JPWO2009075035A1 - 携帯端末装置及び着信設定制御方法 - Google Patents

携帯端末装置及び着信設定制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009075035A1
JPWO2009075035A1 JP2009545323A JP2009545323A JPWO2009075035A1 JP WO2009075035 A1 JPWO2009075035 A1 JP WO2009075035A1 JP 2009545323 A JP2009545323 A JP 2009545323A JP 2009545323 A JP2009545323 A JP 2009545323A JP WO2009075035 A1 JPWO2009075035 A1 JP WO2009075035A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incoming call
acceleration
response
terminal device
incoming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009545323A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 雄一
雄一 佐藤
田中 正人
正人 田中
渡辺 浩亘
浩亘 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2009075035A1 publication Critical patent/JPWO2009075035A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/64Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
    • H04M1/642Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations storing speech in digital form
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72448User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for adapting the functionality of the device according to specific conditions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/66Substation equipment, e.g. for use by subscribers with means for preventing unauthorised or fraudulent calling
    • H04M1/663Preventing unauthorised calls to a telephone set
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/12Details of telephonic subscriber devices including a sensor for measuring a physical value, e.g. temperature or motion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本発明の課題は、マナーモード、留守応答、代理応答などの機能の設定や解除を簡単な操作で行うことができる携帯端末装置及び着信設定制御方法を提供することである。加速度検出部(101)は、加速度を検出し、表裏検出部(102)は、速度検出部(101)で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出し、着信設定制御部(103)は、表裏検出部(102)の表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。これにより、筐体の表面を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的で分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答の設定及び解除を行うことができる。また、筐体が表向きから裏向きに変化したときに着信の留守応答又は代理応答を設定することで、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても留守応答又は代理応答に成り難くできる。

Description

本発明は、携帯電話やPHS(Personal Handy-Phone System)等の携帯端末装置及び該携帯端末装置における着信設定を制御する着信設定制御方法に関する。
従来の携帯端末装置には、代理応答機能を有するものや、留守録機能を有するものなどがある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1には、同一グループに属する全ての携帯端末装置のなかで、着信があった携帯端末装置に対して、同一グループの他の携帯端末装置で応答できるようにした代理応答機能に関する技術が開示されている。特許文献2には、用件メッセージが録音されていない場合は、一定の着信音回数後に留守応答を行い、用件メッセージが録音されていて、かつ発信者の電話番号と予め登録した登録電話番号とが一致する場合に、用件メッセージが録音されていない場合の着信音回数よりも少ない着信音回数後に留守応答を行う留守録機能に関する技術が開示されている。
また、従来の携帯端末装置には、“マナーモード”と呼ばれる着信鳴動を制限する機能を有するものもある(例えば、特許文献3参照)。特許文献3には、ベル回路の他に、振動を発生する起振回路と、この起振回路とベル回路とを相互に切替え可能とするスイッチとを有し、該スイッチの切替えにより、着信時にベルの鳴動を消し、振動のみを肌身に伝える技術が開示されている。
特開平8−140141号公報 特開平11−112649号公報 実用新案登録第3009150号公報
しかしながら、特許文献1〜3で開示された技術では、“代理応答機能”、“留守応答機能”、“マナーモード機能”などの機能を設定したり、該設定を解除したりするのを手動で行うようにしているため、設定し忘れや解除し忘れを起こし易いという問題がある。例えば、会議開始前にマナーモードの設定を忘れると、会議中に着信鳴動することがある。また、マナーモードを設定しても解除し忘れると、着信に気付かなかったりすることがある。なお、上記設定し忘れや解除し忘れを起こす原因の1つとして操作が面倒であることが挙げられる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、マナーモード、留守応答、代理応答などの機能の設定や解除を簡単な操作で行うことができる携帯端末装置及び着信設定制御方法を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する表裏検出手段と、前記表裏検出手段の表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う着信設定制御手段と、を備えた。
この構成によれば、加速度検出結果に基づいて筐体の表裏を検出し、その結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。したがって、筐体の表面(例えばディスプレイのある面)を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的に分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答を設定することができる。因みに、携帯電話ではLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)等のディスプレイが設けられた面が表面で、その反対側の面が裏面である。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きの場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、筐体の表面を下向きにすることで、着信の留守応答又は代理応答が設定される。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、筐体を表向きから裏向きにすることで、着信の留守応答又は代理応答が設定される。すなわち、筐体の回転を検出(表向きを検出→裏向きを検出)した場合に、着信の留守応答又は代理応答が設定される。これにより、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても留守応答又は代理応答に成り難くできる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記動加速度検出手段で動加速度の検出を開始後、一定時間静止状態である場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、動加速度の検出を開始後、一定時間静止状態を検出する。すなわち、姿勢の変化後の静止を検出するので、誤検出を防止することができる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段は、着信時にのみ動作する。
この構成によれば、着信時にのみ加速度センサを動作せることで、消費電力を削減できる。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、着信時から一定時間以内に前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きとなった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、着信時から一定時間以内に筐体が裏向きになった場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、LCD又は有機EL等のディスプレイの表示で相手を確認にした後に、現時点での着信又はその後の着信に対して留守応答又は代理応答の設定が行える。
また、上記構成において、前記加速度検出手段は、着信時から一定時間の間、加速度を検出する。
この構成によれば、着信時から一定時間の間、加速度を検出するので、消費電力を削減できる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記動加速度検出手段が一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、筐体の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きに変化した場合において、検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、前記動加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、筐体の表裏検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
この構成によれば、筐体が表向きの場合に留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体を表向きにするといった直感的に分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答の設定を解除することができる。
また、上記構成において、筐体の開閉を検出する開閉検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記開閉検出手段が筐体の開きを検出した場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
この構成によれば、筐体が開かれた場合に留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体を開くといった通常行う操作によって簡単に留守応答又は代理の設定を解除することができる。
また、上記構成において、筐体の側面に設置されたキー入力手段を有し、前記着信設定制御手段は、前記キー入力手段にてキー入力が行われた場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
この構成によれば、キー入力された場合に留守応答又は代理応答の設定を解除するので、キー入力といった通常行う操作によって簡単に留守応答又は代理応答の設定を解除することができる。
また、上記構成において、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に点灯する発光手段を備える。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きであれば発光手段が点灯するので、静かな状態で着信を知ることができる。すなわち、鳴動やバイブレーションによる着信の報知はうるさいが、発光による着信の報知によって静かな状態で着信を知ることができる。
また、上記構成において、前記発光手段は、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、前記加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に点灯する。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、動加速度を検出しない場合に点灯するので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに表向きになっても、鳴動無し、バイブレーション無しに成り難くできる。
また、上記構成において、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に表示を行う表示手段を備える。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きであれば、表示(相手番号等)が行われるので、静かな状態で着信を知ることができる。すなわち、鳴動やバイブレーションによる着信の報知はうるさいが、発光による着信の報知によって静かな状態で着信を知ることができる。
また、上記構成において、前記表示手段は、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、前記動加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に着信を表示する。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、動加速度を検出しない場合に着信を表示するので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに表向きになっても、鳴動無し、バイブレーション無しに成り難くできる。
また、本発明の着信設定制御方法は、加速度を検出し、検出した加速度に基づいて筐体の表裏を検出し、表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この方法によれば、加速度を検出することで筐体の表裏を検出し、その結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。したがって、筐体の表面(例えばディスプレイのある面)を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的に分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答を設定することができる。
本発明は、筐体における加速度を検出し、検出した加速度に基づいて表裏を検出し、その検出結果に基づいて、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、着信の留守応答や代理応答などの特徴機能の設定を簡単な操作で行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置に用いられる加速度センサを示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置に用いられる加速度センサの加速度検出の原理を説明するための図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の動作を説明するための模式図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態5に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態6に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態7に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態8に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態8に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700、800 携帯端末装置
101、301 加速度検出部
102、302 表裏検出部
103、303、423、522、622、822 着信設定制御部
104 受信部
105 アンテナ
106 レシーバ
107 発光部
108 表示部
201 開閉検出部
202 サイドキー
321 着信検出部
322、422、521 タイマ
621 動加速度検出部
1011 加速度センサ
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態の携帯端末装置100は、加速度検出部101と、表裏検出部102と、着信設定制御部103と、受信部104と、アンテナ105と、レシーバ106と、発光部107と、表示部108とを備えている。なお、本発明は、上筐体と下筐体の2つの部分を開閉して使用する折り畳み式や、水平方向にスライドさせて使用するスライド式の携帯端末装置のみならず、1つの筐体からなる携帯端末装置にも適用できる。
加速度検出部101は、例えばピエゾ抵抗方式により加速度を検出する加速度センサを有する。ここで、図2に3軸加速度センサの構造を示す。図2に示す加速度センサ1011は、フレーム1011aと、マス(おもり)1011bと、ビーム1011cとから構成され、ビーム1011c上にはピエゾ抵抗が設けられている。ピエゾ抵抗とは、結晶に機械的な外力を加えると結晶格子に歪が生じ、半導体中のキャリア数や移動が変化して抵抗値が変化するものである。
そして、図3に示すように、加速度センサ1011に加速度が加わることでマス1011bが移動しビーム1011c上に歪が発生する。この歪の発生によってビーム1011c上のピエゾ抵抗に応力が生じ抵抗値が変化する。図3の(a)はX(Y)軸方向に加速度が加わった場合を示し、(b)はZ軸方向に加速度が加わった場合を示している。ピエゾ抵抗の変化が図示せぬブリッジ回路で電気信号として取り出され、それが増幅・補正されて加速度に比例した電圧が出力される。
図1に戻り、表裏検出部102は、加速度検出部101で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する。表裏検出部102は、加速度検出部101の加速度センサ1011のZ軸(垂直)方向の値を判定することで筐体が表向きか裏向きかを検出する。ここで、携帯端末装置100の表示部108が見える向きを筐体が表向きであるとし、表示部108が見えない向きを筐体が裏向きであるとすると、表向きのときは加速度センサ1011のZ軸方向の値が1Gとなり、裏向きのときは−1Gとなる。このように加速度センサ1011のZ軸方向の値を検出することで、筐体が表向きか、裏向きかを検出することができる。
着信設定制御部103は、表裏検出部102の検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を制御する。例えば、着信の留守応答を設定するものとすると、表裏検出部102の検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に、着信の留守応答を設定する制御を行う。
受信部104は、相手の携帯端末装置(図示略)からの無線信号を受信し、音声信号とデータ信号を復調して出力する。レシーバ106は、受信部104から出力された音声信号を音声に変換して出力する。発光部107は、LED(Light Emitting Diode)を有し、筐体が表向きのときに点灯させる。例えば、着信時に筐体が表向きであれば点灯して着信を報知する。鳴動又はバイブレーションによる着信の報知はうるさかったりするが、発光による着信の報知を選択することで、静かな状態で着信を知ることができる。表示部108は、メインディスプレイとしてのLCD又は有機ELとサブディスプレイとしてのLCD又は有機ELを有し、携帯端末装置100の動作における各種表示を行う。例えば、着信時に筐体が表向きであれば、相手の電話番号等の表示を行う。これにより、発光部107と同様に、静かな状態で着信を知ることができる。携帯端末装置100が折畳み構造の場合、メインディスプレイは上筐体の内側の面(下筐体のキー入力部と対向する面)に設けられ、サブディスプレイは上筐体の外側の面に設けられる。
次に、上記構成の携帯端末装置100の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。まず加速度の検出を行い(ステップS202)、その結果から筐体が表向きか、裏向きかを検出し(ステップS203)、その結果から筐体が裏向きか否かを判定する(ステップS204)。この判定において、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答の設定を行う(ステップS205)。この場合、留守応答が選択されていた場合は筐体が裏向きになることで留守応答を設定する。また、代理応答が選択されていた場合は筐体が裏向きになることで代理応答を設定する。
一方、ステップS204の判定において筐体が裏向きでなければ、ステップS205の処理を行うことなく次のステップ206に移行し、筐体が表向きか否かを判定する。この判定において筐体が表向きであれば、留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。そして、留守応答又は代理応答を解除した後、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出していなければステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。
また、ステップS206の判定において筐体が表向きでなければ、ステップS207の処理を行うことなくステップS208に進み、終了を検出したかどうか判定する。終了を検出していなければステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。
このように、加速度検出部101によって筐体に加わる加速度を検出し、その結果から筐体が表向きか裏向きかを検出し、裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答の設定を行い、表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する。すなわち、筐体を回転させる操作で留守応答又は代理応答の設定を行ったり解除したりすることができる。
図5に留守応答又は代理応答の設定及び解除する様子を示す。図5において、(a)は留守応答又は代理応答の設定前(すなわち、解除状態)であり、筐体が表向きで置かれている。このときの加速度センサ1011のZ軸方向の値は1Gに対応した値になる。この状態で、(b)に示すように筐体を裏向きにすると(すなわち、筐体をひっくり返すと)、加速度センサ1011のZ軸方向の値は−1Gに対応した値になり、留守応答又は代理応答が設定された状態になる。その後、(c)に示すように筐体を表向きにすると、加速度センサ1011のZ軸方向の値は1Gに対応した値になり、留守応答又は代理応答の設定が解除された状態になる。
このように、本実施の形態の携帯端末装置100によれば、筐体に加わる加速度を検出して筐体が表向きか裏向きかを検出し、裏向きの場合は留守応答又は代理応答を設定し、表向きの場合は留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体の表面を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的で分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答の設定及び解除を行うことができる。また、筐体が表向きから裏向きに変化したときに着信の留守応答又は代理応答を設定することで、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても留守応答又は代理応答に成り難くできる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図6において図1と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置200は、実施の形態1の携帯端末装置100に開閉検出部201とサイドキー202を追加したものである。開閉検出部201は、携帯端末装置200の上筐体と下筐体との開閉を検出する。サイドキー202は、主に下筐体の側面に設けられ、マナーモードの設定等に用いられる。着信設定制御部103は、開閉検出部201で筐体が開かれたことが検出された場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置200の動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。図7において、まず初期設定を行う(ステップS201)。次いで加速度の検出を行い(ステップS202)、その結果から筐体の表裏の検出を行い(ステップS203)、裏向きか否かを判定する(ステップS204)。この判定において、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。この場合、留守応答が選択されていた場合は、筐体が裏向きになることで留守応答を設定する。また、代理応答が選択されていた場合は、筐体が裏向きになることで代理応答を設定する。ステップS204の判定で筐体が裏向きでなければ、ステップS205の処理を行うことなく次のステップ(ステップS206)に進む。
ステップS206に進むと、筐体が表向きか否かを判定する。この判定において、筐体が表向きであれば、留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。これに対して、ステップS206の判定で筐体が表向きでなければステップS207の処理を行うことなく次のステップ(ステップS209)に移行する。ステップS209に移行すると、筐体の開閉を検出し、筐体が開状態か閉状態かを判定し(ステップS210)、開状態であれば着信の留守応答又は代理応答の設定を解除し(ステップS211)、本処理を終了する。これに対して、筐体が閉状態であれば、終了を検出したかどうか判定し(ステップS212)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置200によれば、筐体を表向きにしなくても筐体が開かれることで留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体を開くといった通常行う操作によって簡単に着信の留守応答又は代理応答の設定の解除ができる。
なお、上記実施の形態では、筐体を開くことで留守応答又は代理応答の設定解除を行うようにしたが、サイドキー202を操作することでも同様のことが行えるようにしても良い。この場合、着信設定制御部103が、サイドキー202の操作があった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
図8は、サイドキー202の操作があった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除できるようにした場合の動作を示すフローチャートである。図8において、前述した図7と同様にステップS201〜ステップS207を行った後、サイドキー202の押下の検出を行い(ステップS213)、サイドキー202の押下を検出したか否かを判定する(ステップS214)。この判定において、サイドキー202の押下を検出した場合は留守応答又は代理応答を解除し(ステップS215)、サイドキー202の押下を検出しない場合はステップS215の処理を行わず、終了を検出したかどうか判定し(ステップS216)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。このように、サイドキー202を操作するだけでも留守応答又は代理応答の設定を解除することができる。すなわち、サイドキー202によるキー入力といった通常行う操作によって簡単に着信の留守応答又は代理応答の設定の解除ができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図9において図1と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置300は、実施の形態1の携帯端末装置100に着信検出部321とタイマ322を追加すると共に、タイマ322の出力によって動作を制限する機能を有する加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部303を有する。着信検出部321は着信を検出するものであり、着信を検出することで着信信号をタイマ322に入力する。タイマ322は、着信信号の入力によってリセット状態となり、その後、予め設定された期間タイマ信号を継続して出力する。
加速度検出部301は、例えばピエゾ抵抗方式により加速度を検出する加速度センサ1011を有する。加速度検出部301は、タイマ322からタイマ信号が出力されている間だけ加速度の検知を行う。表裏検出部302は、加速度検出部301で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する。表裏検出部302は、タイマ322からタイマ信号が出力されている間だけ筐体の表裏検出を行う。着信設定制御部303は、表裏検出部302の検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を制御する。例えば、着信の留守応答を設定するものとすると、表裏検出部302の検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に、着信の留守応答を設定する制御を行う。着信設定制御部303は、タイマ信号が出力されている間だけ着信の留守応答又は代理応答の設定を制御する。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置300の動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。図10において、まず着信の検出を行い(ステップS402)、着信を検出できたか否かを判定する(ステップS403)。この判定において着信を検出できなかった場合はステップS402に戻り、着信の検出を継続して行う。着信を検出できた場合はタイマ322をリセットする(ステップS404)。タイマ322をリセットした後、加速度の検出を行い(ステップS202)、その結果を基に筐体の表裏の検出を行う(ステップS203)。そして、ステップS203の検出を基に筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば留守応答又は代理応答の設定を行い(ステップS205)、その後、次のステップ(ステップS206)に移行する。これに対して、筐体が裏向きでなければステップS205の処理を行うことなく次のステップ(ステップS206)に移行する。
ステップS206に移行すると、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば、着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。着信の留守応答又は代理応答の設定を解除した後、一定時間(タイマ信号出力期間)を経過したかどうか判定し(ステップS405)、一定時間を経過していなければステップS202に戻り、経過した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において、筐体が表向きでなければステップS207の処理を行うことなく次のステップS405に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置300によれば、着信があった場合、タイマ信号出力期間内で加速度を検出すると共に筐体の表裏を検出して留守応答又は代理応答の設定又は解除を行うので、表示部108で相手を確認にした後、着信に対して留守応答又は代理応答ができる。また、着信検出後の一定時間以内に加速度を検出することから、消費電力を削減できる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図11において図1と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置400は、図1の携帯端末装置100に動加速度検出部421とタイマ422を追加すると共に、タイマ422の出力によって動作を制限する機能を有する着信設定制御部423を有する。動加速度検出部421は、加速度検出部101から出力されるセンサ信号から動加速度を検出する。タイマ422は、動加速度が検出されたときにリセット状態となり、その後、予め設定された期間、タイマ信号を出力する。着信設定制御部423は、着信の留守応答又は代理応答の設定又は解除を行うものであり、特にタイマ422がタイマ信号を出力している期間、着信の留守応答又は代理応答の設定を行わない。この機能により、携帯端末装置400が動いているときの誤設定を最小限に抑えることができる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置400の動作について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。図12において、まずタイマ422をリセットする(ステップS601)。次いで、加速度の検出を開始し(ステップS202)、その結果を基に筐体の表裏の検出を開始する(ステップS203)。また、加速度検出部101の出力より動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、動加速度の検出開始時からの経過時間が一定時間経過したかどうか判定し(ステップS603)、経過していない場合はステップS206に移行し、経過した場合は筐体が裏向きか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204の判定で筐体が裏向きの場合は留守応答又は代理応答の設定を行い(ステップS205)、次のステップ(ステップS206)に移行する。これに対し、筐体が裏向きでなければステップS205の処理を行うことなく次のステップ(ステップS206)に移行する。
ステップS206に移行すると、筐体が表向きか否かを判定する。筐体が表向きの場合は留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。留守応答又は代理応答の設定を解除した後、動加速度を検出したかどうか判定し(ステップS604)、動加速度を検出した場合はタイマ422をリセットする(ステップS605)。タイマ422をリセットした後、次のステップ(ステップS208)に移行し、終了を検出したかどうか判定する。終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS604の判定において、動加速度を検出しない場合はステップS605の処理を行うことなく次のステップ(ステップS208)に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置400によれば、一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、筐体の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態5に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図13において図11と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置500は、実施の形態4の携帯端末装置400と同様の構成を採るが、筐体が裏向きになったときにタイマ521をリセットする点が異なる。タイマ521は、筐体が裏向きになったときにリセット状態となり、その後、予め設定された期間、タイマ信号を継続して出力する。着信設定制御部522は、着信の留守応答又は代理応答の設定又は解除を行うものであり、特にタイマ521がタイマ信号を出力している間は着信の留守応答又は代理応答の設定を行わない。タイマ信号を出力している期間中に着信の留守応答又は代理応答の設定を行わないことで、携帯端末装置500が動いているときの誤設定を最小限に抑えることができる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置500の動作について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。図14において、まず加速度の検出を開始し(ステップS202)、その結果を基に筐体の表裏の検出を行う(ステップS203)。そして、筐体の表裏検出結果から筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであればタイマ521をリセットする(ステップS701)。そして、加速度の検出を開始し(ステップS702)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS703)。そして、動加速度を検出できたか否かを判定し(ステップS704)、動加速度を検出できない場合は一定時間を経過したかどうか判定し(ステップS705)、一定時間を経過していなければステップS702に戻り、加速度と動加速度の検出を継続する。動加速度を検出していない状態で一定時間を経過した場合は、着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答の設定を行った後、次のステップ(ステップS206)に移行する。
これに対し一定時間内で動加速度を検出した場合は、着信の留守応答又は代理応答の設定を行わず、次のステップ(ステップS206)に移行する。ステップS206に移行すると、筐体が表向きか否かを判定し、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。次いで、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでなければステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合は、ステップS701、ステップS702、ステップS703、ステップS704、ステップS705及びステップS205の各処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置500によれば、筐体の表裏検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
(実施の形態6)
図15は、本発明の実施の形態6に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図15において図9と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置600は、図9の携帯端末装置300に動加速度検出部621を追加すると共に、動加速度検出によって動作を制限する機能を有する着信設定制御部622を有する。着信検出部321は着信を検出するものであり、着信を検出することで着信信号を加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部622に入力する。加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部622は着信信号が入力されることで動作を開始する。このように加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部622に着信信号を入力することでそれらが動作を開始するので省電力化が図れる。なお、動加速度検出部621は、加速度検出部301のセンサ信号が入力されることで動作を開始するので、加速度検出部301が動作しない限り動作することがない。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置600の動作について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。図16において、まず着信の検出を行い(ステップS402)、着信があるかどうか判定する(ステップS403)。着信がない場合はステップS402に戻り着信の検出を継続する。着信がある場合は加速度の検出を開始する(ステップS202)。次いで、表裏の検出を開始し(ステップS203)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答を設定した後、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。そして、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS402に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでない場合はステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合はステップS205の処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置600によれば、着信時にのみ加速度検出部301、表裏検出部302、着信設定制御部622及び動加速度検出部621を動作させるので、省電力化が図れる。
(実施の形態7)
図17は、本発明の実施の形態7に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。本実施の形態の携帯端末装置は、前述した実施の形態6の携帯端末装置600と同様の構成を採るので、図15を援用する。また、本実施の形態の携帯端末装置には、”700”の符号を付けることとする。また、本実施の形態の携帯端末装置700の着信設定制御部には“722”の符号を付けることとする。着信設定制御部722は、着信があった後、一定時間静止かどうか判定し、一定時間静止の場合に筐体が裏向きか否かの判定を行う。姿勢の変化後の静止を検出することで誤検出を防止することができる。また、前述した実施の形態6の携帯端末装置600と同様に、着信時にのみ加速度検出部301、表裏検出部302、着信設定制御部722及び動加速度検出部621を動作させるので、省電力化が図れる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置700の動作について、図17に示すフローチャートを参照して説明する。図17において、まず着信の検出を行い(ステップS402)、着信があるかどうか判定する(ステップS403)。着信がない場合はステップS402に戻り、着信の検出を継続する。着信がある場合は加速度の検出を開始する(ステップS202)。そして、加速度の検出結果を基に筐体の表裏の検出を開始し(ステップS203)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、一定時間静止かどうか判定し(ステップS802)、一定時間静止でなければこの判定を繰り返し、一定時間静止であれば、筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答を設定した後、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答を解除する(ステップS207)。そして、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS402に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでない場合はステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合はステップS205の処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置700によれば、姿勢の変化後の静止を検出するので、誤検出を防止することができる。また、着信時にのみ加速度検出部301、表裏検出部302、着信設定制御部722及び動加速度検出部621を動作させるので、省電力化が図れる。
(実施の形態8)
図18は、本発明の実施の形態8に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図18において図11と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置800の着信設定制御部822は、一定時間静止かどうか判定し、一定時間静止の場合に筐体が裏向きか否かの判定を行う。姿勢の変化後の静止を検出することで、誤検出を防止することができる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置800の動作について、図19に示すフローチャートを参照して説明する。図19において、まず加速度の検出を開始する(ステップS202)。次いで、加速度の検出結果を基に表裏の検出を開始し(ステップS203)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、一定時間静止かどうか判定し(ステップS802)、一定時間静止でなければこの判定を繰り返す。一定時間静止であれば筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば、着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答を設定した後、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。そして、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでない場合はステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合はステップS205の処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置800によれば、姿勢の変化後の静止を検出するので、誤検出を防止することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、マナーモード、留守応答、代理応答などの機能の設定や解除を簡単な操作で行うことができるといった効果を有し、携帯電話やPHS等の携帯端末装置に適用することができる。
本発明は、携帯電話やPHS(Personal Handy-Phone System)等の携帯端末装置及び該携帯端末装置における着信設定を制御する着信設定制御方法に関する。
従来の携帯端末装置には、代理応答機能を有するものや、留守録機能を有するものなどがある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1には、同一グループに属する全ての携帯端末装置のなかで、着信があった携帯端末装置に対して、同一グループの他の携帯端末装置で応答できるようにした代理応答機能に関する技術が開示されている。特許文献2には、用件メッセージが録音されていない場合は、一定の着信音回数後に留守応答を行い、用件メッセージが録音されていて、かつ発信者の電話番号と予め登録した登録電話番号とが一致する場合に、用件メッセージが録音されていない場合の着信音回数よりも少ない着信音回数後に留守応答を行う留守録機能に関する技術が開示されている。
また、従来の携帯端末装置には、“マナーモード”と呼ばれる着信鳴動を制限する機能を有するものもある(例えば、特許文献3参照)。特許文献3には、ベル回路の他に、振動を発生する起振回路と、この起振回路とベル回路とを相互に切替え可能とするスイッチとを有し、該スイッチの切替えにより、着信時にベルの鳴動を消し、振動のみを肌身に伝える技術が開示されている。
特開平8−140141号公報 特開平11−112649号公報 実用新案登録第3009150号公報
しかしながら、特許文献1〜3で開示された技術では、“代理応答機能”、“留守応答機能”、“マナーモード機能”などの機能を設定したり、該設定を解除したりするのを手動で行うようにしているため、設定し忘れや解除し忘れを起こし易いという問題がある。例えば、会議開始前にマナーモードの設定を忘れると、会議中に着信鳴動することがある。また、マナーモードを設定しても解除し忘れると、着信に気付かなかったりすることがある。なお、上記設定し忘れや解除し忘れを起こす原因の1つとして操作が面倒であることが挙げられる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、マナーモード、留守応答、代理応答などの機能の設定や解除を簡単な操作で行うことができる携帯端末装置及び着信設定制御方法を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する表裏検出手段と、前記表裏検出手段の表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う着信設定制御手段と、を備えた。
この構成によれば、加速度検出結果に基づいて筐体の表裏を検出し、その結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。したがって、筐体の表面(例えばディスプレイのある面)を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的に分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答を設定することができる。因みに、携帯電話ではLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)等のディスプレイが設けられた面が表面で、その反対側の面が裏面である。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きの場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、筐体の表面を下向きにすることで、着信の留守応答又は代理応答が設定される。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、筐体を表向きから裏向きにすることで、着信の留守応答又は代理応答が設定される。すなわち、筐体の回転を検出(表向きを検出→裏向きを検出)した場合に、着信の留守応答又は代理応答が設定される。これにより、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても留守応答又は代理応答に成り難くできる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記動加速度検出手段で動加速度の検出を開始後、一定時間静止状態である場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、動加速度の検出を開始後、一定時間静止状態を検出する。すなわち、姿勢の変化後の静止を検出するので、誤検出を防止することができる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段は、着信時にのみ動作する。
この構成によれば、着信時にのみ加速度センサを動作せることで、消費電力を削減できる。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、着信時から一定時間以内に前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きとなった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、着信時から一定時間以内に筐体が裏向きになった場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、LCD又は有機EL等のディスプレイの表示で相手を確認にした後に、現時点での着信又はその後の着信に対して留守応答又は代理応答の設定が行える。
また、上記構成において、前記加速度検出手段は、着信時から一定時間の間、加速度を検出する。
この構成によれば、着信時から一定時間の間、加速度を検出するので、消費電力を削減できる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記動加速度検出手段が一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、筐体の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
また、上記構成において、前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きに変化した場合において、検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、前記動加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この構成によれば、筐体の表裏検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
また、上記構成において、前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
この構成によれば、筐体が表向きの場合に留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体を表向きにするといった直感的に分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答の設定を解除することができる。
また、上記構成において、筐体の開閉を検出する開閉検出手段を備え、前記着信設定制御手段は、前記開閉検出手段が筐体の開きを検出した場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
この構成によれば、筐体が開かれた場合に留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体を開くといった通常行う操作によって簡単に留守応答又は代理の設定を解除することができる。
また、上記構成において、筐体の側面に設置されたキー入力手段を有し、前記着信設定制御手段は、前記キー入力手段にてキー入力が行われた場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
この構成によれば、キー入力された場合に留守応答又は代理応答の設定を解除するので、キー入力といった通常行う操作によって簡単に留守応答又は代理応答の設定を解除することができる。
また、上記構成において、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に点灯する発光手段を備える。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きであれば発光手段が点灯するので、静かな状態で着信を知ることができる。すなわち、鳴動やバイブレーションによる着信の報知はうるさいが、発光による着信の報知によって静かな状態で着信を知ることができる。
また、上記構成において、前記発光手段は、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、前記加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に点灯する。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、動加速度を検出しない場合に点灯するので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに表向きになっても、鳴動無し、バイブレーション無しに成り難くできる。
また、上記構成において、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に表示を行う表示手段を備える。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きであれば、表示(相手番号等)が行われるので、静かな状態で着信を知ることができる。すなわち、鳴動やバイブレーションによる着信の報知はうるさいが、発光による着信の報知によって静かな状態で着信を知ることができる。
また、上記構成において、前記表示手段は、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、前記動加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に着信を表示する。
この構成によれば、着信時に、筐体が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、動加速度を検出しない場合に着信を表示するので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに表向きになっても、鳴動無し、バイブレーション無しに成り難くできる。
また、本発明の着信設定制御方法は、加速度を検出し、検出した加速度に基づいて筐体の表裏を検出し、表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。
この方法によれば、加速度を検出することで筐体の表裏を検出し、その結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う。したがって、筐体の表面(例えばディスプレイのある面)を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的に分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答を設定することができる。
本発明は、筐体における加速度を検出し、検出した加速度に基づいて表裏を検出し、その検出結果に基づいて、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、着信の留守応答や代理応答などの特徴機能の設定を簡単な操作で行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置に用いられる加速度センサを示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置に用いられる加速度センサの加速度検出の原理を説明するための図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の動作を説明するための模式図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態5に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態6に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態7に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態8に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態8に係る携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャート
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態の携帯端末装置100は、加速度検出部101と、表裏検出部102と、着信設定制御部103と、受信部104と、アンテナ105と、レシーバ106と、発光部107と、表示部108とを備えている。なお、本発明は、上筐体と下筐体の2つの部分を開閉して使用する折り畳み式や、水平方向にスライドさせて使用するスライド式の携帯端末装置のみならず、1つの筐体からなる携帯端末装置にも適用できる。
加速度検出部101は、例えばピエゾ抵抗方式により加速度を検出する加速度センサを有する。ここで、図2に3軸加速度センサの構造を示す。図2に示す加速度センサ1011は、フレーム1011aと、マス(おもり)1011bと、ビーム1011cとから構成され、ビーム1011c上にはピエゾ抵抗が設けられている。ピエゾ抵抗とは、結晶に機械的な外力を加えると結晶格子に歪が生じ、半導体中のキャリア数や移動が変化して抵抗値が変化するものである。
そして、図3に示すように、加速度センサ1011に加速度が加わることでマス1011bが移動しビーム1011c上に歪が発生する。この歪の発生によってビーム1011c上のピエゾ抵抗に応力が生じ抵抗値が変化する。図3の(a)はX(Y)軸方向に加速度が加わった場合を示し、(b)はZ軸方向に加速度が加わった場合を示している。ピエゾ抵抗の変化が図示せぬブリッジ回路で電気信号として取り出され、それが増幅・補正されて加速度に比例した電圧が出力される。
図1に戻り、表裏検出部102は、加速度検出部101で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する。表裏検出部102は、加速度検出部101の加速度センサ1011のZ軸(垂直)方向の値を判定することで筐体が表向きか裏向きかを検出する。ここで、携帯端末装置100の表示部108が見える向きを筐体が表向きであるとし、表示部108が見えない向きを筐体が裏向きであるとすると、表向きのときは加速度センサ1011のZ軸方向の値が1Gとなり、裏向きのときは−1Gとなる。このように加速度センサ1011のZ軸方向の値を検出することで、筐体が表向きか、裏向きかを検出することができる。
着信設定制御部103は、表裏検出部102の検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を制御する。例えば、着信の留守応答を設定するものとすると、表裏検出部102の検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に、着信の留守応答を設定する制御を行う。
受信部104は、相手の携帯端末装置(図示略)からの無線信号を受信し、音声信号とデータ信号を復調して出力する。レシーバ106は、受信部104から出力された音声信号を音声に変換して出力する。発光部107は、LED(Light Emitting Diode)を有し、筐体が表向きのときに点灯させる。例えば、着信時に筐体が表向きであれば点灯して着信を報知する。鳴動又はバイブレーションによる着信の報知はうるさかったりするが、発光による着信の報知を選択することで、静かな状態で着信を知ることができる。表示部108は、メインディスプレイとしてのLCD又は有機ELとサブディスプレイとしてのLCD又は有機ELを有し、携帯端末装置100の動作における各種表示を行う。例えば、着信時に筐体が表向きであれば、相手の電話番号等の表示を行う。これにより、発光部107と同様に、静かな状態で着信を知ることができる。携帯端末装置100が折畳み構造の場合、メインディスプレイは上筐体の内側の面(下筐体のキー入力部と対向する面)に設けられ、サブディスプレイは上筐体の外側の面に設けられる。
次に、上記構成の携帯端末装置100の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。まず加速度の検出を行い(ステップS202)、その結果から筐体が表向きか、裏向きかを検出し(ステップS203)、その結果から筐体が裏向きか否かを判定する(ステップS204)。この判定において、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答の設定を行う(ステップS205)。この場合、留守応答が選択されていた場合は筐体が裏向きになることで留守応答を設定する。また、代理応答が選択されていた場合は筐体が裏向きになることで代理応答を設定する。
一方、ステップS204の判定において筐体が裏向きでなければ、ステップS205の処理を行うことなく次のステップ206に移行し、筐体が表向きか否かを判定する。この判定において筐体が表向きであれば、留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。そして、留守応答又は代理応答を解除した後、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出していなければステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。
また、ステップS206の判定において筐体が表向きでなければ、ステップS207の処理を行うことなくステップS208に進み、終了を検出したかどうか判定する。終了を検出していなければステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。
このように、加速度検出部101によって筐体に加わる加速度を検出し、その結果から筐体が表向きか裏向きかを検出し、裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答の設定を行い、表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する。すなわち、筐体を回転させる操作で留守応答又は代理応答の設定を行ったり解除したりすることができる。
図5に留守応答又は代理応答の設定及び解除する様子を示す。図5において、(a)は留守応答又は代理応答の設定前(すなわち、解除状態)であり、筐体が表向きで置かれている。このときの加速度センサ1011のZ軸方向の値は1Gに対応した値になる。この状態で、(b)に示すように筐体を裏向きにすると(すなわち、筐体をひっくり返すと)、加速度センサ1011のZ軸方向の値は−1Gに対応した値になり、留守応答又は代理応答が設定された状態になる。その後、(c)に示すように筐体を表向きにすると、加速度センサ1011のZ軸方向の値は1Gに対応した値になり、留守応答又は代理応答の設定が解除された状態になる。
このように、本実施の形態の携帯端末装置100によれば、筐体に加わる加速度を検出して筐体が表向きか裏向きかを検出し、裏向きの場合は留守応答又は代理応答を設定し、表向きの場合は留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体の表面を上に向けたり、下に向けたりするといった直感的で分かり易い簡単な操作で着信の留守応答又は代理応答の設定及び解除を行うことができる。また、筐体が表向きから裏向きに変化したときに着信の留守応答又は代理応答を設定することで、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても留守応答又は代理応答に成り難くできる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図6において図1と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置200は、実施の形態1の携帯端末装置100に開閉検出部201とサイドキー202を追加したものである。開閉検出部201は、携帯端末装置200の上筐体と下筐体との開閉を検出する。サイドキー202は、主に下筐体の側面に設けられ、マナーモードの設定等に用いられる。着信設定制御部103は、開閉検出部201で筐体が開かれたことが検出された場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置200の動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。図7において、まず初期設定を行う(ステップS201)。次いで加速度の検出を行い(ステップS202)、その結果から筐体の表裏の検出を行い(ステップS203)、裏向きか否かを判定する(ステップS204)。この判定において、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。この場合、留守応答が選択されていた場合は、筐体が裏向きになることで留守応答を設定する。また、代理応答が選択されていた場合は、筐体が裏向きになることで代理応答を設定する。ステップS204の判定で筐体が裏向きでなければ、ステップS205の処理を行うことなく次のステップ(ステップS206)に進む。
ステップS206に進むと、筐体が表向きか否かを判定する。この判定において、筐体が表向きであれば、留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。これに対して、ステップS206の判定で筐体が表向きでなければステップS207の処理を行うことなく次のステップ(ステップS209)に移行する。ステップS209に移行すると、筐体の開閉を検出し、筐体が開状態か閉状態かを判定し(ステップS210)、開状態であれば着信の留守応答又は代理応答の設定を解除し(ステップS211)、本処理を終了する。これに対して、筐体が閉状態であれば、終了を検出したかどうか判定し(ステップS212)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置200によれば、筐体を表向きにしなくても筐体が開かれることで留守応答又は代理応答の設定を解除するので、筐体を開くといった通常行う操作によって簡単に着信の留守応答又は代理応答の設定の解除ができる。
なお、上記実施の形態では、筐体を開くことで留守応答又は代理応答の設定解除を行うようにしたが、サイドキー202を操作することでも同様のことが行えるようにしても良い。この場合、着信設定制御部103が、サイドキー202の操作があった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する。
図8は、サイドキー202の操作があった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除できるようにした場合の動作を示すフローチャートである。図8において、前述した図7と同様にステップS201〜ステップS207を行った後、サイドキー202の押下の検出を行い(ステップS213)、サイドキー202の押下を検出したか否かを判定する(ステップS214)。この判定において、サイドキー202の押下を検出した場合は留守応答又は代理応答を解除し(ステップS215)、サイドキー202の押下を検出しない場合はステップS215の処理を行わず、終了を検出したかどうか判定し(ステップS216)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。このように、サイドキー202を操作するだけでも留守応答又は代理応答の設定を解除することができる。すなわち、サイドキー202によるキー入力といった通常行う操作によって簡単に着信の留守応答又は代理応答の設定の解除ができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図9において図1と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置300は、実施の形態1の携帯端末装置100に着信検出部321とタイマ322を追加すると共に、タイマ322の出力によって動作を制限する機能を有する加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部303を有する。着信検出部321は着信を検出するものであり、着信を検出することで着信信号をタイマ322に入力する。タイマ322は、着信信号の入力によってリセット状態となり、その後、予め設定された期間タイマ信号を継続して出力する。
加速度検出部301は、例えばピエゾ抵抗方式により加速度を検出する加速度センサ1011を有する。加速度検出部301は、タイマ322からタイマ信号が出力されている間だけ加速度の検知を行う。表裏検出部302は、加速度検出部301で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する。表裏検出部302は、タイマ322からタイマ信号が出力されている間だけ筐体の表裏検出を行う。着信設定制御部303は、表裏検出部302の検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を制御する。例えば、着信の留守応答を設定するものとすると、表裏検出部302の検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に、着信の留守応答を設定する制御を行う。着信設定制御部303は、タイマ信号が出力されている間だけ着信の留守応答又は代理応答の設定を制御する。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置300の動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。図10において、まず着信の検出を行い(ステップS402)、着信を検出できたか否かを判定する(ステップS403)。この判定において着信を検出できなかった場合はステップS402に戻り、着信の検出を継続して行う。着信を検出できた場合はタイマ322をリセットする(ステップS404)。タイマ322をリセットした後、加速度の検出を行い(ステップS202)、その結果を基に筐体の表裏の検出を行う(ステップS203)。そして、ステップS203の検出を基に筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば留守応答又は代理応答の設定を行い(ステップS205)、その後、次のステップ(ステップS206)に移行する。これに対して、筐体が裏向きでなければステップS205の処理を行うことなく次のステップ(ステップS206)に移行する。
ステップS206に移行すると、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば、着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。着信の留守応答又は代理応答の設定を解除した後、一定時間(タイマ信号出力期間)を経過したかどうか判定し(ステップS405)、一定時間を経過していなければステップS202に戻り、経過した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において、筐体が表向きでなければステップS207の処理を行うことなく次のステップS405に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置300によれば、着信があった場合、タイマ信号出力期間内で加速度を検出すると共に筐体の表裏を検出して留守応答又は代理応答の設定又は解除を行うので、表示部108で相手を確認にした後、着信に対して留守応答又は代理応答ができる。また、着信検出後の一定時間以内に加速度を検出することから、消費電力を削減できる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図11において図1と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置400は、図1の携帯端末装置100に動加速度検出部421とタイマ422を追加すると共に、タイマ422の出力によって動作を制限する機能を有する着信設定制御部423を有する。動加速度検出部421は、加速度検出部101から出力されるセンサ信号から動加速度を検出する。タイマ422は、動加速度が検出されたときにリセット状態となり、その後、予め設定された期間、タイマ信号を出力する。着信設定制御部423は、着信の留守応答又は代理応答の設定又は解除を行うものであり、特にタイマ422がタイマ信号を出力している期間、着信の留守応答又は代理応答の設定を行わない。この機能により、携帯端末装置400が動いているときの誤設定を最小限に抑えることができる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置400の動作について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。図12において、まずタイマ422をリセットする(ステップS601)。次いで、加速度の検出を開始し(ステップS202)、その結果を基に筐体の表裏の検出を開始する(ステップS203)。また、加速度検出部101の出力より動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、動加速度の検出開始時からの経過時間が一定時間経過したかどうか判定し(ステップS603)、経過していない場合はステップS206に移行し、経過した場合は筐体が裏向きか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204の判定で筐体が裏向きの場合は留守応答又は代理応答の設定を行い(ステップS205)、次のステップ(ステップS206)に移行する。これに対し、筐体が裏向きでなければステップS205の処理を行うことなく次のステップ(ステップS206)に移行する。
ステップS206に移行すると、筐体が表向きか否かを判定する。筐体が表向きの場合は留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。留守応答又は代理応答の設定を解除した後、動加速度を検出したかどうか判定し(ステップS604)、動加速度を検出した場合はタイマ422をリセットする(ステップS605)。タイマ422をリセットした後、次のステップ(ステップS208)に移行し、終了を検出したかどうか判定する。終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS604の判定において、動加速度を検出しない場合はステップS605の処理を行うことなく次のステップ(ステップS208)に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置400によれば、一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、筐体の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態5に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図13において図11と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置500は、実施の形態4の携帯端末装置400と同様の構成を採るが、筐体が裏向きになったときにタイマ521をリセットする点が異なる。タイマ521は、筐体が裏向きになったときにリセット状態となり、その後、予め設定された期間、タイマ信号を継続して出力する。着信設定制御部522は、着信の留守応答又は代理応答の設定又は解除を行うものであり、特にタイマ521がタイマ信号を出力している間は着信の留守応答又は代理応答の設定を行わない。タイマ信号を出力している期間中に着信の留守応答又は代理応答の設定を行わないことで、携帯端末装置500が動いているときの誤設定を最小限に抑えることができる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置500の動作について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。図14において、まず加速度の検出を開始し(ステップS202)、その結果を基に筐体の表裏の検出を行う(ステップS203)。そして、筐体の表裏検出結果から筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであればタイマ521をリセットする(ステップS701)。そして、加速度の検出を開始し(ステップS702)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS703)。そして、動加速度を検出できたか否かを判定し(ステップS704)、動加速度を検出できない場合は一定時間を経過したかどうか判定し(ステップS705)、一定時間を経過していなければステップS702に戻り、加速度と動加速度の検出を継続する。動加速度を検出していない状態で一定時間を経過した場合は、着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答の設定を行った後、次のステップ(ステップS206)に移行する。
これに対し一定時間内で動加速度を検出した場合は、着信の留守応答又は代理応答の設定を行わず、次のステップ(ステップS206)に移行する。ステップS206に移行すると、筐体が表向きか否かを判定し、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。次いで、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでなければステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合は、ステップS701、ステップS702、ステップS703、ステップS704、ステップS705及びステップS205の各処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置500によれば、筐体の表裏検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行うので、鞄の中に入れて持ち運ぶなどしている最中などに意図せずに裏向きになっても、留守応答又は代理応答に成り難くできる。
(実施の形態6)
図15は、本発明の実施の形態6に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図15において図9と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置600は、図9の携帯端末装置300に動加速度検出部621を追加すると共に、動加速度検出によって動作を制限する機能を有する着信設定制御部622を有する。着信検出部321は着信を検出するものであり、着信を検出することで着信信号を加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部622に入力する。加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部622は着信信号が入力されることで動作を開始する。このように加速度検出部301、表裏検出部302及び着信設定制御部622に着信信号を入力することでそれらが動作を開始するので省電力化が図れる。なお、動加速度検出部621は、加速度検出部301のセンサ信号が入力されることで動作を開始するので、加速度検出部301が動作しない限り動作することがない。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置600の動作について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。図16において、まず着信の検出を行い(ステップS402)、着信があるかどうか判定する(ステップS403)。着信がない場合はステップS402に戻り着信の検出を継続する。着信がある場合は加速度の検出を開始する(ステップS202)。次いで、表裏の検出を開始し(ステップS203)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答を設定した後、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。そして、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS402に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでない場合はステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合はステップS205の処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置600によれば、着信時にのみ加速度検出部301、表裏検出部302、着信設定制御部622及び動加速度検出部621を動作させるので、省電力化が図れる。
(実施の形態7)
図17は、本発明の実施の形態7に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。本実施の形態の携帯端末装置は、前述した実施の形態6の携帯端末装置600と同様の構成を採るので、図15を援用する。また、本実施の形態の携帯端末装置には、”700”の符号を付けることとする。また、本実施の形態の携帯端末装置700の着信設定制御部には“722”の符号を付けることとする。着信設定制御部722は、着信があった後、一定時間静止かどうか判定し、一定時間静止の場合に筐体が裏向きか否かの判定を行う。姿勢の変化後の静止を検出することで誤検出を防止することができる。また、前述した実施の形態6の携帯端末装置600と同様に、着信時にのみ加速度検出部301、表裏検出部302、着信設定制御部722及び動加速度検出部621を動作させるので、省電力化が図れる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置700の動作について、図17に示すフローチャートを参照して説明する。図17において、まず着信の検出を行い(ステップS402)、着信があるかどうか判定する(ステップS403)。着信がない場合はステップS402に戻り、着信の検出を継続する。着信がある場合は加速度の検出を開始する(ステップS202)。そして、加速度の検出結果を基に筐体の表裏の検出を開始し(ステップS203)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、一定時間静止かどうか判定し(ステップS802)、一定時間静止でなければこの判定を繰り返し、一定時間静止であれば、筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答を設定した後、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答を解除する(ステップS207)。そして、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS402に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでない場合はステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合はステップS205の処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置700によれば、姿勢の変化後の静止を検出するので、誤検出を防止することができる。また、着信時にのみ加速度検出部301、表裏検出部302、着信設定制御部722及び動加速度検出部621を動作させるので、省電力化が図れる。
(実施の形態8)
図18は、本発明の実施の形態8に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図18において図11と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施の形態の携帯端末装置800の着信設定制御部822は、一定時間静止かどうか判定し、一定時間静止の場合に筐体が裏向きか否かの判定を行う。姿勢の変化後の静止を検出することで、誤検出を防止することができる。なお、着信を報知する鳴動やバイブレーションの設定を行わなかった場合には、発光部107が点灯して着信を報知するか、又は表示部108に着信報知表示が行われる。
次に、本実施の形態の携帯端末装置800の動作について、図19に示すフローチャートを参照して説明する。図19において、まず加速度の検出を開始する(ステップS202)。次いで、加速度の検出結果を基に表裏の検出を開始し(ステップS203)、更に動加速度の検出を開始する(ステップS602)。そして、一定時間静止かどうか判定し(ステップS802)、一定時間静止でなければこの判定を繰り返す。一定時間静止であれば筐体が裏向きか否かを判定し(ステップS204)、筐体が裏向きであれば、着信の留守応答又は代理応答を設定する(ステップS205)。留守応答又は代理応答を設定した後、筐体が表向きか否かを判定し(ステップS206)、筐体が表向きであれば留守応答又は代理応答の設定を解除する(ステップS207)。そして、終了を検出したかどうか判定し(ステップS208)、終了を検出しない場合はステップS202に戻り、終了を検出した場合は本処理を終了する。一方、ステップS206の判定において筐体が表向きでない場合はステップS207の処理を行うことなくステップS208に移行する。また、ステップS204の判定において筐体が裏向きでない場合はステップS205の処理を行うことなくステップS206に移行する。
このように、本実施の形態の携帯端末装置800によれば、姿勢の変化後の静止を検出するので、誤検出を防止することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、マナーモード、留守応答、代理応答などの機能の設定や解除を簡単な操作で行うことができるといった効果を有し、携帯電話やPHS等の携帯端末装置に適用することができる。
100、200、300、400、500、600、700、800 携帯端末装置
101、301 加速度検出部
102、302 表裏検出部
103、303、423、522、622、822 着信設定制御部
104 受信部
105 アンテナ
106 レシーバ
107 発光部
108 表示部
201 開閉検出部
202 サイドキー
321 着信検出部
322、422、521 タイマ
621 動加速度検出部
1011 加速度センサ

Claims (17)

  1. 加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて筐体の表裏を検出する表裏検出手段と、
    前記表裏検出手段の表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う着信設定制御手段と、
    を備えた携帯端末装置。
  2. 前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きの場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きから裏向きに変化した場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、
    前記着信設定制御手段は、前記動加速度検出手段で動加速度の検出を開始後、一定時間静止状態である場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  5. 前記加速度検出手段は、着信時にのみ動作する請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. 前記着信設定制御手段は、着信時から一定時間以内に前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きとなった場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  7. 前記加速度検出手段は、着信時から一定時間の間、加速度を検出する請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、
    前記着信設定制御手段は、前記動加速度検出手段が一定時間の間、動加速度を検出しない場合で、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きである場合に、着信の留守応答又は代理応答の設定を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  9. 前記加速度検出手段で検出された加速度に基づいて動加速度を検出する動加速度検出手段を備え、
    前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が裏向きに変化した場合において、検出結果が裏向きに変化してから一定時間の間、前記動加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  10. 前記着信設定制御手段は、前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の携帯端末装置。
  11. 筐体の開閉を検出する開閉検出手段を備え、
    前記着信設定制御手段は、前記開閉検出手段が筐体の開きを検出した場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の携帯端末装置。
  12. 筐体の側面に設置されたキー入力手段を有し、
    前記着信設定制御手段は、前記キー入力手段にてキー入力が行われた場合に着信の留守応答又は代理応答の設定を解除する請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の携帯端末装置。
  13. 着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に点灯する発光手段を備える請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の携帯端末装置。
  14. 前記発光手段は、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、前記加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に点灯する請求項13に記載の携帯端末装置。
  15. 着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きの場合に表示を行う表示手段を備える請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の携帯端末装置。
  16. 前記表示手段は、着信時に前記表裏検出手段の表裏検出結果が表向きで、かつ、着信時から一定時間の間、前記動加速度検出手段が動加速度を検出しない場合に着信を表示する請求項15に記載の携帯端末装置。
  17. 加速度を検出し、検出した加速度に基づいて筐体の表裏を検出し、表裏検出結果に基づいて着信の留守応答又は代理応答の設定を行う着信設定制御方法。
JP2009545323A 2007-12-13 2007-12-13 携帯端末装置及び着信設定制御方法 Withdrawn JPWO2009075035A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/074035 WO2009075035A1 (ja) 2007-12-13 2007-12-13 携帯端末装置及び着信設定制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2009075035A1 true JPWO2009075035A1 (ja) 2011-04-28

Family

ID=40755292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009545323A Withdrawn JPWO2009075035A1 (ja) 2007-12-13 2007-12-13 携帯端末装置及び着信設定制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2009075035A1 (ja)
WO (1) WO2009075035A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5606205B2 (ja) * 2010-07-28 2014-10-15 京セラ株式会社 携帯端末装置
JP5835916B2 (ja) * 2011-03-18 2015-12-24 京セラ株式会社 携帯電子機器
KR101515629B1 (ko) * 2012-01-07 2015-04-27 삼성전자주식회사 플렉서블 표시부를 갖는 휴대단말의 이벤트 제공 방법 및 장치
KR101584590B1 (ko) 2013-07-11 2016-01-13 삼성전자주식회사 어플리케이션을 표시하는 사용자 단말 장치 및 그 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028020A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 携帯端末装置及びプログラム
JP2007166474A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Softbank Mobile Corp 情報通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009075035A1 (ja) 2009-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100672484B1 (ko) 부재중 알림 기능을 구비한 이동통신 단말기 및 부재중알림 방법
JP5749524B2 (ja) 携帯端末、携帯端末の制御プログラムおよび携帯端末の制御方法
JP5473799B2 (ja) 携帯通信端末装置
JP2006303565A (ja) 携帯通信端末
JP2006074477A (ja) 通信用端末装置、通信用端末装置の機能設定変更方法及びそのプログラム
US20050059435A1 (en) Method and apparatus of muting an alert
JP2009206868A (ja) 携帯通信端末、着信報知方法
CN101764884A (zh) 一种移动终端翻转静音的方法和装置
GB2451943A (en) Apparatus and method for automatically changing the profile or mode of a mobile phone
JPWO2009075035A1 (ja) 携帯端末装置及び着信設定制御方法
JP2009296294A (ja) 通信端末装置
JP2015073303A (ja) 携帯通信端末、着信報知方法
JP5322317B2 (ja) 携帯電話端末、プログラム及び携帯電話端末の着信応答方法
JP2010192979A (ja) 携帯端末
JP5627342B2 (ja) 携帯電話
JP2006352765A (ja) 携帯端末、着信モード切り替え方法及び着信モード切り替えプログラム
JP2012186628A (ja) 携帯電話機及びその状態制御方法
JP5042183B2 (ja) 携帯端末
JPH1168891A (ja) 携帯電話機
JP2013070416A (ja) 携帯通信端末、着信報知方法
KR100662465B1 (ko) 이동통신 단말기 및 착신신호 알림 방법
JP2012080368A (ja) 携帯端末装置
JP2007208636A (ja) 携帯電話端末
JP2006340171A (ja) 折畳式携帯電話装置
JP6001133B2 (ja) 携帯端末および携帯端末の制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110301