JP4161864B2 - シーリング材組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に変成シリコーンと呼ばれるアルコキシシリル基を有するポリオキシアルキレン化合物をベースポリマーとした、常温において硬化させることができるシーリング材組成物に関するものである。
近年、建築コストや時間の削減、性能や規格の統一という面から、工場で製造した窯業系サイジング材や金属パネルを現地で組み立てる工法が多用されるようになってきた。個人向け住宅や低層住宅に使用される窯業系サイジング材には、湿気硬化型の変成シリコーンと呼ばれるアルコキシシリル基含有ポリオキシアルキレンのシーリング材が多用されている。しかし、このシーリング材は耐候性が不十分であり、また耐汚染性も十分とは言えない。
変成シリコーンシーリング材の物性を改善する目的で、変成シリコーンをアルコキシシリル基含有アクリル系重合体で変成する手法が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。また、変成シリコーンシーリング材の耐汚染性や耐候性を高める可塑剤として、ラジカル重合性単量体を高温連続重合させて得られるアクリル系重合体が有用であることが知られている(例えば特許文献4〜5参照)。
特開昭59−78223号公報 特開昭59−168014号公報 特開平7−258535号公報 特開2001−207157号公報 国際公開WO01/83619号パンフレット
しかしながら、かかる手法では耐候性がなお不十分であったり、可塑剤がブリードしたりしてして、更なる改善が望まれていた。また、可塑剤の割合を増やすとシーリング材がタレやすく作業性が悪くなり、可塑剤の割合を減らすとシーリング材が硬くなって、また作業性が低下するため、耐候性の良い粘度調整剤または増量剤が望まれていた。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、優れた耐候性と伸びを有し、良好な耐汚染性を発現し、最適な作業性を有するシーリング材組成物を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明のシーリング材組成物は、ラジカル重合性単量体を150〜350℃の温度で連続重合させて得られ、重量平均分子量が8000〜30000であり、ガラス転移温度が−70〜−10℃であり、加水分解性シリル基を有しない(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A)、重量平均分子量が1000〜100000であり、加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレンを主成分とする化合物(B)、および前記(A)以外の可塑剤(C)を含有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1に記載の発明において、共重合体(A)および化合物(B)の合計100質量部を基準として、共重合体(A)の割合が5〜80質量部であり、化合物(B)の割合が20〜95質量部であり、可塑剤(C)の割合が10〜100質量部であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1または2に記載の発明において、共重合体(A)は、共重合体(A)100質量部を基準として、炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル50〜99.5質量部および炭素数1〜20のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル0.5〜50質量部を含有する単量体混合物をラジカル重合させて得られることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、化合物(B)は、1分子あたり2個以上の加水分解性シリル基を有し、重量平均分子量が2000〜50000であるポリオキシアルキレンを主成分とすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、可塑剤(C)は、分子量が100〜600のフタル酸エステルであることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、可塑剤(C)は、分子量が100〜600のエポキシ化合物であることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、可塑剤(C)は、重量平均分子量が1000〜15000の加水分解性シリル基を有しないポリオキシアルキレン化合物であることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明のシーリング材組成物は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、可塑剤(C)は、重量平均分子量が1000〜6000のポリアクリル酸エステルを主成分とする重合体であることを特徴とするものである。
本発明のシーリング材組成物は、作業性がよく、耐候性および耐汚染性が優れ、破断の伸度も大きく、建築土木分野で好適に用いることが可能である。
以下に、本発明の実施形態を詳細に説明する。本明細書において、アクリルとメタクリルをあわせて(メタ)アクリルという。
本発明のシーリング材組成物は、共重合体(A)、化合物(B)および可塑剤(C)を含有する。
共重合体(A)は、ラジカル重合性単量体を150〜350℃の重合温度にて連続反応装置で重合させることによって得られる。重合温度が150℃に満たない場合は、得られる共重合体の分子量が大きくなりすぎ、かつ反応速度が遅くなってしまう。他方350℃より高いと、分解反応が発生して重合液が着色したり、分子量が小さくなりすぎる。上記温度範囲で重合させることにより、分子量が適当で粘度が低く、無着色で夾雑物の少ない共重合体を効率よく製造することができる。すなわち、当該重合方法によれば、極微量の重合開始剤を使用すればよく、メルカプタンのような連鎖移動剤や、重合溶剤を使用する必要がなく、純度の高い共重合体が得られる。
共重合体(A)の製造に使用する単量体としては、ラジカル重合が可能であれば特に限定されないが、加水分解性シリル基を有する単量体は除かれる。加水分解性シリル基を有しない共重合体は保存安定性が特に良好である。シーリング材にしたときの機械的物性の点から、共重合体(A)100質量部を基準として、炭素数1〜8のアルキル基をエステル鎖に有するアクリル酸アルキルエステル単量体を50〜99.5質量部、炭素数1〜20のアルキル基をエステル鎖に有するメタクリル酸アルキルエステル単量体を0.5〜50質量部使用することが好ましい。
かかるアクリル酸アルキルエステルとしては、具体的にはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸s−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ネオペンチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸脂肪族アルキル、アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸クロロエチル、アクリル酸トリフルオロエチルおよびアクリル酸テトラヒドロフルフリル等のヘテロ原子含有アクリル酸エステル類が例示されるが、これらに限らない。また、これらのうちの2種類以上を併用してもよい。
好ましいアクリル酸アルキルエステルは、(B)成分であるポリオキシアルキレン化合物との相溶性がよいことやガラス転移温度(以下Tgともいう。)の低いものが得られる点からアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルである。
炭素数1〜20のアルキル基をエステル鎖に有するメタクリル酸アルキルエステルとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸s−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ネオペンチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸2−メトキシエチル、メタクリル酸メトキシ−トリ(オキシプロピリル)、メタクリル酸ポリエチレングリコール(n=8)エステル等が例示される。
好ましい単量体は、得られる共重合体が柔軟性の良好なものとなるため、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリルである。
共重合体(A)は、該共重合体の物性を損なわない範囲でその他の単量体を共重合させたものであってもよい。その他の単量体としては、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等のアミノ基含有(メタ)アクリル酸エステル類、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メタクリロキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、メタクリロキシヒドロキシプロピル−3−〔3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−ターシャリーブチル−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオネートおよび2−ヒドロキシ−4−(メタクリロキシエトキシ)ベンゾフェノン等の紫外線吸収基含有単量体、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルメタクリレートおよび2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルメタクリレート等の光安定性を有する単量体、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル等の炭素数10以上のアルキル基を有するアクリル酸エステル単量体が例示される。また、エチレン、プロピレン、1−ブテンおよびイソブチレンなどのα−オレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのクロロエチレン類、テトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデンなどのフルオロエチレン類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテルおよびシクロヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ベオバ9、ベオバ10(シェル化学製、炭素数が9および10の脂肪酸ビニル)およびラウリン酸ビニル等のビニルエステル類、エチルアリルエーテルおよびブチルアリルエーテル等のアリルエーテル類も使用できる。
共重合体(A)の製造に使用される各単量体の割合は、炭素数1〜8のアルキル基をエステル鎖に有するアクリル酸アルキルエステル単量体(a)50〜99.5質量部、炭素数1〜20のアルキル基をエステル鎖に有するメタクリル酸アルキルエステル単量体(b)0.5〜50質量部である。(a)が50質量部を下回るとガラス転移温度が高く、得られるシーリング材組成物が作業性の悪いものとなる場合がある。(a)が99.5質量部を超えると柔らかくなりすぎ、シーリング材硬化物の強度が低下する場合がある。(b)が0.5質量部を下回ると柔らかくなりすぎシーリング材硬化物のタレが発生する場合があり、50質量部を超えるとゴム弾性が低下してシーリング材硬化物の伸びが出ない場合がある。
共重合体(A)の重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算で、8000〜30000であることが必要であり、好ましくは9000〜15000である。重量平均分子量が8000を下回るとシーリング材の強度が十分でなく、30000を上回ると粘度が高くなりすぎて作業性が低下する。
共重合体(A)のガラス転移温度は−70〜−10℃であり、好ましくは−65℃〜−20℃である。−10℃を超えると冬場の作業性が低下して使用できない。一方−70℃を下回ると、粘着性が強くなり、耐汚染性に劣る。
共重合体(A)の製造に使用するラジカル重合開始剤としては、具体的にはジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチルオキシジカーボネート、ターシャリーブチルパーオキシピバレート、ジターシャリーブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドおよびラウロイルパーオキサイド等の過酸化物、または2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)および2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物、過硫酸アンモニウムおよび過硫酸カリウム等の無機過酸化物が挙げられる。
連鎖移動剤は耐候性の低下につながるため、実質的に用いないことが好ましい。
共重合体(A)の製造方法として、有機溶媒中で行う溶液重合または無溶剤で行う塊状重合を用いることができる。塊状重合が好ましいが、有機溶媒を用いる場合は、有機炭化水素系化合物が適当でありテトラヒドロフランおよびジオキサン等の環状エーテル類、ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳香族炭化水素化合物、酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトンおよびシクロヘキサノン等のケトン類等、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類が例示され、これらの1種または2種以上を用いることができる。溶媒の使用量は、80部以下とすることが好ましい。
共重合体(A)は、重合の進行と共に単量体を連続的に添加する高温連続重合によって製造される。
高温連続重合とは、単量体を150〜350℃の高温で連続重合させる重合方法である。これによれば、ゲル化の恐れが小さく、組成が均一で不純物の少ない共重合体が得られるため、シーリング材組成物の耐候性を高めることができる。
高温連続重合法としては、特表昭57−502171号公報、特開昭59−6207号公報、特開昭60−215007号公報等に開示された公知の方法に従えば良い。例えば、加圧可能な反応機を溶媒で満たし、加圧下で所定温度に設定した後、各単量体、及び必要に応じて重合溶媒とからなる単量体混合物を一定の供給速度で反応機へ供給し、単量体混合物の供給量に見合う量の重合液を抜き出す方法があげられる。又、単量体混合物には、必要に応じて重合開始剤を配合することもできる。その配合する場合の配合量としては、単量体混合物100質量部に対して0.001〜2質量部であることが好ましい。圧力は、反応温度と使用する単量体混合物及び溶媒の沸点に依存するもので、反応に影響を及ぼさないが、前記反応温度を維持できる圧力であればよい。単量体混合物の滞留時間は、1〜60分であることが好ましい。滞留時間が1分に満たない場合は単量体が充分に反応しない恐れがあり、未反応単量体が60分を越える場合は、生産性が悪くなってしまうことがある。好ましい滞留時間は2〜40分である。
化合物(B)は、重量平均分子量が1000〜100000であり、加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレンを主成分とする化合物である。化合物(B)は、一分子当たり2個以上の加水分解性シリル基を含み、重量平均分子量が2000〜50000であるものが好ましい。
ポリオキシアルキレン単位としては下記のものが例示される。
−(CH2n−O−(nは1〜10の整数)
−CH2CH(CH3)−O−
−CH2CH(C25)−O−
−CH2C(CH32−O−
−CH2CH(CH=CH2)−O−
ポリオキシアルキレン中に上記の繰り返し単位2種以上が含まれていてもよい。好ましくは作業性に優れる点で、−CH2CH(CH3)−O−である。また、一分子あたりの加水分解性シリル基の数は2〜4個が好ましい。5以上になると硬化物が硬くなりすぎる場合があり、1では硬化不十分になる場合があるからである。
かかる化合物は、いわゆる変成シリコーンと呼ばれるものであり、具体例としては、MSポリマーS203、S303、S810、サイリルSAT200、SAT350、SAT710(以上鐘淵化学工業株式会社製)、エクセスターESS2410、ESS3430、ESS2420、ESS3630(以上旭硝子株式会社製)等が例示される。
共重合体(A)とポリオキシアルキレンを主成分とする化合物(B)の配合比は、(A)/(B)が5〜80質量部/20〜95質量部(合計100質量部)であり、(A)/(B)が8〜40質量部/60〜92質量部が好ましく、(A)/(B)が10〜30質量部/70〜90質量部がより好ましい。(A)が5質量部未満ではシーリング材組成物が耐候性の不足したものとなる場合があり、80質量部を超えるとシーリング材組成物が硬化性の悪いものとなる場合がある。
加水分解性シリル基を有する化合物として、上記ポリオキシアルキレンを主成分とする化合物(B)のほかに、本発明のシーリング材組成物は、加水分解性シリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)が添加されたものであってもよい。共重合体(D)の使用量は、化合物(B)の同質量以下であることが好ましい。
加水分解性シリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)としては、炭素数1〜20のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体および加水分解性シリル基を含有する単量体の共重合体が挙げられ、Tgが−10℃以下のものが好ましい。共重合体(D)とポリオキシアルキレン化合物の混合物または反応物として、具体的に例示すると、MA903、MSX908、MSX911、MSX943、MA440、MA430、MA447(以上鐘淵化学工業株式会社製)が挙げられる。共重合体(D)とポリオキシアルキレン化合物(B)の混合物または反応物の重量平均分子量は2000〜50000が好ましい。重量平均分子量が2000未満では架橋密度が高くなりすぎて、シーリング材に十分な柔軟性を与えることができない場合があり、50000を超えると粘度が高くなり、シーリング材の塗工時に作業性が低下する場合がある。
本発明のシーリング材組成物が、加水分解性シリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)が添加されたものである場合には、上記共重合体(A)と化合物(B)の配合割合の記載において、化合物(B)には(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)の量も含まれる。
本発明のシーリング材組成物を構成するもう一つの必須成分(C)は、いわゆる可塑剤と呼ばれるものであり、分子量が100〜600のフタル酸エステル類、分子量が100〜600のエポキシ基含有化合物、重量平均分子量が1000〜15000であり加水分解性シリル基を含有しないポリアルキレングリコール類、および重量平均分子量が1000〜6000でありアクリル酸エステルを主成分とする共重合体などが挙げられる。これらは、共重合体(A)以外の可塑剤であり、2種以上が併用されてもよい。

分子量が100〜600のフタル酸エステル類の具体例としては、フタル酸ジ−オクチル、フタル酸ジ−2エチルヘキシル、フタル酸イソプロピル、フタル酸ジ−ドデシル等が挙げられる。分子量が100〜600のエポキシ基含有化合物としては、エポキシ化ヘキサヒドロフタル酸ジー2エチルヘキシル等のエポキシ基含有化合物が例示される。
重量平均分子量が1000〜15000であり加水分解性シリル基を含有しないポリアルキレングリコール類の具体例としては、旭硝子株式会社製「プレミノール4010」、「プレミノール5005」、「プレミノール3010」、日本油脂株式会社製「ユニオールD4000」、「ユニオールTG4000」などが挙げられる。
重量平均分子量が1000〜6000でありアクリル酸エステルを主成分とする共重合体は、アクリル酸エステルを主成分とする単量体を150〜350℃の重合温度で連続ラジカル重合させて得られる。かかる化合物の具体例としては、東亞合成株式会社製「ARUFON UP1000」、「ARUFON UP1010」、「ARUFON UP1020」、「ARUFON UP1080」、「ARUFON UP1110」、「ARUFON UP1120」、「ARUFON UH2032」、「ARUFON UH2041」、「ARUFON UH2130」等が例示される。
本発明のシーリング材組成物は、共重合体(A)および化合物(B)の合計量100質量部当たり可塑剤(C)を10〜100質量部含むものである。可塑剤(C)の割合が10質量部未満では可塑化効果が不十分となる場合があり、これを超えると硬化物が柔らかくなりすぎる場合がある。
本発明のシーリング材組成物は、上記以外の成分として、充填材、顔料、チクソ性付与剤、老化防止剤、硬化促進剤、密着増強剤、脱水剤等が添加されたものであってもよい。
充填材としては、平均粒径0.02〜2.0μm程度の軽質炭酸カルシウム、平均粒径1.0〜5.0μm程度の重質炭酸カルシウム、酸化チタン、カーボンブラック、合成ケイ酸、タルク、ゼオライト、マイカ、シリカ、焼成クレー、カオリン、ベントナイト、水酸化アルミニウムおよび硫酸バリウム、ガラスバルーン、シリカバルーン、ポリメタクリル酸メチルバルーンが例示される。これら充填剤により、力学的な性質が改善され、強度や伸度を向上することができる。
この中でも、物性改善の効果が高い、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウムおよび酸化チタンが好ましい。充填材の添加量は、(A)+(B)を100質量部として、50〜300質量部が好ましい。さらに好ましくは、100〜250質量部である。充填材の量が50質量部未満または300質量部を超えると、シーリング材の力学的性質が損なわれる場合がある。
さらに、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物および蓚酸アニリド系化合物などの紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系化合物などの光安定剤、ヒンダードフェノール系などの酸化防止剤、またはこれらの混合物である老化防止剤、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジアセトアセトナート等の錫系硬化促進剤、アマイドワックス系、シリカ系のチクソ性付与剤、アミノシラン、エポキシシラン等の密着性付与剤、ビニルシラン、メチルシラン類やオルト蟻酸メチルおよびオルト酢酸メチルなどの脱水剤、さらには有機溶剤を配合しても良い。
以下、合成例および実施例を挙げて、具体的に説明する。原料などの量を表す「部」は質量部を意味する。
<合成例1>
オイルジャケットを備えた容量1リットルの加圧式攪拌槽型反応器のオイルジャケット温度を、温度を195℃に保った。次いで、アクリル酸エステル単量体としてアクリル酸ブチル(以下BAという)、アクリル酸2−エチルヘキシル(以下HAという)及びメタクリル酸メチル(以下MMAという)をそれぞれ45部、45部、10部からなる単量体混合物に、重合開始剤としてジターシャリーブチルパーオキサイドの0.05部を混合した。一定の供給速度(48g/分、滞留時間:12分)で原料タンクから反応器に連続供給を開始し、反応器内の重量が580gになるように重合物を出口から連続的に抜き出した。その時の反応器内温は、199〜201℃に保たれた。さらに抜き出した反応物を30kPaに減圧し、250℃に保った薄膜蒸発機で連続的にモノマー等を回収した。
単量体混合物の供給開始から温度が安定してから36分後を反応液の回収開始点とし、これから35分反応を継続した結果、1700gの単量体混合液を供給し、1600gの重合体を回収した。溶媒としてテトラヒドロフランを使用し、GPCより求めたポリスチレン換算による共重合体の数平均分子量(以下Mnという)は4500、重量平均分子量(以下Mwという)は10200であり、E型粘度計による25℃の粘度は20900mPa・sであった。DSCにより測定したガラス転移温度は−59℃であった。この共重合体の組成は、1H−NMRから、BA/HA/MMA=45/45/10(質量比)であった。
<合成例2〜4>
合成例1と同様の方法により単量体を重合させ、合成例1と同様な処理を行って、表1記載の共重合体を合成した。表1中の略語でBMAはメタクリル酸ブチル、SMAはメタクリル酸ステアリルのことである。
Figure 0004161864
<合成例5>
滴下ロート、窒素導入管、温度計、攪拌機の付いた1リットルフラスコに、溶剤としてトルエン400部、メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン(MDSi)を3.0部を仕込み、窒素置換しながら90℃まで昇温した。温度が一定になったことを確認後、BA100.0部、HA85.0部、MMA50.0部、MDSi15.0部、およびアゾビスイソブチロニトリルの混合物を5時間かけて滴下した。更に3時間攪拌後重合を停止して、トルエンを留去後に液状の共重合体を224部得た。この共重合体の組成は、BA/HA/MMA/MDSi=40/34/20/6であり、Mn=3500、Mw=8600であった。
<実施例1〜4、比較例1〜2>
合成例1〜4の各(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A)、および加水分解性シリル基含有ポリオキシアルキレン(B)として旭硝子株式会社製「エクセスターESS3430」、または「エクセスターESS3430」と合成例5の共重合体を80/20で混合したもの(以下、EX−1)、(C)の可塑剤として、フタル酸エステルとしてフタル酸ジ−2エチルヘキシル(DOP)、エポキシ化合物として新日本理化株式会社製「サンソサイザーE−PS」、ポリプロピレングリコールとして日本油脂株式会社製「ユニオールD4000」、アクリル酸エステル共重合体として「ARUFON UP1110」を使用して、更に、軽質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム株式会社製カルファイン200M)、酸化チタン(石原産業株式会社製R−820)、硬化促進剤(ジブチル錫ジラウレート)、および老化防止剤(チバスペシャルティ株式会社製チヌビンB75)、脱水剤(メチルトリメトキシシラン)を表2に示す割合(質量部)で配合した。
Figure 0004161864
表2における原料の詳細は以下のとおりである。
・サンソサイザーE−PS:エポキシ化ヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(分子量:410)
・エクセスターESS3430:末端官能基3のメチルジメトキシシリル基含有ポリオキシプロピレン(Mw=25000)
・ユニオールD4000:Mw=4200のポリプロピレングリコール
・ARUFON UP1110:高温連続重合で製造したMw=3500のアクリル酸エステル共重合体
(評価)
・破断強度、破断伸度、50%引張応力(被着体はアルミ)はJIS・A5758(建築用シーリング材)に記載の方法に準じて実施した。
・作業性:JIS・A5758に準拠して、押出し試験(カートリッジからの押出しやすさ)とスランプ(タレ)試験をおこなった。
・促進耐候性試験は試料をJIS・A5758記載のホルダーに取り付け、アイスーパー試験機(岩崎電気製)にて500時間試験をおこない、クラックの発生する時間を測定した。
・耐汚染性試験は、7cm×15cmのガラス板の上面1/2に、試料をへらで泡が入らないように塗って、厚み1mmの試験板を作製した。名古屋市船見町で6ヶ月の屋外曝露を行い、汚れ具合を目視により次の判定基準で評価した。結果を表3に示す。
○:塵埃の付着がほとんどなかった。
△:塵埃が少し付着した。
×:塵埃がかなり付着した。
Figure 0004161864
良好なな作業性と耐候性、耐汚染性を有するシーリング材組成物が得られた。建築分野に有用な材料として使用できる。

Claims (8)

  1. ラジカル重合性単量体を150〜350℃の温度で連続重合させて得られ、重量平均分子量が8000〜30000であり、ガラス転移温度が−70〜−10℃であり、加水分解性シリル基を有しない(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A)、重量平均分子量が1000〜100000であり、加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレンを主成分とする化合物(B)、および前記(A)以外の可塑剤(C)を含有するシーリング材組成物。
  2. 共重合体(A)および化合物(B)の合計100質量部を基準として、共重合体(A)の割合が5〜80質量部であり、化合物(B)の割合が20〜95質量部であり、可塑剤(C)の割合が10〜100質量部であることを特徴とする請求項1に記載のシーリング材組成物。
  3. 共重合体(A)は、共重合体(A)100質量部を基準として、炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル50〜99.5質量部および炭素数1〜20のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル0.5〜50質量部を含有する単量体混合物をラジカル重合させて得られるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のシーリング材組成物。
  4. 化合物(B)は、1分子あたり2個以上の加水分解性シリル基を有し、重量平均分子量が2000〜50000であるポリオキシアルキレンを主成分とするものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシーリング材組成物。
  5. 可塑剤(C)は、分子量が100〜600のフタル酸エステルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシーリング材組成物。
  6. 可塑剤(C)は、分子量が100〜600のエポキシ化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシーリング材組成物。
  7. 可塑剤(C)は、重量平均分子量が1000〜15000の加水分解性シリル基を有しないポリオキシアルキレン化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシーリング材組成物。
  8. 可塑剤(C)は、重量平均分子量が1000〜6000のポリアクリル酸エステルを主成分とする重合体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシーリング材組成物。
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