JP4155187B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
アルミニウム支持体上に中間層、感光層とを有する電子写真感光体において、該アルミニウム支持体が表面にアルミニウム酸化物とアルミニウム金属の放出電子の強度比が光電子分光法で1.7〜7.0の範囲の酸化膜を有し、該中間層が下記X成分、Y成分、Z成分を有する組成物から形成される化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物
(請求項2)
前記感光層が電荷発生層及び電荷輸送層を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
前記無機酸化物粒子がTiO2、ZrO2、ZnO、Al2O3のいずれか1つの粒子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
前記TiO2粒子がアナターゼ型酸化チタンであることを特徴とする請求項3に記載の電子写真感光体。
前記無機酸化物粒子の数平均一次粒子が5〜400nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
前記Y成分がカップリング剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
前記カップリング剤がチタンカップリング剤であることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体。
前記反応性セグメントが低重合度のビニル系樹脂であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
前記Z成分が反応性有機ケイ素化合物及び反応性セグメントの併用であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
前記中間層の膜厚が0.2〜20μmであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
前記酸化膜の膜厚が1.7〜10nmであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
電子写真感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置に用い
られるプロセスカートリッジにおいて、表面にアルミニウム酸化物とアルミニウム金属の
放出電子の強度比が光電子分光法で1.7〜7.0の範囲の酸化膜を有するアルミニウム
支持体上に中間層、感光層とを有し、該中間層が下記X成分、Y成分、Z成分を有する組
成物から形成される化合物を含有する電子写真感光体と該電子写真感光体上を一様に帯電
する帯電手段、該電子写真感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段、該電子写真感光体
上に顕像化されたトナー像を転写材上に転写する転写手段の少なくとも1つとが一体的に
支持され、画像形成装置本体に着脱自在に装着されていることを特徴とするプロセスカー
トリッジ。
X成分:表面に反応性基を有する無機酸化物粒子のネットワーク形成化合物
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性
セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物
電子写真感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置におい
て、該電子写真感光体が表面にアルミニウム酸化物とアルミニウム金属の放出電子の強度
比が光電子分光法で1.7〜7.0の範囲の酸化膜を有するアルミニウム支持体上に中間
層、感光層とを有し、該中間層が下記X成分、Y成分、Z成分を有する組成物から形成さ
れる化合物を含有することを特徴とする画像形成装置。
X成分:表面に反応性基を有する無機酸化物粒子のネットワーク形成化合物
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性
セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物
電子写真感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成方法において、請求項13に記載の画像形成装置を用い、電子写真画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物
20〜50%の硫酸水中にアルミニウム支持体を浸漬し、常温或いは加熱して支持体表面を酸化する。
オゾンを吹き込んだ水中にアルミニウム支持体を浸漬し、加熱して支持体表面を酸化する。
3)空中で加熱処理
アルミニウム支持体を空中で長時間(2時間〜100時間)加熱処理する。加熱温度は100℃以上が好ましい。
使用装置;ESCALAB 200−R
条件;アノード:Mg(600W)、チルト:60度、
P.E.;100eV/10eV(定性・定量状態分析モード)
光電子取り出し角度;45度
又、上記酸化膜の膜厚は1.7〜10nmの範囲が好ましい、該膜厚が1.7nm未満の場合は、アルミニウム支持体から感光層にフリーキャリアが注入されやすく、黒ポチや絶縁破壊が発生しやすい。又10.0nmを超えると残留電位の増加や感度の低下が発生しやすい。該酸化膜は2.0〜8.0nmがより好ましい。
本発明では、SeahとDenchの下記経験式を用い、Al(oxido)とAl(metal)中の光電子の平均自由行程、密度、分子量が等しいと仮定して、前記ESCALABの測定データを用い計算した。
λAl(oxido)×sinα×ln(I(oxido)/I(metal)+1)
λAl(oxido):Al中のAl2pの光電子の平均自由行程=2.36nm
α:45度
I(oxido)、I(metal);各々Al2p(oxide)、Al2p(metal)のピークのエリア強度を表す。
又、前記X成分、Y成分、Z成分を有する組成物から形成される化合物の硬化膜は、前記した酸化膜を有するアルミニウム支持体との接着性が顕著に改善され、硬化膜内での結合が十分に進んだ場合でも、アルミニウム支持体との膜付きを強固にすることができ、その結果、接触帯電方式で発生しやすい絶縁破壊の防止に顕著な効果を有する。
(式中、Rは式中のケイ素に炭素が直接結合した形の有機基を表し、Zは水酸基又は加水分解性基を表す。nは0〜3の整数)
上記一般式(1)中のZは加水分解性基であり、メトキシ基、エトキシ基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチルアミノ基、アセトキシ基、プロペノキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基等が挙げられる。Rに示されるケイ素に炭素が直接結合した形の有機基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基、フェニル、トリル、ナフチル、ビフェニル等のアリール基、γ−グリシドキシプロピル、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル等の含エポキシ基、γ−アクリロキシプロピル、γ−メタアクリロキシプロピルの含(メタ)アクリロイル基、γ−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピルオキシプロピル等の含水酸基、ビニル、プロペニル等の含ビニル基、γ−メルカプトプロピル等の含メルカプト基、γ−アミノプロピル、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピル等の含アミノ基、γ−クロロプロピル、1,1,1−トリフロオロプロピル、ノナフルオロヘキシル、パーフルオロオクチルエチル等の含ハロゲン基、その他ニトロ、シアノ置換アルキル基等を挙げることができる。Rnのnが2又は3の時はこれら同一ケイ素原子に結合する複数の有機基は互いに同一でも良く、異なっていても良い。
ビニル系連鎖重合性単量体と共に、酸化防止サブユニット形成化合物を用いて重合反応を行ない、酸化防止サブユニットを有し且つシリル基を有するビニル系樹脂セグメントを形成し、その後該ビニル系樹脂セグメントのシリル基を介して、X成分:無機酸化物ネットワーク形成化合物やY成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物、或いは前記したシロキサン縮合体と化学結合をすることが出来る。
還流冷却器及び攪拌機を備えた反応容器に、モノマーとしてγ−メタクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン25部、4−メタクロイルオキシ−1,2,2,6,6,−ペンタメチルピペリジン1部、メタクリル酸メチル80部とメタクリル酸2−エチルヘキシル15部、n−ブチルアクリレート29部、2−プロパノール150部、2−ブタノン50部及びメタノール25部を加えて混合した後、攪拌しながら80℃に加温し、この混合物にアゾビスイソバレロニトリル4部をキシレン10部に溶解した溶液を30分間かけて滴下した後、80℃で5時間反応させて固形分濃度40%の側鎖にヒンダードアミン基を有し且つシリル基を有するビニル系樹脂セグメントA溶液を得た。
還流冷却器及び攪拌機を備えた反応容器に、モノマーとしてγ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン20部、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート2部、メタクリル酸メチル70部、n−ブチルアクリレート40部、アクリル酸5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート13部、1,1,1−トリメチルアミンメタクリルイミド1部、2−プロパノール150部、2−ブタノン50部及びメタノール25部を加えて混合した後、攪拌しながら80℃に加温し、この混合物にアゾビスイソバレロニトリル4部をキシレン10部に溶解した溶液を30分間かけて滴下した後、80℃で5時間反応させて固形分濃度40%の側鎖にヒンダードフェノール基を有し且つシリル基を有するビニル系樹脂セグメントB溶液を得た。
還流冷却器及び攪拌機を備えた反応容器に、モノマーとしてγ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン25部、メタクリル酸メチル80部とメタクリル酸2−エチルヘキシル15部、n−ブチルアクリレート30部、2−プロパノール150部、2−ブタノン50部及びメタノール25部を加えて混合した後、攪拌しながら80℃に加温し、この混合物にアゾビスイソバレロニトリル4部をキシレン10部に溶解した溶液を30分間かけて滴下した後、80℃で5時間反応させて固形分濃度40%のシリル基を有するビニル系樹脂セグメントC溶液を得た。
一般式(4) Ti(OR5)q(R6COCHCOR7)4-q
一般式(5) Al(OR5)r(R6COCHCOR7)3-r
一般式(3)、(4)、(5)におけるR5およびR6は、それぞれ独立に炭素数1〜6の1価の炭化水素基、具体的には、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基等を示し、R7は、R5およびR6と同様の炭素数1〜6の1価の炭化水素基のほか、炭素数1〜16のアルコキシ基、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ラウリルオキシ基、ステアリルオキシ基等を示す。また、pおよびqは0〜3の整数、rは0〜2の整数である。
測定条件:測定プローブ HRS
印加電圧:500V
測定環境:30±2℃、80±5RH%
体積抵抗が1×108未満では中間層の電荷ブロッキング性が低下し、黒ポチの発生が増大し、電子写真感光体の電位保持性も劣化し、良好な画質が得られない。一方1015Ω・cmより大きいと繰り返し画像形成で残留電位が増大しやすく、良好な画質が得らにくい。
本発明の感光体に用いられる導電性支持体としてはシート状或いは円筒状の前記したアルミニウム支持体が用いられる。
本発明においては導電性支持体と感光層の間に、バリヤー機能を備えた前記した中間層を設ける。
本発明の感光体の感光層構成は前記中間層上に電荷発生機能と電荷輸送機能を1つの層に持たせた単層構造の感光層構成でも良いが、より好ましくは感光層の機能を電荷発生層(CGL)と電荷輸送層(CTL)に分離した構成をとるのがよい。機能を分離した構成を取ることにより繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さく制御でき、その他の電子写真特性を目的に合わせて制御しやすい。負帯電用の感光体では中間層の上に電荷発生層(CGL)、その上に電荷輸送層(CTL)の構成を取ることが好ましい。正帯電用の感光体では前記層構成の順が負帯電用感光体の場合の逆となる。本発明の最も好ましい感光層構成は前記機能分離構造を有する負帯電感光体構成である。
電荷発生層には電荷発生物質(CGM)を含有する。その他の物質としては必要によりバインダー樹脂、その他添加剤を含有しても良い。
電荷輸送層には電荷輸送物質(CTM)及びCTMを分散し製膜するバインダー樹脂を含有する。その他の物質としては必要により酸化防止剤等の添加剤を含有しても良い。
感光体の表面層(保護層)として、シロキサンポリカーボネートや架橋タイプのシロキサン系樹脂をバインダーとした層を設けてもよい。
厚さ1.5mmに表面切削加工を施した円筒状アルミニウム支持体を25%硫酸水中に浸漬し、水温30℃で処理時間を変えて、表面に表1に示すような酸化膜を有する円筒状アルミニウム支持体A〜Iを作製した。
〈円筒状アルミニウム支持体〉
表1の円筒状アルミニウム支持体Cを用いた。
下記中間層塗布液を調製し、前記円筒状アルミニウム支持体C上に浸漬塗布法で塗布し、中間層を形成した。
100部
Y成分:イソプロピルトリイソステアロイルチタネート 10部
Z成分−1:ビニル系樹脂セグメントA溶液(ヒンダードアミン基を有し且つシリル変性されたビニル系樹脂樹脂成分A溶液) 100部
Z成分−2:メチルトリメトキシシラン 70部
Z成分−3:ジメチルジメトキシシラン 30部
溶媒1:i−ブチルアルコール 100部
溶媒2:ブチルセロソルブ 75部
ジ−i−プロポキシエチルアセトアセテートアルミニウム 10部
上記X成分、Y成分、溶媒1、50部を混合し、該混合液を一昼夜かけてメディア分散した。該メディア分散液に上記した残りの成分を添加し、よく攪拌した後、攪拌下、純水30部を滴下し、60℃で4時間反応させた。次いで室温まで冷却してジオクチルスズジマレエートエステルのi−プロピルアルコール溶液(固形分15%)を10部添加、攪拌して、その後濾過してメディアを除去し、中間層塗布液を調製した。この塗布液を前記円筒状アルミニウム支持体上に円形量規制型塗布装置により塗布し、120℃、1時間の加熱硬化を行い、乾燥膜厚2μmの本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物(中間層宇塗布液)から形成される化合物を含有する中間層を形成した。
オキシチタニルフタロシアニン(Cu−Kα特性X線によるX線回折の最大ピーク角度がブラッグ2θで27.3) 20部
ポリビニルブチラール(#6000−C、電気化学工業社製) 10部
酢酸t−ブチル 700部
4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン 300部
上記組成物を混合し、サンドミルを用いて分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この塗布液を浸漬塗布法で塗布し、前記中間層の上に乾燥膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
電荷輸送剤(〔4−(2,2−ジフェニルビニル)フェニル〕−ジ−p−トリルアミン) 75部
ポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ300:三菱ガス化学社製)100部
塩化メチレン 750部
上記組成物を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、乾燥膜厚24μmの電荷輸送層を形成し感光体1を作製した。
感光体1の作製において、円筒状アルミニウム支持体Cを円筒状アルミニウム支持体Dに、中間層塗布液の酸化チタンの粒径を35nmから15nmのアナターゼ形酸化チタン顔料に代えた他は同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有する中間層を有する感光体2を作製した。
感光体1の作製において、中間層塗布液の酸化チタンの粒径を35nmから180nmのアナターゼ形酸化チタン顔料に代えた他は同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有する中間層を有する感光体3を作製した。
感光体1の作製において、円筒状アルミニウム支持体Cを円筒状アルミニウム支持体Dに、中間層塗布液のビニル系樹脂セグメントA溶液をビニル系樹脂セグメントB溶液(ヒンダードフェノール基を有し且つシリル変性されたビニル系樹脂セグメントB溶液)に代えた以外は感光体1と同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有する中間層を含有する感光体4を作製した。
感光体1の作製において、中間層塗布液のX成分の酸化チタンをアナターゼ形酸化チタンからルチル形酸化チタン(数平均一次粒子径:35nm)に代え、Z成分のビニル系樹脂セグメントA溶液をビニル系樹脂セグメントC溶液(シリル変性されたビニル系樹脂セグメントC溶液)に代えた以外は感光体1と同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有する中間層を有する感光体7を作製した。
感光体1の作製において、中間層塗布液のX成分を酸化チタンから酸化亜鉛(数平均一次粒子径:100nm)に変更した以外は同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有する中間層を有する感光体8を作製した。
感光体1の作製において、中間層塗布液のX成分を酸化チタンから酸化ジルコニウム(数平均一次粒子径:350nm)に変更した以外は同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有する中間層を有する感光体9を作製した。
感光体1の作製において、中間層塗布液のX成分を酸化チタンから酸化アルミニウムAl2O3(数平均一次粒子径:35nm)に変更した以外は同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物から形成される化合物を含有し乾燥膜厚が18μmの中間層を有する感光体9を作製した。
感光体1の作製において、中間層塗布液のZ成分−1を除去し、Z成分−2を70部から140部に、Z成分−3を30部から60部にに変更した以外は同様にして、本発明のX成分、Y成分、及びZ成分を有する組成物(中間層塗布液)から形成される化合物を含有し乾燥膜厚が1μmの中間層を有する感光体9を作製した。
感光体1の作製において、中間層を下記の中間層に代えた以外は同様にして、比較用の感光体12を作製した。
X成分:酸化チタン(数平均一次粒子径:35nmのアナターゼ形酸化チタン顔料)
100部
Y成分:イソプロピルトリイソステアロイルチタネート 10部
Z成分:ポリアミド樹脂(メトキシメチル化ナイロン6(メトキシメチル化度は25%)) 150部
イソプロピルアルコール 500部
ポリアミドをイソプロピルアルコールで加温溶解後、酸化チタンを混合、該混合液を分散部分の構造がセラミックで表面加工されたサンドミル分散機で、分散時間10時間、バッチ式にて分散し中間層塗布液を作製した。該中間層塗布液を円筒状アルミニウム支持体上に円形量規制型塗布装置により塗布し、乾燥膜厚2.0μmの中間層を形成した。
感光体1の作製において、中間層塗布液のX成分:酸化チタンを除き、乾燥膜厚を2.0μmに代えた以外は感光体1と同様にして、感光体13を作製した。
感光体1の作製において、円筒状アルミニウム支持体Cを表3に記載したようにA、B、E、F、G、H、Iに代えた以外は同様にして感光体14〜20を作製した。
以上のようにして得た感光体1〜20を基本的に図1、2に記載の構造を有するEPSONLP−2400(エプソン(株)販売:A4紙16枚/分のプリンター)に各々装着し、高温高湿(30℃80%RH)と低温低湿(10℃20%RH)の環境下で、それぞれ評価項目を変えて評価した。評価結果を表4に示す。
プレ帯電フィルム:800〜850V
帯電ならし部材:800〜850V
ブラシ帯電部材:800〜850V
露光条件
露光部電位目標:−50V未満にする露光量に設定。
評価項目及び評価基準
残留電位の評価(べた黒画像部の電位変化)
低温低湿(10℃20%RH)、高温高湿(HH:30℃80%RH)環境下で、画素率が7%の文字画像、ハーフトーン画像、ベタ白画像、ベタ黒画像がそれぞれ1/4等分にある画像をA4で1枚間欠モードにて1万枚の印刷を行い、初期と1万枚後の現像位置でのべた黒画像部の電位変化(|ΔV|)を評価した。|ΔV|が小さい方が繰り返し残留電位の上昇が小さい。
○;べた黒画像部の電位変化|ΔV|が50V〜150V(実用上問題なし)
×;べた黒画像部の電位変化|ΔV|が150Vより大きい(実用上問題有り)
帯電電位の評価(べた白画像部の電位変化)
低温低湿(10℃20%RH)、高温高湿(HH:30℃80%RH)環境下で、画素率が7%の文字画像、ハーフトーン画像、ベタ白画像、ベタ黒画像がそれぞれ1/4等分にある画像をA4で1枚間欠モードにて1万枚の印刷を行い、初期と1万枚後の現像位置でのべた白画像部の電位変化(|ΔV|)を評価した。|ΔV|が小さい方が繰り返し帯電電位の変化が小さい。
○;べた白画像部の電位変化|ΔV|が50V〜150V(実用上問題なし)
×;べた白画像部の電位変化|ΔV|が150Vより大きい(実用上問題有り)
画像濃度;低温低湿(LL:10℃20%RH)、高温高湿(HH:30℃80%RH)で評価
マクベス社製RD−918を使用して測定。紙の反射濃度を「0」とした相対反射濃度で測定した。多数枚のコピーで残留電位が増加すると、画像濃度が低下する。各1万枚コピー後のべた黒画像部で測定した。
○:低温低湿、高温高湿とも黒ベタ画像が1.0以上、1.2以下(実用上問題なし)
×:低温低湿、高温高湿の何れかで黒ベタ画像が1.0未満(実用上問題あり)
カブリ;低温低湿(LL:10℃20%RH)、高温高湿(HH:30℃80%RH)で評価
カブリ濃度はべた白画像をマクベス社製RD−918を使用し反射濃度で測定した。該反射濃度は相対濃度(印刷していないA4紙の濃度を0.000とする)で評価した。各1万枚コピー後のべた黒画像部で測定した。
○;低温低湿、高温高湿とも濃度が0.010以上、0.020以下(実用上問題ないレベル)
×;低温低湿、高温高湿の何れかで濃度が0.020より高い(実用上問題となるレベル)
絶縁破壊;低温低湿(LL:10℃20%RH)、高温高湿(30℃80%RH)で評価
○;LL又はHHで電荷リークによる感光体の絶縁破壊が発生なし。
周期性が感光体の周期と一致し、目視できる黒ポチ、黒筋状の画像欠陥が、A4サイズ当たり何個あるかで判定した。
○;0.4mm以上の画像欠陥の頻度:6個/A4以上、10個/A4以下が1枚以上発生(実用上問題なし)
×;0.4mm以上の画像欠陥の頻度:11個/A4以上が1枚以上発生(実用上問題有り)
鮮鋭性
画像の鮮鋭性は、低温低湿(10℃20%RH)、高温高湿(30℃80%RH)の両環境において画像を出し、文字潰れで評価した。3ポイント、5ポイントの文字画像を形成し、下記の判断基準で評価した。
○;画像ボケの発生が軽微であり、3ポイントは一部判読不能、5ポイントは明瞭であり、容易に判読可能
×;画像ボケが発生し、3ポイントは殆ど判読不能、5ポイントも一部あるいは全部が判読不能
膜付き
アルミニウム支持体と感光層の接着性を評価した。評価は感光層表面に2mm間隔で方眼状に切れ目を入れた後、粘着テープにより表面から感光層を引き剥がしたときのアルミ支持体に残った感光層の枡目の数を、百分率で表示した。
○;感光層の残存数が40〜79%(実用性に問題なし)
×;感光層の残存数が39%以下(実用性に問題有り)
評価結果を表4に示す。
2 感光体カートリッジ
3 現像カートリッジ
4 露光装置
5 給紙装置
6 転写ローラ
7 定着器
8 排紙トレイ
21 感光体
22 帯電ブラシ
23、27 電源接続部材
24 プレ帯電フィルム
25、26 帯電ならし部材
Claims (14)
- アルミニウム支持体上に中間層、感光層とを有する電子写真感光体において、該アルミニウム支持体が表面にアルミニウム酸化物とアルミニウム金属の放出電子の強度比が光電子分光法で1.7〜7.0の範囲の酸化膜を有し、該中間層が下記X成分、Y成分、Z成分を有する組成物から形成される化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
X成分:表面に反応性基を有する無機酸化物粒子のネットワーク形成化合物
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物 - 前記感光層が電荷発生層及び電荷輸送層を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記無機酸化物粒子がTiO 2 、ZrO 2 、ZnO、Al 2 O 3 のいずれか1つの粒子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
- 前記TiO 2 粒子がアナターゼ型酸化チタンであることを特徴とする請求項3に記載の電子写真感光体。
- 前記無機酸化物粒子の数平均一次粒子が5〜400nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記Y成分がカップリング剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記カップリング剤がチタンカップリング剤であることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体。
- 前記反応性セグメントが低重合度のビニル系樹脂であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記Z成分が反応性有機ケイ素化合物及び反応性セグメントの併用であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記中間層の膜厚が0.2〜20μmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記酸化膜の膜厚が1.7〜10nmであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 電子写真感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置に用い
られるプロセスカートリッジにおいて、表面にアルミニウム酸化物とアルミニウム金属の
放出電子の強度比が光電子分光法で1.7〜7.0の範囲の酸化膜を有するアルミニウム
支持体上に中間層、感光層とを有し、該中間層が下記X成分、Y成分、Z成分を有する組
成物から形成される化合物を含有する電子写真感光体と該電子写真感光体上を一様に帯電
する帯電手段、該電子写真感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段、該電子写真感光体
上に顕像化されたトナー像を転写材上に転写する転写手段の少なくとも1つとが一体的に
支持され、画像形成装置本体に着脱自在に装着されていることを特徴とするプロセスカー
トリッジ。
X成分:表面に反応性基を有する無機酸化物粒子のネットワーク形成化合物
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性
セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物
- 電子写真感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置におい
て、該電子写真感光体が表面にアルミニウム酸化物とアルミニウム金属の放出電子の強度
比が光電子分光法で1.7〜7.0の範囲の酸化膜を有するアルミニウム支持体上に中間
層、感光層とを有し、該中間層が下記X成分、Y成分、Z成分を有する組成物から形成さ
れる化合物を含有することを特徴とする画像形成装置。
X成分:表面に反応性基を有する無機酸化物粒子のネットワーク形成化合物
Y成分:金属原子含有有機ネットワーク形成化合物
Z成分:前記X成分又はY成分と反応でき、且つ中間層の樹脂構造を形成できる反応性
セグメントを含有するバインダーネットワーク形成化合物
- 電子写真感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成方法において、請求項13に記載の画像形成装置を用い、電子写真画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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