JP4163631B2 - 無辛味品種トウガラシの発酵組成物及びその利用 - Google Patents
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Description
Buck SH,Burks TF.Pharmacol. Rev. 1986,38,179−226、岩井和夫,渡辺達夫編「トウガラシ 辛味の科学」,幸書房,2000年,P148−228 矢澤進・末留昇・岡本佳奈・並木隆和、1989、園芸学会雑誌58:601−607 Kobata K et al.J. Agricultural and Food Chemistry 1998,46,1695−1697
また、カプサイシノイドの含量が少ないので、辛味や侵襲性の少ない組成物を得ることができる。
原料トウガラシとして「伏見甘長」及び「CH−19甘」を用い、それぞれ水洗後、天日にて乾燥させて乾燥トウガラシとした。
実施例1の1次発酵トウガラシに乾燥酵母菌末1gを添加し、さらにグルコース5gを添加し、良く攪拌し、雑菌の入らない環境下で、30℃×48時間発酵後、80℃で1分間殺菌し2次発酵トウガラシを得た。
実施例2の2次発酵トウガラシに乾燥納豆菌末1gを添加し、さらに食塩2gを添加し、良く攪拌し、雑菌の入らない環境下で、30℃×48時間発酵後、80℃で1分間殺菌し3次発酵トウガラシを得た。
原料トウガラシとして「八房辛」、「万願寺」及び「CH−19甘」を用い、それぞれ水洗後、天日にて乾燥させて乾燥トウガラシとした。
実施例4の1次発酵トウガラシに乾燥酵母菌末1gを添加し、さらにグルコース5gを添加し、良く攪拌し、雑菌の入らない環境下で、30℃×48時間発酵後、80℃で1分間殺菌し2次発酵トウガラシを得た。
実施例5の2次発酵トウガラシに乾燥納豆菌末1gを添加し、さらに食塩2gを添加し、良く攪拌し、雑菌の入らない環境下で、30℃×48時間発酵後、80℃で1分間殺菌し3次発酵トウガラシを得た。
実施例1において1次発酵を行なわない以外は、実施例1と同様な条件でトウガラシ及びトウガラシ抽出物を得た。
実施例4において1次発酵を行なわない以外は、実施例4と同様な条件でトウガラシ及びトウガラシ抽出物を得た。
実施例1の1次発酵トウガラシ抽出物を、スプレードライにて乾燥粉末(発酵トウガラシ抽出末)とした。
実施例2の2次発酵トウガラシ抽出物を、スプレードライにて乾燥粉末(発酵トウガラシ抽出末)とした。
実施例3の3次発酵トウガラシ抽出物を、スプレードライにて乾燥粉末(発酵トウガラシ抽出末)とした。
実施例4の1次発酵トウガラシを凍結乾燥し、凍結乾燥品をミキサーにて粉砕し、乾燥粉末化した。この乾燥粉末1gをカプセルに充填しカプセル剤を調製した(発酵トウガラシ末100質量%含有)。
実施例5の2次発酵トウガラシ抽出物を1N水酸化ナトリウムでpH7.4に調整し、この調製液100mlと、オリーブオイル100mlとをよく攪拌して乳液とした(発酵トウガラシ抽出物50質量%含有)。
実施例6の3次発酵トウガラシを凍結乾燥し、この凍結乾燥品100gに対してオリーブオイル100mlを添加し室温で3時間攪拌した。その後、遠心分離し、上清を回収し発酵トウガラシオイルとした。
実施例1の1次発酵トウガラシを凍結乾燥し、この凍結乾燥品100gに対してオリーブオイル100mlを添加し室温で3時間攪拌した。その後、遠心分離し、上清を回収し発酵トウガラシオイルとした。
実施例2の2次発酵トウガラシ抽出物をスプレードライし、乾燥発酵トウガラシ抽出末とした。この乾燥発酵トウガラシ抽出末100gを水900mlに懸濁したものを飲料とした(発酵トウガラシ抽出末10質量%含有)。
実施例3の3次発酵トウガラシ5gに水100mlを加え、発酵トウガラシを含んだ水溶液を調整した。
実施例3の3次発酵トウガラシ抽出物の代わりに、比較例1のトウガラシ抽出物を用いた以外は、調剤例3と同様の条件で錠剤を製造した。
実施例4の1次発酵トウガラシの代わりに、比較例2のトウガラシを用いた以外は、調剤例4と同様の条件でカプセル剤を製造した。
実施例5の2次発酵トウガラシ抽出物の代わりに、比較例2のトウガラシ抽出物を用いた以外は、調剤例5と同様の条件で軟膏剤を製造した。
実施例6の3次発酵トウガラシの代わりに、比較例2のトウガラシを用いた以外は、調剤例6と同様の条件で軟膏剤を製造した。
実施例1の1次発酵トウガラシの代わりに、比較例1のトウガラシを用いた以外は、調剤例7と同様の条件でスプレー剤を製造した。
実施例2の2次発酵トウガラシ抽出物の代わりに、比較例1のトウガラシ抽出物を用いた以外は、調剤例8と同様の条件で飲料を製造した。
調剤例3及び調剤例10の錠剤10粒を、水150mlと一緒に、それぞれパネラー30人に1日3回、1ヶ月飲ませた。
調剤例4及び調剤例11のカプセル剤を、パネラー30人に水泳前にカプセル剤5個(5g)を服用させた。
調剤例5及び調剤例12の乳液を、それぞれパネラー30人に1日2回腹部に塗布した。
調剤例6及び調剤例13の軟膏を、20〜50才の女性25名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、8週間にわたって洗顔後に被験軟膏の適量を顔面に塗布した。
調剤例7及び調剤例14のスプレー剤を30〜55才の女性25名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、12週間にわたって洗顔後に適量を顔面に噴霧した。
調剤例8及び調剤例15の飲料を、パネラー50人に飲み比べてもらい、風味について評価基準を○○:良好、○:やや良好、△:やや不良、×:不良、の4段階でパネラーが評価した。その結果を表9にまとめて示す。
調剤例4および調剤例11のカプセル剤を、パネラー30人にカプセル5個(5g)を1日3回1週間服用させた。服用前と1週間服用後の体内の活性酸素濃度を、活性酸素が体内に生産される時に生成される代謝物質マロンジアルデヒドの尿中量を測定することにより評価した。測定には市販されているキット『活性酸素はかるくん』(ゴールドライフ社)を用いた。評価基準を○○:大きく改善された、○:改善された、△:変化なし、×:悪化した、の4段階に分けて評価した。その結果を表にまとめて示す。
カプシノイドを0.02質量%(乾燥質量換算で0.2質量%)含有する生のトウガラシCH−19甘の果実(森永製菓株式会社)2kgに、4kgの精製水を加え、マスコロイダーで破砕し、6kgの破砕物を得た。
機 種:JLC−500/V(日本電子株式会社)
カラム:Unison UK−18,4.6mm×150mm(インタクト株式会社)
移動相:5%〜10%アセトニトリル−0.5%酢酸溶液で40分間のグラジエントで行なう
流速:0.7mL/分
カラム温度:40℃(0→16.3分)
測定波長:励起280nm、検出320nm
標準試薬:バニリルアルコール(和光純薬株式会社)
<試料の調製>
乾燥粉末0.5gを1mLの精製水に溶解し、この溶液から酢酸エチル1mL×3で抽出し、試料とする
カラム:J’sphere ODS−H80(YMC製、4.6mm×150mm)
移動相:80%メタノール水溶液
流速:1mL/分
カラム温度:40℃
測定波長:励起280nm、検出320nm
加熱温度を100℃から40℃に変更したこと以外は、参考例1と同様にして、原料トウガラシの加熱処理物の乾燥粉末を得た。この乾燥粉末のバニリルアルコール含有量を、参考例1と同様に測定した。結果を表11に併せて示す。
トウガラシCH−19甘の代わりに、カプサイシンを含有する通常市販されているトウガラシを用いた以外は、参考例1と同様にして、カプサイシンを含有する原料トウガラシの加熱処理物の乾燥粉末を得た。この乾燥粉末のバニリルアルコール含有量を、参考例1と同様に測定した。結果を表11に併せて示す。
参考例1と同様にして、トウガラシCH−19甘の原料トウガラシ破砕物を得た。まず、200gの原料トウガラシ破砕物と200gの精製水との混合物を、ジャケットつきタンクへ充填した。乳酸菌(協和ハイフーズ株式会社)を、乾燥質量で最終濃度が0.1質量%となるように添加し、30℃にて64時間嫌気発酵を行った。発酵開始から0時間、3時間、6時間、12時間、24時間、48時間、および64時間に発酵物の一部(50g)を回収した。発酵終了後、各回収サンプルのうちの10gを用いて、Brix値、およびpHを測定し、残りの40gは、凍結乾燥して、カプシノイドを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末中のバニリルアルコール量を、参考例1と同様に測定した。測定結果を表12〜14に示す。また、64時間発酵後の残りの発酵処理物は、110℃にて2分間殺菌後、凍結乾燥し、1.5gの乾燥粉末を得た。この乾燥粉末のBrix値、pH、およびバニリルアルコール含有量を測定した。結果を表12〜14に示す。
トウガラシCH−19甘の代わりに、カプサイシンを含有する通常市販されているトウガラシを用いたこと以外は、実施例7と同様にして、カプサイシンを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末を得た。この乾燥粉末のBrix値、pH、およびバニリルアルコール含有量を測定した。結果を表12〜14に併せて示す。
(参考例5)
参考例1で得られたカプシノイドを含有する原料トウガラシの加熱処理物10gを濾過し、濾液1mLを得た。この濾液1mLを、10%炭酸ナトリウムでpHを8.5に調整し、精製水で3倍希釈した牛乳溶液4mLに添加し、さらにリパーゼ(和光純薬工業株式会社製)の4質量%溶液を2mL添加し、35℃にて20分間インキュベートした。リパーゼ活性がある場合は、pHが低下することから、反応前および反応開始後20分のpHを測定した。なお、濾液の代わりに1mLの水を用いて測定したものを対照とした。反応によるpHの変化量(△で表す)から、以下の式により、対照のリパーゼ活性を100とした場合のリパーゼ阻害活性を求めた。結果を表15に示す。表中の値は3重測定の平均値である。
(実施例8)
参考例1で得られた加熱処理物の乾燥粉末の代わりに、実施例7で得られたカプシノイドを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末を用いたこと以外は、参考例5と同様にしてpHを測定した。結果を以下の表15に併せて示す。
参考例1で得られた加熱処理物の乾燥粉末の代わりに、それぞれ参考例3で得られたカプサイシンを含有する原料トウガラシの加熱処理物の乾燥粉末(参考例6)、参考例4で得られたカプサイシンを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末(参考例7)、および処理を施していないカプシノイドを含有する原料トウガラシの破砕物(比較例3)を用いたこと以外は、参考例5と同様にしてpHを測定した。結果を以下の表15に併せて示す。
(参考例8、9、実施例9、参考例10、比較例4)
参考例1で得られたカプシノイドを含有する原料トウガラシの加熱処理物の乾燥粉末(参考例8)、実施例7で得られたカプシノイドを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末(実施例9)、参考例3で得られたカプサイシンを含有する原料トウガラシの加熱処理物の乾燥粉末(参考例9)、参考例4で得られたカプサイシンを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末(参考例10)、および処理を施していないカプシノイドを含有する原料トウガラシの破砕物の乾燥物(比較例4)の各50gを、気流式殺菌装置を用いて110℃、2分間殺菌した。これらの粉末1.0gずつを男女各20人ずつに試食させ、その時の嗜好性(香りおよび風味)について評価試験を行った。各評価において、5種の粉末についての順位付けをしてもらい、最も好ましいものから順に4、3、2、1、0点として数値化し、平均値を算出した。結果を表16に示す。
参考例1と同様にして、トウガラシCH−19甘の原料トウガラシ破砕物を得た。まず、200gの原料トウガラシ破砕物と200gの精製水との混合物を、気流式殺菌装置(株式会社奈良製作所)に入れ、110℃にて1分間加熱した。室温になるまで放置した後、この混合物をジャケットつきタンクへ充填した。グルコースを最終濃度が5質量%となるように添加した。次いで、湿質量で4gのパン酵母(オリエンタル酵母工業株式会社)を添加して、30℃にて48時間発酵を行い、発酵処理物を得た。発酵処理物のBrix値は0.7であり、発酵前の2.3よりも低下していた。発酵処理物は、エタノールを0.1容量/容量%含有していた。また、カプシノイドの分解物であるバニリルアルコール含有量を測定したところ、トウガラシの乾燥質量当たり0.13質量%であり、効率よく分解されていた。さらに、発酵処理物は、風味および香りとも優れていた。
アセトバクター・アセチ(IFO 3284)を、ポテト0.2g、破砕酵母0.03g、肝臓エキス0.03g、肉エキス0.005g、チオグリコール酸培地0.01g、グルコース0.05g、グリセロール0.15g、および炭酸カルシウム0.15gを含有する酢酸菌培養液(pH7.0)1mlに接種し、30℃にて24時間振盪培養した。遠心分離後、上清を除去し、予備培養した菌体を回収した。次いで、参考例1と同様にして、トウガラシCH−19甘の原料トウガラシ破砕物を得て、この原料トウガラシ破砕物200gと10質量%のエタノール水溶液200gとの混合物を調製し、ジャケットつきタンクへ充填した。この混合物に上記予備培養した全菌体を添加し、30℃にて7日間酢酸発酵を行った。この発酵液を濾過して酢を得た。得られた酢の酸度は、4.1%であり、そして酢に含有されるバニリルアルコールの量は、トウガラシの乾燥質量当たり0.12質量%であった。また、この酢は、風味と特有の香りを有していた。
参考例1と同様にして、トウガラシCH−19甘の原料トウガラシ破砕物を得た。まず、400gの原料トウガラシ破砕物と400gの精製水との混合物を、気流式殺菌装置に入れ、110℃にて5分間加熱した。この混合物をジャケットつきタンクへ充填した。この混合物に、グルタミン酸を最終濃度0.1質量%となるように添加し、さらに乳酸菌(協和ハイフーズ株式会社)を最終濃度が0.1質量%となるように添加し、30℃にて24時間嫌気発酵を行った。発酵前のpHは5.9であったが、得られた発酵物のpHは3.2となり、乳酸発酵が進行したことがわかった。また、発酵物に含有されるカプシノイドの分解物であるバニリルアルコールは、トウガラシの乾燥質量当たり0.12質量%であり、カプシノイドが効率よく分解されたことがわかった。この発酵物200gを減圧濃縮乾固して10gの乾燥粉末を得た。さらに、上記発酵物から200gを分取して濾過し、発酵処理エキスを得た。次いで、この発酵処理エキスを80gまで減圧濃縮し、デキストリンを10g添加し、噴霧乾燥して、13gの発酵処理エキス末を得た。
(参考例11および実施例13)
8週齢の雄のSDラット(日本チャールズリバー株式会社)に、基本飼料(MF飼料:オリエンタル酵母工業株式会社製)および水を与えて、1週間馴化した後、各群の体重の平均値がほぼ均一となるように、一群5匹ずつ割り当てた。次いで、上記参考例1で得られたカプシノイドを含有する原料トウガラシの加熱処理物の乾燥粉末(参考例11)または実施例7で得られたカプシノイドを含有する原料トウガラシの発酵処理物の乾燥粉末(実施例13)を精製水に2mg/mLとなるように懸濁し、この懸濁液を、一日当たり20mg/kgとなるようにゾンデで21日間強制経口投与した。また、対照群として、水を強制経口投与する群を設けた。飲水については、各群とも、25質量%フルクトース含有の精製水を自由摂取させた。摂餌量は、摂取前の質量と各測定時の質量を測定し、摂取前の質量との差より求めた。また、摂取前の体重および給餌開始日から21日目の体重を測定し、下記式によって各飼料についての体重増加率(%)を算出した。
また、下記式により算出されるダイエット効果(%)とは、対照群の体重増加率と、試験群の体重増加率との差を、対照群の体重増加率と比較して表した値である。結果を表6に示す。
(参考例12)
参考例1において60分間加熱後にホットプレートに残った200gの原料トウガラシの加熱処理物を110℃にて2分間殺菌後、濾過し、この濾液を凍結乾燥して4.2gの乾燥粉末を得た。この乾燥粉末を精製水に溶解させ、加熱処理物の乾燥粉末を10質量/容量%含有する水溶液10mLを得た。次いでこれを希釈して、乾燥粉末の最終濃度が10〜0.06質量/容量%の3倍希釈系列になるように調整し、これをサンプル溶液とした。
(実施例14)
実施例7において、64時間発酵後にタンクに残った原料トウガラシの発酵処理物を回収し、110℃にて2分間殺菌後、濾過して発酵処理原料トウガラシ抽出物を得た。この抽出物を凍結乾燥して1.5gの乾燥粉末を得た。それ以後の操作は、参考例12と同様にして、チロシナーゼ1ユニットあたりの50%阻害効果が得られる乾燥粉末量をそれぞれ算出した。結果を表18に併せて示す。
参考例3の加熱処理物(60分間加熱処理)、参考例4のカプサイシン含有原料トウガラシの発酵処理物(64時間発酵処理)、および参考例1の原料トウガラシ破砕物(加熱処理を行っていない)を、それぞれ110℃にて2分間殺菌後、濾過し、濾液を凍結乾燥して1.5gの乾燥粉末を得た。これらの乾燥粉末を用いたこと以外は、参考例12と同様にして、チロシナーゼ1ユニットあたりの50%阻害効果が得られる乾燥粉末量をそれぞれ算出した(各々参考例13、14、比較例5)。結果を表18に併せて示す。
Claims (7)
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を含有する発酵組成物。
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を有効成分として含有してなる抗疲労剤。
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を有効成分として含有してなる体力増強剤。
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を有効成分として含有してなる抗肥満剤。
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を有効成分として含有してなる美肌剤。
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を有効成分として含有してなる美白剤。
- 無辛味品種トウガラシを発酵させて得られる発酵処理物又はその抽出物を有効成分として含有してなる風味改善剤。
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