JP2007295538A - 双方向信号伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラヘッド部とCCUの間の距離が1kmを超えると実際の映像を撮影したときに信号が劣化して再生できず、映像が出ない場合大きな問題となる。
【解決手段】撮像装置と、上記撮像装置を制御する制御装置と、上記撮像装置と上記制御装置を接続する伝送路とを有する双方向信号伝送システムにおいて、上記撮像装置は、上記制御装置から出力されるテスト信号を入力して、上記制御装置に上記テスト信号の返送信号を送り返す信号返送手段を有し、上記制御装置は、上記テスト信号を出力してから上記返送信号が入力されるまでの遅延時間を検出する第1の遅延時間検出手段を有するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、双方向信号伝送システムに関し、特に、ケーブル長を検出する双方向信号伝送システムに関するものである。
テレビジョンカメラ(以下カメラヘッド部または撮像装置と称する。)とカメラ制御装置(以下、CCU(Camera Control Unit)または制御装置と称する。)等の映像機器間を双方向に映像信号、音声信号および制御信号などのデータを多重伝送する場合、TRIAXケーブル(以下、伝送ケーブルまたは伝送路ともいう。)と呼ばれる3重の同軸ケーブルを用い、映像信号、音声信号および制御信号等のデータを周波数分割多重して伝送するシステムが知られている。
また、TRIAX伝送では、双方向に映像信号、音声信号、制御信号などをアナログ的に周波数分割多重して伝送する形態が主流であった。このようにアナログ処理の場合、使用する伝送ケーブルの特性及び周波数分割する際のフィルターの特性等の影響を受け、カメラヘッド部あるいはCCUから得られる映像や音声信号に特性の劣化が生じやすい。
この問題を解決するためデジタル映像信号多重伝送方法およびその装置(例えば、特許文献1参照)がある。これは、伝送路の両端で、それぞれ映像信号や音声信号などをデジタル化し、時分割多重化、時間軸圧縮して、信号期間と無信号期間の繰り返しからなる送信信号を生成し、伝送路の一端からの送信信号の無信号期間に、他端からの送信信号を相互に伝送することによって、1つの伝送路にて双方向伝送を可能としたもので、現在実用化に至っている。
而して、従来の信号伝送システムでは、カメラヘッド部とCCUとの間で、カメラヘッド部からの主(本線)映像信号、音声信号、制御用シリアルデータ信号、CCUからカメラヘッド部への戻り(送り返し)映像信号、音声信号、各種制御用シリアルデータ信号及び電源等の伝送をTRIAXケーブル(3重同軸ケーブル)1本で行なっている。従って、このようなデジタル映像信号を多重化し、シリアル化した場合、信号伝送に必要な帯域が広くなる。従って、伝送路のケーブル損失による信号特性劣化が大きく、伝送可能な長さが短くなるという欠点がある。換言すれば、デジタル信号伝送の可能な距離(ケーブル
または伝送路の長さ)では、アナログ伝送で生ずるような劣化はないが、デジタル伝送可能な距離を超えると、信号が正常に再生されず、伝送不可の状態となる。
具体的には、例えば、上述したカメラヘッド部から伝送される信号のデータレートを約200Mbps、カメラヘッド部への送り返し信号のデータレートを約70Mbpsとすると、双方向伝送のためのデータレートは、約270Mbpsとなる。この270Mbpsのデータレートの信号は、周波数135MHzまでの帯域で送ることができる。
一方、良く使用されているTRIAXケーブルの周波数135MHzの信号の減衰量は、約1kmで−120dBと大きく、これ以上になると伝送されるデジタル信号の再生が難しくなる。なお、多少余裕をもって減衰量、約−83dB程度でデジタル信号の送受信を行うには、せいぜいTRIAXケーブルの長さは、700m程度が限度である。
さて、TRIAXケーブルを用いたカメラシステムは、様々な用途で利用される。例えば、放送局の場合、スタジオ内で利用される場合が多く、ケーブル長は、通常100m以下であり、スタジオ内の使用では、減衰量が特に問題になることはない。しかし、屋外で利用する場合、例えば、野球中継、ゴルフ中継あるいはマラソン中継などで利用される場合が多く、このような場合、カメラヘッド部とCCUの間の距離は、1kmを超える場合がほとんどであり、後述するリピータと呼ばれる中継装置を介してTRIAXケーブルを延長する必要がある。しかしながら最初のカメラヘッドの設置時に、おおよその距離を計
算し、TRIAXケーブルを何本か接続して設定した場合でも、実際の映像を撮影したときに信号が劣化して再生できない場合、ゴルフ、野球あるいはマラソン中継で映像が出ない場合等は、大きな問題となる。従って、このような問題がなく、伝送路の特性が自動的に検出される信号伝送システムの実現が望まれている。
テレビカメラを野球中継、ゴルフ中継あるいはマラソン中継等の屋外で利用する場合、カメラヘッド部とCCUの間の距離は、1kmを超える場合がほとんどであり、実際の映像を撮影したときに信号が劣化して再生できず、映像が出ない場合大きな問題となる。
特許第3390509号公報 特開平4−45675号公報
テレビカメラを野球中継、ゴルフ中継あるいはマラソン中継等の屋外で利用する場合、カメラヘッド部とCCUの間の距離は、1kmを超える場合がほとんどであり、実際の映像を撮影したときに信号が劣化して再生できず、映像が出ない場合大きな問題となる。
本発明の目的は、撮影映像を確実に伝送できる信頼性の高い信号伝送システムを提供することである。
本発明の他の目的は、カメラヘッドとCCUを接続した場合にケーブル長を認識し、伝送路の状態あるいは、それに関する情報を表示する信号伝送システムを提供することである。
本発明は、撮像装置と、上記撮像装置を制御する制御装置と、上記撮像装置と上記制御装置を接続する伝送路とを有する信号伝送システムにおいて、上記撮像装置は、上記制御装置から出力されるテスト信号を入力して、上記制御装置に上記テスト信号の返送信号を送り返す信号返送手段を有し、上記制御装置は、上記テスト信号を出力してから上記返送信号が入力されるまでの遅延時間を検出する第1の遅延時間検出手段を有するように構成される。
また、本発明の信号伝送システムにおいて、上記伝送路に少なくとも1個の中継装置を有し、上記中継装置は、第2の遅延時間検出手段を有し、上記第2の遅延時間検出手段は、上記テスト信号を上記中継装置から上記撮像装置に出力してから該中継装置に上記返送信号が入力されるまでの遅延時間を検出するように構成される。
また、本発明の信号伝送システムにおいて、上記制御装置は、少なくとも上記第1の遅延時間検出手段からの遅延時間情報に基づいて上記伝送路の長さを検出する伝送路長検出手段を有するように構成される。
また、本発明の信号伝送システムにおいて、上記制御装置は、更に、表示手段を有し、上記伝送路長検出手段の出力に基づいて上記表示手段に上記伝送路の長さを表示するように構成される。
また、本発明の信号伝送システムにおいて、上記制御装置は、更に、警告手段を有し、上記伝送路長検出手段からの上記伝送路の長さが所定の長さを超える場合、上記警告手段により警告するように構成される。
また、本発明の信号伝送システムにおいて、上記テスト信号は、上記信号伝送システムの稼動時の伝送レートより低い伝送レートの信号である。
また、本発明の信号伝送システムにおいて、上記中継装置は、上記第2の遅延時間検出手段から得られる遅延時間情報を上記返送信号のユーティリティ領域に添付して上記制御装置に伝送するように構成される。
以上説明したように、本発明によれば、撮影映像を確実に伝送できる信頼性の高い信号伝送システムを実現できる。また、伝送路長を認識し、伝送路の状態あるいはそれに関する情報を表示することができ、例えば、リピータ(中継装置ともいう。)追加のための警告表示をしたり、リピータ追加位置情報を表示することができるので、操作者にとっては安心してシステムの運用ができる特徴がある。
以下、本発明について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図である。図1において、101は、被写体等を撮影するカメラヘッド部(撮像装置ともいう。)である。102−1、102−2は、中継装置1および中継装置2を示している。なお、本実施例では、中継装置は、2台設けた場合を示しているが、1台の場合あるいは3台以上設けることもできる。なお、中継装置を代表する場合は、中継装置102と称する。103は、カメラコントロールユニット(以下CCUまたは制御装置ともいう。)である。104−1、104−2、104−3は、TRIAXケーブルを示している。なお、TRIAXケーブルを代表する場合は、TRIAXケーブル104と称する。
次に、図1で示される本発明の信号伝送システムのカメラヘッド部101、中継装置102およびCCU103の具体的な構成について図3〜図5を用いて説明する。図3は、カメラヘッド部101の具体的な構成を示すブロック図である。図3において、301は、カメラ部である。カメラ部301は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子からなり、被写体を撮影することにより映像信号を出力する機能を有している。また、本実施例では、例えば、輝度信号Y、青色差信号Cb、赤色差信号Crをそれぞれ分離して出力信号合成部302に供給し、複合カラー映像信号にして増幅部303、切替スイッチ304を介して入出力端子305から後述するCCUに送信している。なお、輝度信号Y、青色差信号Cb、赤色差信号Crは、それぞれカメラ部301でデジタル信号に変換されていることはいうまでもない。入力端子306は、マイク等からの音声や音楽等(以下、オーディオ(audio)信号という。)が入力され、ADC(アナログ/デジタル変換部)307で、デジタル信号に変換され、出力信号合成部302で複合カラー映像信号に複合され、CCUに送信される。以下の説明では、複合カラー映像信号は、オーディオ信号も含まれるものとする。
一方、CCUからの戻りの複合カラー映像信号は、入出力端子305から切替スイッチ304を介して入力信号分離部308に供給される。入力信号分離部308では、複合カラー映像信号から映像信号とオーディオ信号が分離され、映像信号は、映像伸長部309で圧縮された映像信号を伸長し、DAC(デジタル/アナログ変換部)311でアナログ信号に変換され、出力端子313からモニタ等の表示装置に供給される。また、入力信号分離部308からのオーディオ信号は、DAC310でアナログ信号に変換され、出力端子312からモニタ等のスピーカに供給される。なお、切替スイッチ304は、出力信号合成部302からの複合カラー映像信号を入出力端子305に供給する場合と、入出力端子305からの戻りの複合カラー映像信号を入力信号分離部308に供給する場合を切替える機能を有している。また、切替スイッチ314は、後述するようにCCU103から送られるテスト信号の情報とカメラヘッド101側の情報を含んだテスト信号を発生する返信テスト信号発生回路315で発生した返信テスト信号を切替スイッチ314で切替えて増幅部303を介してCCUに戻すための切替スイッチ(信号返送手段ともいう。)である。なお、テスト信号とは、映像信号または映像信号とは異なる信号等をいう。詳細については後述する。
図4は、中継装置102の具体的な構成を示すブロック図である。図4において、入出力端子401には、カメラヘッド部101からの複合カラー映像信号が供給され、切替スイッチ402、加算部403を介して増幅部404に供給される。増幅部404では、入力された複合カラー映像信号が増幅、波形整形され、切替スイッチ405を介して入出力端子406から次段の中継装置あるいはCCUに出力される。一方、後段の中継装置あるいはCCUからの戻りの複合カラー映像信号は、入出力端子406から切替スイッチ405を介して増幅部407に供給される。増幅部407では、入力された戻りの複合カラー映像信号が増幅、波形整形され、切替スイッチ402を介して入出力端子401からカメラヘッド部101に出力される。即ち、中継装置102は、TRIAXケーブル104で送られてくる複合カラー映像信号および戻りの複合カラー映像信号を増幅し、波形整形する、所謂、デジタル信号のリピータの機能を有している。
而して、この中継装置102は、更に、受信データ検出部(第1の受信データ検出部という。)408、遅延データ検出部(第1の遅延データ検出部という。)409、送信データ検出部(第1の送信データ検出部という。)410、クロック発生部411およびカウンタ412を有している。これら各機能ユニット(これらは第2の遅延時間検出手段を構成する。)は、本発明の特徴であるTRIAXケーブル104の遅延時間を自動的に検出するために設けられている。これら機能ユニットの動作を簡単に説明する。受信データ検出部408は、増幅部404に入力される信号のタイミングを検出する。送信データ検出部410は、増幅部407から出力される信号のタイミングを検出する。クロック発生部411は、後述するCCUのクロック発生部からのクロック信号に同期し、各信号の計測されるタイミングを決める基準信号となる。カウンタ412は、受信データ検出部408と送信データ検出部410との遅延時間を検出するためのもので、遅延データ検出部409は、遅延量を検出し、検出した遅延量を後述する所定の信号フォーマットにして加算部403で伝送信号に加算してCCUに送信される。なお、遅延時間の検出の詳細については後述する。
図5は、CCU103の具体的な構成を示すブロック図である。図5において、入出力端子501には、中継装置102からの複合カラー映像信号が供給され、切替スイッチ502を介して入力信号分離部503に供給される。入力信号分離部503では、送られてきた信号から複合カラー映像信号とオーディオ信号に分離される。オーディオ信号は、DAC(デジタル/アナログ変換部)504でアナログ信号に変換され、出力端子507から出力され、所定の信号処理がなされ、例えば、放送局等(図示せず。)に送信される。
一方、入力信号分離部503からの複合カラー映像信号は、映像信号処理部505で、所定の信号処理がなされ、デジタルのカラー信号として出力端子508から出力され、所定の信号処理がなされ、例えば、放送局等に送信される。また、DAC(デジタル/アナログ変換部)506でアナログの映像信号に変換され、出力端子509から出力され、所定の信号処理がなされ、例えば、放送局等に送信される。また、必要に応じてモニタ(図示せず。)等に映像が表示される。
一方、入力端子510には、カメラヘッド部101への戻りの音声信号等のオーディオ信号が入力され、ADC(アナログ/デジタル変換部)512でデジタル信号に変換され、出力信号合成部515に供給される。また、入力端子511には、戻りの複合カラー映像信号が入力され、ADC(アナログ/デジタル変換部)513でデジタル信号に変換され、更に、映像圧縮部514で信号帯域を圧縮された後、出力信号合成部515に供給される。この映像圧縮部514は、戻りの複合カラー映像信号は、前述したように70Mbps程度の解像度で十分であるので、映像信号を圧縮してカメラヘッド部101からCCU103側への映像信号の伝送帯域を十分確保するようにしている。出力信号合成部515では、戻りのオーディオ信号と戻りの複合カラー映像信号を合成し、スイッチ516、増幅部517、切替スイッチ502を介して出力端子501からカメラヘッド部101に送信される。
更に、CCU103は、本発明の特徴である伝送信号の遅延時間を計測し、表示等を行う機能も有している。これについて簡単に説明する。519は、受信データ検出部(第2の受信データ検出部という。)、520は、送信データ検出部(第2の送信データ検出部という。)、521は、遅延データ検出部(第2の遅延データ検出部という。)である。522は、この信号伝送システムのクロックを発生するクロック発生部であり、前述したカメラヘッド部101および中継装置102は、このクロック発生部522からのクロック信号に同期して動作している。遅延データ検出部521では、受信データ検出部519および送信データ検出部520からの信号に基づいて遅延情報を検出し、CPU525に入力する。CPU525では、遅延データ検出部521からの遅延情報に基づいてケーブル長を演算し、また、警告灯表示部526を駆動して警告表示したり、警報発生部527を駆動して警報を鳴動させたりする。また、文字信号出力部(文字発生部)528を駆動する。文字信号出力部528の出力は、加算部529でDAC506からのアナログ映像信号と加算され、出力端子530からモニタに映像と共に警告情報を表示することができる。なお、受信データ検出部(第2の受信データ検出部という。)519、送信データ検出部(第2の送信データ検出部という。)520、遅延データ検出部(第2の遅延データ検出部という。)521、CPU525、クロック発生部522およびカウンタ518等は、第1の遅延時間検出部を構成する。
523は、テスト信号発生部であり、これについては後述する。524は、切替信号入力端子であり、入力端子524に入力される制御信号によりスイッチ516が端子a側に接続されたり、端子b側に接続される。スイッチ516が端子a側に接続された場合は、出力信号合成部515の出力が増幅部517に供給され、スイッチ516が端子b側に接続された場合は、テスト信号発生部523の出力が増幅部517に供給される。
次に、本発明の信号伝送システムの伝送状態の検出方法について図2および図6〜図9を用いて詳細に説明する。なお、上記実施例でカメラ部301で撮影された影像信号の双方向伝送のためのデータレート(例えば、本システム稼動時のデータレートをいう。)は、従来の信号伝送システムと同様に約270Mbpsが用いられる。しかしながらこの270Mbpsのデータレートを使用した場合、最適な伝送距離は、約700mであり、この270Mbpsのデータレートを使用したのでは、1km以上のTRIAXケーブルの伝送状態の検出はできない。従って、本実施例では、テレビジョン放送番組の開始前(システム稼動前)に、テスト信号として、システム稼動時のデータレートよりも低いデータレート、より好ましくは、送り返し信号のデータレート(70Mbps)よりも低い、信号劣化の少ないデータレート、例えば、7Mbpsのデータレート、即ち、270Mbpsの約1/40のデータレートを用いて信号伝送システムの伝送状態の検出を行う。7Mbpsのデータレートの信号をTRIAXケーブルで伝送した場合、信号の減衰量は、約−25dB/kmとなり、約3km程度(3kmのTRIAXケーブルの減衰量は、−75dB程度になる。)の距離の伝送が可能となり、TRIAXケーブルの伝送状態を検出するには十分な長さである。従って、前述したテスト信号発生部523から出力されるテスト信号は、7Mbpsのデータレートの信号である。なお、本実施例では、7Mbpsのデータレートの信号をテスト信号として用いているが、これに限られるものではなく、測定するTRIAXケーブルの長さにより適宜変更してもよいことはいうまでもない。
まず、テスト信号として用いる7Mbpsのデータレートの信号について説明する。図7A、7Bは、例えば、NTSC(National Television System Committee)方式のテレビジョン方式の信号をデジタル信号で伝送する場合の信号フォーマットを示している。図7Aは、例えば、720画素×480画素の映像信号を示している。図7Bは、図7Aで示される映像信号を伝送する信号フォーマットを示している。NTSC方式の映像信号は、インターレース方式のため、1フレーム(720画素×480画素)は、2フィールドで構成され、1フィールドは、720画素×240画素で構成される。そして、1フィールドは、25Hづつのブロックに分けられたデジタル信号として伝送される。ここで、Hは、1水平走査期間を表す。
図7Bにおいて、U領域は、25Hの情報データを送るために設けられているユーティリティ領域を示す。このユーティリティ領域Uは、例えば、10ビット×256個、即ち、2560個のデータが許容できる領域である。そして、ユーティリティ領域Uに続く25Hのデータ領域は、1H(第1走査線のデジタルデータ)、2H(第2走査線のデジタルデータ)、・・・25H(第25走査線のデジタルデータ)の各データで構成されている。従って、信号伝送システムの伝送状態の検出を行う場合には、まず、操作者が操作部(図示せず。)を操作して、入力端子524から制御信号を入力し、スイッチ516を端子bに接続する。これによってテスト信号発生部523からの送信テスト信号が増幅部517、切替スイッチ502を介して入出力端子501から出力され、中継装置102を経由してカメラヘッド部101に送信される。カメラヘッド部101では、この送信テスト信号を入出力端子305から切替スイッチ304を介して返信テスト信号発生回路315に入力され、返信テスト信号発生回路ではCCU103からの送信テスト信号の情報とカメラヘッド101側の情報を含んだ返信テスト信号を発生し、複合カラー映像信号の経路を介して切替スイッチ314経由で増幅部303に供給され、入出力端子305から再び中継装置102を介してCCU103に受信テスト信号として送信される。スイッチ516を端子bに切替える制御は、操作者が操作部を操作して入力端子524から制御信号を入力する場合の他に、CCU103の電源起動時などの特定条件においてCPU525よりスイッチ516を端子bに切替える制御を行い自動的に信号伝送システムの伝送状態の検出を行うことはいうまでもない。なお、以降の説明では、図7Bに示す信号をテスト信号TSと称する。
図5のCCU103でテスト信号発生部523で発生されたテスト信号は切替信号入力端子524からの信号入力で、スイッチ516が端子b側に切替られる。またこのCCU103の入出力端子501が接続されたスイッチ502は、テスト信号の入出力時にもカメラヘッド部101からの複合カラー映像信号の入出力時と同様に時分割で端子a,b間をスイッチングし、中継装置102の入出力端子401,406に接続されたスイッチ402、405と、及びカメラヘッド部101の入出力端子305に接続されたスイッチ304も同様に時分割の態様で端子a,b間をスイッチングするよう動作する。ここで、カメラヘッド部101のスイッチ314については、返信テスト信号発生回路315においてテスト信号の適切な制御検出回路を設ける等して、テスト信号が入出力端子305から入力された場合にはそのヘッダ・パターンを検出する等して、スイッチ314は端子b側に固定され、テスト信号が増幅器303を介して、CCU103側に常時転送されるよう構成される。
次に、このテスト信号TSの伝送の状態について、図2および図6を用いて説明する。図2において、CCU103から送信したテスト信号TS1(これを送信テスト信号という。)がカメラヘッド部101に到達する時間をT1、中継装置102−2を通過した直後からカメラヘッド部101に到達するまでの時間をT2、中継装置102−1を通過した直後からカメラヘッド部101に到達するまでの時間をT3とする。また、カメラヘッド部101からCCU103へ送り返すテスト信号TS2(これを受信テスト信号または返送信号ともいう。)がカメラヘッド部101から中継装置102−1を通過した直後の
時間をT4、カメラヘッド部101から中継装置102−2を通過した直後の時間をT5、カメラヘッド部101からCCU103に到達するまでの時間をT6とする。
さて、テスト信号TSが伝送路(TRIAXケーブル)を伝送する場合、信号の遅延が発生する。この信号の遅延には、伝送路(ケーブル)長による遅延、中継装置内での信号処理に起因する遅延、およびカメラヘッド部内での信号処理に起因する遅延等がある。信号の遅延時間と伝送路長による遅延は、比例関係にある。また、中継装置およびカメラヘッド部での遅延は、それぞれ一定であり、前もって計測あるいは計算により求めることができる。そして、CCU103、中継装置102−2、102−1、カメラヘッド部101のそれぞれのケーブルとの接続点の位置を図1に示すようにA、B、C、D、E、Fとする。この時のテスト信号TSの送信テスト信号TS1と、受信テスト信号(返送信号)TS2の関係を図6を用いて説明する。なお、図6に示されるテスト信号TSは、図7Bに示すテスト信号のユーティリティ領域Uを示している。
図6において、横軸は、時間Tを表す。図6の(A)は、A点における送信テスト信号TS1−1と、受信テスト信号TS2−6を示している。この時の時間差(遅延時間)は、D3である。図6の(B)は、B点における送信テスト信号TS1−2と、受信テスト信号TS2−5を示している。そして、送信テスト信号TS1−1と送信テスト信号TS1−2との時間差CD3は、ケーブル104−3の信号伝送による遅延時間を表す。同様に、受信テスト信号TS2−5と受信テスト信号TS2−6の時間差もケーブル104−3の信号伝送による遅延時間CD3となる。また、図6の(C)は、C点における送信テスト信号TS1−3と、受信テスト信号TS2−4を示している。この時の時間差(遅延時間)は、D2である。そして、送信テスト信号TS1−2と送信テスト信号TS1−3との時間差RD2は、中継装置102−2内での信号処理に基づく遅延時間を表す。同様に、受信テスト信号TS2−4と受信テスト信号TS2−5との時間差も中継装置102−2内での信号処理に基づく遅延時間RD2を表す。なお、遅延時間RD2は、中継装置102−2内での信号処理に基づく遅延時間であり、前もって計測あるいは計算により求めることができる。
図6の(D)は、D点における送信テスト信号TS1−4と、受信テスト信号TS2−3を示している。そして、送信テスト信号TS1−3と送信テスト信号TS1−4との時間差CD2は、ケーブル104−2の信号伝送による遅延時間を表す。同様に、受信テスト信号TS2−3と受信テスト信号TS2−4の時間差もケーブル104−2の信号伝送による遅延時間CD2となる。また、図6の(E)は、E点における送信テスト信号TS1−5と、受信テスト信号TS2−2を示している。この時の時間差(遅延時間)は、D1である。そして、送信テスト信号TS1−5と送信テスト信号TS1−4との時間差RD1は、中継装置102−1内での信号処理に基づく遅延時間を表す。同様に、受信テスト信号TS2−2と受信テスト信号TS2−3との時間差も中継装置102−1内での信号処理に基づく遅延時間RD1を表す。なお、遅延時間RD1は、中継装置102−1内での信号処理に基づく遅延時間であり、前もって計測あるいは計算により求めることができる。
図6の(F)はF点における送信テスト信号TS1−6と、受信テスト信号TS2−1を示している。そして、送信テスト信号TS1−5と送信テスト信号TS1−6との時間差CD1は、ケーブル104−1の信号伝送による遅延時間を表す。同様に、受信テスト信号TS2−1と受信テスト信号TS2−2の時間差もケーブル104−2の信号伝送による遅延時間CD1となる。なお、送信テスト信号TS1−6と受信テスト信号TS2−1との時間差HDは、カメラヘッド101内のテスト信号の返送処理に基づく遅延時間を表わし、この遅延時間HDは、前もって計測あるいは計算により求めることができる。
次に、各ケーブルの遅延時間の求め方について以下詳細に説明する。中継装置102での遅延時間の求め方は、図4でも説明したように送信テスト信号TS1が中継装置102を通過した直後の時間が送信データ検出部410で検出される。一方、受信テスト信号TS2が中継装置102を通過する直前の時間が受信データ検出部408で検出される。従って、E点でのテスト信号TSの遅延時間D1は、次式で表される。
D1=CD1+HD+CD1・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
従って、ケーブル104−1のケーブル長L1は、次式で求めることができる。
L1=K×((D1−HD)/2)・・・・・・・・・・・・・・・(2)
ここで、Kは、ケーブル長と遅延時間との関係を表す比例係数である。
また、D点での送受信データの遅延時間は、ケーブル104−1による遅延と中継装置102−1による遅延が加算されるため、D点での遅延時間は、(D1+RD1)となる。この遅延時間は、受信データ検出部408と送信データ検出部410でテスト信号検出との時間差をカウンタ412でカウントし、求めることができる。この遅延時間(D1+RD1)の情報は、D点からC点へ受信データTS2を送信する時、ユーティリティ領域Uに添付して送信する。即ち、図6の(D)に示すようにユーティリティ領域UにP1で示す遅延時間情報を添付して伝送する。
次に、C点でのテスト信号TSの遅延時間D2は、次式で表される。
D2=CD2+RD1+D1+RD1+CD2・・・・・・・・・・(3)
従って、ケーブル104−2のケーブル長L2は、次式で求めることができる。
L2=K×((D2−D1−2RD1)/2)・・・・・・・・・・(4)
ここで、Kは、ケーブル長と遅延時間を表す比例係数、RD1は、中継装置102−1の遅延時間を表す。
また、B点での送受信データの遅延時間は、C点での送受信データの遅延と中継装置102−2による遅延時間のため(D2+RD2)となる。このB点での送受信データの遅延時間(D2+RD2)の情報は、B点からA点へ受信データTS2を送信する時、ユーティリティ領域Uに添付して送信する。即ち、図6の(B)に示すようにユーティリティ領域UにP2で示す遅延時間情報を添付して伝送する。なお、ユーティリティ領域Uに添付して送信する場合、前のユーティリティ領域Uに添付されている情報P1を検知し、既に、情報P1が添付されている場合には、別のユーティリティ領域Uに添付する。図6の(B)では、遅延時間情報P1およびP2が添付されている状態を示している。
次に、A点でのテスト信号TSの遅延時間をD3は、次式で表される。
D3=CD3+RD2+D2+RD2+CD3・・・・・・・・・・(5)
また、ケーブル104−3のケーブル長L3は、次式で求めることができる。
L3=K×((D3−D2−2RD2)/2)・・・・・・・・・・(6)
ここで、Kは、ケーブル長と遅延時間を表す比例係数、RD2は、中継装置102−2の遅延時間を表す。
従って、CCU103とカメラヘッド101間の総ケーブル長Lは、次式で求めることができる。
L=L1+L2+L3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
従って、CCU103のCPU525では、受信データのユーティリティ領域Uに付加された遅延時間情報P1、P2および遅延データ検出部521からのCCU103とカメラヘッド101間の遅延時間D3とからケーブル104−1、104−2、104−3のそれぞれのケーブル長を適宜演算し、検出できる。また、総ケーブル長Lを求めることができる。ここで、CPU525は、伝送路長検出手段を含む。ここで、伝送路長を求める演算が、所定のプログラムに基づいて、CPU256で実行される。
さて、このようにして7Mbpsのデータレートのテスト信号でケーブル長および遅延時間を計測する。本発明者らが使用したTRIAXスケーブルの長さに対する遅延時間および減衰量の測定値は、例えば、表1に示される。
Figure 2007295538
表1は、ケーブル長1000mと700mであって、伝送レート270Mbpsと伝送レート7Mbps(テスト信号)の場合の遅延時間と減衰量を示す。先でも説明したようにTRIAXスケーブルが700m以上では、減衰量が大きく、デジタルの信号を正しく再生されないことから700m以下にしなければならない。従って、上述した方法で式(1)(3)(5)から得られる遅延時間の閾値Dthを3500n sec に設定し、これを超える場合は、TRIAXケーブルが700m以上であると判断されるので、この部分に中継装置102を挿入することにより700m以上の伝送を行うことが可能となる。なお、ケーブル長と遅延時間とは、比例関係にあるので、遅延時間からケーブル長を求めることは容易である。
以上詳述したように各中継装置102およびCCU103に送信用テスト信号と受信用テスト信号との間のタイミング誤差を検出する機能を持たせ、また、各装置間の遅延時間情報をユーティリティ領域Uに添付してCCUに伝送することで、各装置間のケーブル長を測定する事が可能となる。なお、上記実施例では、テスト信号を用いた場合について説明したが、テスト信号としては、テスト信号発生部からのテスト信号を用いる場合や、撮像装置で撮像した映像信号を適宜処理し、テスト信号として使用することもできる。また、映像信号を適宜テスト信号として使用する場合は、テスト信号発生部は不要である。映像信号にはTRS(Time Reference Signal)が付加されて伝送され、受信側でこのTRSを検出し、時間管理を行っている。具体的にはTRSを使って遅延時間を測定することも可能である。
図8は、本発明の他の一実施例を説明するための図であって、表示装置(モニタ)に信号伝送システムを表示し、その状態を表示するものである。即ち、CCU103の出力端子530に接続される表示装置(図示せず。)に表示された状態を示している。図8において、カメラヘッド部101、伝送装置102−1、102−2、CCU103がケーブル104−1、104−2、104−3で接続され、ケーブルの部分に上述した測定の結果が警告(ケーブル長が700mを超えている。)、最適(ケーブル長が700m以内、例えば、300mである。)、注意(ケーブル長が700mに近い。)が表示されている
。なお、このような表示は、CPU525に前もってプログラムしておくことで、容易に表示することができる。また、上述の注意は、例えば、600m〜700m程度であれば、注意が表示されるようにCPU525に設定することにより表示することも容易である。
図9A,B,Cは、本発明の更に他の一実施例を説明するための図であり、モニタ上に表示される警告等の表示を示している。図9Aは、ケーブル長は、250m、全ケーブル長も250mで、信号伝送システムの設定は、正常であることを示している。図9Bは、ケーブル104−1は、250mで正常、中継装置102−1(リピータ)が1台設置され、ケーブル104−2は、250mで正常、全ケーブル長も500mで正常であることを示している。図9Cは、ケーブル104−1は、250mで正常、中継装置102−1(リピータ)が1台設置され、ケーブル104−2は、800mで警告表示、全ケーブル長も1050mで、中継装置の挿入要を表示している。従って、操作者は、図9Cの表示を見ると、ケーブル104−2が長すぎるため、ケーブル104−2に中継装置の挿入を指示できる。
なお、本発明の実施例では、中継装置が2個の場合について説明しているが、2個以上の場合でも同様の方法で各装置間のケーブル長を測定することができる。また、中継装置がない場合でもCCUの遅延データ検出部でCCUとカメラヘッド部間の伝送路の長さを上述の方法で検出し、伝送路の長さを表示したり、あるいは、所定の長さ以上の場合には、警告を出す等の処理ができるので、本発明は、中継装置を設ける実施例に限定されるものではない。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載されたデジタル信号伝送システムおよびデジタル信号伝送システムの警告情報表示方法の実施例に限定されるものではなく、上記以外の信号伝送システムおよび信号伝送システムの警告情報表示方法に広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。実施例の説明では、TRIAX伝送を例に説明したが、カメラヘッド部、中継装置、CCUとの間の入出力切替スイッチを、それぞれ入力、出力専用ポートし、これに合わせて上り、下り専用線での2線式ケーブルで連結する構造で、双方向信号伝送システムを実現することも可能である。
本発明の一実施例の概略構成のブロック図を示す。 本発明の一実施例の動作を説明するための図である。 本発明の一実施例のカメラヘッド部の具体的構成のブロック図を示す。 本発明の一実施例の中継装置の具体的構成のブロック図を示す。 本発明の一実施例のCCUの具体的構成のブロック図を示す。 本発明の遅延時間の説明をするための図である。 本発明のテスト信号を説明するための図である。 本発明の他の一実施例を説明するための図である。 本発明の更に他の一実施例を説明するための図である。
符号の説明
101:カメラヘッド部、102:中継装置、103:CCU、104:ケーブル、301:カメラ部、302、515:出力信号合成部、303、404、407、517:増幅部、304、314、402、405、502、516:切替スイッチ、305、401、406:入出力端子、306:オーディオ入力端子、307、512、513:ADC、308、503:入力信号分離部、309:映像伸長部、310、311、504、506:DAC、312、507:オーディオ出力端子、313:アナログ映像信号出力端子、315、523:テスト信号発生部、403、529:加算部、408、519:受信データ検出部、409、521:遅延データ検出部、410、520:送信データ検出部、411、522:クロック発生部、412、518:カウンタ、501:入出力端子、505:映像信号処理部、508:デジタル映像信号出力部、509:アナログ映像信号出力部、510:戻りオーディオ入力端子、511:戻り映像信号入力端子、514:映像圧縮部、524:制御信号入力端子、525:CPU、526:警告灯表示部、527:警報発生部、528:文字信号出力部、530:警告情報出力部。

Claims (7)

  1. 撮像装置と、上記撮像装置を制御する制御装置と、上記撮像装置と上記制御装置を接続する伝送路とを有する双方向信号伝送システムにおいて、上記撮像装置は、上記制御装置から出力されるテスト信号を入力して、上記制御装置に上記テスト信号の返送信号を送り返す信号返送手段を有し、上記制御装置は、上記テスト信号を出力してから上記返送信号が入力されるまでの遅延時間を検出する第1の遅延時間検出手段を有することを特徴とする双方向信号伝送システム。
  2. 請求項1記載の双方向信号伝送システムにおいて、上記伝送路に少なくとも1個の中継装置を有し、上記中継装置は、第2の遅延時間検出手段を有し、上記第2の遅延時間検出手段は、上記テスト信号を上記中継装置から上記撮像装置に出力してから該中継装置に上記返送信号が入力されるまでの遅延時間を検出することを特徴とする双方向信号伝送システム。
  3. 請求項1記載の双方向信号伝送システムにおいて、上記制御装置は、少なくとも上記第1の遅延時間検出手段からの遅延時間情報に基づいて上記伝送路の長さを検出する伝送路長検出手段を有することを特徴とする双方向信号伝送システム。
  4. 請求項3記載の双方向信号伝送システムにおいて、上記制御装置は、更に、表示手段を有し、上記伝送路長検出手段の出力に基づいて上記表示手段に上記伝送路の長さを表示することを特徴とする双方向信号伝送システム。
  5. 請求項3記載の双方向信号伝送システムにおいて、上記制御装置は、更に、警告手段を有し、上記伝送路長検出手段からの上記伝送路の長さが所定の長さを超える場合、上記警告手段により警告することを特徴とする双方向信号伝送システム。
  6. 請求項1記載の双方向信号伝送システムにおいて、上記テスト信号は、上記信号伝送システムの稼動時の伝送レートより低い伝送レートの信号であることを特徴とする双方向信号伝送システム。
  7. 請求項2記載の双方向信号伝送システムにおいて、上記中継装置は、上記第2の遅延時間検出手段から得られる遅延時間情報を上記返送信号のユーティリティ領域に添付して上記制御装置に伝送することを特徴とする双方向信号伝送システム。
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