JP4163139B2 - 床暖房用温水マット - Google Patents
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Description
(1)直線部とUターン部により構成される配管溝を上面側に備えたマット基材と、配管溝に敷設された放熱パイプと、直線部配管溝に平行に配設された小根太及び小小根太と、マット上表面に貼付された均熱シートと、を備えた床暖房用温水マットであって、Uターン部配管溝は、小根太と小小根太間に形成される横断部を通過するように構成され、横断部の放熱パイプは、他の部分と比較して均熱シート面から深い位置に敷設され、かつ、横断部放熱パイプと均熱シート面との間に形成される空隙部に断熱手段を設けて成ることを特徴とする床暖房用温水マット。
(2)前記断熱手段が、前記放熱パイプの敷設により前記横断部配管溝に形成される空気層であり、かつ、前記横断部の配管溝に放熱パイプ固定用リブを設けて成ることを特徴とする(1)に記載の床暖房用温水マット。
本発明によれば、配管溝に形成される空気層の断熱効果により放熱パイプからの熱伝達を抑制することができる。また、固定用リブにより放熱パイプの浮き上がりを防止することができる。
(3)前記断熱手段が、下面側に前記空隙部に嵌合する充填部材を備えた断熱用シートであることを特徴とする(1)に記載の床暖房用温水マット。
(4)前記空隙部は、前記横断部のマット基材の厚さを他の部分より薄くすることにより構成され、前記断熱手段が前記均熱シート面と前記横断部マット基材間に設けられた断熱部材である、ことを特徴とする(1)に記載の床暖房用温水マット。
(5)前記断熱手段が、下面側に配管溝を備えた熱抵抗体であることを特徴とする(1)に記載の床暖房用温水マット。
(6)前記熱抵抗体が、小根太及び小小根太と同一材質により構成されて成ることを特徴とする(5)に記載の床暖房用温水マット。
(7)前記熱抵抗体が、小根太及び小小根太と一体に構成されて成ることを特徴とする(5)に記載の床暖房用温水マット。
(8)前記熱抵抗体が、小根太又は小小根太と一体に構成されて成ることを特徴とする(5)に記載の床暖房用温水マット。
(9)前記熱抵抗体の材質が、前記マット基材と同一材質により構成されて成ることを特徴とする(5)に記載の床暖房用温水マット。
(10)前記小根太と前記小小根太の離隔距離が60mm未満であることを特徴とする(1)乃至(9)に記載の床暖房用温水マット。
(11)前記小根太又は前記小小根太を横断する放熱パイプの幅が60mm未満であることを特徴とする(7)又は(8)に記載の床暖房用温水マット。
(12)前記横断部の均熱シート厚さを他の部分より厚く構成して成ることを特徴とする(1)乃至(11)に記載の床暖房用温水マット。
上述の各発明による断熱手段では均熱性が不十分なときには、横断部の均熱シートの厚さを厚くすることにより、断熱手段との複合効果により温度むらを低減することが可能となる。
小根太と前記小小根太の離隔距離を60mm未満にすることにより、60mm幅のフローリング材を用いた場合であっても、実部分を小根太又は小小根太上部に位置させることができ、釘打ちに支障をきたすことがないという効果がある。
(空気断熱層タイプ)
図1は、本発明の一実施形態に係る空気断熱層タイプの床暖房マット1の横断部(従来の床暖房マット100における横断部10に該当)における断面構造(図11においてA−A’部)を示す図である。床暖房マット1は、小根太5と小小根太6間に置かれたマット基材2と、マット基材2に設けられた配管溝11と、配管溝11に敷設される架橋ポリエチレン製放熱パイプ4と、マット上表面に貼付されるアルミ箔製均熱シート9を備えている。マット基材2の厚さは約12mmであり、配管溝11の深さは約9〜約11mm、放熱パイプ4の外径は約7mmである。同図に示すように放熱パイプ4の外径の差により、表面の均熱シート9との間に空隙部8が形成される。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図4は、断熱板付シートタイプを用いた床暖房マット20の横断部断面構造を模式的に示した図である。床暖房マット20のマット基材2の構成は、配管溝11の両側壁にリブがない点を除いて上述の実施形態と基本的に同一である。また、小根太5と小小根太6の配置についても同様である。本実施形態が上述の実施形態と異なる点は、横断部10のマット基材2と均熱シート9との間に断熱板付シート21を備えていることである。すなわち、断熱板付シート21には裏面側に複数の断熱板21bが貼付されており、断熱板21bが配管溝11の空隙部8を充填するように構成されている。均熱シート9は断熱板付シート21敷設後に最上面に貼付される。
さらに本発明の他の実施形態である断熱材充填タイプについて説明する。図6は、本実施形態に係る床暖房マット30の断面構造を示す図である。床暖房マット30についても、小根太5、小小根太6、横断部10のマット基材2、マット基材2に設けられた配管溝11、配管溝11に敷設される放熱パイプ4を備えている点については上述の各実施形態と同様である。放熱パイプ4の均熱シート面からの相対位置についても同一である。本実施形態が上述の実施形態と異なる点は、マット基材31の厚さが上述の実施形態と比較して薄いことである。すなわち、上述の実施形態では横断部10におけるマット基材の厚さは小根太5と同一であったのに対して、床暖房マット30においてはマット基材31の厚さは敷設時の放熱パイプ4の高さとほぼ同一となるよう構成されている。このため横断部10においては、配管溝11内に空隙部は形成されない。
さらに本発明の他の実施形態について説明する。図8は、熱抵抗体被覆タイプに係る床暖房マット40の横断部断面構造を示す図である。床暖房マット40についても、小根太5、小小根太6、横断部10のマット基材2、マット基材2に設けられた配管溝11、配管溝11に敷設される放熱パイプ4を備えている点については上述の各実施形態と同様である。本実施形態が他の実施形態と異なる点は、放熱パイプ4の敷設方法及び位置である。すなわち、本実施形態では、放熱パイプ4はマットの下面に設けられた粘着シート42の上部に敷設されている。さらに、放熱パイプ4を被覆するように溝付熱抵抗体41が設置されている。溝付熱抵抗体41の材質としては樹脂発泡体等、断熱性の高いものを用いることができる。溝付熱抵抗体41の設置により、上述の実施形態と同様、この部分において放熱パイプ4からの伝熱が抑制され、配管が密集していても上表面部の温度むらを小さくすることが可能となる。
さらに本発明の他の実施形態について説明する。図9は、小小根太一体タイプに係る床暖房マット50の横断部断面構造を示す図である。床暖房マット50については、放熱パイプ4がマット下端に敷設される点については上述の熱抵抗体被覆タイプと同一である。本実施形態が上述の熱抵抗体被覆タイプと異なる点は、放熱パイプ4を被覆する材質が溝付熱抵抗体ではなく、小小根太51であることである。すなわち、本実施形態では、熱抵抗体として小小根太51が横断部を延伸して放熱パイプ4を被覆し、さらに小根太5と接している。これを上面側から見たのが図10である。なお、同図では、便宜的に均熱シート9を除き、また、マット基材2の下側半分を残す態様で示している。このような構成により、放熱パイプ4からの熱伝達は小小根太51により抑制され、横断部における温度むらを防止することが可能となる。
さらに、断熱板付シートタイプ以下の各実施形態についても、小根太―小小根太間離隔距離を60mm未満にすることにより、空気断熱層タイプと同様に60mm幅のフローリング材に対応可能とすることができる。
2、31 マット基材
4 放熱パイプ
5 小根太
6、51 小小根太
7 リブ
9 均熱シート
11 配管溝
14 フローリング材
16 実部
21 断熱板付シート
41 溝付熱抵抗体
Claims (7)
- 直線部とUターン部により構成される配管溝を上面側に備えたマット基材と、配管溝に敷設された放熱パイプと、
直線部配管溝に平行に配設された小根太及び小小根太と、
マット上表面に貼付された均熱シートと、を備えた床暖房用温水マットであって、
Uターン部配管溝は、小根太と小小根太間に形成される横断部を通過するように構成され、
横断部の放熱パイプは、他の部分と比較して均熱シート面から深い位置に敷設され、
かつ、横断部放熱パイプと均熱シート面との間に形成される空隙部に断熱手段を設けて、成り、
前記断熱手段が、下面側に前記空隙部に嵌合する充填部材を備えた断熱用シートであることを特徴とする床暖房用温水マット。 - 直線部とUターン部により構成される配管溝を上面側に備えたマット基材と、配管溝に敷設された放熱パイプと、
直線部配管溝に平行に配設された小根太及び小小根太と、
マット上表面に貼付された均熱シートと、を備えた床暖房用温水マットであって、
Uターン部配管溝は、小根太と小小根太間に形成される横断部を通過するように構成され、
横断部の放熱パイプは、他の部分と比較して均熱シート面から深い位置に敷設され、
かつ、横断部放熱パイプと均熱シート面との間に形成される空隙部に断熱手段を設けて、成り、
前記断熱手段が、小根太及び小小根太と同一材質により構成され、かつ、下面側に配管溝を備えた熱抵抗体であることを特徴とする床暖房用温水マット。 - 請求項2において、「小根太及び小小根太と同一材質により構成され」に替えて、「小根太及び小小根太と一体に構成され」であることを特徴とする床暖房用温水マット。
- 請求項2において、「小根太及び小小根太と同一材質により構成され」に替えて、「小根太又は小小根太と一体に構成され」であることを特徴とする床暖房用温水マット。
- 前記小根太と前記小小根太の離隔距離が60mm未満であることを特徴とする請求項2に記載の床暖房用温水マット。
- 前記小根太又は前記小小根太を横断する放熱パイプの幅が60mm未満であることを特徴とする請求項3又は4に記載の床暖房用温水マット。
- 前記横断部の均熱シート厚さを他の部分より厚く構成して成ることを特徴とする請求項1乃至6に記載の床暖房用温水マット。
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