JP6964812B1 - 選定支援装置、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1に記載された床暖房用温水マット(以下、「床暖房マット」と称する場合がある。)は、以下のように構成されている。すなわち、床暖房マットは、直線部とUターン部により構成される配管溝を上面側に備えたマット基材と、配管溝に敷設された放熱パイプと、直線部配管溝に平行に配設された小根太及び小小根太と、マット上表面に貼付された均熱シートと、を備えている。
本発明は、床暖房を敷設可能な領域に応じて、最適な床暖房マットを選定可能にすることができる技術を提供することを目的とする。
ここで、前記抽出部が抽出した候補の前記床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する算出部をさらに備えても良い。
また、前記算出部は、前記抽出部が複数の候補を抽出した場合、当該複数の候補それぞれの見積もり額を算出しても良い。
また、前記抽出部が抽出した複数の候補の内の一の候補と当該一の候補の見積もり額との組み合わせを、当該複数の候補の内の他の候補と当該他の候補の見積もり額との組み合わせと比較可能に表示する表示部をさらに備えても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、コンピュータに、縦および横の長さの入力を受け付ける機能と、予め記憶された複数の床暖房マットの中から、受け付けた縦および横の長さに基づく広さに適用可能な当該床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの候補を抽出する機能と、を実行させ、前記抽出する機能は、前記複数の床暖房マットの中から、予め定められた条件を満たす当該床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせを候補として全て抽出するプログラムである。
ここで、抽出した候補の前記床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する機能をさらに備えていても良い。
図1は、実施の形態に係る選定支援装置100の構成の一例を示す図である。
選定支援装置100は、床暖房マットを敷設可能な領域に対して、予め大きさが定められた複数の床暖房マットの中から、どの床暖房マットを敷設するかを選定するのに有力な情報を提供することで、床暖房マットの選定を支援する装置である。
表示部130は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであることを例示することができる。
操作部140は、キーボード、マウス、タッチパネルであることを例示することができる。操作部140がタッチパネルである場合には、当該タッチパネルは、操作部140および表示部130として機能する。
通信部150は、通信インターフェース(通信I/F)であることを例示することができる。
選定支援装置100は、ノートPC、デスクトップPC、タブレットPC、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、サーバであることを例示することができる。
図2は、床暖房マットの一例を示す図である。
記憶部120は、予め定められた大きさの床暖房マットを記憶する。より具体的には、図2に示すように、記憶部120は、敷設可能な床暖房マットの縦の長さ(mm)と横の長さ(mm)との組み合わせ毎に、複数の床暖房マットを記憶している。図2に示す例では、記憶部120は、縦の長さが3000(mm)、横の長さが2400(mm)の床暖房マット(以下、「3024マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが3000(mm)、横の長さが1800(mm)の床暖房マット(以下、「3018マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2700(mm)、横の長さが2700(mm)の床暖房マット(以下、「2727マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2700(mm)、横の長さが2100(mm)の床暖房マット(以下、「2721マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2400(mm)、横の長さが3000(mm)の床暖房マット(以下、「2430マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2400(mm)、横の長さが2400(mm)の床暖房マット(以下、「2424マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2400(mm)、横の長さが1800(mm)の床暖房マット(以下、「2418マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2100(mm)、横の長さが3000(mm)の床暖房マット(以下、「2130マット」と称する場合がある。)を記憶している。また、記憶部120は、縦の長さが2100(mm)、横の長さが2400(mm)の床暖房マット(以下、「2124マット」と称する場合がある。)を記憶している。なお、縦の長さは、床暖房マットのパイプ方向の長さであり、横の長さは、床暖房マットにおける小根太が配置されている方向の長さであることを例示することができる。
制御部110は、ユーザによる操作部140を介した入力を受け付ける受付部111を備える。受付部111は、例えば、予め定められた入力欄に入力された値を、床暖房マットを敷設可能な領域における縦の長さおよび横の長さの入力として受け付ける。以下、入力された縦の長さ(mm)を「入力縦寸」、入力された横の長さ(mm)を「入力横寸」と称する場合がある。
また、制御部110は、抽出部112が抽出した候補の床暖房マットまたは床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する算出部113を備える。
また、制御部110は、表示部130の表示画面131に比較表等を表示させる表示制御部114を備える。
図3は、抽出部112が行う抽出処理のフローチャートの一例を示す図である。
抽出部112は、受付部111が縦の長さ(mm)と、横の長さ(mm)との入力を受け付けた場合に抽出処理を開始する。
抽出部112は、先ず、縦の長さ(mm)と、横の長さ(mm)を把握する(S301)。
次に、抽出部112は、記憶部120に記憶された複数の床暖房マットの中から、一の床暖房マットを選択する(S302)。そして、抽出部112は、S302にて抽出した一の床暖房マットの縦の長さが入力縦寸以下であるとともに横の長さを入力横寸以下である、という長さ条件を満たすか否かを判定する(S303)。
選定条件は、縦の長さが入力縦寸以下であり、かつ、横の長さが入力横寸以下であるとともに、敷設率が、60%以上、100%以下であることを例示することができる。敷設率は、より好ましくは、70%以上、90%以下であることを例示することができる。ただし、敷設率は、その他の値であっても良い。
敷設率は、床暖房マットが1枚である場合には以下の式(1)で算出される値であり、複数の床暖房マットの組み合わせである場合には以下の式(2)で算出される値である。
(床暖房マットの面積)/(入力縦寸×入力横寸)×100(%)・・・(1)
(複数の床暖房マットの面積の合計)/(入力縦寸×入力横寸)×100(%)・・・(2)
なお、同じ床暖房マットを組み合わせても良い。
抽出部112は、S304の処理において、3024マット、3018マット、2727マット、2721マットを、候補になり得る床暖房マットとして決定しない。縦の長さが入力縦寸よりも長いからである。また、抽出部112は、S304の処理において、2430マット、2130マットを、候補の床暖房マットとして決定しない。横の長さが入力横寸よりも長いからである。そして、抽出部112は、S304の処理において、2424マット、2418マット、2124マットを、候補になり得る床暖房マットとして決定する。
なお、抽出部112は、S306の処理において、S304の処理にて候補になり得る床暖房マットとして決定した2424マット、2418マット、2124マットをどのように組み合わせても、縦の長さの合計が入力縦寸よりも長くなるか、または、横の長さの合計が入力横寸よりも長くなるため、複数の床暖房マットの組み合わせを抽出しない。
抽出部112は、S304の処理において、3024マット、3018マット、2727マット、2721マットを、候補になり得る床暖房マットとして決定しない。縦の長さが入力縦寸よりも大きいからである。そして、抽出部112は、S304の処理において、2430マット、2424マット、2418マット、2130マット、2124マットを、候補になり得る床暖房マットとして決定する。
2430マット、2424マット、2418マット、2130マット、2124マットの敷設率は、それぞれ、57.6%、46.0%、34.5%、50.4%、40.3%であることから、抽出部112は、これらの床暖房マット1枚のみを選定条件を満たす床暖房マットとして抽出しない。
算出部113は、図4に示すように記憶部120に記憶された床暖房マットと床暖房マットの単価との関係を用いて、抽出部112が抽出した候補の床暖房マットまたは床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する。例えば、上記(a)の場合、抽出部112が、2418マット1枚と、2124マット1枚との、2通りを抽出していることから、算出部113は、2418マット、2124マットそれぞれの単価をそのまま見積もり額として算出する。また、上記(b)の場合、抽出部112が、2424マットと2418マット、2424マットと2124マット、2418マットと2130マット、2418マットと2124マット、2124マットと2124マットの組み合わせの5通りを抽出していることから、算出部113は、5通りの組み合わせそれぞれの見積もり額を算出する。その際、算出部113は、組み合わされた2枚の床暖房マットの単価を加算することにより得た値を見積もり額として算出する。
図5に示すように、表示制御部114は、抽出部112が抽出した、2424マット1枚、2418マット1枚、2124マット1枚それぞれを、候補1、候補2、候補3として表示させるとともに、それぞれの候補の敷設率と算出部113が算出した見積もり額を表示させる。
さらに、算出部113は、複数の候補それぞれの敷設率を算出する。これにより、ユーザは、複数の候補の中から、見積もり額と敷設率とを考慮して、最終的に設置する床暖房マットまたは床暖房マットの組み合わせを選定することができる。
また、表示制御部114は、図6に示した比較表のように、複数の床暖房マットの組み合わせを複数の候補として表示する場合に、床暖房マット毎に色分けして表示すると良い。例えば、「2424マット」を緑色のフォントで示し、「2418マット」を黄色のフォントで示し、「2130マット」を青色のフォントで示し、「2124マット」を紫色のフォントで示すと良い。また、フォントの色を異ならせるとともに、あるいは、フォントの色を異ならせる代わりに、ハイライトの色を異ならせても良い。これにより、ユーザに、比較し易くすることができる。
また、プログラムは、抽出した候補の前記床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する機能をさらに備える。
Claims (6)
- 縦および横の長さの入力を受け付ける受付部と、
予め記憶された複数の床暖房マットの中から、前記受付部が受け付けた縦および横の長さに基づく広さに適用可能な当該床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの候補を抽出する抽出部と、
を備え、
前記抽出部は、前記複数の床暖房マットの中から、予め定められた条件を満たす当該床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせを候補として全て抽出する選定支援装置。 - 前記抽出部が抽出した候補の前記床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する算出部をさらに備える、
請求項1に記載の選定支援装置。 - 前記算出部は、前記抽出部が複数の候補を抽出した場合、当該複数の候補それぞれの見積もり額を算出する
請求項2に記載の選定支援装置。 - 前記抽出部が抽出した複数の候補の内の一の候補と当該一の候補の見積もり額との組み合わせを、当該複数の候補の内の他の候補と当該他の候補の見積もり額との組み合わせと比較可能に表示する表示部をさらに備える
請求項3に記載の選定支援装置。 - コンピュータに、
縦および横の長さの入力を受け付ける機能と、
予め記憶された複数の床暖房マットの中から、受け付けた縦および横の長さに基づく広さに適用可能な当該床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの候補を抽出する機能と、
を実行させ、
前記抽出する機能は、前記複数の床暖房マットの中から、予め定められた条件を満たす当該床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせを候補として全て抽出するプログラム。 - 抽出した候補の前記床暖房マットまたは当該床暖房マットの組み合わせの見積もり額を算出する機能をさらに備える、
請求項5に記載のプログラム。
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