JP6235972B2 - Idプロバイダリコメンド装置、idリコメンドシステム、および、idプロバイダリコメンド方法 - Google Patents

Idプロバイダリコメンド装置、idリコメンドシステム、および、idプロバイダリコメンド方法 Download PDF

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本発明は、IDプロバイダリコメンド装置、IDリコメンドシステム、および、IDプロバイダリコメンド方法に関する。
SAML(Security Assertion Markup Language)やOpenID等の認証連携技術の普及により、同一のID(識別情報)で複数のサービスを使用できるようになってきている。しかし、IDごとに、認証方式(例えば、パスワード認証やワンタイムパスワード認証、生体認証等)が異なったり、ユーザが預ける属性情報も異なったりする場合もある。また同一のIDを多数のサービスに共通的に利用することに対してプライバシー上の懸念を感じるユーザもいる。そのため、認証連携技術が普及しても、全てのサービスを完全に単一のIDで利用することは現実的でなく、ユーザは複数のIDを使い分ける必要性がある。
また、認証連携技術の普及により、あるサービスを利用する際に複数のIDプロバイダの選択肢が提示されることが増え、ユーザは、どのIDプロバイダのIDを使うべきかを判断する必要性が生じている。しかし、IDプロバイダの選択はユーザにとって面倒であり、特にIDプロバイダに関する知識の少ないユーザには負荷が大きい。このようなID選択の負荷を低減する技術として、例えば、Account Chooser(非特許文献1参照)等がある。
Account Chooser、[online]、[平成26年8月6日検索]、インターネット<URL:http://accountchooser.net/users>
ここで、ユーザが新たにサービスを利用する際には、どのサービスと共通するIDを用いるか、また、どのサービスと共通しないIDを用いるか等、ユーザにとって利便性の高いIDの選択をする必要がある。しかし、Account Chooserはユーザの端末に以前入力されたIDを提示するものに過ぎない。つまり、このAccount Chooserを用いたとしても、依然、ユーザのIDの選択の負荷が大きいという問題があった。そこで、本発明は、前記した問題を解決し、ユーザが新たにサービスを利用する際のIDの選択の負荷を低減することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、ユーザ端末ごとに、当該ユーザ端末が利用しているIDプロバイダと、前記IDプロバイダにより提供されたIDを用いて利用しているサービスとを対応付けて示したユーザ情報テーブルと、ユーザ端末が新たなサービスを利用するとき、前記ユーザ端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報テーブルを参照して、当該ユーザ端末と、前記新たなサービスを既に利用している他のユーザ端末との間の、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度を算出する類似度算出部と、前記IDプロバイダごとに、当該IDプロバイダを利用する各ユーザ端末の前記類似度を加算して当該IDプロバイダのスコアを算出するスコア算出部と、前記算出された各IDプロバイダのスコアの高さに基づき、前記ユーザ端末が前記新たなサービスの利用に用いるIDプロバイダの候補を示すリコメンドIDプロバイダリストを作成するリスト作成部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが新たにサービスを利用する際のIDの選択の負荷を低減することができる。
図1は、IDプロバイダリスト作成システム(システム)の構成例を示す図である。 図2は、システムの動作概要を説明するための図である。 図3は、リコメンドIDプロバイダリストの一例を示す図である。 図4は、リコメンドIDリストの一例を示す図である。 図5は、ユーザ端末の構成を示す図である。 図6は、保有IDリストの一例を示す図である。 図7は、サービス提供条件の一例を示す図である。 図8は、IDプロバイダリコメンドサーバの構成を示す図である。 図9は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、ユーザのIDプロバイダ・サービスマトリクスの一例を示す図である。 図11は、システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図12は、図11のS105の処理を詳細に示すフローチャートである。 図13は、図11のS107の処理を詳細に示すフローチャートである。 図14は、リコメンドIDリストの一例を示す図である。 図15は、IDプロバイダリコメンドプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。なお、本発明は本実施形態に限定されない。
まず、図1を用いて本実施形態のIDリコメンドシステム(システム)の概要を説明する。システムを構成する端末およびサーバの数は図1に示す数に限定されない。
(構成)
図1に示すように、システムは、ユーザ端末11(11A,11B,11C)と、IDプロバイダ認証サーバ21(21A,21B,21C)と、サービス提供サーバ31(31A,31B,31C)と、IDプロバイダリコメンドサーバ(IDプロバイダリコメンド装置)41とを備える。これらは、インターネット等のネットワークにより接続される。
ユーザ端末11は、ユーザがサービス提供サーバ31によりサービスの提供を受けるために使用するパーソナルコンピュータやスマートフォン等の汎用の端末である。このユーザ端末11は、サービス利用にあたり、事前にIDプロバイダ認証サーバ21との間で認証を行い、IDの発行を受ける。このユーザ端末11は、IDプロバイダ認証サーバ21との認証に際して、パスワード等の認証情報を入力するためのインターフェースを備える。
サービス提供サーバ31は、ユーザ端末11に対し、ネット通販や、ソーシャルネットワークサービス(SNS)等のサービスを提供する。ここでのサービス提供サーバ31は、ユーザ端末11の認証をIDプロバイダ認証サーバ21に委託する。
IDプロバイダ認証サーバ21は、ユーザ端末11に対してIDの発行、管理を行い、ユーザ端末11の認証を行う。また、IDプロバイダ認証サーバ21は、ユーザ端末11の認証結果をサービス提供サーバ31に対して提供する。
IDプロバイダリコメンドサーバ41は、ユーザ端末11が新たにサービスを利用するとき、どのIDプロバイダのIDを用いるのがよいかのリコメンドを行う。
(動作概要)
次に、図2を用いて、システムの動作の概要を説明する。ここではユーザ端末11が新たなサービス(通販_Z)を利用する場合を例に説明する。
ユーザ端末11が、新たに利用したいサービス(通販_Z)のサービス提供サーバ31にアクセスすると、このサービス提供サーバ31からサービス提供条件(例えば、必要な属性情報等)を受け取る(S1)。
次に、ユーザ端末11はIDプロバイダリコメンドサーバ41に対し、IDプロバイダリコメンド要求を送信し(S2)、この要求を受けてIDプロバイダリコメンドサーバ41は、このユーザ端末11にリコメンドするIDプロバイダであるリコメンドIDプロバイダを決定する(S3)。
具体的にはIDプロバイダリコメンドサーバ41は、各ユーザの利用IDプロバイダおよび利用サービスを示す情報(ユーザ情報)を保持しており、このユーザ情報を参照してIDプロバイダおよびサービスの利用状況に関するユーザ間の類似度を算出し、類似度の高いユーザが利用しているIDプロバイダほど強くリコメンドしたリコメンドIDプロバイダリスト(図3参照)を作成する。例えば、図3に示すように、各IDプロバイダのリコメンドの強さをスコアで表したリコメンドIDプロバイダリストを作成する。
そして、IDプロバイダリコメンドサーバ41は作成したリコメンドIDプロバイダリストをIDプロバイダリコメンド応答としてユーザ端末11へ送信する(S4)。
そして、ユーザ端末11は、リコメンドIDプロバイダリストにおけるIDプロバイダのリコメンドの強さに応じてリコメンドIDを決定する(S5:リコメンドID決定)。
例えば、ユーザ端末11は、S1で送信されたサービス提供条件に基づいて、IDの新規作成や属性情報の追加登録が不要で、かつ、ユーザ端末11が実施可能な認証方式のIDを、符号201に示すユーザ端末11の保有IDリストの中から抽出し、IDプロバイダリコメンド応答(リコメンドIDプロバイダリスト)で強くリコメンドされているIDプロバイダのIDを優先的にリコメンドIDとして決定する。
そして、ユーザ端末11は、決定したリコメンドIDのリスト(リコメンドIDリスト)をユーザに提示する(S6:リコメンドID提示)。ここでのリコメンドIDリストは、リコメンドIDをそれぞれのリコメンドの強さ(スコアの高さ)に応じて並べ替えて表示したものであり、図4に例示するようにそれぞれのIDに対応するスコア(当該IDのIDプロバイダのリコメンドの強さ)も併せて表示してもよい。この後、ユーザ端末11が提示したリコメンドIDの中からサービス利用に用いるIDの選択入力を受け付けると、この選択されたIDでサービス提供サーバ31のサービス(通販_Z)を利用する(S7)。
このようにIDプロバイダリコメンドサーバ41は、新たにサービスを利用しようとしているユーザ端末11に対し、IDプロバイダやサービスの利用状況が近い他のユーザ端末11に多く使われているIDプロバイダをリコメンドする。これにより、ユーザ端末11は、新たに利用しようとしているサービスに適したIDを選択しやすくなる。
(ユーザ端末)
次に、図5を用いて、ユーザ端末11を詳細に説明する。ユーザ端末11は、記憶部12と制御部13とを備える。記憶部12は保有IDリストを記憶する。
保有IDリストは、ユーザ端末11が保有するIDと、各IDの提供元であるIDプロバイダの識別情報とを対応付けて示した情報である。この保有IDリストは、図6に示すように、各IDプロバイダの認証方式や、当該IDプロバイダで保持しているユーザ端末11の属性情報(保持属性情報)、当該IDプロバイダのIDで利用しているサービスの識別情報を含んでいてもよい。例えば、図6に示すユーザαのユーザ端末11の保有IDリストに登録されるIDのうち「ID_A」のIDプロバイダは「A社」であり、認証方式は「パスワード」であり、保持属性情報は「氏名、年齢、性別、住所、電話番号」であり、利用サービスは「SNS_X、通販サイト_X」であることを示す。なお、ユーザが複数のユーザ端末11を保有している場合、この保有IDリストには、ユーザが保有するいずれかのユーザ端末11で利用しているID、IDプロバイダ、認証方式、保持属性情報、利用サービス等が登録される。
次に制御部13を説明する。制御部13は、サービス要求部131と、利用可能IDプロバイダ選択部132と、IDプロバイダリスト要求部133と、リコメンドIDリスト作成部134と、表示処理部135と、選択入力受付部136と、登録要求部137と、認証処理部138とを備える。
サービス要求部131は、サービス提供サーバ31に対しサービス要求を送信する。また、サービス要求部131は、サービス要求の送信先のサービス提供サーバ31からサービス提供条件が送信されたとき、このサービス提供条件を利用可能IDプロバイダ選択部132へ出力する。このサービス提供条件は、例えば、当該サービス提供サーバ31で利用可能なIDのIDプロバイダ、サービスの提供に必要な属性情報(例えば、ユーザの年齢や性別等)等を示した情報である。
サービス提供条件を図7に例示する。図7に示すサービス提供条件は、当該サービス提供サーバ31で利用可能なIDプロバイダは「A社、B社、C社、D社、E社」であり、サービスの利用に必要な属性情報は「年齢、性別」であることを示す。また、サービス要求部131は、表示処理部135によりリコメンドIDが表示された後、選択入力受付部136経由でユーザからIDの選択入力を受け付けると、この選択されたIDを含むサービス要求を当該サービス提供サーバ31へ送信する。
利用可能IDプロバイダ選択部132は、サービス提供条件(図7参照)を参照して、ユーザ端末11で利用可能なIDプロバイダを選択する。例えば、利用可能IDプロバイダ選択部132は、保有IDリスト(図6参照)に登録されるIDプロバイダの中から、サービス提供条件(図7参照)に合致し、かつ、ユーザ端末11で実施可能な認証方式のIDプロバイダを選択する。
具体例を挙げると、Z社のサービス提供サーバ31のサービス提供条件が図7に示すように利用可能IDプロバイダが「A社、B社、C社、D社、E社」、必要な属性情報「年齢、性別」であり、この「A社、B社、C社、D社、E社」それぞれの認証方式が図6の保有IDリストの「認証方式」に示すものであった場合を考える。この場合、利用可能IDプロバイダ選択部132は、まずサービス提供条件における利用可能IDプロバイダの条件を満たす「A社、B社、C社、D社、E社」を選択し、その中から、属性情報の条件を満たすIDプロバイダとして「年齢、性別」の属性情報を登録済みの「A社、C社、E社」を選択する。次に、ユーザ端末11で実施可能な認証方式を確認する。ここでユーザ端末11には、パスワードを入力可能であるが、ワンタイムパスワード認証用のツールがインストールされていなかったとき、利用可能IDプロバイダ選択部132は、実施可能な認証方式のIDプロバイダとして「A社、E社」を選択する。
IDプロバイダリスト要求部133は、IDプロバイダリコメンドサーバ41へIDプロバイダリコメンド要求を送信する。このIDプロバイダリコメンド要求は、ユーザ端末11のユーザのユーザID、利用可能IDプロバイダ選択部132で選択された利用可能IDプロバイダのリスト(利用可能IDプロバイダリスト)、ユーザ端末11が利用しようとしているサービスの識別情報等を含む。そして、IDプロバイダリスト要求部133は、IDプロバイダリコメンドサーバ41からこのIDプロバイダリコメンド要求の応答(IDプロバイダリコメンド応答)を受信すると、このIDプロバイダリスト応答をリコメンドIDリスト作成部134へ出力する。このIDプロバイダリコメンド応答は、IDプロバイダリコメンドサーバ41からリコメンドされたIDプロバイダのリスト(リコメンドIDプロバイダリスト)を示した情報であり、例えば、図3に示すようにリコメンドされたIDプロバイダの識別情報と、そのIDプロバイダのスコアの値(リコメンドの強さを示す値)とを含む。
リコメンドIDリスト作成部134は、ユーザ端末11が保持するIDを、リコメンドIDプロバイダリストにおけるスコアが高いIDプロバイダのIDから順に並べたリコメンドIDリストを作成する。例えば、リコメンドIDリスト作成部134は、保有IDリストに示されるIDを、IDプロバイダリコメンド応答におけるスコアが高い(リコメンドが強い)IDプロバイダのIDから順に並べたリコメンドIDリスト(図4参照)を作成する。
表示処理部135は、リコメンドIDリスト作成部134により作成されたリコメンドIDリストをユーザ端末11の表示部(図示省略)等に表示する。
選択入力受付部136は、ユーザ端末11の入力装置(図示省略)等から、リコメンドIDリストに表示されたIDの選択入力を受け付ける。そして、選択入力受付部136は、選択されたIDをサービス要求部131に出力する。そして、サービス要求部131は、この選択されたIDを含むサービス要求をサービス提供サーバ31へ送信する。
登録要求部137は、ユーザ端末11において新たなサービスの利用を開始したとき、利用を開始したサービスと、そのサービスの利用に用いるIDプロバイダ(ユーザにより選択されたIDのIDプロバイダ)とを含むユーザ情報更新要求をIDプロバイダリコメンドサーバ41へ送信する。これを受けたIDプロバイダリコメンドサーバ41はユーザ情報更新要求に基づきユーザ情報テーブルを更新する。また、登録要求部137は、ユーザ端末11の入力装置(図示省略)等から新規IDの登録要求を受け付けたとき、この登録要求をIDプロバイダ認証サーバ21へ送信する。
認証処理部138は、IDプロバイダ認証サーバ21との間で認証処理を行う。そして、認証処理部138は、その認証処理の結果をサービス提供サーバ31へ送信する。例えば、認証処理部138は、選択入力受付部136経由で選択されたIDの発行元であるIDプロバイダ認証サーバ21との間で認証処理を行い、その認証処理の結果を、サービス提供サーバ31へ送信する。
このようなユーザ端末11によればIDプロバイダリコメンドサーバ41によりリコメンドされたIDプロバイダのIDをリコメンドIDとしてユーザに提示することができる。
(IDプロバイダリコメンドサーバ)
次に、図8を用いてIDプロバイダリコメンドサーバ41を詳細に説明する。IDプロバイダリコメンドサーバ41は、記憶部42と制御部43とを備える。
記憶部42は、ユーザ情報テーブルを記憶する。このユーザ情報テーブルは、ユーザ端末11ごとに、当該ユーザ端末11のユーザ情報を示した情報である。このユーザ情報は、ユーザ端末11が利用しているIDプロバイダおよび当該IDプロバイダのIDを用いて利用しているサービス等を含む情報である。例えば、図9に示すユーザ情報テーブルは、ユーザα、β、γのユーザ端末11それぞれのユーザ情報を示す。例えば、図9に示すユーザ情報テーブルにおいて、ユーザαのユーザ端末11は、IDプロバイダ「A社、B社、C社、D社、E社」を利用していることを示す。また、ユーザαのユーザ端末11がIDプロバイダ「A社」のIDにより利用しているサービスは「SNS_X、通販サイト_X」であることを示す。このユーザ情報テーブルは、制御部43が、各ユーザ端末11の利用IDプロバイダと利用サービスに関する類似度(詳細は後記)を算出する際に参照される。なお、ユーザが複数のユーザ端末11を保持する場合、各ユーザ情報は、ユーザの保持するいずれかのユーザ端末11において利用しているIDプロバイダおよび当該IDプロバイダのIDを用いて利用しているサービス等を示す情報である。
次に制御部43を説明する。制御部43は、リコメンドIDプロバイダリスト作成部(リスト作成部)431と、ユーザ情報更新部434とを備える。
リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、ユーザ端末11からIDプロバイダリコメンド要求を受信すると、ユーザ情報テーブル(図9参照)を参照して、IDプロバイダやサービスの利用状況が近い他のユーザのユーザ端末11に多く使われているIDプロバイダを示すリコメンドIDプロバイダリストを作成する。そして、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は作成したリコメンドIDプロバイダリストをIDプロバイダリコメンド応答に含めてユーザ端末11へ返す。
このリコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、類似度算出部432と、IDプロバイダスコア算出部(スコア算出部)433とを備える。
類似度算出部432は、ユーザ情報テーブル(図9参照)を参照して、自ユーザ(自ユーザのユーザ端末11)と他のユーザ(他のユーザのユーザ端末11)それぞれとの間の、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度を算出する。例えば、類似度算出部432は、ユーザαと同じ対象サービス(例えば、「通販_Z」)を利用している他のユーザ(ユーザβ、γ)との間の、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度を算出する。
この類似度の算出には、例えば、2次元相関係数を用いる。例えば、類似度算出部432は、ユーザ情報テーブル(図9参照)における各ユーザ情報からIDプロバイダおよびサービスの利用状況を行列として表現したIDプロバイダ・サービスマトリクス(図10参照)を作成する。なお、図10のIDプロバイダ・サービスマトリクスはユーザαに関する情報であり、この情報における「1」はユーザαのユーザ端末11が当該IDプロバイダで当該サービスを利用していることを示す。例えば、類似度算出部432は、ユーザαのユーザ端末11および他ユーザ(例えばユーザβ、γ)のユーザ端末11それぞれの利用IDプロバイダ・サービスマトリクスを用いて2次元相関係数を算出し、その値をユーザαとユーザβ(あるいはユーザγ)との類似度とする。ここで算出された類似度が大きいほど、IDプロバイダおよびサービスの利用状況、つまり同じIDプロバイダを同じサービスに使用していたり、サービスは異なるが同じIDプロバイダを使用していたり、IDプロバイダは異なるが、同じサービスを使用したりしている度合いが高いことを意味する。
次に、IDプロバイダスコア算出部433は、類似度算出部432により算出された類似度を用いて、各IDプロバイダのスコアの値を算出する。例えば、IDプロバイダスコア算出部433は、ユーザ端末11から送信された利用可能IDプロバイダリストに示される各IDプロバイダのスコアを算出する。具体例を挙げると、IDプロバイダスコア算出部433は、利用可能IDプロバイダリストに示されるIDプロバイダごとに、対象サービス(例えば、「通販_Z」)を利用している他の全てのユーザのユーザ端末11の類似度を加算した値をスコアとして算出する。つまり、IDプロバイダスコア算出部433は、対象ユーザと、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度が高いユーザによく使われているIDプロバイダほど高いスコアとなるようにスコアを算出する。
例えば、ユーザαのユーザ端末11が新たに利用しようとしている対象サービスは「通販_Z」であり、この対象サービスを既に利用しているのは「ユーザβ、ユーザγ」のユーザ端末11であり、利用可能IDプロバイダリストに示されるIDプロバイダが「A社、B社、C社、E社」である場合を考える。この場合、IDプロバイダスコア算出部433は、ユーザβ、γのうちIDプロバイダ「A社」を利用しているユーザの類似度を加算した値を算出する。また、同様に、IDプロバイダ「B社」、「C社」、「E社」についても、当該IDプロバイダを利用しているユーザの類似度を加算した値を算出する。このようにして得られたスコアの値は、例えば、図3に示す値となる。図3において「A社」のスコアは「1.2」、「B社」のスコアは「0.8」、「C社」のスコアは「3.2」、「E社」のスコアは「0」であることを示す。これにより、ユーザαと類似度の高いユーザに使われている度合いの高いIDプロバイダは「C社」であることが分かる。
リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、このIDプロバイダスコア算出部433により算出された各IDプロバイダのスコアを示したリコメンドIDプロバイダリストを作成し、ユーザ端末11へ送信する。なお、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、各IDプロバイダを当該IDプロバイダのスコアの高さに応じて並べ替えたリコメンドIDプロバイダリストを作成してもよい。また、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、スコアが所定の閾値以上のIDプロバイダのみをIDプロバイダリコメンドに含めるようにしてもよい。さらに、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、利用可能IDプロバイダリストには含まれないが、スコアが所定の閾値以上のIDプロバイダがあったとき、このIDプロバイダもリコメンドIDプロバイダリストに含めてもよい。
ユーザ情報更新部434は、ユーザ端末11からユーザ情報更新要求を受信すると、これに基づきユーザ情報テーブルを更新する。例えば、ユーザ情報更新部434は、ユーザ端末11から受信したユーザ情報更新要求に含まれる当該ユーザ端末11の利用サービスと、そのサービスの利用に用いるIDプロバイダとをユーザ情報テーブル(図9参照)に登録する。
このようにIDプロバイダリコメンドサーバ41は、新たにサービスを利用しようとしているユーザ端末11に対し、IDプロバイダやサービスの利用状況が近い他のユーザ(ユーザ端末11)に多く使われているIDプロバイダをリコメンドする。これにより、ユーザ端末11は、新たに利用しようとしているサービスに適したIDを選択しやすくなる。
(処理手順)
次に、システムの処理手順を、図11を用いて説明する。ここでは、ユーザ端末11Aが新たにサービス提供サーバ31Cのサービス(「通販_Z」)を利用する場合を例に説明する。
まず、ユーザ端末11Aのサービス要求部131は、サービス提供サーバ31Cへサービス要求を送信し(S101)、これに対する応答として、サービス提供サーバ31Cからサービス提供条件(図7参照)を受信する(S102)。
ユーザ端末11Aの利用可能IDプロバイダ選択部132は、S102で送信されたサービス提供条件(図7参照)および保有IDリスト(図6参照)を参照して、利用可能IDプロバイダリストを作成する(S103)。そして、利用可能IDプロバイダ選択部132は、作成した利用可能IDプロバイダリストを含むIDプロバイダリコメンド要求をIDプロバイダリコメンドサーバ41へ送信する(S104)。
IDプロバイダリコメンドサーバ41のリコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、ユーザ端末11Aから受信したIDプロバイダリコメンド要求に含まれる利用可能IDプロバイダリストと、ユーザ情報テーブル(図9参照)とを参照して、リコメンドIDプロバイダリストを作成する(S105)。そして、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、作成したリコメンドIDプロバイダリストをIDプロバイダリコメンド応答に含めてユーザ端末11Aへ送信する(S106)。
ユーザ端末11AのリコメンドIDリスト作成部134は、送信されたIDプロバイダリコメンド応答に含まれるリコメンドIDプロバイダリストと保有IDリストとに基づき、リコメンドIDリスト(図4参照)を作成し、表示する(S107)。その後、ユーザ端末11AはユーザからIDの選択入力を受け付けると、この選択されたIDを含むサービス要求をサービス提供サーバ31Cへ送信する(S108)。
その後、ユーザ端末11Aの認証処理部138は、サービス提供サーバ31Cから認証要求を受け付けると(S109)、IDプロバイダ認証サーバ21Cとの間で認証処理を行い(S110)、その認証処理の結果である認証応答をサービス提供サーバ31Cへ送信する(S111)。サービス提供サーバ31Cは、この認証応答の受信によりユーザ端末11AがIDプロバイダ認証サーバ21Cとの間で認証処理が完了したことを確認すると、ユーザ端末11Aに対するサービスの提供を開始する(S112)。
このようにしてサービス提供サーバ31Cとの間でサービスの利用を開始したユーザ端末11Aは、利用を開始したサービス(「通販_Z」)と、そのサービスの利用に用いるIDプロバイダ(例えば、「C社」)とを含むユーザ情報更新要求をIDプロバイダリコメンドサーバ41へ送信する(S113)。そして、IDプロバイダリコメンドサーバ41は、ユーザ情報テーブルに、ユーザ端末11Aのユーザ(例えば、ユーザα)が利用を開始したサービス(「通販_Z」)と、そのサービスの利用に用いるIDプロバイダ(例えば、「C社」)とを登録する。
このようにすることで、ユーザ端末11Aのユーザは、利用IDプロバイダや利用サービスが似た他のユーザに使われているIDプロバイダのIDを知ることができる。これにより、ユーザ端末11Aは、新たに利用しようとしているサービスに適したIDを選択しやすくなる。
次に、図12を用いて、図11のS105の処理を詳細に説明する。
IDプロバイダリコメンドサーバ41のリコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、ユーザ端末11AからIDプロバイダリコメンド要求を受信すると、類似度算出部432により、対象サービスを既に利用している各ユーザとリコメンド要求ユーザ(例えば、ユーザ端末11Aのユーザであるユーザα)との類似度を算出する(S201)。
次に、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、IDプロバイダスコア算出部433により、S201で算出した類似度に基づいて、利用可能IDプロバイダリストに示される各IDプロバイダのスコアを算出する(S202)。
そして、リコメンドIDプロバイダリスト作成部431は、S202で算出した各IDプロバイダのスコアを含むリコメンドIDプロバイダリストを作成し、ユーザ端末11Aへ送信する(S203)。
このようにすることで、IDプロバイダリコメンドサーバ41は利用IDプロバイダおよび利用サービスが似た高い他のユーザに使われているIDプロバイダをユーザ端末11Aのユーザにリコメンドすることができる。
次に、図13を用いて、図11のS107の処理を詳細に説明する。
ユーザ端末11AのリコメンドIDリスト作成部134は、ユーザ端末11A上の保有IDリスト(図6参照)の中から、リコメンドIDプロバイダリスト(図3参照)に含まれるIDプロバイダの中で既に保有しているIDプロバイダのIDを抽出し、さらにそこから、サービス提供条件(図7参照)を満たすIDを抽出する(S301)。
次に、リコメンドIDリスト作成部134は、S301で抽出したIDについて、リコメンドIDプロバイダリスト(図3参照)におけるスコアの高いIDプロバイダのIDから順にリコメンドIDリストに追加する(S302)。このようにして、リコメンドIDリスト作成部134がリコメンドIDリスト(図4参照)を作成すると、表示処理部135は、作成されたリコメンドIDリストを表示装置(図示省略)等に表示(提示)する。
このようにすることで、ユーザ端末11Aは、IDプロバイダリコメンドサーバ41から送信されたリコメンドIDプロバイダリストに示されるIDプロバイダの中から、利用サービス(例えば、「通販_Z」)の利用に適したIDをユーザに提示できる。
(その他の実施形態)
図13のS302の後、ユーザ端末11(例えば、ユーザ端末11A)のリコメンドIDリスト作成部134は、IDを保有済みであるが、必要な属性情報が未登録のIDがあれば、それらのIDについて、リコメンドIDプロバイダリスト(図3参照)におけるスコアの高いIDプロバイダのIDから順にリコメンドIDリストに追加するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザ端末11Aのユーザは、属性情報を未登録であるが、サービス(例えば、「通販_Z」)の利用に適したIDプロバイダのIDを知ることができる。なお、ユーザ端末11(例えば、ユーザ端末11A)上で、当該サービスの利用に用いるIDとして、属性情報を未登録のIDが選択されたときには、登録要求部137において、当該IDの提供元のIDプロバイダのIDプロバイダ認証サーバ21に対し、必要な属性情報の登録要求を行い、登録完了後、当該サービスを利用すればよい。
さらに、図13のS302の後、ユーザ端末11(例えば、ユーザ端末11A)のリコメンドIDリスト作成部134は、IDを未保有であるが、リコメンドIDプロバイダリスト(図3参照)におけるスコアが所定の閾値以上のIDプロバイダがあれば、IDプロバイダリストに追加するようにしてもよい。例えば、リコメンドIDプロバイダリストに、IDを未保有であるがスコアが所定の閾値「1.0」以上のIDプロバイダがあり、そのIDプロバイダが「G社」であるとき、図14に示すようにIDプロバイダリストに当該IDプロバイダの情報を追加したIDリコメンドリストを作成する。このようにすることで、ユーザ端末11Aのユーザは、IDを未登録であるがサービス(例えば、「通販_Z」)の利用に適したIDプロバイダを知ることができる。なお、ユーザ端末11(例えば、ユーザ端末11A)上で、サービスの利用に用いるIDとして、ID未登録のIDプロバイダが選択されたときには、登録要求部137において、当該IDプロバイダのIDプロバイダ認証サーバ21に対し、IDの登録要求を行い、登録完了後、当該サービスを利用すればよい。
なお、ユーザ端末11の利用可能IDプロバイダ選択部132が利用可能なIDプロバイダを選択するとき、ユーザ端末11が混雑した車内にあること等が検出されている場合には、認証方式がパスワード認証のIDプロバイダを選択しないようにしてもよい。このようにすることで、ユーザ端末11のユーザが認証に用いるパスワードの入力をするとき、パスワードが第三者に横から盗み見をされることを避けることができる。
また、前記したIDプロバイダスコア算出部433は、類似度算出部432により算出された類似度を加算することで各IDプロバイダのスコアを算出することとしたがこれに限定されない。例えば、IDプロバイダスコア算出部433は、類似度算出部432により算出された各ユーザの類似度に所定の重み付けを行った上でスコアを計算するようにしてもよい。
さらに、保有IDリストはユーザ端末11が保持することとしたがこれに限定されない。例えば、インターネット上の他のサーバ等で保持し、ユーザが保有する複数のユーザ端末11が閲覧可能であるようにしてもよい。
また、ユーザ端末11はユーザにリコメンドIDリストを提示し、ユーザから選択されたIDを用いてサービス提供サーバ31にサービス要求を行うこととしたがこれに限定されない。例えば、ユーザ端末11が、リコメンドIDリストに示されるIDの中から属性情報を登録済みで、当該ユーザ端末11で利用可能なIDで、かつ、スコアが最も高いIDを自動で選択し、サービス要求を行うようにしてももちろんよい。
(プログラム)
また、上記実施形態に係るIDプロバイダリコメンドサーバ41が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成し、実行することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。以下に、IDプロバイダリコメンドサーバ41と同様の機能を実現する制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図15は、IDプロバイダリコメンドプログラムを実行するコンピュータを示す図である。図15に示すように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU(Central Processing Unit)1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。ディスクドライブ1100には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1110およびキーボード1120が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1130が接続される。
ここで、図15に示すように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1090やメモリ1010に記憶される。
また、IDプロバイダリコメンドプログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、ハードディスクドライブ1090に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明したIDプロバイダリコメンドサーバ41が実行する各処理が記述されたプログラムモジュールが、ハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、IDプロバイダリコメンドプログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータとして、例えば、ハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、IDプロバイダリコメンドプログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、制御プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
11(11A,11B,11C) ユーザ端末
12,42 記憶部
13,43 制御部
21(21A,21B,21C) IDプロバイダ認証サーバ
31(31A,31B,31C) サービス提供サーバ
41 IDプロバイダリコメンドサーバ
131 サービス要求部
132 利用可能IDプロバイダ選択部
133 IDプロバイダリスト要求部
134 リコメンドIDリスト作成部
135 表示処理部
136 選択入力受付部
137 登録要求部
138 認証処理部
431 リコメンドIDプロバイダリスト作成部
432 類似度算出部
433 IDプロバイダスコア算出部
434 ユーザ情報更新部

Claims (8)

  1. ユーザ端末ごとに、当該ユーザ端末が利用しているIDプロバイダと、前記IDプロバイダにより提供されたIDを用いて利用しているサービスとを対応付けて示したユーザ情報テーブルと、
    ユーザ端末が新たなサービスを利用するとき、前記ユーザ端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報テーブルを参照して、当該ユーザ端末と、前記新たなサービスを既に利用している他のユーザ端末との間の、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度を算出する類似度算出部と、
    前記IDプロバイダごとに、当該IDプロバイダを利用する各ユーザ端末の前記類似度を加算して当該IDプロバイダのスコアを算出するスコア算出部と、
    前記算出された各IDプロバイダのスコアの高さに基づき、前記ユーザ端末が前記新たなサービスの利用に用いるIDプロバイダの候補を示すリコメンドIDプロバイダリストを作成するリスト作成部と
    を備えることを特徴とするIDプロバイダリコメンド装置。
  2. 前記リスト作成部は、
    前記算出されたスコアの高さに応じて選択したIDプロバイダを示した前記リコメンドIDプロバイダリストを作成することを特徴とする請求項1に記載のIDプロバイダリコメンド装置。
  3. 前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末で選択されたIDプロバイダおよび当該IDプロバイダのIDを用いて利用を開始したサービスの情報を受信したとき、前記情報に基づき、前記ユーザ情報テーブルを更新する更新部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のIDプロバイダリコメンド装置。
  4. ユーザ端末とIDプロバイダリコメンド装置とを含むIDリコメンドシステムであって、
    前記ユーザ端末は、
    新たなサービスを利用するとき、前記IDプロバイダリコメンド装置へリコメンドIDプロバイダリストを要求するIDプロバイダリスト要求部を備え、
    前記IDプロバイダリコメンド装置は、
    前記ユーザ端末ごとに、当該ユーザ端末が利用しているIDプロバイダと、前記IDプロバイダにより提供されたIDを用いて利用しているサービスとを対応付けて示したユーザ情報テーブルと、
    前記ユーザ端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報テーブルを参照して、当該ユーザ端末と、前記新たなサービスを既に利用している他のユーザ端末との間の、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度を算出する類似度算出部と、
    前記IDプロバイダごとに、当該IDプロバイダを利用する各ユーザ端末の前記類似度を加算して当該IDプロバイダのスコアを算出するスコア算出部と、
    前記算出された各IDプロバイダのスコアの高さに基づき、前記ユーザ端末が前記新たなサービスの利用に用いるIDプロバイダの候補を示すリコメンドIDプロバイダリストを作成し、送信するリスト作成部と
    を備えることを特徴とするIDリコメンドシステム。
  5. 前記リコメンドIDプロバイダリストは前記各IDプロバイダのスコアを含み、
    前記ユーザ端末は、さらに、
    当該ユーザ端末が保持するIDを、前記リコメンドIDプロバイダリストにおけるスコアが高いIDプロバイダのIDから順に並べたリコメンドIDリストを作成するリコメンドIDリスト作成部と、
    前記作成されたリコメンドIDリストを表示する表示処理部と、
    前記リコメンドIDリストに示されるIDの選択入力を受け付ける選択入力受付部とを備えることを特徴とする請求項4に記載のIDリコメンドシステム。
  6. 前記リコメンドIDリスト作成部は、
    当該ユーザ端末が保持するIDから、当該ユーザ端末において前記新たなサービスの利用に必要な属性情報を登録済みのIDプロバイダのIDを抽出し、前記抽出したIDを、前記リコメンドIDプロバイダリストにおけるIDプロバイダのスコアの高さに応じて並べたリコメンドIDリストを作成することを特徴とする請求項5に記載のIDリコメンドシステム。
  7. 前記リコメンドIDリスト作成部は、
    前記リコメンドIDプロバイダリストに、前記新たなサービスの利用に必要な属性情報を登録していないIDプロバイダがあるとき、当該ユーザ端末において前記新たなサービスの利用に必要な属性情報を登録済みのIDプロバイダのIDの後に、前記新たなサービスの利用に必要な属性情報を登録していないIDプロバイダのIDを、前記リコメンドIDプロバイダリストにおける前記IDプロバイダのスコアの高さに応じて並べて追加することを特徴とする請求項6に記載のIDリコメンドシステム。
  8. ユーザ端末が新たなサービスを利用するとき、前記ユーザ端末からの要求に応じて、前記ユーザ端末ごとに、当該ユーザ端末が利用しているIDプロバイダと、前記IDプロバイダにより提供されたIDを用いて利用しているサービスとを対応付けて示したユーザ情報テーブルを参照して、当該ユーザ端末と、前記新たなサービスを既に利用している他のユーザ端末との間の、利用IDプロバイダおよび利用サービスの類似度を算出するステップと、
    前記IDプロバイダごとに、当該IDプロバイダを利用する各ユーザ端末の前記類似度を加算して当該IDプロバイダのスコアを算出するステップと、
    前記算出された各IDプロバイダのスコアの高さに基づき、前記ユーザ端末が前記新たなサービスの利用に用いるIDプロバイダの候補を示すリコメンドIDプロバイダリストを作成するステップと
    IDプロバイダリコメンド装置に実行させることを特徴とするIDプロバイダリコメンド方法。
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