JP2869659B2

JP2869659B2 - ディジタルテレビジョン信号伝送装置

Info

Publication number: JP2869659B2
Application number: JP1327049A
Authority: JP
Inventors: ハックマンハルトマン
Original assignee: Koninklijke Philips Electronics NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 1988-12-16
Filing date: 1989-12-16
Publication date: 1999-03-10
Anticipated expiration: 2014-03-10
Also published as: FI92545C; DE58909132D1; CA2005335A1; FI895960A0; ATE120326T1; AU4680189A; EP0373708A2; ES2072890T3; JPH02217095A; KR900011305A; HK164896A; US5168361A; EP0373708B1; DE3842361A1; KR970008462B1; AU639424B2; FI92545B; EP0373708A3

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は複数の信号源から少なくとも１つの信号シン
クにディジタルテレビジョン信号を伝送する装置に関す
るものである。

（従来の技術）アナログCVBS信号のディジタル化によってディジタル
ビデオ信号の処理を行なう回路は“バルボテクニッシ
ェインフォーマシオン 881031"の“ディジタルビ
デオシグナルフェルアルバイツング2.タイル”に記
載されている。特にその2.1章、第５および６頁および
第３図には３つの合成カラー入力信号から選択するため
に用いられた信号源スイッチが記載されている。テレビ
ジョン受像機では中間周波数復調器により供給される内
部合成色信号および外部から到来する２つの合成CVBS信
号間で選択を行なうことができる。また、ディジタルマ
ルチ標準デコーダおよびディジタルビデオプロセッサ間
の伝送路に、例えば“MAC"又は“ISDN"信号のようなデ
ィジタル信号を供給し得ることは、上記文献の第１章、
特に第４頁左欄の下から３パラグラフおよび第２図から
明らかである。

しかし、ディジタル信号のフィードインの有効例につ
いては上記文献には何等記載されてはいない。

本発明は簡単な構成で容易に作動し得る複数のビデオ
信号源を組合せ、且つ信頼し得る機能と組合せて種々の
作動モードに汎用し得るディジタルテレビジョン信号伝
送装置を提供することを目的とする。

本発明は複数の信号源から少なくとも１つの信号シン
クにディジタルテレビジョン信号を伝送する装置におい
て、前記信号源のうちの１つの任意の信号源から常時デ
ィジタル画像データとして符号化された輝度および色信
号を伝送する画像信号ライン群と、クロック信号源から
画像データクロック信号およびライン周期信号を伝送す
る同期信号ライン群と、各信号源に対し、アクセス制御
回路を有するアクセス制御部とを具え、これにより、禁
止信号が入力端子に供給される際、又は関連する信号源
からの信号を上記伝送に用いる際出力端子から禁止信号
を供給すると共に、禁止信号が入力端子に存在する際前
記画像データクロック信号に対し所定の任意の相関関係
で、ディジタルに画像データを供給する関連の信号源を
禁止し、且つ前記禁止信号が消失した後同様に関連の信
号源を作動可能状態とし、チェン回路に組込まれた前記
入力端子および前記出力端子を有する前記アクセス制御
回路によって前記信号源の伝送のための優先権を決める
ようにしたことを特徴とする。

これがため、本発明によれば、信号源の全部の出力端
子を信号シンクの全部の入力端子に相互接続する別個の
ライン群、即ち画像信号ライン群を経て画像信号を表わ
すディジタル画像データを伝送する“データバス”と同
様の回路を構成することができる。ディジタル輝度信号
およびディジタル色信号は画像データに関連させるよう
にする。また、本発明装置によってこれら信号を任意デ
ータフォーマットで伝送することができる。

本発明装置には、画像信号ライン群のほかに同期信号
ライン群を設け、これを経て画像データクロック信号お
よびこれと同様のライン同期信号が本発明装置に接続さ
れた信号源または信号シンクの全部の機能に対し時間が
与えられるようにする。しかし、画像データを常時１つ
の任意の信号源から発生させ得るも、画像データクロッ
ク信号およびライン同期信号を、信号源および信号シン
クの全部に必須の特定の１クロック信号源から供給する
ことができる。同期信号ライン群の信号によって本発明
装置により相互接続された信号源および信号シンクの全
部から簡単且つ信頼性をもって画像ライン結合された信
号処理装置を構成することができる。

任意瞬時に明瞭な画像データを画像信号ライン群に存
在せしめるようにするために、本発明ではアクセス制御
部を更に設け、これによって、任意瞬時に信号源の１つ
により画像データを画像信号ライン群に供給し得るよう
にするが、他の信号源からの画像データの供給は同時に
遮断し得るようにする。

アクセス制御を形成する信号源の各々に対するアクセ
ス制御回路のチェーン回路によって別個の信号源の相互
優先順位即ちハイアラーキを簡単に分散して決め得るよ
うにする。画像データを画像信号ライン群に自動的に供
給する信号源によって前記チェーン回路を終わる低いハ
イアラーキの信号源全部を禁止し得るようにする。この
禁止処理をトリガするために最上位信号源の禁止信号
を、そのアクセス制御回路から低いランクの信号源全部
のアクセス制御回路を経て特に画像データクロック信号
により制御される所定の時間割合でループさせることが
できる。信号源の各々からみて下位の個別の信号源を禁
止する瞬時を正確に決めることができ、特に、信号源お
よびそのアクセス制御回路は、禁止信号を発生する信号
源が画像データの伝送を開始する所定のスイッチング瞬
時からみて正しい瞬時に信号源のうちの１つの信号源の
禁止信号をチェーン回路を経てループする時間プログラ
ムを与え得るようにする。各信号源または各関連のアク
セス制御回路に対して、夫々禁止信号を供給、または受
ける瞬時およびスイッチング瞬時間で経過する画像デー
タクロック信号の周期の所定倍数の初期時間間隔を決め
ることができる。スイッチング処理のための禁止信号の
発生とは無関係に、且つ優先順位を決めるチェーン回路
の信号源の位置とは無関係に、アクセス制御回路の各々
によってその関連する信号源を正確にスイッチング瞬時
に切換えることができる。

信号源の優先順位を正確に制御することによって、種
々のプログラム源のテレビジョン信号間の切換えのほか
に、例えばユーザが視ている１つのテレビジョンプログ
ラムから他のプログラムへの切換え時に、１つのテレビ
ジョン信号の他のテレビジョン信号への過渡時に画像に
干渉を生ぜしめることなく、テレビジョン画像の１ライ
ン内で２つまたは複数の信号源間で画素の正しい切換え
を行なうことができる。また、これによってもチャネル
選択の他にアクセス制御部を経て、例えば追加の装置ま
たは回路を必要とすることなく、“ピクチュアイン
ピクチュア”モードを得ることがてきる。これがため、
複数のビデオ信号源の組合せにおける優先順位の簡単
な、信頼性のある汎用制御を達成することができる。

好適には本発明装置は他の制御装置、特にI²Cバスと
して既知の装置に接続することができる。従って信号源
および信号シンクの“スタティック制御”即ち、画像デ
ータクロック信号と相関されない制御はこのI²Cバスを
経て行なうのが好適であるが、本発明アクセス制御は前
述した“ダイナミック”優先順位制御を行うものであ
る。これがため、ブランチを有するアクセス制御回路の
チェーン回路を提供することができ、従ってI²Cバスに
よって“ダイナミック”優先順位制御に関し同一ランク
となる複数の信号源を選択することができる。

本発明の他の例では同期および／または制御信号のほ
かに、特に画像同期信号を前記画像信号ライン群を経て
伝送し得るようにする。画像同期信号はクロック信号源
によって分散的にプリセットされるが信号源の各々から
画像信号と共に個別に供給される。これによって例え
ば、種々の信号源従って種々のプログラム源または送信
機の画像同期信号の種々の位相位置への画像表示装置へ
の適用を簡単化する。更に、画像データ以外の信号源か
ら画像同期信号を供給することができる。

また、本発明装置では、画像データクロック信号と特
に組合せて同期信号ライン群を経て、しかも画像信号ラ
イン群を経て他の同期および／または制御信号の一つと
して、この位相は画像データクロック信号の周波数が画
像データの繰返し周波数の倍数となる状態において例え
ば画像データクロック信号により明らかに供給されない
限りにおいて画像データの位相の基準を表わす信号を伝
送する。

ラインおよび／または画像同期信号を伝送するために
配列されたラインを他の信号の時間インターリーブされ
た伝送にも用い得るようにするのが好適である。

これがため、これらラインを追加的に用いることがで
きる。その理由は画像信号ライン群と比較し、これらラ
インが低いデータ伝送比を有するからである。好適には
画像データクロック信号の周波数または同期幅の値に対
するディジタル的に符号化された信号をライン同期信号
のラインを経て伝送し得るようにする。瞬時的に存在す
る画像データに関する情報、例えば今まさに伝送された
フィールドに関する情報は特に画像同期信号のラインを
経て伝送することができる。この信号または他の信号は
ライン同期信号および画像同期信号に対し簡単に時間−
インターリーブすることができる。

他の例では前記クロック信号源は前記信号源のうちの
所定の１つの信号源に設けるようにする。従って画像デ
ータクロック信号およびライン同期信号はこの特定の信
号源によって常時供給するが、画像データは他の信号源
から発生させることもできる。従って本発明装置により
相互接続される信号源および信号シンクの全装置はこの
１つの特定の信号源と常時同期する。その位相および周
波数に関しては、画像データクロック信号およびライン
同期信号はこの特定の信号源により発生されるテレビジ
ョン信号に常時基因するようになる。例えばテレビジョ
ン放送受像装置およびビデオ記録再生装置の各々が１つ
の信号源を形成し、画像表示装置が信号シンクを形成す
る場合には、これら装置の全部をテレビジョン放送受像
装置により受信したテレビジョン信号から取出した画像
データクロック信号およびライン同期信号によって制御
し得るようにするのが有利である。

又、前記輝度信号に割当てられた画像データは前記画
像信号ライン群の第１数のラインを経て並列に伝送し得
るようにすると共に前記色信号に割当てられた画像デー
タは前記画像信号ライン群の第２数のラインを経て並列
に、または時分割多重で伝送し得るようにする。基本的
にはテレビジョン信号を任意のフォーマットで伝送し得
るが、この解決は、画像データクロック信号の技術的に
好適な制御可能な周波数における高いデータ速度と、ラ
イン数の制限と、伝送された画像の色および輝度値の良
好な精細度とを組合せるのが有利である。この場合に
は、画像データの大部分を輝度信号に割り当てるが、色
信号は、個別のカラー値の繰返し周波数が低いがこれら
カラー値の精細度が低減しないような関連する低い数の
画像データとするこに注意を払う必要がある。色信号を
時分割多重で伝送する場合には、各々が輝度信号および
各色信号に対し少なくとも或る値を有する完全な画像デ
ータ組は、画像データクロック信号の数周期後まで存在
せず、特に輝度信号のデータ速度の数周期後まで存在し
ない。

同期および／または制御信号並びに上述した装置によ
る制御および同期のほかに、画像信号ライン群を経る信
号源からの画像データの伝送の開始および終了を所定の
明瞭な予定され且つ認識し得るデータワードによってマ
ークすることができる。

（実施例）図面につき本発明の実施例を説明する。

図面に示すように本発明装置は４つの信号源１〜４と
２つの信号シンク５および６とを備える。各信号源1,2,
3または４には画像信号ライン群７に接続された１つの
画像信号出力端子11,21,31または41をそれぞれ設ける。
この画像信号ライン群７自体は各画像信号入力端子51お
よび61を経て信号シンク５および６にそれぞれ接続す
る。また、同期信号ライン群８によって信号源４の同期
信号出力端子42を残りの信号源１〜３の同期信号入力端
子12,22および32にそれぞれ接続すると共に各信号シン
ク５および６の同期信号入力端子52および62にもそれぞ
れ接続する。

また、本例では各信号源1,2,3,4に対し、それぞれア
クセス制御回路13,23,33および43を具えるアクセス制御
部９を設ける。これらアクセス制御回路は図面において
ぞれぞれ信号源1,2,3,4の一部分としてブロック図で示
す。各アクセス制御回路13,23,33および43には個別の入
力端子14,24,34および44並びに個別の出力端子15,25,35
および45をそれぞれ設ける。これらアクセス制御回路1
3,23,33および43の各々にはその各入力端子14,24,34お
よび44に禁止信号および関連する信号源により供給され
る内部禁止信号の画像データクロック信号−時間相関さ
れた論理組合せを有し、この内部禁止信号によって、そ
れぞれ関連する信号源1,2,3および４において、各出力
端子15,25,35および45から供給される禁止信号と共に画
像信号ライン群７を経る伝送のための信号が存在するこ
とを示す。この内部禁止信号をそれぞれ関連するアクセ
ス制御回路13,23,33および43への矢印ポインティングに
よって示す。

これら禁止信号は、アクセス制御回路13,23,33および
43がそれぞれこの禁止信号を受けてディジタル画像デー
タを供給する関連の各信号源1,2,3および４を禁止する
際に高論理レベル（値“1"）となり、各関連の信号源1,
2,3および４が作動可能（エネーブル）状態となる際に
低論理レベル（値“0"）となるものとする。禁止または
作動可能は、能動接続を経て、例えば図面において各ア
クセス制御回路13,23,33および43から出るも、いまだ関
連の各信号源1,2,3および４内にある矢印によって示さ
れるラインを経て実行する。

信号源1,2,3,4のうちの１つ、例えば信号源１によっ
て、画像信号ライン群７を経て伝送を行うための信号が
存在することを関連するアクセス制御回路13に知らせる
際に、これを画像データクロック信号による時間相関さ
れた割り当てにおいて、この伝送を開始すべき将来のあ
る瞬時に実行する。次いでこの禁止信号を、画像でータ
クロック信号により相関された時間の所定周期が経過し
た後にアクセス制御回路13の出力端子15から供給し、こ
の禁止信号を信号源２のアクセス制御回路23の入力端子
24に供給する。この入力端子24の禁止信号によって、画
像データクロック信号が時間相関された所定の時間間隔
が経過した後画像信号出力端子21からディジタル画像デ
ータを供給する信号源２をアクセス制御回路23により禁
止し得るようにする。この時間間隔およびアクセス制御
回路13に供給される禁止信号が入力端子15で有効となる
時間幅はこれを共に加えると、禁止信号がアクセス制御
回路13に供給される瞬時と画像データを画像信号出力端
子11を経て画像信号ライン群７に供給する瞬時との間の
時間間隔に相当するようになる。信号源２を禁止し、信
号源２の優先順位を有する信号源１を作動可能にするこ
とは、同一瞬時に行なうことができ、とくに画像データ
クロック信号により正確且つ強制的に行なうことができ
る。これがため、データ流をオーバーラップさせること
なく、しかも規定されていない中間時間間隔を除き、正
確に規定された瞬時に規定の如く一方の信号源（２）か
ら他方の信号源（１）への切換えを行なうことができ
る。

画像データクロック信号で時間相関された時間の他の
周期後に禁止信号を次の低いハイアラーキの信号源２の
アクセス制御回路23の出力端子25から各アクセス制御回
路33および43の入力端子34および44にそれぞれ供給す
る。信号源２の場合と同様に画像信号ライン群７に画像
信号出力端子31,41を経て画像データを供給する信号源
３および４も同一スイッチング瞬時に禁止する。

更に図面に示す本発明装置には点線で示すI²Cバスと
称されるバス、即ち他の制御装置の同様の制御ライン群
10を設け、この群を経て画像データクロック信号と相関
しないスタティック即ち遅い制御命令を各信号源1,2,3
および４に供給する。これら制御命令によって図面に示
す装置を長期間に亘り、それぞれ信号源1,2,3および４
のうちの１つを用いる作動モードに対して調整し得るよ
うにする。この調整は画像データクロック信号に対して
相関されない。制御ライン群10の制御命令によって画像
データの伝送に信号源３および４の何れの信号源を作動
可能状態とするかの判定に対する追加の選択基準を形成
する。その理由はこれら信号源がそれぞれアクセス制御
回路13,23,33および43のチェーン回路において等しい優
先順位で配列されているからである。これがため制御ラ
イン群10の制御命令はそれぞれ信号源３および４の長期
の相関されない予備選択に影響を与えることができる
が、それぞれアクセス制御回路33および43を経る一時的
に規定された切換えはこれに影響を受けるようになる。

また、本例の信号源４にはクロック信号源46を設け、
これにより画像データクロック信号およびライン同期信
号を同期信号出力端子42を経て同期信号ライン群８に供
給する。

このクロック信号源46を双方向アクチブ接続部47を経
て信号源４からディジタルテレビジョン信号を供給する
装置48に追加接続する。この装置48はテレビジョン放送
受像装置とするのが好適であり、これによって受信テレ
ビジョン信号を画像信号出力端子41から供給し得るディ
ジタル画像データに変換すると共に能動接続部47を経て
クロック信号源46から到来する画像データクロック信号
の位相を同期化し得るようにする。また、この画像デー
タクロック信号によって他の信号源1,2,3および４の信
号シンク5,6の全部を同期信号ライン群８を経て制御す
る。更にライン同期信号も装置48のクロック信号源46か
ら同期化し、従って信号源４およびこれによって発生す
るディジタルテレビジョン信号を含む例の他の信号源お
よび信号シンクをライン周波数に結合させることができ
る。

特定の例では信号源１を画像信号処理回路により構成
し、これにより画像表示装置に挿入し得る１つまたは複
数のプログラム源からの１つまたは複数のテレビジョン
画像を部分的または完全に、特に縮小スケールで処理
し、整形し得るようにする。この種の装置を用いる場合
には異なる他の送信機の特定の文字記号または動いてい
る画像を画像表示装置にすでに表示されているテレビジ
ョン画像に挿入することができる（文字または送信機識
別の“ピクチュアインピクチュア”表示）。挿入す
べき画像データは、全ての場合に主表示画像に対し優先
順位を有するため、割当てられた信号源１は開始時にア
クセス制御回路13,23,33および43従って関連する信号源
1,2,3および４のチェーン回路の最高優先順位を有する
位置に接続する。この目的のため、信号源１のアクセス
制御回路13の入力端子14を接地し、アクセス制御回路13
が外部禁止信号を受信し得なくなるようにする。

特定の例では外部プログラム源、特にビデオ記録再生
装置からのディジタルテレビジョン信号をフィードイン
する回路配置を次の低次の優先順位を有する信号源２と
して用いる。信号源３および４は他の異なる標準のテレ
ビジョン信号のテレビジョン放送受像装置によって構成
する。信号源3,4自体の個別の信号源は数個の異なる標
準を受け得る構成とすることができる。信号源３はMAC
標準の信号源に従ってテレビジョン信号を受けて復号す
る特定の機能を有すると共にPALおよびSECAM標準に従っ
てテレビジョン信号を変換するディジタル多重標準デコ
ーダを特に信号源４として作用させるようにする。

しかし、図面の下端において、画像信号ライン群７、
同期信号ライン群８および他の制御装置の制御ライン群
10、特にI²Cバスの矢印で示すように、更に各アクセス
制御回路33および43の出力端子35および45の矢印および
破線延長部によって示すように、本例の装置全体は更に
他の信号源および他の信号シンクにより拡張することが
できる。

上述した例の信号シンク5,6は画像表示装置（信号シ
ンク５）好適には画像記憶装置および画像信号処理装置
により形成し、更に偏向ユニット（信号シンク６）によ
って形成する。或いはまた、他の信号シンクに対して他
の画像表示装置またはビデオレコーダその他の装置を用
いることができる。

本例では、その特定の例として画像信号ライン群７
に、輝度信号のディジタル画像データの８つの並列デー
タラインを設け、各々が13.5MHzの画像データクロック
比で８ビットより成るデータワードを伝送し得るように
する。画像データの大部分を輝度信号に対して用いるた
め、これによっても個別の画素の画像データの画像デー
タクロック比、即ち繰返し比を決めることができる。こ
れがため、可能な最低の画像データクロック比で簡単な
伝送を行なうために、画像データワードのデータビット
全部を並列伝送することができる。

また、画像信号ライン群７には色信号に割当てられた
画像データを伝送するラインを設ける。例えば２つの色
信号ＵおよびＶはその画像データをそれぞれ８つのデー
タビットの個別のデータワードで構成する。これがた
め、色信号は輝度信号と同一の信号値傾度の精細度を有
する。しかし、色信号の各々の１つのデータワードのみ
を輝度信号の複数のデータワードから、即ち表示すべき
画像の複数の画素から省略することができる。色信号に
関連する画像データの画像信号ライン群の並列ラインの
数は輝度信号の画像データのライン数に対し同一割合で
減少させることができる。従って色信号のデータワード
は、画像信号ライン群の第２数のラインを経て複数のス
テップで時分割多重化して伝送する。画像表示の品質要
求に従って種々のデータフォーマットを考慮し、これに
上述した例に従って本発明装置を簡単に適合させること
ができる。

この画像データのほかに、画像データ流で伝送された
標準に従って画像およびフィールド周波数を特徴づける
画像同期信号を各信号源1,2,3および４の各々の画像信
号ライン群７に供給する。これがため、画像周波数は、
装置の任意の作動モードにおける同期化に対する設計を
複雑にすることなく、且つコストを高くすることなく簡
単に信頼性をもって保持することができる。

同期信号ライン群８を経てクロック信号源46により供
給される画像データクロック信号はその周波数を画像デ
ータクロック比に相当する13.5MHzとスる。或いはま
た、画像データクロック信号の周波数を画像データクロ
ック比の倍数に相当し、例えば27MHzとすることもでき
る。同期信号ライン群８を経て更に伝送されるライン同
期信号は画像データクロック信号で相関された位相を有
するようにする。これら両信号は信号源１〜３に供給す
るだけでなく、それぞれ同期信号入力端子52および62を
経て信号シンク5,6にも供給する。

画像表示装置の偏向電圧を発生させるためには信号シ
ンク６に対し同期信号の全部を必要とする。これがた
め、画像同期信号は画像信号ライン群７から画像信号入
力端子61を経て信号シンクに供給する。

また、他の同期および／または制御信号は、画像信号
ライン群、特に画像同期信号のラインを経て、更に同期
信号ライン群、特にライン同期信号のラインを経て上述
した同期信号により時間インターリーブ状態で伝送し得
るようにする。画像データクロック信号および／または
画像データクロック比の周波数を特徴づけるデータ符号
の伝送はライン同期信号のラインに対して行なうのが好
適であり、特に伝送されたフィールド（インターレース
ライン法を用いる場合）の識別は画像同期信号のライン
を経て行なうのが好適である。これに加え、画像信号ラ
イン群７および同期信号ライン群８の双方には追加の色
信号または同様の信号を伝送するラインを更に設けるこ
とができる。

同期信号ライン群８のラインが、接続されたモジュー
ル、即ち信号源および信号シンクに対する能動接続によ
り連続的である場合には、信号源はその画像信号出力端
子11,21,31および41を経て、特に共通に示される“トリ
ステート端子”を経て画像信号ライン群７に結合するの
が好適である。これらの“トリステート端子”は、関連
する信号源が画像データの供給に対し禁止されている際
禁止信号によって高い抵抗状態でスイッチングされるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の構成を示す回路図である。 1,2,3,4……信号源 5,6……信号シンク７……画像信号ライン群８……同期信号ライン群９……アクセス制御部 10……制御ライン群 11,21,31,41……画像信号出力端子 12,22,32……同期信号入力端子 13,23,33,43……アクセス制御回路 14,24,34,44……入力端子 15,25,35,45……出力端子

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の信号源（1,2,3,4）から少なくとも
１つの信号シンク（5,6）にディジタルテレビジョン信
号を伝送する装置において、前記信号源（1,2,3,4）の
うちの１つの任意の信号源から常時ディジタル画像デー
タとして符号化された輝度および色信号を伝送する画像
信号ライン群（７）と、クロック信号源（46）から画像
データクロック信号およびライン周期信号を伝送する同
期信号ライン群（８）と、各信号源（1,2,3,4）に対
し、アクセス制御回路（13,23,33,43）を有するアクセ
ス制御部（９）とを具え、これにより、禁止信号が入力
端子（14,24,34,44）に供給される際、又は関連する信
号源（1,2,3,4）からの信号を上記伝送に用いる際出力
端子（15,25,35,45）から禁止信号を供給すると共に、
禁止信号が入力端子（14,24,34,44）に存在する際前記
画像データクロック信号に対し所定の任意の相関関係
で、ディジタルに画像データを供給する関連の信号源
（1,2,3,4）を禁止し、且つ前記禁止信号が消失した後
同様に関連の信号源を作動可能状態とし、チェーン回路
に組込まれた前記入力端子（14,24,34,44）および前記
出力端子（15,25,35,45）を有する前記アクセス制御回
路によって前記信号源（1,2,3,4）の伝送のための優先
権を決めるようにしたことを特徴とするディジタルテレ
ビジョン信号伝送装置。
【請求項２】同期および／または制御信号のほかに、特
に画像同期信号を前記画像信号ライン群（７）を経て伝
送し得るようにしたことを特徴とする請求項１に記載の
ディジタルテレビジョン信号伝送装置。
【請求項３】ラインおよび／または画像同期信号を伝送
するために配列されたラインを他の信号の時間インター
リーブされた伝送にも用い得るようにしたことを特徴と
する請求項１または２に記載のディジタルテレビジョン
信号伝送装置。
【請求項４】前記クロック信号源（46）は前記信号源
（1,2,3,4）のうちの所定の１つの信号源に設けるよう
にしたことを特徴とする請求項1,2または３に記載のデ
ィジタルテレビジョン信号伝送装置。
【請求項５】前記画像同期信号は前記信号源（1,2,3,
4）のうちの１つの信号源により供給されたテレビジョ
ン信号から取出し得るようにしたことを特徴とする請求
項2,3または４に記載のディジタルテレビジョン信号伝
送装置。
【請求項６】前記輝度信号に割当てられた画像データは
前記画像信号ライン群（７）の第１数のラインを経て並
列に伝送し得るようにすると共に前記色信号に割当てら
れた画像データは前記画像信号ライン群（７）の第２数
のラインを経て並列に、または時分割多重で伝送し得る
ようにしたことを特徴とする請求項１〜５の何れかの項
に記載のディジタルテレビジョン信号伝送装置。