JP2012186628A - 携帯電話機及びその状態制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の状態を簡易な操作で制御できる携帯電話機及びその状態制御方法を提供する。
【解決手段】携帯電話機は、表示面側の物体の有無を検出し、その検出結果を出力する第1のセンサと、携帯端末装置の厚さ方向の加速度を検出し、その検出結果を出力する第2のセンサとを備える。制御部は、イベントの発生時、第1のセンサから物体が有る状態を示す値が出力され、第2のセンサから携帯電話機が表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、携帯電話機を上記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯電話機及びその状態制御方法に関する。
携帯電話機では、電話や電子メール等の着信時に音やバイブレータの振動を利用してユーザーに着信を知らせる機能が知られている。但し、ユーザーは、このような着信音やバイブレータの振動によって着信に気が付いても、直ぐに通話できないときがある。例えば、友人や知人あるいは会社の上司等との会話中に着信があった場合、会話中の話題が中断するために携帯電話機への応答を控えることが多い。また、全く知らない人からの着信や非通知着信等では応答に躊躇する。その場合、着信音が停止するのを待っていると、着信音により会話中の相手や周囲の人に迷惑をかけることになる。
上記機能を有する携帯電話機では、一般にマナーモードに設定することで着信音を停止させることが可能である。しかしながら、バイブレータの振動によって着信を通知するように設定していると、携帯電話機を机の上に置いている場合や周囲が静かである場合にバイブレータの振動音が大きく響くため、周囲の人に迷惑をかけてしまう。
このような問題に対処するための技術が、例えば特許文献1や特許文献2で提案されている。特許文献1では、折り畳み式の携帯電話機において、着呼時に、携帯電話機が閉じている場合、またはオン・フック操作やオフ・フック操作以外の操作がなされた場合に、着信音やバイブレータの振動を停止させることが記載されている。
また、特許文献2では、携帯電話機に加速度センサを備え、着信時に携帯電話機が裏返しにされると、着信音やバイブレータの振動を停止することが記載されている。
特開2002?152325号公報 特開2007−166474号公報
上述したように上記特許文献1は折り畳み式の携帯電話機を前提とした発明である。しかしながら、近年の携帯電話機は、スライド型、あるいはスマートフォンに代表されるストレート型の携帯電話機が多数開発されている。そのため、これらスライド型やストレート型の携帯電話機に適用可能な、着信音やバイブレータの振動を制御するための技術が望まれる。
一方、特許文献2は、折り畳み式の携帯電話機に限定するものではないが、操作性があまりよくない場合がある。例えば、携帯電話機を鞄等に無造作に入れている場合、ユーザーは、携帯電話機がどのような姿勢にあったのかを把握できないため、着信音やバイブレータの振動を停止させるために姿勢をいろいろと変化させる必要がある。また、鞄の中の携帯電話機を探しているうちに姿勢が変わると、ユーザーの意図に反して着信音やバイブレータの振動が停止することもある。
本発明は上述したような背景技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、簡易な操作で状態を制御できる携帯電話機及びその状態制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の携帯電話機は、表示面が露出した携帯電話機であって、
前記表示面側の物体の有無を検出し、その検出結果を出力する第1のセンサと、
前記携帯端末装置の厚さ方向の加速度を検出し、その検出結果を出力する第2のセンサと、
イベントの発生時、前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、前記携帯電話機を前記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる制御部と、
を有する。
一方、本発明の携帯電話機の状態制御方法は、表示面が露出した携帯電話機の状態を制御するための状態制御方法であって、
前記表示面側の物体の有無を検出し、その検出結果を出力する第1のセンサと、
前記携帯端末装置の厚さ方向の加速度を検出し、その検出結果を出力する第2のセンサと、
を予め備えておき、
制御部が、イベントの発生時、前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、前記携帯電話機を前記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる方法である。
本発明によれば、携帯電話機の状態を簡易な操作で制御できる。
本発明の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した携帯電話機の概観例を示す斜視図である。 図1に示した携帯電話機の内部の構成例を示す模式図である。 図1に示した携帯電話機の姿勢に対する加速度センサ及び近接センサの出力値の関係を示す模式図である。 図1に示した携帯電話機による着信音及びバイブレータの振動を停止させるための操作例を示す模式図である。 本発明の携帯電話機の状態制御方法の処理手順を示すフローチャートである。
次に本発明について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の携帯電話機100は、制御部101、スイッチ102、無線部103、ディスプレイ104、近接センサ(第1のスイッチ)106、加速度センサ(第2のスイッチ)105、マイク107、充電池108及びスピーカ109を備え、スイッチ102、無線部103、ディスプレイ104、加速度センサ105、近接センサ106、マイク107、充電池108及びスピーカ109が制御部101と接続された構成である。
スイッチ102は、ユーザーによる携帯電話機100が備える各種の機能を選択するためのものである。
無線部103は、不図示の無線基地局と音声やデータ等の無線通信を可能にするための回路である。無線部103は、周知の無線通信回路で実現すればよく、どのような構成でもよい。
充電池108は、図1に示す携帯電話機100の各構成要素に所要の電力を供給する。
近接センサ106は、物体が近くにあるときにONし、近くに物体が無いときにOFFするセンサである。本実施形態では、物体が近くにあるときに近接センサ106から「High」レベル(例えば、1.5V)の信号が出力され、近くに物体が無いときに「Low」レベル(例えば、0V)の信号が出力されるものとする。以下では、「High」レベルの信号を単に「H」と称し、「Low」レベルの信号を単に「L」と称す。近接センサ106には、静電容量型、超音波型、電磁波型、赤外線型等、検知対象が限定されなければ、周知のどのような形式のセンサを用いてもよい。
加速度センサ105は、X、Y、Zの3軸方向の加速度をそれぞれ検出し、その検出結果を出力する。加速度センサ105には、機械式、光学式、半導体式等、周知のどのような形式のセンサを用いてもよい。本実施形態の加速度センサ105は、携帯電話機100が、X、YまたはZ軸に対して正方向を向いている場合は対応する軸から値「1」(1G:Gは重力加速度)が出力され、X、YまたはZ軸に対して負方向を向いている場合は対応する軸から値「−1」(−1G)が出力されるものとする。また、携帯電話機がX、YまたはZ軸に対して直交する方向を向いている場合は対応する軸から値「0」(0G)が出力されるものとする。なお、実際の加速度センサ105は、携帯電話機10に対する取り付け精度や測定バラツキ等により、正確に「1」、「0」、「−1」等の値を出力するものではない。したがって、加速度センサ105の出力値に基づいて携帯電話機100の姿勢を判定する場合は、「1」、「0」、「−1」の値に対してそれぞれある程度の検出幅(±0.2程度)を設けておくことが望ましい。以下では、加速度センサ105の出力値が「1」や「−1」と称した場合、これらの検出幅も含むものとする。
マイク107及びスピーカ109は、携帯電話機100による音声通信を可能にするためのものである。スピーカ109は、着信音等を発生するために用いてもよい。
制御部101は、周知のCPU(Central Processing Unit)やメモリ等を備え、メモリにはCPUで実行する各種の制御用プログラムや処理で用いる各種のデータが格納される。CPUは、メモリに格納された制御用プログラムにしたがって処理を実行することで、周知の携帯電話機としての機能を実現すると共に、後述する着信音やバイブレータを制御するための本発明の状態制御方法を実現する。
図2は、図1に示した携帯電話機の概観例を示す斜視図であり、図3は、図1に示した携帯電話機の内部の構成例を示す模式図である。図2及び図3は、スマートフォンと呼ばれるストレート型の携帯電話機を例示している。本発明の携帯電話機100は、表示面が露出した構成であれば、ストレート型に限らずスライド型等にも適用可能である。
図2に示すように、本発明の携帯電話機100は、その前面にディスプレイ104が配置され、前面の一方の端部にマイク107が配置され、他方の端部にスピーカ109及び近接センサ106が配置された構成である。また、携帯電話機100の側面にはスイッチ102が配置されている。
図3に示すように、本発明の携帯電話機100には、無線部103、充電池108、制御部101及び加速度センサ105が内蔵される。図3は、携帯電話機100の長手方向がX軸となり、携帯電話機100の長手方向と直交する方向がY軸となり、携帯電話機100の厚さ方向がZ軸となるように、加速度センサ105が配置されている。
このような構成において、図2に示すように、近接センサ106は、ディスプレイ104の表示面に隣接して配置されているため、ディスプレイ104の表示面に物体が近づくと「H」を出力し、物体が無い時に「L」を出力する。
また、図3に示すように、加速度センサ105は、携帯電話機100の姿勢に応じて、X軸、Y軸、Z軸の加速度の値を−1〜1の範囲でそれぞれ出力する。以下では、加速度センサ105のZ軸の出力値のみを使用する例を示すが、携帯電話機100に対する加速度センサ105の取り付け方法に応じて、X軸またはY軸を用いる場合もある。
図4は、図1に示した携帯電話機の姿勢に対する加速度センサ及び近接センサの出力値の関係を示す模式図である。なお、図4は、図1〜図3に示した携帯電話機100を縦または横にして机200に置いているときの様子を示している。携帯電話機100を置く場所は、机200に限定されるものではなく、どこでもよい。
図4(a)は、加速度センサ105のX軸の出力値が「1」となるように、机200に対して携帯電話機100を縦に置いた様子を示し、図4(b)は、加速度センサ105のX軸の出力値が「−1」となるように、机200に対して携帯電話機100を縦に置いた様子を示している。また、図4(c)は、加速度センサ105のZ軸の出力値が「1」となるように、机200に対して携帯電話機100を横に置いた様子を示し、図4(d)は、加速度センサ105のZ軸の出力値が「−1」となるように、机200に対して携帯電話機100を横に置いた様子を示している。
図4(a)及び(b)に示すように携帯電話機100を縦に置くと、加速度センサ105のZ軸の出力値は「0」であり、近接センサ106からはそれぞれ「L」が出力される。
一方、図4(c)に示すように携帯電話機100を横に置くと、加速度センサ105のZ軸の出力値は「1」であり、近接センサ106からは「L」が出力される。また、図4(d)に示すように携帯電話機100を横に置くと、加速度センサ105のZ軸の出力値は「−1」であり、近接センサ106からは「H」が出力される。
本実施形態では、図4(a)〜(d)に示した携帯電話機100の姿勢に対する加速度センサ105の出力値及び近接センサ106の出力値の関係に基づき、携帯電話機100に対する着信時(イベント発生時)における着信音やバイブレータを制御する。
例えば、携帯電話機100が、図5に示すようにディスプレイ104の表示面を上にして置かれているときに着信があった場合、ユーザーが携帯電話機100を裏返して机200に置くと、加速度センサ105のZ軸の出力値が「1」から「−1」に変化し、近接センサ106の出力値は「L」から「H」に変化する。
制御部101は、携帯電話機100に対する着信時、加速度センサ105及び近接センサ106の出力値の変化をそれぞれ監視し、加速度センサ105のZ軸の出力値が「−1」であり、かつ近接センサ106の出力値が「H」のときに、着信音やバイブレータによる振動を停止する。但し、携帯電話機100に対する着信時に、既に加速度センサ105のZ軸の出力値が「−1」であり、かつ近接センサ106の出力値が「H」である場合、制御部101は、加速度センサ105や近接センサ106の出力値が、一旦、他の値へ切り換わった後、再び加速度センサ105のZ軸の出力値が「−1」になり、かつ近接センサ106の出力値が「H」になったときに、着信音やバイブレータによる振動を停止する。なお、以下では、加速度センサ105のZ軸の出力値を「Gz」で表し、近接センサ106の出力値を「K」で表す。
次に本発明の携帯電話機の着信制御方法について図6を用いて説明する。
図6は、本発明の携帯電話機の状態制御方法の処理手順を示すフローチャートである。
以下に示す本実施形態の携帯電話機100の処理は、制御部101が備えるCPUがメモリに格納された制御用プログラムにしたがって処理を実行することで実現される。
図6に示すように、携帯電話機100に対する着信時、制御部101は、まず近接センサ106の出力値を取得し(ステップS101)、近接センサ106の出力値Kが「L」であるか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102では、携帯電話機100の表示面近傍に何らかの物体があるか否かを判定している。ステップS102にて、Kが「L」である場合、制御部101はステップS103の処理へ移行する。
ステップS102にて、Kが「H」である場合、制御部101はKの値を取得し(ステップS201)、Kが「L」であるか否かを判定する(ステップS202)。また、Kが「L」でない場合、制御部101は、ステップS201の処理に戻ってステップS201〜S202の処理を繰り返す。Kが「L」である場合、制御部101はステップS103の処理へ移行する。
ステップS103において、制御部101は、K及びGzの値を取得する(ステップS103)。そして、Kが「H」であり、かつGzが「−1」であるか否かを判定する(ステップS104)。Kが「H」であり、かつGzが「−1」でない場合、制御部101は、ステップS103の処理に戻ってステップS103〜S104の処理を繰り返す。
Kが「H」であり、かつGzが「−1」である場合、制御部101は、携帯電話機100が表示面を下にして置かれていると判定し、着信による呼び出し動作を継続しつつ、着信音及びバイブレータの振動を停止させる(ステップS105)。
なお、図6のフローチャートには記載されていないが、ユーザーが着信に応答(オフ・フック)した場合、あるいは着信による呼び出し動作が停止した場合は、いつでも図6に示した処理から抜け出せるものとする。
携帯電話機100に対する着信時、制御部101が図6に示したフローチャートによる処理を実行すると、近接センサ106や加速度センサ105の出力値の変化により、着信音やバイブレータによる振動を停止する条件が成立する。
例えば、机200等に携帯電話機100が表示面を上にして置かれている場合(図4(c))、携帯電話機100に対する着信があると、制御部101は、Kが「L」であるため、図6のステップS102からステップS103の処理へ移行する。
ここで、ユーザーがディスプレイ104に表示された着信相手を確認して応答(オフ・フック)すると、図6に示した処理から抜ける。また、ユーザーが携帯電話機100を裏返して机200等へ置くと、ステップS104の処理にてKが「H」となり、かつGzが「−1」となるため、制御部101は着信音及びバイブレータの振動を停止する。
一方、机200等に携帯電話機100が表示面を下にして置かれている場合(図4(d))、携帯電話機100に対する着信があると、制御部101は、Kが「H」であるため、図6のステップS102からステップS201の処理へ移行する。
ここで、ユーザーが携帯電話機100を机200から取り上げると、Kが「L」に変化するため、制御部101は図6のステップS202からステップS103の処理へ移行する。その後、ユーザーがディスプレイ104に表示された着信相手を確認して応答(オフ・フック)すると、図6に示した処理から抜ける。また、ユーザーが、取り上げた携帯電話機100を、表示面を下にした再び机200に置くと、ステップS104の処理にてKが「H」となり、かつGzが「−1」となるため、制御部101は着信音及びバイブレータの振動を停止する。
なお、携帯電話機100が上記以外の姿勢にある場合(図4(a)、図4(b)、またはその他)、携帯電話機100に対する着信があると、制御部101は、Kが「L」である場合は図6のステップS102からステップS103の処理へ移行し、Kが「H」である場合は図6のステップS102からステップS201の処理へ移行し、Kが「L」になると、ステップS103の処理へ移行する。
ステップS103において、ユーザーがディスプレイ104に表示された着信相手を確認して応答(オフ・フック)すると、図6に示した処理から抜ける。また、ユーザーが携帯電話機100の表示面を下にして机200等へ置くと、ステップS104の処理にてKが「H」となり、かつGzが「−1」となるため、制御部101は着信音及びバイブレータの振動を停止する。
本実施形態の携帯電話機によれば、加速度センサ105及び近接センサ106の出力値に基づき、ユーザーが携帯電話機100の表示面を下にして置いたときに着信音やバイブレータの振動が停止するため、着信音やバイブレータの振動を簡易な操作で停止させることができる。すなわち、携帯電話機の状態を簡易な操作で制御できる。
また、スイッチやタッチパネル等を用いた操作により着信音やバイブレータの振動を停止させる必要がないため、着信音やバイブレータの振動を停止させるための専用の入力手段が不要であり、携帯電話機100のデザインの自由度が向上し、また部品点数が増えることもない。
また、スマートフォン等の携帯電話機100では、加速度センサ105や近接センサ106を既に備えているため、新たにセンサや部品等を追加する必要がない。
さらに、本実施形態の携帯電話機100では、例えば鞄等に入れられていても、通常は鞄内の物や鞄の内壁により近接センサ106が「H」を出力するため、図6のステップS102からステップS201の処理へ移行し、Kが「L」になるまで(例えばユーザーが鞄から取り出すまで)ステップS103の処理へ移行しない。そのため、ユーザーの意図に反して着信音やバイブレータの振動が停止することがない。また、例えばユーザーが携帯電話機100を鞄から取り出せば、図6のステップS202からステップS103の処理へ移行し、その後、ユーザーが表示面を下にして携帯電話機100を机200等に置けば、着信音やバイブレータの振動が停止する。そのため、着信音やバイブレータの振動を停止させるために、携帯電話機100の姿勢をいろいろと変化させる必要がない。
なお、上記説明では、加速度センサ105と近接センサ106を用いる例を示したが、例えば近接センサ106に代えて照度センサを用いることも可能である。照度センサを用いても、表示面を下にして携帯電話機100を机200等に置けば、センサの周囲が暗くなるため、近接センサ106と同様に、携帯電話機100が表示面を下にして置かれていることを検出できる。
また、上記説明では、ユーザーが携帯電話機100の表示面を下にして机200等に置いたときに、着信音やバイブレータの振動のみを停止させる例を示したが、例えば着信音やバイブレータの振動を停止させると共に、ディスプレイ104による画像表示を停止してもよく、またディスプレイ104用のバックライトを消灯させてもよい。その後、ユーザーが携帯電話機100を再び取り上げたときは、画像表示やバックライトを点灯させ、着信音やバイブレータの振動は停止させたままにすればよい。画像表示の停止やバックライトの消灯を併せて実行すれば、携帯電話機100の消費電力を低減できる。
また、上記説明では、携帯電話機100に対する電話や電子メール等の着信時における着信音やバイブレータの振動を制御する例を示したが、携帯電話機100が目覚まし時計の機能を備えている場合、本発明はアラーム音や時計の計時を一時停止させるための制御にも適用可能である。例えばアラーム音を制御する場合、アラーム音が鳴動すると(イベント発生時)、制御部101は、携帯電話機100がディスプレイ104の表示面を下にして置かれると、アラーム音を一時停止させてスヌーズ状態へ移行する。その後、スヌーズ状態において再度アラーム音を鳴動すると、ユーザーが表示面を一旦上にし、その後再び表示面を下にして置けば、再びスヌーズ状態へ遷移させればよい。その場合、アラーム音の停止は、携帯電話機100が備えるスイッチ102やタッチパネル等を利用した操作で行えばよい。
さらに、本発明の携帯電話機100は、加速度センサ105及び近接センサ106の出力値をそれぞれ監視し、発生したイベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させることで、様々な状態制御にも応用可能である。例えば、画像や文字の閲覧または編集中に、携帯電話機100が表示面を下にして置かれた場合、それまでディスプレイ104に表示していた画像や文字、あるいは編集していた画像や文字を制御部101が備えるメモリに一時的に保存し、待受け画面に移行させれば、表示中の画像や編集中の画像を瞬時に隠すことができる。その場合、ユーザーが、再度、携帯電話機100を取り上げても、待受け画面を継続して表示させればよい。一時的に保存していた画像や文字等は、携帯電話機100が備えるスイッチ102やタッチパネル等を利用した操作により戻せばよい。
また、スマートフォン等の携帯電話機100では、画面表示を消すためのボタン等が用意されており、それを押すことで画面表示が消えて携帯電話機100の状態変化を禁止するロック機能がある。本発明を用いれば、例えば、画像や文字の閲覧または編集中(状態制御中)に、携帯電話機100が表示面を下にして置かれた場合、携帯電話機100の状態変化を禁止するロック状態へ移行させることも可能である。その場合、ロック機能を有効にするためにボタンを無くす、または該ボタンに他の機能を割り当てることができる。
100 携帯電話機
101 制御部
102 スイッチ
103 無線部
104 ディスプレイ
105 加速度センサ
106 近接センサ
107 マイク
108 充電池
109 スピーカ

Claims (10)

  1. 表示面が露出した携帯電話機であって、
    前記表示面側の物体の有無を検出し、その検出結果を出力する第1のセンサと、
    前記携帯端末装置の厚さ方向の加速度を検出し、その検出結果を出力する第2のセンサと、
    イベントの発生時、前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、前記携帯電話機を前記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる制御部と、
    を有する携帯電話機。
  2. 前記制御部は、
    前記イベントの発生時、既に前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されている場合、
    前記第1のセンサから前記物体が無い状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を上に向けている状態を示す値が出力され、その後、前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、前記携帯電話機を前記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記移行する所定の状態は、
    前記携帯電話機に対する着信時における、着信音またはバイブレータの振動を停止させることである請求項2記載の携帯電話機。
  4. 前記移行する所定の状態は、
    さらに、ディスプレイによる画像表示を停止させ、前記ディスプレイ用のバックライトを消灯させることである請求項3記載の携帯電話機。
  5. 前記第1のセンサは近接センサであり、前記第2のセンサは加速度センサである請求項1から3のいずれか1項記載の携帯電話機。
  6. 表示面が露出した携帯電話機の状態を制御するための状態制御方法であって、
    前記表示面側の物体の有無を検出し、その検出結果を出力する第1のセンサと、
    前記携帯端末装置の厚さ方向の加速度を検出し、その検出結果を出力する第2のセンサと、
    を予め備えておき、
    制御部が、イベントの発生時、前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、前記携帯電話機を前記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる携帯電話機の状態制御方法。
  7. 前記イベントの発生時、既に前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されている場合、
    前記第1のセンサから前記物体が無い状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を上に向けている状態を示す値が出力され、その後、前記第1のセンサから前記物体が有る状態を示す値が出力され、前記第2のセンサから前記携帯電話機が前記表示面を下にしている状態を示す値が出力されたとき、前記携帯電話機を前記イベントに対応して予め決められた所定の状態へ移行させる請求項6記載の携帯電話機の状態制御方法。
  8. 前記移行する所定の状態は、
    前記携帯電話機に対する着信時における、着信音またはバイブレータの振動を停止させることである請求項7記載の携帯電話機の状態制御方法。
  9. 前記移行する所定の状態は、
    さらに、ディスプレイによる画像表示を停止させ、前記ディスプレイ用のバックライトを消灯させることである請求項8記載の携帯電話機の状態制御方法。
  10. 前記第1のセンサは近接センサであり、前記第2のセンサは加速度センサである請求項6から9のいずれか1項記載の携帯電話機の状態制御方法。
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