JP5042183B2 - 携帯端末 - Google Patents
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Description
また、下記特許文献2には、携帯電話機等の携帯端末が自機の置かれている状況を判断し、当該判断に応じて着信報知手段をバイブレータの振動とするか振動を伴わないものにするか選択する携帯端末が開示されている。この携帯端末は、着信報知手段として振動による報知手段と視覚に訴える視覚的報知手段とが設けられると共に、自身の動きを感知する動きセンサが設けられ、着信時に、上記動きセンサが検出した状態が静止状態、かつ検出した姿勢の傾きが許容範囲である場合に、着信報知手段を振動による報知手段から視覚に訴える手段に変更する。
まず、本実施形態に係る携帯電話Aの外観構成を、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る携帯電話Aの外観構成を示す斜視図である。
この図1に示すように、携帯電話Aは、表示側本体1と操作側本体2とがヒンジ部3によって連結された折りたたみ形式のものである。表示側本体1は、表示側筐体4及び当該表示側筐体4の一面に設けられた表示部5等から構成され、表示側筐体4においてヒンジ部3から離間した部位には受話口6が形成されている。
図2に示すように、携帯電話Aは、通信部11、操作部8、表示部5、バイブレータ12、発音部13、地磁気センサ14及び制御部15から構成されている。
操作部8、電源キー、テンキー、各種ファンクションキー等の各種操作キーから構成されており、これらの操作キーに対するユーザの操作指示を制御部15へ出力する。
表示部5は、例えば液晶モニタまたは有機ELモニタ等であり、制御部15から入力される信号に基づいて画像や文字からなる各種画面を表示する。
発音部13は、スピーカから構成されており、制御部15から入力される音声信号に基づいてスピーカから外部へ着信音または音声等を発音する。
まず、携帯電話Aの音声着信時またはメール着信時に着信音を鳴動させたくないユーザは、当該携帯電話Aをマナーモードに設定または当該携帯電話Aの着信報知方法設定をバイブレーションへ設定する。
振動バイブレーション音とは、バイブレータ12の振動によって発生する音を再現した、擬似的なバイブレーションの音である。例えば、着信報知方法設定に設定可能なバイブレーションの種類として、振動周波数が2.25Hz、2.00Hz、1.5Hz、1.00Hz及び0.5Hzの5種類のバイブレーションが存在している場合に、これら5種類のバイブレーションに応じた疑似バイブレーション音を予め制御部15のROMに記憶させ、制御部15は、上記ステップS7においてマナーモードの振動パターンまたは着信報知方法設定の設定値に応じた疑似バイブレーション音を発音部13に発音させる。なお、振動周波数は、振動の1周期におけるON時間及びOFF時間の割合には関係なく、ON時間及びOFF時間の割合が50%ずつの場合またはON時間が40%かつOFFの時間が60%の場合のいずれであっても、1秒間の振動の周期が2周期である場合には、2.00Hzになる。
(1)上記実施形態の携帯電話Aでは、姿勢が水平になっている場合に、バイブレータ12による振動の代わりに、発音部13に疑似バイブレーション音を発音させたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、バイブレータ12に振動を実行させずに、発音部13に疑似バイブレーション音を発音させる携帯電話Aの姿勢をユーザに登録させるようにしてもよい。制御部15は、マナーモードまたは着信報知方法設定にバイブレーションが設定されている場合に、音声着信またはメール着信があったとしても、携帯電話Aの姿勢がユーザによって登録された姿勢である場合には、バイブレータ12に振動を実行させずに、発音部13に疑似バイブレーション音を発音させるようにする。
携帯電話Aの姿勢が水平になった場合に、設定通りにバイブレータ12に振動を行わせるか、または発音部13に疑似バイブレーション音を発音させるかどうかユーザに設定させるようにしてもよい。
音声着信またはメール着信時だけではなく、スケジュールアラームまたはタイマが報知時刻になった際に、マナーモードまたは報知方法設定にバイブレーションが設定されている場合に、バイブレータ12による振動の代わりに、発音部13に疑似バイブレーション音を発音させるようにしてもよい。
例えば、地磁気センサの代わりに、加速度センサを用いて携帯電話Aの姿勢を判断するようにしてもよい。具体的には、加速度センサが、携帯電話Aの傾斜角の正弦成分の重力加速度を検出し、当該重力加速度に応じた加速度信号を制御部15へ出力する。そして、制御部15は、加速度センサから入力された加速度信号に基づいて携帯電話Aの姿勢を判断し、携帯電話Aの姿勢が水平であるかどうか判断するようにしてもよい。また、加速度センサ及び地磁気センサ14を組み合わせて携帯電話Aの姿勢を判断するようにしてもよい。
例えば、制御部15が、音声着信によって発音部13に疑似バイブレーション音を発音させから所定の時間が経過しても、操作部8のいずれかのキーが押下されない、すなわち音声着信に対するユーザからの応答がない場合に、発音部13に疑似バイブレーション音の発音を継続させると共に、バイブレータ12に振動を発生させるようにしてもよい。また、その際、疑似バイブレーション音と、振動との周波数及びデューティとを同期させるようにしてもよい。
また、制御部15は、音声着信によって発音部13に疑似バイブレーション音を発音させから所定の時間が経過しても、音声着信に対するユーザからの応答がない場合に、疑似バイブレーション音の音圧レベルを段階的に上げるようにしてもよい。
Claims (6)
- 所定のイベントが発生すると、当該イベントの報知方法設定の設定状態に応じてバイブレータの振動または/及び発音部の発音によって前記所定のイベントの発生を外部へ報知する携帯端末であって、
前記バイブレータの振動の音を再現した疑似バイブレーション音を記憶する記憶部と、
自機の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
前記報知方法設定としてバイブレーションが設定されている場合に、前記所定のイベントが発生すると、前記姿勢検出手段が検出した自機の姿勢に応じて前記バイブレータによる振動の代わりに、前記発音部に疑似バイブレーション音を発音させる報知制御手段とを、
具備することを特徴とする携帯端末。 - 前記報知制御手段は、前記姿勢検出手段が検出した自機の姿勢が略水平である場合に、前記バイブレータによる振動の代わりに、前記発音部に疑似バイブレーション音を発音させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
- 前記報知制御手段は、前記所定のイベントが発生したときに前記発音部に発音させる報知音の通常の音圧レベルよりも、少なくとも略30デシベル低い音圧レベルによって前記発音部に疑似バイブレーション音を発音させることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
- 前記所定のイベントが発生したときに、前記発音部が発音する報知音の通常の音圧レベルは、80〜90デシベルであることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
- 前記報知制御手段は、前記発音部に前記疑似バイブレーション音を発音させてから所定の時間が経過しても、前記所定のイベントに対する応答を受け付けなかった場合に、前記発音部に前記疑似バイブレーション音の発音を継続させると共に、前記バイブレータに振動を発生させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯端末。
- 前記報知制御手段は、前記発音部に発音させる前記疑似バイブレーション音と、前記バイブレータに発生させる振動とを同期させることを特徴とする請求項5に記載の携帯端末。
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