JP4159191B2 - 印刷装置の排紙機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置から用紙を排出する排紙機構に係り、特に用紙をW字状に湾曲させて見かけ上の剛性を高めて排出する排紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷装置で印刷された用紙を排紙するに際して、用紙の両側縁を上方へ持ち上げるように傾斜した面に沿わせて用紙を送り出し、用紙をU字状(排紙方向に直交する断面で見た形状)に湾曲させて排紙方向の見かけ上の剛性、所謂腰の強さを高めることによって、用紙先端の垂れ下がりを生じさせずに排紙トレイ上に用紙を着地させる技術が特公昭58−46428号公報に開示されている。
【0003】
また、特公平8−22710号公報には、用紙の見かけ上の剛性をさらに高めるために、用紙の両側縁を上方へ持ち上げる傾斜面に加えて、さらに排出用紙の中央部を、下から上方へ突出している隆起部材に沿わせるように送り出すことによって、排紙方向に直交する断面で見てW字状に湾曲させる技術が開示されている。また、特開平6−239000号あるいは特開平6−239001号の公報には、用紙サイズなどの用紙の種類に関する情報を取り込み、それに応じてW字状に湾曲させる技術も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、用紙をU字状に湾曲させる技術については、適度な厚さを有する用紙を用いる場合には有効であるが、厚さが薄くて腰の殆どない用紙の場合には、剛性を高めるという目的に対しては不十分である。また、用紙をW字状に湾曲させる技術については、逆に、比較的強い腰の用紙を用いる場合には、用紙がW字型に湾曲せず、用紙が比較的平坦な状態のまま傾いて送り出されるという不具合があった。
【0005】
また、特開平6−239000号や特開平6−239001号の公報に記載されたように、用紙の種類を入力するための入力装置を用いる場合には、駆動制御部周辺の構成要素も大きくなり、またコストも高くなってしまう。
【0006】
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。したがって本発明の目的は、腰の強さが異なる各種用紙の違いに対して簡単な構成で対応でき、腰の殆どない用紙の場合には用紙をW字状に湾曲させて十分に剛性を高めることができ、逆に、比較的強い腰の用紙を用いる場合には用紙をW字状ではなくU字状に湾曲させられる印刷装置の排紙機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る印刷装置の排紙機構の第1の形態は、上述のような課題を解決するために以下のような特徴的構成を備えている。すなわち、印刷の済んだ用紙を印刷部から用紙受け部へ搬送する用紙搬送手段を備えた印刷装置の排紙機構において、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の幅の大略両側縁に対応する位置にて、上記傾斜ガイド部材による持ち上げ開始位置よりも用紙搬送方向下流側に設けられた該用紙の両側縁を沿わせて上方へ持ち上げるように案内する傾斜ガイド部材と、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の幅の大略中央に対応する位置にて、該用紙搬送手段の搬送面より下方から上方へ出没可能に突出する隆起部材と、上記隆起部材を突出方向へ付勢する付勢手段とを備えており、上記付勢手段は、上記隆起部材を付勢するバネ部材と、上記バネ部材の伸縮方向に沿って移動可能に構成され上記バネ部材を支持するブラケットとを備え、上記付勢手段の付勢力は、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の腰の強さに応じて上記隆起部材を出没させるように上記ブラケットの位置を調整することで可変に設定される。
【0008】
上記用紙搬送手段は、上記印刷済み用紙を搬送面に吸着させるべく空気を吸引する吸引手段を備えたベルトコンベアであるのが好ましい。
【0009】
上記付勢手段は、付勢力が可変に調整可能であるのが好ましい。また、上記隆起部材は、上記用紙搬送手段の搬送面からの突出高さが可変に調整可能であるのが好ましい。さらに、隆起部材は没入状態に固定できるのが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る印刷装置の排紙機構の第2の形態は、印刷の済んだ用紙を印刷部から用紙受け部へ搬送する用紙搬送手段を備えた印刷装置の排紙機構において、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の幅の大略両側縁に対応する位置にて、該用紙の両側縁を沿わせて上方へ持ち上げるように案内する傾斜ガイド部材と、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の幅の方向に少なくとも2以上設けられて、該複数の隆起部材が搬送方向の中心線に対称に配置されて、上記傾斜ガイド部材による持ち上げ開始位置よりも用紙搬送方向下流側に設けられた該用紙搬送手段の搬送面より下方から上方へ出没可能に突出する隆起部材と、上記隆起部材を突出方向へ付勢する付勢手段とを備えており、上記付勢手段は、上記隆起部材を付勢するバネ部材と、上記バネ部材の伸縮方向に沿って移動可能に構成され上記バネ部材を支持するブラケットとを備え、上記付勢手段の付勢力は、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の腰の強さに応じて上記隆起部材を出没させるように上記ブラケットの位置を調整することで可変に設定される。
【0011】
この場合も、上記用紙搬送手段は、上記印刷済み用紙を搬送面に吸着させるべく空気を吸引する吸引手段を備えたベルトコンベアであるのが好ましい。
【0012】
上記付勢手段も、付勢力が可変に調整可能であるのが好ましい。また、上記隆起部材も、上記用紙搬送手段の搬送面からの突出高さが可変に調整可能であるのが好ましい。さらにこの場合も、隆起部材は、任意の隆起部材を没入状態に固定できるのが好ましい。
【0013】
また、本発明に係る印刷装置の排紙機構の第3形態は、印刷の済んだ用紙を印刷部から用紙受け部へ搬送する用紙搬送手段と上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の幅の大略両側縁に対応する位置にて、該用紙の両側縁を沿わせて上方へ持ち上げるように案内する傾斜ガイド部材とを備えた印刷装置の排紙機構において、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の幅の方向に少なくとも2以上設けられて、該複数の隆起部材が搬送方向の中心線に対称に配置されて、上記傾斜ガイド部材による持ち上げ開始位置よりも用紙搬送方向下流側に設けられた該用紙搬送手段の搬送面より下方から上方へ出没可能に突出する隆起部材と、上記隆起部材を突出方向へ付勢する付勢手段とを備えており、上記付勢手段は、上記隆起部材を付勢するバネ部材と、上記バネ部材の伸縮方向に沿って移動可能に構成され上記バネ部材を支持するブラケットとを備え、上記付勢手段の付勢力は、上記用紙搬送手段上を搬送される用紙の腰の強さに応じて上記隆起部材を出没させるように設定される。
【0014】
第3形態においても、用紙搬送手段は、上記印刷済み用紙を搬送面に吸着させるべく空気を吸引する吸引手段を備えたベルトコンベアであるのが好ましい。
【0015】
同様に上記付勢手段は、付勢力が可変に調整可能であるのが好ましい。また、上記隆起部材も、上記用紙搬送手段の搬送面からの突出高さが可変に調整可能であるのが好ましい。さらに同様に、隆起部材は、任意の隆起部材を没入状態に固定できるのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明に係る印刷装置の排紙機構を正面側から見た斜視図を、また図2に、その縦断面図を示す。印刷された用紙は、版胴(図示せず)から剥されて用紙受けトレー(図示せず)へ排紙される。この排紙に際して、印刷済みの用紙は、搬送手段であるベルトコンベア10上に載置されて搬送される。排紙される印刷済み用紙は、図1の斜視図においては奥から手前側へベルトコンベア10上を搬送される。
【0017】
ベルトコンベア10の内側には、図2に示すように、吸引ボックス12が配置されており、その中に空気吸引用ファン13が設けられている。ベルトコンベア10には、図1に示すように多数の吸引開口14(図には部分的に表示している。)がベルト11に形成されており、空気吸引用ファン13が運転されると吸引開口14から周辺の空気がベルト11の下の吸引ボックス12内へ引き込まれ、ベルト11上の印刷済み用紙は、この引き込みにより生じる吸引力によってベルト11に吸着されて搬送される。吸引ボックス12の上端面には、図1にベルト11の下に仮想線で示すように開口15が形成されている。このように、排紙される印刷済み用紙が搬送される搬送面は、実質的にはベルト11の面および吸引ボックス12の上端面となる。
【0018】
ベルトコンベア10の両側方には、ベルトコンベア10上を搬送される用紙の側縁を持ち上げるように案内する斜面ガイド部材16が取り付けられている。すなわち、ベルトコンベア10上を搬送される用紙は、その両側縁が斜面ガイド部材16の斜面に沿って案内されるので、そのままの状態の用紙を搬送方向に直交する断面形状で見ると、両端が上方へ撓んで所謂U字状に湾曲する。なお、両斜面ガイド部材16はそれぞれ支点39で回動可能に支持されており、用紙の大きさ(幅寸法)に応じて互いの間の距離を拡げたり狭めたりできる。
【0019】
この構成例では、図1に示すように、ベルトコンベア10は、2本のベルト11が幾分間隔をあけて配置されており、その間の略中央には、吸引ボックス12から上方へ突出する隆起部材17が設けられている。隆起部材17は、図2に示すように、支点ピン18を中心にして回転可能なレバー部材からなっており、一端がバネ19によって係止されていて反時計方向へ回転するように付勢されており、すなわちレバー部材の他端が、吸引ボックス12の上端面に形成されたスリット20から略三角形状に上方へ突出する隆起部材17となっている。また、吸引ボックス12内に隠れているレバー部材の先端部分は、スリット20の周縁部分に当たっており、それ以上に回転しないように規制する係止部21となっている。
【0020】
図3は、隆起部材17を構成するレバー部材と、その周辺構造の詳細を示す要部拡大図である。レバー部材を支点ピン18の回りに反時計方向へ回転するように付勢するバネ19の強さは、可変に調整することができる。バネ19の一端はレバー部材に係止されており、他端は、図示の可動ブラケット22に係止されている。可動ブラケット22は、その中間部分にビス23と螺合する雌ネジが形成された中間板部24を有しており、ビス23は吸引ボックス12の一端に設けられた開口に遊びをもって挿通されて頭部が開口周縁に係止されている。また、バネ19の一端が係止された可動ブラケット22の一端と反対側の端部(折曲端部)25も、吸引ボックス12の一端に設けられた別の開口に挿通されて折り曲げられている。すなわちビス23は、これを締め込んだり緩めたりするに際して、吸引ボックス12に対しては頭部で引っ掛かった状態のまま自由に回転でき、そのとき可動ブラケット22は吸引ボックス12によって回転が規制されているのでビス23と供回りすることはなく、その結果、可動ブラケット22は図の左右方向に移動できる。可動ブラケット22が図の右方向に移動すると、バネ19は延びて隆起部材17を上方へ付勢する付勢力は強くなり、逆に左方向へ移動すると付勢力は弱まる。図1に示す開口26は、ビス23を回すドライバーの挿通口である。
【0021】
ベルトコンベア10上を吸着状態で搬送されてくる印刷済み用紙は、その幅方向の両端が斜面ガイド部材16に沿って持ち上げられ、さらに中央部が隆起部材17によって上方に持ち上げられる。したがって、コンベアの搬送方向に直交する断面で用紙の形状を見ると所謂W字状に湾曲した形状にされ、用紙の見かけ上の剛性が高められて前端部分の垂れ下がりを防止できる。
【0022】
印刷用紙の種類によって硬さが異なるが、厚手の硬い用紙の場合には、隆起部材17の持ち上げる力が弱いと、ベルトコンベア10に吸着されて搬送されている用紙の硬さ(腰の強さ)で隆起部材17を押し下げる力の方が勝り、用紙は不必要な変形をすることなく、U字状に湾曲した適度な変形による適度な見かけ上の剛性で排紙される。また、薄手の柔軟な用紙の場合には、隆起部材17の持ち上げる力で上述のようにW字状に湾曲した形状にされ、用紙の見かけ上の剛性が高められて排紙されるので前端部分の垂れ下がりを防止できる。このように、バネ19の弾性力を適宜調整することによって、隆起部材17は用紙自体の硬さ(剛性)に応じて用紙搬送面から出没するので、用紙の種類を表す情報を制御装置に一々入力して隆起部材17の突出を制御することは必要なく、極めて簡単な構造と調整操作で各種用紙に応じた適切な形状で排紙することができる。
【0023】
図4は、隆起部材17の突出高さを可変に調整できるようにした例を示す図であり、図3と同様に要部を拡大して示す図である。この構成例では、レバー部材の係止部21に当接する箇所を吸引ボックス12とは別部材で構成し、吸引ボックス12に取り付けた断面L字型の金具27を用いている。この金具27は、吸引ボックス12に形成された上下に長い長穴28に挿通したビス29によって吸引ボックス12に取り付け固定される。したがって、長穴28内のビス29の位置によって金具27の高さ位置を変えることができ、これに係止部21が当接して止まるレバー部材の突出高さを、すなわち隆起部材17の突出高さを可変に調整することができる。この突出高さも、用紙の種類に応じて適宜決定することができ、薄手の柔らかい用紙ほどW字状の湾曲を大きくするのが見かけ上の剛性を高めるのに好都合である。
【0024】
また、上述の構成例では、搬送される用紙の幅の略中央に1箇所だけ隆起部材17を設けているが、例えばベルトコンベア10のベルト11が細くて3本またはそれ以上設けられる場合、用紙幅の中心に対して左右対称となるように複数の箇所に隆起部材17を設けてもよい。これは、特に用紙サイズが大きくなる場合に有効である。また、そのように複数の隆起部材を設ける場合には、用紙サイズに応じることは勿論であるが、用紙の厚さないし硬さにも応じて任意の隆起部材を没入状態に固定することも有効である。例えば、用紙はかなり大きいサイズであるが幾分厚みのある用紙で多数の隆起部材による多数箇所の湾曲変形が必要ない場合には、突出する隆起部材の数を間引くことが好ましい。
【0025】
図5は、隆起部材17を没入状態に固定するための構成例を示す要部拡大図である。隆起部材17を構成するレバー部材の一方の先端には係止部21が形成されている。この係止部21が当接する相手部材を、上下に揺動して2位置で止まる選択レバー30で構成している。この2位置は、隆起部材17が上方に突出するのを許容する第1位置(図において実線で示す)と、隆起部材17を没入状態に固定する第2位置(図において仮想線で示す)とである。
【0026】
選択レバー30は、略中央に揺動中心31を有しており、その揺動中心31の近傍を通って掛け渡される引張りバネ32の一端が、選択レバー30の一方の端部に取付固定されている。引張りバネ32の他端は、吸引ボックス等の固定された構成要素の固定点33に取付固定されている。この固定点33の位置は、選択レバー30が係止部21に当接する上述の2位置の中間に位置している。選択レバー30がとる2位置の上下に、選択レバー30のそれ以上の回動を規制するストッパー34,35が設けられている。選択レバー30が上ストッパー34に当たっている第1位置から、下ストッパー35に当てっている第2位置へ回動するとき、引張りバネ32が選択レバー30の揺動中心31の上を通過する。引張りバネ32は、選択レバー30の揺動中心31の上を通過するときが最も長く延ばされ、通過した後は幾分短くなる。したがって選択レバー30は、第1および第2のそれぞれの位置で引張りバネ32の弾性力によってストッパー34,35に押し付けられ、その位置の姿勢で安定する。すなわち、隆起部材17の係止部21をそれぞれの位置で受け止め、第1位置で隆起部材17が上方に突出するのを許容し、第2位置で隆起部材17を没入状態に固定する。
【0027】
また、さらに別の変形として、傾斜ガイド部材は設けずに、その位置に出没可能な隆起部材を配置し、且つ全体として複数の隆起部材を用紙幅の中心に対して左右対称となる箇所に設けることもできる。この場合も、用紙サイズに応じて、また用紙の厚さないし硬さに応じて任意の隆起部材を没入状態に固定することが有効である。例えば、用紙幅の両端と中央の3箇所に隆起部材を設け、厚みがあって十分に硬い用紙を排紙する場合には、隆起部材を3箇所とも没入状態に固定して用紙本来の剛性だけで排紙するのが好ましい。その構成で全く腰がない薄い用紙を排紙する場合には、3箇所とも隆起部材を突出させておき、W字状に湾曲させて排紙することができる。また、その中間程度の厚さ硬さの用紙の場合には、両端の隆起部材を突出させるバネの付勢力を強くしておき、中央の隆起部材のバネを弱くしておけば、中央の隆起部材だけが用紙の固さで押し下げられてU字状に湾曲させて排紙することができる。あるいは、隆起部材の突出高さを、両端を高く中央を低くしておくことによっても、用紙をU字状に湾曲させて排紙することができる。さらには、U字状に湾曲させて排紙するのが好ましい用紙であることが初めから分かっている場合には、最初から中央の隆起部材だけを没入状態に固定しておくこともできる。また、3箇所以上に隆起部材を設ける場合であっても、排紙時に用紙を湾曲させる適切な形状を任意に選択することができる。
【0028】
なお、図2に示された40,41は、排紙される印刷済み用紙の紙詰まり(ペーパージャム)を検知する光学センサの投光部および受光部であり、図1に示された42は、その検知光のための透孔である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷装置の排紙機構を正面側から見て示す斜視図である。
【図2】 図1の排紙機構の縦断面図である。
【図3】 図2の隆起部材を構成するレバー部材と、その周辺構造の詳細を示す要部拡大図である。
【図4】 図2の隆起部材の突出高さを可変に調整できるようにするための構成例を示す要部拡大図である。
【図5】 図2の隆起部材を没入状態に固定するための構成例を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
10 ベルトコンベア
11 ベルト
12 吸引ボックス
13 空気吸引用ファン
14 吸引開口
15 ボックスの開口
16 斜面ガイド部材
17 隆起部材
18 支点ピン
19 バネ
20 スリット
21 係止部
22 可動ブラケット
23 ビス
24 中間板部
25 折曲端部
26 ドライバー挿通口
27 L字型金具
28 長穴
29 ビス
30 選択レバー
31 揺動中心
32 引張りバネ
33 固定点
34 ストッパー
35 ストッパー
39 支点
40 光学センサ
41 光学センサ
42 透孔
Claims (12)
- 印刷の済んだ用紙を印刷部から用紙受け部へ搬送する用紙搬送手段(10)を備えた印刷装置の排紙機構において、
上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の幅の大略両側縁に対応する位置にて、該用紙の両側縁を沿わせて上方へ持ち上げるように案内する傾斜ガイド部材(16)と、
上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の幅の大略中央に対応する位置にて、上記傾斜ガイド部材(16)による持ち上げ開始位置よりも用紙搬送方向下流側に設けられた該用紙搬送手段の搬送面より下方から上方へ出没可能に突出する隆起部材(17)と、
上記隆起部材(17)を突出方向へ付勢する付勢手段(19)とを備えており、
上記付勢手段(19)は、上記隆起部材(17)を付勢するバネ部材と、上記バネ部材の伸縮方向に沿って移動可能に構成され上記バネ部材を支持するブラケット(22)とを備え、
上記付勢手段(19)の付勢力は、上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の腰の強さに応じて上記隆起部材(17)を出没させるように上記ブラケット(22)の位置を調整することで可変に設定されることを特徴とする印刷装置の排紙機構。 - 上記用紙搬送手段(10)は、上記印刷済み用紙を搬送面に吸着させるべく空気を吸引する吸引手段(12,13,14,15)を備えたベルトコンベアである、請求項1記載の印刷装置の排紙機構。
- 上記隆起部材(17)は、上記用紙搬送手段(10)の搬送面からの突出高さが可変に調整可能である、請求項1記載の印刷装置の排紙機構。
- 上記隆起部材(17)は没入状態に固定できる、請求項1記載の印刷装置の排紙機構。
- 印刷の済んだ用紙を印刷部から用紙受け部へ搬送する用紙搬送手段(10)を備えた印刷装置の排紙機構において、
上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の幅の大略両側縁に対応する位置にて、該用紙の両側縁を沿わせて上方へ持ち上げるように案内する傾斜ガイド部材(16)と、
上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の幅の方向に少なくとも2以上設けられて、該複数の隆起部材(17)が搬送方向の中心線に対称に配置されて、上記傾斜ガイド部材(16)による持ち上げ開始位置よりも用紙搬送方向下流側に設けられた該用紙搬送手段の搬送面より下方から上方へ出没可能に突出する隆起部材(17)と、
上記隆起部材(17)を突出方向へ付勢する付勢手段(19)とを備えており、
上記付勢手段(19)は、上記隆起部材(17)を付勢するバネ部材と、上記バネ部材の伸縮方向に沿って移動可能に構成され上記バネ部材を支持するブラケット(22)とを備え、
上記付勢手段(19)の付勢力は、上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の腰の強さに応じて上記隆起部材(17)を出没させるように上記ブラケット(22)の位置を調整することで可変に設定されることを特徴とする印刷装置の排紙機構。 - 上記用紙搬送手段(10)は、上記印刷済み用紙を搬送面に吸着させるべく空気を吸引する吸引手段(12,13,14,15)を備えたベルトコンベアである、請求項5記載の印刷装置の排紙機構。
- 上記隆起部材(17)は、上記用紙搬送手段(10)の搬送面からの突出高さが可変に調整可能である、請求項5記載の印刷装置の排紙機構。
- 上記隆起部材(17)は、任意の隆起部材(17)が没入状態に固定できる、請求項5記載の印刷装置の排紙機構。
- 印刷の済んだ用紙を印刷部から用紙受け部へ搬送する用紙搬送手段(10)と上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の幅の大略両側縁に対応する位置にて、該用紙の両側縁を沿わせて上方へ持ち上げるように案内する傾斜ガイド部材(16)とを備えた印刷装置の排紙機構において、
上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の幅の方向に少なくとも2以上設けられて、該複数の隆起部材(17)が搬送方向の中心線に対称に配置されて、上記傾斜ガイド 部材(16)による持ち上げ開始位置よりも用紙搬送方向下流側に設けられた該用紙搬送手段の搬送面より下方から上方へ出没可能に突出する隆起部材(17)と、
上記隆起部材(17)を突出方向へ付勢する付勢手段(19)とを備えており、
上記付勢手段(19)は、上記隆起部材(17)を付勢するバネ部材と、上記バネ部材の伸縮方向に沿って移動可能に構成され上記バネ部材を支持するブラケット(22)とを備え、
上記付勢手段(19)の付勢力は、上記用紙搬送手段(10)上を搬送される用紙の腰の強さに応じて上記隆起部材(17)を出没させるように上記ブラケット(22)の位置を調整することで可変に設定されることを特徴とする印刷装置の排紙機構。 - 上記用紙搬送手段(10)は、上記印刷済み用紙を搬送面に吸着させるべく空気を吸引する吸引手段(12,13,14,15)を備えたベルトコンベアである、請求項9記載の印刷装置の排紙機構。
- 上記隆起部材(17)は、上記用紙搬送手段(10)の搬送面からの突出高さが可変に調整可能である、請求項9記載の印刷装置の排紙機構。
- 上記隆起部材(17)は、任意の隆起部材(17)が没入状態に固定できる、請求項9記載の印刷装置の排紙機構。
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