JP4159039B2 - カメラ監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視領域を撮影するカメラにより取得した画像を監視センタなどに効率よく転送し、監視業務を行うことができるカメラ監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
研究所、その他様々な重要な施設で部外者の侵入を監視するシステムが広く採用されている。カメラを用いた監視システムでは、様々な場所、例えば、エントランスや廊下やあるいは、フェンスに沿って監視カメラを配置し、撮影した画像を管理者側にあるモニタテレビで監視する、といった方法が採用されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−86295号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
飛行場や変電所といった広大な監視地域のフェンスに沿って、監視カメラを配置する場合には、非常に長い距離に渡って信号伝送用の電線を張り巡らす必要がある。また、こうした電線を張り巡らす工事は、多額のコストがかかる上に落雷などに対して被害を受けやすいという問題がある。また、撮影した画像信号を例えば、MPEG方式といった画像処理方式によって圧縮し、無線送信するシステムもある。しかしながら、データを圧縮したり伸長処理を行うと、時間遅れが発生するために、監視画像のリアルタイム性が損なわれる、という問題もあった。
【0005】
本発明は以上の点に着目してなされたもので、赤外線通信を使用することにより電線を張り巡らす必要を排除し、設備コストを安くすることができ、落雷にも強いカメラ監視システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、アナログ信号をリアルタイムで転送することによってデータ圧縮や伸長処理のための時間遅れを防止し、リアルタイム性の高い監視動作ができるカメラ監視システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次の構成1と2と3、1と2と4または1と2と5の組み合わせにより上記の課題を解決する。
〈構成1〉
監視対象領域を撮影するカメラと、上記カメラにより撮影して取得した、監視対象領域の1フレーム分の画像データを、1走査線分ずつ、赤(R)信号、緑(G)信号、青(B)信号成分に分解して繋ぎ合わせたシリアル信号を生成する画像信号処理部、この画像信号処理部の出力信号をFM変調するFM変調部、このFM変調部の出力する監視画像信号を、予め選択したチャンネルの赤外線ビームに変換して、所定の方向に向けて赤外線ビームを送信する赤外線送信部、及び、別の監視装置の赤外線送信部から送信された、上記チャンネルとは異なるチャンネルの赤外線ビームを受信して電気信号化して、上記赤外線送信部に転送し、上記監視画像信号と合成させる赤外線受信部を備えた監視装置とから成ることを特徴とするカメラ監視システム。
【0007】
監視用に設置されたカメラで、監視対象領域を撮影して、赤外線ビームを用いて、撮影した監視画像信号を所定の方向に送信する。所定の方向というのは、監視画像信号を利用する下流側のことである。カメラと監視装置は、監視対象領域の各部に配置されている。各監視装置は、上流側の別の監視装置の発する赤外線ビームを受信して、そのまま下流側に転送する機能を持つ。各監視装置は、それぞれ予め選択したチャンネルの赤外線ビームを送信するから、各監視装置の赤外線ビームは、そのまま周波数多重化されて合成され下流側に転送される。1フレーム分の画像データを、1走査線分ずつ、赤(R)信号、緑(G)信号、青(B)信号成分に分解して繋ぎ合わせたシリアル信号を転送するので、時間遅れのないリアルタイムな画像を監視できる。
【0008】
〈構成2〉
構成1に記載のカメラ監視システムにおいて、複数台の上記カメラ及び監視装置を所定の間隔で列状に配置し、任意の第1の監視装置の赤外線送信部から、隣接する第2の監視装置に向けて赤外線ビームを送信したとき、当該赤外線ビームが上記第2の監視装置の赤外線受信部にのみ入射して、次に隣接する第3の監視装置の赤外線受信部には入射しないように、上記第1の監視装置の赤外線送信部と、上記第2の監視装置の赤外線受信部とを繋ぐ直線上に、上記第3の監視装置の赤外線受信部を配置しないことを特徴とするカメラ監視システム。
【0009】
監視画像信号は、任意の第1の監視装置から、それに隣接する第2の監視装置、さらに隣接する第3の監視装置の順に一連続で転送される。故に、第1の監視装置の赤外線送信部から送信した赤外線ビームが、次の第2の監視装置を通り越して、第3の監視装置の赤外線受信部に入射すると、正規の手順で第2の監視装置から第3の監視装置に転送された信号と干渉する。そこで、第1の監視装置の赤外線送信部と第2の監視装置の赤外線受信部とを繋ぐ直線上に、第3の監視装置の赤外線受信部を配置しないようにした。
【0010】
〈構成3〉
構成2に記載のカメラ監視システムにおいて、監視対象領域に沿って複数のポールが設置され、これらの各ポールに、上記監視装置の上記赤外線送信部に接続された発光素子を備えた送信機と上記赤外線受信部に接続された受光素子を備えた受信機とを、その地上高がほぼ同一になるようにすると共に、上記送信機から常に斜め方向に発射された赤外線ビームが次の監視装置の受信機に受信されるように配設したことを特徴とするカメラ監視システム。
【0011】
構成2の具体例である。このようにすれば、送信機から、次の監視装置の受信機に向かって発射された赤外線ビームが、その次の監視装置の受信機を通過して、例えば、1つ置いた別のポールに固定された受信機に達して信号の干渉が起こるというような事態を回避できる。
【0012】
〈構成4〉
構成2に記載のカメラ監視システムにおいて、監視対象領域に沿って複数のポールが設置され、これらの各ポールに、上記監視装置の上記赤外線送信部に接続された発光素子を備えた送信機と上記赤外線受信部に接続された受光素子を備えた受信機とを、上下方向に並べて配置すると共に、上記送信機から常にほぼ地面に平行な方向に発射された赤外線ビームが次の監視装置の受信機に受信されるように配設したことを特徴とするカメラ監視システム。
【0013】
構成2の具体例である。送信機から赤外線ビームが1つ置いた別のポールに固定された受信機に達することを回避する。
【0014】
〈構成5〉
構成2に記載のカメラ監視システムにおいて、監視対象領域に沿って複数のポールが設置され、これらの各ポールに、上記監視装置の上記赤外線送信部に接続された発光素子を備えた送信機と上記赤外線受信部に接続された受光素子を備えた受信機とを、その地上高がほぼ同一になるようにすると共に、上記送信機から発射される赤外線ビームと次の監視装置の送信機から発射される赤外線ビームとが異なる方向を向くように配設したことを特徴とするカメラ監視システム。
【0015】
これも構成2の具体例である。送信機から発射された赤外線ビームが1つ置いた別のポールに固定された受信機に達することはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
図1は、カメラ監視システムの具体例を示すブロック図である。
図1(a)において、カメラ1は、監視対象を撮影するための例えば、ビデオカメラなどである。この撮影した画像信号は、色成分ごとに分解されて、Rデータメモリ2R、Gデータメモリ2G、及び、Bデータメモリ2Bに記憶されている。画像信号処理部3は、Rデータメモリ2R、Gデータメモリ2G、及び、Bデータメモリ2Bから順番に1ライン分ずつ画像信号を取り出して、後で説明する要領でシリアル変換し、FM変調部4に出力する機能を持つ。
【0017】
FM変調部4は、入力した信号を外部雑音に強いFM変調処理して、この監視画像信号を赤外線送信部5に向けて出力する機能を持つ。赤外線送信部5は、発光ダイオードなどの発光素子6を駆動して受信側に向けて赤外線ビームを送信する機能を持つ。赤外線受信部8は、隣接した同様の構成の装置から赤外線ビームを受光素子7により受信し、その信号を赤外線送信部5に送り込む機能を持つ。赤外線送信部5は、FM変調部4の出力と赤外線受信部8の出力とを合成して、そのまま重ね合わせ赤外線ビームを送信するように動作する。
【0018】
後で説明するように監視領域に設けられた多数のカメラには、図1(b)に示すようなブロック構成の回路が付属している。なお、こうして送信された監視画像信号を受信し、モニタに表示するために図1(b)に示すような回路が使用される。画像信号の帯域は、1チャンネル当たり、例えば、12.5メガヘルツとする。FM変調された赤外線は、約200メガヘルツ程度のバンド幅で送信する。例えば、カメラが10台あれば、1チャンネルから10チャンネルまでそれぞれバンド幅が200メガヘルツの赤外線ビームを加え合わせたものが送信される。これが、受信側の受光素子11により受信される。
【0019】
受信された信号は、増幅機12により所定のレベルまで増幅され、光ファイバ13によって監視センタ側まで転送される。受信された信号は、増幅機14で再び増幅して、レベル調整をした後、10チャンネルの場合には、10台のチャンネルアンプ15にそれぞれ分岐されて入力する。各チャンネルアンプ15は、1チャンネルから10チャンネルまでの信号を選択して増幅する。その出力がそれぞれ復調部16に入力して、元の画像信号が取り出される。その画像信号を画像信号処理部17において処理し、ディスプレイ18に受信した画像を表示する。こうして例えば、10台のディスプレイに各カメラが撮影した画像を表示し、監視動作を行う。
【0020】
図2は、画像信号処理部の動作を説明する説明図である。
カメラ1で撮影した画像信号は、例えば、CCDデバイス20によって電気信号に変換される。カラーカメラの場合には、例えば、3色分のCCDデバイスが設けられ、それぞれ色フィルタを用いてR信号、G信号、B信号成分の画像信号が得られる。これらの信号が図1に示したメモリ2R、2G、2Bに記憶された後、1ライン分ずつ、すなわち、走査線1本分ずつの信号を図2のように順にシリアルに接続した画像信号を得る。この信号は、例えば、NTSCテレビジョン信号の1走査線分の信号と同様の構成のものにする。
【0021】
こうして得られた画像信号22をFM変調部4において変調し、赤外線ビーム25として送信する。受信された赤外線ビームは復調部16で画像信号26に復調される。この信号は、NTSC方式の受像機によって、そのままディスプレイ23に表示される。このように画像信号をそのまま1ライン分ずつシリアル信号とし、NTSCテレビジョン方式の信号で送信するといったアナログ転送方式を採用するため、受信側において受信された信号は、そのままディスプレイで再生され、信号の圧縮や伸長処理といった特別な処理を必要としない。
【0022】
従って、リアルタイム性に優れた、すなわち、時間遅れのない画像が監視側でディスプレイに表示されることになる。また、カメラの出力信号をそれぞれ別々の周波数帯域にある赤外線ビームにすることで、図1に示した赤外線送信部5でFM変調部4の出力と赤外線受信部8の出力を合成する際に、信号を単純加算するだけでよい。すなわち、非常に信号の多重化処理が簡単になる。
【0023】
図3は、実際の監視対象領域に設置されたポールとそのポールに取り付けられた送受信機の状態を示す側面図である。
監視対象地域の各所に、図3に示すようなポール30、40、50を設備する。ポール30には、受信機31と送信機32とがバンド33を用いて固定されている。送信機32の上面には、カメラ1Aが固定されている。このカメラ1Aは、ポール30の周辺の状態を例えば、首振りを行いながら自動的に撮影する。受信機31には、図1を用いて説明した受光素子7や赤外線受信部8などが取り付けられている。また、送信機32には図1を用いて説明した発光素子6やこれらを駆動する回路が組み込まれている。このポール30に隣接するポール40には、受信機41と送信機42とがバンド43を用いて固定されている。送信機42の上面には、カメラ1Bが固定されている。また、さらに、その右側のポール50には、受信機51と送信機52がバンド53を用いて固定されている。送信機52の上面には、カメラ1Cが取り付けられている。受信機41と51は、受信機31と同一の構成をしている。送信機42と52は、送信機32と同様の構成をしている。
【0024】
ここで、例えば、送信機32からカメラ1Aの撮影した画像による監視画像信号が送信されたとする。その赤外線ビーム25は、ポール40に取り付けられた受信機41に達する。ポール40に取り付けられたカメラ1Bの撮影した画像も、送信機42から送信される。その赤外線ビーム26は、ポール50に取り付けられた受信機51に受信される。この時、例えば、赤外線ビーム25がポール40の側方を通過してポール50の受信機51に達すると、赤外線ビーム26との間で干渉を生じる恐れがある。すなわち、ポール40の受信機41が受信した信号は、内部で赤外線受信部8(図1)により処理され、赤外線送信部5を経て、再び赤外線ビームとなって送信される。この信号と送信機32から直接送信された赤外線ビーム25による信号とは、同一の内容であって、若干の位相差が存在する。従って、両方の信号が受信機51で受信され、これが再び別の監視装置に送信された場合、信号の干渉によって劣化が生じる恐れがある。
【0025】
そこで、図3に示すように一番端の監視装置の送信機32から中央の監視装置の受信機41に向けて、赤外線ビーム25を送信したときに、1つ先のポール50に設けられた受信機51にその赤外線ビーム25が入射しないように受信機41と51の位置関係を決める。すなわち、送信機32と受信機41と受信機51とが、同一直線上に配置されないように送信機32と受信機41を繋ぐ直線上を避けて受信機51を配置する、というようにする。この原理に基づく構成は、各種考えられるが、図3に示した例では、送信機と受信機とを一体化した監視装置の位置をそのまま上下にポール上でシフトさせることで、容易に実現できる。従って、構成が最も簡単で設定も容易な効果がある。なお、上記の監視画像信号は、図3の左側から送信されたあるチャンネルの赤外線ビームと自分の監視装置に設けられたカメラにより得られた監視画像信号に基づく赤外線ビームを合成したものになる。この信号を順次左側から右側に順送りすることで、広大な領域の監視画像を順番に監視センタに向けて転送し、一括して監視することが可能になる。
【0026】
図4は、本発明のカメラ監視システムの全体像と信号転送方法を説明する説明図である。
図4(a)において、監視対象領域60の周りに設けられたフェンスの部分に多数のポール61を設置し、それぞれ監視用のカメラを取り付けている。赤外線ビーム25は、例えば、図4(a)のように左回りと右回りのルートで順に左隅の電柱62に取り付けられた受信機に向けて転送される。赤外線ビームをこのように各監視装置を通じて順送りすると、ビームの強さを充分弱くすることができ、省電力化が可能になる。
【0027】
また、赤外線ビーム自身は、特に周囲に発散しても弊害は生じないが、先に説明した通り隣り合う監視装置を飛び越して、別の監視装置に赤外線ビームが達すると、弊害を生じることがあるので、適切なレベルに調整して送信される。電柱62に設けられた受信機は、図1に示す増幅機を備えている。そしてその増幅機を用いて増幅した信号を光ファイバ13を通じて転送し、監視センタ70に送る。監視センタ70は、監視対象領域60から充分に離れた場所にあっても構わない。監視センタ70の受信装置71には、図1に示したチャンネルアンプなどを含む回路が組み込まれている。ディスプレイ72は、例えば、監視対象領域に設けられたカメラの内、重要なカメラで撮影した画像を表示することができるように複数台設けられる。もちろん、チャンネルを切り換えながら目的とするカメラの撮影した画像のみを表示できるようにしても構わない。
【0028】
図4(b)は、赤外線ビームの転送方法の一例を示す。この例では、監視対象領域に沿って設置された多数のポール80に、それぞれ送信機81と受信機82をその地上高がほぼ同一になるように固定している。そして送信機81から常に斜め下に向けて赤外線ビーム25が発射される。その赤外線ビーム25は受信機82により受信される。このようにすれば、送信機81から受信機82に向かって発射された赤外線ビーム25は、その次の受信機を通過して例えば、1つ置いた別のポールに固定された受信機に達するということがない。
【0029】
図4(c)、(d)は、それぞれ赤外線ビームの転送方法の他の例を示すもので、同様の目的で構成されたものである。
図4(c)では、一番左端のポール80には、送信機81を上部に、送信機82を下部に取り付けている。一方、その隣のポール80−1には、下側に送信機81−1が固定され、上側に送信機82−1が固定されている。従って、ポール80からポール80−1に送信される赤外線ビーム25は、ほぼ地面に平行な方向に向けられる。一方、ポール80−1の送信機81−1から送信される赤外線ビームは、1段低い位置からポール80−2に向けて送信される。従って、ポール80の送信機81から送信された赤外線ビームがポール80−2の受信機82−2に達する恐れがない。
【0030】
図4(d)は、4本のポール80、80−1、80−2、80−3を上から見た図である。
ポール80には、受信機84と送信機85とがほぼ同一平面上で互いに異なる方向を向いた状態で対向配置されている。送信機85からは、赤外線ビーム25が送信される。ポール80−1には、受信機84−1と送信機85−1とが前述の受信機84と送信機85と同様に、ほぼ同一平面上で互いに異なる方向を向いた状態で対向配置されている。また、ポール80−2にも同様な状態で、受信機84−2と送信機85−2が設けられている。送信機85から発信された赤外線ビーム25は、ポール80−1の受信機84−1に達する。また、ポール80−1の送信機85−1から送信された赤外線ビーム26は、ポール80−2の受信機84−2に達する。すなわち、送信機85から発射される赤外線ビーム25と、次の監視装置の送信機85−1から発射される赤外線ビーム26とは、異なる方向を向くようにされている。従って、この例でも、左側のポール80の送信機85から送信された赤外線ビーム25は、1つ置いた他のポールの受信機に達することはなく、これまでと同様の効果が得られる。
【0031】
以上のように、カメラによって撮影して取得した監視対象領域の1フレーム分の画像データを、1走査線分ずつ赤信号、緑信号、青信号成分に分解して繋ぎ合わせ、シリアル信号による監視画像信号をチャンネルごとに重ね合わせ、合成して順送り転送するようにしたので、信号をアナログ信号のまま、監視センタに転送し、リアルタイム性の高い監視画像を得ることができる。また、これらを赤外線ビームにして転送することによって、接続ケーブルをなくし、設備コストを安くすることができる。さらに、赤外線ビームが隣の監視装置を飛び越して別の監視装置に達することがないような配置にすることによって、干渉の少ない良好な画像を順送り転送することが可能になる。
【0032】
なお、上記のコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ監視システムの具体例を示す図で、(a)はブロック図、(b)はブロック構成の回路図である。
【図2】本発明に係る画像信号処理部の動作を説明する説明図である。
【図3】実際の監視対象領域に設備されたポールとそのポールに固定された送受信機の状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係るカメラ監視システムの全体像と信号転送方法を説明する図で、(a)はカメラ監視システムの全体像の説明図、(b)は赤外線ビームの転送方法の一例の説明図、(c)は赤外線ビームの転送方法の他の例の説明図、(d)は赤外線ビームの転送方法の、さらに他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ
2R Rデータメモリ
2G Gデータメモリ
2B Bデータメモリ
3 画像信号処理部
4 FM変調部
5 赤外線送信部
6 発光素子
7 受光素子
8 赤外線受信部
11 受光素子
12、14 増幅機
13 光ケーブル
15 チャンネルアンプ
16 復調部
17 画像信号処理部
18 ディスプレイ
Claims (3)
- 監視対象領域を撮影するカメラと、
前記カメラにより撮影して取得した、監視対象領域の1フレーム分の画像データを、1走査線分ずつ、赤(R)信号、緑(G)信号、青(B)信号成分に分解して繋ぎ合わせたシリアル信号を生成する画像信号処理部、この画像信号処理部の出力信号をFM変調するFM変調部、このFM変調部の出力する監視画像信号を、予め選択したチャンネルの赤外線ビームに変換して、所定の方向に向けて赤外線ビームを送信する赤外線送信部、及び、別の監視装置の赤外線送信部から送信された、前記チャンネルとは異なるチャンネルの赤外線ビームを受信して電気信号化して、前記赤外線送信部に転送し、前記監視画像信号と合成させる赤外線受信部を備えた監視装置とから成り、
複数台の前記カメラ及び監視装置を所定の間隔で列状に配置し、任意の第1の監視装置の赤外線送信部から、隣接する第2の監視装置に向けて赤外線ビームを送信したとき、当該赤外線ビームが前記第2の監視装置の赤外線受信部にのみ入射して、次に隣接する第3の監視装置の赤外線受信部には入射しないように、前記第1の監視装置の赤外線送信部と、前記第2の監視装置の赤外線受信部とを繋ぐ直線上に、前記第3の監視装置の赤外線受信部を配置しないようにし、
監視対象領域に沿って複数のポールが設置され、これらの各ポールに、前記監視装置の前記赤外線送信部に接続された発光素子を備えた送信機と前記赤外線受信部に接続された受光素子を備えた受信機とを、その地上高がほぼ同一になるようにすると共に、前記送信機から常に斜め方向に発射された赤外線ビームが次の監視装置の受信機に受信されるように配設したことを特徴とするカメラ監視システム。 - 監視対象領域を撮影するカメラと、
前記カメラにより撮影して取得した、監視対象領域の1フレーム分の画像データを、1走査線分ずつ、赤(R)信号、緑(G)信号、青(B)信号成分に分解して繋ぎ合わせたシリアル信号を生成する画像信号処理部、この画像信号処理部の出力信号をFM変調するFM変調部、このFM変調部の出力する監視画像信号を、予め選択したチャンネルの赤外線ビームに変換して、所定の方向に向けて赤外線ビームを送信する赤外線送信部、及び、別の監視装置の赤外線送信部から送信された、前記チャンネルとは異なるチャンネルの赤外線ビームを受信して電気信号化して、前記赤外線送信部に転送し、前記監視画像信号と合成させる赤外線受信部を備えた監視装置とから成り、
複数台の前記カメラ及び監視装置を所定の間隔で列状に配置し、任意の第1の監視装置の赤外線送信部から、隣接する第2の監視装置に向けて赤外線ビームを送信したとき、当該赤外線ビームが前記第2の監視装置の赤外線受信部にのみ入射して、次に隣接する第3の監視装置の赤外線受信部には入射しないように、前記第1の監視装置の赤外線送信部と、前記第2の監視装置の赤外線受信部とを繋ぐ直線上に、前記第3の監視装置の赤外線受信部を配置しないようにし、
監視対象領域に沿って複数のポールが設置され、これらの各ポールに、前記監視装置の前記赤外線送信部に接続された発光素子を備えた送信機と前記赤外線受信部に接続された受光素子を備えた受信機とを、上下方向に並べて配置すると共に、前記送信機から常にほぼ地面に平行な方向に発射された赤外線ビームが次の監視装置の受信機に受信されるように配設したことを特徴とするカメラ監視システム。 - 監視対象領域を撮影するカメラと、
前記カメラにより撮影して取得した、監視対象領域の1フレーム分の画像データを、1走査線分ずつ、赤(R)信号、緑(G)信号、青(B)信号成分に分解して繋ぎ合わせたシリアル信号を生成する画像信号処理部、この画像信号処理部の出力信号をFM変調するFM変調部、このFM変調部の出力する監視画像信号を、予め選択したチャンネルの赤外線ビームに変換して、所定の方向に向けて赤外線ビームを送信する赤外線送信部、及び、別の監視装置の赤外線送信部から送信された、前記チャンネルとは異なるチャンネルの赤外線ビームを受信して電気信号化して、前記赤外線送信部に転送し、前記監視画像信号と合成させる赤外線受信部を備えた監視装置とから成り、
複数台の前記カメラ及び監視装置を所定の間隔で列状に配置し、任意の第1の監視装置の赤外線送信部から、隣接する第2の監視装置に向けて赤外線ビームを送信したとき、当該赤外線ビームが前記第2の監視装置の赤外線受信部にのみ入射して、次に隣接する第3の監視装置の赤外線受信部には入射しないように、前記第1の監視装置の赤外線送信部と、前記第2の監視装置の赤外線受信部とを繋ぐ直線上に、前記第3の監視装置の赤外線受信部を配置しないようにし、
監視対象領域に沿って複数のポールが設置され、これらの各ポールに、前記監視装置の前記赤外線送信部に接続された発光素子を備えた送信機と前記赤外線受信部に接続された受光素子を備えた受信機とを、その地上高がほぼ同一になるようにすると共に、前記送信機から発射される赤外線ビームと次の監視装置の送信機から発射される赤外線ビームとが異なる方向を向くように配設したことを特徴とするカメラ監視システム。
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