JP4165345B2 - 配線工事を含む屋内建築工法 - Google Patents

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本発明は、配線工事を含む屋内建築工法に関するものである。
従来、配線工事を含む屋内建築工法としては、一般的に以下のような順序で行われている。
まず図10(a)のように電気配線工事業者により床スラブ3上に床配線工事をしたり天井配線工事等の電気配線工事を行なった後、床下地施工業者(フロア施工業者)が床スラブ3上に墨出しを行って図1(b)のように支持脚14を立設すると共に床パネル15を支持脚14に載設支持させることで床下地2を床スラブ3の上方に空間13を介して形成し(この時床下地施工業者は床下地2におけるあらかじめ決められている間仕切り壁用骨組み体4の立設予定箇所に配線ケーブル5の立ち上げ用の孔40加工を行う)、次に、図10(c)のように軽鉄工事業者が軽鉄よりなる間仕切り壁用骨組み体4を床下地2の上記配線ケーブル5の立ち上げ用の孔40を施した部分の上に形成する。この場合、間仕切り壁用骨組み体4の下横枠6に上記床下地2の孔40と連通する通線孔41を形成する。次に、図10(d)のように電気配線工事業者があらかじめ配線しておいた配線ケーブル5を床下地2に形成した配線ケーブル5の立ち上げ用の孔40から間仕切り壁用骨組み体4の下横枠6通線孔41を通して間仕切り壁用骨組み体4内に立ち上げる電気工事を行い、次に、図10(e)のように内装仕上げ業者が床下地2の上に床仕上げ材25を敷設する床仕上げ工事を行うと共に間仕切り壁用骨組み体4に壁仕上げ材26を取着する間仕切り用内装仕上げ工事を行ない、その後、電気配線工事業者が壁仕上げ材に孔を開け、この孔から間仕切り壁用骨組み体4内に挿通していた配線ケーブル5を壁仕上げ材の外に引出してコンセントやスイッチ等の配線器具20に接続すると共に配線器具20を上記壁仕上げ材の孔部分に取付ける電気配線仕上げ工事を行っていた。
上記のような従来例においては、あらかじめ間仕切り壁を形成する位置が決められており、このようにあらかじめ決められた位置に立設する間仕切り壁内に配線ケーブル5を配線するような工法であり、このため、間仕切り壁の位置変更や追加には従来の工法では対応できないという問題があった。
また、上記のような従来例において電気配線工事業者は、(a)段階、(d)段階、最終の電気配線仕上げ工事段階という3段階の工事が必要であり、工事が煩雑で時間がかかり、特に電気配線工事業者には負担が大きいという問題があった。
一方、床スラブ上に直接配線ケーブルを配線すると配線ケーブルが汚れたり、配線が乱れたりするので、これを防止するために、上面に縦横に配線用凹溝部を形成し、この配線用凹溝部に蓋を被せ、縦、横の配線用凹溝部の交差する部分に被せるコーナ蓋に配線ケーブルの引出し口を設けた床下地を床スラブの上方に空所を介して形成した二重床装置も従来から知られている。(例えば、特許文献1参照)
ところが、このような二重床装置を用いたものも、コーナ蓋に設けた配線ケーブルの引出し口から配線ケーブルを引出しものであり、このため、間仕切り壁を形成する場合、引出し口の位置に対応した位置にしか間仕切り壁を形成できず、したがって、あらかじめ決められた位置にしか間仕切り壁を形成できないものであり、間仕切壁の立設位置の変更や追加には対応することができなかった。
つまり、いずれの従来例においても、間仕切壁の立設位置を変更したり、追加したりすることができるような工法は提供されていなかった。ところが、近年、新築、改築におけるマンション等の内装建築工事において、各戸別にオーダメイドで間仕切りして内装する要望が強くなっており、このような場合に、各戸別に間仕切り壁の立設位置を変更したり、追加したりするのに簡単に適応できるような配線工事を含む屋内建築工法が強く望まれているのが現状である。
特開平6−158828号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、電気配線工事業者の工事回数が少なく、間仕切り壁の立設位置を変更したり、追加したりする場合にも容易に対応できる配線工事を含む屋内建築工法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る配線工事を含む屋内建築工法は、上面に配線用凹溝部1を複数縦横に交差連通させて形成した床下地2を床スラブ3の上方に空間13を介して形成し、その後、床下地2上の任意の位置に間仕切り壁用骨組み体4を形成し、その後、床下地2の配線用凹溝部1、間仕切り壁用骨組み体4内を通るように配線ケーブル5を配線する配線工事を行い、次に、床下地2の上に床仕上げ工事を行うと共に間仕切り壁用骨組み体4に間仕切り用内装仕上げ工事を施工する工法であって、上記間仕切り壁用骨組み体4を形成する際に用いる下横枠6の下部が一側面を開口した配線用ダクト部7となり且つ上部が間仕切り壁用骨組み体4のスタッド8を立設する部分となり、配線用ダクト部7の底面部に長手方向に沿って複数の下側ケーブル通し孔9を一定間隔を隔てて形成すると共に配線用ダクト部7の上面部に長手方向に複数の上側ケーブル通し孔10を形成し、一定間隔を隔てて形成した複数の下側ケーブル通し孔9間の間隔を配線用凹溝部1の溝巾よりも狭くし、配線工事において、配線用凹溝部1、下側ケーブル通し孔9、配線用ダクト部7内の空間11、上側ケーブル通し孔10、間仕切り壁用骨組み体4のスタッド8間の空所12に一連に配線ケーブル5を通すことを特徴とするものである。
このような方法を採用することで、床下地施工業者(フロア施工業者)による床下地2の施工、その後の軽鉄工事業者による間仕切り壁用骨組み体4の施工の前には電気配線工事業者による電気配線工事が必要でなく、間仕切り壁用骨組み体4の施工後になってはじめて、電気配線工事業者によって床下地2の上面に形成した複数縦横に交差連通させて形成した配線用凹溝部1に配線ケーブル5を配線すると共に間仕切り壁用骨組み体4内に配線する電気工事を行えばよくて、従来に比べて電気配線工事業者による電気配線工事の回数を少なくできて配線工事を含む屋内建築工事の施工が簡略化すると共に施工期間も短縮できるものであり、しかも、このように電気配線工事業者による電気配線工事を間仕切り壁用骨組み体4の施工後に行うことでよいので、床下地2の上の任意の位置に間仕切り壁用骨組み体4を形成したとしても、つまり、間仕切り壁用骨組み体4の立設位置を変更したり、追加したりする場合であっても、床下地2の配線用凹溝部1、間仕切り壁用骨組み体4内を通るように配線ケーブル5を配線する配線工事を行うことができ、間仕切り壁の立設位置を変更したり、追加したりする場合にも容易に対応できるものである。
また、床下地2の任意の位置に間仕切り壁用骨組み体4を形成した後に、床下地2の配線用凹溝部1、間仕切り壁用骨組み体4内を通るように配線ケーブル5を配線する配線工事を行うに当たり、配線ケーブル5を、床下地2の上に縦横に形成した配線用凹溝部1に配線し且つ配線用凹溝部1の間仕切り壁用骨組み体4に対応した位置から下横枠6の下側ケーブル通し孔9、配線用ダクト部7内の空間11、上側ケーブル通し孔10、間仕切り壁用骨組み体4のスタッド8間の空所12に一連に通すことができ、しかも、この配線作業において配線用ダクト部7の一側面を開口させてあるので、この側面開口を利用して配線用凹溝部1と下側ケーブル通し孔9との通線作業、配線用ダクト部7内の空間11内を目的とする上側ケーブル通し孔10箇所まで這わせる配線作業、配線用ダクト部7内の空間11と上側ケーブル通し孔9とスタッド8間の空所12との通線作業が簡単且つ容易に行えるものである。更に、配線用ダクト部7の底面部に長手方向に沿って一定間隔を隔てて形成した複数の下側ケーブル通し孔9間の間隔を配線用凹溝部1の溝巾よりも狭くしてあるので、下横枠6を床下地2の任意の位置に設置した場合、配線用ダクト部7の底面部を構成する下横片18の長手方向に沿って複数形成した下側ケーブル通し孔9のいずれかが縦横に交差連通した配線用凹溝部1のいずれかの部分と上下方向に連通することになる。
本発明は、床下地施工業者による床下地の施工、その後の軽鉄工事業者による間仕切り壁用骨組み体の施工の前には電気配線工事業者による電気配線工事が必要でなく、間仕切り壁用骨組み体の施工後になってはじめて、電気配線工事業者によって床下地の上面に形成した複数縦横に交差連通させて形成した配線用凹溝部に配線ケーブルを配線すると共に間仕切り壁用骨組み体内に配線する電気工事を行えばよくて、従来に比べて電気配線工事業者による電気配線工事の回数を少なくできて配線工事を含む屋内建築工事の施工が簡略化すると共に施工期間も短縮できるものであり、しかも、このように電気配線工事業者による電気配線工事を間仕切り壁用骨組み体の施工後に行うことでよいので、間仕切り壁用骨組み体の立設位置を変更したり、追加したりする場合であっても、床下地の配線用凹溝部、間仕切り壁用骨組み体内を通るように配線ケーブルを配線する配線工事を行うことができ、間仕切り壁の立設位置を変更したり、追加したりする場合にも容易に対応でき、これにより間取りを自由に選べるオーダメイド化に対応できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明においてはまず床下地施工業者(フロア施工業者)によって床スラブ3の上に床下地2を形成する床下地工事を行う。床下地工事に当たっては、床スラブ3上面に墨出しを行ない、次に、図1に示すように支持脚14を床スラブ3上に立設し、該支持脚14に床下地2を構成する床パネル15と配線トレイ16とを設置し、配線トレイ16は長手方向の両端部を隣接する支持脚14に設置するものであり、また、床パネル15は正方形状をしていて四隅部分を支持脚14に設置するものであり、上記配線トレイ16が隣接する床パネル15間に沿って配置されることになる。ここで、縦方向、横方向に配置された複数の配線トレイ16は上方が開口していると共に支持脚14の上面の上方の空間部分を介して縦横に連通しており、したがって、上記複数の配線トレイ16と支持脚14の上面とで複数縦横に交差連通する配線用凹溝部1が形成してあることになる。このようにして上面に配線用凹溝部1を複数縦横に交差連通させて形成した床下地2を床スラブ3の上方に空間13を介して形成する。
上記のような床下地施工業者による床下地2の形成が終わると、次に、軽鉄工事業者による軽鉄よりなる間仕切り壁用骨組み体4の工事を行う。間仕切り壁用骨組み体4の工事に当たっては、まず、下横枠6を間仕切り壁用骨組み体4を形成しようとする床下地2の位置に設置し、次に、下横枠6上にスタッド8を立設し、スタッド8の上端部間は上横枠(図示せず)に固定することで図2に示すように間仕切用骨組み体4を形成する。
本発明で使用する下横枠6は軽鉄により形成してあって、図9に示すようなもので、下横枠6の下部が一側方に開口した断面コ字状をした配線用ダクト部7となっており、上部がスタッド8を立設するための断面U字状をしたスタッド立設部17となっている。配線用ダクト部7の底面部を構成する下横片18には長手方向に沿って複数の下側ケーブル通し孔9が一定間隔を隔てて形成してあり、下側ケーブル通し孔9と隣接する下側ケーブル通し孔9との間の間隔が前述の配線用凹溝部1の溝巾よりも狭くなっている。したがって、下横枠6を床下地2の任意の位置に設置した場合、配線用ダクト部7の底面部を構成する下横片18の長手方向に沿って複数形成した下側ケーブル通し孔9のいずれかが縦横に交差連通した配線用凹溝部1のいずれかの部分と上下方向に連通することになる。
配線用ダクト部7の上面部を構成する上横片19には長手方向に沿って複数の上側ケーブル通し孔10を形成してある。上横片19は上記のように配線用ダクト部7の上面部を構成すると共に断面U字状をしたスタッド立設部17の底面部を構成している。上横片19の長手方向に沿って複数設けた上側ケーブル通し孔10は、スタッド立設部17に立設する隣接するスタッド8間に少なくとも1つ以上の上側ケーブル通し孔10が位置するように形成してある。
上記のような軽鉄工事業者による間仕切り壁用骨組み体4の形成工事が終わると、次に、電気配線工事業者による電気配線工事を行う。電気配線工事は、図3に示すように、電線や信号線等の配線ケーブル5を、床下地2の上に縦横に形成した配線用凹溝部1に配線し且つ配線用凹溝部1の間仕切り壁用骨組み体4に対応した位置から下横枠6の下側ケーブル通し孔9、配線用ダクト部7内の空間11、上側ケーブル通し孔10、間仕切り壁用骨組み体4のスタッド8間の空所12に一連に通して配線工事を行うものである。この配線作業において、上記のように下横枠6の下部の配線用ダクト部7の一側面を開口させてあるので、この側面開口を利用して配線用凹溝部1と下側ケーブル通し孔9との通線作業、配線用ダクト部7内の空間11内を目的とする上側ケーブル通し孔10箇所まで這わせる配線作業、配線用ダクト部7内の空間11と上側ケーブル通し孔9とスタッド8間の空所12との通線作業が簡単且つ容易に行えるものである。図5、図6にはそれぞれ配線用凹溝部1と下横枠6内とに配線ケーブル5を配線している状態を示している。
ここで、図3に示すように電気配線工事において間仕切り壁用骨組み体4の任意のスタッド8の側面の任意の高さにはコンセントやスイッチ等の配線器具20を取付け、スタッド8間の空所12に通線した配線ケーブル5を接続したり、あるいは、図7に示すように、天井21に天井用ジョイントボックス22を取付け、この天井用ジョイントボックス22から間仕切り壁用骨組み体4の任意のスタッド8間の空所12を通して上側ケーブル通し孔10、配線用ダクト部7内の空間11、下側ケーブル通し孔9を経て、床下地2上に縦横に形成した配線用凹溝部1に通線し、床下地2の任意の位置に配線ケーブル5を通線するようにしてもよい。また、図8のように任意の配線用凹溝部1から間仕切り壁又は間仕切り壁以外の壁内を通して天井21に取付けるシーリングローゼット30に配線して接続するようにしてもよい。また、図7、図8に示すように、配線用凹溝部1の任意の位置(特に支持脚14の上面位置)に床用ジョイントボックス23を配置したり、配線用ダクト部7内の空間11に間仕切り壁用ジョイントボックス24を配置したりして上記配線ケーブル5を接続して分岐接続するようにしてもよい。
なお、下横枠6の下部の配線用ダクト部7の側方開口にはカバー材(図示せず)を着脱自在に取付ける。
上記のような電機配線工事業者による電機配線工事が終わると、次に、内装仕上げ業者による床仕上げ工事を行うと共に間仕切り用内装仕上げ工事を行う。この場合、内装仕上げ業者は間仕切り壁以外の壁の内装仕上げや天井の内装仕上げ工事も行うものである。床仕上げ工事は床下地2上に床仕上げ材25を敷設する工事であり、床仕上げ材25を床下地2上に敷設することで床下地2の上面に縦横に連通形成した配線用凹溝部1を覆い隠すことができるものである。また、間仕切り壁用骨組み体4の両面に壁仕上げ材26を取着することで間仕切り壁を形成するものである。ここで、カバー材を取付けた下横枠6は床仕上げ材25と壁仕上げ材26とのなすコーナ部分に位置するので、床仕上げ材25と壁仕上げ材26を施工した状態で下横枠6が露出するようにすることで、該下横枠6を幅木として兼用することができるものである。もちろん床仕上げ材25と壁仕上げ材26とのなすコーナ部分に別体の幅木を取付けてもよいものである。
このような内装仕上げ業者による床仕上げ工事や間仕切り用内装仕上げ工事等の内装仕上げ工事が終わると、最後に電気配線工事業者が、コンセントやスイッチ等の配線器具20の配設位置に対応する壁仕上げ材26位置に孔を開けて配線器具20を孔に臨ませ、配線器具20に配線カバー等を取付けて孔の周囲を塞いで配線器具20の配線カバーを壁仕上げ材26の前面に露出させる。
以上の順序で建物の内部において配線工事を含む屋内建築工事を行うのであるが、本発明においては、上記のように、床下地施工業者(フロア施工業者)による床下地2の施工、その後の軽鉄工事業者による間仕切り壁用骨組み体4の施工の前には電気配線工事業者による電気配線工事が必要でなく、間仕切り壁用骨組み体4の施工後になってはじめて、電気配線工事業者によって床下地2の上面に形成した複数縦横に交差連通させて形成した配線用凹溝部1に配線ケーブル5を配線すると共に間仕切り壁用骨組み体4内に配線する電気工事を行えばよいものである。このため、床下地施工業者(フロア施工業者)による床下地2の施工に先だって電気配線工事業者により床スラブ上に床配線工事を行わなければならない従来に比べて電気配線工事業者による電気配線工事の回数を少なくできて配線工事を含む屋内建築工事の施工が簡略化すると共に施工期間も短縮できることになる。しかも、本発明においては上記のように電気配線工事業者による電気配線工事を間仕切り壁用骨組み体4の施工後に行うことでよいので、新築あるいは改築いずれの場合であっても、床下地2の上の任意の位置に間仕切り壁用骨組み体4を形成したとしても、つまり、間仕切り壁用骨組み体4の立設位置を現場で自由に設定したり、変更したり、追加したりする場合であっても、床下地2の配線用凹溝部1、間仕切り壁用骨組み体4内を通るように配線ケーブル5を配線する配線工事を行うことができるものである。したがって、本発明によれば、室内における電気配線を施す間仕切り壁の立設位置を自由に設定でき、また、間仕切位置の立設位置を変更したり、追加したりする場合にも容易に対応できるものである。
尚、本発明においては、床スラブ3と床下地2との間の空間13には図3に示すように給湯管35、給水管36、配水管37等の配管を配置することができるものであり、この場合には床下地施工業者(フロア施工業者)による床下地2の施工に先だって配管業者が床スラブ3上に配管施工を行うものである。
このようにすると、給排水経路と前述の電気経路との分離が可能となる。
本発明の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の配線用凹溝部と下横枠内とに配線ケーブルを配線する部分の拡大斜視図である。 同上の配線用凹溝部と下横枠内とに配線ケーブルを配線する部分の拡大断面図である。 本発明の施工例を示す斜視図である。 本発明の他の施工例を示す斜視図である。 本発明に用いる下横枠の斜視図である。 (a)乃至(e)は従来例の施工順序を示す説明図である。
符号の説明

1 配線用凹溝部
2 床下地
3 床スラブ
4 間仕切り壁用骨組み体
5 配線ケーブル
6 下横枠
7 配線用ダクト部
8 スタッド
9 下側ケーブル通し孔
10 上側ケーブル通し孔
11 空間
12 空所
13 空間

Claims (1)

  1. 上面に配線用凹溝部を複数縦横に交差連通させて形成した床下地を床スラブの上方に空間を介して形成し、その後、床下地上の任意の位置に間仕切り壁用骨組み体を形成し、その後、床下地の配線用凹溝部、間仕切り壁用骨組み体内を通るように配線ケーブルを配線する配線工事を行い、次に、床下地の上に床仕上げ工事を行うと共に間仕切り壁用骨組み体に間仕切り用内装仕上げ工事を施工する工法であって、上記間仕切り壁用骨組み体を形成する際に用いる下横枠の下部が一側面を開口した配線用ダクト部となり且つ上部が間仕切り壁用骨組み体のスタッドを立設する部分となり、配線用ダクト部の底面部に長手方向に沿って複数の下側ケーブル通し孔を一定間隔を隔てて形成すると共に配線用ダクト部の上面部に長手方向に複数の上側ケーブル通し孔を形成し、一定間隔を隔てて形成した複数の下側ケーブル通し孔間の間隔を配線用凹溝部の溝巾よりも狭くし、配線工事において、配線用凹溝部、下側ケーブル通し孔、配線用ダクト部内の空間、上側ケーブル通し孔、間仕切り壁用骨組み体のスタッド間の空所に一連に配線ケーブルを通すことを特徴とする配線工事を含む屋内建築工法。
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