合鍵5Bを使用する。
【0090】
初めて合鍵5Bをキーガイド41に差し込んだ状態は図17と同じであり、休止タンブラー6−3〜6−6は係止片3と係合して施解錠を制約する機能は休止されている。
【0091】
次に、第1位置にある合鍵5Bを90°右回りに回動させると、合鍵5Bの解除タンブラー6−8と係合する位置にあるシャンク側縁が解除タンブラー6−8の当接部63を押動し、解除タンブラーに一体的に形成された板カム68を同方向に移動させながら第2位置に達する。(図18参照)
【0092】
板カムの移動は、その斜縁69による楔作用により、休止タンブラー6−3〜6−6の係止スロット67に係合している係止片3を外方に押動する。この結果休止タンブラーの係止スロット67と係止片3との係合が解かれ、休止タンブラーは長さ方向への移動が可能となる。
【0093】
第2位置にある合鍵5Bを更に右回りに回動させると、コンストラクションキー5Aの使用時と同様に外筒2と共に回動し、90°回動された第3位置においては、タンブラーばね65の付勢力により解除タンブラー6−8を除いた各タンブラー6の一端6aが外筒2の係合スリット25に係合する。
【0094】
ここで注意すべきことは、この時点において休止タンブラー6−3〜6―6が初めて外筒2の係合スリット25と係合することであり、この時点以後はコンストラクションキー5Aを使用しての施解錠は不可能となる。
【0095】
第3位置に回動されたあと、合鍵5Bをキーガイド4から抜き取る。
【0096】
第2位置から第3位置に至る間に取付対象物10が施錠されることについては、コンストラクションキー5A使用時と同じであることは勿論である。
【0097】
上記は合鍵5Bを初めて使用した場合の説明であるが、その後合鍵5Bを使用する場合は、休止タンブラー6−3〜6−6が解除タンブラー6−8を除く他のタンブラーと同様に施解錠を制御するように作用する。
【0098】
図11に示すコンストラクションキー5Aと図12に示す合鍵5Bを比較すると、休止タンブラー6−3〜6−6に係合する位置にある鍵溝52は、コンストラクションキー5Aの方は深くカットされ、合鍵5Bの方は正規の鍵溝としての深さを有している。
【0099】
これは、コンストラクションキー5Aを使用する者(例えば取付対象物の施工業者)が合鍵5Bの休止タンブラー6−3〜6−6に係合する位置にある鍵溝52のコピーを取ることができないようにするためであって、錠の保安上大いに有効である。
【0100】
又、コンストラクションキー5Aの解除タンブラー6−8と係合する位置にある鍵孔52の幅を特に広くとってあるのは、コンストラクションキーを鍵孔41に無造作に挿入してシャンクの先端が突当たるまで挿入せずに回動させたとき、シャンクの側端縁が不用意に解除タンブラー6−8を動かすことを防止するためである。
【0101】
なお、上記の状態でコンストラクションキーを回動させると、休止タンブラー6−3〜6−6の差込み穴61の当接部63にはシャンクの側縁が当接し、一方、休止タンブラーは係止片3との係合により長さ方向の動きが制止されているので、コンストラクションキー5Aの回動は90°に達する前に停止させられることとなる。
【0102】
又、この実施例においては、休止タンブラー6−3〜6−6についてのみ突起66を形成させてあるが、タンブラーの製作上プレス型の種類を少なくするために他のタンブラー6−1、6−2、6−7についても突起を形成させてもよい。但し、この場合、係止片3との係合は休止タンブラーのみについて行うことが必要であるのはいうまでもない。
【0103】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明のカップ錠によれば、係止状態にある外筒を回動可能にするために各タンブラの両端を共にシアーラインに合致させるについて、各タンブラのシアーラインに対する整合作用は、鍵の当初の差込み位置から右又は左に90°回動させることにより行うことができるようにしてあるから、鍵溝における溝の前後に案内斜面は設ける必要がなく、従って、内筒内に装着される複数のタンブラにおける隣り合う2つのタンブラー間の間隔は十分に小さくすることができ、カップ錠全体としての鍵の差込み方向の寸法を十分に小さくすることができるという効果を奏する。
【0104】
また、鍵の製作時、複数のタンブラーのうち少なくとも1個を休止タンブラーとして施解錠の制御機能を休止させておいて、この状態ではコンストラクションキーによる施解錠操作を可能とし、一方、合鍵による最初の施解錠操作によって解除タンブラーを作用させ、もって休止タンブラーの施解錠の制御機能を復帰させるようにして、この時点以降コンストラクションキーによる施解錠操作を不可能としたから、鍵の保安上も大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のカップ錠の実施例を示す部分縦断側面図。
【図2】 図1のII−II線による一部断面正面図。
【図3】 図1のカップ錠の正面図。
【図4】 その背面図。
【図5】 図1のカップ錠から保持棒と共に取外した内筒の縦断側面図。
【図6】 図1のカップ錠から取外したタンブラーの1つを示す正面図。
【図7】 図1のカップ錠から取外したタンブラーの他の1つを示す正面図。
【図8】 図1のカップ錠から取外した休止タンブラーの一つを示す正面図。
【図9】 図1のカップ錠から取外した休止タンブラーの他の一つをを示す正面図。
【図10】 図1のカップ錠から取外した解除タンブラーの正面図。
【図11】 この発明のカップ錠に対して用いられるコンストラクションキーの一例を示す側面図。
【図12】 この発明のカップ錠に対して用いられる合鍵の一例を示す図で、(A)は側面図、(B)はそのシャンクの横断面図である。
【図13】 この発明のカップ錠に合鍵を差し込んだ状態を示す横断正面図で、合鍵は第1位置にある。
【図14】 合鍵を第1位置から右回りに90°回動させた第2位置を占めるように示した横断正面図。
【図15】 この発明のカップ錠の実施例を示す横断側面図で、係止片が休止タンブラーに係合した状態を示す。
【図16】 図15のXVI−XVI線による一部断面正面図。
【図17】 図15のカップ錠にコンストラクションキー或いは合鍵を挿入した状態を示す縦断側面図。
【図18】 解除タンブラーの作用を説明するための説明図。
【図19】図17のXIX−XIX線による一部断面正面図で、コンストラクションキーは第1位置にある。
【図20】 コンストラクションキーを第1位置から右回りに90°回動させた第2位置を占めるように示した一部断面正面図。
【符号の説明】
10 取付対象物
1 内筒
11 前面板
15 貫通スリット
2 外筒
21 底板
25 係合スリット
3 係止片
41 鍵孔
5A コンストラクションキー
5B 合鍵
51 シャンク
52 鍵溝
52a 谷部
6 タンブラー
6a 一端
61 差込み穴
62 逃がし部
63 当接部
65 タンブラばね
67 係止スロット
68 板カム
69 斜縁
7 案内手段
8 クラッチ手段
Q 基準点
R 回転中心点
S シアーライン
Claims (1)
- 短い円筒の母線に沿って、かつ中心軸線に関して対称的に一対のスリットを形成すると共に、その円周の一方の開口を覆うように取付対象物に固定される前面板を一体に結合してなるカップ状の内筒と、内筒とほぼ同じ長さの有底のカップ状の円筒体で、開口を相互に対向させるようにして、内筒の外側に回動可能に被嵌され、内筒のスリットと同幅のスリットの2対を90°の角度間隔を保って形成した外筒と、上記前面板の中央部を貫通するように、かつ回動可能に装着されると共に、鍵孔を開口させた内筒と同軸のキーガイドと、内筒の直径方向に延在する細長い板状体で、その板厚方向を内筒の軸線方向に一致させた状態で軸線方向に沿って積層して配設され、中央部に鍵のシャンクが遊嵌できる差込み穴を形成すると共に、長さ方向に移動可能に案内されて長さ方向に付勢された複数枚のタンブラーと、外筒の底板に配設され、キーガイドに差込まれた鍵の先端部を係合するクラッチ手段とを有し、上記タンブラーの長さを内筒と外筒との間のシアーラインの直径に等しく設定すると共に、差込み穴の開口端縁の一部を鍵溝の谷部に当接する当接部とし、また、上記差込み穴の形状を、鍵の挿入時にこれと干渉せずに鍵の挿入を許容しかつ鍵の回動を許すと共に、鍵の所定方向への90°の回動時、鍵溝の谷部がタンブラーの付勢力に抗して当接部を押動して各タンブラーの両端をシアーラインに揃えるように設定し、一方、外筒のクラッチ手段は、鍵の最初の90°の回動時内筒及び外筒を残して鍵のみ遊動させ、鍵の更なる回動時、固定の内筒を残して鍵及び外筒を連結して一体に回動できるような構造とし、一方、上記タンブラー群のうち、少なくとも1個のタンブラーを休止タンブラーとして指定し、この休止タンブラーはその一端に係止スロットが形成されて、工事専用のコンストラクションキーが使用されている間は、内筒内部に装着された係止片と係合して常時休止タンブラーの両端がシアーラインに揃っており、他方、タンブラー群のうち上記休止タンブラーを除いて少くとも1個を解除タンブラーとして指定し、この解除タンブラーはその一端に板カムが形成されており、コンストラクションキー使用時には、解除タンブラーの長さ方向の移動が行われず、合鍵を初めて使用した時、合鍵のシャンクが解除タンブラーを長さ方向に移動させることにより、前記板カムが前記係止片を押動して係止片と休止タンブラーの係止スロットとの係合を解くようにしたことを特徴とするコンストラクションキー装置付きカップ錠。
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1998
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