JP4164665B2 - パラメータ制御装置およびパラメータ制御プログラム - Google Patents
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そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、不自然な楽音修飾形態を回避することができるパラメータ制御装置およびパラメータ制御プログラムを提供することを目的としている。
図1は本発明の一実施例による電子楽器の構成を示すブロック図である。この図において、1は演奏操作(押離鍵操作)に応じたキーオン/キーオフイベントおよびノート番号、ベロシティ等からなる演奏情報を発生する鍵盤である。2はパネルスイッチであり、例えばパラメータ制御態様を設定するタイプスイッチtypeなど楽器パネルに配設される各種スイッチを備える。
次に、図2〜図6を参照して実施例の動作を説明する。ここでは、最初に全体の概略動作としてCPU5が実行するメインルーチンの動作を説明した後、このメインルーチンからコールされるスイッチ処理、MIDI入力処理およびコントローラ処理の各動作について述べる。なお、以下に述べる動作は、説明の簡略化を図るため、MIDIインタフェース4を介して入力されるMIDIデータに応じて生成される楽音をリボンコントローラ3の操作で修飾するケースを想定している。
電源投入によりCPU5はROM6から所定の制御プログラムを読み出して自身にロードし、図2に示すメインルーチンを実行する。メインルーチンが実行されると、CPU5はステップSA1に処理を進め、RAM7に格納される各種レジスタやフラグ類をリセットしたり初期値をセットする他、音源8にイニシャライズを指示する初期化処理を行う。そして、イニシャライズ完了後、ステップSA2に進み、例えばタイプスイッチtypeの操作に応じてパラメータ制御態様を設定する等、スイッチ部2のスイッチ操作に応じたスイッチ処理を実行する。
次に、図3を参照してスイッチ処理の動作を説明する。上述したステップSA2(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図3のステップSB1に進み、タイプスイッチtypeの設定変更の有無を判断する。タイプスイッチtypeが操作されず、設定変更するイベントが発生しなければ、判断結果は「NO」になり、後述のステップSB3に処理を進める。
次に、図4を参照してMIDI入力処理の動作を説明する。前述したステップSA3(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図4のステップSC1に進み、MIDIインタフェース4を介したMIDI入力の有無を判断する。MIDI入力が無ければ、判断結果は「NO」になり、本処理を完了させるが、MIDI入力が有ると、判断結果は「YES」となり、次のステップSC2に進む。
次に、図5〜図6を参照してコントローラ処理の動作を説明する。前述したステップSA4(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図5のステップSD1に進み、リボンコントローラ3の出力値をレジスタcontにストアする。以後、レジスタcontの値を今回出力値contと称する。次いで、ステップSD2では、レジスタtypeの値が「0」、つまり第1のパラメータ制御形態であるか否かを判断する。以下、レジスタtypeの値が「0」の場合に実行される第1のパラメータ制御形態の動作と、レジスタtypeの値が「1」の場合に実行される第2のパラメータ制御形態の動作とに分けて説明を進める。
この場合、ステップSD2の判断結果が「YES」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、前回出力値を保持するレジスタoldcont(以下、前回出力値oldcontと称す)の値が「0」であって、しかも今回出力値contが「0」でないか否か、すなわち今回初めてリボンコントローラ3を操作したかどうかを判断する。今回初めてリボンコントローラ3を操作した場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSD4に進む。ステップSD4では、今回出力値contを、リボンコントローラ3の基準位置を格納するレジスタbase(以下、基準位置baseと称す)にストアすると共に、パラメータ値を保持するレジスタmod(以下、パラメータ値modと称す)をゼロリセットする。
こうして、リボンコントローラ3の操作形態に応じて、上記ステップSD4〜SD7のいずれかが実行されると、CPU5はステップSD8に処理を進め、今回出力値contを前回出力値oldcontに更新して本処理を完了させる。
この場合、ステップSD2の判断結果が「NO」になり、図6に示すステップSD9に進む。ステップSD9では、現在発音中であるか否かを判断する。以下、消音中の場合と発音中の場合とに分けて動作説明を進める。
消音中であると、上記ステップSD9の判断結果は「NO」になり、ステップSD10に進む。ステップSD10では、今回出力値contが「0」でないか否、つまりリボンコントローラ3を操作し続けているかどうかを判断する。リボンコントローラ3を操作し続けていないと、判断結果は「NO」になり、ステップSD11に進み、基準位置baseをデフォルト値「128」に戻し、それに応じてパラメータ値modをゼロリセットした後、ステップSD14に進み、今回出力値contを前回出力値oldcontに更新して本処理を完了させる。
発音中であると、上記ステップSD9の判断結果が「YES」となり、ステップSD15に進む。ステップSD15では、リボンコントローラ3を操作し続けているかどうかを判断する。リボンコントローラ3を操作し続けていると、判断結果は「YES」となり、ステップSD16に進み、今回出力値contと基準位置baseとの差分(cont−base)のパラメータ値modを発生する。この後、ステップSD14にて今回出力値contを前回出力値oldcontに更新してから本処理を完了させる。
また、本実施例では、発音中にリボンコントローラ3の操作を解除すると、解除した時の基準位置baseおよびパラメータ値modが保持される為、従来のように、パラメータが初期化されて不自然な楽音修飾形態になるという弊害を回避することができる。
2 パネルスイッチ
3 リボンコントローラ
4 MIDIインタフェース
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 音源
9 D/A変換器
10 サウンドシステム
Claims (4)
- 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押したリボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、
前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出手段と、
この検出手段により発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持する保持手段と、
前記検出手段により発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセット手段と、
を具備することを特徴とするパラメータ制御装置。 - 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置において、
前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出手段と、
この検出手段により発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記検出手段により前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットする保持手段と、
前記検出手段により発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセット手段と、
を具備することを特徴とするパラメータ制御装置。 - 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置に適用されるコンピュータに、
前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出ステップと、
この検出ステップにより発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持する保持ステップと、
前記検出ステップにより発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセットステップと、
を実行させるパラメータ制御プログラム。 - 圧力センサを一次元配列したリボンから構成され、ユーザが指で押した前記リボン上の操作位置を検出する操作子を有し、当該操作子の操作開始位置である基準位置の操作子出力とその後の移動する操作位置の操作子出力との差分に応じて、当該操作子出力に割当てられるパラメータを制御するパラメータ制御装置に適用されるコンピュータに、
前記パラメータで修飾される楽音が発音中か否かを検出する検出ステップと、
この検出ステップにより発音中であると検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、解除時点のパラメータを保持し、前記検出ステップにより前記楽音が発音中から消音されたことが検出された時点で前記パラメータをゼロリセットする保持ステップと、
前記検出ステップにより発音中でないと検出されている最中に前記リボンから指を離して前記操作子の操作を解除した場合、当該操作子の操作位置を所定のデフォルト位置に設定してパラメータをゼロリセットするリセットステップと、
を実行させるパラメータ制御プログラム。
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JP2005031461A JP2005031461A (ja) | 2005-02-03 |
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2003
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