JP2015084478A - リターン映像の配信装置 - Google Patents

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Masazumi Kanai
正純 金井
弘貴 氏家
Hiroki Ujiie
弘貴 氏家
敬吾 松田
Keigo Matsuda
敬吾 松田
齋藤 哲郎
Tetsuo Saito
哲郎 齋藤
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Abstract

【課題】第1に、コスト面に優れ、第2に、配線や設置の手間も無く、第3に、映像,音声,文字情報を1台の端末で確認でき、第4に、通信量の自動制御により配信エラーも抑制される、リターン映像の配信装置を提案する。
【解決手段】配信装置7は、入出力装置9,変換装置10,配信サーバー11,無線LAN装置12,端末8等を備えている。そして、放送映像の中継に際し、現在オンエアされている放送映像の送り返し映像であるリターン映像の配信を、無線LANにより、各中継スタッフFが所持する端末8宛に行う。更に、この配信装置7は、リターン映像の配信に加え、リターン音声の配信が可能となっている。端末8を所持する中継スタッフF間での連絡用に、文字情報の配信も可能となっている。更に、自動調整手段13を備えており、端末8への通信負荷が過多とならない様に、通信量を自動制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リターン映像の配信装置に関する。すなわち、オンエアされている放送映像の送り返し映像を中継スタッフに配信する、配信装置に関するものである。
《技術的背景》
例えば、テレビ局のスタジオ1では、図5に示したように、それぞれカメラマンAにて撮影,操作される各カメラ2から、送信映像信号Bが調整室3へと送信される。
そして送信された各映像は、プロデューサーCにより、場面によって切換,選択されてオンエア使用され、放送映像つまりオンエア映像となる。
《従来技術》
これと共に図3に示したように、現在オンエアされているオンエア映像の送り返し映像であるリターン映像が、各カメラマンAに対し、配信映像信号Dとして配信される。リターン映像の確認により、各カメラマンAは現在のオンエア映像を確認できる。図中Eはサブスタッフであり、カメラマンAと共に中継スタッフFを形成する。
そして従来、カメラマンA等の中継スタッフFによるリターン映像の確認は、図3,図4に示した映像モニター4により、行われていた。
すなわち、調整室3に設けられたリターン映像入出力装置5からの配信映像信号Dが、有線配線,分岐接続されたケーブル6を介して、それぞれの映像モニター4へと送信されていた。もってオンエア映像のリターン映像が、従来、各カメラマンA毎に配設された映像モニター4の表示,視認により、確認されていた。図中Gは出演者である。
このような従来技術としては、例えば、次の特許文献1中に示された映像モニター(ビューファインダ)が、挙げられる。
特開2009−089114号公報
ところで、このような従来技術については、次の第1,第2の課題が指摘されていた。
第1に、コスト面に問題が指摘されていた。すなわち、オンエア映像,リターン映像確認用の映像モニター4は、1台数万円〜数十万円程度と高額であり、購入コストが嵩むという、指摘があった。
特にa.通常は複数台使用される各カメラ2毎に、つまりそれぞれのカメラマンA毎に、映像モニター4が配設されており、その台数分だけコスト負担が増大する。
b.サブスタッフEは、カメラマンAの背後に位置することも多く、場所的に映像モニター4視認の死角となるケースがある。その場合は、映像モニター4の増設も考えられるが、コスト負担増となる。
c.オンエア映像のリターン映像に加え、オンエア音声のリターン音声も視聴,確認する場合は、専用の音声モニターの配設を要し、一段とコスト負担増となる。
d.中継スタッフF相互間での情報連絡用に、チャット等を利用する場合もあるが、その場合は、文字情報配信用の端末が必要となる。
e.これらによるコスト負担増は、例えばローカルテレビ局やケーブルテレビ局によっては、大きな問題となっていた。
第2に、配線や設置に手間がかかる、という問題も指摘されていた。すなわち、各映像モニター4更には音声モニターについて、それぞれ調整室3等との間を、ケーブル6にて有線配線,分岐接続することを要する等、設置が面倒であり手間がかかっていた。
《本発明について》
本発明のリターン映像の配信装置は、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、コスト面に優れ、第2に、配線や設置の手間も無く、第3に、映像,音声,文字情報を1台の端末で確認でき、第4に、通信量の自動制御により配信エラーも抑制される、リターン映像の配信装置を提案することを、目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1のリターン映像の配信装置は、放送映像を中継する際に使用される。そして、現在オンエアされている放送映像の送り返し映像であるリターン映像を、中継スタッフに同時配信するが、このリターン映像の配信が、無線LANのネットワークにより、各該中継スタッフがそれぞれ所持する端末宛に行われること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2のリターン映像の配信装置では、請求項1において、リターン映像の配信に加え、リターン音声の配信も共に可能となっていること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3のリターン映像の配信装置では、請求項1において、リターン映像の配信に加え、該端末を所持する該中継スタッフ相互間での情報連絡用に、文字情報の配信も可能となっていること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4のリターン映像の配信装置は、請求項1において、入出力装置,変換装置,配信サーバー,無線LAN装置,端末等を、有してなることを特徴とする。
すなわち該配信装置は、配信されるリターン映像信号を入出力する入出力装置と、該入出力装置から出力されたリターン映像信号を、配信映像信号に変換する変換装置と、該変換装置で変換された配信映像信号を、ネットワークで配信するための配信サーバーと、該配信サーバーからの配信映像信号を無線LANで送信する無線LAN装置と、無線LANで送信された配信映像信号を受信し、もってリターン映像を表示して該中継スタッフのモニターに供する該端末と、を有してなる。
請求項5については、次のとおり。
請求項5のリターン映像の配信装置では、請求項1又は2において、更に自動調整手段を備えている。そして該自動調整手段は、該端末に対する通信負荷が過多とならない様に、通信量を自動制御すること、を特徴とする。
請求項6については、次のとおり。
請求項6のリターン映像の配信装置では、請求項4および5において、該自動調整手段は、該配信サーバーの現在の通信量情報に基づき、該変換装置で作成処理される配信映像信号について、映像の画質又は/及びフレームレートを、動的に変更する。もって通信量を自動制御すること、を特徴とする。
請求項7については、次のとおり。
請求項7のリターン映像の配信装置では、請求項5において、該自動調整手段は、配信音声信号について、1サンプル当りのデータ量又は/及びサンプリングレートを、動的に変更する。もって通信量を自動制御すること、を特徴とする。
請求項8については、次のとおり。
請求項8のリターン映像の配信装置では、請求項6又は7において、該自動調整手段は、更に、各該端末について各該端末ごとの通信量を自動制御すること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)放送映像の中継に際し、各カメラからの映像が調整室等へ送信される。
(2)送信された各映像は、場面毎に切換,選択される。もって、いずれかの映像が、現在のオンエア映像,放送映像となる。
(3)これと共に、オンエア映像のリターン映像が、各カメラマンやサブスタッフ等の中継スタッフに、同時配信される。
(4)このリターン映像の配信が、本発明の配信装置では、無線LANにより、各中継スタッフが所持する端末に対して行われる。
(5)そこで配信装置は、映像入出力装置,信号変換装置,配信サーバー,無線LAN装置,各端末、更には通信量自動調整手段、等を備えたシステム構成よりなる。
(6)又、この配信装置は、上述したオンエア映像のリターン映像配信に加え、オンエア音声のリターン音声配信も可能である。更に、各中継スタッフ間の連絡用に、文字情報配信も可能である。
(7)さてそこで、本発明の配信装置によると、次のようになる。まず、普及が著しく廉価であるモバイル端末および無線LANを用いて、配信を実施するので、コスト面に優れている。
(8)又、配信用にケーブル配線を要しないので、設置に手間取ることもない。
(9)更に中継スタッフは、リターン映像,リターン音声,連絡文字情報等の配信,確認が、無線LAN利用により1台の端末で随時可能となる。もって、便利であり効率が良い。
(10)通信量の自動調整手段により、通信負荷過多が解消され、配信中断や配信遅延も抑制される。
(11)さてそこで、本発明のリターン映像の配信装置は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、コスト面に優れている。本発明のリターン映像の配信装置では、放送映像の中継に際し、各カメラマンやサブスタッフ等の中継スタッフは、オンエア映像のリターン映像を、端末にて配信,確認する。
中継スタッフは、普及が著しく廉価なモバイル端末を配付,所持することにより、リターン映像を確認可能となる。すなわち、リターン映像確認のため、高額な映像モニターを配設していた前述した従来技術に比し、購入コストが嵩むこともなく、コストが大幅に低減される。
特にa.複数,多数の端末の配付,所持が考えられると共に、b.サブスタッフへの配信も可能となる。c.オンエア映像のリターン映像に加え、オンエア音声のリターン音声確認も容易であり、専用の音声モニタ配設は不要化される。d.中継スタッフ間での連絡文字情報の配信も、容易に可能である。これらa,b,c,dにより、前述した従来技術に比し、大幅なコスト負担減となる。
《第2の効果》
第2に、配線や設置の手間も無い。本発明のリターン映像の配信装置では、リターン映像の配信やリターン音声の配信が、無線LANにより、中継スタッフに配付,所持せしめられた端末宛に行われる。
前述した従来技術のように配線や設置の手間も無く、簡単容易に配信が実現する。
《第3の効果》
第3に、映像,音声,文字情報を、1台の端末で配信,確認できる。本発明のリターン映像の配信装置では、無線LANの電波が届く範囲であれば、これらの配信が、中継スタッフがそれぞれ所持する1台のモバイル端末により、同時に配信,確認可能となる。勿論、移動しながらの配信,確認も可能である。
もって中継スタッフにとって、極めて都合が良く,便利であり,効率的である。
《第4の効果》
第4に、通信量の自動制御により、配信エラーも抑制される。本発明のリターン映像の配信装置は、端末に対する通信負荷が過多とならない様、もって通信中断や通信遅延が抑制される様に、通信量を制御する自動制御手段を備えている。
もって、リターン映像やリターン音声の配信が、中断や遅延等のエラー,トラブルなく、実施されるようになる。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係るリターン映像の配信装置について、発明を実施するための形態の説明に供し、システムの構成ブロック図である。そして(1)図は、その一例を示し、(2)図は、他の例を示す。 同発明を実施するための形態の説明に供し、プロック説明図である。そして、スタジオ内でのリターン映像の配信状態を示す。 従来技術の説明に供し、プロック説明図である。そして、スタジオでのリターン映像の配信状態を示す。 従来技術の説明に供し、映像モニター等の正面図である。 スタジオ内での映像信号の送信状態を示す、プロック説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
《本発明の概要》
まず、本発明のリターン映像の配信装置7について、図1,図2を参照して、その概要を説明する。
この配信装置7は、放送映像を中継する際に使用される。そして、現在オンエアされている放送映像の送り返し映像であるリターン映像を、各中継スタッフFに配信する。そして、このリターン映像の配信が、無線LANのネットワークにより、各中継スタッフFがそれぞれ所持する端末8宛に行われる。
もって配信装置7は、入出力装置9,変換装置10,配信サーバー11,無線LAN装置12,端末8等を、備えている。
又、配信装置7は、リターン映像の配信に加え、リターン音声の配信も共に可能となっている。更に、端末8を所持する中継スタッフF間での連絡用に、文字情報の配信も可能となっている。更に、自動調整手段13を備えており、端末8に対する通信負荷が過多とならない様に、通信量を自動制御する。
本発明の概要は、以上のとおり。以下、このような本発明のリターン映像の配信装置7について、更に詳細に説明する。
《放送映像の中継について》
まず、前提となる放送映像の中継について、図5を参照して説明する。例えば、テレビ局やプロダクションのスタジオ1の番組制作現場では、複数台のスタジオカメラ2が、それぞれカメラマンAによって操作される。そして各カメラ2から、撮影されたそれぞれの送信映像信号Bが、スタジオ1に付設された調整室3へと送信される。
もって、各カメラ2から送信されてきた各映像は、調整室3のプロデューサーCにより、場面毎に切換,選択(チューニング,スイッチング)され、もって、いずれかの映像がオンエア使用されて放送映像となる。
スタジオ1では、調整室3のプロデューサーCのコントロールのもと、このようにして放送映像が、生中継用や録画収録用に中継される。なおスタジオ1内には、中継スタッフFであるカメラマンAと共に、複数のサブスタッフEがカメラマンA付等の中継スタッフFとして、配置されている。
勿論、放送映像の中継は、上述したスタジオ1内に限らず、スタジオ1外でも行われる。例えば、テレビ中継車が使用され、車輌走行先の中継現場において、車外搬出されたカメラ2に、車載された周辺機材が接続されて、スタジオ1外での放送映像の中継が実施される。
このようなスタジオ1外での中継については、スタジオ1内での中継について前述した所に、ほぼ準じる。調整室3に準じた調整コーナーが、車載された周辺機材周辺に形成され、随行したプロデューサーCにてコントロールされる。
放送映像の中継については、以上のとおり。
《リターン映像の配信について》
次に、リターン映像の配信について、図1,図2を参照して、説明する。前述したように現在オンエアされている放送映像つまりオンエア映像は、各カメラ2のカメラマンAやサブスタッフE等の中継スタッフFに対し、リターン映像として、配信映像信号Dにより同時配信される。
配信されるリターン映像、つまりオンエア映像の送り返し映像であるリターン映像により、各中継スタッフFは各々、現在のオンエア映像(自分が撮影した映像、又は他人が撮影した映像)を、随時確認可能となる。もって、現在や事後の撮影操作,カメラワーク等の参考とする。
そして本発明では、このようなリターン映像の配信が、無線LANのネットワークにより、各中継スタッフFがそれぞれ配付されて所持する端末8に対して、行われる。
《配信装置7について》
以下、本発明のリターン映像の配信装置7について、図1,図2を参照して説明する。
配信装置7は、図1の(1)図の例に示したように、入出力装置9,変換装置10,配信サーバー11,無線LAN装置12,各端末8等を備えた、システム構成よりなる。更に、図1の(2)図に示した例では、自動調整手段13を、追加して備えたシステム構成よりなる。
配信装置7は、中継スタッフFが所持する端末8を除き、例えば、スタジオ1内中継の場合は、調整室3に配設される。スタジオ1外中継の場合は、例えばテレビ中継車に周辺機材として車載される。
配信装置7のシステム構成について、更に詳述する。まず、配信装置7の入出力装置9は、配信されるリターン映像信号を入出力する。このリターン映像の入出力装置9は、オンエア映像のリターン映像信号を入出力し、例えば、チューナーやスイッチャー等の映像切換え装置が用いられる。
配信装置7の変換装置10は、入出力装置9から出力されたリターン映像信号を、配信映像信号Dに変換する。リターン映像信号自体は、非圧縮でありデータ量が大なので、配信用に圧縮された配信映像信号Dとする。
すなわち映像変換装置10は、ダウンコンバーター等の符号化装置よりなり、画質(画素)又は/及びフレームレート(表示速度)を削減して、例えばJPEG形式やMPEG形式の配信映像信号Dに、映像変換する。
配信装置7の配信サーバー11は、映像変換装置10で変換された配信映像信号Dをネットワークで配信するための、ホストコンピュータよりなる。なお、映像変換装置10と配信サーバ11は、1つの装置で実現することも可能である。
配信装置7の無線LAN装置12は、配信サーバー11からの配信映像信号Dを、無線LANの情報通信ネットワークにより、端末8宛に電波にて送信する。
配信装置7の端末8については、次のとおり。この端末8としては、携帯情報端末(PDA),その他各種のモバイル端末が広く使用可能であり、中継スタッフFが、それぞれ配付を受けて所持する。
そして、無線LANで送信された配信映像信号Dを受信し、もってリターン映像つまり現在のオンエア映像を表示して、中継スタッフFのモニタリングに供する。
ところで、このような端末8について、配付を受けて所持する配付対象の中継スタッフFについては、次の通り。例えば、カメラマンA全員とサブスタッフE全員に配付でもよいが、カメラマンA全員と選ばれたサブスタッフEへの配付も、可能である。
更には、カメラマンAについては、従来技術の映像モニター4が配付,配設されると共に、サブスタッフEについて、端末8の配付が検討されることも、可能である。又、カメラマンAとサブスタッフEのそれぞれについて、個別に配付の要否が検討されることも考えられる。
端末8については、その他各種の配付ケースが可能である。そして本発明は、これらいずれの配付ケースについても、適用可能である。
配信装置7は、上述したオンエア(ビデオ)映像のリターン映像配信に加え、オンエア映像と共にオンエア(オーディオ)音声のリターン音声配信も、可能となっている。複数のマイクロフォンから送信された音声のうち、オンエア使用される音声の端末8への配信も、可能である。
更に配信装置7は、端末8を所持する各中継スタッフF相互間での情報連絡,やり取り用に、文字データ情報の端末8配信も、可能となっている。
このようなリターン音声配信用や文字情報配信用のシステム構成については、リターン映像配信について上述したシステム構成に準じる。すなわち、上述した入出力装置9,変換装置10,配信サーバー11,無線LAN装置12,端末8等が、準用又は兼用して使用される(例えば、音声切換用ミキサーが使用される)。
配信装置7については、以上のとおり。
《自動調整手段13について》
次に、配信装置7に付設された自動調整手段13について、図1の(2)図に示した例を参照して、説明する。
自動調整手段13は、端末8に対する通信負荷が過多とならない様に、配信通信量を自動制御する。代表的にはプログラムソフトとして、配信サーバー11のホストコンピュータ又は別途専用のコンピュータに、組み込まれており、そのCPUに必要制御処理を実行せしめる。
もって自動調整手段13は、配信映像信号Dや配信音声信号D’の通信,配信が、中断や遅延しない様にサポートする。
自動調整手段13による具体的制御内容は、次のイ,ロ,ハのとおり。まずイ.配信映像信号Dの制御については、次のとおり。
自動調整手段13は、配信サーバー11の現在の通信量情報に基づき、変換装置10で作成処理される配信映像信号Dについて、映像の画質又は/及びフレームレートを動的に変更し、もって、映像に関する通信量を自動制御する。
その具体的制御ステップは、次のとおり。まず、配信サーバー11における現在の通信量が、自動調整手段13に逐時検出,入力され、→自動調整手段13は、通信量が所定許容値をオーバーしたら、通信負荷過多と判断する。
→すると自動調整手段13は、変換装置10に制御信号を送出し、→変換装置10は、映像変換にて作成処理される配信映像信号Dについて、映像の画質(画素)やフレームレート(1秒間の表示速度)の一方又は双方を、変更する。→もって、端末8への配信映像信号Dの通信量が、自動的に適値まで減少,調整される。
次にロ.配信音声信号D’の制御については、次のとおり。自動調整手段13は、配信音声信号D’について、1サンプル当りのデータ量又は/及びサンプリングレートを動的に変更し、もって音声に関する通信量を自動制御する。その具体的制御ステップについては、配信映像信号Dについて上述した所に準じる。
更にハ.端末8ごとの制御については、次のとおり。自動調整手段13は、各端末8について各端末8ごとの通信量を、自動制御する。すなわち、各端末8毎に異なる通信の難易度に応じ、端末8ごとの通信量を調整する。その具体的制御ステップについては、上述した所にほぼ準じる。
自動調整手段13については、以上のとおり。
《作用等》
本発明のリターン映像の配信装置7は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)放送映像の中継に際し、スタジオ1等の各カメラ2で撮影された映像について、それぞれの送信映像信号Bが、調整室3等へと送信される(図5を参照)。
(2)調整室3等では、送信されてきた各映像が場面毎に切換,選択される。もって、いずれかの映像が、現在のオンエア映像,放送映像となる。
(3)これと共に、このようなオンエア映像のリターン映像(現在オンエアされている放送映像の送り返し映像)が、調整室3等から、各カメラマンAやサブスタッフE等の中継スタッフFに対し、配信映像信号Dとして同時配信される(図2を参照)。
(4)このようなリターン映像の配信が、本発明の配信装置7では、無線LANのネットワークにより、各中継スタッフFがそれぞれ所持する端末8に対して、実施される(図2を参照)。
(5)配信装置7は、このような端末8に対する配信を行うため、次のシステム構成よりなる。
すなわち、リターン映像の入出力装置9、配信映像信号Dへの変換装置10、ネットワーク配信用の配信サーバー11、端末8宛の無線LAN装置12、リターン映像を表示する各端末8等、を備えたシステム構成よりなる(図1の(1)図の例を参照)。
更に、端末8への通信負荷が過多とならないための、通信量の自動調整手段13を備えたシステム構成も、可能である(図1の(2)図の例を参照)。
(6)この配信装置7は、上述したオンエア映像のリターン映像の配信に加え、オンエア音声のリターン音声の配信も、配信音声信号D’により可能となっている(図2を参照)。更に、端末8を所持する各中継スタッフF相互間の連絡用に、文字データ情報の配信も、可能となっている。
(7)さてそこで、本発明のリターン映像の配信装置7によると、以下のようになる。
まず、リターン映像,リターン音声,連絡文字情報等の配信が、普及が著しく廉価であるモバイル端末8および無線LANを使用して、実施される(図2を参照)。
高額な映像モニター4(図3,図4を参照)や音声モニター等を配設,使用することなく、コスト面に優れて実施される。
(8)又、本発明の配信装置7では、配信が無線LANにより端末8宛に行われる(図2を参照)。映像モニター4や音声モニターを使用して配信する場合のように(図3,図4を参照)、ケーブル6配線を要し、設置に手間取るようなことも無い。
つまり、配信用の各映像モニター4更には各音声モニターと、スタジオ1の調整室3との間を、それぞれケーブル6にて有線配線,分岐接続する手間は、不要である。
(9)更に、本発明の配信装置7では、オンエア映像のリターン映像配信に加え、オンエア音声のリターン音声配信、更には、中継スタッフF相互間での連絡文字情報配信等が、無線LANにより実施される。
そこで中継スタッフFは、1台の端末8により、これらの配信,確認が随時可能となり、便利であり効率が良い。勿論、移動しながらの確認も可能である。
(10)又、本発明の配信装置7は、端末8に対する通信負荷が過多とならない様に、通信量を制御する自動調整手段13を、備えている(図1の(2)図の例を参照)。
従って、無線LANにて端末8へと配信される、配信映像信号D,配信音声信号D’,文字情報信号等が、通信負荷過多により中断したり遅延したりすることは、抑制される。
本発明の作用等については、以上の通り。
A カメラマン
B カメラからの送信映像信号
C プロデューサー
D リターン映像の配信映像信号
D’ リターン音声の配信音声信号
E サブスタッフ
F 中継スタッフ
G 出演者
1 スタジオ
2 カメラ
3 調整室
4 映像モニター
5 入出力装置(従来例)
6 ケーブル
7 リターン映像の配信装置
8 端末
9 入出力装置(本発明)
10 変換装置
11 配信サーバー
12 無線LAN装置
13 自動調整手段

Claims (8)

  1. 放送映像を中継する際に使用される配信装置であって、現在オンエアされている放送映像の送り返し映像であるリターン映像を、中継スタッフに同時配信するが、
    このリターン映像の配信が、無線LANのネットワークにより、各該中継スタッフがそれぞれ所持する端末宛に行われること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  2. 請求項1において、リターン映像の配信に加え、リターン音声の配信も共に可能となっていること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  3. 請求項1において、リターン映像の配信に加え、該端末を所持する該中継スタッフ相互間での情報連絡用に、文字情報の配信も可能となっていること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  4. 請求項1において、該配信装置は、配信されるリターン映像信号を入出力する入出力装置と、該入出力装置から出力されたリターン映像信号を、配信映像信号に変換する変換装置と、
    該変換装置で変換された配信映像信号を、ネットワークで配信するための配信サーバーと、該配信サーバーからの配信映像信号を無線LANで送信する無線LAN装置と、
    無線LANで送信された配信映像信号を受信し、もってリターン映像を表示して該中継スタッフのモニターに供する該端末と、を有してなること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  5. 請求項1又は2において、更に自動調整手段を備えており、該自動調整手段は、該端末に対する通信負荷が過多とならない様に、通信量を自動制御すること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  6. 請求項4および5において、該自動調整手段は、該配信サーバーの現在の通信量情報に基づき、該変換装置で作成処理される配信映像信号について、映像の画質又は/及びフレームレートを動的に変更し、もって通信量を自動制御すること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  7. 請求項5において、該自動調整手段は、配信音声信号について、1サンプル当りのデータ量又は/及びサンプリングレートを動的に変更し、もって通信量を自動制御すること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
  8. 請求項6又は7において、該自動調整手段は、更に、各該端末について各該端末ごとの通信量を自動制御すること、を特徴とするリターン映像の配信装置。
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