JP5205331B2 - 携帯情報端末 - Google Patents

携帯情報端末 Download PDF

Info

Publication number
JP5205331B2
JP5205331B2 JP2009109594A JP2009109594A JP5205331B2 JP 5205331 B2 JP5205331 B2 JP 5205331B2 JP 2009109594 A JP2009109594 A JP 2009109594A JP 2009109594 A JP2009109594 A JP 2009109594A JP 5205331 B2 JP5205331 B2 JP 5205331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notification
intensity
incident light
receiving surface
information terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009109594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010258978A (ja
Inventor
章寛 隈田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009109594A priority Critical patent/JP5205331B2/ja
Publication of JP2010258978A publication Critical patent/JP2010258978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5205331B2 publication Critical patent/JP5205331B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、携帯情報端末に係り、さらに詳しくは、調光用センサの検出強度に基づいて表示画面の表示輝度を調整し、受光面への入射光を電力に変換する携帯情報端末の改良に関する。
光を受光する受光面への入射光を電力に変換する太陽電池パネルを備えた携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載の携帯電話機は、端末の向きに関わらず、十分な発電量が得られるようにするために、筐体の各面に太陽電池パネルを設けている。また、特許文献1には、太陽電池パネルによる発電量が低下した場合に、報知を行うことが記載されている。
一般に、筐体の複数の面に太陽電池パネルを配設することは、1つの面にだけ配設する場合に比べて、製造コストが増えることになる。また、筐体の一方の面に光が当たっていれば、通常、反対側の面に十分な光が入射することはない。このため、上述した携帯電話機では、光が当たっている面とは反対側の面に配設された太陽電池パネルは発電に寄与しないことから、太陽電池パネルの面積に対する発電量の割合が低くなり、単位発電量当たりの製造コストが増大してしまうという問題があった。
さらに、太陽電池パネルの発電量が一定レベルよりも低下した場合に報知するという構成では、端末の周囲が暗くなると、報知してしまう。このため、夜間などで端末を移動させたとしても十分な発電量が得られないような状況であっても、報知イベントが発生し、無駄に電力を消費してしまうという問題があった。
特開2002−359676号公報
一般に、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯情報端末は、画面表示を見たり、操作キーを操作する場合、手に持って操作されるのに対して、非使用時には、机の上などに放置されることが少なくない。そして、机の上などに放置された際、太陽電池パネルの受光面に光が当たらなければ、十分な発電量が得られない。従って、太陽電池パネルによって生み出される電力を利用して、例えば、端末内の電池を充電させるためには、非使用時に十分な発電量を得ることが重要である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、単位発電量当たりの製造コストを増大させることなく、非使用時に十分な発電量を得ることができる携帯情報端末を提供することを目的としている。特に、ユーザに端末を移動させ、或いは、光電変換素子の受光面の向きを変えるように促すことができる携帯情報端末を提供することを目的としている。また、放置される前に端末を移動させ、或いは、受光面の向きを変えるように促すことができる携帯情報端末を提供することを目的としている。
本発明の他の目的は、夜間などで端末を移動させたとしても十分な発電量が得られないような状況において報知イベントが発生するのを抑制することができる携帯情報端末を提供することにある。また、ユーザに受光面を露出させるように促すことができる携帯情報端末を提供することにある。
第1の本発明による携帯情報端末は、表示画面への入射光の強度を検出する調光用センサと、上記調光用センサの検出強度に基づいて上記表示画面の表示輝度を調整する表示輝度調整手段と、受光面への入射光を電力に変換する光電変換素子とを備える携帯情報端末であって、上記光電変換素子の出力に基づいて、上記受光面への入射光の強度を求める受光強度推定手段と、上記調光用センサにより検出された入射光の強度と上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度とを比較する光強度比較手段と、上記光強度比較手段による比較結果に基づいて、上記受光面の向きを変えることをユーザに促す報知を行う報知手段とを備えて構成される。
この様な構成によれば、調光用センサの検出強度と光電変換素子の受光面への入射光の強度とを比較し、その比較結果に基づいて報知を行うので、発電量が一定レベルよりも低下した場合に報知するのに比べて、報知を効果的に行うことができる。例えば、表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との比較結果から、端末を移動させたり、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込める場合にだけ報知を行わせることができる。従って、夜間などで端末を移動させたとしても十分な発電量が得られないような状況において報知イベントが発生するのを抑制することができる。また、筐体の各面に光電変換素子を配設するのに比べて、単位発電量当たりの製造コストを増大させることなく、ユーザに端末を移動させ、或いは、光電変換素子の受光面の向きを変えるように促すことができるので、非使用時に十分な発電量を得ることができる。
第2の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記表示画面及び上記受光面が向きを異ならせて配置されているように構成される。この様な構成によれば、表示画面と光電変換素子の受光面との向きが異なるので、表示画面への入射光強度が受光面への入射光強度に比べて十分に大きければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加を期待することができる。
第3の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記表示画面が薄型筐体の一方の主面に設けられ、上記受光面が上記薄型筐体の他方の主面に設けられているように構成される。この様な構成によれば、受光面が薄型筐体の表示画面が設けられている面とは反対側の面に設けられるので、受光面への入射光強度が小さい場合に、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加を期待することができる。
第4の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、操作を検出する操作検出手段と、最後に操作が検出されてからの経過時間に基づいて、上記表示画面のバックライトを消灯状態に切り替えるバックライト制御手段とを備え、上記報知手段が、上記経過時間に基づいて、報知を行うように構成される。この様な構成によれば、最後に操作が検出されてからの経過時間に基づいてバックライトを消灯状態に切り替える際に、その経過時間に基づいて報知を行うので、一定時間ごとに報知を行うのに比べて、電力消費を抑制することができる。また、最後の操作から一定時間が経過してバックライトが消灯されれば、端末は、その後そのまま放置される可能性が高いので、最後の操作からの経過時間に基づくバックライトの消灯状態への切り替え前後に報知を行うことによって、放置される前に端末を移動させ、或いは、受光面の向きを変えるように促すことができる。
第5の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記報知手段が、報知音を出力する報知音出力手段を有し、上記経過時間に基づいて報知を行う際には上記報知音を出力し、この1回目の報知から一定時間内に操作が検出された場合に、2回目の報知としてメッセージを上記表示画面上に表示するように構成される。この様な構成によれば、最後の操作からの経過時間に基づいて1回目の報知を行う際には、報知音を出力するので、画面表示を見ていないユーザに効果的に報知を行うことができる。また、1回目の報知から一定時間内に操作が検出されれば、ユーザは画面表示を見ている可能性が高いので、1回目の報知音による報知に気付いたが報知の意味がわからなかったユーザに対して、メッセージ表示で効果的に報知を行うことができる。
第6の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記報知手段が、報知音を出力する報知音出力手段を有し、電池の残量が低下した場合に、上記光強度比較手段による比較結果に基づいて上記報知音を出力するように構成される。この様な構成によれば、電池の残量が低下した場合に、光強度比較手段による比較結果に基づいて報知音を出力するので、光電変換素子の受光面を入射光側へ向けることで電池切れが回避できることを効果的に報知することができる。
第7の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記報知手段が、上記調光用センサにより検出された入射光の強度と上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度との差分に応じて報知を異ならせるように構成される。この様な構成によれば、表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との差分に応じて報知を異ならせるので、報知を効果的に行うことができる。
第8の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記報知手段が、報知音を出力する報知音出力手段を有し、上記差分に応じて上記報知音の音量を異ならせるように構成される。この様な構成によれば、表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との差分に応じて報知音の音量を異ならせるので、例えば、受光面の向きを変えたとしても発電量の十分な増加が見込めない場合に、報知音の音量を下げることによって消費電力を抑制することができる。
第9の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記報知手段が、報知音を出力する報知音出力手段を有し、上記差分が閾値以上である場合に上記報知音を出力し、上記差分が上記閾値未満である場合にメッセージを上記表示画面上に表示するように構成される。この様な構成によれば、上記差分が閾値以上である場合には報知音を出力することによって効果的に報知を行い、上記差分が閾値未満である場合にはメッセージの表示によって報知を行うことで消費電力を抑制することができる。例えば、電子ペーパーのような表示装置の場合、メッセージ表示を変更する際にのみ電力が消費され、表示を維持するだけなら電力は消費されないので、この様な表示装置に本構成は好適である。
第10の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記光強度比較手段が、上記調光用センサにより検出された入射光の強度が一定値以上である場合に、当該入射光の強度と上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度との比較を行うように構成される。この様な構成によれば、表示画面への入射光強度に応じて報知を異ならせるので、報知を効果的に行うことができる。

第11の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記表示画面が前面に設けられ、背面に上記受光面が設けられた表示筐体と、操作キーが前面に設けられ、背面に上記受光面が設けられた操作筐体と、上記表示筐体の背面及び上記操作筐体の前面を対向させた状態で両筐体をスライド可能に連結する連結手段と、上記表示筐体及び上記操作筐体の連結状態を検出する連結状態検出手段とを備え、両筐体をスライドさせることによって操作筐体の前面側に収納された受光面を露出させることができ、上記報知手段が、上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度と、上記連結状態の検出結果とに基づいて、報知を行うように構成される。この様な構成によれば、受光面への入射光強度と連結状態の検出結果とに基づいて報知を行うので、例えば、両筐体をスライドさせて受光面を露出させることによって発電量の十分な増加が見込める場合に、ユーザに両筐体をスライドさせて受光面を露出させるように促すことができる。
本発明による携帯情報端末によれば、調光用センサの検出強度と光電変換素子の受光面への入射光の強度とを比較し、その比較結果に基づいて報知を行うので、発電量が一定レベルよりも低下した場合に報知するのに比べて、報知を効果的に行うことができる。従って、夜間などで端末を移動させたとしても十分な発電量が得られないような状況において報知イベントが発生するのを抑制することができる。また、筐体の各面に光電変換素子を配設するのに比べて、単位発電量当たりの製造コストを増大させることなく、ユーザに端末を移動させ、或いは、光電変換素子の受光面の向きを変えるように促すことができるので、非使用時に十分な発電量を得ることができる。
また、最後の操作から一定時間が経過してバックライトが消灯されれば、端末は、その後そのまま放置される可能性が高いので、最後の操作からの経過時間に基づくバックライトの消灯状態への切り替え前後に報知を行うことによって、放置される前に端末を移動させ、或いは、受光面の向きを変えるように促すことができる。また、受光面への入射光強度と連結状態の検出結果とに基づいて報知を行うので、ユーザに両筐体をスライドさせて受光面を露出させるように促すことができる。
本発明の実施の形態1による携帯情報端末の概略構成の一例を示した斜視図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機100が示されている。 図1の携帯電話機100の構成例を示したブロック図である。 図2の携帯電話機100の要部における構成例を示したブロック図であり、端末制御部22内の機能構成の一例が示されている。 図1の携帯電話機100の動作の一例を示したフローチャートであり、省電力モードへの切替時の報知動作が示されている。 図1の携帯電話機100の動作の他の一例を示したフローチャートである。 図1の携帯電話機100の動作の他の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による携帯情報端末の概略構成の一例を示した斜視図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機200が示されている。 図7の携帯電話機200を示した斜視図であり、両筐体をスライドさせて操作キー221を収納させた状態が示されている。 図7の携帯電話機200の要部における構成例を示したブロック図である。 図7の携帯電話機200の動作の一例を示したフローチャートであり、省電力モードへの切替時の報知動作が示されている。
実施の形態1.
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による携帯情報端末の概略構成の一例を示した斜視図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機100が示されている。図1(a)には、携帯電話機100を正面から見た様子が示され、図1(b)には、背面から見た様子が示されている。
この携帯電話機100は、上下方向に長い薄型筐体101からなる携帯情報端末であり、薄型筐体101の前面には、液晶パネル10、操作キー11、レシーバ12、マイクロホン13及び調光用センサ15が配設されている。一方、薄型筐体101の背面、すなわち、薄型筐体101の液晶パネル10が設けられている面とは反対側の面には、太陽電池パネル16が配設されている。つまり、太陽電池パネル16は、液晶パネル10とは反対側に向けて配置されている。
また、薄型筐体101の左側面には、充電器(図示せず)のコネクタが接続される充電用端子14が配設されている。液晶パネル10は、表示画面を有する表示装置であり、操作情報や端末の動作状態などが表示画面内に表示される。レシーバ12は、通話時に受信した音声信号を再生するための受話用の音声出力装置である。マイクロホン13は、通話時に音声を入力するための送話用の音声入力装置である。
調光用センサ15は、表示画面の表示輝度を調整するための光センサであり、液晶パネル10の表示画面への入射光の強度を検出する受光素子、例えば、フォトダイオードからなる。この調光用センサ15は、液晶パネル10の表示画面の近傍に配置され、端末の外部から入射する光を受光して、表示画面周辺の明るさを入射光強度として検出している。
この例では、調光用センサ15の受光面が、表示画面と同じ向きに向けて配置されている。調光用センサ15による入射光強度の検出は、バックライトの点灯時に、例えば、一定の時間間隔で繰返し行われる。
太陽電池パネル16は、光を受光する受光面を有し、受光面への入射光を電力に変換する光電変換素子であり、受光面への入射光強度に応じた電力を発電して電池29を充電する動作を行っている。この太陽電池パネル16の受光面は、薄型筐体101背面のほぼ全体をカバーしている。
太陽電池パネル16を薄型筐体101の背面にだけ配設するので、筐体の複数の面に配設する場合に比べて製造コストを低く抑えることができる。特に、いずれかの太陽電池パネルが発電に寄与していないような事態が生じることはないので、単位発電量当たりの製造コストの増大を抑制することができる。
図2は、図1の携帯電話機100の構成例を示したブロック図である。この携帯電話機100は、液晶パネル10、操作キー11、レシーバ12、マイクロホン13、充電用端子14、調光用センサ15及び太陽電池パネル16の他に、アンテナ20、セルラー通信部21、端末制御部22、バイブレータ23、ROM24、RAM25、バックライト26、操作入力部27、スピーカ28、電池29、電力供給回路30及び受光強度推定部31を備えて構成される。
アンテナ20は、移動体通信用のアンテナである。セルラー通信部21は、アンテナ20を介して基地局との間で通信を行い、通信データを送受信する移動体通信用の送受信部である。通話時に受信した音声信号はレシーバ12から出力され、マイクロホン13に入力された音声信号がアンテナ20を介して送信される。
バイブレータ23は、振動によって報知を行う報知装置であり、例えば、回転体と、回転体を偏心回転させる電気モーターによって構成される。スピーカ28は、報知音を出力する報知音出力装置であり、通話時の呼び出し音、電子メールの着信音、アラーム機能の実行時のアラーム音、電池残量の低下時の警告音などが報知音として出力される。
バックライト26は、液晶パネル10に背面側から光を照射して、画面表示を行うための照明装置である。操作入力部27は、ユーザによる操作を検出する操作検出手段であり、操作キー11が操作された際に、対応するキー入力信号を生成して端末制御部22へ出力する動作を行っている。
端末制御部22は、ROM24上の制御プログラムに基づいて、液晶パネル10、レシーバ12、スピーカ28、セルラー通信部21、バイブレータ23及びバックライト26を制御する動作を行っている。RAM25には、電話帳データ、受信メールなどが保持される。
電池29は、充電によって繰返し使用することができる小型の蓄電池であり、電力供給回路30を介して、液晶パネル10、レシーバ12、スピーカ28、操作入力部27、セルラー通信部21、端末制御部22、バイブレータ23、RAM25及びバックライト26に電力が供給される。
電池29は、充電用端子14に充電器が接続されている場合、充電用端子14を介して充電される。この電池29には、太陽電池パネル16が接続されており、太陽電池パネル16が発電した電力によっても充電される。
受光強度推定部31は、太陽電池パネル16の出力に基づいて、太陽電池パネル16の受光面への入射光の強度を推定する動作を行っている。例えば、所定の変換テーブルを参照し、太陽電池パネル16の発電量に応じて変化する電流値を変換することによって、太陽電池パネル16の受光面周辺の明るさが検知される。受光強度推定部31による入射光強度の検出は、例えば、バックライト26を消灯状態に切り替えることによる省電力モードへの切替時に行われる。
図3は、図2の携帯電話機100の要部における構成例を示したブロック図であり、端末制御部22内の機能構成の一例が示されている。この端末制御部22は、タイマー32、LCD駆動制御部33、光強度比較部34及び報知制御部35により構成される。
LCD駆動制御部33は、バックライト制御部33a及び表示輝度調整部33bからなり、操作情報、端末状態などを画面表示するために、液晶パネル10及びバックライト26を制御する動作を行っている。
バックライト制御部33aは、最後に操作が検出されてからの経過時間に基づいて、液晶パネル10のバックライト26を消灯状態に切り替える省電力モード実行手段である。具体的には、操作入力部27からのキー入力信号に基づいてタイマー32を起動させ、最後の操作から一定時間が経過した場合に、バックライト26を消灯状態に切り替えて、消費電力を小さくする動作が行われる。
表示輝度調整部33bは、調光用センサ15の検出強度に基づいて液晶パネル10及びバックライト26を制御し、表示画面の表示輝度を調整する動作を行っている。具体的には、表示情報の視認性を向上させるために、表示画面周辺の明るさが明るいほど、表示輝度を高くする動作が行われる。一方、表示画面周辺の明るさが一定レベル以下であれば、消費電力を小さくし、眩しさを低減するために表示輝度を低くする動作が行われる。
表示輝度の調整は、例えば、各画素の輝度レベルを調整し、或いは、バックライト26の発光量を調整することによって行われる。
光強度比較部34は、調光用センサ15により検出された入射光の強度と、受光強度推定部31により推定された入射光の強度とを比較し、その比較結果を報知制御部35へ出力する動作を行っている。
ここでは、表示画面への入射光強度が所定の閾値Th1未満であれば、受光面の向きを変えたとしても十分な発電量が得られないので、表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との比較処理は、表示画面への入射光強度の検出値が閾値Th1以上である場合に行うものとする。
報知制御部35は、光強度比較部34による比較結果に基づいてLCD駆動制御部33、スピーカ28及びバイブレータ23を制御し、発電量の低下などを報知する動作を行っている。
一般に、表示画面周辺の明るさが、太陽電池パネル16の受光面周辺の明るさに比べて、一定値以上明るければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込める。そこで、調光用センサ15により検出された入射光強度が受光強度推定部31により推定された入射光強度よりも一定値以上大きければ、報知が行われる。
具体的には、調光用センサ15により検出された入射光強度が受光強度推定部31により推定された入射光強度よりも大きく、表示画面への入射光強度及び受光面への入射光強度の差分が所定の閾値Th2以上である場合に、報知が行われる。
この様に報知を行うことにより、太陽電池パネル16の受光面の向きを変えることをユーザに促すことができる。特に、表示画面への入射光強度が受光面への入射光強度よりも閾値Th2以上大きい場合に、報知を行うので、単純に太陽電池パネル16の発電量が一定レベルよりも低下した場合に報知するのに比べて、報知を効果的に行うことができる。つまり、端末を移動させたとしても十分な発電量が得られない状況では報知を行わず、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込める場合にだけ報知が行われる。
具体的な報知方法としては、音による報知、画面表示による報知、LEDインジケータの点灯などの光による報知、バイブレータ23の振動による報知が考えられる。音による報知としては、所定のメッセージを音声で報知し、或いは、ブザー音やメロディー音を出力することが考えられる。
画面表示による報知としては、所定のメッセージを表示することが考えられる。例えば、太陽電池パネル16による発電量が低下したことを示すメッセージや、受光面の向きを変えることを促すメッセージを液晶パネル10の表示画面上に表示する動作が行われる。
表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との比較処理と、この比較結果に基づく報知とは、電力消費を抑制するために、最後に操作が検出されてからの経過時間に基づいて行われる。例えば、バックライト26を消灯状態に切り替えることによる省電力モードへの切替時に行われる。
また、電子メールが着信した場合、アラーム機能の実行時、或いは、電池29の残量が一定レベル以下に低下した場合などのユーザの操作が介在しないタイミングで行われる。
報知を行う具体的なタイミングとしては、バックライト26の消灯による省電力モードへの切替の直前であっても、直後であっても良い。例えば、画面表示によって報知を行うのであれば、省電力モードへの切替の直前に報知を行うことが考えられる。また、報知音の出力やバイブレータ23の振動によって報知を行うのであれば、省電力モードへの切替後に報知を行っても良い。
この様な報知は、電力消費を低く抑えるために、比較的に短い一定の時間内に行われるものとする。さらに、報知制御部35では、表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との差分に応じて報知を異ならせる動作が行われる。
例えば、報知方法、報知音の音量、報知音の出力期間、バイブレータ23による振動の強度、振動の継続期間を異ならせる動作が行われる。
具体的には、報知音を出力する際、表示画面への入射光強度及び受光面への入射光強度の差分値が大きくて、受光面の向きを変えることにより発電量の十分な増加が見込める場合には、報知音の音量を上げ、或いは、報知音の出力期間を長くする動作が行われる。
一方、上記差分値が小さくて、受光面の向きを変えたとしても十分な発電量が得られない場合には、報知音の音量を下げ、或いは、報知音の出力期間を短くする動作が行われる。
また、バイブレータ23の振動によって報知を行う際には、上記差分値に応じて振動の強度、振動の継続期間を異ならせる動作が行われる。具体的には、表示画面への入射光強度及び受光面への入射光強度の差分値が大きくて、受光面の向きを変えることにより発電量の十分な増加が見込める場合には、振動の強度を大きくし、或いは、バイブレータ23を振動させる期間を長くする動作が行われる。
一方、上記差分値が小さくて、受光面の向きを変えたとしても十分な発電量が得られない場合には、振動の強度を小さくし、或いは、バイブレータ23を振動させる期間を短くする動作が行われる。
上記差分値に応じて報知方法を異ならせる場合には、例えば、上記差分値が所定の閾値以上であれば、報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させる。一方、上記差分値が閾値未満である場合には、メッセージを表示画面上に表示することが考えられる。
また、報知制御部35では、電子メールの着信、アラーム機能の実行又は電池残量の低下時に報知を行う際に、着信報知、アラーム報知又は残量低下報知と同時に行われ、或いは、これらの報知と交互に行われる。
さらに、報知制御部35では、報知音の出力や振動による1回目の報知に気付かなかったユーザに端末を移動させ、或いは、受光面の向きを変えるように促すために、1回目の報知から一定時間内に操作キー11の操作が検出された場合に、2回目の報知として所定のメッセージを表示画面上に表示する動作も行われる。
或いは、メッセージの表示による1回目の報知に気付かなかったユーザに端末を移動させ、或いは、受光面の向きを変えるように促すために、1回目の報知後に電池29の残量が低下した場合に、2回目の報知として報知音を出力する動作が行われる。
図4のステップS101〜S109は、図1の携帯電話機100の動作の一例を示したフローチャートであり、省電力モードへの切替時の報知動作が示されている。まず、光強度比較部34は、調光用センサ15による表示画面への入射光強度の検出値を参照する(ステップS101)。次に、受光強度推定部31は、太陽電池パネル16の出力に基づいて当該太陽電池パネル16の受光面における入射光強度を推定する(ステップS102)。
光強度比較部34は、まず、調光用センサ15による入射光強度の検出値と閾値Th1とを比較し、入射光強度の検出値が閾値Th1未満であれば、受光面の向きを変えたとしても十分な発電量が得られないと判断し、この処理を終了する(ステップS103)。
一方、入射光強度の検出値が閾値Th1以上である場合には、入射光強度の検出値と太陽電池パネル16の受光面への入射光強度の推定値とを比較し、その比較結果を報知制御部35へ出力する(ステップS103,S104)。
このとき、報知制御部35は、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも一定値以上大きければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込めると判断し、1回目の報知として、スピーカ28から報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させた後、省電力モードへ移行する(ステップS105〜S107)。
一方、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも一定値以上大きくない場合には、受光面の向きを変えたとしても十分な発電量が得られないと判断し、この処理を終了する。
次に、報知制御部35は、1回目の報知から一定時間内に操作が検出されれば、その時点で省電力モードを解除して通常モードに移行し、その動作モードの切り替え後に、2回目の報知としてメッセージを表示画面上に表示する(ステップS108,S109)。
この様に構成すれば、最後の操作からの経過時間に基づいて1回目の報知を行う際には、報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させるので、画面表示を見ていないユーザに効果的に報知を行うことができる。また、1回目の報知から一定時間内に操作が検出されれば、ユーザは画面表示を見ている可能性が高いので、1回目の報知音による報知に気付いたが報知の意味がわからなかったユーザに対して、メッセージ表示で効果的に報知を行うことができる。
図5のステップS201〜S207は、図1の携帯電話機100の動作の他の一例を示したフローチャートであり、電池29の残量の低下時の報知動作が示されている。ステップS201からステップS205までの処理手順は、図4のステップS101からステップS105と同様である。
報知制御部35は、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも一定値以上大きければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込めると判断し、1回目の報知としてメッセージを表示画面上に表示する(ステップS205,S206)。
一方、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも一定値以上大きくない場合には、受光面の向きを変えたとしても十分な発電量が得られないと判断し、この処理を終了する。
次に、報知制御部35は、1回目の報知後に、電池29の残量が一定レベル以下のままであれば、2回目の報知として、報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させる(ステップS207)。
この様に構成すれば、電池29の残量が一定レベル以下に低下した際に、1回目の報知としてメッセージ表示を行い、その後、電池29の残量が一定レベル低下のままであれば、2回目の報知として報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させるので、メッセージの表示による1回目の報知に気付かなかったユーザに効果的に報知を行うことができる。
図6のステップS301〜S308は、図1の携帯電話機100の動作の他の一例を示したフローチャートである。ステップS301からステップS305までの処理手順は、図4のステップS101からステップS105と同様である。
報知制御部35は、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも一定値以上大きければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込めると判断し、1回目の報知を行う。このとき、入射光強度の検出値と入射光強度の推定値との差分値が、閾値以上であれば、報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させる(ステップS306,S307)。
一方、上記差分値が閾値未満である場合には、メッセージを表示画面上に表示する(ステップS306,S308)。
この様に構成すれば、上記差分値が閾値以上である場合には報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させることによって効果的に報知を行い、上記差分値が閾値未満である場合にはメッセージの表示によって報知を行うことで消費電力を抑制することができる。
本実施の形態によれば、調光用センサ15の検出強度と太陽電池パネル16の受光面への入射光の強度とを比較し、その比較結果に基づいて報知を行うので、発電量が一定レベルよりも低下した場合に報知するのに比べて、報知を効果的に行うことができる。例えば、表示画面への入射光強度と受光面への入射光強度との比較結果から、端末を移動させたり、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込める場合にだけ報知を行わせることができる。従って、夜間などで端末を移動させたとしても十分な発電量が得られないような状況において報知イベントが発生するのを抑制することができる。また、筐体の各面に光電変換素子を配設するのに比べて、単位発電量当たりの製造コストを増大させることなく、ユーザに端末を移動させ、或いは、太陽電池パネル16の受光面の向きを変えるように促すことができるので、非使用時に十分な発電量を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、上下方向に長い薄型筐体101の背面に太陽電池パネル16が配設される場合の例について説明した。これに対して、本実施の形態では、スライド可能に連結される表示筐体及び操作筐体に太陽電池パネルを配設する場合について説明する。
図7及び図8は、本発明の実施の形態2による携帯情報端末の概略構成の一例を示した斜視図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機200が示されている。図7(a)には、携帯電話機200を正面から見た様子が示され、図7(b)には、背面から見た様子が示されている。また、図8には、両筐体をスライドさせて操作キー221を収納させた状態が示されている。
この携帯電話機200は、スライド式の携帯情報端末であり、液晶パネル211が設けられた薄型の表示筐体210と、複数の操作キー221が配列された薄型の操作筐体220と、表示筐体210及び操作筐体220をスライド可能に連結する連結機構(図示せず)とからなる。
上記連結機構は、表示筐体210の背面と操作筐体220の前面とを対向させた状態で、両筐体を相対的に移動させることができるように連結している。例えば、操作筐体220に対して、表示筐体210を一方向に移動させて、操作キー221を表示筐体210の背面側に移動させれば、両筐体をコンパクトに収納することができる。
一方、操作筐体220に対して、表示筐体210を他方向に移動させて、操作キー221を露出させれば、両筐体を展開することができる。ここでは、操作キー221を表示筐体210の背面側に移動させて両筐体をコンパクトに収納した連結状態をクローズ状態と呼ぶことにする。また、操作キー221を露出させて両筐体を展開した連結状態をオープン状態と呼ぶことにする。
表示筐体210の前面には、液晶パネル211、レシーバ212及び調光用センサ213が配設されている。一方、表示筐体210の背面、すなわち、表示筐体210の液晶パネル211が設けられている面とは反対側の面には、太陽電池パネル214が配設されている。つまり、太陽電池パネル214は、液晶パネル211とは反対側に向けて配置されている。
操作筐体220の前面には、操作キー221及びマイクロホン222が設けられ、背面には、太陽電池パネル224が配設されている。また、操作筐体220の左側面には、充電用端子223が配設されている。
操作筐体220の太陽電池パネル224は、オープン状態であるか、或いは、クローズ状態であるかの連結状態に関わらず、常に、受光面の全体が露出するメインパネルである。これに対して、表示筐体210の太陽電池パネル214は、連結状態がオープン状態である場合にのみ露出し、クローズ状態では、操作筐体220の前面側に収納されるサブパネルであり、太陽電池パネル224の発電量を補うための補助太陽電池パネルとなっている。
図9は、図7の携帯電話機200の要部における構成例を示したブロック図である。この携帯電話機200は、液晶パネル211、レシーバ212、調光用センサ213、操作キー221、マイクロホン222、充電用端子223及び太陽電池パネル214,224の他に、アンテナ20、セルラー通信部21、端末制御部230、バイブレータ23、ROM24、RAM25、バックライト26、操作入力部27、スピーカ28、電池29、電力供給回路30、受光強度推定部31及び連結状態検出部231を備えて構成される。
アンテナ20、セルラー通信部21、バイブレータ23、ROM24、RAM25、バックライト26、操作入力部27、スピーカ28、電池29、電力供給回路30及び受光強度推定部31については、図2の携帯電話機100と同様である。
端末制御部230は、ROM24上の制御プログラムに基づいて、液晶パネル211、レシーバ212、スピーカ28、セルラー通信部21、バイブレータ23及びバックライト26を制御する動作を行っている。この端末制御部230内の機能構成は、図3の端末制御部22と同様である。
太陽電池パネル214及び224は、いずれも電池29及び受光強度推定部31に接続され、発電した電力が供給される。受光強度推定部31は、これらの太陽電池パネル214,224の出力に基づいて、太陽電池パネル214,224の受光面における入射光の強度を推定する動作を行っている。
連結状態検出部231は、表示筐体210及び操作筐体220の連結状態がオープン状態であるか、或いは、クローズ状態であるかを検出する動作を行っている。端末制御部230では、連結状態検出部231による検出結果と、光強度比較部34による比較結果とに基づいてLCD駆動制御部33、スピーカ28及びバイブレータ23を制御し、発電量の低下などを報知する動作が行われる。
具体的には、調光用センサ213による入射光強度の検出値が閾値Th1以上であり、かつ、入射光強度の検出値が受光面への入射光強度の推定値よりも閾値Th2以上大きければ、報知が行われる。
一方、入射光強度の検出値が閾値Th1未満である場合と、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも閾値Th2以上大きくない場合には、入射光強度の推定値と所定の閾値Th3とが比較され、その比較結果と連結状態の検出結果とが参照される。
そして、入射光強度の推定値が閾値Th3以上であり、かつ、連結状態がクローズ状態であれば、両筐体をスライドさせて連結状態をオープン状態に遷移させることによって、操作筐体220の前面側に収納された受光面が露出するので、発電量の十分な増加が見込める。この様な場合には、両筐体をスライドさせて受光面を露出させるように促すために、報知が行われる。
図10のステップS401〜S412は、図7の携帯電話機200の動作の一例を示したフローチャートであり、省電力モードへの切替時の報知動作が示されている。まず、光強度比較部34は、調光用センサ213による表示画面への入射光強度の検出値を参照する(ステップS401)。次に、受光強度推定部31は、太陽電池パネル214,224の出力に基づいて当該太陽電池パネルの受光面における入射光強度を推定する(ステップS402)。
光強度比較部34は、まず、調光用センサ213によって検出された入射光強度の検出値と閾値Th1とを比較し、入射光強度の検出値が閾値Th1以上であれば、入射光強度の検出値と受光面への入射光強度の推定値とを比較し、その比較結果を報知制御部35へ出力する(ステップS403,S407)。
このとき、報知制御部35は、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも閾値Th2以上大きければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加が見込めると判断し、1回目の報知として、スピーカ28から報知音を出力し、或いは、バイブレータ23を振動させた後、省電力モードへ移行する(ステップS408〜S410)。
次に、報知制御部35は、1回目の報知から一定時間内に操作が検出されれば、その時点で省電力モードを解除して通常モードに移行し、その動作モードの切り替え後に、2回目の報知としてメッセージを表示画面上に表示する(ステップS411,S412)。
一方、入射光強度の検出値が閾値Th1未満である場合と、入射光強度の検出値が入射光強度の推定値よりも閾値Th2以上大きくはない場合には、入射光強度の推定値と閾値Th3とが比較され、その比較結果と連結状態の検出結果とが参照される(ステップS403〜S405)。
そして、報知制御部35は、入射光強度の推定値が閾値Th3以上であり、かつ、連結状態がクローズ状態であれば、両筐体をスライドさせて連結状態をオープン状態に遷移させることにより、発電量の十分な増加が見込めるので、両筐体をスライドさせてオープン状態に遷移させることを促すために報知音を出力する(ステップS406)。このとき、太陽電池パネル側にサブディスプレイが設けられていれば、そのサブディスプレイ上にメッセージを表示させて報知を行っても良い。
入射光強度の推定値が閾値Th3未満である場合と、連結状態がオープン状態である場合には、この処理を直ちに終了する。
本実施の形態によれば、太陽電池パネル214,224の受光面への入射光強度と連結状態の検出結果とに基づいて報知を行うので、例えば、両筐体をスライドさせて受光面を露出させることによって発電量の十分な増加が見込める場合に、ユーザに両筐体をスライドさせて受光面を露出させるように促すことができる。
なお、実施の形態1及び2では、太陽電池パネルが薄型筐体の背面に設けられる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、薄型筐体の表示画面が設けられている面と同じ面に太陽電池パネルを設けても良い。また、表示画面と太陽電池パネルの受光面とが向きを異ならせて配置されている場合、表示画面への入射光強度が受光面への入射光強度に比べて十分に大きければ、受光面の向きを変えることによって発電量の十分な増加を期待することができる。従って、太陽電池パネルを薄型筐体の側面に設けたものも本発明には含まれる。
また、実施の形態2では、スライド式の携帯情報端末に本発明を適用する場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、表示筐体及び操作筐体を展開させた状態で、操作筐体に対して表示筐体を回転させることにより、表示画面を縦長状態及び横長状態間で遷移させることができる、いわゆるサイクロイドタイプの携帯電話機にも本発明は適用することができる。
10 液晶パネル
11 操作キー
12 レシーバ
13 マイクロホン
14 充電用端子
15 調光用センサ
16 太陽電池パネル
20 アンテナ
21 セルラー通信部
22 端末制御部
23 バイブレータ
24 ROM
25 RAM
26 バックライト
27 操作入力部
28 スピーカ
29 電池
30 電力供給回路
31 受光強度推定部
32 タイマー
33 LCD駆動制御部
33a バックライト制御部
33b 表示輝度調整部
34 光強度比較部
35 報知制御部
100 携帯電話機
101 薄型筐体
200 携帯電話機
210 表示筐体
211 液晶パネル
212 レシーバ
213 調光用センサ
214,224 太陽電池パネル
220 操作筐体
221 操作キー
222 マイクロホン
223 充電用端子
230 端末制御部
231 連結状態検出部

Claims (11)

  1. 表示画面への入射光の強度を検出する調光用センサと、上記調光用センサの検出強度に基づいて上記表示画面の表示輝度を調整する表示輝度調整手段と、受光面への入射光を電力に変換する光電変換素子とを備える携帯情報端末において、
    上記光電変換素子の出力に基づいて、上記受光面への入射光の強度を求める受光強度推定手段と、
    上記調光用センサにより検出された入射光の強度と上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度とを比較する光強度比較手段と、
    上記光強度比較手段による比較結果に基づいて、上記受光面の向きを変えることをユーザに促す報知を行う報知手段とを備えたことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 上記表示画面及び上記受光面が向きを異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 上記表示画面が薄型筐体の一方の主面に設けられ、上記受光面が上記薄型筐体の他方の主面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. 操作を検出する操作検出手段と、
    最後に操作が検出されてからの経過時間に基づいて、上記表示画面のバックライトを消灯状態に切り替えるバックライト制御手段とを備え、
    上記報知手段が、上記経過時間に基づいて、報知を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯情報端末。
  5. 上記報知手段は、報知音を出力する報知音出力手段を有し、上記経過時間に基づいて報知を行う際には上記報知音を出力し、この1回目の報知から一定時間内に操作が検出された場合に、2回目の報知としてメッセージを上記表示画面上に表示することを特徴とする請求項4に記載の携帯情報端末。
  6. 上記報知手段は、報知音を出力する報知音出力手段を有し、電池の残量が低下した場合に、上記光強度比較手段による比較結果に基づいて上記報知音を出力することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  7. 上記報知手段が、上記調光用センサにより検出された入射光の強度と上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度との差分に応じて報知を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  8. 上記報知手段は、報知音を出力する報知音出力手段を有し、上記差分に応じて上記報知音の音量を異ならせることを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末。
  9. 上記報知手段は、報知音を出力する報知音出力手段を有し、上記差分が閾値以上である場合に上記報知音を出力し、上記差分が上記閾値未満である場合にメッセージを上記表示画面上に表示することを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末。
  10. 上記光強度比較手段は、上記調光用センサにより検出された入射光の強度が一定値以上である場合に、当該入射光の強度と上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度との比較を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  11. 上記表示画面が前面に設けられ、背面に上記受光面が設けられた表示筐体と、
    操作キーが前面に設けられ、背面に上記受光面が設けられた操作筐体と、
    上記表示筐体の背面及び上記操作筐体の前面を対向させた状態で両筐体をスライド可能に連結する連結手段と、
    上記表示筐体及び上記操作筐体の連結状態を検出する連結状態検出手段とを備え、
    両筐体をスライドさせることによって操作筐体の前面側に収納された受光面を露出させることができ、
    上記報知手段は、上記受光強度推定手段により求められた入射光の強度と、上記連結状態の検出結果とに基づいて、報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
JP2009109594A 2009-04-28 2009-04-28 携帯情報端末 Expired - Fee Related JP5205331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109594A JP5205331B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 携帯情報端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109594A JP5205331B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 携帯情報端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010258978A JP2010258978A (ja) 2010-11-11
JP5205331B2 true JP5205331B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=43319348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009109594A Expired - Fee Related JP5205331B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 携帯情報端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5205331B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5903324B2 (ja) * 2012-04-27 2016-04-13 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 出銑口開孔装置及び出銑口開孔方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3921045B2 (ja) * 2000-11-08 2007-05-30 富士フイルム株式会社 撮像装置、光蓄電装置及び充電方法
JP4165021B2 (ja) * 2001-02-27 2008-10-15 日本電気株式会社 携帯端末装置、該装置に用いられる照明制御方法及び照明制御プログラム
JP2002359676A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Sanyodo:Kk 携帯電話装置及び携帯電話装置用バッテリー
JP2007124347A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Sharp Corp 可搬型電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010258978A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2446608C2 (ru) Выбор вывода звука относительно аксессуара
US7194248B2 (en) Apparatus and method for performing power saving control of mobile terminal
EP2065785A1 (en) Power management method for handheld electronic device
WO2009090691A1 (ja) 携帯電子機器
US7945720B2 (en) Terminal apparatus and method for controlling processing of an interrupt event
KR20110072532A (ko) 이동 단말기 및 이것의 충전 제어 방법
JP4793095B2 (ja) 携帯電話機、該携帯電話機に用いられるカメラ動作休止方法及びカメラ動作休止制御プログラム
JP2007005915A (ja) 携帯端末装置
JP2005278043A (ja) 携帯電話機およびその表示制御方法
US20130154485A1 (en) Dual light sensors on a portable electronic device
JP5205331B2 (ja) 携帯情報端末
JP2008072464A (ja) 通信端末装置およびその制御方法
JP2007288296A (ja) 携帯端末
JP2006352765A (ja) 携帯端末、着信モード切り替え方法及び着信モード切り替えプログラム
JP4562697B2 (ja) 携帯通信端末装置およびそのパワーセーブ方法
JPWO2009075035A1 (ja) 携帯端末装置及び着信設定制御方法
JP2004007237A (ja) 携帯端末
JP2012080368A (ja) 携帯端末装置
JP2011066754A (ja) 携帯通信端末、表示制御プログラムおよび表示制御方法
JP2010087600A (ja) 携帯端末装置
JP5417739B2 (ja) 携帯端末
JP2010039289A (ja) 携帯型電子機器
JP2010028473A (ja) 電子機器
JP2012034448A (ja) 携帯電子機器及びその制御方法
JP5119841B2 (ja) 携帯型通信機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees