JP3323979B2 - テレビジョン番組制作装置 - Google Patents
テレビジョン番組制作装置Info
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- JP3323979B2 JP3323979B2 JP17452696A JP17452696A JP3323979B2 JP 3323979 B2 JP3323979 B2 JP 3323979B2 JP 17452696 A JP17452696 A JP 17452696A JP 17452696 A JP17452696 A JP 17452696A JP 3323979 B2 JP3323979 B2 JP 3323979B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン番組制
作装置に関し、特にテレビジョン番組制作装置の映像信
号位相調整方法に関する。
作装置に関し、特にテレビジョン番組制作装置の映像信
号位相調整方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビジョン放送局の番組制作及び送出
（放送）システムにおいては、あらゆる映像信号の位相
関係が、管理・調整されている必要がある。システム内
には多くの映像信号生成装置、例えばカメラ装置、記録
・再生装置（ＶＴＲやビデオディスクレコーダ）、テレ
シネ装置（フィルムカメラ装置、スライド・テロッププ
ロジェクタ）、フライングスポットスキャナ等があり、
その他映像効果装置や映像切り替え器等があり、さらに
はネットワーク局やＦＰＵ（フィールドピックアップ）
装置、あるいは通信衛星を通じて送られてくる映像信号
等があって、それらの映像信号間の位相関係を制御管理
することはそれほど簡単ではない。
（放送）システムにおいては、あらゆる映像信号の位相
関係が、管理・調整されている必要がある。システム内
には多くの映像信号生成装置、例えばカメラ装置、記録
・再生装置（ＶＴＲやビデオディスクレコーダ）、テレ
シネ装置（フィルムカメラ装置、スライド・テロッププ
ロジェクタ）、フライングスポットスキャナ等があり、
その他映像効果装置や映像切り替え器等があり、さらに
はネットワーク局やＦＰＵ（フィールドピックアップ）
装置、あるいは通信衛星を通じて送られてくる映像信号
等があって、それらの映像信号間の位相関係を制御管理
することはそれほど簡単ではない。
【０００３】従来、番組制作装置において、種々の素材
機器（映像信号生成機器）の各系統の映像信号位相は一
定でなく、必要に応じて例えば同期回路・遅延回路の挿
入、あるいは位相遅延、変動の大きい素材機器・映像効
果装置等へ供給される基準位相信号の位相を調整するよ
うな方法で、各系統の位相のバラツキを補正する。
機器（映像信号生成機器）の各系統の映像信号位相は一
定でなく、必要に応じて例えば同期回路・遅延回路の挿
入、あるいは位相遅延、変動の大きい素材機器・映像効
果装置等へ供給される基準位相信号の位相を調整するよ
うな方法で、各系統の位相のバラツキを補正する。
【０００４】図２にこの場合の番組制作装置の構成を示
す。信号発生器２に主調整設備（放送局の送り出し信号
を発生・監視する、映像切り替え器( マスタスイチャ)
を主体とする設備）からの（局内）基準同期信号１が供
給され、信号発生器２はこの基準同期信号１にカラー副
搬送波位相を含めて同期（同期信号位相は調整可能）し
た同期信号（カラー副搬送波を含む）３を発生する。こ
の同期信号３が番組制作装置内のすべての機器に供給さ
れることにより、番組制作装置内のすべての映像信号
を、局内基準同期信号１に同期（これを同期結合と呼
ぶ）させることができる。
す。信号発生器２に主調整設備（放送局の送り出し信号
を発生・監視する、映像切り替え器( マスタスイチャ)
を主体とする設備）からの（局内）基準同期信号１が供
給され、信号発生器２はこの基準同期信号１にカラー副
搬送波位相を含めて同期（同期信号位相は調整可能）し
た同期信号（カラー副搬送波を含む）３を発生する。こ
の同期信号３が番組制作装置内のすべての機器に供給さ
れることにより、番組制作装置内のすべての映像信号
を、局内基準同期信号１に同期（これを同期結合と呼
ぶ）させることができる。
【０００５】素材機器４−１〜ｎはそれぞれ番組制作に
必要な映像（信号）素材を発生（再生）し、映像効果装
置５及び映像切り替え器６に供給する。映像効果装置５
は入力された映像信号に特殊な効果（例えば円筒形上の
表面に他の映像信号を張り付けるような）を与える装置
で、例えば＋αの遅延量を持っている。
必要な映像（信号）素材を発生（再生）し、映像効果装
置５及び映像切り替え器６に供給する。映像効果装置５
は入力された映像信号に特殊な効果（例えば円筒形上の
表面に他の映像信号を張り付けるような）を与える装置
で、例えば＋αの遅延量を持っている。
【０００６】一方、映像切り替え器６は映像信号を切り
替える機能を持つとともに、映像信号をフェードインさ
せたり、フェードアウトさせたり、二つの映像信号をワ
イプさせたりする機能を持っているが、遅延量はわずか
である。従って、映像切り替え器６の出力に固定遅延回
路（遅延量＋α）８を設けて、出力切り替え器７のクロ
スポイントＡ及びＢにおける映像信号位相を合わせる。
替える機能を持つとともに、映像信号をフェードインさ
せたり、フェードアウトさせたり、二つの映像信号をワ
イプさせたりする機能を持っているが、遅延量はわずか
である。従って、映像切り替え器６の出力に固定遅延回
路（遅延量＋α）８を設けて、出力切り替え器７のクロ
スポイントＡ及びＢにおける映像信号位相を合わせる。
【０００７】この場合同期信号３の位相を−αだけ基準
同期信号１に比べて進めておけば、出力切り替え器７の
出力は基準同期信号１と位相が合致し、出力切り替え器
７の出力を主調整設備に送ったとき、主調整設備の他の
映像信号と位相が合致して都合がよい。
同期信号１に比べて進めておけば、出力切り替え器７の
出力は基準同期信号１と位相が合致し、出力切り替え器
７の出力を主調整設備に送ったとき、主調整設備の他の
映像信号と位相が合致して都合がよい。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】図２に示す番組制作装
置の場合、例えば装置内のシステムを番組の都合でわず
かに変更した場合にも、その都度映像信号の位相関係を
考慮する必要があり、システム変更に迅速に対応できな
い問題がある。
置の場合、例えば装置内のシステムを番組の都合でわず
かに変更した場合にも、その都度映像信号の位相関係を
考慮する必要があり、システム変更に迅速に対応できな
い問題がある。
【０００９】本発明の目的は、システム変更に迅速に対
応できる番組制作装置を提供することである。
応できる番組制作装置を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明による複数の素材
機器と、映像効果装置と、映像切り替え器と、出力切り
替え器と、テレビジョン放送局内の基準となる第一の同
期信号に同期した第二の同期信号を発生する手段と、前
記第二の同期信号を前記素材機器、前記映像効果装置、
及び前記映像切り替え器に供給する手段とを含むテレビ
ジョン番組制作装置は、前記出力切り替え器の出力に遅
延を与えて送出する映像位相調整手段と、前記映像効果
装置、前記映像切り替え器、及び前記素材機器の出力映
像信号と前記第一の同期信号との位相差を検出して前記
映像位相調整手段を制御する映像位相制御手段とを含む
ことを特徴とする。
機器と、映像効果装置と、映像切り替え器と、出力切り
替え器と、テレビジョン放送局内の基準となる第一の同
期信号に同期した第二の同期信号を発生する手段と、前
記第二の同期信号を前記素材機器、前記映像効果装置、
及び前記映像切り替え器に供給する手段とを含むテレビ
ジョン番組制作装置は、前記出力切り替え器の出力に遅
延を与えて送出する映像位相調整手段と、前記映像効果
装置、前記映像切り替え器、及び前記素材機器の出力映
像信号と前記第一の同期信号との位相差を検出して前記
映像位相調整手段を制御する映像位相制御手段とを含む
ことを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の作用は次の通りである。
出力切り替え器７の出力に自動調相器１０を挿入し、出
力切り替え器７のクロスポイントＡ〜Ｃでの映像信号位
相を、基準同期信号１と位相比較８して得た遅延量デー
タ１２で、制御部９を経て補正制御信号１３の形で、自
動調相器１０を制御する。
出力切り替え器７の出力に自動調相器１０を挿入し、出
力切り替え器７のクロスポイントＡ〜Ｃでの映像信号位
相を、基準同期信号１と位相比較８して得た遅延量デー
タ１２で、制御部９を経て補正制御信号１３の形で、自
動調相器１０を制御する。
【００１２】以下に、本発明の実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【００１３】図１は本発明による番組制作装置の実施例
の構成を示すブロック図であり、図２と同等部分は同一
符号にて示している。なお、重複する説明は省略する。
の構成を示すブロック図であり、図２と同等部分は同一
符号にて示している。なお、重複する説明は省略する。
【００１４】図１において、信号発生器２には、主調整
設備から（局内）基準同期信号１が供給され、信号発生
器２より出力されるシステム内の同期信号（基準同期信
号１より必要なだけ位相が進んでいる）３が、番組制作
装置内の各機器へ供給されることにより、主調整設備か
らの（局内）基準同期信号１と、番組制作装置内の各映
像信号との間の同期結合がはかられる。
設備から（局内）基準同期信号１が供給され、信号発生
器２より出力されるシステム内の同期信号（基準同期信
号１より必要なだけ位相が進んでいる）３が、番組制作
装置内の各機器へ供給されることにより、主調整設備か
らの（局内）基準同期信号１と、番組制作装置内の各映
像信号との間の同期結合がはかられる。
【００１５】出力切り替え器７にて映像効果装置５の出
力（クロスポイントＡ）が選択される場合、あらかじめ
映像効果装置５のネクスト出力（現在送出されている信
号の次の信号という意味で「ネクスト」と呼ばれるが、
この場合はこれから出力切り替え器７でとられようとし
ている信号）１１と基準同期信号１との位相関係が比較
部８により検出され、その遅延量（位相差）データ信号
１２は制御部９に伝達される。
力（クロスポイントＡ）が選択される場合、あらかじめ
映像効果装置５のネクスト出力（現在送出されている信
号の次の信号という意味で「ネクスト」と呼ばれるが、
この場合はこれから出力切り替え器７でとられようとし
ている信号）１１と基準同期信号１との位相関係が比較
部８により検出され、その遅延量（位相差）データ信号
１２は制御部９に伝達される。
【００１６】制御部９は補正制御信号１３にて自動調相
器１０を制御する。また、この補正制御信号１３には、
映像効果装置５の素材切り替えタイミング信号１４も含
まれている。
器１０を制御する。また、この補正制御信号１３には、
映像効果装置５の素材切り替えタイミング信号１４も含
まれている。
【００１７】この結果、映像効果装置５からの番組制作
装置の映像信号出力位相は、常に自動的に基準同期信号
１の位相（基準位相）に補正され、かつ映像効果装置５
の映像素材切り替えタイミングで位相補正制御（調相）
することで、映像素材切り替え時のショックが発生しな
い。
装置の映像信号出力位相は、常に自動的に基準同期信号
１の位相（基準位相）に補正され、かつ映像効果装置５
の映像素材切り替えタイミングで位相補正制御（調相）
することで、映像素材切り替え時のショックが発生しな
い。
【００１８】また、出力切り替え器７にて映像切り替え
器６の出力（クロスポイントＢ）、あるいは素材機器４
−ｎの出力（クロスポイントＣ）が選択される場合は、
出力切り替え器７のクロスポイントＢあるいはＣに到達
する信号の位相と、基準同期信号１との位相関係が比較
部８で検出され、その遅延量データ信号１２が制御部９
に伝達される。
器６の出力（クロスポイントＢ）、あるいは素材機器４
−ｎの出力（クロスポイントＣ）が選択される場合は、
出力切り替え器７のクロスポイントＢあるいはＣに到達
する信号の位相と、基準同期信号１との位相関係が比較
部８で検出され、その遅延量データ信号１２が制御部９
に伝達される。
【００１９】この場合、通常遅延量は０であるため、ク
ロスポイントＢあるいはＣに到達する信号は同期信号３
と位相が合致し、基準同期信号１より一定量位相が進む
こととなる。この一定量の位相進み量分だけ自動調相器
１０で映像信号を遅延するように、制御部９が補正制御
信号１３で自動調相器１０を制御する。
ロスポイントＢあるいはＣに到達する信号は同期信号３
と位相が合致し、基準同期信号１より一定量位相が進む
こととなる。この一定量の位相進み量分だけ自動調相器
１０で映像信号を遅延するように、制御部９が補正制御
信号１３で自動調相器１０を制御する。
【００２０】素材機器４−１〜ｎが遅延量を持つ場合で
も、同様に比較部８からの遅延量データ信号１２を制御
部９に伝達し、制御部９からの補正制御信号１３によ
り、自動調相器１０を制御して、番組制作装置の映像信
号出力を常に基準位相に合わせることができる。
も、同様に比較部８からの遅延量データ信号１２を制御
部９に伝達し、制御部９からの補正制御信号１３によ
り、自動調相器１０を制御して、番組制作装置の映像信
号出力を常に基準位相に合わせることができる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、素材機器
等の番組制作装置の内部の構成機器のシステム変更があ
っても、常に番組制作装置の出力映像信号の位相を、基
準位相に合わせられる効果がある。
等の番組制作装置の内部の構成機器のシステム変更があ
っても、常に番組制作装置の出力映像信号の位相を、基
準位相に合わせられる効果がある。
【図１】本発明の実施例のブロック図である。
【図２】従来の番組制作装置の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
１ 基準同期信号 ２ 信号発生器 ３ 同期信号 ４−１〜ｎ 素材機器 ５ 映像効果装置 ６ 映像切り替え器 ７ 出力切り替え器 ８ 比較部 ９ 制御部 １０ 自動調相器 １１ ネクスト出力 １２ 遅延量データ １３ 補正制御信号 １４ 素材切り替えタイミング信号
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の素材機器と、映像効果装置と、映
像切り替え器と、出力切り替え器と、テレビジョン放送
局内の基準となる第一の同期信号に同期した第二の同期
信号を発生する手段と、前記第二の同期信号を前記素材
機器、前記映像効果装置、及び前記映像切り替え器に供
給する手段とを含むテレビジョン番組制作装置であっ
て、前記出力切り替え器の出力に遅延を与えて送出する
映像位相調整手段と、前記映像効果装置、前記映像切り
替え器、及び前記素材機器の出力映像信号と前記第一の
同期信号との位相差を検出して前記映像位相調整手段を
制御する映像位相制御手段とを含むことを特徴とする番
組制作装置。 - 【請求項２】 前記第二の同期信号が前記第一の同期信
号に比べ一定量位相が進んでいることを特徴とする請求
項１記載の番組制作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17452696A JP3323979B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | テレビジョン番組制作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17452696A JP3323979B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | テレビジョン番組制作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1023299A JPH1023299A (ja) | 1998-01-23 |
| JP3323979B2 true JP3323979B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=15980073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17452696A Expired - Fee Related JP3323979B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | テレビジョン番組制作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3323979B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4519726B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2010-08-04 | 株式会社東芝 | 放送素材信号切替送出装置及び切替制御装置 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP17452696A patent/JP3323979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1023299A (ja) | 1998-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020521 |
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