JP4155494B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、読み込み済みの原稿画像データに対して、容易な操作で後から追加の原稿を読み込みその画像データを挿入して印刷できる挿入印刷モードを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタル複写機において、複数の原稿画像を一束にして1部として出力するソート印刷がある。そして一般に、一束になって出力される部数は、1以上の部数が可能である。この複数部数のソート印刷は、読み込んだ複数の原稿の画像データをメモリーに記憶して、1ページ目から順に最終ページまで出力する処理を繰り返すことにより実現される。
【0003】
このソート印刷において、メモリーに読み込み済みの原稿画像データに対して、後から画像を追加挿入して印刷する場合、幾つかの問題があった。
例えば、ソート印刷において複数の部数を印刷する場合、原稿にミスがあった時は、その複数部数全てが無駄になるおそれがあった。そしてその問題を解決するために従来、例えば、各種設定された印刷モードの出力がユーザーの意図した出力となるかどうかを確認するために1部だけを出力し、その後の印刷処理を中断する「試し印刷モード」が考え出されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この試し印刷モードの出力の場合、例えば、複数枚の原稿の中に欠落している原稿があったことを知った時に、従来はここで印刷処理を中止した後、欠落原稿を挿入した原稿束を再度読み込むか、もしくは欠落原稿のみを印刷し、後から手作業で挿入するといった作業を行わなければならず、作業効率が著しく損なわれていた。
また、試し印刷モードに限らず、一般の印刷処理の実行中に欠落原稿があったことに気づいた時も同様であり、処理を中止して再度原稿を読み直すか、あるいは後から欠落原稿のみを印刷して手作業で挿入するといった作業を行わなければならなかった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされ、読み込み済みの原稿画像データに対して、容易な操作で後から追加の画像データを挿入して印刷できる挿入印刷モードを備えた画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、原稿読取部にセットされた複数枚の原稿画像の全てを読み取った後、これら複数の原稿画像を一束の部としてソート印刷する画像形成装置において、オペレータが操作する操作部と、原稿読取部で読み取られた原稿画像から原稿データを作製する作像部と、該作像部の原稿データを記憶する記憶部と、該記憶部からの原稿データを合成する画像合成部と、該画像合成部からの合成画像を出力する印刷部と、前記原稿読取部、操作部、作像部、記憶部、画像合成部および印刷部の各機能を制御する制御部とを備え、前記記憶部は、最初に読み取られた原稿画像から前記作像部で作製した第1の原稿データを記憶した後、後から読み取られた原稿画像から前記作像部で作製した第2の原稿データを記憶し、前記画像合成部では、前記第1の原稿データの所定のページ目に前記第2の原稿データを挿入して一束の部として合成し、前記印刷部は、前記画像合成部による該合成データをソート印刷し、且つ、前記制御部は、前記第1の原稿データによる印刷ジョブを中断して挿入ページ位置を指定することにより第1の原稿データの所定のページに第2の原稿データを挿入して修正原稿データを合成可能であり、当該印刷ジョブ中の部において、中断直前の印刷が前記所定のページより前である場合は、当該中断された部を新たに第1番目の部として前記修正原稿データによって、中断直後から継続してソート印刷を再開することを特徴とする画像形成装置である。このような構成によって、読み込みが完了している原稿データに対して、後から少なくとも一つの原稿単位を該原稿データの任意のページに挿入して印刷可能とすることによって、読み取りの全体的なやり直しや、作業者による追加印刷物の挿入の手間を省き、作業効率を向上させることのできる画像形成装置を提供可能とした。また、印刷ジョブの中断中に原稿の挿入を行った場合、中断された印刷ジョブ中の部において、挿入されたページ数を含めてそれ以降の印刷が行われていない場合、中断した部を新たに第1部目としてその中断の続きから印刷することによって、中断前の追加原稿の挿入がなされない無駄な印刷となる部数を最大で1部、減らすことができ、無駄なミスコピー(印刷)数を減らすことができ、作業効率と印刷効率の良い画像形成装置を提供可能とした。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記第1の原稿データによる印刷ジョブを中断して挿入ページ位置を指定することにより第1の原稿データの所定のページに第2の原稿データを挿入して修正原稿データを合成可能であり、当該印刷ジョブ中の部において、中断直前の印刷が前記所定のページより後である場合は、前記第1の原稿データによる印刷ジョブは取り消され、前記修正原稿データによって最初からソート印刷を開始することを特徴とするこのような構成によって、印刷ジョブの中断中に原稿の挿入を行った場合、改めて1部目の先頭から印刷をやり直すことによって、足りないページを後から追加して印刷を行う作業や、印刷部数を変更する手間を省き、作業効率の高い画像形成装置を提供可能とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながら本発明による実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように画像形成装置1は、メインコントローラ20、連結I/F24、操作部30、給紙部50、IPU(画像処理ユニット、作像部)60、原稿読取部(図2の符号80)、および印刷部90などを備える。
画像形成装置本体の操作部、原稿読取部、作像部、給紙部、画像合成部、制御部等の全体的な構成は、従来公知の電子写真方式の画像形成装置と同様であるので説明を省略して、本発明に特に関連する画像データの記憶手段となる画像メモリー(記憶部)66と、メモリーコントロータ(画像合成部)65の各構成及び動作を中心に説明する。
ここで印刷は、ソート印刷および通常の印刷とを特に区別せず、通常の印刷をソート印刷の特別の場合に含めて考える。
【0010】
図2は、メインコントローラと各デバイスとの動作を説明する機能ブロック図である。図2に示すようにメインコントローラ20は、制御部10、画像合成部(メモリーコントローラ)65、記憶部66を含む。制御部10は、周知のようにあらかじめ設定されたプログラムに従って各種処理を実行するCPU68、プログラムを格納したROM69、処理結果やデータを記憶するRAM70、およびI/Oポート67などを含む。
メインコントローラ20には、複数の画像形成装置に接続して装置の構成および機能情報、動作制御に関する情報の送受信を行う連結I/F24が接続されている。
【0011】
操作部30は、液晶ディスプレイ31、およびキー32を備える。
給紙部50は、原稿自動送り装置(ADF)51、メインモータ55、各種クラッチ52、搬送モータ56、および原稿セットセンサ57を備える。
IPU(作像部)60は、画像データに対して各種の補正を施し、合成し、変倍するなど印刷直前の画像データにまで加工する手段を含む。
【0012】
メインコントローラ20には、さらにオペレータに対する表示やオペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30と、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリーに書き込む制御、画像メモリーからの作像時の制御等を行う画像処理ユニット(IPU)60と、原稿自動送り装置(ADF)51(図1)等の分散制御手段と、が接続されている。
【0013】
また、メインコントローラ20は、上記の連結I/F24を介して接続された画像形成装置の情報を獲得し、動作を設定することにより連結動作の制御を行い、あるいは接続された他の画像形成装置からの要求を受けて自機の動作の制御を行う。メインコントローラ20と各分散制御手段とは、必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行う。
またメインコントローラ20には、紙などの印刷媒体の搬送等に必要なメインモータ55、各種クラッチ52も接続されている
【0014】
図3は、メモリーコントローラ(画像合成部)65と画像メモリー(記憶手段)66との機能を説明する機能ブロック図である。図3を参照して、図2に示すメモリーコントローラ65と、画像メモリー66の詳細を説明する。メモリーコントローラ65は図3に示すように、入力データセレクタ101、画像合成手段102、1次圧縮/伸長手段103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長手段105の各ブロックを有している。各ブロックへの制御データの設定は、制御部10,特にCPU68(図2)により行われる。
【0015】
画像メモリー(記憶手段)66は、1次および2次記憶装置(106、107)からなる。1次記憶装置106は、入力画像データの転送速度に略同期してメモリーへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリーからのデータ読み出しが高速に行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリーを使用する。また、1次記憶装置106は、メモリーコントローラとのインターフェース部を有し、処理する画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリーコントローラとのインターフェースに、リード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2から画像を出力(リード)する動作が可能になる。
【0016】
2次記憶装置107は、入力された画像の合成や、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大容量のメモリーである。1次、2次記憶装置とも、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理を行うことができ、制御も比較的簡単になる。しかし、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を一次記憶装置を介して行う構成にしても良い。
上述の2番目の例のように2次記憶装置に安価な記録媒体を使用することによって、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像メモリー66の構成とすることによって、画像形成装置を安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
【0017】
次に、メモリーコントローラ(画像合成部)65の動作を説明する。まず、画像入力(画像メモリーへの保存)を説明する。ここでは画像という言葉を使うが、これは読み取られた原稿は画像として認識されているためである。
入力データセレクタ101は複数のデータの中から、画像メモリー66の中の1次記憶装置106への書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ101によって選択された画像データは、画像合成手段102に供給され、既に画像メモリー66内に保存されているデータとの合成を行う。これは読み取られた原稿による原稿データを保存するほか、例えば、先に読み取られた原稿による先の原稿データに対して、後で読み込まれた追加原稿による追加原稿データを挿入することに対応する。
画像合成手段102によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長手段103によりデータを圧縮し、圧縮後のデータは1次記憶装置106に書き込まれる。1次記憶装置106に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長手段105によってさらに圧縮され、その後、2次記憶装置107に保存される。
【0018】
次に、画像出力、即ち画像メモリー66からの読み出しについて説明する。
画像出力に際しては、1次記憶装置106に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納されている場合には、1次圧縮/伸長手段103によって1次記憶装置106の画像データの伸長を行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像データ合成を行った後のデータを出力データセレクタ104で選択し、出力する。
このようにして先の原稿データに対して追加された原稿データが挿入され、修正原稿データとされ、そして、印刷に際しては画像メモリー66から出力されて印刷に使用される。
【0019】
図4は本発明の実施の形態による画像形成装置の動作を説明するフロー図である。図7は、画像形成装置の操作部に付随する画像挿入設定を示すディスプレイである。
示されたフローを説明する。まず、操作部30にある操作キー32を操作してコピー動作をスタートして原稿読取部80にセットされている原稿を全て読み込む(以下、先に読み取られた原稿を「元原稿」と呼ぶ)。その後、元原稿に対して挿入したい原稿がある場合は、図7に示すような操作部30の液晶タッチパネル(液晶ディスプレイ)31を見ながら、テンキー32により挿入したいページ数を指定して、登録する。そして、追加挿入すべき原稿を原稿読取部80によって読み取る。挿入原稿の読み取りが終了すれば、操作部を操作して元原稿の1ページ目から順に印刷部90により印刷を開始し、上記の指定された挿入ページ数の原稿の印刷になると、上記挿入画像の印刷を開始する。その後、挿入画像の印刷が終了すれば、挿入されて修正された原稿における挿入指定ページ数の次のページ数から、再度印刷を始めて最終ページまで印刷を行う。
【0020】
図4のフローとブロック図との対応を概観するならば、「元原稿を読み取りメモリーへ記憶」とあるのは、1次記憶手段106に記憶するか、あるいは場合によっては2次記憶装置107に記憶しても良い。また図4における印刷は、1次および/または2次記憶装置(106、107)に記憶されている各原稿データが1次および/または2次圧縮/伸長手段(103、105)によって伸長されて、出力データセレクタ104を経由して出力されるデータに基づいて、印刷部によって印刷される。
また図4における各判定段階は、制御部10に配設されているCPU68や格納されているプログラムによる判断処理によってなされる。そして、全部数の印刷終了は制御部10によって決定され、印刷終了指令が印刷部90に送られて印刷は終了する。
【0021】
図8は、本発明の実施の形態による画像形成装置の挿入印刷の例を説明する説明図である。図8では、3枚の原稿を先に読み込んだ後、2ページ目に追加原稿を挿入した時の出力例を示している。図8から分かるように印刷(出力)においては、追加原稿を挿入し読み取られて新たに作製された修正データにしたがって、1ページ目を印刷し、次に挿入画像データaを印刷、その後に最初の2ページ目を第3ページ目として印刷し、最終的に4枚を1部として印刷する。
このようにして、読み込みが完了している原稿データに対して、後から1以上の原稿の単位を該原稿データの任意のページに挿入して印刷可能とすることによって、読み取りの全体的なやり直しや、作業者による追加印刷物の挿入の手間を省き、作業効率を向上させることのできる画像形成装置を提供できる。
【0022】
図5は、本発明の他の実施の形態による画像形成装置の動作を説明するフロー図である。
まず、画像形成装置1において操作部30にある操作キー32を操作してコピー動作をスタートし、原稿読取部80にセットされている原稿を全て原稿読取部80によって読み込む。そして、1ページ目から順に印刷部90によって印刷を行う。印刷処理(ジョブ)を中断して元原稿に対して挿入したい原稿がある時は、操作部30から中断操作を行い、液晶タッチパネル31(図7)を見ながらテンキー32により挿入したいページ位置を指定する。そして、挿入原稿を原稿読取部80によって読み取る。この挿入原稿の読み取りが終了すると、挿入されて作製された修正原稿を再度1ページ目から順に印刷を行って、指定された挿入ページの印刷になれば、上記挿入された原稿の印刷を開始する。そして、この挿入画像の印刷が終了すると、修正原稿における指定挿入ページ数の次のページから再度修正原稿の印刷を再開して最終ページまで印刷を行う。
【0023】
図5のフローとブロック図との対応を概観するならば、「元原稿を読み取りメモリーへ記憶」とあるのは、1次記憶手段106に記憶するか、あるいは場合によっては2次記憶装置107に記憶しても良い。また図5における印刷は、1次および/または2次記憶装置(106、107)に記憶されている各原稿データが1次および/または2次圧縮/伸長手段(103、105)によって伸長されて、出力データセレクタ104を経由して出力されたデータに基づいて印刷される。
また図5における各判定段階は、制御部10に配設されているCPU68や制御部に格納されているプログラムによって判断処理される。そして全部数の印刷が終了したことは制御部10によって決定判定され、終了指令が印刷部90に送られて印刷は終了する。
【0024】
図9は、その挿入印刷例を説明する説明図である。ここでは、3枚の原稿画像を3部出力する印刷中に、2部目の2ページ目を出力した段階で中断して、画像挿入を2ページ目に行った時の出力例を示している。即ち、原稿1,2,および3に対して、その2ページ目に追加原稿aが挿入された場合、新たに挿入されて作製された修正原稿データはもとの原稿1の次にaが来て、その次に2,および3が順番に続き、かつこの修正原稿に基づいて最初から印刷をし直すことになる。即ち、印刷ジョブの中断が再開された後の出力は、既に出力されている1部プラス2ページを全て無効として、新たに1ページ目から印刷を行い4ページを1部として3部出力することになる。
このようにして、印刷ジョブの中断中に原稿の挿入を行った場合、改めて1部目の先頭から印刷をやり直すことによって、足りないページを後から追加して印刷を行う作業や、印刷部数を変更する手間を省き、作業効率の高い画像形成装置を提供できる。
【0025】
図6は、本発明のもう一つの他の実施の形態による画像形成装置の動作を説明するフロー図である。
まず、画像形成装置1の操作部30にある操作キー32を操作してコピー動作をスタートして原稿読取部80にセットされている原稿を全て原稿読取部80によって読み込む。その後、印刷部90によって1ページ目から順に印刷を行う。印刷処理(ジョブ)を中断して元原稿に対して挿入したい原稿がある場合、操作部30の液晶タッチパネル31(図7)を見ながらテンキー32により挿入したいページ数を指定する。そして、追加すべき挿入原稿を原稿読取部80によって読み取る。ここで指定された挿入ページ数が、中断した時の印刷の部において、既に印刷したページよりも後のページであるならば、挿入した後に印刷中断を再開した後もそのまま元原稿の印刷を継続して行い、指定された挿入ページの印刷になった時に、挿入した画像データの印刷を開始する。そして、挿入画像データの印刷が終了すれば、その後は挿入されて作製された修正原稿データにおいて、挿入が指定されたページ直後のページから、印刷を再開して最終ページまで印刷を行う。
【0026】
図6のフローとブロック図との対応を概観するならば、「元原稿を読み取りメモリーへ記憶」とあるのは、1次記憶手段106に記憶するか、あるいは場合によっては2次記憶装置107に記憶しても良い。また図6における印刷は、1次および/または2次記憶装置(106、107)に記憶されている各原稿データが1次および/または2次圧縮/伸長手段(103、105)によって伸長されて、出力データセレクタ104を経由して出力されたデータに基づいて印刷部90によって印刷される。
また図6における各判定段階は、制御部10に配設されているCPU68や制御部に格納されているプログラムによる判断処理によってなされる。そして全部数の印刷終了後、終了指令が印刷部90に送られて印刷は終了する。
【0027】
図10は、この場合の画像形成装置による挿入印刷の例を説明する説明図である。ここでは、3枚の原稿画像を3部出力する印刷中に、2部目の1ページ目を出力を終了した段階で中断して、画像挿入を3ページ目に行った時の出力例を示している。中断した時に出力していた1ページ目より後の3ページ目に画像データの挿入が行われたので、中断再開後の出力(印刷)は、既に出力されている1部プラス1ページのうち最初の1部だけを無効として、2部目の1ページ目として出力された印刷物はそのまま中断再開後の第1部目の1ページとして残し、続けて2ページ目から印刷してその後、追加挿入した画像、そして挿入された修正原稿において、挿入されたページの次のページから印刷する。このようにして合計3部出力する。この結果、中断再開後に新たに1ページ目から印刷することに比較すると、中断再開前の印刷において無効になる出力画像が1ページ分だけ節約される事になる。
このようにして、印刷ジョブの中断中に原稿の挿入を行った場合、中断された印刷ジョブ中の部において、挿入されたページ数を含めてそれ以降のページの印刷が行われていなかった場合、中断した部を新たに第1部目としてその中断の続きから印刷することによって、中断前の追加原稿の挿入がなされない無駄な印刷となる部数を最大で1部、減らすことができ、無駄なミスコピー(印刷)数を減らすことができ、作業効率と印刷効率の良い画像形成装置を提供できる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1にかかる発明によれば、読み込みが完了している原稿束に対して、後から原稿を読み込んで元原稿の任意のページの間に挿入して印刷できるため、読み取りの全体的なやり直しや、追加して印刷した印刷物を元原稿による印刷物に挿入する人でによる手間が省け、作業効率を向上させることができる画像形成装置を提供できる。さらに請求項1にかかる発明によれば、印刷ジョブの中断中に原稿の挿入を行った場合に、中断した部において、原稿挿入ページ数以降の印刷が行われていない場合、中断した部を1部目として中断直後から印刷を再開して、中断前の原稿挿入を行っていないミスコピーとなる部数を最大で1部だけ減らす事ができ、無駄なミスコピーを減らす事ができるので、作業効率が高く、無駄の少ない画像形成装置を提供できる。
【0029】
請求項2にかかる発明によれば、請求項1発明による効果に加えて、印刷ジョブの中断中に原稿挿入を行った場合に、中断した部において、原稿挿入ページ数以降の印刷が行われている場合、はじめから印刷をやり直すことによって、作業効率を向上させることができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置のメインコントローラと各デバイスとの動作を説明する機能ブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置のメモリーコントローラと画像メモリーの機能を説明する機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態による画像形成装置の動作を説明するフロー図である。
【図5】本発明の他の実施の形態による画像形成装置の動作を説明するフロー図である。
【図6】本発明のもう一つの他の実施の形態による画像形成装置の動作を説明するフロー図である。
【図7】本発明の画像形成装置の操作部に付随するディスプレイの模式図である。
【図8】本発明の実施の形態による画像形成装置の挿入印刷例を示す説明図である。
【図9】本発明の他の実施の形態による画像形成装置の挿入印刷例を示す説明図である。
【図10】本発明のもう一つの他の実施の形態による画像形成装置の挿入印刷例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 制御部
20 メインコントローラ
24 連結I/F
30 操作部
31 液晶ディスプレイ
32 キー
50 給紙部
51 原稿自動送り装置(ADF)
52 各種クラッチ
55 メインモータ
56 搬送モータ
57 原稿セットセンサ
60 IPU(画像処理ユニット、作像部)
65 メモリーコントローラ(画像合成部)
66 画像メモリー(記憶部)
67 I/Oポート
68 CPU
69 ROM
70 RAM
80 原稿読取部
90 印刷部
101 入力データセレクタ
102 画像合成手段
103 1次圧縮/伸長手段
104 出力データセレクタ
105 2次圧縮/伸長手段
106 1次記憶装置
107 2次記憶装置
Claims (2)
- 原稿読取部にセットされた複数枚の原稿画像の全てを読み取った後、これら複数の原稿画像を一束の部としてソート印刷する画像形成装置において、
オペレータが操作する操作部と、原稿読取部で読み取られた原稿画像から原稿データを作製する作像部と、該作像部の原稿データを記憶する記憶部と、該記憶部からの原稿データを合成する画像合成部と、該画像合成部からの合成画像を出力する印刷部と、前記原稿読取部、操作部、作像部、記憶部、画像合成部および印刷部の各機能を制御する制御部とを備え、
前記記憶部は、最初に読み取られた原稿画像から前記作像部で作製した第1の原稿データを記憶した後、後から読み取られた原稿画像から前記作像部で作製した第2の原稿データを記憶し、
前記画像合成部では、前記第1の原稿データの所定のページ目に前記第2の原稿データを挿入して一束の部として合成し、
前記印刷部は、前記画像合成部による該合成データをソート印刷し、
前記制御部は、前記第1の原稿データによる印刷ジョブを中断して挿入ページ位置を指定することにより第1の原稿データの所定のページに第2の原稿データを挿入して修正原稿データを合成可能であり、当該印刷ジョブ中の部において、中断直前の印刷が前記所定のページより前である場合は、当該中断された部を新たに第1番目の部として前記修正原稿データによって、中断直後から継続してソート印刷を再開することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の原稿データによる印刷ジョブを中断して挿入ページ位置を指定することにより第1の原稿データの所定のページに第2の原稿データを挿入して修正原稿データを合成可能であり、当該印刷ジョブ中の部において、中断直前の印刷が前記所定のページより後である場合は、前記第1の原稿データによる印刷ジョブは取り消され、前記修正原稿データによって最初からソート印刷を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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