上述した第1従来技術は、カメラ付き携帯電話機に電源が投入されているとき、CPUは、ユーザのキー操作信号を検出し蓄積時間要求信号をカメラへ送出し、カメラが蓄積時間要求信号に応答して蓄積時間を算出し蓄積時間を含む蓄積時間信号を受信し、蓄積時間信号に含まれている蓄積時間に基づきバックライト用LEDの動作電流を決定し、液晶ディスプレイの照射レベルを決定し照射するものであり、ユーザのキー操作に基づきカメラに算出させた蓄積時間に基づき液晶ディスプレイの照射レベルを決定するため、カメラに蓄積時間の算出機能が必要で、またCPUにカメラから受信した蓄積時間の検出機能が必要になる。
また、カメラにおける蓄積時間の算出方法が不明で、更に、CPUは蓄積時間が相対的に短いとき照射レベルを相対的に大きくし、蓄積時間が相対的に長いとき照射レベルを相対的に小さく決定する旨の記載はあるが、蓄積時間と照射レベルの具体的な対応が記載されていない。
また、ユーザによるカメラ機能の選択時等のキー操作信号を検出し蓄積時間要求信号をカメラへ送出し、カメラが蓄積時間要求信号に応答して蓄積時間を算出し、蓄積時間を含む蓄積時間信号をCPUへ返送する方式としているため、ユーザがカメラ機能を起動してファインダ表示中の状態でシャッターを駆動する操作を行うまでの間に周囲環境が(例えば明るい状態から暗い状態に)変化した場合には、その効果を得ることができない。
上述した第2の従来技術は、イメージセンサ(CCD)の出力データに基づき測光した測光評価値と予め設定された目標輝度値が一致するようシャッタースピードとCCDの出力データの増幅値を算出し、CCDの出力データを所定のレベルに増幅すると共にCCDを所定のシャッター速度で駆動し、測光評価値と増幅値とシャッター速度値に基づき周囲の明るさを算出し、表示装置のバックライトの明るさを制御することにより、CCDの露出を適正に制御しつつ、バックライトの省電力化を図り携帯端末の電池の長寿命化を可能にするものであり、周囲の明るさを検出するセンサ等の検出機能は不要であるものの、シャッター速度を基準値(基準速度)と比較するシャッター速度比較処理、CCDの出力データの利得を基準値(基準利得)と比較する利得比較処理、CCDの出力データの測光し測光評価値を算出する測光評価値算出処理、測光評価値を目標輝度値と比較する測光評価値比較処理等の複雑な処理が必要である。
また、バックライト制御は、ある一定値を基準にバックライトON/OFFを行うもので、周囲環境に応じた精度のあるバックライト制御は困難である。
上述した第3従来技術は、動画像データのフレームレートをユーザが調節するためのフレームレート調節つまみを備え、ユーザが例えば15フレーム程度の動画像をより低いフレームレートに設定すべくフレームレート調節つまみを操作することにより所望する低フレームレートに設定するものであり、フレームレート変更は周囲の明るさを検出して自動的に行うものではなく、ユーザが必要に応じ調整つまみの操作により低フレームレートに変更することにより省電力を図るものである。
本発明の目的は、照度に応じ撮像フレームレートを切り替えるカメラモジュールとバックライト輝度調整機能を有する携帯電話機において、既存の携帯電話機のハード構成を変えることなく、撮像フレームレートによりLCD表示部のバックライトの輝度制御、キー操作部のバックライトの点灯/消灯制御を行うことにより、携帯電話機の消費電流の低減を可能とするバックライト制御方式とその方法およびそのプログラムを提供することにある。
また、他の目的は、カメラライト点灯対応のバックライト輝度を設定することにより、周囲の明るさを正確に検出し、使用環境に適したバックライト制御方式とその方法およびそのプログラムを提供することにある。
本発明のカメラ付き携帯電話のバックライト制御方式は、撮像環境に応じて画像取り込み周期である撮像フレームレートを切り替えて画像データを出力するカメラモジュールと、ユーザ操作に応じてONまたはOFFするカメラライトを備える携帯電話機において、携帯電話の使用環境の明暗に応じてLCD表示部のバックライトの輝度調整とキー操作部のバックライトのONまたはOFFの制御を行うものである。
本発明においては、携帯電話の使用環境の明暗に応じてLCD表示部のバックライトの輝度を制御するための情報およびキー操作部のバックライトの発光を制御する情報をあらかじめ設定するバックライト輝度値テーブルを備える。バックライト輝度値テーブルには、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルおよびキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのONまたはOFF情報を、カメラライトのONまたはOFF状態のそれぞれに対応して予め設定しておく。
そして、本発明の制御部は、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートとユーザの操作によるカメラライトのONまたはOFF状態を検出し、前記撮像フレームレートに対応して前記のバックライト輝度値テーブルに予め設定されている輝度レベルおよびキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を、前記カメラライトのONまたはOFF状態のいずれかの状態に応じた前記バックライト輝度値テーブルから選定して設定する処理を行う。
さらに、本発明のLCDバックライト制御手段は、前記制御部が設定した輝度レベルにより前記LCD表示部のバックライトの発光を制御する。また、操作部バックライト制御手段は、前記制御部が設定したキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報によりキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御する。
以上のように構成することにより、本発明に係るカメラ付き携帯電話のバックライト制御方式は、携帯電話の使用環境における明暗をきめ細かく判定し、ユーザの使い勝手がよく、かつ、低消費電力化を図った携帯電話を提供することができる。
また、カメラモジュールが起動中に使用環境の明暗が変化した場合においても、前記の制御部は、その明暗の変化に対応した前記の撮像フレームレートの変化を検出すると、その時点でのカメラライトのONまたはOFF状態を検出し、変化した撮像フレームレートに対応する前記輝度レベルおよび前記キー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を、検出した前記カメラライトのONまたはOFFのいずれかの状態に応じた前記バックライト輝度値テーブルから選定して設定する構成になっている。このような構成により、カメラモジュールの使用中は継続的に携帯電話の使用環境における明暗をきめ細かく判定し、ユーザの使い勝手がよく、かつ、低消費電力化を図った携帯電話を提供することができる。
なお、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートとカメラライトのONまたはOFF状態とに対応して前記のバックライト輝度値テーブルに予め設定しておくLCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルは、次のようにして設定しておく。
カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートが低い場合は使用環境が暗いことを意味するので、この場合に対応して設定される輝度レベルは、撮像フレームレートが高くて使用環境が明るい場合に対応して設定される輝度レベルより低く設定する。このことは、使用環境が暗い場合にはLCD表示部のバックライトの輝度を低くしても視認性が良いこと、また逆に使用環境が明るい場合にはLCD表示部のバックライトの輝度を高くしないと視認性が悪くなることを反映している。
同様に、カメラライトのON状態に対応して設定されるLCD表示部のバックライトの輝度レベルは、カメラライトのOFF状態に対応して設定されるLCD表示部のバックライトの輝度レベルより低く設定しておく。このことも、使用環境が暗い場合にはユーザがカメラライトをON状態に、使用環境が明るい場合にはOFF状態に設定することより明暗を判断して、LCD表示部のバックライトの輝度調整を行う趣旨である。
また、LCD表示部のバックライトの輝度レベルと共に前記のバックライト輝度値テーブルに予め設定しておくキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報は、ユーザが操作するカメラライトのONまたはOFF状態に対応させて、カメラライトがOFF状態で、前記撮像フレームレートが高い場合には、操作部のバックライトはOFF情報を設定し、前記撮像フレームレートが低い場合には、操作部のバックライトはON情報を設定しておくことを特徴とする。
本発明のカメラ付き携帯電話のバックライト制御方法は、撮像環境に応じて画像取り込み周期である撮像フレームレートを切り替えて画像データを出力するカメラモジュールと、ユーザ操作に応じてONまたはOFFするカメラライトを備える携帯電話機におけるLCD表示部のバックライトおよびキー操作部のバックライトを制御する方法であり、次のステップを有することを特徴とする。
第1のステップは、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルおよびキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのONまたはOFF情報を、カメラライトのONまたはOFF状態のそれぞれに対応してバックライト輝度値テーブルに予め設定しておく。第2のステップは、撮像フレームレートとカメラライトのONまたはOFF状態を検出し、検出した撮像フレームレートに対応する輝度レベルおよびキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を、検出したカメラライトのONまたはOFF状態のいずれかの状態に応じた前記のバックライト輝度値テーブルから選定して設定する。第3のステップは、第2のステップで設定した輝度レベルによりLCD表示部のバックライトの発光を制御する。そして、第4のステップは、第2のステップで設定したキー操作部バックライトのONまたはOFF情報によりキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御する。
また、本発明のカメラ付き携帯電話の前記のバックライト制御方法は、前記のカメラモジュールが起動中に前記の撮像フレームレートの変化を検出して変化した撮像フレームレートを出力すると、その変化した撮像フレームレートに基づく前記の第2のステップないし前記の第4のステップを実行することを特徴とする。
さらに、本発明の、撮像環境に応じて画像取り込み周期である撮像フレームレートを切り替えて画像データを出力するカメラモジュールと、ユーザ操作に応じてONまたはOFFするカメラライトを備える携帯電話機における他の視点でのLCD表示部のバックライトおよびキー操作部のバックライトを制御するバックライト制御方法では、以下のステップを有することを特徴とする。
まず、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルおよびキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのON情報またはOFF情報を、カメラライトのONまたはOFF状態のそれぞれに対応してバックライト輝度値テーブルに予め設定しておく第1のステップと、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートを検出する第2のステップと、カメラライトのONまたはOFF状態のいずれの状態かを検出する第3のステップを有する。
そして、前記の第3のステップでカメラライトのOFF状態を検出したときには、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2のステップで検出したカメラモジュールの撮像フレームレートに対応するカメラライトのOFF状態での所定の前記輝度レベルを検出し、検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライト部の発光を指示する第4のステップと、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2のステップで検出したカメラモジュールの撮像フレームレートに対応するカメラライトのOFF状態でのキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を検出し、検出したONまたはOFF情報のいずれかの情報に対応してキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を指示する第5のステップを有する。
また、前記の第3のステップでカメラライトのON状態を検出した時には、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2のステップで検出したカメラモジュールの撮像フレームレートに対応するカメラライトのON状態での所定の前記輝度レベルを検出し、検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライト部の発光を指示する第6のステップと、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2のステップで検出したカメラモジュールの撮像フレームレートに対応するカメラライトのON状態でのキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を検出し、検出したONまたはOFF情報のいずれかの情報に対応してキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を指示する第7のステップを有する。
なお、本発明のこの方法においても、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレートの変化を検出して変化した撮像フレームレートを出力すると、その変化した撮像フレームレートに基づいて前記の第2のステップおよび前記の第3のステップを実行し、その第3のステップで検出したカメラライトの状態に応じて、前記の第5のステップおよび前記の第6のステップ、または前記の第7のステップおよび前記の第8のステップを実行することを特徴とする。
本発明のカメラ付き携帯電話のバックライト制御プログラムは、撮像環境に応じて画像取り込み周期である撮像フレームレートを切り替えて画像データを出力するカメラモジュールと、ユーザ操作に応じてONまたはOFFするカメラライトを備える携帯電話機におけるLCD表示部のバックライトおよびキー操作部のバックライトを制御するプログラムであり、次の処理をCPUに実行させることを特徴とする。
第1の処理は、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレート情報に対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベル値およびキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのONまたはOFF制御情報を、カメラライトのONまたはOFF状態のそれぞれに対応して記憶部にバックライト輝度値テーブルとして予め記憶する。第2の処理は、撮像フレームレート情報とカメラライトのONまたはOFF状態を検出し、その撮像フレームレート情報に対応する輝度レベル値およびキー操作部のバックライトのONまたはOFF制御情報を、検出したカメラライトのONまたはOFF状態のいずれかの状態に応じたバックライト輝度値テーブルから選定して設定する。第3の処理は、第2の処理で設定した輝度レベル値によりLCD表示部のバックライトの発光を制御する。そして、第4の処理は、第2の処理で設定したONまたはOFF制御情報によりキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御する。
また、本発明のカメラ付き携帯電話の前記のバックライト制御プログラムは、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレートの変化を検出して変化した撮像フレームレート情報を出力すると、その変化した撮像フレームレート情報に基づく前記の第2の処理ないし前記の第4の処理をCPUに実行させることを特徴とする。
さらに、本発明の、撮像環境に応じて画像取り込み周期である撮像フレームレートを切り替えて画像データを出力するカメラモジュールと、ユーザ操作に応じてONまたはOFFするカメラライトを備える携帯電話機における他の視点でのLCD表示部のバックライトおよびキー操作部のバックライトを制御するバックライト制御プログラムでは、次の処理をCPUに実行させることを特徴とする。まず、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレート情報に対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルおよびキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのONまたはOFF制御情報を、カメラライトのONまたはOFF状態のそれぞれに対応して記憶部にバックライト輝度値テーブルとして予め設定しておく第1の処理と、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレート情報を検出する第2の処理と、カメラライトのONまたはOFF状態のいずれの状態かを検出する第3の処理を行う。
そして、前記の第3の処理でカメラライトのOFF状態を検出したときには、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2の処理で検出したカメラモジュールの撮像フレームレート情報に対応するカメラライトのOFF状態での所定の輝度レベル値を検出し、検出した輝度レベル値に対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライト部の発光を指示する第4の処理と、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2のステップで検出したカメラモジュールの撮像フレームレート情報に対応するカメラライトのOFF状態でのキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を検出し、検出したONまたはOFF情報のいずれかの情報に対応してキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を指示する第5の処理をCPUに実行させる。
また、前記の第3の処理で前記カメラライトのON状態を検出した時には、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2の処理で検出したカメラモジュールの撮像フレームレート情報に対応するカメラライトのON状態での所定の輝度レベル値を検出し、検出した輝度レベル値に対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライト部の発光を指示する第6の処理と、バックライト輝度値テーブルを検索して前記の第2の処理で検出したカメラモジュールの撮像フレームレート情報に対応するカメラライトのON状態でのキー操作部のバックライトのONまたはOFF情報を検出し、検出したONまたはOFF情報のいずれかの情報に対応してキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を指示する第7の処理をCPUに実行させる。
なお、本発明のこの制御プログラムにおいても、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレートの変化を検出して変化した撮像フレームレート情報を出力すると、その変化した撮像フレームレート情報に基づいて前記の第2の処理および前記の第3の処理を実行し、前記の第3の処理でカメラライトのOFF状態を検出したときには、前記の第4の処理および前記の第5の処理を実行し、前記の第3の処理でカメラライトのON状態を検出したときには、前記の第6の処理および前記の第7の処理をCPUに実行させることを特徴とする。
以上説明したように本発明の第1の実施の形態によれば、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートを検出する撮像フレームレート検出手段と、複数のフレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルを予め設定しておくバックライト輝度値テーブルと、カメラモジュールが起動時、撮像フレームレート検出手段が検出する撮像フレームレートに対応する輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから検出し、検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させ、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレート検出手段が撮像フレームレートの変化を検出したとき、変化した撮像フレームレートに対応する輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから検出し、この新たに検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させるLCDバックライト制御手段とから構成することにより、太陽光下等の明るい場所と暗い場所など使用環境下に応じたLCD表示部のバックライトの点灯輝度を切り替えることができる。
これにより、暗い場所においては、LCDの視認性を確保するに必要な輝度値を太陽光下等の明るい場所に比べて低い値とすることができるため、消費電流を低減できる。
また、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレートが変化したとき、変化した撮像フレームレートに対応する輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させることができるので、カメラモードの使用中に撮像環境が変化しても、変化に対応する最適なLCD表示部の点灯輝度を得ることができる。
本発明の第2の実施の形態によれば、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートを検出する撮像フレームレート検出手段と、複数のフレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルとキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのONまたはOFF情報とを予め設定しておくバックライト輝度値テーブルと、カメラモジュールが起動時、撮像フレームレート検出手段が検出する撮像フレームレートに対応する輝度レベルとONまたはOFF情報をバックライト輝度値テーブルから検出し、検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させると共に、検出したONまたはOFF情報によりキー操作部のバックライトを発光または発光を停止させ、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレート検出機能が撮像フレームレートの変化を検出したとき、変化した撮像フレームレートに対応する輝度レベルとONまたはOFF情報をバックライト輝度値テーブルから検出し、この新たに検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させると共に、新たに検出したONまたはOFF情報によりキー操作部のバックライトを発光または発光を停止させるバックライト制御手段とから構成することにより、周囲の明るさに応じてLCD表示部のバックライトの点灯輝度を切り替えると共に、キー操作部のバックライトを点灯または消灯することができる。
これにより、カメラ起動時において、撮像環境が明るいとき不要であるキー操作部のバックライトを消灯することが可能となるため、第1の実施の形態による消費電力の低減効果に対し、更なる消費電力の低減効果がある。
第3の実施の形態によれば、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートを検出する撮像フレームレート検出手段と、複数のフレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルをカメラライトがON状態とOFF状態別に予め設定しておくバックライト輝度値テーブルと、カメラモジュールが起動時、撮像フレームレート検出手段が検出する撮像フレームレートに対応するカメラライトのON状態またはOFF状態時の輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから検出し、検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させ、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレート検出手段が撮像フレームレートの変化を検出したとき、変化した撮像フレームレートに対応する輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから検出し、この新たに検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させるLCDバックライト制御手段とから構成することにより、カメラライトの点灯と消灯に対応し、LCD表示部のバックライトの点灯輝度を周囲の明るさに応じて切り替えることができる。
また、撮像フレームレートが高い撮像環境が明るい場合でも、カメラライトが点灯している場合は、LCDバックライトの発光輝度を低く設定することにより、LCDバックライトの消費電力を細かく制御できるので、第1の実施の形態に比べ更なる消費電流の低減が可能である。
また、カメラライト点灯時の周囲の明るさを正確に検出できない環境下においても、LCDバックライトの点灯輝度を切り替えることができる。
第4の実施の形態によれば、カメラモジュールが出力する画像データの撮像フレームレートを検出する撮像フレームレート検出手段と、複数のフレームレートに対応して、LCD表示部のバックライトの輝度を制御するための所定の輝度レベルとキー操作部のバックライトの発光または発光の停止を制御するためのON情報またはOFF情報をカメラライトのON状態とOFF状態とに分けて予め設定しておくバックライト輝度値テーブルと、カメラモジュールが起動時、撮像フレームレート検出手段が検出する撮像フレームレートに対応するLCDバックライトの輝度レベルと操作部バックライトのONまたはOFF情報をバックライト輝度値テーブルからカメラライトのON状態またはOFF状態に対応して検出し、検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させると共に、検出したONまたはOFF情報によりキー操作部のバックライトを発光または発光を停止させ、カメラモジュールが起動中に撮像フレームレート検出手段が撮像フレームレートの変化を検出したとき、変化した撮像フレームレートに対応する輝度レベルとONまたはOFF情報をバックライト輝度値テーブルから検出し、この新たに検出した輝度レベルに対応する駆動電流によりLCD表示部のバックライトを発光させると共に、新たに検出したONまたはOFF情報によりキー操作部のバックライトを発光または発光を停止させるバックライト制御手段とから構成することにより、カメラライトの消灯と点灯に対応して、周囲の明るさに応じてLCD表示部の点灯輝度を切り替えると同時にキー操作部のバックライトを点灯または消灯することができるので、LCDバックライトおよび操作部バックライトの消費電力は第3の実施の形態に比べ更なる低減が可能である。
撮像環境が明るくカメラライトがOFFのとき、不要である操作部バックライトの発光を停止するので操作部バックライトの消費電力を低減することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態のカメラ付き携帯電話機の主要構成を示す図、図2は本発明の撮像フレームレートの一例を示す図、図3は第1の実施の形態のバックライト制御処理を説明するフローチャート、図4は第1の実施の形態のバックライト輝度値テーブルの一例を示す図、図5は第2の実施の形態のカメラ付き携帯電話機の主要構成を示す図、図6は第2の実施の形態のバックライト輝度値テーブルの一例を示す図、図7は第2の実施の形態のバックライト制御処理を説明するフローチャート、図8は第3の実施の形態のカメラ付き携帯電話機の主要構成を示す図、図9は第3の実施の形態のバックライト制御処理を説明するフローチャート、図10は第3の実施の形態のバックライト輝度値テーブルの一例を示す図、図11は第4の実施の形態のカメラ付き携帯電話機の主要構成を示す図、図12は第4の実施の形態のバックライト制御処理を説明するフローチャート、図13は第4の実施の形態のバックライト輝度値テーブルの一例を示す図、図14はカメラライト部の点灯動作を示す図である。
最初に図1を参照して第1の実施の形態の構成について説明する。
図1に示す携帯電話機10は、アンテナ101と、無線部102と、カメラ部103と、LCD表示部104と、LCDバックライト部105と、操作部106と、制御部107と、音声処理部108と、レシーバ109と、マイク110とで構成されている。
制御部107は、携帯電話機全体を制御する制御機能を有し、CPU111と、メモリ112と、タイマ113とを備えている。
携帯電話機10は、制御部107の制御により無線部102、アンテナ101を介して図示しない基地局と通信を行う。無線部102は、アンテナ101にて受信した信号を、受信したい信号周波数を選択し周波数変換を行い増幅し、復調して、受信データを制御部107に出力する。
制御部107は、受信データを処理して音声信号を音声処理部108に出力し、音声処理部108は、音声信号をアナログ信号に変えてレシーバ109より音声を出力する。
また、マイク110から入力された音声は、音声処理部108にて、デジタル信号に変換され、制御部107は、その信号を送信データに処理し、無線部102にて、変調し規定の周波数の搬送波として増幅し、アンテナ101より送信を行う。
制御部107は、操作部106を監視し、ユーザのキー操作を検出、判断しキー操作に基づく処理を行う。LCD表示部104は、制御部107の制御により各種表示を行い、LCDバックライト部105は、制御部107の制御により、設定された輝度レベルの値に対応する駆動電流により発光する。
制御部107は、LCD表示部104の表示ON/OFF等に合わせて、LCDバックライト部105の点灯/消灯制御を行う。
カメラ部103は、制御部107の制御により、被写体の撮像を行い、撮像フレームレート毎に1画像分の画像データを制御部107へ出力する。
カメラ部103は、照度に応じ図2に示すように、撮像フレームレートの切り替えを行う。暗い場合には、照度不足を補うため撮像素子の受光時間を長くするので、撮像フレームレートは低くなり、制御部107への画像データ出力周期は長くなる。
制御部107は、カメラ部103が撮像フレームレート毎に出力する画像データを表示データ形式に変換し、LCD表示部104へ表示させる。操作部106からカメラ画像保存操作を検出した場合は、カメラ部103が出力する画像データをメモリ112に保存する。
次に図3に図1、図2、図4を併せて参照しバックライト制御処理について説明する。
通常、携帯電話機10を操作している状態では、LCD表示部104は操作に対応する情報が表示されており(LCD表示部ON状態)、LCDバックライト部105も点灯されているため(LCDバックライト部ON状態)、ここでは、LCD表示部104とLCDバックライト部105がON状態で、ユーザが操作部106を操作し、カメラ部103を起動した場合を例に説明する。
ユーザが操作部106にてカメラ起動操作した場合、制御部107は、カメラ部103を起動させ、撮影状態とする(図3のステップS301)。
制御部107は、撮像フレームレート毎にカメラ部103から出力される1画像分の画像データを表示データ形式に変換し、表示データをLCD表示部104に設定し、デフォルト画面表示からカメラ部103で撮像した画像を表示するファインダ表示にする(S302)。
制御部107は、タイマ113にて、カメラ部103の撮像フレームレートをカウントし検出する(S303)。撮像フレームレートのカウントは、例えば制御部107における基準クロックを基にカメラ部103から出力される画像データの同期信号を計数することにより検出することができる。
制御部107は、検出した撮像フレームレートに対応するバックライト輝度レベルを選定し、LCDバックライト部105にバックライト輝度を設定する(S304)。LCDバックライト部105は、バックライト輝度値に対応する駆動電流で発光する。
バックライト輝度の選定は、メモリ112に予め設定されているバックライト輝度値テーブルにより、撮像フレームレートに対応するバックライト輝度レベルを選択することで行う。
バックライト輝度値テーブルは図4に示すように、複数の撮像フレームレートに対応してLCDバックライトの輝度レベルが設定されている。
図4によれば、撮像フレームレートが15(フレーム/sec)以上の場合はLCDバックライト部の輝度レベルの値が4、フレームレートが10〜14(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が3、フレームレートが5〜9(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が2、フレームレートが4(フレーム/sec)以下の場合は輝度レベルの値が1に設定されている。
バックライト輝度値テーブルのLCDバックライトの輝度レベルは、撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)は輝度レベルの値を高く設定し、撮像環境が暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)は明るい場合より輝度レベルの値を低く設定しておく。
従って、撮像環境が暗い場合には、LCD表示部104への反射光がないので周囲の明るさによる影響を受けず、視認性を確保するに必要な輝度値は、太陽光下等の明るい場合に比べて低い値とすることができる。
LCDバックライト部104は、設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流より発光し、輝度レベルの値が低ければ、発光輝度は低く、消費する電流も少ない。
制御部107は、カメラ部103の起動状態(カメラ部103の起動停止)を監視し(S305)、カメラ部103が起動中の場合は、タイマ113にて、カメラ部103の撮像フレームレートのカウントを継続し撮像フレームレートの検出を継続する(S306)。
制御部107は、ステップS306で検出した撮像フレームレートと前回(ステップS303で)検出した撮像フレームレートとを比較し、ステップS303で検出した撮像フレームレートに対しステップS306で検出した撮像フレームレートが変化しているか否かを判定する(S307)。
制御部107は、ステップS307における判定に変化があった場合はステップS304へ移行し、今回検出した撮像フレームレートに対応するバックライト輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、LCDバックライト部105に設定し、ステップS305〜ステップS307の処理を繰り返す。LCDバックライト部105は、新たに設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。
ステップS307において、撮像フレームレートに変化がない場合は、ステップS305へ移行し、次の撮像フレームレートの変化を監視する。これにより、カメラが起動中の撮影環境(明るさ)が変化した場合にもバックライトの輝度切り替えが可能となる。
制御部107は、ステップS305において、ユーザが操作部106にてカメラ終了操作(カメラモードの停止操作)した場合や、カメラ起動中に何もユーザ操作がなく一定時間が経過しカメラモードの終了を検出したとき、カメラ部103からの画像データの表示データ形式への変換を終了し、LCD表示部104にはデフォルト画面を表示させてファインダ表示を停止し(S308)、カメラ部103をOFF状態に設定し撮像を停止する(S309)。
次に図5を参照して第2の実施の形態の構成について説明する。
図5に示す携帯電話機は、バックライトの構成が異なる以外は図1に示す第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態(図1)では、LCDバックライト部105のみの構成であるのに対して、第2の実施の形例(図5)は、LCDバックライト部105と操作部バックライト部114で構成する。
制御部107は、LCDバックライト部105の輝度制御と操作部バックライト部114の発光のON/OFF制御を別々に制御する。その他の構成は、第1の実施の形態と同じであるため構成の説明は省略する。
また、メモリ112に予め定めておくバックライト輝度値テーブルは、図6に示すように、撮像フレームレートに対応したLCDバックライトの輝度レベルと、操作部バックライトの発光または発光を停止するためのON/OFF情報が設定されている。なお、発光のON/OFF情報に代えてバックライトの輝度レベルでも良い。
バックライト輝度値テーブルは図6に示すように、明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)は、操作部バックライト部114をOFF(消灯)し、暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)は、操作部バックライト部514をON(点灯)とする。
ユーザの操作性を考慮すると、明るい場合では、操作部への照光を必要としないが、暗い場合には、操作部を照光することにより操作性が向上する。
第2の実施の形態における動作は、第1の実施の形態における動作同様に、制御部107は、撮像フレームレートを検出し、バックライト輝度値テーブルに基づき、LCDバックライト部105に対する、検出した撮像フレームレートに応じた輝度レベルの設定と合わせて、操作部バックライト部114に対し照光のON/OFF設定を行う。
次に図7に図2、図5、図6を併せて参照し、バックライト制御処理について説明する。
ユーザが操作部106にてカメラ起動操作した場合、制御部107は、カメラ部103を起動させ、撮影状態とする(図7のステップS401)。
制御部107は、撮像フレームレート毎にカメラ部103から出力される1画像分の画像データを表示データ形式に変換し、表示データをLCD表示部104に設定し、デフォルト画面表示からカメラ部103で撮像した画像を表示するファインダ表示にする(S402)。
制御部107は、タイマ113にて、カメラ部103の撮像フレームレートをカウントし検出する(S403)。撮像フレームレートのカウントは、例えば制御部107における基準クロックを基にカメラ部103から出力される画像データの同期信号を計数することにより検出することができる。
制御部107は、検出した撮像フレームレートに対応するLCDバックライトの輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、選定した輝度レベルをLCDバックライト部105に設定する(S404)。
制御部107は続いて、バックライト輝度値テーブルから、ステップS403で検出した撮像フレームレートに対応する操作部バックライトのON/OFF情報を検索し(S405)、ON情報を検出したとき操作部バックライト部114にバックライトON(点灯)を設定し(S406)、OFF情報を検出したとき操作部バックライト部114にバックライトOFF(消灯)を設定する(S407)。
LCDバックライトの輝度値レベルおよび操作部バックライトのON/OFF情報の選定は、メモリ112に予め設定されているバックライト輝度値テーブルにより、撮像フレームレートに対応するLCDバックライト輝度レベルと操作部バックライトON/OFF情報を選択することで行う。
バックライト輝度値テーブルは図6に示すように、複数の撮像フレームレートに対応してLCDバックライトの輝度レベルと、操作部バックライトのON/OFF情報が設定されている。
図6によれば、撮像フレームレートが15(フレーム/sec)以上の場合はLCDバックライトの輝度レベルの値が4、操作部バックライトのON/OFF情報がOFF、フレームレートが10〜14(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が3、操作部バックライトのON/OFF情報がOFF、フレームレートが5〜9(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が2、操作部バックライトのON/OFF情報がON、フレームレートが4(フレーム/sec)以下の場合は輝度レベルの値が1、操作部バックライトのON/OFF情報がONに設定されている。
バックライト輝度値テーブルのバックライト輝度レベルは、撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)は輝度レベルの値を高く設定し、撮像環境が暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)は明るい場合より輝度レベルの値を低く設定しておく。
操作部バックライトのON/OFF情報は撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)はOFFに設定し、撮像環境が暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)はONに設定しおく。
従って、撮像環境が暗い場合には、LCD表示部104への反射光がないので周囲の明るさによる影響を受けず、視認性を確保するに必要な輝度レベルは、撮像環境が太陽光下等の明るい場合に比べて低い値とすることができる。
LCDバックライト部104は、設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流より発光し、輝度レベルの値が低ければ、発光輝度は低く、消費する電流も少ない。
また、撮像環境が明るい場合には、不要な操作部バックライトの点灯を防止できるため、更に消費電流を抑制できる。
制御部107は、カメラ部103の起動状態を監視し(S408)、カメラ部103が起動中の場合は、タイマ113にて、カメラ部103の撮像フレームレートのカウントを継続し撮像フレームレートの検出を継続する(S409)。
制御部107は、ステップS409で検出した撮像フレームレートと前回(ステップS403で)検出した撮像フレームレートとを比較し、ステップS403で検出した撮像フレームレートに対しステップS409で検出した撮像フレームレートが変化しているか否かを判定する(S410)。
制御部107は、ステップS410における判定に変化があった場合はステップS404へ移行し、ステップS404で今回検出した撮像フレームレートに対応するバックライト輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、LCDバックライト部105設定して発光させた後、ステップS405〜ステップS410の処理を実行する。
ステップS410において、撮像フレームレートに変化がない場合は、ステップS408へ移行し、次の撮像フレームレートの変化を監視する。これにより、カメラが起動中の撮影環境(明るさ)が変化した場合にもバックライトの輝度切り替えが可能となる。
制御部107は、ステップS408において、ユーザが操作部106にてカメラ終了操作(カメラモードの停止操作)した場合や、カメラ起動中に何もユーザ操作がなく一定時間が経過しカメラモードの終了を検出したとき、カメラ部103からの画像データの表示データ形式への変換を終了し、LCD表示部104にはデフォルト画面を表示させてファインダ表示を停止し(S411)、カメラ部103をOFF状態に設定し撮像を停止する(S412)。
これにより、カメラ部の起動時で明るい場合には、不必要である操作部バックライトの照光をOFF(消灯)することができるため、第1の実施の形態と比較し更なる消費電流低減の効果が発生する。
次に図8を参照して第3の実施の形態の構成について説明する。
図8に示す携帯電話機10は、カメラライト部115と、メモリ112のバックライト輝度値テーブルが異なる以外は図1に示す第1の実施の形態と同様な構成である。
制御部107は、カメラライト部115がON状態のときと、OFF状態のときとでは、LCDバックライト部105に異なる輝度レベルを設定する。その他の構成は第1の実施の形態と同じであるため構成の説明は省略する。
バックライト輝度値テーブルは、図10に示すように、各撮像フレームレートに対応するLCDバックライトの輝度レベルが、カメラライト115のON状態と、OFF状態に対応して登録されている。
図10によれば、カメラライト115がON状態では、撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)にLCDバックライト部105に設定するための輝度レベルは、カメラライト115がOFF状態の場合に比べて、低いレベルが登録されている。
制御部107は、携帯電話機全体を制御する制御機能を有し、CPU111と、メモリ112と、タイマ113とを備えている。
制御部107は、操作部106を監視し、ユーザのキー操作を検出、判断しキー操作に基づく処理を行う。LCD表示部104は、制御部107の制御により各種表示を行い、LCDバックライト部105は、制御部107の制御により、設定された輝度レベルの値に対応する駆動電流により発光する。
制御部107は、LCD表示部104の表示状態(ON/OFF等)に合わせて、LCDバックライト部105の点灯/消灯の制御を行う。
制御部107は、ユーザの操作を検出し、カメラライト部115の点灯/消灯の制御を行う。また、カメラライト部115は、制御部107の制御により、輝度の異なる弱点灯と強点灯を行う。弱点灯は、周囲を照らすために用い、強点灯は、カメラのフラッシュ用に用いる。
カメラライト部115は、図14(A)に示すように、ユーザ操作によるカメラ起動後、カメラライトON(弱点点灯)し、シャッター押下にて、フラッシュ点灯(強点灯)する場合と、図14(B)に示すように、シャッター押下にて、フラッシュ点灯(強点灯)する場合がある。
カメラ部103は、制御部107の制御により、被写体の撮像を行い、撮像フレームレート毎に1画像分の画像データを制御部107へ出力する。
カメラ部103は、照度に応じ図2に示すように、撮像フレームレートの切り替えを行う。暗い場合には、照度不足を補うため撮像素子の受光時間を長くするので、撮像フレームレートは低くなり、制御部107への画像データ出力周期は長くなる。
制御部107は、カメラ部103が撮像フレームレート毎に出力する画像データを表示データ形式に変換し、LCD表示部104へ表示させる。操作部106からカメラ画像保存操作を検出した場合は、カメラ部103が出力する画像データをメモリ112に保存する。
第3の実施の形態における動作は、第1の実施の形態における動作同様、制御部107が撮像フレームレートを検出し、検出した撮像フレームレートに対応するカメラライト部115の動作状態(ON/OFF)に応じた輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから検出し、LCDバックライト部105に設定する。
次に図9に図8、図10を併せて参照しバックライト制御処理について説明する。
通常、携帯電話機10を操作している状態では、LCD表示部104は操作に対応する情報が表示されており(LCD表示部ON状態)、LCDバックライト部105も点灯されているため(LCDバックライト部ON状態)、ここでは、LCD表示部104とLCDバックライト部105がON状態で、ユーザが操作部106を操作し、カメラ部103を起動した場合を例に説明する。
ユーザが操作部106にてカメラ起動操作した場合、制御部107は、カメラ部103を起動させ、撮影状態とする(図9のステップS501)。
制御部107は、撮像フレームレート毎にカメラ部103から出力される1画像分の画像データを表示データ形式に変換し、表示データをLCD表示部104に設定し、デフォルト画面表示からカメラ部103で撮像した画像を表示するファインダ表示にする(S502)。
制御部107は、カメラ部103の撮像フレームレートをタイマ113にてカウントし検出する(S503)。撮像フレームレートのカウントは、例えば制御部107における基準クロックを基にカメラ部103から出力される画像データの同期信号を計数することにより検出することができる。
制御部107は、カメラライト部115が点灯中か否か判定し(S503)、判定結果が消灯中のときは、ステップS503で検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトOFF状態時のバックライト輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、そのバックライト輝度レベルをLCDバックライト部105に設定する。
LCDバックライト部105は、設定されたカメラライト消灯時のバッライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。
制御部107は、ステップS504におけるカメラライトの判定結果が点灯中のときは、ステップS503で検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトON状態時のバックライト輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、そのバックライト輝度レベルをLCDバックライト部105に設定する。
LCDバックライト部105は、設定されたカメラライト点灯時のバッライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。
バックライト輝度値の選定は、メモリ112に予め設定されているバックライト輝度値テーブルにより、撮像フレームレートに対応するバックライト輝度レベルを選択することで行う。
バックライト輝度値テーブルは図10に示すように、複数の撮像フレームレートに対応してカメラライトのON状態およびOFF状態のときのLCDバックライトの輝度レベルが設定されている。
図10によれば、撮像フレームレートが15(フレーム/sec)以上の場合、カメラライトがオフのときのLCDバックライト部の輝度レベルの値が4、カメラライトがオンのときのLCDバックライト部の輝度レベルの値が2、フレーレートが10〜14(フレーム/sec)の場合、カメラライトがオフのときの輝度レベルの値が3、カメラライトがオンのときの輝度レベルの値が2、フレーレートが5〜9(フレーム/sec)の場合、カメラライトがオフのときの輝度レベルの値が2、カメラライトがオンのときの輝度レベルの値が2、フレームレートが4(フレーム/sec)以下の場合、カメラライトがオフのときの輝度レベルの値が1、カメラライトがオンのときの輝度レベルの値が1に設定されている。
バックライト輝度値テーブルのバックライト輝度レベルは、撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)は輝度レベルの値を高く設定し、撮像環境が暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)は明るい場合より輝度レベルの値を低く設定しておくが、カメラライト部115が点灯している場合には、撮像フレームレートが高い明るい状態であっても、カメラライト部115が消灯している場合に比べて低い輝度レベルを設定しておく。
従って、カメラライト115が消灯状態で、撮像環境が暗い場合には、LCD表示部104への反射光がないので周囲の明るさによる影響を受けず、視認性を確保するに必要な輝度レベルは、太陽光下等の撮像環境が明るい場合に比べて低い値とすることができる。
また、カメラライト115が点灯状態では、撮像環境が暗いことが想定できるので、LCDバックライトを照光する。
LCDバックライト部104は、設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流より発光し、輝度レベルの値が低ければ、発光輝度は低く、消費する電流も少ない。
制御部107は、カメラ部103の起動状態を監視しカメラ部103が停止状態(カメラモード停止)か否かを判定し(S506)、停止状態の場合はステップS511へ移行し、起動中の場合は、タイマ113にて、カメラ部103の撮像フレームレートのカウントを継続し撮像フレームレートの検出を継続する(S507)。
制御部107は、ステップS507で検出した撮像フレームレートと前回(ステップS504で)検出した撮像フレームレートとを比較し、ステップS503で検出した撮像フレームレートに対しステップS507で検出した撮像フレームレートが変化しているか否かを判定する(S508)。
制御部107は、ステップS508における判定に変化があった場合はステップS504へ移行し、再びカメラライト115が点灯した状態か否かを判定する(S504)。
ステップS504のおけるカメラライトの判定結果が消灯した状態である場合は、ステップS507で今回検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトがOFF状態時のバックライト輝度レベルの値を図10のバックライト輝度値テーブルから選定し、LCDバックライト部105に設定する(S505)。LCDバックライト部105は、新たに設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。
ステップS504におけるカメラライトの判定結果が点灯した状態である場合は、ステップS507で今回検出したフレームレートに対応するカメラライトON状態時のバックライト輝度レベルの値を図10に示すバックライト輝度値テーブルから選定し、LCDバックライト部105に設定する(S509)。LCDバックライト部105は、新たに設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。その後ステップS506からステップS508の処理を実行する。
ステップS508において、撮像フレームレートに変化がない場合は、ステップS506へ移行し、次の撮像フレームレートの変化を監視する。これにより、カメラが起動中の撮影環境(明るさ、カメラライトのオン、オフ)が変化した場合にもバックライトの輝度切り替えが可能となる。
制御部107は、ステップS506において、ユーザが操作部106にてカメラ終了操作(カメラモードの停止操作)した場合や、カメラ起動中に何もユーザ操作がなく一定時間が経過しカメラモードの終了を検出したとき、カメラ部103からの画像データの表示データ形式への変換を終了し、LCD表示部104にはデフォルト画面を表示させてファインダ表示を停止し(S510)、カメラ部103をOFF状態に設定し撮像を停止する(S511)。
このように、撮像フレームレートに対応して異なる輝度でLCDバックライトを制御するとき、ユーザが必要に応じて操作するカメラライト部115の動作状態(点灯、消灯)を考慮した輝度レベルを設定するので、撮像環境に適したLCDバックライト制御が可能である。
また、カメラライトの点灯時には、撮像環境が暗いことを考慮してLCDバックライトを所定の輝度で照光するので、ユーザの操作性が向上する。
次に図11を参照して第4の実施の形態の構成について説明する。
図11に示す携帯電話機10は、バックライトの構成とメモリ112のバックライト輝度値テーブルが異なる以外は図8に示す第3の実施の形態と同様な構成である。
第3の実施の形態(図8)では、バックライトがLCDバックライト部105のみの構成であるのに対して、第4の実施の形態(図11)は、LCDバックライト部105と操作部バックライト部114で構成する。
制御部107は、LCDバックライト部105の輝度制御と操作部バックライト部114の発光のON/OFF制御をカメラライト部115の状態(ON/OFF)別に制御する。その他の構成は、第3の実施の形態と同じであるため構成の説明は省略する。
メモリ112に予め定めておくバックライト輝度値テーブルは、図13に示すように、複数の撮像フレームレートに対応してLCDバックライトの輝度レベルと、操作部バックライトのON/OFF(点灯/消灯)がカメラライトの状態(ON/OFF)別に設定されている。操作部バックライトのON/OFF設定は、操作部バックライトの輝度レベルであっても良い)。
図13によれば、カメラライトがOFFのときは、撮像フレームレートが15(フレーム/sec)以上の場合は、LCDバックライトの輝度レベルの値が4、操作部バックライトのON/OFF情報がOFF、フレームレートが10〜14(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が3、操作部バックライトのON/OFF情報がOFF、フレームレートが5〜9(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が2、操作部バックライトのON/OFF情報がON、フレームレートが4(フレーム/sec)以下の場合は輝度レベルの値が1、操作部バックライトのON/OFF情報がONに設定されている。
また、カメラライトがONのときは、撮像フレームレートが15(フレーム/sec)以上の場合は、LCDバックライトの輝度レベルの値が2、操作部バックライトのON/OFF情報がON、フレームレートが10〜14(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が2、操作部バックライトのON/OFF情報がON、フレームレートが5〜9(フレーム/sec)の場合は輝度レベルの値が2、操作部バックライトのON/OFF情報がON、フレームレートが4(フレーム/sec)以下の場合は輝度レベルの値が1、操作部バックライトのON/OFF情報がONに設定されている。
LCDバックライトの輝度レベルは、カメラライト部115が消灯状態で、撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)は輝度レベルの値を高く設定し、撮像環境が暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)は明るい場合より輝度レベルの値を低く設定しておくが、カメラライト部115が点灯状態である場合には、撮像フレームレートが高い明るい状態であっても、カメラライトが消灯している場合に比べ輝度レベルを低く設定している。
また、操作部バックライトのON/OFF設定は、カメラライトがOFF状態で、撮像環境が明るい場合(撮像フレームレートが高い場合)は操作部への照光は不要であるためOFFに設定し、撮像環境が暗い場合(撮像フレームレートが低い場合)はユーザの操作性を考慮してONに設定しおく。なお、カメラライトがON状態の場合には、撮像環境が暗い場合を想定し撮像フレームレートの如何にかかわらず操作部バックライト部114を照光するようONに設定しておく。
第4の実施の形態における動作は、第3の実施の形態における動作同様に、制御部107は、撮像フレームレートを検出し、図13に示すバックライト輝度値テーブルに基づき、検出した撮像フレームレートに応じた輝度レベルのLCDバックライト部105に対する設定と合わせて、操作部バックライト部114に発光のON/OFF設定を行う。
カメラライト115がOFF状態のときは、撮像環境が暗い(撮像フレームレートが低い)場合のみ操作部バックライト114を発光させ、カメラライト115がON状態のときは、検出した撮像フレームレートに関係なく操作部バックライト部114を発光させる。
操作部バックライトに対するこのような設定は、撮像環境が明るい場合には操作部への照光を必要としないが、暗い場合には操作部への照光によりユーザの操作性が向上する。
また、撮像環境が暗くカメラライトの点灯が必要である場合は、周囲が暗いことを考慮すると操作部への照光がある方が操作性が向上する。
次に図12に図11、図13を併せて参照し、バックライト制御処理について説明する。
ユーザが操作部106にてカメラ起動(カメラモード設定)操作した場合、制御部107は、カメラ部103を起動させて撮影状態とする(図12のステップS601)。
制御部107は、撮像フレームレート毎にカメラ部103から出力される1画像分の画像データを表示データ形式に変換し、表示データをLCD表示部104に設定し、デフォルト画面表示からカメラ部103で撮像した画像を表示するファインダ表示にする(S602)。
制御部107は、カメラ部103の撮像フレームレートをタイマ113にてカウントし検出する(S603)。撮像フレームレートのカウントは、例えば制御部107における基準クロックを基にカメラ部103から出力される画像データの同期信号を計数することにより検出することができる。
制御部107は、カメラライト部115が点灯中か否か判定する(S604)し、判定結果が消灯中のときは、ステップS603で検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトOFF状態時のバックライト輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、そのバックライト輝度レベルをLCDバックライト部105に設定する(S605)。
これにより、LCDバックライト部105は、設定されたカメラライト消灯時のバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。
制御部107はステップS605におけるLCDバックライト105に対する輝度設定後、図13に示すバックライト輝度値テーブルから、ステップS603で検出した撮像フレームレートに対応するカメラライト115がOFF時の操作部バックライトのON/OFF設定を検索し(S606)、ON設定を検出したとき操作部バックライト部114にバックライトON(点灯)を設定し(S607)、OFF設定を検出したとき操作部バックライト部114にバックライトOFF(消灯)を設定する(S608)。
制御部107は、ステップS604におけるカメラライトの判定結果が点灯中であるときは、ステップS603で検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトON状態時のバックライト輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、そのバックライト輝度レベルをLCDバックライト部105に設定する(S612)。
これにより、LCDバックライト部105は、設定されたカメラライト点灯時のバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。
制御部107は、ステップS612におけるLCDバックライト105に対する輝度設定後、図13に示すバックライト輝度値テーブルから、ステップS603で検出した撮像フレームレートに対応するカメラライト115がON時の操作部バックライトのON/OFF設定を検索し(S613)、ON設定を検出したとき操作部バックライト部114にバックライトON(点灯)を設定し(S614)、OFF設定を検出したとき操作部バックライト部114にバックライトOFF(消灯)を設定する(S615)。
制御部107は、ステップS607における操作部バックライト114に対するON(点灯)設定、ステップS608における操作部バックライト114に対するOFF(消灯)設定または、ステップS614における操作部バックライト114に対するON(点灯)設定、ステップS615における操作部バックライト114に対するOFF(消灯)設定後、カメラ部103の動作状態監視を継続し、カメラモードの終了か否かを検出する(S609)。
ステップS609における検出結果がカメラモード継続中の場合は、タイマ113によるカウントを継続してカメラ部103の撮像フレームレートの検出を継続する(S610)。
制御部107は、ステップS610で検出した撮像フレームレートと前回ステップS603で検出した撮像フレームレートとを比較し、ステップS603で検出した撮像フレームレートに対しステップS610で検出した撮像フレームレートが変化しているか否かを判定する(S611)。
ステップS611において、撮像フレームレートに変化がない場合は、ステップS609へ移行し、撮像フレームレートに変化があった場合は、ステップS604へ移行し、再びカメラライト部115が点灯中か否かを判定する(S604)。
ステップS604におけるカメラライトの判定結果が消灯中であるときは、ステップS610で新たに検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトOFF時のLCDバックライトの輝度レベルをバックライト輝度値テーブルから選定し、LCDバックライト部105に設定する(S605)。LCDバックライト部105は新たに設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。制御部107は、以降、ステップS606〜ステップS611の処理を実行する。
制御部107は、ステップS604におけるカメラライトの判定結果が点灯中である場合は、ステップS610で新たに検出した撮像フレームレートに対応するカメラライトON時のLCDバックライトの輝度レベルをバックライト輝度テーブルから選定し、LCDバックライト部114に設定する(S612)。これによりLCDバックライト部114は新たに設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流で発光する。以降ステップS613からステップS11の処理を実行する。
制御部107は、ステップS611におけるステップS603で検出した撮像フレームレートとステップS610で検出した撮像フレームレートの比較において、フレームレートの変化が検出できなかったとき、ステップS609へ移行し、ステップS609からステップS611の処理を実行する。
制御部107は、ステップS609において、ユーザが操作部106にてカメラ終了操作(カメラモードの停止操作)した場合や、カメラ起動中に何もユーザ操作がなく一定時間が経過しカメラモードの終了を検出したとき、カメラ部103からの画像データの表示データ形式への変換を終了し、LCD表示部104にはデフォルト画面を表示させてファインダ表示を停止し(S615)、カメラ部103をOFF状態に設定し撮像を停止する(S616)。
LCDバックライト輝度レベルおよび操作部バックライトON/OFF情報の選定は、メモリ112に予め設定されているバックライト輝度値テーブル(図13)により、撮像フレームレートに対応するLCDバックライト輝度レベルと操作部バックライトON/OFF情報を選択することで行う。
カメラライト115が消灯状態で、撮像環境が暗い場合には、LCD表示部104への反射光がないので周囲の明るさによる影響を受けず、視認性を確保するに必要な輝度値は、太陽光下等の明るい場合に比べて低い値とすることができる。
そのため、LCDバックライト部104は、設定されたバックライト輝度レベルに対応する駆動電流より発光し、輝度レベルの値が低ければ、発光輝度は低く、消費する電流も少ない。また、撮像環境が明るい場合には、不要な操作部バックライトの点灯を防止できるため、更に消費電流を抑制できる。
また、操作部バックライト114は、カメラライト115が消灯時は撮像環境が暗い場合のみ発光するので、撮像環境が明るいときの操作部バックライト114による電力消費が軽減される。
またカメラライトが点灯状態では、撮像環境が暗いことを想定して操作部バックライト115を撮像フレームレートにかかわらず発光するので、ユーザの操作性が向上する。
このように、次の撮像フレームレートの変化を監視し、撮像フレームレートの変化を検出したとき新たに検出したフレームレートに対応するLCDバックライト部の輝度レベルおよび操作部バックライト部114の点灯/消灯を制御するので、カメラが起動中の撮影環境(明るさ、カメラライトのオン、オフ)が変化した場合にもバックライトの輝度切り替えが可能となる。
これにより、カメラ部の起動時で明るい場合には、不必要である操作部バックライトをOFFすることが可能となるため、第3の実施の形態と比較し更なる消費電流低減の効果が発生する。
撮像フレームレートの変化を監視することにより、カメラが起動中の撮影環境(明るさ、カメラライトのオン、オフ)が変化した場合にもバックライトの輝度切り替えが可能となる。