JP4165021B2 - 携帯端末装置、該装置に用いられる照明制御方法及び照明制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯端末装置、該装置に用いられる照明制御方法及び照明制御プログラムに係り、詳しくは、照明電力の効率化に特徴を有する携帯端末装置、該装置に用いられる照明制御方法及び照明制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの携帯端末装置では、液晶などで構成された表示部や操作部に発光ダイオード(以下、「LED」という)などを用いたバックライトが設けられ、暗闇でも同表示部や操作部が同バックライトによって照明されるようになっている。このLEDは、長時間点灯すると消費電力が多くなるので、着信があったときや操作部でキー操作が行われたときにのみ点灯し、一定時間経過後に消灯するようになっている。また、通話中など、表示部及び操作部が使用されていない状態では、照明が行われない構成になっているものもある。この場合、周囲の照度に関わらず、LEDの輝度の調整が行われないので、必要以上の輝度で照明が行われることがある。このため、光センサを用いて周囲の照度を検出し、周囲の照度が高いときには、キー操作などが行われても照明を行わず、周囲の照度が低いときにのみ表示部及び操作部に照明を行うものもある。これにより、消費電力が軽減され、携帯電話装置に内蔵された電池の使用可能時間が延長される。従来、この種の表示部としては、例えば、特開平9−37196号公報(以下、「文献」という)に記載されるものがあった。
【0003】
図8は、前記文献に記載された表示部を有する従来の携帯電話装置の電気的構成を示す概略のブロック図である。
この携帯電話装置は、同図に示すように、アンテナ1、無線部2、制御部3、メモリ部4、スピーカ5、マイクロホン6、操作部7、表示部8、照明部9、及び照明制御手段10を備えている。無線部2は、図示しない基地局との間でアンテナ1を介して無線信号を送受信する。制御部3は、この携帯電話装置全体を制御する中央処理装置(以下、「CPU」という)で構成されている。メモリ部4は、制御部3を動作させるための制御プログラムが記録されたリード・オンリ・メモリ(以下、「ROM」という)及び送受信した無線信号の内容を保存するランダム・アクセス・メモリ(以下、「RAM」という)で構成されている。スピーカ5は、通話内容などの音声を出力する。マイクロホン6は、ユーザの通話内容を受話する。操作部7は、ユーザの操作に基づいて各種情報を入力あるいは通話時における各種指示を行うためのものである。表示部8は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で構成され、ユーザの操作に基づいた内容や送受信した無線信号の内容を表示する。照明部9は、例えばLEDで構成され、照明制御手段10の制御に基づいて表示部8に対して照明を行う。
【0004】
照明制御手段10は、手動調光回路電圧形成回路11、光センサ部12、調光制御回路電圧形成回路13、切替えスイッチ14、及び調光回路15で構成されている。手動調光回路電圧形成回路11は、表示部8に対する照明を制御するための制御電圧S11をユーザの手動で調整するための回路である。光センサ部12は、例えば太陽電池などで構成され、周囲の照度に応じた照度信号S12を生成する。調光制御回路電圧形成回路13は、表示部8に対する照明を制御するための制御電圧S13を照度信号S12に基づいて調整する。切替えスイッチ14は、表示部8に対する照明の制御を手動で行う場合又は周囲の照度に基づいて行う場合を選択して切り替えるものである。調光回路15は、例えばPWM(パルス幅変調)方式の回路で構成され、制御電圧S11又は制御電圧S13に基づいたパルス幅の照明制御信号S15を生成して照明部9へ供給する。
【0005】
この携帯電話装置では、光センサ部12で周囲の照度に応じた照度信号S12が生成される。照度信号S12は調光制御回路電圧形成回路13に入力され、同調光制御回路電圧形成回路13から照度信号S12に基づいた制御電圧S13が出力される。切替えスイッチ14の接点が調光制御回路電圧形成回路13の側に接続されている場合、制御電圧S13が調光回路15に入力され、同調光回路15で制御電圧S13に基づいたパルス幅の照明制御信号S15が生成されて照明部9へ供給される。そして、照明部9により、表示部8に対して照明が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯電話装置では、次のような問題点があった。
すなわち、照明制御信号S15は、周囲の照度に応じた照度信号S12に基づいて生成されるので、この周囲の照度が一定であれば、同照明制御信号S15のパルス幅も一定になり、照明部9が一定の輝度で照明動作を行い続ける。このため、この携帯電話装置で例えば設定内容の変更や電話番号を検索する場合などでは、ユーザが表示部8の画面を見る時間が比較的少なく、全体の消費電力に対して照明の消費電力の占める割合が少ないので、できる限り視認性を優先した照明を行っても特に問題はないが、ユーザが長時間暗い場所にいる状態では、表示部8の画面に対する照度と周囲の照度との差が大きいと、ユーザの目にかかる負担が大きくなり、使用しにくいことがあるという問題があった。このように、携帯電話装置を短時間使用する場合と長時間使用する場合とでは、全体の消費電力に対して照明の消費電力の占める割合の違いや、ユーザの目にかかる負担を考慮した場合には、周囲の照度にかかわらず、照明部9の最適な輝度に違いがあるので、使用時の状況に応じて輝度を調整する必要があるという課題がある。
【0007】
また、この携帯電話装置では、表示部8に対する照明を手動で調整することもできるようになっているが、調整方法としては、輝度をこまめにかつ微少に調整するというよりも、昼間に消費電力を抑えるために輝度を下げたり、見えにくいときに輝度を上げるという調整が行われることが多く、自動制御の補完という形の調整になり、自動制御時に無駄な消費電力が発生することには変わりはない。また、近年、携帯電話装置は、単に音声通話するだけでなく、インターネットなどに接続してブラウジングするために使用されたり、ゲーム機能が内蔵されることにより、ゲーム機器として使用されるなど、従来よりも長時間にわたって照明が行われる傾向がある。このため、さらに消費電力の低減が要求されるという課題がある。
【0008】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、ユーザの使用状況と周囲の照度を監視することにより、照明消費電力の低減を図ることができ、もって、バッテリの寿命を伸ばすことができる携帯端末装置、該装置に用いられる照明制御方法及び照明制御プログラムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置に係り、前記照明制御手段が、周囲の照度に応じた照度信号を生成して、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視すると共に、かつ前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視することにより、今回の操作部使用の際に確認された前記周囲の照度と、前回の操作部使用時の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第1の判断を行い、該第1の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、前記第1の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部の使用が、所定時間以上続いているか否かの第2の判断を行い、該第2の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する構成になっていることを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置に係り、前記照明制御手段が、周囲の照度に応じた照度信号を生成する光センサ部と、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視すると共に、前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視することにより、今回の操作部使用の際に確認された前記周囲の照度と、前回の操作部使用時の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第1の判断を行うと共に、該第1の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部の使用が、所定時間以上続いているか否かの第2の判断を行う安定使用判断部と、該安定使用判断部による前記第1の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、前記安定使用判断部による前記第2の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成して前記照明手段に供給する調光制御部とを備えてなることを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の携帯端末装置に係り、前記安定使用判断部が、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視する周囲照度監視部と、前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視する連続使用監視部とを備えてなることを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明は、無線信号を送受信する送受信手段と、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する前記操作部と、前記送受信手段が送受信した前記無線信号及び前記操作信号に基づいた内容を表示する前記表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う前記照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する前記照明制御手段とを備える請求項1記載の携帯端末装置に係り、前記照明制御手段には、前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視すると共に、周囲の照度に応じた照度信号を生成して、ブラウザデータの送受信の度に、前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視することにより、送受信された前記無線通信の内容が前記ブラウザデータであるか否かを判断する第3の判断を行い、該第3の判断において否定結果が得られたときは、照明動作を終了する制御を行う一方、前記第3の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、今回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度と、前回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第4の判断を行い、該第4の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、前記第4の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面が、所定時間以上続いているか否かの第5の判断を行い、該第5の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する構成が付加されていることを特徴としている。
【0013】
請求項5記載の発明は、無線信号を送受信する送受信手段と、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する前記操作部と、前記送受信手段が送受信した前記無線信号及び前記操作信号に基づいた内容を表示する前記表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う前記照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する前記照明制御手段とを備える請求項2記載の携帯端末装置に係り、前記照明制御手段の前記安定使用判断部には、前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視すると共に、ブラウザデータの送受信の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視することにより、送受信された前記無線通信の内容が前記ブラウザデータであるか否かを判断する第3の判断を行い、該第3の判断において肯定結果が得られたときは、今回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度と、前回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第4の判断を行い、前記第4の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面が、所定時間以上続いているか否かの第5の判断を行う構成が付加され、かつ、前記照明制御手段の調光制御部が、前記安定使用判断部による第3の判断において否定結果が得られたときは、照明動作を終了する制御を行う一方、前記第3の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、前記第4の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、前記第5の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成することを特徴としている。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の携帯端末装置に係り、前記安定使用判断部が、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視する周囲照度監視部と、前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視する連続使用監視部と、前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視する通信内容監視部とを備えてなることを特徴としている。
【0015】
請求項7記載の発明は、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置に用いられる照明制御方法に係り、前記照明制御手段が、周囲の照度に応じた照度信号を生成して、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記照度信号のレベルに基づいて周囲の照度を監視し、かつ前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視することにより、今回の操作部使用の際に確認した前記周囲の照度と、前回の操作部使用時の際に確認した前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第1の判断を行い、該第1の判断で肯定結果を得たときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、前記第1の判断で否定結果を得たときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部の使用が、所定時間以上続いているか否かの第2の判断を行い、該第2の判断で肯定結果を得たときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成することを特徴としている。
【0016】
請求項8記載の発明は、無線信号を送受信する送受信手段と、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、前記送受信手段が送受信した前記無線信号及び前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置に用いられる請求項7記載の照明制御方法に係り、前記照明制御手段が、前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視し、周囲の照度に応じた照度信号を生成して、ブラウザデータの送受信の度に、前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視することにより、送受信された前記無線通信の内容が前記ブラウザデータであるか否かを判断する第3の判断を行い、該第3の判断で否定結果を得たときは、照明動作を終了する制御を行う一方、前記第3の判断で肯定結果を得たときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、今回のブラウザデータの送受信の際に確認した前記周囲の照度と、前回のブラウザデータの送受信の際に確認した前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第4の判断を行い、該第4の判断で肯定結果を得たときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、前記第4の判断で否定結果を得たときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面が、所定時間以上続いているか否かの第5の判断を行い、該第5の判断で肯定結果を得たときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成することを特徴としている。
【0017】
請求項9記載の発明は、請求項7又は8記載の携帯端末装置に用いられる照明制御方法に係り、所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部が所定時間以上使用されているとき、前記照明制御手段は、安定使用状態であると判断し、前記照明手段の輝度が前記安定使用状態以外のときよりも低くなるように制御することを特徴としている。
【0018】
請求項10記載の発明は、携帯端末装置に用いられる照明制御プログラムに係り、コンピュータに請求項1、2、4又は5記載の携帯端末装置の前記照明制御手段の判断機能及び照明制御機能を実現させることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
第1の実施形態
図1は、この発明の第1の実施形態である携帯端末装置の電気的構成を示すブロック図である。
この形態の携帯端末装置は、同図に示すように、携帯電話装置であり、アンテナ21、無線部22、制御部23、メモリ部24、スピーカ25、マイクロホン26、操作手段(例えば、操作部)27、表示手段(例えば、表示部)28、照明手段(例えば、照明部)29、及び照明制御手段30を備えている。無線部22は、図示しない基地局との間でアンテナ21を介して無線信号を送受信する。これらのアンテナ21と無線部22とで送受信手段が構成されている。
【0020】
制御部23は、この携帯電話装置全体を制御するCPUで構成されている。メモリ部24は、制御部23を動作させるための制御プログラムが記録されたROM、及び送受信した無線信号の内容を保存するRAMで構成されている。スピーカ25は、通話内容などの音声を出力する。マイクロホン26は、ユーザの通話内容を受話する。操作部27は、例えば複数のキースイッチなどで構成され、ユーザの操作(例えば、キー押下など)に対応した操作信号S27を生成し、各種情報を入力あるいは通話時における各種指示を行うためのものである。表示部28は、例えばLCDで構成され、操作信号S27に基づいた内容や送受信した無線信号の内容を表示する。照明部29は、例えばLEDで構成され、照明制御手段30から供給される照明制御信号S33に基づいた照明の輝度で表示部28、又は操作部27及び表示部28に対して照明を行う。
【0021】
照明制御手段30は、光センサ部31、安定使用判断部32、及び調光制御部33を有している。光センサ部31は、例えば太陽電池などで構成され、周囲の照度に応じた照度信号S31を生成する。安定使用判断部32は、周囲照度監視部32a、連続使用監視部32b、及び計時部(例えば、タイマなど)32cを備えている。周囲照度監視部32aは、照度信号S31のレベルに基づいて周囲の照度を監視する。連続使用監視部32bは、操作信号S27の断続状態に基づき、操作部27の使用頻度を計時部32cを用いて測定し、ユーザの操作の間隔が所定時間以内(例えば、照明を自動的に終了する時間に近い値であり、通常使用時での使用時間である例えば30秒などの値)で連続している状態が一定時間以上(例えば、従来の使用時間よりも長時間である例えば3分などの値)続いている場合に通話以外の連続使用状態と判断する。そして、安定使用判断部32は、照度が一定の場所で所定時間以上使用されている状態(以下、この状態を「安定使用状態」という)か否かを判断して判断結果S32を生成する。また、計時部32cは、操作の開始時点からの時間を測定するための安定使用開始タイマ、操作の終了時点からの時間を測定するための安定使用終了割込タイマ、及び照明動作の開始から終了までの時間を設定する照明動作終了割込タイマとしての機能を有している。
【0022】
調光制御部33は、例えばPWM方式の回路で構成され、判断結果S32に対応した制御部23の照明指令信号S23に基づいたパルス幅の照明制御信号S33を生成する。この場合、制御部23は、判断結果S32に基づき、通常時は、周囲の照度に応じて視認性を考慮した照明の輝度を指令するための照明指令信号S23を生成し、安定使用状態のときは、通常時よりも節電を優先させた低い輝度を指令するための照明指令信号S23を生成する。
【0023】
図2は、この形態の携帯電話装置の照明動作の処理手順を説明するためのフローチャート、図3が照明終了の動作を説明するためのフローチャート、及び図4が安定使用状態終了の動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図を参照して、図1の携帯電話装置における照明制御方法の処理内容(1)〜(3)について説明する。
(1)照明動作の処理手順
図2に示すように、ユーザが操作部27に対してキー押下した場合(ステップA1)、安定使用終了割込タイマ及び照明動作終了割込タイマがクリアされ、光センサ部31の照度信号S31が読み出される。この照度信号S31に基づいて周囲の照度が測定され(ステップA2)、照明部29による照明が必要であるか否かが判断される(ステップA3)。もし、周囲の照度が十分にあり、照明が不要と判断された場合には、照明動作が終了され、安定使用開始タイマがクリアされる(ステップA4)。
【0024】
前記ステップA3において、周囲の照度が十分でなく、照明部29による照明が必要と判断された場合、周囲照度監視部32aで前回の確認時よりも所定値以上の照度の変化が発生したか否かが確認される(ステップA5)。所定値以上の照度の変化が発生していた場合、安定使用開始タイマがスタートする(ステップA6)。制御部23は、周囲の照度に応じた照明の輝度を設定して照明指令信号S23を出力し(ステップA7)、その後、照明動作終了割込タイマ及び安定使用終了割込タイマがスタートし、調光制御部33が照明指令信号S23に基づいて照明制御信号S33を生成して照明部29に供給する。そして、照明部29により、表示部28に対して照明が行われる(ステップA8)。
【0025】
前記ステップA5において、照度の変化が発生していない場合、安定使用開始タイマの値が確認され、この値がしきい値(例えば、通常の操作時にかかる時間よりも長時間である3分)以上か否かで安定使用状態の判別が行われる(ステップA9)。安定使用状態でない場合、前記ステップA7へ進む。安定使用状態の場合、制御部23が通常の周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を設定して照明指令信号S23を出力し(ステップA10)、前記ステップA8へ進む。
【0026】
(2)照明終了の動作
図3に示すように、計時部32aによる照明動作終了割込タイマは、照明の開始から所定の時間(例えば、通常の使用時の使用時間である30秒)後に制御部23に対して割込を発生させ(ステップB1)、同制御部23の照明指令信号S23がノンアクティブモードになる。そして、照明制御信号S33がノンアクティブモードになり、表示部28に対する照明動作が終了する。(ステップB2)。
【0027】
(3)安定使用状態終了の動作
図4に示すように、計時部32aによる安定使用終了割込タイマは、ユーザが操作部27を操作しなくなってから所定の時間(例えば、通常使用時での使用時間30秒)後に連続使用監視部32bに対して割込を発生させ(ステップC1)、同連続使用監視部32bで連続使用状態ではなくなったと判断される。そして、安定使用開始タイマ及び安定使用終了割込タイマがクリアされる(ステップC2)。
【0028】
以上のように、この第1の実施形態では、安定使用判断部32により、照度が一定の場所で所定時間以上使用されている状態(すなわち、安定使用状態)であることが判断されたとき、表示部28に対する照明の輝度を安定使用状態以外のときよりも低下させるようにしたので、この照明のための消費電力を従来よりも低減できる。
【0029】
第2の実施形態
図5は、この発明の第2の実施形態である携帯電話装置の電気的構成を示す構成図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この携帯電話装置では、図5に示すように、図1中の照明制御手段30に代えて、新たな機能が付加された照明制御手段30Aが設けられている。照明制御手段30Aには、周囲照度監視部32a、連続使用監視部32b、及び計時部32cに加え、通信内容監視部32dが設けられている。通信内容監視部32dは、送受信手段(すなわち、アンテナ21と無線部22)が送受信した無線信号の内容を監視する機能を有している。
【0030】
この機能は、携帯電話装置が例えばインターネットなどにアクセスしてブラウジングを行う場合、このブラウジングのためのデータ通信を行っている状態、通常の音声通話を行っている状態、又はその他のデータ通信を行っている状態を判別する機能である。このため、照明制御手段30Aは、照度信号S31のレベルに基づいて周囲の照度を監視し、操作信号S27の断続状態に基づいて操作部27の使用頻度を監視し、かつ送受信手段(すなわち、アンテナ21と無線部22)が送受信した無線信号の内容を監視することにより、照度が一定の場所で所定時間以上使用しているか否かを判断して判断結果S32Aを生成する。他は、図1と同様の構成である。
【0031】
図6(a),(b)は、この形態の携帯電話装置の照明動作の処理手順を説明するためのフローチャート、及び図7が安定使用状態終了の動作を説明するためのフローチャートであり、第1の実施形態を示す図2及び図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
これらの図を参照して、図5の携帯電話装置における照明制御方法の処理内容(1),(2)について説明する。
(1)照明動作の処理手順
図6(b)に示すように、無線信号が送受信手段(すなわち、アンテナ21と無線部22)で送受信され(データ送受信動作割込、ステップD1)、通信内容監視部32dでその通信内容が監視され、ブラウザデータであるか否かが判断される(ブラウザデータ受信判断、ステップD2)。通信内容がブラウザデータでないとき、照明動作が終了される。通信内容がブラウザデータのとき、図6(a)に示すように、図2と同様のステップA2〜ステップA10の処理が行われる。照明終了の動作は、第1の実施形態と同様に行われる。
【0032】
(2)安定使用状態終了の動作
図7に示すように、ステップC1の後、ブラウザデータ通信待ち中か否かが判断され(ステップE2)、ブラウザデータ通信待ち中であるとき、安定使用終了割込タイマが再スタートする(ステップE4)。ブラウザデータ通信待ち中でないとき、安定使用開始タイマ及び安定使用終了割込タイマがクリアされる(ステップC2)。
【0033】
以上のように、この第2の実施形態では、通信内容監視部32dで通信内容を監視し、この通信内容がブラウザデータのとき、ステップA2又はステップE4に進むので、安定使用状態になる頻度が増加し、照明のための消費電力を更に低減できる。
【0034】
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、各実施形態では、携帯端末装置として携帯電話装置を例にして説明したが、携帯用のゲーム機器、液晶テレビジョン、PDA(Personal Digital Assistants )、携帯用のパーソナルコンピュータなどでも、上記実施形態とほぼ同様の作用、効果が得られる。また、光センサ部31は、太陽電池の他、例えばCdS(硫化カドミウム)などの光導電体でも良い。また、実施形態の動作説明では、照明部29により、表示部28に対して照明が行われるようになっているが、操作部27及び表示部28に対して照明を行っても良い。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、安定使用判断部により、照度が一定の場所で所定時間以上使用されている状態(すなわち、安定使用状態)であることが判断されたとき、表示手段に対する照明の輝度を安定使用状態以外のときよりも低下させるようにしたので、この照明のための消費電力を著しく低減できる。さらに、通信内容監視部で通信内容を監視し、この通信内容がブラウザデータのとき、安定使用状態になる頻度が増加するので、照明のための消費電力を更に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態である携帯電話装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯電話装置の照明動作の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図3】照明終了の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】安定使用状態終了の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の第2の実施形態である携帯電話装置の電気的構成を示す構成図である。
【図6】図5の携帯電話装置の照明動作の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】安定使用状態終了の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】従来の携帯電話装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 アンテナ
22 無線部
27 操作手段(操作部)
28 表示手段(表示部)
29 照明手段(照明部)
30,30A 照明制御手段
31 光センサ部
32 安定使用判断部
32a 周囲照度監視部
32b 連続使用監視部
32d 通信内容監視部
33 調光制御部
Claims (10)
- ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、
前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、
前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、
前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置であって、
前記照明制御手段は、
周囲の照度に応じた照度信号を生成して、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視すると共に、かつ前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視することにより、
今回の操作部使用の際に確認された前記周囲の照度と、前回の操作部使用時の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第1の判断を行い、該第1の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、
前記第1の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部の使用が、所定時間以上続いているか否かの第2の判断を行い、該第2の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する構成になっていることを特徴とする携帯端末装置。 - ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、
前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、
前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、
前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置であって、
前記照明制御手段は、
周囲の照度に応じた照度信号を生成する光センサ部と、
前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視すると共に、前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視することにより、今回の操作部使用の際に確認された前記周囲の照度と、前回の操作部使用時の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第1の判断を行うと共に、該第1の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部の使用が、所定時間以上続いているか否かの第2の判断を行う安定使用判断部と、
該安定使用判断部による前記第1の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、前記安定使用判断部による前記第2の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成して前記照明手段に供給する調光制御部とを備えてなることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記安定使用判断部は、
前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視する周囲照度監視部と、
前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視する連続使用監視部とを備えてなることを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。 - 無線信号を送受信する送受信手段と、
ユーザの操作に対応した操作信号を生成する前記操作部と、
前記送受信手段が送受信した前記無線信号及び前記操作信号に基づいた内容を表示する前記表示手段と、
前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う前記照明手段と、
前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する前記照明制御手段とを備える請求項1記載の携帯端末装置であって、
前記照明制御手段には、
前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視すると共に、周囲の照度に応じた照度信号を生成して、ブラウザデータの送受信の度に、前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視することにより、
送受信された前記無線通信の内容が前記ブラウザデータであるか否かを判断する第3の判断を行い、該第3の判断において否定結果が得られたときは、照明動作を終了する制御を行う一方、前記第3の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、
今回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度と、前回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第4の判断を行い、該第4の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、
前記第4の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面が、所定時間以上続いているか否かの第5の判断を行い、該第5の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する構成が付加されていることを特徴とする携帯端末装置。 - 無線信号を送受信する送受信手段と、
ユーザの操作に対応した操作信号を生成する前記操作部と、
前記送受信手段が送受信した前記無線信号及び前記操作信号に基づいた内容を表示する前記表示手段と、
前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う前記照明手段と、
前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する前記照明制御手段とを備える請求項2記載の携帯端末装置であって、
前記照明制御手段の前記安定使用判断部には、
前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視すると共に、ブラウザデータの送受信の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視することにより、
送受信された前記無線通信の内容が前記ブラウザデータであるか否かを判断する第3の判断を行い、該第3の判断において肯定結果が得られたときは、今回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度と、前回のブラウザデータの送受信の際に確認された前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第4の判断を行い、前記第4の判断において否定結果が得られたときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面が、所定時間以上続いているか否かの第5の判断を行う構成が付加され、かつ、
前記照明制御手段の調光制御部は、
前記安定使用判断部による第3の判断において否定結果が得られたときは、照明動作を終了する制御を行う一方、前記第3の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、前記第4の判断において肯定結果が得られたときは、変化した照度に応じた照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、前記第5の判断において肯定結果が得られたときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成することを特徴とする携帯端末装置。 - 前記安定使用判断部は、
前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記光センサ部から供給される前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視する周囲照度監視部と、
前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視する連続使用監視部と、
前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視する通信内容監視部とを備えてなることを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。 - ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置に用いられる照明制御方法であって、
前記照明制御手段が、
周囲の照度に応じた照度信号を生成して、前記ユーザによる前記操作部の使用の度に、前記照度信号のレベルに基づいて周囲の照度を監視し、かつ前記操作信号の断続状態に基づいて前記操作部の使用頻度を監視することにより、
今回の操作部使用の際に確認した前記周囲の照度と、前回の操作部使用時の際に確認した前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第1の判断を行い、該第1の判断で肯定結果を得たときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、
前記第1の判断で否定結果を得たときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部の使用が、所定時間以上続いているか否かの第2の判断を行い、該第2の判断で肯定結果を得たときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成することを特徴とする携帯端末装置に用いられる照明制御方法。 - 無線信号を送受信する送受信手段と、ユーザの操作に対応した操作信号を生成する操作部と、前記送受信手段が送受信した前記無線信号及び前記操作信号に基づいた内容を表示する表示手段と、前記操作部及び表示手段、又は前記表示手段に対して照明を行う照明手段と、前記照明手段に照明制御信号を供給して前記照明を制御する照明制御手段とを備えてなる携帯端末装置に用いられる請求項7記載の照明制御方法であって、
前記照明制御手段が、
前記送受信手段が送受信した前記無線信号の内容を監視し、周囲の照度に応じた照度信号を生成して、ブラウザデータの送受信の度に、前記照度信号のレベルに基づいて前記周囲の照度を監視することにより、
送受信された前記無線通信の内容が前記ブラウザデータであるか否かを判断する第3の判断を行い、該第3の判断で否定結果を得たときは、照明動作を終了する制御を行う一方、前記第3の判断で肯定結果を得たときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成し、
今回のブラウザデータの送受信の際に確認した前記周囲の照度と、前回のブラウザデータの送受信の際に確認した前記周囲の照度とを比較し、所定値以上の照度変化が生じたか否かの第4の判断を行い、該第4の判断で肯定結果を得たときは、変化した照度に応じた照明の輝度を生成するための前記照明制御信号を生成する一方、
前記第4の判断で否定結果を得たときは、前記所定値以上の照度変化が生じていない場面が、所定時間以上続いているか否かの第5の判断を行い、該第5の判断で肯定結果を得たときは、前記周囲の照度に応じた照明の輝度よりも低い輝度を生成するための前記照明制御信号を生成することを特徴とする携帯端末装置に用いられる照明制御方法。 - 所定値以上の照度変化が生じていない場面で、前記操作部が所定時間以上使用されているとき、前記照明制御手段は、安定使用状態であると判断し、前記照明手段の輝度が前記安定使用状態以外のときよりも低くなるように制御することを特徴とする請求項7又は8記載の携帯端末装置に用いられる照明制御方法。
- コンピュータに請求項1、2、4又は5記載の携帯端末装置の前記照明制御手段の判断機能及び照明制御機能を実現させることを特徴とする携帯端末装置に用いられる制御プログラム。
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