JP4528747B2 - 自動番組送出設備、その送出管理方法 - Google Patents

自動番組送出設備、その送出管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送局の自動番組送出設備、およびその送出管理方法に関する。
放送局では、所定の番組時刻表に従って、自動番組送出設備(Automatic Program Controller、以下、APCと称する。)が放送番組のコンテンツの映像信号をスイッチャによって選択して切替ることにより送信機に向けて送出する。
コンテンツには、放送局のスタジオに設置されるビデオサーバや、カメラ映像信号の他に特に系列局(以下、子局と称する。)では、中央局、又は発局(以下、親局と称する。)から送信されるネット番組等がある。
従来、親局と子局の間では、取り扱う映像信号の同期が異なるためにシンクロナイザ等の同期位相校正装置等によって、同期信号のタイミングが一致する様に調整される(例えば、特許文献1。)。
この様な方法では、映像信号の系統が1つであれば同期ずれが調整され、映像表示に異常は発生しない。しかし、最近ではデジタル放送を始めとし、ネット番組の映像信号が複数系統で親局から子局に向けて送信される場合、例えば、SD信号とHD信号の2系統の様になる事が多い。その場合、2系統の経路長や伝送装置等の処理時間に差があると親子局間の伝送時間に遅延差異が生じる。
この様な場合、番組時刻表に合わせてネット番組の映像信号をスイッチャで選択する切替を行うと、一方の系統に対して他方の系統は同期信号の入力位相に差が生じているのでテレビ受信機側で何れか一方の映像は、映像フレームの欠落やちらつきなどの異常が生じてしまう問題があった。
図6は、従来の番組送出システムの機能構成を示す系統図である。
以下、図6により、従来の番組送出システムの動作概要を説明する。
図6において、ネット番組送出システムは、親局側の装置として番組送出装置PAと当該放送局における標準時計10とが有る。また、子局側の装置として子局に設置されるか、又はセンター等に子局毎に対応して設置され、標準時計1から入力される時刻を時差調整した時刻情報を子局に供給する時計ノード20、番組の時刻表のデータがデータサーバ(図示せず)から入力され、その番組時刻表を元に映像信号の送出制御を行うSCP(Schedule Control Processor)30、系統1の信号(ここでは、SD信号とする。)を伝送し受信装置を含む伝送路40とそれに挿入される遅延手段41、系統2の信号(ここでは、HD信号とする。)を伝送し受信装置を含む伝送路50とそれに挿入される遅延手段51、複数の入力される映像信号から所定の映像信号を選択して出力するスイッチャ60、スイッチャ60を時計ノード20からの時刻情報と、SCP30からのコマンドによって切替え制御を行うRTP(Real Time Processor)70、SCP20とRTP70とが接続され、コマンド等の制御信号を伝送する制御バス80とを備えている。
SCP30は、番組時刻表に従って予め作成される時刻タイミングでスイッチャ60を切り替えるように切替コマンドを制御バス80を介してRTP70へ送信する。
時計ノード装置20は、発局と当該子局間の伝送遅延時間を補正するよう時刻を調整したローカル時刻情報を子局に出力している。例えば、予め、親子局間で測定された系統1、系統2の伝送時間の大きい遅延時間に合わせて遅らせたローカル時刻情報を出力する。仮に系統1の方が系統2よりも遅延が大きく、例えば、遅延時間が3フレーム相当であれば、その33msec×3=100msecだけ時刻を遅らせた時刻情報を子局に出力する。
即ち、標準時計10が正午12:00:00.00で有れば、時計ノード20からは、@11:59:59.90がローカル時刻情報として出力されている(以下、@マークの付いた時刻はローカル時刻を表す)。
もし、正午に、親局からのニュース放送をネット番組として放送する場合、SCP30は、RTP70へ時計ノード20からの時刻情報が12:00:00のタイミングでスイッチャ60を切替るコマンドを出力する。ここで子局では、伝送遅延があるので親局で標準時計の12:00:00.00に送信されたSD信号の映像信号が、送信後100msec後に到着する。
子局では、上述の如く時計ノード20から供給される時刻情報は100msec遅れているので、見かけ上12:00:00.00に受信されることになる。即ち、送信タイミングと一致してスイッチャ60が番組をニュース放送開始に合わせて切替えることになる。
一方、同様に系統2に付いても予め伝送時間が測定され、系統1よりも遅延が少ない2.5フレーム相当の85msecの遅延時間であったとする。この場合、スイッチャ60が切り替えるHD信号は、遅延時間が少なく、先頭の同期信号タイミングも合わないので最初の1フレームの映像が失われる可能性がある。
そこで、この遅延時間差を埋めるため、従来は、遅延手段51を用いて、HD信号が更に15msec遅れてスイッチャ60に入力するようにタイミング調整を行っている。もし、遅延時間が逆に系統2の方が大きい場合は、上記の関係を逆にすればよい。
しかし、この方法では、遅延時間が子局毎にまちまちであり、遅延手段の調整に手間がかかる。即ち、遅延手段であるケーブルに挿入される遅延線に様々な仕様のものを用いるか、調整タップ付きのものを用いるにしてもコストが高い。また、映像信号がデジタル変調されているものであっても、伝送される信号を一旦復調した上でタイミング調整をしなければならないなどコストがかかり、また装置が大きくなる等の問題が有った。
特開2004−32630号公報 (第11頁、第3図)
ネット系列の子局の放送局では、親局から複数の系統で伝送されるネット番組の信号切替タイミングを合わせる為に複数の系統毎に異なる遅延線を揃えなければならず、調整が手間取ると共にコストがかかる問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、複数の系統で入力される放送番組の映像信号を切り替えても同期タイミングずれによる映像障害発生を、装置を大型化することなく容易に防ぐことができる自動番組送出設備、および送出管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動番組送出設備は、標準時計に従って、番組時刻表に記載されたタイミングで発局から子局に向けて複数の系統で送信される放送番組の映像信号をスイッチャで切り替えて送出する自動番組送出設備において、前記標準時計から入力される時刻情報を、予め測定された前記複数の系統の各遅延時間のうち1つの基準として選択された系統の前記遅延時間だけ遅らせたローカル時刻を出力する時計ノードと、前記基準の系統の遅延時間と、残りの前記の系統の遅延時間との各差分が記憶装置に書き込まれて初期設定され、前記番組時刻表に記載された前記放送番組に対応して前記スイッチャに入力される前記映像信号に係わり、前記基準の系統を切替る制御を行うRTPに前記ローカル時刻で切り替えるコマンドを出力するとともに、前記残りの系統を切り替える制御を行う各RTPに前記ローカル時刻から前記差分で補正した第2のローカル時刻で切り替える第2のコマンドを出力するSCPと、前記スイッチャに入力される系統毎に備えられ、前記時計ノードから前記ローカル時刻の情報を受信するとともに前記SCPから自分宛に入力される前記コマンド信号と参照して、そのコマンドに指定された前記ローカル時刻で前記スイッチャを切り替える制御を行うRTPとを具備することを特徴とする。
また、本発明の自動番組送出設備の送出管理方法は、標準時計と、時計ノードと、SCPと、RTPとを備え、前記標準時計に従って、番組時刻表に記載されたタイミングで発局から子局に向けて複数の系統で送信される放送番組の映像信号をスイッチャで切り替えて送出する自動番組送出設備の送出管理方法において、前記時計ノードは、前記標準時計から入力される時刻情報を、予め測定された前記複数の系統の各遅延時間のうち1つの基準として選択された系統の前記遅延時間だけ遅らせたローカル時刻を出力し、前記SCPは、前記基準の系統の遅延時間と、残りの前記の系統の遅延時間との各差分が記憶装置に書き込まれて初期設定され、前記番組時刻表に記載された前記放送番組に対応して前記スイッチャに入力される前記映像信号に係わり、前記基準の系統を切替る制御を行うRTPに前記ローカル時刻で切り替えるコマンドを出力するとともに、前記残りの系統を切り替える制御を行う各RTPに前記ローカル時刻から前記差分で補正した第2のローカル時刻で切り替える第2のコマンドを出力し、前記何れかのコマンドが入力されるRTPは、前記スイッチャに入力される系統毎に備えられ、前記時計ノードから前記ローカル時刻の情報を受信して前記SCPから自分宛に入力される前記コマンド信号と参照し、そのコマンドに指定された前記ローカル時刻で前記スイッチャを切り替える制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、複数の系統で入力される放送番組の映像信号の同期タイミングずれによる映像障害発生を、装置の大型化せずに容易に防ぐことができる自動番組送出設備、および送出管理方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係わる自動番組送出設備の系統図である。
以下、図1により、本発明の番組送出設備の実施例の動作概要を説明する。なお、従来例と重複する事項については説明を省略する。
図1において、本発明の実施例の番組送出設備は、親局側の装置として2つの系統それぞれに番組送出装置PA(#1、#2)と当該放送局における標準時計1とがある。また、子局側の装置として子局に設置されるか、又はセンター等に子局毎に準備され、標準時計1から入力される時刻を各子局に対応するよう時差調整した時刻情報を子局に供給する時計ノード2、番組の時刻表のデータがデータサーバ(図示せず)から入力され、その番組時刻表を元に映像信号の送出制御を行うSCP(Schedule Control Processor)3、系統1の信号(ここでは、SD信号とする。)を伝送し受信装置を含む伝送路4、系統2の信号(ここでは、HD信号とする。)を伝送し受信装置を含む伝送路5、複数の入力される映像信号から所定の映像信号を選択して出力するマトリクススイッチャ6(以下、スイッチャ6と称する。)、スイッチャ6を時計ノード2からの時刻情報と、SCP3からのコマンドによってそれぞれ系統1、系統2の切替え制御を行うRTP(Real Time Processor)7(#1、#2)、そしてSCP2とRTP7とが接続されコマンド等の制御信号を伝送する制御バス8とを備えている。
伝送路4、5は、番組送出装置PAと、スイッチャ6との間の伝送時間が一定の許容範囲を超えて変動しないものであれば専用線、ケーブル、又はネットワーク等の何れでも良い。RTP7(#1)、RTP7(#2)がスイッチャ6を制御する制御信号出力は、各RTP7の制御端子へ入力されている。
時計ノード装置2は、標準時計1から入力される時刻情報を親局と子局間の伝送遅延時間を補正するよう時刻を調整した時刻情報を子局のSCP3、RTP7等の各装置へ出力する。そのため予め、親子局間で測定された系統1、系統2の伝送時間の何れか一方の遅延時間に合わせて子局のSCP3、RTP7等各装置へ時刻情報を遅らせて出力する。
ここでは、系統1が100msec、系統2が85msecの遅延時間であるとする。そして、従来例と同じ系統1の遅延時間3フレーム相当の33msec×3=100msecだけ時刻を遅れたローカル時刻情報が子局に出力される。即ち、標準時計10が正午12:00:00.00で有れば、時計ノード20からは、@11:59:59.90がローカル時刻情報として出力される(以下、@マークの付いた時刻はローカル時刻情報を表す。)。
図2は、SCP3の機能構成を示すブロック図である。
図2において、SCP3は、内部バス等でそれぞれの間が接続されるCPU31、記憶装置32、通信IF(インタフェース)33、内部時計34と、入出力部35とを備えている。
SCP3へは、図示されないデータサーバから、番組送出開始時間と、放送番組名(コンテンツ名)等が記載された番組時刻表のデータが制御バス8等の通信手段によりを通信IF33を介してか、又は記憶媒体、キーボード等により入出力部34を介して入力される。
SCP3では、内部バスを介してこの番組時刻表のデータを受信すると、CPU31が実行する制御プログラムは入力された時刻表のデータを元に、更に送出される番組送出装置PA等のコンテンツ毎の供給源となる装置や、そのコンテンツと多重されるコンテンツの供給装置(図示せず)、それらの装置の動作を制御するコマンド、放送番組コンテンツが入出力されるスイッチャ6の切替タイミングや経路をテーブルTにして、内部の記憶装置32に書込記憶する。
内部時計34は、時計ノード2に接続され、ローカル時刻情報を内部バスに出力する。CPU31は、この内部時計34からのローカル時刻情報とテーブルTを参照して各装置を制御する制御信号やコマンドを通信IF33を介して番組放送時刻に先立って、制御バス8を介して制御対象となる装置や機器へ向けて出力する。
この制御には、例えば、番組時刻表に従って、コンテンツを出力する装置の選択や番組送出の系統やタイミングを制御するものがあり、予め定められた時刻タイミングでスイッチャ6を切り替えるように切替コマンドが制御バス8を介して各RTP7へ出力される。
RTP7は、制御バス8を介して受信した制御信号、コマンドを内部メモリにテーブルT2(図示せず)にして記憶する。また、RTP7は、時計ノード2から受信するローカル時刻情報に従う内部時計(図示せず)を備えている。RTP2系統2では7は、コマンドに記載された時刻情報と時計ノード2から受信するローカル時刻情報とを、言い換えれば、テーブルT2と内部時計とを参照しながらSCP3に設定された所定の時刻にスイッチャ6の入出力先を切り替える制御信号をスイッチャ6へ出力する。
図3は、SCP3の記憶装置32が記憶するテーブルTの一部を示す図である。
図3に示されるテーブルTは、系統1、系統2で入力されるネット放送の番組信号の切替と、子局で放送される地域の広告番組「CM1」を切替える部分を示している。また、RTP7(#1)、(#2)のテーブルT2は、RTP7(#1)、(#2)の該当部分である。
正午に、親局からのニュース放送「NEWSnoon」をネット番組として放送する場合、系統1、系統2を介して発局から送信されるSD、HDの映像信号をスイッチャ6を介して送信機へ向けて出力する。そのためSCP3は、予めRTP7(#1)へニュース開始時刻に合わせて時計ノード2からの時刻情報が12:00:00のタイミングでスイッチャ60を切替るコマンドを出力する。
系統1では、伝送(遅延)時間と切替タイミングが合うように時計ノード20からローカル時刻情報が出力されているので、ローカル時刻の@12:00:00.00に系統1の入力先をA11を送信機への出力先B10に接続させる。テーブルTでは、RTP7(#1)の欄に時刻情報に続いてスイッチャの接続ポイントが「12:00:00.00[A11xB10」と記述されている。
一方、系統2では、遅延時間が15msec短いので、RTP7(#2)では、時刻情報と接続ポイントとが「11:59:59.85[A21xB20」と記述されている。そのため、ローカル時刻@12:00:00.00より15msec早く切り替えることにより系統2では、同期はずれを起こすことなく画面を切り替えることが出来る。
従来は、系統2に大してRTP7を用いずにRTPが1台で2つの系統を切替える制御を行った。そして、遅延線等を系統2に挿入して両系統の遅延時間を揃えることにより切替タイミング、言い換えれば、映像信号の同期タイミングを合わせていた。しかし、実施例では、簡単なプロセスコントローラを用いるRTPによって切替タイミングを系統毎に対応して容易に切り替える事が出来る。次に、この遅延時間差に対する設定管理について説明する。
図4は、系統1と系統2の伝送時間の関係を示す図である。
図4(a)では、図3に対応する標準時刻と動作タイミングの関係を示す。図4(b)は、発局での標準時刻を基準にした番組送出時の詳細タイミング図である。
図4(b)では、親局(又は、発局)での標準時刻の番組切替タイミングに合わせて送出されるコンテンツの映像信号の同期信号Sのタイミングであり、放送開始の標準時刻のタイミングに時間Δtが経過して番組の開始映像フレームの同期信号Sが送信される。子局では、予め、標準時計1を時刻基準にして親局から送信する試験信号(例えば同期信号を利用する。)の到着時刻を測定すれば、遅延時間を求めることが出来る。
図3では、系統1でt1=100msec、系統2ではt2=85msecであるとする。図4に示されるΔtは、標準時刻を基準にした切替タイミングに対して常に一定の時間である。系統1ではこのΔtを含んだ100msecの遅延時間が測定されるので時計ノード20は、100msecの時差を持つローカル時刻を設定している。他方の系統2でも同様に遅延時間が85msecとして測定され、その遅延時間の差分は、t2−t1=(−15msec)である。
SCP3は、系統1の切替を行うRTP7(#1)については、ローカル時刻情報に合わせて切替等のコマンドを指示すれば良い。一方、系統2については、系統での遅延時間差は、15msecで常に一定なので系統1のローカル時刻情報を基準にして系統1からの差分の遅延時間で動作するRTPが切替の制御をすれば良く、時計ノード2を系統毎に設ける必要は無い。
図5は、SCP3におけるRTP7の動作制御を行う処理手順を説明するフローチャートである。
以下、図5によりSCP3とRTP7の動作を説明する。
図5において、SCP3は、子局の自動番組送出設備の電源投入、または、初期設定時に、系統1を基準とすることと、予め測定された系統1の遅延時間100msecと、残りの系統2との遅延時間の差分、(ここでは、進み15msec、即ち−15msec)をSCP3の入出力部35から初期設定値として、オペレータにより入出力部35から入力される(ステップs−1)。
SCP3は、この遅延時間100msecを時刻調整値として時計ノード2に制御バス8を介して送信し(ステップs−2)、時計ノード2は、受信する標準時刻に100msec遅れたローカル時刻で出力する調整をする。なお、この時計ノード2へのローカル時刻設定は、制御バス8によらず、オペレータが、図示されない時計ノード2のダイヤル等の調整入力手段を用いて調整されるものであっても良い。
そして、初期設定終了後、データサーバから番組時刻表のデータが入力される(ステップs−3)。引き続いて、予め準備された制御手順を設定するプログラムにより各装置を制御するテーブルTが作成され、その制御コマンドが各装置へ送信される。以下、前述の12:00:00にニュースを放送する場合の系統1、系統2に対する切替処理の手順を説明する。
SCP3のCPU31は、図3に相当するテーブルTを作成する為に、番組時刻表を判読し、所定の放送時刻の番組送出制御の対象となる各装置が、基準となる系統1のローカル時刻のタイミングで動作する対象の機器、装置か否かを判定する(ステップS―4)。
RTP7(#1)は、基準の系統1の制御を行う(ステップS―4がYes)のでそのままローカル時刻の@12:00:00で動作を行うコマンド「12:00:00.00[A11xB10」を作成してテーブルTに書込むと共に制御バス8を介してRTP7(#1)へ出力する(ステップs−5)。
制御バス8を介してそのコマンドを受信したRTP7(#1)は、内部の記憶手段に図3と同様なテーブルT2を作成してそのコマンドを書込む(ステップs−6)。そして、時計ノード2から受信するローカル時刻とテーブルT2とを参照し、所定のローカル時刻(ここでは、@12:00:00.00)になるとスイッチャ6をスイッチング制御する(ステップs−7)。
SCP3は、基準系統でない系統2(ステップS―4がNo)については、基準の系統1とタイミングをずらして制御を行うので初期設定されたデータから差分の時間(−15msec)を読み出す(ステップs−5a)。
そして、ローカル時刻を差分補正したタイミングで動作するコマンド「11:59:59.85[A21xB20」をテーブルTに書込むと共に、制御バス8を介してRTP7(#2)へ出力する(ステップs−5b)。
制御バス8を介してそのコマンドを受信したRTP7(#2)は、内部の記憶手段に図3と同様なテーブルT2を作成してそのコマンドを書込み記憶する(ステップs−6a)。そして、時計ノード2から受信するローカル時刻とテーブルT2とを参照し、差分補正されたローカル時刻(ここでは、@11:59:59.85)になるとスイッチャ6をスイッチング制御する(ステップs−7a)。
同様にSCP3は、同じくネットワーク8を介して、12:00:00に切替等の処理を行う装置について、所定の動作(ここでは、図示されないビデオサーバを出力停止する。)を指定するコマンドを作成し、制御バス8を介して当該装置(ここでは、前述のビデオサーバ)へ送付する。
以上説明した如く、本発明の番組送出設備では、ネット番組等の入力位相が異なるコンテンツの映像信号が入力されても、ネットの系統入力を切替制御するRTPが、同期信号の対応が一致するように系統毎に切替タイミングを制御するので、従来の様なコストがかかり、装置が大型化する遅延線や、タイミング調整回路等の遅延手段を用いる必要が無い。
また、RTPの動作タイミングは、系統毎の遅延時間の差分が予めSCPに初期設定され、基準系列のローカル時刻に従い全ての装置や機器間のタイミング調整が自動的に行われ、設定番組時刻表の入力毎にタイミング設定をしないですむので管理が容易な自動番組送出設備を実現出来る。
本発明の実施例に係わる自動番組送出設備の系統図。 本発明の実施例に係わる自動番組送出設備のSCPの機能構成を示すブロック図。 SCPの記憶装置が記憶するテーブルTの一部の例。 系統1と系統2との間の伝送時間の関係を示す図。 SCPにおけるRTPの動作制御を行う処理手順を説明するフローチャート。 従来の番組送出システムの機能構成を示す系統図。
符号の説明
1 標準時計
2 時計ノード
3 SCP(Schedule Control Processor)
31 CPU
32 記憶装置
33 通信IF(インタフェース)
34 内部時計
35 入出力部
伝送路
6 スイッチャ
7 RTP(Real Time Processor)
8 制御バス
T テーブル

Claims (6)

  1. 標準時計に従って、番組時刻表に記載されたタイミングで発局から子局に向けて複数の系統で送信される放送番組の映像信号をスイッチャで切り替えて送出する自動番組送出設備において、
    前記標準時計から入力される時刻情報を、予め測定された前記複数の系統の各遅延時間のうち1つの基準として選択された系統の前記遅延時間だけ遅らせたローカル時刻を出力する時計ノードと、
    前記基準の系統の遅延時間と、残りの前記の系統の遅延時間との各差分が記憶装置に書き込まれて初期設定され、前記番組時刻表に記載された前記放送番組に対応して前記スイッチャに入力される前記映像信号に係わり、前記基準の系統を切替る制御を行うRTPに前記ローカル時刻で切り替えるコマンドを出力するとともに、前記残りの系統を切り替える制御を行う各RTPに前記ローカル時刻から前記差分で補正した第2のローカル時刻で切り替える第2のコマンドを出力するSCPと、
    前記スイッチャに入力される系統毎に備えられ、前記時計ノードから前記ローカル時刻の情報を受信するとともに前記SCPから自分宛に入力される前記コマンド信号と参照して、そのコマンドに指定された前記ローカル時刻で前記スイッチャを切り替える制御を行うRTPとを
    具備することを特徴とする自動番組送出設備。
  2. 前記SCPの前記記憶装置は、
    前記番組時刻表に記載される前記放送番組に対応した映像信号の系統と、
    前記各RTPが前記映像信号を前記スイッチャで切り替えるタイミングの前記ローカル時刻とがそれぞれ対応するテーブルになって書込記憶される
    ことを特徴とする請求項1記載の自動番組送出設備。
  3. 各前記RTPは、
    前記いずれかの自装置に入力されるコマンドに記載された前記ローカル時刻の情報と前記切替接続条件とが対応する第2のテーブルに書込記憶されるメモリを備え、
    前記時計ノードから入力されるローカル時刻と、前記第2のテーブルとを参照して入力された前記コマンドに指定された切替を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の自動番組送出設備。
  4. 標準時計と、時計ノードと、SCPと、RTPとを備え、
    前記標準時計に従って、番組時刻表に記載されたタイミングで発局から子局に向けて複数の系統で送信される放送番組の映像信号をスイッチャで切り替えて送出する自動番組送出設備の送出管理方法において、
    前記時計ノードは、
    前記標準時計から入力される時刻情報を、予め測定された前記複数の系統の各遅延時間のうち1つの基準として選択された系統の前記遅延時間だけ遅らせたローカル時刻を出力し、
    前記SCPは、
    前記基準の系統の遅延時間と、残りの前記の系統の遅延時間との各差分が記憶装置に書き込まれて初期設定され、
    前記番組時刻表に記載された前記放送番組に対応して前記スイッチャに入力される前記映像信号に係わり、前記基準の系統を切替る制御を行うRTPに前記ローカル時刻で切り替えるコマンドを出力するとともに、前記残りの系統を切り替える制御を行う各RTPに前記ローカル時刻から前記差分で補正した第2のローカル時刻で切り替える第2のコマンドを出力し、
    前記何れかのコマンドが入力されるRTPは、前記スイッチャに入力される系統毎に備えられ、
    前記時計ノードから前記ローカル時刻の情報を受信して前記SCPから自分宛に入力される前記コマンド信号と参照し、そのコマンドに指定された前記ローカル時刻で前記スイッチャを切り替える制御を行う
    ことを特徴とする自動番組送出設備の送出管理方法。
  5. 前記SCPの前記記憶装置は、
    前記番組時刻表に記載される前記放送番組に対応した映像信号の系統と、
    前記各RTPが前記映像信号を前記スイッチャで切り替えるタイミングの前記ローカル時刻とがそれぞれ対応するテーブルになって書込記憶される
    ことを特徴とする請求項4記載の自動番組送出設備の送出管理方法。
  6. 各前記RTPは、
    前記いずれかの自装置に入力されるコマンドに記載された前記ローカル時刻の情報と前記切替接続条件とが対応する第2のテーブルに書込記憶されるメモリを備え、
    前記時計ノードから入力されるローカル時刻と、前記第2のテーブルとを参照して入力された前記コマンドに指定された切替を制御する
    ことを特徴とする請求項5記載の自動番組送出設備の送出管理方法。
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