JP2007312223A - 同期自動調整装置 - Google Patents

同期自動調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007312223A
JP2007312223A JP2006140624A JP2006140624A JP2007312223A JP 2007312223 A JP2007312223 A JP 2007312223A JP 2006140624 A JP2006140624 A JP 2006140624A JP 2006140624 A JP2006140624 A JP 2006140624A JP 2007312223 A JP2007312223 A JP 2007312223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
camera
unit
accumulation time
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006140624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4738251B2 (ja
Inventor
Shingo Ishiyama
慎吾 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2006140624A priority Critical patent/JP4738251B2/ja
Publication of JP2007312223A publication Critical patent/JP2007312223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4738251B2 publication Critical patent/JP4738251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】同期調整バッファに対する蓄積時間の設定が自動的に与えられるようにした同期自動調整装置を提供すること。
【解決手段】カメラ1にCCU2を備えたカメラシステムにおいて、自動位相差検出部200に、CCU2のブランキング情報付加部20から出力されるパラレル映像データ109と、S/P変換部27から出力されるパラレル映像データ119を入力し、これらデータ間の位相差を検出し、それに応じて自動的に蓄積時間設定値指令203を算出して蓄積時間演算設定部300に供給し、蓄積時間演算設定部300は、蓄積時間設定値指令203から蓄積時間情報301を演算し、同期調整バッファ26の蓄積時間を設定するようにしたもの。この結果、パラレル映像信号109とパラレル映像信号119の位相が一致され、この結果、リターン映像に同期した本線映像が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数台のカメラから与えられる映像信号の同期調整に係り、特に、ワイヤレスカメラシステムに好適な同期自動調整装置に関する。
例えば、テレビジョン放送局などにおいては、スタジオなど比較的狭隘な場所で数多くのカメラ(テレビカメラ)が使用される場合が多いが、このとき、カメラにケーブルが接続されていると、これが自由なカメラ運用の障害になる。そこで、近年、カメラをワイヤレス化した、いわゆるワイヤレスカメラシステムが業務用として使用されるようになってきた(例えば、特許文献1、2参照。)。
そこで、以下、このようなワイヤレスカメラシステムについて説明すると、まず、このような業務用のカメラシステムの場合、通常、カメラが単体で構成されるのではなく、カメラ本体にCCU(Camera Controll Unit:カメラ制御装置)が対になって組合わされた、いわゆるカメラシステムとして構成されるのが一般的であり、従って、この場合の、例えばスタジオでの運用状況は、図4に示すようになる。
この図4は、テレビ放送用のスタジオSにおいて、例えばステージ上の歌手を被写体Pとし、これを、例えば6台のカメラ1A、1B、1C、1D、1E、1F(以下、1A〜1F)により撮像し、放送プログラムを作成する場合の例であり、このとき、各カメラ1A〜1Fには、夫々対になるCCU2A、2B、2C、2D、2E、2F(以下、2A〜2F)があって、これにより上記したカメラシステムを構成していることが示されている。
このとき、各々のカメラとCCUには、図示のように、付属したアンテナが描かれていて、これにより各カメラ1A〜1Fと各CCU2A〜2Fの間がワイヤレス化され、この結果、いわゆるワイヤレスカメラシステムを構成し、且つ、これらのカメラ1A〜1FはカメラマンMにより持ち運び運用されるようになっていることが判る。
そこで、カメラマンMは、カメラ1A〜1Fにより、種々のアングルから被写体Pを撮像し、本線映像信号と呼ばれる映像信号を各個に取得する。そして、この本線映像信号はカメラ本体内でデータ圧縮処理され、対になっているCCU2A〜2Fの各々に無線伝送される。なお、このときのデータ圧縮処理とは、例えばH .264やMPEGなどの符号化方式のことであるが、これらに限定されるものではない。
これによりCCU2A〜2Fは、各々受信された信号を伸長処理し、対応するカメラの本線映像信号110a〜110fとして再生し、夫々を切替器3に供給する。そこで切替器3は、これら本線映像信号110a〜110fの中からオンエア信号(実際に送信機から送信される信号)候補となる映像信号、つまりオンエア映像信号114を選択し、スタジオ副調整室4に出力する。従って、このときの切替器3の操作は、通称サブと呼ばれているスタジオ副調整室4から行われるようになっている。
このとき、図示されていないが、切替器3の出力であるオンエア映像信号114は、スタジオ副調整室4に出力されるだけではなく、これと並行してCCU2A〜2Fの各々にも供給され、それらから対応するカメラ1A〜1Fの各々にリターン映像信号として無線伝送され、各カメラ1A〜1FのVF(ビデオファインダ)に画像表示されるようになっている。従って、各カメラマンMは、自分が撮像している画像のほか、オンエア映像信号による画像もモニタし、このことを前提としたカメラ操作ができることになる。
ところで、この場合、各CCU2A〜2Fから出力される本線映像信号110a〜110fが全て同じ位相になっていたとすれば何も問題はないが、もしも位相が同期していなっていたとすると、切替器3で切替えられたとき、再び同期が掛かるまでの間、短時間ではあるが、画像乱れが発生してしまう。この場合、オンエア映像にも画像乱れが発生してしまうので、放送品質が維持できなくなってしまうことになる。
そこで、各カメラ1A〜1Fでは、上記したリターン映像信号を利用し、詳しくは後述するが、撮像した本線映像信号をリターン映像信号に同期させて上記の問題に対処するようになっており、従って、各CCU2A〜2Fから出力される本線映像信号110a〜110fについては互いに同期が保たれた状態にされていることになり、切替えに伴う画像乱れが生じないようにしてある。
次に、この図4におけるカメラ1A〜1FとCCU2A〜2Fの詳細について、図5により説明する。このとき、図示されているように、カメラ1A〜1Fの各々についてはカメラ1で代表させ、CCU2A〜2Fの各々はCCU2で代表して示してある。
そして、まず、カメラ1には光学系と撮像系を構成するカメラヘッド9があり、ここで被写体Pを撮像して取得した信号が本線映像信号100として出力され、S/P変換部10に供給される。このときの本線映像信号100は、例えば1.485Gbit/sのHD−SDI(HDTV SERIAL DIGITAL INTERFACE)形式対応であり、従って、S/P変換部10では、この本線映像信号100がパラレル映像データ101に変換され、これがアクティブ映像抽出部11に供給されることになる。
このとき、アクティブ映像抽出部11は、パラレル映像データ101から、表示画像には不要な垂直ブランキング期間と水平ブランキング期間のデータを除去し、アクティブ映像データ102を圧縮部12に供給する働きをする。ここで、アクティブ映像とは、実際に表示される映像のことで、これは、例えばHDTVの1080i形式の信号の場合、2200画素×1125ラインの画像(いわゆるフル画像)の中の1920画素×1080ラインの画像となる。なお、HDTVとは、いわゆるハイビジョン規格のことであり、これに対してNTSC標準規格はSDTVと呼ばれている。
圧縮部12は、入力されたアクティブ映像データ102にデータ圧縮処理を施し、映像圧縮データ103として多重部13に出力する。このときのデータ圧縮処理は、例えばMPEG−2準拠による符号化のことであるが、但し圧縮による符号化に限られるものではなく、非圧縮方式による符号化であってもかまわない。
一方、カメラ1にはマイク(マイクロホン)14が設けてあり、カメラマンMの声が拾えるようになっている。そして、このマイク14から出力される音声信号104はS/P変換部15に入力され、パラレル音声データ105に変換されて多重部13に供給されるようになっている。
そこで、多重部13は、映像圧縮データ103とパラレル音声データ105の供給を受け、これらを時分割多重化して多重化データ106に変換して変調部16に供給する。このときの多重化データ106の形式は、例えばTS(トランスポートストリーマー)で、変調部16では、この多重化データ106に所定のエラー訂正機能を付与した上で、所定の周波数のキャリヤに乗せて変調データ45とし、アンテナ40に供給することにより、カメラ1から電波が送信されるようにする。
このとき、カメラ1と対になっているCCU2の無線チャンネルは、アンテナの指向性などにより、予め各対毎に個々に割り当ててある。そこで、このとき送信された電波は、当該カメラ1と対になっているCCU2のアンテナ41により変調データ45として受信され、これが変調データ46となって復調部17に入力され、ここで復調された多重データ106が分離部18に出力され、多重データ106から映像圧縮データ107とパラレル音声データ111が分離され、映像圧縮データ107は伸長部19に入力され、パラレル音声データ111はP/S変換部22に入力される。
個々に説明すると、まず、伸長部19では、入力された映像圧縮データ107がデータ伸長処理され、パラレル映像データ108が出力される。次に、これがブランキング情報付加部20に入力され、ここで水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間が付加され、パラレル映像データ109として出力される。
そして、これがP/S変換部21に入力された結果、カメラ1のカメラヘッド9から出力された元の本線映像信号100と同じ本線映像信号、例えば本線映像信号110aがCCU2から出力され、他のCCUから供給されている本線映像信号、例えば本線信号110b〜110fと一緒に切替器3に入力され、それらの中からオンエア映像信号114が選択されることになる。
一方、P/S変換部22に入力されたパラレル音声データ111は、ここで元の音声信号、つまりカメラ1のマイク14で拾った音声信号104と同じ音声信号112に戻される。そして、これがCCU2からスピーカ5に出力され、音声に復元される。なお、これは、後述するマイク7とスピーカ8と共に、スタジオ副調整室4とカメラマンMの間を音声でつなぐインターカム(intercom)機能のためである。
切替器3で選択されたオンエア映像信号114は、上記したオンエア映像のカメラ側でのモニタを可能にするため、再度、CCU2に取り込まれる。そして、まずダウンコンバータ23に入力され、ここでHDTV方式の映像からSDTV方式の映像にダウンコンバートされ、解像度が落されたリターン映像信号115となって同期部24に供給される。このとき同期部24には、別に基準映像信号116が基準映像信号発生器6から入力されている。
そこで、この同期部24では、入力されたリターン映像信号115の同期が取られ、これにより基準映像信号116に同期したリターン映像信号117が同期調整バッファ26に供給され、ここに一旦、蓄積されるが、このとき同期調整バッファ26には、蓄積時間設定部25から蓄積時間情報251が入力されている。
そこで、リターン映像信号117は、この同期調整バッファ26に蓄積され、ここで遅延される時間が、予め蓄積時間情報251により設定されるようになり、この後、蓄積時間情報251により決められている時間が経過した時点からリターン映像信号118が同期調整バッファ26から出力され、S/P変換部27に入力される。
そして、このS/P変換部27により、リターン映像信号118からパラレル変換されたパラレル映像データ119が出力され、アクティブ映像抽出部28に入力されるようになり、ここで水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間のデータが除かれ、アクティブ映像データ120が圧縮部29に入力されることになる。そして、圧縮部29でデータ圧縮された結果、多重部31に映像圧縮データ123が入力されることになる。
また、CCU2には、外部のマイク7から音声信号121が供給され、S/P変換部30に入力されている。従って、この多重部31には、このS/P変換部30によりパラレル変換されたパラレル音声データ122も、上記した映像圧縮データ123と一緒に入力されている。そこで、多重部31は、これら映像圧縮データ123とパラレル音声データ122を時分割多重化し、多重化データ124として変調部32に供給する。
変調部32では、入力された多重化データ124に、所定のエラー訂正機能の付与に必要な符号を付加した上で所定の周波数のキャリヤに乗せて変調データ48とし、アンテナ43に供給することにより、CCU2から電波が送信されるようにする。
ここでCCU2と対になっているカメラ1の無線チャンネルは、予め各対毎に個々に割り当ててあり、このとき上記したカメラ1からCCU2に向かう伝送に割り当てた無線チャンネルとは異なったチャンネルにしてある。そこで、このときCCU2から送信された電波は、当該CCU2と対になっているカメラ1のアンテナ42により受信され、変調データ48が変調データ47となってカメラ1の復調部33に入力されることになる。
復調部33では、入力された変調データ47が多重データ125に復調され、分離部34に出力される。そして、この分離部34では、多重データ125から映像圧縮データ126が分離され、これが伸長部35に入力され、同じく分離されたパラレル音声データ128はP/S変換部39に入力されることになる。
このとき、まず伸長部35では、入力された映像圧縮データ126がデータ伸長処理されてパラレル映像データ127が出力され、これがブランキング情報付加部36に入力されて水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間が付加され、パラレル映像データ130として出力される。そして、これがP/S変換部37に入力され、シリアル変換された結果、リターン映像信号131が出力され、カメラ1のVF38とカメラヘッド9に供給されることになる。
従って、図4により説明したように、カメラマンMは、自分が撮像している画像に加えてオンエア映像信号による画像もVF38によりモニタすることができ、このことを前提としてカメラ1を操作できることになる。なお、このリターン映像信号は、例えば270Mbit/sのSD−SDI(SDTV Serial Digital Interface)形式である。
また、このときP/S変換部39では、ここに入力されたパラレル音声データ128がシリアルのデータに変換され、シリアル音声信号129がスピーカ8に供給される。従って、スピーカ8から音声が得られることになる。なお、これは、スタジオ副調整室4とカメラマンMの間をつなぐインターカム機能のためであることは、既に説明したところである。
ここで、CCU2に蓄積時間設定部25が設けてある理由について説明すると、これは切替部3に入力される全ての本線映像信号110a〜110fを同期させ、切替部3で選択されたオンエア映像信号114が、何れの本線映像信号110a〜110fに切替えられたとしても位相が同じになるようにするためで、このため蓄積時間設定部25により位相調整バッファ26の蓄積時間を設定し、この蓄積時間だけ位相調整バッファ26によりデータの伝送を遅延させるのである。
既に説明したように、カメラヘッド9から出力される本線映像信号100は、圧縮伸長処理や変調復調処理を経ることによりCCU2から出力される本線映像信号110aに再生されるので、この間に、図6の(d)、(e)に示したように、処理遅延が生じている。ここでは、一例として、この処理遅延が9.2msの場合が示されている。また、このことは図6の(a)、(b)に示したように、オンエア映像信号114から変換されたリターン映像信号118とカメラヘッド9に戻されるリターン映像信号131についても同じで、ここでは、一例として、この処理遅延が2.5msの場合が示されている。
ところで、このときの処理遅延は、カメラ1とCCU2の機種に固有のものであり、従って、機種が同じなら、この処理遅延の時間は、基本的には変動しない固定値である。そこで、この図5で説明したシステムでは、蓄積時間設定部25を設け、これに予めマニュアル操作による固定値の蓄積時間設定値指令250を、図示してない入力手段から手作業で入力するようになっている。
そして、この蓄積時間設定値指令250による蓄積時間情報251を蓄積時間設定部25から同期調整バッファ26に設定することにより、本線映像信号100と本線映像信号110aの位相が同じになるようにしたもので、以下、このときの位相合わせに必要な蓄積時間情報251について、同じく図6により説明する。
まず、切替器3により、このCCU2から出力されている本線映像信号110aを選択しておく。この場合、図6の(a)、(b)に示したように、リターン映像信号131は、リターン映像信号115に対して2.5msの処理遅延を持つ。そこで、このリターン映像信号131の位相を、同図(c)に示すように、約16.7msの1フィールド期間だけ変化させ、この位相に本線映像信号100の位相を合わせてみると、同図(d)に示すようになる。
このとき、本線映像信号100と本線映像信号115の間の処理遅延は、上記したように9.2msであり、従って、この場合の本線映像信号115の位相は、図6の(e)に示すようになり、このときの処理遅延時間の合計は、次の式(1)、すなわち、
2.5ms+16.7ms+9.2ms=28.4ms ……(1)
で表わされ、この結果、同期調整バッファ26に設定すべき蓄積時間TDは、1フレーム期間を33.3msとして、次の式(2)、すなわち、
TD=33.0ms−28.4ms=4.9ms …… ……(2)
で与えられる。
よって、この場合、蓄積時間情報251を4.9msに設定してやれば、リターン映像信号115に同期した本線映像信号110が得られることになり、従って、この蓄積時間TDの算定に基づいて、蓄積時間設定値指令250をマニュアル操作により、例えば4.9msに設定してやれば、図4のシステムにおいて、各CCU2A〜2Fから出力される本線映像信号110a〜110fについては互いに同期が保たれていることになり、切替器3によるオンエア映像信号114の切替えに伴う画像乱れの発生を抑えることができる。
特開平9−289608号公報 特開2003−304442号公報
上記従来技術は、カメラシステムの互換性について配慮がされておらず、効率的な機種変更に問題があった。
既に説明したように、上記した信号遅延の大きさは、システムに使用したカメラやCCUに依存する。従って、例えば同一メーカの同一機種の場合のように、仕様性能が同じなら、個体が変わっても信号遅延の大きさはほとんど変わらない。そこで、カメラとCCUの組合わせが変わらない場合や、変わっても仕様性能が同じ場合には、上記した蓄積時間情報251に関しては、使用開始時などに1回、設定するだけで済み、従って、従来技術でも特に問題はない。
しかし、ここで、例えば上記した従来技術のように、スタジオなどで数多くのカメラシステムが使用される場合は、プログラムの効率的な作成などの見地から、場合によってはメーカの違いなどの理由で仕様性能に違いがあるカメラとCCUが混在されてしまい、例えばメーカAのカメラとメーカBのCCUが組合わされたり、メーカCのカメラにメーカDのCCUが適用されてしまう場合が生じてしまう。
そうすると、この場合、上記従来技術では、新たな組合わせ毎に、その都度、上記した手作業による蓄積時間の再設定が必要になってしまい、従って、上記したように、従来技術では、効率的な機種変更に問題が生じてしまうのである。
本発明の目的は、同期調整バッファに対する蓄積時間の設定が自動的に与えられるようにした同期自動調整装置を提供することにある。
上記目的は、実際に送信機から送信される映像信号を、カメラ本体で撮像中の映像信号に同期させて当該カメラ本体にリターン映像信号として供給する方式のカメラシステムにおける同期自動調整装置において、前記カメラ本体で撮像中の映像信号と前記実際に送信機から送信される映像信号の位相差を検出する位相差検出手段を設け、前記実際に送信機から送信される映像信号の位相を、前記位相差検出手段により検出した位相差に応じて調整し、前記リターン映像信号を生成するようにして達成される。
このとき、前記カメラ本体が複数台あり、前記実際に送信機から送信される映像信号が、前記複数台のカメラ本体による映像信号の中から選択されるようにしても上記目的が達成され、同じく、このとき前記カメラ本体がカメラ制御装置を備え、前記カメラ本体と前記カメラ制御装置がワイヤレス構成されているようにしても上記目的が達成できる。
本発明によれば、同期調整バッファに対する蓄積時間の設定が、リターン映像信号と本線映像信号の位相差に応じて自動的に与えられるので、カメラシステムの互換性について何の配慮を要すること無く、自由な機種変更による効率的なカメラ運用に容易に対応することができる。
以下、本発明による同期自動調整装置について、図示の実施の形態により詳細に説明する。このとき図1が本発明の一実施形態で、これは、図5の従来技術において、新たに自動位相差検出部200を設け、これに伴って、蓄積時間設定部25に代えて蓄積時間演算設定部300を設け、この蓄積時間演算設定部300により、ホールド値203から蓄積時間設定値指令252が演算され、同期調整バッファ26に設定されるようにしたものであり、その他の構成には変更が無い。
従って、この図1の実施形態も、この自動位相差検出部200によるホールド値203の生成動作と、蓄積時間演算設定部300による蓄積時間設定値指令252の生成動作以外は、図5で説明した従来技術と同じであり、そこで、以下、この自動位相差検出部200と蓄積時間演算設定部300の動作に重点をおいて説明する。
まず、自動位相差検出部200は、ブランキング情報付加部20から出力されるパラレル映像データ109と、S/P変換部27から出力されるパラレル映像データ119を入力し、これらデータ間の位相差を検出し、それに応じて自動的に蓄積時間設定値指令203を算出して蓄積時間演算設定部300に供給する働きをするものである。
このため、自動位相差検出部200は、図2に示すように、パラレル映像データ109を入力とするF_Sync検出部700とクロック同期部701、パラレル映像データ119を入力とするF_Sync検出部702とカウンタ部703、それにホールド部704を備えている。ここで、F_Syncとはフレーム同期信号の意である。
そして、まず、F_Sync検出部700は、パラレル映像データ109を入力し、これからF_Sync信号600を検出する。ここで、このパラレル映像信号109は、映像データとフレーム(33ms)及びフィールド(16.6ms)などを示すヘッダ情報より構成されている。そこで、このヘッダ情報のSAV(Start Active Video)を検出し、F_Sync信号600を生成して出力する。このとき、パラレル映像データ109はHDTV規格になっているので、その基準となる周波数は74MHzになっている。
また、F_Sync検出部702は、パラレル映像データ119を入力し、同様に、そのヘッダ情報のSAVを検出し、これから図3(b)に示すように、F_Sync信号603を抽出して出力し、これと共に、パラレル映像データ119からクロック604を検出する。このとき、パラレル映像データ119はSDTV規格になっているので、その基準となる周波数は27MHzであり、従って、HDTV規格のパラレル映像データ109とは基準周波数が異なる。
そこで、クロック同期部701は、周波数27MHzのクロック604を基準にしてサンプリングを行い、図3(a)に示すように、周波数74MHzのF_Sync信号600の中からクロック604の直後に現れる信号を抽出し、これを同期F_Sync信号601として出力する。
次に、カウンタ部703は、F_Sync信号603をトリガとし、それが発生する都度、クロック604のカウントを開始し、図3(c)に示すように、カウント値605をインクリメントする。そしてホールド部704は、カウンタ部703のカウント値605を入力し、これを同期F_Sync信号601によりホールドし、図3(d)に示すように、ホールド値203として出力する。
そこで、蓄積時間演算設定部300は、図3(e)に示すように、入力されたホールド値203から逐次、F_Sync信号603とF_Sync信号601の位相差を演算し、演算結果を蓄積時間情報301として同期調整バッファ26に出力し、そこに設定された結果、リターン映像信号117に遅延が与えられ、この後、蓄積時間情報301により決められている時間が経過した時点からリターン映像信号118が出力されるようにする。
次に、このときの位相差の演算について説明する。ここでいま、例えばホールド値203が“200000”であったとする。これは、F_Sync信号603とF_Sync信号601のカウント差が“200000”であることを意味する。一方、このときF_Sync信号603の基準周波数は27MHzである。そうすると、このことから、次の式(3)により、位相差に準じた時間が計算できることになる。
位相差に準じた時間T(s)=ホールド値/基準周波数 …… …… (3)
=200000/27000000
=0.0074(s)
つまり、この場合、F_Sync信号603とF_Sync信号601の差、すなわち、位相差は、時間で表わすと7.4msになる。
この場合、蓄積時間演算設定部300は、7.4msの遅延時間を演算し、蓄積時間情報301として、この遅延時間7.4msを出力する。そこで、同期調整バッファ26の蓄積時間は7.4msに設定されるので、パラレル映像信号109とパラレル映像信号119の位相が一致され、この結果、リターン映像に同期した本線映像が得られることになる。
従って、この実施形態によれば、同期調整バッファ26に対する蓄積時間の設定が、リターン映像信号115と本線映像信号110の位相差に応じて自動的に与えられるので、カメラシステムの互換性について何の配慮を要すること無く、自由な機種変更による効率的なカメラ運用に容易に対応することができる。
本発明による同期自動調整装置の一実施形態を示すブロック構成図である。 本発明の一実施形態における自動位相差検出部のブロック構成図である。 本発明の一実施形態における自動位相差検出部の動作を説明するためのタイミング図である。 ワイヤレスカメラシステムの使用態様の一例を示す説明図である。 従来技術によるワイヤレスカメラシステムの一例を示すブロック構成図である。 本線映像信号とリターン映像信号の同期状況を説明するためのタイミング図である。
符号の説明
1:カメラ
2:CCU
3:切替器
4:スタジオ復調製室
5:スピーカ
6:基準映像信号発生器
7:マイク
8:スピーカ
9:カメラヘッド
10:S/P変換部
11:アクティブ映像抽出部
12:圧縮部
13:多重部
14:マイク
15:S/P変換部
16:変調部
17:復調部
18:分離部
19:伸張部
20:ブランキング情報付加部
21:P/S変換部
22:P/S変換部
23:ダウンコンバータ
24:同基部
25:蓄積時間設定部
26:同期調整バッファ
27:S/P変換部
28:アクティブ映像抽出部
29:圧縮部
30:S/P変換部
31:多重部
32:変調部
33:復調部
34:分離部
35:伸張部
36:ブランキング情報付加部
37:P/S変換部
38:VF(ビデオファインダ)
39:P/S変換部
40:アンテナ
41:アンテナ
42:アンテナ
43:アンテナ
200:自動位相差検出部
300:蓄積時間演算設定部
700:F_Sync検出部
701:クロック同期部
702:F_Sync検出部
703:カウンタ部
704:ホールド部

Claims (3)

  1. 実際に送信機から送信される映像信号を、カメラ本体で撮像中の映像信号に同期させて当該カメラ本体にリターン映像信号として供給する方式のカメラシステムにおける同期自動調整装置において、
    前記カメラ本体で撮像中の映像信号と前記実際に送信機から送信される映像信号の位相差を検出する位相差検出手段を設け、
    前記実際に送信機から送信される映像信号の位相を、前記位相差検出手段により検出した位相差に応じて調整し、前記リターン映像信号を生成するように構成したことを特徴とする同期自動調整装置。
  2. 請求項1に記載の同期自動調整装置において、
    前記カメラ本体が複数台あり、
    前記実際に送信機から送信される映像信号が、前記複数台のカメラ本体による映像信号の中から選択されることを特徴とする同期自動調整装置。
  3. 請求項1に記載の同期自動調整装置において、
    前記カメラ本体がカメラ制御装置を備え、
    前記カメラ本体と前記カメラ制御装置がワイヤレス構成されていることを特徴とする同期自動調整装置。
JP2006140624A 2006-05-19 2006-05-19 同期自動調整装置 Active JP4738251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140624A JP4738251B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 同期自動調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140624A JP4738251B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 同期自動調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007312223A true JP2007312223A (ja) 2007-11-29
JP4738251B2 JP4738251B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=38844643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006140624A Active JP4738251B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 同期自動調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4738251B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011121951A1 (en) 2010-03-31 2011-10-06 Sony Corporation Camera system, signal delay amount adjusting method and program
WO2011121952A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Sony Corporation Camera system, signal delay amount adjusting method and program

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08275022A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Sony Corp ビデオカメラ装置
JP2003304442A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Sony Corp 通信システム、撮像システム、撮像装置、撮像信号処理装置および撮像処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08275022A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Sony Corp ビデオカメラ装置
JP2003304442A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Sony Corp 通信システム、撮像システム、撮像装置、撮像信号処理装置および撮像処理方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011121951A1 (en) 2010-03-31 2011-10-06 Sony Corporation Camera system, signal delay amount adjusting method and program
WO2011121952A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Sony Corporation Camera system, signal delay amount adjusting method and program
JP2011217062A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sony Corp カメラシステム、信号遅延量調整方法及びプログラム
JP2011217061A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sony Corp カメラシステム、信号遅延量調整方法及びプログラム
CN102439964A (zh) * 2010-03-31 2012-05-02 索尼公司 相机系统、信号延迟量调整方法和程序
CN102439965A (zh) * 2010-03-31 2012-05-02 索尼公司 相机系统、信号延迟量调整方法和程序
TWI449418B (zh) * 2010-03-31 2014-08-11 Sony Corp 相機系統,信號遲延量調整方法及程序
US8817117B2 (en) 2010-03-31 2014-08-26 Sony Corporation Camera system, signal delay amount adjusting method and program
US9032459B2 (en) 2010-03-31 2015-05-12 Sony Corporation Camera system, signal delay amount adjusting method and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP4738251B2 (ja) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5370350B2 (ja) 信号受信装置
KR101168612B1 (ko) 디지털 방송수신기의 동기장치 및 방법
US20130021530A1 (en) Transmitting device, receiving system, communication system, transmission method, reception method, and program
JP5835932B2 (ja) 画像処理装置、及びその制御方法
EP1093302B1 (en) Multichannel display data generating apparatus, and data medium, and computer program therefor
US7983525B2 (en) Recording apparatus and method and program
JP2010171625A (ja) 撮像装置、録音装置、および動画撮影システム
JP2008118271A (ja) 撮像装置の遠隔制御システム
JP4738251B2 (ja) 同期自動調整装置
KR102024437B1 (ko) 복수의 촬영 영상 전송을 위한 시스템 및 그 제어방법
US8913881B2 (en) Digital video recorder having appartus for receiving automatic switched image by recognizing source and method thereof
JP4836891B2 (ja) 映像信号多重伝送装置及び映像信号多重伝送装置を用いた撮像装置
JP2006229510A (ja) ディジタル衛星放送システム、送信局、受信機
JP2022171421A (ja) 映像作成装置、番組制作システムおよびプログラム
US8723971B2 (en) Transmission system, imaging apparatus, and transmission method
JP5289376B2 (ja) 映像信号伝送装置
JP4723715B2 (ja) マルチチャンネル表示用データ作成装置、及びマルチチャンネル表示用データ作成方法
KR100243168B1 (ko) 다수 채널을 동시에 수신하는 디지털 수신기의 오디오/비디오동기화 회로 및 그 방법
JP4049621B2 (ja) 映像無線伝送システム及び受信装置
JP6398694B2 (ja) 無線lan機能を備えた携帯機器及び記録システム
JPH09214909A (ja) デイジタル伝送装置及びデイジタルカメラシステム
JP2011029773A (ja) 映像信号伝送装置
JP5899643B2 (ja) 映像伝送装置、映像受信装置及び映像伝送システム
JP2008028554A (ja) 信号送受信システム、信号送信装置及び信号受信装置並びに信号送受信方法、信号送信方法及び信号受信方法
JP4669366B2 (ja) インターホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4738251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250