JP7451192B2 - リモートプロダクションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバーにより接続されたカメラヘッド部とベースステーション部とを備えるリモートプロダクションシステムで、特に、光ファイバーのケーブル長に伴う位相遅延を自動的に調整することができるリモートプロダクションシステムに関するものである。
従来から、例えば、放送局外での中継現場に設置しているカメラの画質調整を行う手法においては、図5にあるように、中継現場にカメラヘッド+ファイバーアダプタ(以下、カメラヘッドとする。)、そして、ベースステーションの両方を運搬し、さらに、電源及び多数の信号用配線接続等(中継現場側伝送装置)の設置作業をしなくてはならなかった。
その上、放送局内で監視/利用するために、カメラ映像の伝送機材と伝送回路が必要となる。詳しくは、伝送機材にカメラの画質調整用制御信号もカメラ映像と同じ伝送回線にて多重伝送するか、もしくは、別途伝送回線を用意して伝送することにより、カメラの画質調整を放送局内で操作することを実現している。
ところで、例えば、特許文献1には、映像信号、音声信号およびデータ信号をシリアル伝送する映像信号処理装置において、前記映像信号、前記音声信号および前記データ信号を、8ビットの整数倍のタイムスロットのうち所定のビットに割り付けた映像チャンネルと、その余剰ビットに前記音声信号および前記データ信号を割り付けたデータチャンネルから構成されるフレームに多重化する多重化手段と、前記多重化手段より出力された前記タイムスロットであって、前記映像信号のブランキング期間に位置する特定の1つ、または複数の、前記データチャンネルが無信号である前記タイムスロットをM/N符号の同期符号と置き換えるとともに、M/N符号に変換する符号化手段と、前記符号化手段により符号化された信号を送信する送信手段とを備え、前記多重化手段は、所定の基準同期符号と、前記データチャンネルの前記同期符号の前記タイムスロットとの位相差をGenlock制御信号として、前記データチャンネルの前記同期符号以外の前記タイムスロットに割り当てることを特徴とする映像信号処理装置が開示されており、この技術によれば、映像機器間のデータを長距離でもより確実に伝送することができるとしている。
また、特許文献2には、撮像による映像信号を、入力された同期信号に同期させて出力するカメラ装置と、 前記カメラ装置の前記映像信号が入力可能なカメラ制御装置と、前記カメラ装置と前記カメラ制御装置との間に接続され、前記カメラ装置から前記カメラ制御装置へ伝送される前記映像信号を中継する中継装置とを有し、前記中継装置は、少なくとも外部から入力された同期信号を前記カメラ装置へ送信し、前記カメラ装置に前記映像信号を、外部の前記同期信号に同期させて出力させるカメラシステムが開示されている。
さらに、特許文献3には、制御装置で、垂直周期の外部同期信号を発生してケーブルに重畳してカメラに送信し、前記カメラで、前記ケーブルから外部同期信号を分離受信し、この受信外部同期信号に基づいて、垂直同期信号、水平同期信号、クロックからなるタイミング信号を生成し、撮像により得られた映像信号と前記垂直同期信号、水平同期信号を基に複合映像信号を生成して同じ前記ケーブルに重畳して前記制御装置に送信し、前記制御装置で、前記ケーブルから垂直同期信号、水平同期信号を分離受信し、この受信垂直同期信号、水平同期信号に基づいて映像ブランキング期間の特定の位置にマーカ信号を発生させて前記ケーブルに重畳して前記カメラに送信し、前記カメラで、前記ケーブルからマーカ信号を分離受信し、この受信マーカ信号、前記受信外部同期信号およびケーブル長を0mと仮定した場合における前記送信複合映像信号上でのマーカ信号の受信位置に基づいて、実際のケーブル長によって発生する往復伝送遅延量を算出し、この往復伝送遅延量に基づいたパルス幅変調出力を生成し、生成されたパルス幅変調出力に応じて前記タイミング信号の位相を、前記往復伝送遅延量分だけ進ませることを特徴とするテレビカメラシステムが開示されている。
この技術によれば、制御装置側でマーカを発生させ、カメラ側で遅延時間を計測するようにしたので、高度なデータ通信を必要とせずに確実に進み位相量を得て、位相調整することができる効果がある。また、制御装置の動作中において、ケーブル長の変更に応じて進み位相量を随時更新することができ、異なる位置に設定した複数のカメラへの随時切り替えに対しても自動的に位相調整を行える効果があるとしている。
特開2003-111060号公報 特開2011-234347号公報 特開2006-217384号公報
しかしながら、従来手法では、例えば、図6に示すように、機材リソースの問題として、比較的持ち運びが想定されたカメラヘッドだけではなく、固定設置を基本としたベースステーションを中継現場に運搬するには、重量物の取り外しや、運搬による労力やリスクの問題が生じてしまう。また、放送局内の設置場所で接続されている多数の配線を取り外し、中継現場で再度多数の配線を接続する必要があるという問題もある。つまり、当然、中継作業後に再度、放送局内の設置場所で多数の配線を接続する作業が煩雑で、誤接続や接続忘れなどが生じてしまう。また、中継現場に持ち出すための専用機材を所有するには、コストがかかる。
さらに、本業界において、ベースステーションを中継現場に設置することは、カメラヘッドを操作する人(カメラマン)とは別のビデオエンジニアといった人的リソースが中継現場に必要となり(少なくとも、設置時には必須)、放送局内でカメラの画質調整をするビデオエンジニアと、中継現場のビデオエンジニア2人の人的リソースを用意する場合と、移動距離や時間の条件によっては、1人のビデオエンジニアが、中継現場と放送局間を移動するという場合がある。
つまり、2人の人的リソースを要する場合は、人的コストが問題となり、1人が移動する場合は、労力と移動コストが問題となる。さらに、カメラ1台だけの中継においても、現実的には映像モニターや、連絡音声機材など関連する周辺機材が必要であり、それらの機材に対する運搬や設置の人的リソースも問題となる。またさらに、中継現場に多くの機材を運搬することは、限られた時間の中で、その設置や撤収に時間を要することとなり、このことも人的リソースと、コストが問題となってしまう。
そして、伝送装置については、放送局の所有設備を利用する場合と、回線業者のサービスを利用する場合があるが、どちらにしても、カメラヘッドが2台以上の中継を想定すると、コスト増大の問題が発生してしまう。
また、図7に示したように、放送局に設置しているベースステーションは移動することなく、カメラヘッドと最低限の機材だけを現場に運搬し中継することが実現できれば、従来手法の問題を低減することができる。また、上記特許文献に開示されている技術もそうであるが、カメラヘッドとベースステーションの伝送距離は、通常は最大数km程度で、それ以上放送局から離れた中継現場にカメラヘッドだけを運搬し、放送局内に設置したままのベースステーションと接続して利用することは想定されていない。なお、上記伝送距離を10km程度まで拡張する機能も持ったベースステーションは存在するが、高価であるため、既存設備を利用しつつ、このような課題を解決することがユーザー視点で必要となる。
また、従来の技術においては、放送局外の中継現場にカメラヘッドとベースステーションの両方をセットで移動して利用しているため、カメラヘッドとベースステーション間の光ファイバーの最大長は、当該装置の技術仕様で決まっており、光ファイバーの最大長を拡張(延長)するには、当該装置内部回路を特別に改造するか、若しくは、最大長の長いカメラシステム装置へと買い換える必要があった。
そのため、当然、複数のカメラを中継現場で利用するには、台数分の改造や買い換えが必要となり、また、複数のカメラを中継現場で利用するには、中継現場と放送局間の伝送装置や、伝送回線が複数必要になるなど、カメラヘッドだけを中継現場に移動し利用するには多くの課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためのもので、機材リソースの問題や、人的リソースやコストの問題、伝送装置の問題を解消しつつ、光ファイバーのケーブル長に伴う位相遅延を自動的に調整することができるリモートプロダクションシステムを提供することにある。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、撮像素子により撮像信号を取得するとともにビューファインダにより、入力されるリターン映像を表示するカメラヘッド部と、前記カメラヘッド部から送信される撮像信号を処理し、処理後の撮像信号を連結された映像合成装置へ供給するとともに、当該映像合成装置により生成されるリターン映像を受け、前記カメラヘッド部へと出力するベースステーション部と、前記カメラヘッド部と前記ベースステーション部との間で信号の伝送をする光ファイバーとを備え、前記ベースステーション部は、前記カメラヘッド部から送信される撮像信号の位相値が、前記カメラヘッド部と前記ベースステーション部との間で信号の伝送をする光ファイバーの長さに基づく条件により設定される目標位相値か否かを検出する目標位相検出部と、当該目標位相検出部により、目標位相ではないと検出された場合には、前記カメラヘッド部から送信される撮像信号が、目標位相となるようヘッド位相調整信号を生成するヘッド位相調整信号生成部と、を有するとともに、当該ヘッド位相調整信号生成部により生成されたヘッド位相調整信号を前記リターン映像に多重し、前記光ファイバーを通じて前記カメラヘッド部へと出力するものであり、且つ、前記ベースステーション部から前記光ファイバーを通じて入力される前記リターン映像から多重されているヘッド位相調整信号を検出するヘッド位相調整信号検出部と、当該ヘッド位相調整信号検出部により検出されたヘッド位相調整信号に基づいて、位相を数値化し、ベースステーション基準位相情報を生成するベースステーション基準位相情報生成部と、前記ベースステーション基準位相情報生成部により生成されたベースステーション基準位相情報に基づき、前記カメラヘッド部から送信される撮像信号により、前記ベースステーション部に到着する位相を検出し、それを数値化し、ベースステーション到着位相情報を生成するベースステーション到着位相情報生成部と、前記リターン映像に多重されている前記ヘッド位相調整信号を破棄するヘッド位相調整信号破棄部と、前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値となるよう、拡張ヘッド位相調整信号を生成する拡張ヘッド位相調整信号生成部と、前記拡張ヘッド位相調整信号生成部により生成された拡張ヘッド位相調整信号を前記ヘッド位相調整信号破棄部により破棄された前記ヘッド位相調整信号に代えて前記リターン映像に多重させる拡張ヘッド位相調整信号多重部と、を含む位相調整機能部を備えることを特徴とするリモートプロダクションシステムである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のリモートプロダクションシステムであって、前記拡張ヘッド位相調整信号生成部は、前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値と一致するか、或いは、一致しない場合は、正負何れかの不一致であるかを判定する条件判定部と、前記条件判定部により判定された結果に基づき、対応する所定の更新周期で、対応する所定の位相情報値を生成する生成更新部とを備え、前記生成更新部により生成された所定の位相情報値に基づいて、前記拡張ヘッド位相調整信号を生成することを特徴としている。
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1記載のリモートプロダクションシステムであって、前記拡張ヘッド位相調整信号生成部は、前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値と一致するか、或いは、一致しない場合は、正負何れかの不一致であるかを判定し、且つ、前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値と一致しないと判定した場合に、その不一致量を検出する条件判定部と、前記条件判定部による判定された結果と、検出された不一致量に基づき、対応した更新周期で、対応する位相情報値を生成する生成更新部とを備え、前記生成更新部により生成された所定の位相情報値に基づいて、前記拡張ヘッド位相調整信号を生成することを特徴としている。
またさらに、請求項4記載の発明は、請求項1~3何れか1項記載のリモートプロダクションシステムであって、前記カメラヘッド部と、それに対応する前記ベースステーション部の一組が、複数備えられているとともに、前記カメラヘッド部側には、当該カメラヘッド部それぞれに、光ファイバーによって接続される第1の非圧縮映像多重伝送装置と、前記複数のベースステーション部側には、当該ベースステーション部それぞれに、前記光ファイバーによって接続される第2の非圧縮映像多重伝送装置とを備え、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置と、前記第2の非圧縮映像多重伝送装置は、前記光ファイバーによって相互に接続されており、前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記複数のベースステーション部に対応して前記位相調整機能部が複数備えられていることを特徴としている。
そして、請求項5記載の発明は、請求項1~4何れか1項記載のリモートプロダクションシステムであって、前記カメラヘッド部と、それに対応する前記ベースステーション部を一組とする撮像ユニットが、複数備えられているとともに、前記光ファイバーによって相互に接続された第1の非圧縮映像多重伝送装置と、第2の非圧縮映像多重伝送装置とを備え、前記カメラヘッド部又はベースステーション部が、それぞれ前記光ファイバーによって前記第1の非圧縮映像多重伝送装置又は前記第2の非圧縮映像多重伝送装置に接続されており、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記位相調整機能部が、前記撮像ユニットに対応して複数備えられ、前記位相調整機能部は、その動作の有効/無効をユーザーによる手動操作により選択可能となっていることを特徴としている。
さらに、請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のリモートプロダクションシステムであって、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置を介して、前記光ファイバーにより通信可能となっている1組の映像装置が、1又は複数、前記光ファイバーによって接続されており、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記位相調整機能部が、前記映像装置に対応して複数備えられ、前記位相調整機能部は、その動作の有効/無効をユーザーによる手動操作により選択可能となっていることを特徴としている。
本発明によれば、上述した、カメラヘッド部と、ベースステーション部との間の伝送距離限界による機材リソースの問題や、人的リソースやコストの問題、伝送装置の問題を解消することが可能となる。また、本発明をカメラ外部の非圧縮映像多重伝送装置に適応することにより、ベースステーションやカメラヘッドに特別な改造や、カメラシステムを新たに買い換える必要がなくなり、カメラヘッドとベースステーション間の光ファイバーの最大長を拡張(延長)することができるようになる。またさらに、カメラヘッドだけを中継現場に移動し利用するための各課題が解決される。
本発明に係るリモートプロダクションシステムの第1の実施形態を示した構成図である。 本発明に係るリモートプロダクションシステムの第2の実施形態を示した構成図である。 本発明に係るリモートプロダクションシステムの第3の実施形態を示した構成図である。 本発明に係るリモートプロダクションシステムの他の実施形態を示した構成図である。 従来のリモートプロダクションシステムを示した構成図である。 従来手法の問題点を示した図である。 従来手法における要求と課題を示した図である。 技術背景の説明図である。 技術背景の説明図である。 本発明における解決手段を説明するための図である。 本発明に係るリモートプロダクションシステムにおけるその他の実施形態を示した構成図である。
本発明に係るリモートプロダクションシステムの第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るリモートプロダクションシステムの第1の実施形態を示した構成図である。そして、符号については、10がリモートプロダクションシステム、12がカメラヘッド部、14がベースステーション部、16が光ファイバー、18が目標位相検出部、20がヘッド位相調整信号生成部、22がヘッド位相調整信号検出部、24がベースステーション基準位相情報生成部、26がベースステーション到着位相情報生成部、28がヘッド位相調整信号破棄部、30が拡張ヘッド位相調整信号生成部、32が拡張ヘッド位相調整信号多重部、34が位相調整機能部を示している。
ここで、放送用システムカメラは、図8に示すように、カメラヘッドという撮像部とベースステーションという映像処理部の間を専用ケーブル(以下、カメラケーブルとする。)で接続し使用している。上記のベースステーションの映像出力信号が、カメラ(撮像)映像として利用されている。そして、カメラケーブルの中には、2本の光ファイバーと、複数のメタル(銅)線が、共に内蔵されている。
この2本の光ファイバーを使用することで、カメラヘッドで撮像した映像をベースステーションへ伝送するだけでなく、別途外部の映像合成装置からベースステーションに入力した映像をベースステーションからカメラヘッドに伝送し、カメラヘッドのビューファインダにて、外部の映像合成装置による処理後の映像(リターン映像)が確認できるようになっている。
カメラマンは、カメラヘッドのスイッチ操作にて、撮像している自カメラの映像と、映像合成装置による処理後の映像を切り替えながら、自カメラ撮像状態の上下/左右/拡大(ズーム)等操作を実施している。
ここで、図9に示すように、カメラケーブルの長さは、設置場所やケーブルのジョイントにより一定とは限らない。そのため、カメラケーブルが”想定する範囲で短い場合でも長い場合でも”正常に機能と動作が実現できるように、初期起動(カメラヘッドと、ベースステーション両者の電源が投入されて接続された)時に、カメラヘッドの撮像映像データが(カメラケーブルで伝送されて)、ベースステーションに到着する位相タイミングを自動的に調整する機能(以下、位相自動調整機能とする。)が内蔵されている。
位相自動調整機能実行期間において、ベースステーションからカメラヘッドへのリターン映像にカメラヘッドの(撮像)動作タイミング調整する信号(以下、ヘッド位相調整信号とする。)を多重伝送している。ベースステーションは、カメラヘッドの撮像映像データが(正常動作できる)目標位相でベースステーションに到着するように、このヘッド位相調整信号の位相(位置)を適切に移動制御することで、位相自動調整機能を実現している。つまり、上記の”想定する最も長い場合を超えても”位相自動調整機能の調整範囲の拡張を実現すれば良いことになる。
これまでに示した、ベースステーションは放送局内の設置場所に設置したまま、中継現場にはカメラヘッドだけを持ち出したい。既存の機材(カメラヘッド/ベースステーション)を改造せずに利用したい。カメラ台数が増加した場合の伝送装置のコスト問題を解決したい。”想定する最も長い場合を超えても”位相自動調整機能の調整範囲を拡張したい。といった要求を解決するために、本実施形態では、図10に示すように、非圧縮映像多重伝送装置の機能として、”想定する最も長い場合を超えても”位相自動調整機能の調整範囲拡張を実現することを目的としている。
本実施形態におけるリモートプロダクションシステム10は、図1に示すように、まず、撮像素子により撮像信号を取得するとともにビューファインダにより、入力されるリターン映像を表示するカメラヘッド部12と、カメラヘッド部から送信される撮像信号を処理し、処理後の撮像信号を連結された映像合成装置へ供給するとともに、この映像合成装置により生成されるリターン映像を受け、カメラヘッド部12へと出力するベースステーション部14と、カメラヘッド部12とベースステーション部14との間で信号の伝送をする光ファイバー16とを備えている。
さらに、ベースステーション部14は、カメラヘッド部12から送信される撮像信号の位相値が、カメラヘッド部12とベースステーション部14との間で信号の伝送をする光ファイバー16の長さに基づく条件により設定される目標位相値か否かを検出する目標位相検出部18と、目標位相検出部18により、目標位相ではないと検出された場合には、カメラヘッド部12から送信される撮像信号が、目標位相となるようヘッド位相調整信号を生成するヘッド位相調整信号生成部20とを有するとともに、ヘッド位相調整信号生成部20により生成されたヘッド位相調整信号をリターン映像に多重し、光ファイバー16を通じてカメラヘッド部12へと出力するものである。
そしてさらに、ベースステーション部14から光ファイバー16を通じて入力されるリターン映像から多重されているヘッド位相調整信号を検出するヘッド位相調整信号検出部22と、ヘッド位相調整信号検出部22により検出されたヘッド位相調整信号に基づいて、位相を数値化し、ベースステーション基準位相情報を生成するベースステーション基準位相情報生成部24と、ベースステーション基準位相情報生成部24により生成されたベースステーション基準位相情報に基づき、カメラヘッド部12から送信される撮像信号により、ベースステーション部14に到着する位相を検出し、それを数値化し、ベースステーション到着位相情報を生成するベースステーション到着位相情報生成部26と、リターン映像に多重されているヘッド位相調整信号を破棄するヘッド位相調整信号破棄部28と、ベースステーション到着位相情報生成部26により生成されたベースステーション到着位相情報が、目標位相値となるよう拡張ヘッド位相調整信号を生成する拡張ヘッド位相調整信号生成部30と、拡張ヘッド位相調整信号生成部30により生成された拡張ヘッド位相調整信号をヘッド位相調整信号破棄部28により破棄されたヘッド位相調整信号に代えてリターン映像に多重させる拡張ヘッド位相調整信号多重部32とを含む位相調整機能部34を備えている。
以下、本実施形態について、詳しく説明していく。本実施形態におけるリモートプロダクションシステム10は、カメラヘッド部12と、ベースステーション部14との間に、ベースステーション部14から光ファイバー16を通じて入力されるリターン映像から多重されているヘッド位相調整信号を検出するヘッド位相調整信号検出部22と、ヘッド位相調整信号検出部22により検出されたヘッド位相調整信号に基づいて、位相を数値化し、ベースステーション基準位相情報を生成するベースステーション基準位相情報生成部24と、ベースステーション基準位相情報生成部24により生成されたベースステーション基準位相情報に基づき、カメラヘッド部12から送信される撮像信号により、ベースステーション部14に到着する位相を検出し、それを数値化し、ベースステーション到着位相情報を生成するベースステーション到着位相情報生成部26と、リターン映像に多重されているヘッド位相調整信号を破棄するヘッド位相調整信号破棄部28と、ベースステーション到着位相情報生成部26により生成されたベースステーション到着位相情報が、目標位相値となるよう拡張ヘッド位相調整信号を生成する拡張ヘッド位相調整信号生成部30と、拡張ヘッド位相調整信号生成部30により生成された拡張ヘッド位相調整信号をヘッド位相調整信号破棄部28により破棄されたヘッド位相調整信号に代えてリターン映像に多重させる拡張ヘッド位相調整信号多重部32を含む位相調整機能部34が備えられているものである。
即ち、ベースステーション部14から、カメラヘッド部12に送られる”ヘッド位相調整信号”を検出し、その位置(位相)を数値化し、この数値化された位置(位相)情報を”ベースステーション基準位相情報”としている。そして、この”ベースステーション基準位相情報”を基にして、逆方向のカメラヘッド部12からベースステーション部14へ伝送される映像データより、ベースステーション部14に到着する位相タイミングを検出し、その位置(位相)を数値化し、この数値化された位置(位相)情報を”ベースステーション到着位相情報”としている。
また、ベースステーション部14とカメラヘッド部12が想定する範囲内の光ファイバー16の長さ(例えば、100m)で接続した条件の位相自動調整動作完了時点の”ベースステーション基準位相情報”と、”ベースステーション到着位相情報”の関係を”目標位相値”としている。さらに、ベースステーション部14からカメラヘッド部12へのリターン映像に多重されている”ヘッド位相調整信号”を破棄して、新たなヘッド位相調整信号として、”拡張ヘッド位相調整信号”を代わりにリターン映像に多重する。
ここで、ベースステーション部14からカメラヘッド部12が想定する最長を超えた伝送回路(例えば、50km相当)で接続した条件において、”ベースステーション基準位相情報”と、”ベースステーション到着位相情報”の関係が”目標位相値”となるように、”拡張ヘッド位相調整信号”を適切に移動制御する。これらの手段を非圧縮映像多重伝送装置の機能として実現させることで、これまでの要求を解決することができるわけである。
続いて、本発明に係るリモートプロダクションシステムの第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明に係るリモートプロダクションシステムの第2の実施形態を示した構成図である。符号については、36が条件判定部、38が生成更新部である以外は、図1と同様である。
本実施形態におけるリモートプロダクションシステム10は、図2に示すように、まず、撮像素子により撮像信号を取得するとともにビューファインダにより、入力されるリターン映像を表示するカメラヘッド部12と、カメラヘッド部から送信される撮像信号を処理し、処理後の撮像信号を連結された映像合成装置へ供給するとともに、この映像合成装置により生成されるリターン映像を受け、カメラヘッド部12へと出力するベースステーション部14と、カメラヘッド部12とベースステーション部14との間で信号の伝送をする光ファイバー16とを備えている。
さらに、ベースステーション部14は、カメラヘッド部12から送信される撮像信号の位相値が、カメラヘッド部12とベースステーション部14との間で信号の伝送をする光ファイバー16の長さに基づく条件により設定される目標位相値か否かを検出する目標位相検出部18と、目標位相検出部18により、目標位相ではないと検出された場合には、カメラヘッド部12から送信される撮像信号が、目標位相となるようヘッド位相調整信号を生成するヘッド位相調整信号生成部20とを有するとともに、ヘッド位相調整信号生成部20により生成されたヘッド位相調整信号をリターン映像に多重し、光ファイバー16を通じてカメラヘッド部12へと出力するものである。
そしてさらに、ベースステーション部14から光ファイバー16を通じて入力されるリターン映像から多重されているヘッド位相調整信号を検出するヘッド位相調整信号検出部22と、ヘッド位相調整信号検出部22により検出されたヘッド位相調整信号に基づいて、位相を数値化し、ベースステーション基準位相情報を生成するベースステーション基準位相情報生成部24と、ベースステーション基準位相情報生成部24により生成されたベースステーション基準位相情報に基づき、カメラヘッド部12から送信される撮像信号により、ベースステーション部14に到着する位相を検出し、それを数値化し、ベースステーション到着位相情報を生成するベースステーション到着位相情報生成部26と、リターン映像に多重されているヘッド位相調整信号を破棄するヘッド位相調整信号破棄部28と、ベースステーション到着位相情報生成部26により生成されたベースステーション到着位相情報が、目標位相値となるよう拡張ヘッド位相調整信号を生成する拡張ヘッド位相調整信号生成部30と、拡張ヘッド位相調整信号生成部30により生成された拡張ヘッド位相調整信号をヘッド位相調整信号破棄部28により破棄されたヘッド位相調整信号に代えてリターン映像に多重させる拡張ヘッド位相調整信号多重部32とを含む位相調整機能部34を備えている。
さらに、本実施形態では、拡張ヘッド位相調整信号生成部30は、ベースステーション到着位相情報生成部26により生成されたベースステーション到着位相情報が、目標位相値と一致するか、或いは、一致しない場合は、正負何れかの不一致であるかを判定する条件判定部36と、条件判定部36により判定された結果に基づき、対応する所定の更新周期で、対応する所定の位相情報値を生成する生成更新部38とを備え、生成更新部38により生成された所定の位相情報値に基づいて、拡張ヘッド位相調整信号を生成する構成となっている。
ここで、前述の第1の実施形態により、カメラヘッド部12だけを放送局外の中継現場に持ち出して利用することが可能となるが、ベースステーション部14と、カメラヘッド部12間の距離を拡張することができたために、システムの初期起動時の位相自動調整機能が完了するまでの実行時間が長くなってしまうという新たな課題も生じる。
これは、ベースステーション部14と、カメラヘッド部12間の距離が長くなったことにより、目標位相値に到達させるための拡張ヘッド位相調整信号の移動量が増えるためである。つまり、図10に示すように、ベースステーション部14と、カメラヘッド部12のヘッド位相調整信号や、拡張ヘッド位相調整信号が、カメラヘッド部12に到着し、カメラヘッド部12が当該信号に従って撮像映像データをベースステーション部14に出力するが、ベースステーション部14に到着した撮像映像データが、目標位相ではない場合の一連動作時間が、例えば20秒で、その後、ヘッド位相調整信号を移動させる移動量の1STEPが、例えば、光ファイバー16の5km相当分であった場合、本発明により光ファイバー16の長さが、50km相当となると、拡張ヘッド位相調整信号の移動量の1STEPが、上記と同等とすると、20秒×50km/5km=200秒の時間が位相自動調整機能完了までに必要となってしまい、カメラの利用開始までの時間が長くなり、利便性を損なってしまうということになる。
そこで、本発明の第2の実施形態では、位相調整機能部34内の拡張ヘッド位相調整信号生成部30において、目標位相値にベースステーション到着位相情報が一致するか、或いは、不一致の場合は、正負どちらの不一致かを条件判定部36で条件判断し、その判断結果を用いて、「固定した更新周期と固定した1STEPの移動量」にて、生成更新部38が、拡張ヘッド位相調整信号を生成している。このような構成となっているため、第1の実施形態に比べ、位相自動調整機能をより短い時間で完了することができるようになるわけである。
続いて、本発明に係るリモートプロダクションシステムの第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明に係るリモートプロダクションシステムの第3の実施形態を示した構成図である。符号については、36が条件判定部、38が生成更新部である以外は、図2と同様である。
本発明の第3の実施形態では、位相調整機能部34内の拡張ヘッド位相調整信号生成部30において、条件判定部36が、目標位相値にベースステーション到着位相情報が一致するか、或いは、不一致の場合は、正負どちらの不一致かを条件判定部36で条件判断し、且つ、ベースステーション到着位相情報生成部26により生成されたベースステーション到着位相情報が、目標位相値と一致しないと判定した場合に、その不一致量を検出する。
その条件判定部36による判定された結果と、検出された不一致量に基づき、「対応した更新周期と対応した1STEPの移動量」にて、生成更新部38が、拡張ヘッド位相調整信号を生成している。ここで、第1の実施形態に追加して、条件判定部36に、不一致判定時における不一致量検出機能を持たせるとともに、生成更新部38を不一致量に適応させることで、時間短縮化が図られる。
即ち、不一致判定時の不一致量検出結果に応じて、拡張ヘッド位相調整信号の位相情報値の更新周期や、更新時の位相(位置)数値の1STEPの移動量を可変可能とすることで、例えば、”不一致量検出”が、とある値より大きい(目標位相値とかけ離れている)場合は、更新周期を短くするか、若しくは、1STEPの移動量を大きくする。また、”不一致量検出”が、とある値より小さい(目標位相値と近い)場合は、更新周期を長くするか、若しくは、1STEPの移動量を小さくする。といった手段により、位相自動調整機能を従来の手法に比べて、より短い時間で自動調整完了することができ、カメラの利用開始までの時間が長くなるという問題を解決することができる。
また、他の実施形態として、図4に示すように、複数のカメラヘッド部12と、それに対応する複数のベースステーション部14を備えるとともに、複数のカメラヘッド部12側には、第1の非圧縮映像多重伝送装置40と、複数のベースステーション部14側には、第1の非圧縮映像多重伝送装置40に相互接続される第2の非圧縮映像多重伝送装置42を備え、第2の非圧縮映像多重伝送装置42には、それぞれ、複数のベースステーション部14に対応する位相調整機能部34が複数備えられる構成としても良い。
またさらに、その他の実施形態として、図11に示すように、例えば、中継現場と放送局(テレビ局)という運営形態にとどまらず、競技場Aと競技場Bの2カ所イベント会場のカメラを相互にリモートプロダクションするという形態を採用した場合において、第1の非圧縮映像多重伝送装置40及び第2の非圧縮映像多重伝送装置42のそれぞれに備えられている位相調整機能部34の位相自動調整機能をユーザーによる手動操作で有効/無効の選択可能ができるように構成しても良い。つまり、カメラヘッド部12側の位相調整機能部34の機能は無効にして、ベースステーション部14側の位相調整機能部34の機能は有効にするという形態である。
また、図11の下部側に示すように、カメラヘッド部12や、ベースステーション部14に限らず、複数の映像装置44が、第1の非圧縮映像多重伝送装置40及び第2の非圧縮映像多重伝送装置42のそれぞれに備えられている場合に、それに対応する位相調整機能部34の機能を、ユーザーによる手動操作で無効に設定するように構成しても良い。
本発明は、カメラヘッド部と、ベースステーション部との間の伝送距離限界による機材リソースの問題や、人的リソースやコストの問題、伝送装置の問題を解消することが可能であるため、例えば、放送業界における中継現場・放送局間などにおいて、好適に用いられる。
10 リモートプロダクションシステム
12 カメラヘッド部
14 ベースステーション部
16 光ファイバー
18 目標位相検出部
20 ヘッド位相調整信号生成部
22 ヘッド位相調整信号検出部
24 ベースステーション基準位相情報生成部
26 ベースステーション到着位相情報生成部
28 ヘッド位相調整信号破棄部
30 拡張ヘッド位相調整信号生成部
32 拡張ヘッド位相調整信号多重部
34 位相調整機能部
36 条件判定部
38 生成更新部
40 第1の非圧縮映像多重伝送装置
42 第2の非圧縮映像多重伝送装置
44 映像装置

Claims (6)

  1. 撮像素子により撮像信号を取得するとともにビューファインダにより、入力されるリターン映像を表示するカメラヘッド部と、
    前記カメラヘッド部から送信される撮像信号を処理し、処理後の撮像信号を連結された映像合成装置へ供給するとともに、当該映像合成装置により生成されるリターン映像を受け、前記カメラヘッド部へと出力するベースステーション部と、
    前記カメラヘッド部と前記ベースステーション部との間で信号の伝送をする光ファイバーと、を備え、
    前記ベースステーション部は、
    前記カメラヘッド部から送信される撮像信号の位相値が、前記カメラヘッド部と前記ベースステーション部との間で信号の伝送をする光ファイバーの長さに基づく条件により設定される目標位相値か否かを検出する目標位相検出部と、
    当該目標位相検出部により、目標位相ではないと検出された場合には、前記カメラヘッド部から送信される撮像信号が、目標位相となるようヘッド位相調整信号を生成するヘッド位相調整信号生成部と、を有するとともに、当該ヘッド位相調整信号生成部により生成されたヘッド位相調整信号を前記リターン映像に多重し、前記光ファイバーを通じて前記カメラヘッド部へと出力するものであり、
    且つ、前記ベースステーション部から前記光ファイバーを通じて入力される前記リターン映像から多重されているヘッド位相調整信号を検出するヘッド位相調整信号検出部と、
    当該ヘッド位相調整信号検出部により検出されたヘッド位相調整信号に基づいて、位相を数値化し、ベースステーション基準位相情報を生成するベースステーション基準位相情報生成部と、
    前記ベースステーション基準位相情報生成部により生成されたベースステーション基準位相情報に基づき、前記カメラヘッド部から送信される撮像信号により、前記ベースステーション部に到着する位相を検出し、それを数値化し、ベースステーション到着位相情報を生成するベースステーション到着位相情報生成部と、
    前記リターン映像に多重されている前記ヘッド位相調整信号を破棄するヘッド位相調整信号破棄部と、
    前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値となるよう、拡張ヘッド位相調整信号を生成する拡張ヘッド位相調整信号生成部と、
    前記拡張ヘッド位相調整信号生成部により生成された拡張ヘッド位相調整信号を前記ヘッド位相調整信号破棄部により破棄された前記ヘッド位相調整信号に代えて前記リターン映像に多重させる拡張ヘッド位相調整信号多重部と、を含む位相調整機能部を備えることを特徴とするリモートプロダクションシステム。
  2. 前記拡張ヘッド位相調整信号生成部は、
    前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値と一致するか、或いは、一致しない場合は、正負何れかの不一致であるかを判定する条件判定部と、
    前記条件判定部により判定された結果に基づき、対応する所定の更新周期で、対応する所定の位相情報値を生成する生成更新部と、
    を備え、
    前記生成更新部により生成された所定の位相情報値に基づいて、前記拡張ヘッド位相調整信号を生成することを特徴とする請求項1記載のリモートプロダクションシステム。
  3. 前記拡張ヘッド位相調整信号生成部は、
    前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値と一致するか、或いは、一致しない場合は、正負何れかの不
    一致であるかを判定し、且つ、前記ベースステーション到着位相情報生成部により生成されたベースステーション到着位相情報が、前記目標位相値と一致しないと判定した場合に、その不一致量を検出する条件判定部と、
    前記条件判定部による判定された結果と、検出された不一致量に基づき、対応した更新周期で、対応する位相情報値を生成する生成更新部と、
    を備え、
    前記生成更新部により生成された所定の位相情報値に基づいて、前記拡張ヘッド位相調整信号を生成することを特徴とする請求項1記載のリモートプロダクションシステム。
  4. 前記カメラヘッド部と、それに対応する前記ベースステーション部の一組が、複数備えられているとともに、前記カメラヘッド部側には、当該カメラヘッド部それぞれに、光ファイバーによって接続される第1の非圧縮映像多重伝送装置と、前記複数のベースステーション部側には、当該ベースステーション部それぞれに、前記光ファイバーによって接続される第2の非圧縮映像多重伝送装置と、を備え、
    前記第1の非圧縮映像多重伝送装置と、前記第2の非圧縮映像多重伝送装置は、前記光ファイバーによって相互に接続されており、
    前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記複数のベースステーション部に対応して前記位相調整機能部が複数備えられていることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載のリモートプロダクションシステム。
  5. 前記カメラヘッド部と、それに対応する前記ベースステーション部を一組とする撮像ユニットが、複数備えられているとともに、前記光ファイバーによって相互に接続された第1の非圧縮映像多重伝送装置と、第2の非圧縮映像多重伝送装置とを備え、前記カメラヘッド部又はベースステーション部が、それぞれ前記光ファイバーによって前記第1の非圧縮映像多重伝送装置又は前記第2の非圧縮映像多重伝送装置に接続されており、
    前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記位相調整機能部が、前記撮像ユニットに対応して複数備えられ、前記位相調整機能部は、その動作の有効/無効をユーザーによる手動操作により選択可能となっていることを特徴とする請求項1~4何れか1項記載のリモートプロダクションシステム。
  6. 前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置を介して、前記光ファイバーにより通信可能となっている1組の映像装置が、1又は複数、前記光ファイバーによって接続されており、前記第1の非圧縮映像多重伝送装置及び前記第2の非圧縮映像多重伝送装置には、それぞれ、前記位相調整機能部が、前記映像装置に対応して複数備えられ、前記位相調整機能部は、その動作の有効/無効をユーザーによる手動操作により選択可能となっていることを特徴とする請求項4又は5記載のリモートプロダクションシステム。
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