JP4164665B2 - パラメータ制御装置およびパラメータ制御プログラム - Google Patents

パラメータ制御装置およびパラメータ制御プログラム Download PDF

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本発明は、電子楽器に用いて好適なパラメータ制御装置およびパラメータ制御プログラムに関する。
スライダやホイール等の操作子を備える電子楽器の多くは、操作子の操作に応じて、その操作子にアサインされるパラメータを制御するパラメータ制御装置を具備する。この種のパラメータ制御装置を有するものとして、例えば特許文献1には、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押したリボン上の操作位置を検出する操作子(リボンコントローラ)を備え、当該操作子の操作開始位置(最初に操作した位置)を基準位置に設定し、リボンを指で押下しながら移動する操作を行った場合、その移動する操作位置と基準位置との差分(相対位置)に応じたピッチベント値を生成して発生楽音の音高を変化させるようにした電子楽器が開示されている。
特開2000−66672号公報
ところで、上記特許文献1に開示のパラメータ制御装置では、操作子を操作し続けたままで新たな発音を迎えると、その時の操作位置と基準位置との差分に対応したパラメータで新たに発音される楽音を修飾してしまう。このため、生成されたパラメータで発生楽音の音高を変化させてビブラートを付与する場合には、新たに発音される楽音の音高が発音時点から変化して不自然なものになってしまうという問題がある。また、発音中に操作子の操作を止めると、パラメータが初期化されて不自然な楽音修飾形態になるという問題もある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、不自然な楽音修飾形態を回避することができるパラメータ制御装置およびパラメータ制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出手段と、この検出手段により発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持する保持手段と、前記検出手段により発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセット手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出手段と、この検出手段により発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記検出手段により前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットする保持手段と、前記検出手段により発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセット手段と、を具備することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置に適用されるコンピュータに、前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出ステップと、この検出ステップにより発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持する保持ステップと、前記検出ステップにより発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセットステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置に適用されるコンピュータに、前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出ステップと、この検出ステップにより発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記検出ステップにより前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットする保持ステップと、前記検出ステップにより発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセットステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項1、3に記載の発明によれば、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出し、発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持するとともに、発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするので、従来のように、パラメータが初期化されて不自然な楽音修飾形態になるという弊害を回避することができる。
請求項2、4に記載の発明によれば、圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出し、発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットするとともに、発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするので、従来のように、パラメータが初期化されて不自然な楽音修飾形態になるという弊害を回避することができる。
本発明によるパラメータ制御装置(あるいはパラメータ制御プログラム)は、操作子を備える電子楽器や楽音制御装置などに適用される。以下では、本発明によるパラメータ制御装置(あるいはパラメータ制御プログラム)が適用された電子楽器を実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
A.構成
図1は本発明の一実施例による電子楽器の構成を示すブロック図である。この図において、1は演奏操作(押離鍵操作)に応じたキーオン/キーオフイベントおよびノート番号、ベロシティ等からなる演奏情報を発生する鍵盤である。2はパネルスイッチであり、例えばパラメータ制御態様を設定するタイプスイッチtypeなど楽器パネルに配設される各種スイッチを備える。
3は圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押したリボン上の操作位置を検出して出力するリボンコントローラである。リボンコントローラ3の出力値は押下操作されていない時に「0」、押下操作の位置に応じて「1」〜「255」に変化するようになっており、例えば発生楽音の音高を変化させるピッチベント値など任意のエフェクト種に割当て可能なパラメータとして扱われる。なお、リボンコントローラ3が押下操作されない場合、後述するように、デフォルトの基準位置を表す出力値「128」を発生するようパラメータ制御されるようになっている。
4はCPU5の制御の下に、外部MIDI機器とMIDIデータ(MIDIメッセージ)をシリアル形式で入出力するMIDIインタフェースである。CPU5はROM6に格納される各種制御プログラムを実行して楽器各部を制御する。具体的には、鍵盤1が発生する演奏情報もしくはMIDIインタフェース4を介して入力されるMIDIデータに対応して発音/消音を指示するコマンド、パネルスイッチ2のスイッチ操作で設定される音色を指定するコマンド、リボンコントローラ3の操作に応じて生成するパラメータなどを含む楽音形成コマンドを発生して音源8に送出する。
ROM6は各種制御プログラムや制御データなどを記憶する。各種制御プログラムは、後述するメインルーチン、スイッチ処理、MIDI入力処理およびコントローラ処理を含む。7はCPU5のワークエリアとして用いられるRAMであり、各種レジスタ・フラグデータを一時記憶する。8は周知の波形メモリ読み出し方式にて構成される音源であり、CPU5から供給される楽音形成コマンドに応じた楽音を発生する。9は音源8の出力をアナログ形式の波形信号に変換して出力するD/A変換器、10はD/A変換器9が出力する波形信号から不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施した後、これを増幅してスピーカ9から発音させるサウンドシステムである。
B.動作
次に、図2〜図6を参照して実施例の動作を説明する。ここでは、最初に全体の概略動作としてCPU5が実行するメインルーチンの動作を説明した後、このメインルーチンからコールされるスイッチ処理、MIDI入力処理およびコントローラ処理の各動作について述べる。なお、以下に述べる動作は、説明の簡略化を図るため、MIDIインタフェース4を介して入力されるMIDIデータに応じて生成される楽音をリボンコントローラ3の操作で修飾するケースを想定している。
(1)メインルーチンの動作
電源投入によりCPU5はROM6から所定の制御プログラムを読み出して自身にロードし、図2に示すメインルーチンを実行する。メインルーチンが実行されると、CPU5はステップSA1に処理を進め、RAM7に格納される各種レジスタやフラグ類をリセットしたり初期値をセットする他、音源8にイニシャライズを指示する初期化処理を行う。そして、イニシャライズ完了後、ステップSA2に進み、例えばタイプスイッチtypeの操作に応じてパラメータ制御態様を設定する等、スイッチ部2のスイッチ操作に応じたスイッチ処理を実行する。
続いて、ステップSA3では、MIDIインタフェース4を介して外部MIDI機器から供給されるMIDIデータを取り込むMIDI入力処理を実行する。次に、ステップSA4では、タイプスイッチtypeの操作に応じて設定されたパラメータ制御態様に従い、リボンコントローラ3の操作に対応したパラメータを発生するコントローラ処理を行う。次いで、ステップSA5では、MIDI入力処理にて取り込まれたMIDIデータに対応して発音/消音を指示するコマンドや、リボンコントローラ3の操作に応じて、上記コントローラ処理にて生成されるパラメータなどを含む楽音形成コマンドを発生して音源8に送出する音源処理を実行する。以後、電源がオフされるまでステップSA2〜SA5を繰り返し実行する。
(2)スイッチ処理の動作
次に、図3を参照してスイッチ処理の動作を説明する。上述したステップSA2(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図3のステップSB1に進み、タイプスイッチtypeの設定変更の有無を判断する。タイプスイッチtypeが操作されず、設定変更するイベントが発生しなければ、判断結果は「NO」になり、後述のステップSB3に処理を進める。
一方、タイプスイッチtypeが操作されて設定変更するイベントが発生すると、判断結果は「YES」になり、次のステップSB2に進み、レジスタtypeに変更値をセットする。レジスタtypeにセットされる変更値が「0」の場合には第1のパラメータ制御形態(後述する)に設定され、変更値が「1」の場合には第2のパラメータ制御形態(後述する)に設定される。つまり、タイプスイッチtypeを操作する毎に、第1および第2のパラメータ制御形態が交互に設定変更される。そして、ステップSB3では、パネルスイッチ2に設けられる他のスイッチ操作に対応した、その他のスイッチ処理を実行してから本処理を完了させる。
(3)MIDI入力処理の動作
次に、図4を参照してMIDI入力処理の動作を説明する。前述したステップSA3(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図4のステップSC1に進み、MIDIインタフェース4を介したMIDI入力の有無を判断する。MIDI入力が無ければ、判断結果は「NO」になり、本処理を完了させるが、MIDI入力が有ると、判断結果は「YES」となり、次のステップSC2に進む。
ステップSC2では、入力されたMIDIデータがノートオンイベントであるかどうかを判断する。ノートオンイベントであると、判断結果は「YES」になり、ステップSC3に進み、レジスタnoteonに「1」をストアする。これに対し、ノートオンイベントでなければ、判断結果が「NO」になり、ステップSC4に進み、レジスタnoteonに「0」をストアする。そして、ステップSC5では、入力されたMIDIデータのイベント内容に応じた処理、例えばノートオン/ノートオフイベントを含むMIDIデータであれば、そのイベントで指定される音高の楽音の発音あるいは消音を指示するコマンドを発生するMIDIメッセージ処理を実行してから本処理を終える。
(4)コントローラ処理の動作
次に、図5〜図6を参照してコントローラ処理の動作を説明する。前述したステップSA4(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図5のステップSD1に進み、リボンコントローラ3の出力値をレジスタcontにストアする。以後、レジスタcontの値を今回出力値contと称する。次いで、ステップSD2では、レジスタtypeの値が「0」、つまり第1のパラメータ制御形態であるか否かを判断する。以下、レジスタtypeの値が「0」の場合に実行される第1のパラメータ制御形態の動作と、レジスタtypeの値が「1」の場合に実行される第2のパラメータ制御形態の動作とに分けて説明を進める。
a.第1のパラメータ制御形態の動作
この場合、ステップSD2の判断結果が「YES」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、前回出力値を保持するレジスタoldcont(以下、前回出力値oldcontと称す)の値が「0」であって、しかも今回出力値contが「0」でないか否か、すなわち今回初めてリボンコントローラ3を操作したかどうかを判断する。今回初めてリボンコントローラ3を操作した場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSD4に進む。ステップSD4では、今回出力値contを、リボンコントローラ3の基準位置を格納するレジスタbase(以下、基準位置baseと称す)にストアすると共に、パラメータ値を保持するレジスタmod(以下、パラメータ値modと称す)をゼロリセットする。
リボンコントローラ3の操作が今回初めてでない場合には、上記ステップSD3の判断結果が「NO」になり、ステップSD5に進む。ステップSD5では、今回出力値contが「0」でないか否、つまりリボンコントローラ3を操作し続けているかどうかを判断する。リボンコントローラ3を操作し続けている場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSD6に進み、今回出力値contと基準位置baseとの差分をパラメータ値modに設定する。
一方、リボンコントローラ3の操作が今回初めてでなく、かつリボンコントローラ3を操作し続けていない場合、つまり前回操作した位置から指を離した状態であると、上記ステップSD5の判断結果は「NO」になり、ステップSD7に進む。ステップSD7では、基準位置baseを「128」に設定してデフォルトの基準位置に戻し、それに応じてパラメータ値modをゼロリセットする。
こうして、リボンコントローラ3の操作形態に応じて、上記ステップSD4〜SD7のいずれかが実行されると、CPU5はステップSD8に処理を進め、今回出力値contを前回出力値oldcontに更新して本処理を完了させる。
このように、第1のパラメータ制御形態では、今回初めてリボンコントローラ3を操作すると、今回出力値contを基準位置baseに設定してパラメータ値modをゼロリセットし、リボンコントローラ3を操作し続けていれば、今回出力値contと基準位置baseとの差分(cont−base)のパラメータ値modを発生する。そして、前回操作した位置から指を離すと、基準位置baseをデフォルト値「128」に戻し、それに応じてパラメータ値modをゼロリセットする。
b.第2のパラメータ制御形態の動作
この場合、ステップSD2の判断結果が「NO」になり、図6に示すステップSD9に進む。ステップSD9では、現在発音中であるか否かを判断する。以下、消音中の場合と発音中の場合とに分けて動作説明を進める。
<消音中の場合>
消音中であると、上記ステップSD9の判断結果は「NO」になり、ステップSD10に進む。ステップSD10では、今回出力値contが「0」でないか否、つまりリボンコントローラ3を操作し続けているかどうかを判断する。リボンコントローラ3を操作し続けていないと、判断結果は「NO」になり、ステップSD11に進み、基準位置baseをデフォルト値「128」に戻し、それに応じてパラメータ値modをゼロリセットした後、ステップSD14に進み、今回出力値contを前回出力値oldcontに更新して本処理を完了させる。
一方、リボンコントローラ3を操作し続けていると、上記ステップSD10の判断結果が「YES」となり、ステップSD12に進む。ステップSD12では、レジスタnoteonの値が「1」であるか否か、つまりノートオンイベントの入力の有無を判断する。ノートオンイベントが入力されないと、判断結果は「NO」となり、ステップSD14にて今回出力値contを前回出力値oldcontに更新して本処理を完了させる。したがって、この場合には基準位置baseおよびパラメータ値modが保持される。
これに対し、ノートオンイベントが入力されると、上記ステップSD12の判断結果が「YES」になり、ステップSD13に進み、今回出力値contを基準位置baseに設定すると共に、パラメータ値modをゼロリセットする。この後、ステップSD14にて今回出力値contを前回出力値oldcontに更新してから本処理を完了させる。
<発音中の場合>
発音中であると、上記ステップSD9の判断結果が「YES」となり、ステップSD15に進む。ステップSD15では、リボンコントローラ3を操作し続けているかどうかを判断する。リボンコントローラ3を操作し続けていると、判断結果は「YES」となり、ステップSD16に進み、今回出力値contと基準位置baseとの差分(cont−base)のパラメータ値modを発生する。この後、ステップSD14にて今回出力値contを前回出力値oldcontに更新してから本処理を完了させる。
一方、リボンコントローラ3から指を離すと、上記ステップSD15の判断結果が「NO」となり、ステップSD14にて今回出力値contを前回出力値oldcontに更新してから本処理を完了させる。したがって、この場合には基準位置baseおよびパラメータ値modが保持される。
このように、第2のパラメータ制御形態では、消音中にリボンコントローラ3から指を離すと、基準位置baseをデフォルト値「128」に戻してパラメータ値modをゼロリセットし、消音中にリボンコントローラ3を操作し続けていれば、基準位置baseおよびパラメータ値modが保持され、この状態でノートオンイベントが発生すると、今回出力値contを基準位置baseに設定してパラメータ値modをゼロリセットする。
一方、発音中にリボンコントローラ3を操作し続けると、今回出力値contと基準位置baseとの差分(cont−base)のパラメータ値modを発生し、リボンコントローラ3から指を離して操作解除すると、操作解除した時の基準位置baseおよびパラメータ値modが保持される。
以上説明したように、本実施例によれば、消音中にリボンコントローラ3を操作し続けている時にノートオンイベントが発生すると、今回出力値contを基準位置baseに設定してパラメータ値modをゼロリセットするので、新たに発音される楽音が発音時点から不自然に修飾されることを防ぐことができる。
また、本実施例では、発音中にリボンコントローラ3の操作を解除すると、解除した時の基準位置baseおよびパラメータ値modが保持される為、従来のように、パラメータが初期化されて不自然な楽音修飾形態になるという弊害を回避することができる。
なお、本実施例では、タイプスイッチtypeの操作で第1あるいは第2のパラメータ制御形態を選択するようにしたが、これに替えて、例えばリボンコントローラ3を操作する際の押圧の仕方でパラメータ制御形態を切換えたり、あるいはリボンコントローラ3を同時に複数点押下した時にパラメータ制御形態を切換えるようにすることも可能である。
本発明による一実施例の構成を示すブロック図である。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 スイッチ処理の動作を示すフローチャートである。 MIDI入力処理の動作を示すフローチャートである。 コントローラ処理の動作を示すフローチャートである。 コントローラ処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 鍵盤
2 パネルスイッチ
3 リボンコントローラ
4 MIDIインタフェース
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 音源
9 D/A変換器
10 サウンドシステム

Claims (4)

  1. 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押したリボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、
    前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出手段と、
    この検出手段により発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持する保持手段と、
    前記検出手段により発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセット手段と、
    を具備することを特徴とするパラメータ制御装置。
  2. 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、
    前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出手段と、
    この検出手段により発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記検出手段により前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットする保持手段と、
    前記検出手段により発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセット手段と、
    を具備することを特徴とするパラメータ制御装置。
  3. 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置に適用されるコンピュータに、
    前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出ステップと、
    この検出ステップにより発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持する保持ステップと、
    前記検出ステップにより発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセットステップと、
    を実行させるパラメータ制御プログラム。
  4. 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置に適用されるコンピュータに、
    前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出ステップと、
    この検出ステップにより発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記検出ステップにより前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットする保持ステップと、
    前記検出ステップにより発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセットステップと、
    を実行させるパラメータ制御プログラム。
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