JP4159206B2 - 排水路付き舗装路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、不透水舗装層の上方に、該不透水舗装層より薄層をなす透水性舗装層を設けて舗装路とした透水性舗装路にかかり、特に脇に排水路が設けられた排水路付き透水性舗装路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年高速道路等の舗装道路については透水性を有する舗装路が用いられている。 ここで、いわゆる透水性を有する舗装路とは、一般に路盤上に不透水性の舗装層を形成した後、その上に透水性舗装層を形成するもので、大量の雨水等が舗装道路表面に溜まると、走行する車両がスリップ事故等を起こすおそれがあるため、舗装道路の表面側に透水性舗装路を形成し、舗装道路表面の雨水等をスムーズに舗装路内に浸透させて排水しようとするものである。
【0003】
そして、従来は路盤の上に不透水舗装層を形成し、その上に前記不透水舗装層とほぼ同等の厚さにした透水舗装層を形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は以下に述べるような課題があった。
すなわち、透水性を有する舗装路は一般の不透水性舗装路と比較してコスト高となっている。また、透水性を有する舗装路は、その耐久性が短く、通常数カ年程度で再度舗装路の敷設工事を行う必要があった。なぜなら、透水性舗装路を敷設した当初は、透水性が良好であるが、大量の車両が走行すると、透水性舗装路が目詰まりを起こし、次第に透水性が悪化してしまう。そしてその耐久性の限度が工事を行ってから数カ年の短い期間なのだからである。
【0005】
かくして、本発明は上記従来の課題に対処すべく創案されたものであり、従来と同様の透水性を有する舗装路をコストを安価にして形成できると共に、脇に同時に形成される排水路についても従来より製品コストを安価にして提供できる排水路付き舗装路を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による排水路付き舗装路は、
路盤上に不透水舗装層を形成し、該不透水舗装層の上に不透水舗装層より薄層をなす透水性舗装層を設けて舗装路とし、該舗装路の脇には排水路が設けられた排水路付き舗装路であり、
前記排水路は、軸心方向に貫通する中空水路が設けられ、上面には長手方向へ向かい前記中空水路と外部とを連通する排水用溝条が設けられた側溝を連結し、かつ舗装路の表面と前記側溝の上面を略面一状態にして形成され、
前記側溝の長手方向の一方側端部には、前記排水用溝条を境にして排水用溝側条側から前記舗装路側に接する箇所にわたる長さの横幅で、かつ舗装路の表面から路盤と不透水舗装層の境界面にわたる長さの縦幅を有する切り欠きが形成され、隣り合う側溝の端部との連結時に前記切り欠きが舗装路の排水用スリットとして機能する、
ことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明に係る排水路付き舗装路の一実施の態様について説明する。
図において符号1は本発明による透水性を有する舗装路を示す。
該透水性を有する舗装路1は、図から理解されるように、路盤2の上方に不透水性の舗装層3が形成され、その上に透水性舗装層4が形成されて構成される。
【0008】
そして、図に示すように、透水性舗装層4はその下に形成された不透水性舗装層3より薄い層幅で形成されている。すなわち、通常、不透水性舗装層3の4分の3の層幅あるいは2分の1の層幅で形成される。
このように透水性舗装層4の層幅を薄く形成することによりその分だけ材料コスト並びに敷設コストを安価に出来る。
【0009】
次に、符号5は本発明で使用される側溝を示す。この側溝5を連結して敷設することにより排水路が形成される。
該側溝5には図に示すように、その軸心方向に向かって貫通する略縦楕円形状をなす中空水路6が設けられている。
尚、この中空水路6の形状は略縦楕円形状のものに限定されない。
【0010】
また、上面には長手方向に向かって前記中空水路6と外部とを連通する排水用溝条7が設けられている。
さらに、該側溝5の長手方向一方側部には、該側溝5の幅方向略中間位置に設けられた排水用溝条7を境にし、この排水用溝条7から舗装路1に接する側面8に向かって、約15ミリメートルの厚さで切り欠き9が設けられている。
【0011】
しかして、この側溝5を連結すると、前記の切り欠き9が舗装路1上に溜まった水を中空水路6に排水する排水用スリットの機能を果たすものとなる。
尚、本実施例では15ミリメートルの厚さになっているが、これに限定されることなく厚みに若干の変更があってもかまわない。
ここで、まず透水性を有する舗装路1の形成は路盤2上に不透水性の舗装層3を形成し、さらに、その上に透水性を有する舗装層4を前記不透水性舗装路3より薄層にして行う。
【0012】
そして、舗装路1の脇には側溝5を逐次連結しながら敷設して排水路を形成する。この際、側溝5の上面は舗装路1の上面とほぼ面一になるよう敷設する。
ここで、側溝5を連結するとき、前記の様に該側溝5の長手方向一端部側には切り欠き9が約15ミリメートルの厚さで設けられており、この切り欠き9が舗装路1上に溜まった雨水等をスムーズに中空水路6内に排水する機能を果たすものとなる。
【0013】
尚、図に示すように、切り欠き9が設けられた箇所にはその表面側にフィルター10を被せておくものとする。これにより切り欠き9内に土砂が入り込んで目詰まりをおこすおそれがない。
【0014】
【発明の効果】
かくして本発明は以上の構成よりなる。
そして、本発明による排水路付き舗装路であれば、透水性を有する舗装路をコストを安価にして形成できると共に、脇に同時に形成される排水路についても従来より製品コストを安価にして提供できるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を説明する構成説明図(その1)である。
【図2】 本発明の構成を説明する構成説明図(その2)である。
【図3】 本発明の構成を説明する構成説明図(その3)である。
【符号の説明】
1 透水性を有する舗装路
2 路盤
3 不透水性舗装層
4 透水性舗装層
5 側溝
6 排水路
7 排水用溝条
8 舗装路に接する側溝の側面
9 切り欠き
10 フィルター
Claims (1)
- 路盤上に不透水舗装層を形成し、該不透水舗装層の上に不透水舗装層より薄層をなす透水性舗装層を設けて舗装路とし、該舗装路の脇には排水路が設けられた排水路付き舗装路であり、
前記排水路は、軸心方向に貫通する中空水路が設けられ、上面には長手方向へ向かい前記中空水路と外部とを連通する排水用溝条が設けられた側溝を連結し、かつ舗装路の表面と前記側溝の上面を略面一状態にして形成され、
前記側溝の長手方向の一方側端部には、前記排水用溝条を境にして排水用溝側条側から前記舗装路側に接する箇所にわたる長さの横幅で、かつ舗装路の表面から路盤と不透水舗装層の境界面にわたる長さの縦幅を有する切り欠きが形成され、隣り合う側溝の端部との連結時に前記切り欠きが舗装路の排水用スリットとして機能する、
ことを特徴とする排水路付き舗装路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30489999A JP4159206B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 排水路付き舗装路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30489999A JP4159206B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 排水路付き舗装路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001123518A JP2001123518A (ja) | 2001-05-08 |
JP4159206B2 true JP4159206B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=17938639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30489999A Expired - Fee Related JP4159206B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 排水路付き舗装路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4159206B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30489999A patent/JP4159206B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2001123518A (ja) | 2001-05-08 |
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